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陸奥に漂う思惑(作者 凪未宇)
#天正大戦国
#漂着冥海機を撃破せよ(天正大戦国)
#陸奥国
#冥海機ヤ・ウマト
#②受付中
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城の天守閣より外へと視線を向け、伊達政宗は目を細める。
「陸奥沖の冥海機から救援信号が来ているようですが、どういたしますか?」
報告に来た配下の声を聞きながら、伊達政宗は喉の奥で笑う。
「奴らは、もう少し待たせておけ。漂着する度に受け入れていれば、ディアボロスに付け入る隙を与えるだけだ」
「しかし、それでは……」
「漂着が一段落した後に、まとめて受け入れれば、問題無かろう。なぁに、奴らもクロノヴェーダだ。海上で1か月程度過ごしたからと言ってどうという事は無かろう」
こちらも無用なリスクや労力を使うつもりはない。
安全に新たな戦力を得られれば最良、そうでなくとも自分達の腹は痛くないと政宗は部下に指示を出すのであった。
冥海機ヤ・ウマトの奪還によって、天正大戦国に漂着する冥海機の情報を手に入れる事が出来ました。
「現在、天正大戦国に漂着した冥海機は、令制国である陸奥国に入国できず、陸奥国沖の海上に集結しているようです」
これは、陸奥国のジェネラル級天魔武者『伊達政宗』が、ディアボロスを警戒して随時受け入れを行っていないのが原因のようだと、ルゥルゥラナ・レイラ(宵闇の刃・g08924)は説明する。
「伊達政宗は、冥海機の漂着がひと段落した後に、一気に受け入れを行うつもりのようですね」
そうすることで、ディアボロスが領内へ侵入する隙を少なくしようという魂胆であるらしい。
伊達政宗が、冥海機を受け入れる前に襲撃し、撃破する事で、天正大戦国に冥海機の残党が合流するのを防いでほしい。
「漂着した冥海機達は、アヴァタール級冥海機『土佐』を中心に、一定の秩序を保っているようです。周囲を警戒し、防衛体制を整えているのでしょう」
その為、パラドクストレインは、かなり離れた海域までしか移動できない。
「ですので、まだ春先で寒いと思いますが、皆さんは海戦の準備を整えつつ陸奥沖まで海を移動して貰うことになります」
敵の位置は確認できているので、哨戒活動をする必要は無いが、警戒している敵を奇襲する事も出来ない。
近付けば互いに姿は丸見えとなる海上だ、正面からの殴り合いとなるだろう。
「ですが、皆さんが楽しそうに、冥海機のことなど関係なく海を楽しんでいれば油断するかもしれません」
もし大群トループス級『サムライロブスター』を全滅させなかった場合、伊達政宗が残存戦力の回収に動く可能性もある。
「生き残りを逃がせば、陸奥国に侵入するチャンスが得られるかもしれないということです」
その場合は、土佐だけ撃破すればいいだろう。
大群のトループス級を全滅させるか否かは、現場の判断にお任せします。
「天正大戦国に冥海機の残党が加わるのを防ぐ事を考えれば、全滅させた方が良いかもしれないが、陸奥国への侵入のチャンスを得る事も戦略的に意味があるかもしれません」
ただ、伊達政宗は非常に合理的な相手のようで、残存戦力が少ない場合は、冥海機を見捨てて入国させない可能性もある。
陸奥国への侵入を狙う場合は、ある程度まとまった戦力を残す必要があるだろう。
「陸奥国に侵入する場合、そのチャンスをどう生かすかについては、攻略旅団で提案してください」
そう付け加え、ルゥルゥラナは案内を終えるのであった。
大丈夫かと声を掛け合いながら、先に漂着したサムライロブスターが水上に助け上げる。
「怪我はないか。私達はいま土佐様の元、天魔武者からの救援を待っている」
「天魔、武者……天正大戦国ですか」
救援が来るまでの間、周囲の警戒と防備にあたってくれという。
「それは、いつまででしょう?」
そう問うが、いい返事は無く困ったように土佐へと視線が注がれた。
「今は待つしかない……しかし、ヤ・ウマトを強奪したディアボロスがいつ襲ってくるか判らない状況に変わりない。周囲の警戒を怠らないように」
なぜ、宗谷様に連絡がつかないのだと苛立ちを募らせながら、一人でも多く救いたいと土佐は思うのであった。
リプレイ
ラキア・ムーン
まあ海上だしな
こっちが敵を見つければ敵からも丸見えだ
あまり張り詰めても仕方ない……か
敵を探しつつ、のんびりと移動させて貰おう
水面走行を使用し移動しつつ、釣り竿を広げよう
プラグを先に付け、洋上での海釣りと勤しもう
まあ移動しながらだ、釣れそうには無いが……釣れればラッキーという事で
雰囲気を出す為に、帽子とサングラス、フィッシングベストを着て
……一応クーラーボックスも持ち込んでおこう
釣果があれば中に入れておこう
釣りをしながら海上を移動し、目的海域へと移動していこう
移動前には双眼鏡も使用し周囲を確認
チラッとでも敵影が見えたら位置だけは記憶し、すぐには仕掛けずに釣りでもしていよう
……ふむ、これもまた釣りのようなものか
敵の警戒が少しでも緩むように振る舞う
陸地があれば少しは捌いてその場で食べるのだが、流石に海上でそれをするのは難しいな
リリースするのが良いか……クーラーボックスは邪魔になるだけだったな
アドリブ連携等歓迎
リオーネ・クア
アドリブ・連携OK
サーヴァントのロッソを召喚して一緒に遊びながら泳いでいこう
ロッソはお風呂嫌いなんだけど水遊びは好きなんだよね
だから広い海を泳げる今も嬉しそうに、小さい手足を動かして泳いだり、ぷかぷか浮いたり、わざとバランスを崩してくるんと海上で回転したりしている
楽しそうに振る舞うのが作戦だけど、ロッソの泳ぐ速度に合わせてたらいつまでも進めないなぁ
よーしロッソ、イルカさんごっこしようか
俺の背にロッソを乗せてすいすい泳いでいく
「めー、めー!」
自分で泳ぐときと違う移動速度が楽しいのか、ロッソが興奮気味に鳴くのが聞こえてくるよ
こらこら、頭に移動するのはやめてね、泳ぎにくくなっちゃう
「めー」
ロッソの表情は見えないけど、たぶんイタズラを楽しむドヤ顔をしてるんだろうなぁ
(ロッソの表情は変化しないが付き合いが長いリオーネは、違いがわかると思っている)
「めー、めー」
ん、どうしたの、ロッソ
海に潜って魚と遊びたい?
仕方ないなぁ、ちょっとの間だけだよ
ロッソのおねだりに応えて、時々潜って海中生物の観察も楽しもう
●陸奥の海
広大な青の向こうに陸奥の陸地を眺め、まあ海上だしなとラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は水平線を見つめる。
当然だが海は遮るものが殆どない。岩場か波か、もしくは通過していく何かがあるか。
「こっちが敵を見つければ敵からも丸見えだな。あまり張り詰めても仕方ない……か」
バシャバシャバシャ!
「めー、めー!」
軽快な水音をあげながら、メーラーデーモン『ロッソ』が波間を泳いでいく。
小さな手足を動かし楽しそうに遊ぶロッソの微笑ましい姿に、主人のリオーネ・クア(ひつじの悪魔・g01176)の表情も自然と緩む。
「ロッソはお風呂嫌いなんだけど、水遊びは好きなんだよね」
「めー」
一緒に遊ばないのと言っているようで、ロッソがねだるようにリオーネに向かって鳴き声をあげた。
余程、広い海が楽しいのか、それとも水中適応の安心感からなのか。ワザとバランスを崩すよう水面を跳ね打ち飛沫をあげたり、飛び込んでくるくる回転してみたり。何もしないでぷかぷかと波間を漂っていたり。自由だ。
楽しいと聞けば、めーと嬉しそうな声が直ぐに返って来る。楽しそうに振る舞うのが作戦だけど。
リオーネが視線をあげれば、先に水面走行で出たラキアはかなり離れた場所に姿が見える。
「ロッソの泳ぐ速度に合わせてたらいつまでも進めないなぁ……よーしロッソ、イルカさんごっこしようか?」
「めー!」
リオーネの提案に、嬉しそうにロッソがはしゃぎ背に飛び乗れば出発だ。
「めー、めー!」
飛沫をあげながら進みだせば、さっそくロッソのはしゃいだ声がリオーネの背中から聞こえてくる。
元気な彼らの姿を眺めながら、ラキアは時折足を止め釣り糸を垂らしのんびり。
通常であれば舟やボートなどで繰り出し行うものだが、ディアボロスの水面走行があれば海釣りも手軽だ。
広げた釣り竿にプラグを先に付け、クーラーボックスを用意すれば、たちまち優雅な洋上海釣りの完成だ。
「まあ移動しながらだ、釣れそうには無いが……釣れればラッキーという事で」
水上の影が動けばあまり釣れないだろうと思いながらも、ラキアは雰囲気を楽しむように帽子とサングラスに、フィッシングベストを着用している。
リオーネが泳ぐ速度をあげ、陸奥の陸地に近づいて行けば興奮気味にロッソが鳴きながら背中で前のめりにはしゃいでいく。
「こらこら、頭に移動するのはやめてね、泳ぎにくくなっちゃう」
「めー」
悪戯する悪い顔をしてるんじゃないかとリオーネが思っていれば、止まれとアピールするように前脚がずるりと滑ってリオーネの視界を覆う。
危ないなと苦笑交じりに前脚を持ち上げ振り返れば、どこかロッソはドヤ顔を浮かべているようにも見え、今度は海中を指さしアピールしている。
「ん、どうしたの、ロッソ」
「めー、めー」
「海に潜って魚と遊びたい? 仕方ないなぁ、ちょっとの間だけだよ」
遊びながら海中生物との戯れを楽しみに、リオーネとロッソは海中へ。
深い海の中に銀の鱗を煌めかせる無数の小魚の群れが横切り、ロッソは嬉しそうに目を輝かせた。
ラキアは海上で停止しながらチラッと遠くへと視線を向ければ、陸奥の海岸に近づけず漂う冥海機の姿が見える。
周囲を警戒していた『サムライロブスター』らは、あれは一体と戸惑いを浮かべる。てっきり近づいてくるのはディアボロスだけだと思っていたが、一般人が海で遊んでいたのだろうかと。
それより他に接近してくる影がないか警戒しろと、『土佐』に言われ注意が別方向へと向いていく。
冥海機の動きが戸惑い散漫になっていく様子にラキアも気付いたようで、いつでも攻撃に転じれる距離で止まると釣り糸を垂らした。
「……ふむ、これもまた釣りのようなものか」
このまま一思いに攻撃に転じるか、様子を見にもっと近づかせるべきか。
惑っていれば、グッと引っ張られた釣り糸の先に綺麗な真鯛が一匹。
クーラーボックスへは入れず陸地であれば捌いてその場で食べるのだがと、立派な一匹をリリースし、さて次は特大の獲物を狙おうかと思案しながら、再び糸を垂らすのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
ラキア・ムーン
どの道、此処で睨み合っていても仕方ない話だ
みすみす敵に冥海機を合流させてやる程、お人好しでは無い
潰せる所は確実に潰す
全て倒しきる、宗谷にも伊達政宗にも好きにはさせん
それに、駆け引きは好かんしな
釣りを継続しながら敵影を見る
じわじわと距離を詰めつつ、此方への注意が薄くなったタイミングに仕掛けよう
釣り具を仕舞い、水面走行で一気に駆ける
【Call:Flame_Gust】起動
炎の塊を展開し、射程に入り次第一気に放つ
まずは先頭、最も近い敵を狙い突風で炎の塊をぶつける
コースは最短コース、どの道最終的には正面よりやり合うんだ
派手に開戦の狼煙を上げてやろう
敵に命中したタイミングで炎塊を『爆破』
炎を燃え上がらせる
ダメージが変わる訳では無いが視覚的にアピール
敵が突撃してきたらEmu【E.S】展開
砲撃を魔術障壁で受ける
砲撃の射線を少しでもずらし、直撃しないようにして防御
《RE》Incarnationで敵の斬撃と斬り結び、正面からの致命打を逸らしていこう
逃しはせんさ
此処で海に還れ、冥海機
アドリブ連携等歓迎
●海のサムライ
こちらへの警戒が薄まったのを眺めながら、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は此処で睨み合っていても仕方ない話だと、陸奥を眺めた。
海を漂う冥海機『サムライロブスター』の数は多いが、どこか不安気に漂っているようにも見える。
今のところ天魔武者側からの迎えは来ていないが、場所を考えればいつ来てもおかしくないとこだろう。
――どの道。
「みすみす敵に冥海機を合流させてやる程、お人好しでは無い。潰せる所は確実に潰し、全て倒しきる、宗谷にも伊達政宗にも好きにはさせん。それに、駆け引きは好かんしな」
更に距離を漂う冥海機へ釣りを続けながらじわりと距離を詰め。
――『Call:Flame_Gust(コール・フレイムガスト)』起動。
敵がこちらを警戒するより早く、炎と風と。水面走行で距離を詰めると同時に、炎の塊を。
「複合術式展開。まずは一人!」
手前のサムライロブスターが振り返ったところへ、容赦なく突風に乗せた炎塊をぶつけた。
派手に開戦の狼煙があがれば、全てのサムライロブスターの注意が集まる。
「どの道最終的には正面よりやり合うんだ。だったら手早い方がいいだろう」
爆発により燃え上るサムライロブスターの悲鳴に、他の者らは敵意を露わにした。
「貴様、ディアボロスか!」
「覚悟!」
左右より挟み込むように、伊勢海老型海戦装による『突式海戦装』の突撃と共に抜刀し、放たれる手法と共にサムライロブスターは斬りかかる。
正面からの砲撃にラキアはエルダーサインによる魔力防壁〈Emu【E.S】〉を展開し受けるも、重なる剣劇に防壁に亀裂が走る。
突撃槍〈RE》Incarnation〉で捌くも、二刀は無理か。左脇腹を、刀が抉った。
だが、この程度なら戦いを続けるのに問題ない。
そのまま誘うよう身体を沈めサムライロブスターの体勢を崩したところに、ラキアは生み出したばかりの炎塊をぶつけ爆発させた衝撃で再び相手の間合いから離れた。
「逃しはせんさ。此処で海に還れ、冥海機」
襲撃してきたラキアの姿を、忌々しそうに『土佐』が睨みつけるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
紅・十華
(トレインチケット)
●水上の交差点
同じ時、別方向より漂う冥海機の様子を窺ってた紅・十華(黄金錬成・千変万化・g01223)は、戦闘が始まった音をきっかけに水面走行で凪いだ海を蹴った。
「魔導十三騎士団、クリフォトNo.000ハセク、出陣する」
言葉と共に『極致-死鬼万華鏡・陰陽五行(キョクチ・シキマンゲキョウ・インヨウゴギョウ)』を解き、黄金錬成理論で作成した五本の刀〈緋緋色金-太極輪廻転生〉の一振りを手にする。
戦いは一瞬。刀には刀を。
接近に『サムライロブスター』が気づくより早く、十華は刀の鯉口を切る。
「死を想え、悪鬼に裁きを、この一閃は数多の世界の『私』が産み出す斬撃」
空を滑る白銀に、サムライロブスターが気づいた時にはもう遅い。
「陽陰五行をもって一刀に下す。極致-死鬼万華鏡・陰陽五行」
滑る刃は抜刀と共に加速し、サムライロブスターを一刀に臥せ。更にもう一人と踏み込む。
ギインと白銀同士がぶつかり合う。
同じく居合『水刃抜刀術』を放ってきたサムライロブスターの一撃が十華の刃を抑え、その先へと伸びた水刃が大きく前を切り裂いた。
「こんな世の中だからこそ、悪人と呼ばれる者も輝けるという物だ。お前は何故戦う」
刃越しに競り合うサムライロブスターの瞳は必死で、だがどこか悲しそうに揺れていた。
「――そう急かすな。今やるとこだ」
分かっていると、容赦なく主を槍で突いて急かすメーラーデーモン『ビンクス』に、ギベオン・クァーナー(ドラゴニアンのレジェンドウィザード・g02949)は嘆息すると金の瞳を細め、狙いを定めた。
何事にも熟考するというのは大事なのだとか小さくボヤキながら、周囲に魔力の氷槍『
アイシクルスピア』を複数形成し。
「凍り付け!」
一斉に放たれたアイシクルスピアは、十華に斬りかかろうと構えていたサムライロブスターの背に次々と突き刺さり、数人を巻き込み沈めていく。
「ガハッ、新手か……次から次へと忌々しい」
致命傷に至らなかったサムライロブスターは怒りに振り返る。
これがディアボロス。倒したと思えば新しい仲間が直ぐに駆け付け戦力の底が知れないイレギュラー。
「貴様らが、我らの王を!」
サムライロブスターが振るう剣閃と共に水刃が放たれ、ギベオンのローブを切り裂くが、傷は浅いことが遠目でも良く分かる。
戦いはまだ終わっていない。だが、確実に彼女たちの護りも、仲間も崩れていっていた。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
ラキア・ムーン
ふむ、残敵もあと少し……か
今となっては逃す意味もあるまい
散って他の令制国にうっかり拾われた、等となったら笑い話にもならん
全て倒し尽くす、早々に終わらせよう
引き続き水面走行で水上を駆け、残敵を観測
各個体のダメージ量を確認し、攻撃を仕掛ける基準にしよう
ダメージの大きいものから順に狙い、敵の数を減らす事を優先的に動く
【Call:Tornade_Edge】起動
術式により小規模な竜巻を展開
狙った対象に向けて放ち、追尾させ竜巻が発する風の刃で斬り刻む
確実に残敵を減らす事を優先にし、数を減らす事で此方の優位さを見せつけていこう
敵の居合に合わせて此方も《RE》Incarnationを構えて迎撃態勢
バックステップで居合の直撃を避けつつ、その軌跡へ槍を振るう
ウォーターカッターの軌道に槍を合わせ、正面からの直撃コースのもののみを迎撃
残りは武装制服で受け防御
正面からの攻撃を逸らし、ダメージコントロール
見た目的には天正大戦国と相性の良さそうだが、だからこそ合流はさせん方が良いか
王の下へ還れ
アドリブ連携等歓迎
●還る場所
斬りかかってきた『サムライロブスター』を突撃槍〈《RE》Incarnation〉で受け流し、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は幾重もの風の刃を放ち斬り付けた。
「ふむ、残敵もあと少し……か。今となっては逃す意味もあるまい」
血飛沫と水飛沫とを振り払うよう身体を捻り、残るサムライロブスターに向き直る。
伊勢海老型海戦装を蹴り、水上を滑るよう『水刃抜刀術』を放ちサムライロブスターは斬りかかるが、軌道を読まれていたか《RE》Incarnationを構えたラキアに受けとめられる。
「散って他の令制国にうっかり拾われた、等となったら笑い話にもならんからな。全て倒し尽くす」
次もお待ちかねのようだしな。『土佐』へと視線を向ければ、あちらは他のディアボロスに押されている配下を立て直させようと指示を飛ばし援護しているようだ。
あちらも時期に決着がつくだろう。ならば、早々に終わらせよう。
「見た目的には天正大戦国と相性の良さそうだが、だからこそ合流はさせん方が良いか」
刀にサムライともなれば、このディヴィジョンとの親和性はあるだろう。しかも島国の日本の大地を中心とすれば、周囲に海はいくらでもある。冥海機としても、非常に行動しやすい環境となり得そうだ。
だから、少しでも利用されそうなものは防ぐ。
――『Call:Tornado_Edge(コール・トルネードエッジ)』起動。
術式を展開し、小規模の竜巻に残るサムライロブスターを巻き込む。
これが万全の相手であれば、抵抗し竜巻から飛び出してきたかもしれないが、彼女らは既に消耗し逃れる力は残っていなかった。
「風よ回れ、敵を刻め」
渦巻き斬り付ける刃を切り抜けようと、サムライロブスターは居合から水刃を飛ばすが、風を超えることは敵わない。
「こんな所で……!」
志半ばで倒れるのか。サムライロブスターの瞳には悔しさが浮かびあがるが、その一方でやっと逝けるのかという安堵も広がる。
「王の下へ還れ」
斬り刻まれラキアの前に倒れたサムライロブスターは、静かに海へと還っていった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!