
2


凍れる大地を抜けて(作者 雷紋寺音弥)
#融合世界戦アルタン・ウルク
#シベリア縦断、バイカル湖を目指せ
#シベリア
#バイカル湖
⊕
●目標はバイカル湖!
「攻略旅団より、シベリア方面で行われていたアルタン・ウルクに対する遊撃戦の目的を変更する事が提案されたようだな。新たな目的は、シベリアをレナ川沿いに南下しバイカル湖を目指すというものであるぞ」
これは即ち、アルタン・ウルクの中枢に向かう作戦でもあると、蒼・勝峰(インセクティアの無双武人・g03511)はディアボロス達に告げた。それだけ危険の伴う作戦であり、しかもバイカル湖に到達するまでには、アルタン・ウルクの勢力圏を2000km近く踏破する必要がある。
なかなかどうして、困難な任務だ。だが、アルタン・ウルクの性質を利用すれば、決して不可能な任務でもない。
「アルタン・ウルクは寒い地域を嫌う性質がある故、シベリア地域のアルタン・ウルクの密度は高くない。無論、バイカル湖に向けて移動する際は、要所要所に司令塔となる大型のアルタン・ウルクが控えているであろうが……」
バイカル湖に向かうためには、この大型のアルタン・ウルクを撃破することが必須。真っ向勝負では苦戦を強いられる可能性が高いが、先に敵を見つけて有利な状況で戦闘を仕掛けられれば、互角以上の戦いに持ち込むことも可能だろう。レナ川の付近は広大な針葉樹林地帯であるタイガと、高度ツンドラ地帯が大半のため、森に紛れて移動すればこちらの存在も気取られにくい。しかし、それは相手側もゲリラ戦を仕掛けやすいということであり、警戒を怠ればこちらが奇襲を受けることになる。
あるいは、川沿いに高度ツンドラ地帯を進むという方法もあるが、こちらは遮蔽物が少ない場所の移動となるため、とにかく目立つ。敵は発見しやすいが、こちらも発見される可能性が高い。奇襲こそ受けないかもしれないが、こちらからも奇襲を仕掛けられないため、大苦戦こそしないものの、それでも五分の戦いに持ち込むのは困難だ。
「バイカル湖に向かう途上に現れるアルタン・ウルクは、標準的なアルタン・ウルクと蟲将形態が多いようであるな。だが、中には冥海機型の姿も見られる模様。この冥海機型が大型化していた場合、陸戦空母のような役割を担っている可能性もあるが故、注意が必要であろう」
今回の行軍では、主に蟲将形態のアルタン・ウルクが障害となる。森林地帯が多いため、地の利は相手側にあると思った方がいい。しかし、それ以上に面倒なのが、冥海機型の大型アルタン・ウルクである。
大型化した冥海機型のアルタン・ウルクは、戦艦の性質も持つが故に、蟲将形態のアルタン・ウルクの母艦的な存在になっている。数こそ少ないものの、蟲将形態のアルタン・ウルクと連携されれば苦戦は必至。艦載機を備えた陸戦空母を少数精鋭で相手にするに等しく、この状態では勝ち目はない。
「奇襲も含め、いかにして効率良く蟲将形態のアルタン・ウルクを殲滅できるかが、勝利の鍵となるであろう。僅かばかりでも逃したが最後、こちらの苦戦は必至故……慎重かつ堅実な行軍が不可欠だ」
バイカル湖に近づけば、他にも様々な形態のアルタン・ウルクと戦うことになるかもしれない。長い旅路になりそうだが、それでも進み出さなければ道は開けない。
正しき歴史を取り戻すためには、時に小さな積み重ねが大切だ。そう言って、勝峰はディアボロス達の乗るパラドクストレインを見送った。
リプレイ
鴻・刃音
【御伽と同行】
※アドリブ、連携可
これはまた大規模かつ長期的な作戦になりそう。それはつまり一つ一つの作戦の意味も大きいって事。
だから失敗は出来ない。確実に、且つ迅速に進めていこう。
一つの眼では見落とすことも有るだろうけれど……こっちは二人。頑張っていこう。
さて……針葉樹林側か高度ツンドラ側どちらを行くか。どちらも一長一短。
ツンドラは見つかった時のリスクも大きく、そもそも見つかりやすい。
ならば……やはり森。少数であるから身を隠しながら進める筈だ。
隠密を心掛けながら進もう。
大型のアルタン・ウルクに随伴が居るのであれば恐らく移動に際する音はする筈だ。
此方は音を立てない様に静かに進みポイントへ進もう。
御伽とは少し距離を離して、互いに死角を補えるような立ち位置を常に心がける。
何より焦りは禁物。好機を失っては意味もない。
最も望ましいのは奇襲出来る位置を陣取る事、それが難しいならば最低五分に持ち込めるよう行動しよう。
鴻・御伽
【刃音と同行】
※アドリブ、連携可
これはまた遠い道のりね。でもだからと言って足を止めては何時まで経っても辿り着かない。
頑張って進みましょう。戦闘力はどうしても劣ってしまっているから、その分はこういった補助で頑張るわね。
あぁ。寒いかと思って【寒冷適応】を使っておくわ。寒さで動きが鈍ってしまっては意味も無いものね。
私も針葉樹林の方を選ぶわ。博打は当たれば大きいけれど損害も同様。
ならば確実性を求めるわ。勿論こちらが大丈夫な訳ではないから、念には念を入れて行動しましょう。
アルタン・ウルクって結構大きい筈よね。だったら音はする筈。
耳を澄ませながら目的地を目指しましょう。ただひたすらに進むのではなく、時々足を止めて辺りを確認しながらね。
身を低く、時には木々の幹に隠れながら音を立てない様に進みましょう。
その際には刃音の死角を補う様少しだけ後方で動くよう心掛けるわ。
先に気取られそうならば無理をせずに五分を取りましょう。
最悪は背後を取られる事。それだけは何としてでも避けなければいけないわ。
●初めの一歩はいつでも肝心
荒涼とした北の大地と、その先に続く雄大なる森林。この先、およそ2000kmにも及ぶ行軍が待っているのを改めて感じ、鴻・刃音(夢現・g06022)は思わず溜息を吐いた。
「これはまた、大規模かつ長期的な作戦になりそう。それはつまり、一つ一つの作戦の意味も大きいって事……」
吐息で空気が白く染まる。作戦を成功させるためには、地道な成果を積み上げねばならず、故に失敗は許されない。
「これはまた遠い道のりね。でもだからと言って足を止めては何時まで経っても辿り着かない……。頑張って進みましょう」
そんな刃音を鴻・御伽(ナサリーティル・g11725)が横から鼓舞した。千里の道も一歩から。失敗できないと考えれば緊張もするが、それでも歩き出さなければ始まらない。
「そうだね。一つの眼では見落とすことも有るだろうけれど……こっちは二人。頑張っていこう」
まずは地道に索敵をしながら進もうと、刃音も軽く頷いた。すると、なにやら冷たさを感じなくなり、先ほどまでの肌を斬るような寒さも消えていた。
「これは……」
「寒いかと思って、寒冷地に適応できるパラドクスを用意しておいたの」
こんなこともあろうかと、事前の準備は念入りにしてあるのだと御伽は告げた。戦闘力では劣る分、こういう補助で頑張るということらしい。刃音からすれば、なかなか抜け目のない姉ということになるのだが、それはそれ。
「さて……針葉樹林側か高度ツンドラ側どちらを行くか。どちらも一長一短……」
川沿いを進む際、どのような地形を優先して進むか、先に決めておく必要があると刃音は悩んでいた。ツンドラは敵を発見しやすいが、その分だけこちらが発見されるリスクも大きく、条件としてはこちらが少しばかり不利である。
ならば、やはり進むべき道は森の中。少数であれば身を隠しながら進めるので、隠密性に重点を置けば問題あるまい。
「私も針葉樹林の方を選ぶわ。博打は当たれば大きいけれど損害も同様。ならば、確実性を求めるわ」
御伽も刃音の案に賛成した。こういうときは、性格は違えどやはり双子……というか、元は同じ人間なのだから、根本の部分で共通する何かもあるのだろう。
互いに死角を補いながら、二人は木の幹に隠れつつ進んだ。発見され難いのは有り難いが、それは即ち相手を発見し難いということでもある。だが、焦って迂闊な行動を取ったが最後、それで敵に発見されては話にならない。
(「そっちはどう? 何かいた?」)
(「まだ、分からないわ。でも、相手は大型のクロノヴェーダだから、動けば必ず音がするはずよ」)
時にジェスチャーを加えつつ、二人は必要最低限の声で確認を取る。真冬ならまだしも、季節は徐々に春へと向かっているのだ。雪解けのぬかるんだ地面を踏む音や、あるいは落ちている小枝を踏む音などに気をつければ、敵を見つけるのも容易なはず。
そんなことを考えながら進んで行くと、唐突に『パキッ!』と何かの割れるような音がした。ハッとして音のした方へ視線を向ければ、そこには蟲将の姿を形取ったアルタン・ウルクが、どこかを目指して歩いていた。
「見つけた……。どうする? 一気に仕掛けようか?」
「拠点に戻るつもりかしら? だとすれば、これはチャンスね」
冷静に状況を分析しつつ、二人はアルタン・ウルクへ仕掛ける機会を伺った。周囲には、他に敵の姿は見当たらない。恐らく、ここに集結しているのが全てなのだろう。彼らの目的は不明だが、偵察を終えて拠点へ戻ろうとしているのであれば、これはまたとないチャンス。彼らの向かう方角から拠点の位置は割り出せたので、後は増援などを呼ばれる前に、一体残らず倒すのみ!
「最低でも五分に持ち込めればと思っていたけれど……これなら、もっと有利に戦えるかも」
「それでも、地の利はあちらにあるわ。背後から、一気に攻めた方が良さそうね」
仕掛けるタイミングと方向は、敵の動きに合わせよう。連中の背中がガラ空きになったところがチャンスだと、二人はこっそり茂みの影から様子を伺いつつ尾行するのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
鴻・刃音
【御伽と同行】
※アドリブ、連携可
哨戒は成功と言えるかな。位置取りも悪くない。後は確実に裏が取れるタイミングで一気に奇襲を掛けられたらこちらの有利からことを進められる。
この好機を逃す手はない……大物も控えているから、消耗を抑えつつ迅速に切り抜けよう。
念のため【通信障害】は機能させておこう。こちらの情報を伝えられない様にしたい。
【冷気の支配者】による行動抑制も効果がある筈、極力こちらを有利にしておきたい。
攻めるタイミングは敵軍が完全にこちらを視界に捉えない状態になったタイミングで仕掛ける。
一気に距離を詰めると同時に【陰虎・雷襲】を発動させ背後を刈取りに掛かる。
途中で気が付かれるだろうけれど、視界誘導を思えばいい。こちらに引き付けている間に姉さんにも奇襲を掛けてもらおう。
恐らく蟲将型は飛ぶことも有り得る。針葉樹林を上手く利用し上空からの制圧を心掛けたい。
使用武器は二刀一対の柳葉刀。
攻撃を優先するべく、致命打にならない攻撃はギリギリ迄引き付け掠めさせる。
姉さんが危険な状態になれば防御にも入る。
鴻・御伽
【刃音と同行】
※アドリブ、連携可
行動は上手くいったとみて良いわね。折角手に入れた好機、タイミングを見計らって確実にものにしたいわね。
如何に奇襲を成功させるか……後詰めは任せなさい。
既に使われている【冷気の支配者】がうまく機能したら更に動きを抑えられるのね。
刃音が【通信障害】も使っているから冥海機側に気取られる心配もしなくて良さそう。油断は出来ないでしょうけれど。
きっちり連携を取りましょう。初撃は刃音に任せるわ。派手に突っ込んでくれるでしょうから恐らく視線はそちらに釘付けになる筈。
そうなればワタシの奇襲も有効でしょうけれど……折角ならもっと確実にしたいわ。
【アイスクラフト】で氷柱をワタシとは逆側に形成させ、更に視線をそちらに向けるように仕向ける。
その隙にパラドクスにより「白のルーク」を二体出現させ、質量で押しつぶさせてもらうわ。
刃音が上空を抑えるなら、ワタシは地上を攪乱させましょう。
羽ペンで技を行使する。
基本は後方での行動を心掛けるが、多少の傷は無視しておく。
●白き世界に獣は駆ける
森の中、人とも蟲とも取れる形に集結した奇怪な肉塊が、不気味な声を発しながら歩いている。
アルタン・ウルク蟲将形態。彼らはあくまで尖兵に過ぎず、その戦闘力は大型種に比べれば高くはない。だが、それでも数だけであれば敵の方が上回っているため、鴻・刃音(夢現・g06022)と鴻・御伽(ナサリーティル・g11725)の姉妹は、慎重に行動を開始していた。
「哨戒は成功と言えるかな。位置取りも悪くない」
「行動は上手くいったとみて良いわね。折角手に入れた好機、タイミングを見計らって確実にものにしたいわね」
単に攻撃を仕掛けるだけなら、いつでも可能。問題なのは、それを仕掛けるタイミング。確実に裏が取れる保障がなければ、むしろこちらが消耗してしまう。この先、より強力な大型種と戦うことを考えると、それはできれば避けたいところ。
「……後詰めは任せなさい。既に準備はできているのだから」
「ああ、わかった。やつらが何を苦手とするかは、既に情報をもらっているからね」
最初に動いたのは刃音だった。既に周囲は、パラドクスの残留効果により発生した冷気によって満ちている。寒冷地への適応力を持つ二人なら問題はないが、寒さを嫌うアルタン・ウルクにとって、これは戦い難い状況になるはず。念のため、ジャミングをかけて通信も阻害しておいたので、冥海機型の大型種に気取られる心配もない。
「……竜が最強と言うのなら、私は虎。龍の天敵たる、地に立つ虎!」
敵が自分に背を向けたところを見計らい、刃音は一気に距離を詰めた。その様は、まさしく森を駆け抜ける獣の如く。しかし、この地に住まうアムール虎と比べても、刃音のそれは遥かに凶暴で獰猛な爪と牙と持った存在だ。
「……ッ!?」
アルタン・ウルクが振り向いた時、既にその身体は両断されていた。森を駆け抜ける蒼黒い雷撃。刃音の姿に残る敵の意識が集中するも、それもまた彼女の想定するところ。
(「やっぱり、こっちに集中して来たね。その分、姉さんへの警戒が疎かになるはず……」)
敢えて目立つ技で戦場を駆け抜けたのは、単に背後から奇襲するだけでなく、刃音自身が囮になるため。その間に、着実に準備を整えた御伽が、死角から氷柱を出現させる。
「現れなさい! 貴方達は鉄壁の守護者。害あるものたちの行く手を阻みなさい!」
羽ペンが空を切れば、その軌跡に合わせて氷柱がアルタン・ウルクへと射出された。指揮棒の如く舞う羽ペンに導かれ、氷柱は確実にアルタン・ウルクの身体を貫いて行く。奇襲に次ぐ奇襲に対処できず、敵の足並みは総崩れになったが、それでもこれは逆説連鎖戦。
まず、刃音の姿を捉えたアルタン・ウルクは、距離を無視して一気に間合いを詰めると、手にした武器をメチャクチャに振り回し始めた。多少の傷は覚悟の上だったが、これはなかなか面倒だ。続く反撃の機会を得られず、このままでは追い詰められるだけ。その一方で、アルタン・ウルクは遠方から攻撃して来る御伽にも対処すべく、なんと森林地帯であるにも関わらず、炎を発射して来たのである。
「森を焼いてでも、こちらを排除するつもりかしら? 確かに、恐れを知らぬ戦い方は脅威ですね。でも……」
その身を焔に包まれたにも関わらず、御伽は平然としていた。否、焼かれたのは彼女ではない。彼女の姿を模した氷像だ。
見れば、そこかしこに御伽の姿を模した氷像が出現している。混乱の最中、御伽が即席で作り出したものだろう。炎で溶かされた氷像は一瞬にして水蒸気と化し、それらは周囲の冷気に晒されることで霧を成す。砕けた氷の生む雪煙も相俟って、辺りは一瞬にして白く染まり、完全に視界を奪われてしまった。
「シュゴォォォ……」
寒さを嫌うアルタン・ウルク達は、その場で震えて辺りを警戒するだけだった。一般法則を無視できる逆説連鎖戦とはいえ、敵の姿を確認できなければ、確実にパラドクスを当てることはできない。その間に、御伽は再び準備を整えると、今度は四方八方から氷柱を発射することで、敵を一ヶ所に纏めて押し潰し始めた。
「シェッ!? シュゴゴ!!」
慌てたアルタン・ウルクの何体かは、蟲の羽を模した器官を広げて飛ぼうとする。だが、それは既に刃音の予測するところ。木々の上で待ち構えていた彼女は、ここぞとばかりに敵の脳天目掛けて柳葉刀を振り下ろす。
「やっぱり上に逃げて来たか。その動きは予測済みだ!」
全体重を乗せた一撃が、二体のアルタン・ウルクを同時に両断した。蒼き雷撃が白い世界に迸り、異形のクロノヴェーダをシベリアの大地にて斬り捨てた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
【アイスクラフト】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
●異形の触手戦艦
哨戒中の蟲将型アルタン・ウルクは撃破され、この地に残るは大型の冥海機型アルタン・ウルクだけとなった。
バイカル湖までの道のりは長いが、だからこそ障害になる敵は排除せねばならない。レナ川の畔に鎮座する大型種達は、配下の小型種を失っていることに気が付いていないため、今は絶好のチャンスでもある。
彼らにとって、蟲将型アルタン・ウルクは艦載機のようなものだった。それを失った今、冥海機型のアルタン・ウルクは、丸腰にされた空母も同然。連携能力も低下しており、戦って勝てない相手ではない。
だが、それでも油断は禁物だ。大型種の戦闘力は、単体でも小型種のそれとは比べ物にならない。レナ川の畔にいる以上、彼らは冥海機としての能力をフルに活用できる状態だ。加えて、どんな個所からも自在に砲門を出現させられる特性により、下手をすればオリジナルの冥海機以上に厚い弾幕を張ることもできるのである。
まさしく、攻守を一瞬にして切り替えられる移動要塞。そんなものが、3体も存在している時点で十分に脅威。しかし、ここを乗り切らねばバイカル湖への道は切り開けない。敵がこちらに気づいていない状況を利用して、いかに有利に戦いを進めるかが鍵であろう。