リプレイ
相原・相真
…2000㎞か。いやあ、改めて考えても長い道のりですね
けどまあ行くと決まったからには進むとしましょう
まさしく千里の道も一歩から、です
シベリアへ着いたらまずは【寒冷適応】を使用
その後は注意されていた通り周りの音に注意しながら進んでいきましょう
先に発見しやすいと言っても油断は禁物
身を隠せる場所などしっかり把握しながら進んでいきたいところです
あと敵の索敵とは直接関係ないんですが、
ここのディヴィジョンに人以外の動物がいるかを確認しながら進んでみます
動物がいるかどうかで動物系の残留効果が有効かどうかも変わってくるので、できれば改めて確認しておきたいところだなと
言った通り、先は長い
ならそれを何とかする手段も色々考えないといけませんし、そのための確認もしておかないとなりませんからね
「思ったほど寒くありませんでしたね……」
相原・相真(銀腕・g01549)は念のため、『寒冷適応』を活性化させたが、下車したときの印象どおり、活動には支障のない気温だ。シベリアの地名から、雪原や永久凍土を想像した者も多かったと聞く。
もっとも、一般人なら相応の装備が必要だろう。ディアボロスの身体ならでは。
加えて、黒っぽい荒野の広がりを見れば、まともな人類が歩いていい場所ではない。
「……2000㎞か。いやあ、改めて考えても長い道のりですね。けどまあ行くと決まったからには進むとしましょう。まさしく千里の道も一歩から、です」
相真のモットーとも重なるところだ。
ディアボロスは方角と地形、なによりレナ川の位置を確認して南下を始める。
「敵の索敵とは直接関係ないんですが……」
提案をひとつ、出している。
動物の姿を見られるかどうか。
『融合世界戦』が他ディヴィジョンとの交流をもたないならば、変身系の残留効果の使い道がまだあるかもしれない。できれば改めて確認しておきたかった。
「言った通り、先は長い。ならそれを何とかする手段も色々考えないといけませんし、そのための確認もしておかないとなりませんからね」
とりあえず、進んできた過程では、なんの遭遇も起こらない。
代わり映えしない景色を眺めてきただけだ。やがて、予知で示された地域に達した。
注意されていた項目に従って、周りの音に気を配る。
「先に発見しやすいと言っても油断は禁物。身を隠せる場所などしっかり把握しながら進んでいきたいところです」
大まかには平原だが、ゴツゴツした地質で起伏もある。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
ラウム・マルファス
2000kmかァ。距離は長いけど、道作らないで良い分マダガスカル探検隊より楽かも、アハ。
念のため黒い防寒具羽織っておこウ。どこまで視界に頼ってるか良くわからないケド、まぁ無駄じゃないハズサ。
汎用ドローンのパッシブソナーをONにして、手にもって索敵しながら進むヨ。音の大きさである程度の距離を把握しつつ、暗視カメラでアルタンを探そウ。これもパッシブだヨ。電波で気づかれたら困るからネ。
そういえば、融合世界戦の地面って普通の土なのカナ。アルタン重いから押し固められてそうだとは思うケド、削れそうならちょっと削ってみて、安全そうなら小瓶に入れて持って帰ってみよウ。
空もずっと暗いし、目印無いとそのうち方向が分からなくなりそうだよネ。方位磁針は動くのカナ?
って感じで試しながら進むヨ。敵の反応が近づいてきたら、索敵に集中。音や振動から敵の移動方向と速度を計算して、バレずに奇襲が仕掛けれる位置に移動するヨ。
「距離は長いけど、道作らないで良い分マダガスカル探検隊より楽かも、アハ」
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は、励ましの言葉をもらした。
念のために羽織っているのは、黒い防寒具。
「アルタン・ウルクが、どこまで視界に頼ってるか良くわからないケド、まぁ無駄じゃないハズサ」
あの、赤い輝きを思い返す。
確かに、『眼球』はたくさんついていた。
「汎用ドローンのパッシブソナーをONにしてっト。飛ばしちゃまずいかナ? じゃ、手にもって索敵しながら進モウ」
音の大きさである程度の距離を把握しようとする。
黒い怪物は、『口』もたくさんだ。
「暗視カメラもパッシブだヨ。電波で気づかれたら困るからネ。空もずっと暗いし、目印無いとそのうち方向が分からなくなりそうだよネ。方位磁針は動くのカナ?」
いまのところ、ディアボロスたちが南下しているのは間違いなさそうだ。
暗い大地を歩き続けた。
仲間が指摘したように、局所的には起伏がある。
「そういえば、融合世界戦の地面って普通の土なのカナ。アルタン重いから押し固められてそうだとは思うケド、削れそうならちょっと削ってみて、安全そうなら小瓶に入れて持って帰ってみよウ」
デーモンの魔創機士にしてガジェッティアは、さまざまな道具や機器を試す。
結局のところ、耳をすませておけば良かった。
たぶん、ひとつずつなら乾いて甲高い。鞭で地面を叩くような、鋭利な音なのだろう。
量と回数の問題で、低い振動となって響きわたる。
アルタン・ウルクの集団がたてる、移動音だ。
「バレずに奇襲が仕掛けれる位置に移動するヨ」
ラウムが指差したのは、振動から計算した敵の移動方向と速度。そして、隠れやすそうな地形。
えぐれたような表面をもつ、大きな岩石だ。
その陰に到達すると、黒い群れを見渡せた。
「なんだか、床用のロボット掃除機みたいな動きだネ」
家電で例えるラウム。
中心には一体の大型蟲将アルタン。護衛の配置はアスタリスク(*)のようで、八方に伸びた腕、というか六方向だ。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
ソラス・マルファス
兄貴(g00862)と
陣形みたいなもの組んでやがるんだな。蟲将の知識かねぇ、だんだん厄介になっていくな。
兄貴の作戦通り、挟み撃ちからの各個撃破を狙うぜ。
戦闘開始と同時に、まずは通信障害を使う。近距離個体同士の通信は妨害できねぇような話も聞いたから、混乱はすれば儲けものってくらいに考えておくぜ。
大剣に風を纏って敵に放ち、砂や石礫を巻き上げてデカい身体を削り取ってやろう。反撃は大剣の腹で受け止め受け流すことで、被害をなるべく抑えるぜ。トドメを差したらすぐ次だ。左隣、右隣の順だな。状況に応じた作戦変更は兄貴に任せて、俺は敵を倒すことに注力するぜ。戦っている最中に後ろから攻撃されんようにだけ、注意を払っておこう。
ラウム・マルファス
ソラ(g00968)と
まずは周囲のお邪魔からだネ。ソラと挟み撃ちするヨ。
順番としては*の上と下を各々狙って、そこから時計回り(左隣)の1体、その次は反時計回りの1体の3体をそれぞれで倒す作戦サ。
強くて連携得意なアルタン相手に1対多は悪手だけど、今回は散らばってる上に奇襲だからネ。1体ずつ全力で倒して即次の相手へ向かえば、1対1を三連戦で終わらせられるハズ。
もし作戦が上手くいかず、先にアルタンに合流されたり、連戦が難しいようなダメージを受けそうなら、当初予定とは逆回りにしてそのままソラと合流し、連携して戦おウ。
太極扇を開いて黒い鳳凰を呼び出すヨ。最初の1体は気づかれる前に先制攻撃できると良いナ。仕留めれたら即次へ。反撃が来たら氷龍の盾で可能な限り受け流して、確実にとどめを刺してから次の相手へ行くヨ。
戦いながらそれ以外の個体の様子も観察。特に中央のアルタンが乱入してくると面倒だからネ。挟み撃ちだから片方へ向かう判断をするのも難しいと思うケド、油断しないよう立ち回ろウ。
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)が分析している横から、弟のソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)が顔を出した。
「陣形みたいなもの組んでやがるんだな。蟲将の知識かねぇ、だんだん厄介になっていくな。どうする、兄貴?」
「まずは周囲のお邪魔からだネ。挟み撃ちするヨ。ここから見て、アスタリスクの上から仕掛けるかラ、ソラは下をお願いダ。そこから時計回りに左隣を撃破していこウ」
兄の指がつくる交差に頷いて、ソラスは『呪詛の大剣』を引き抜いた。
「俺も『通信障害』を持ち込んだんだが、そっちは?」
「戦闘開始と同時に張ってみよウ。ものは試しサ」
実験の提案に、ラウムが反対するはずもない。
兄弟は隠れ場所から秘かに抜け出し、別れた。配置につくと、兄は鉄扇『太極扇・瑞鳥示現』を開く。
「押し留め、切り開ク。『吉兆:鳳凰の舞(キッチョウ・ホウオウノマイ)』」
凍気で出来た黒い鳳凰が現れ、羽ばたいた。
敵を挟んだ反対側からその翼を見て、弟は大剣に風を纏って前へと放つ。
「巻き上げろ! 『砂塵嵐(サジンアラシ)』!」
黒っぽい大地から、砂や石礫を削り取り、それがアルタン・ウルクにぶつかって、触手の肉塊を蹴散らした。
通信障害の効果は、目で見て観察できる範囲にはあらわれない。
報告通り、近接戦闘では敵の連携を崩せないのか、蟲将型は指揮能力が高いのか。あるいは大型種ゆえの強化かもしれないし、この部隊の連携特性とも考えられる。
どれもが在り得るので、ソラスはとりあえず試行を諦めた。
そうするうち、砂塵嵐が一体、というか塊のひとつを撃破する。
すぐに、対象位置の逆側の一群も、ラウムの鳳凰からの凍気に撃破される。
全体がもつ、大地を滑るような動きは維持されているが、両端からラウムとソラスが抑えているので、どこかに逃がしてしまうことはない。ふたりは時計まわりにとなりの『腕群』へと目標をうつし、攻撃する。
「強くて連携得意なアルタン相手に1対多は悪手だけド、今回は散らばってる上に奇襲だからネ。1体ずつ全力で倒して即次の相手へ向かえば、1対1を三連戦で終わらせられるハズ」
「トドメを差したらすぐ次だ。左隣、また左隣の順だな」
さすがに、次の相手は応戦してくる。
眼球からの『赫眼閃光』を、『氷龍の盾』で受け流す、ラウム。
透明な防壁に差し込んだ赤い光は、内部の龍の紋様を浮かび上がらせる。光線はそこで止まり、ラウムの身体を守った。
巨大な蹄を生み出し、猛進してくる腕群へと、ソラスは大剣を構えて応じた。
ふと、子供の運動会でみた、マスゲームを思い出す。
動きの先端になっている子は、みんなより速くなければならない。蹄の勢いもなかなかだ。けれども、ソラスはその場で待った。
「状況に応じた作戦変更は兄貴に任せよう。俺は敵を倒すことに注力するぜ」
ただし、後ろから攻撃されない程度には気をつける。
大きく大剣を振りぬけば、石礫の巻き上げが、奴らの蹄部位も引きちぎっていった。
ラウムは、戦いながらそれ以外の個体の様子も観察している。
「特に中央のアルタンが乱入してくると面倒だからネ。挟み撃ちだから片方へ向かう判断をするのも難しいと思うケド、油断しないよう立ち回ろウ」
立てた作戦の通りに実行していたら、黒い鳳凰が最後の眼球まで凍らせてしまった。
やや手応えがなかったものの、護衛を伴った指揮官役がいれば、まずトループス級から撃破していくのはセオリーである。
もし、初手から中央へと攻撃を仕掛けていたら、蟲将型には何か変わった策があったかもしれない。好奇心はかき立てられるが、結果として残る敵はアヴァタール級だけとなったのだ。
ディアボロスたちは、間髪をいれずにアルタン・ウルクの殲滅を狙う。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】がLV2になった!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

花宮・小乃香
(トレインチケット)
「コノカも全力でいざ、がんばるの!」
花宮・小乃香(ヒルコの修験覚者・g08451)は、手指によって印を結ぶ。
大型アルタン・ウルクの眼球が放つ熱線は、護衛のものより数段強力だった。引火しそうな草木もない荒野なのに、照射地点からみるみる火の手があがる。
『赫眼火計』、軍師の策のようだ。
消滅したディヴィジョン、『大戦乱群蟲三国志』のクロノヴェーダを取りこんだだけはある。
「コノカだって、戦国の世の出身ですから、戦はお手の物なの!」
火炎の経路を察知すると、そのあいだをすり抜けた。熱に揺らぐ空気のあいだで、小さな身体が見え隠れする。駆けまわって回避しているようだ。
時折、完全に姿が見えなくなってしまい、仲間たちはヒヤリとするが、それさえも敵を欺く手段だと知ると、ヒルコの修験覚者が作ってくれた機会を活かすよう、それぞれにパラドクスの詠唱に入る。
「今なの、『不動降魔印』~!」
ぴかっ!
輝きが、火さえも透過して広がった。
「邪悪なる者を調伏します!」
コノカが放つ神気は、大型蟲将形態の眼を直撃し、熱線の力を抑制している。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
逢海・凪都
(トレインチケット)
廿楽・歌舞伎
(トレインチケット)
「あれを止めるなんて……! それにしてもコノカさん、炎にまかれたのかと思って、驚きました」
廿楽・歌舞伎(舞えぬ楽師・g04895)は、まだドキドキしているようだ。
胸を押えるしぐさに、クダギツネの『レン』が付き添う。
彼女のとなりにはもうひとりのカースブレイドがいて、逢海・凪都(黒焔・g03331)はこれもまた、クダギツネの主人なのだった。
「戦闘能力ではマルファス兄弟もすごいよ。俺たちも負けてられない。……いくよ、ラク!」
『雅樂』を連れて、『大型アルタン・ウルク蟲将形態』めがけて駆けだそうとする。
「かくのごとく、慎み給ふべきかと存ずるに、いかが!」
「??」
聞きなれない言葉に足を止め、振り返れば歌舞伎がおどおどしながら、なにか言いたそうにしている。
凪都は先を促した。
「ええと……待てって、こと?」
「あ、あのっ。いまから突進すると、大型アルタンに上から串刺しになっちゃいます」
確かに、敵は背中の羽を震わせているところだ。
飛び上がられれば歌舞伎の指摘どおりに、触手から変形してできた長柄武器を振り下ろされるだろう。
「ラク、さん? と、うちのレンが協力すれば、あの大型を地上に留めておけるのではないでしょうか」
「なるほど。『管狐影縛法(くだぎつねかげしばりほう)』、だね。維持するあいだに、火力の強い仲間にトドメを刺してもらおう」
凪都は察しがよく、歌舞伎もこくりと頷く。
黒っぽい大地だが、影のような蟲将型にもそこに長く伸びる本物の影がある。背が高いし、光源も周囲に十分だ。
『雅樂』と『レン』は、そうした敵の影に牙を突き立てた。
大型アルタンの動きは鈍くなる。
虫の翅も振動をやめた。当然、飛ぶのは取り止めだ。
「エライ! やったね、ラク!」
労いの言葉を送っても、クダギツネは牙を立てつづけているから返事はなかった。
ともあれ、ディアボロスたちは攻勢にでる機会を得る。
すでに大型アルタン・ウルク蟲将形態の。眼と翅を封じたのだ。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【傀儡】LV2が発生!
効果2【反撃アップ】LV2が発生!