リプレイ
レイラ・イグラーナ
敗北したディヴィジョンのトループス級となると、こうして使われることも当然であったでしょうか。
それでも、と。思った末の超大和の選択であったのでしょうが……
ですが、利で言うのであれば士気が低いことは私たちにとっては追い風です。感傷に浸るよりも、この場の勝利を手にすることを考えましょう。
【水中適応】を使用して水中を進みます。
水中にも防潜網が敷かれているということでしたね。
付け入る隙があるとすれば機械的な動き……というところでしょうか。
海底に紛れる色のスイムスーツを着て、海藻や岩場に紛れてゆっくり接近、哨戒する彼女たちの機械的な動きを観察します。
動きが完全にルーティンワークとなっているなら、隙が生まれるタイミングも周期的に訪れるはず。
その隙を突いて攻撃を仕掛け、【ダメージアップ】でその有利を活かして押し切ります。
攻撃は【手製奉仕・旋】。針をドリルのように高速回転させながら投擲し、シーワスプたちを貫きます。
反撃の魚雷に対しては魚雷の作り出す霧の領域からまず離れ、銃での攻撃から急所を守ります。
一里塚・燐寧
あーあー、いつの世も父さんは自分のエゴで娘を振り回すもんだねぇ
ま、あいつらだって人を死なせて零式英霊機にすればエネルギーの収量二倍!つって喜んでたやつらだからさ
気遣ってやるつもりなんか微塵もないよぉ
【水中適応】を借りて潜水するよぉ
レイラちゃんと服装を合わせ、海中でも視野を鮮明に保てるようにゴーグル装備
うっかり防潜網に引っかかったら笑えないから気を付けなきゃねぇ
迂回できない、もしくは迂回すると却ってバレそうな時はワイヤーカッターで一部を斬って道を開こう
敵の防衛網の隙を発見したら『呪式:襲風炸爆』!
≪テンペスト・レイザー≫の回転鋸刃を敵に突き刺し、体内での鬼火爆破でトドメを刺すよぉ
幻覚の生物の攻撃は得物の分厚い刀身を盾代わりにガードっ!
水中の敵を捌き切る前に水上の敵が異変に気付きそうなら、海上に【フライトドローン】を展開するよぉ
動きが機械的になってるなら、突然出現したドローンも脅威かもしれないと注目して、囮に引っかかってくれるかもしれない
その隙に水中組の残りを片付けたり水上組を下から襲おっか
「敗北したディヴィジョンのトループス級となると、こうして使われることも当然であったでしょうか」
肉の壁として防衛ラインを形成するトループス級冥海機『シーワスプ』についてそう呟くのはクールなメイド……だが、今は海底に紛れる色のスイムスーツを身に纏った吸血鬼のディアボロス、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)だ。
「それでも、と。思った末の超大和の選択であったのでしょうが……」
「いつの世も父さんは自分のエゴで娘を振り回すもんだねぇ」
レイラの言葉に頷くのは、ピンクの髪をサイドテールにまとめた軽薄な顔リターナーのディアボロス、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)だ。レイラに倣って、同じく海底に紛れる色のスイムスーツを着ている。
「ま、あいつらだって人を死なせて零式英霊機にすればエネルギーの収量二倍! つって喜んでたやつらだからさ。気遣ってやるつもりなんか微塵もないよぉ」
「えぇ。利で言うのであれば士気が低いことは私たちにとっては追い風です。感傷に浸るよりも、この場の勝利を手にすることを考えましょう」
レイラはそのスイムスーツが示す通り、海中から攻めることを選んだ。故に、発動するパラドクス効果は【水中適応】。
海中だからといえ、決して警戒は疎かにされてはいない。しっかりと防潜網が敷かれている。勿論、レイラもそれを認識しており、その上で、どう攻めるか、を考える必要があった。
(「付け入る隙があるとすれば機械的な動き……というところでしょうか」)
だが、レイラにはアイデアがあった。
(「動きが完全にルーティンワークとなっているなら、隙が生まれるタイミングも周期的に訪れるはず」)
故に、レイラと燐寧は気付かれないように海底を通り、海藻や岩場に隠れながら、防潜網を迂回し、『シーワスプ』を視認出来る距離まで移動する。
すると、海中の『シーワスプ』の動きに、隙があることに気付いた。
全員個別にそれぞれの位置を見ればいいのに、機械的に同じ動きをしているためか、全員で同じ方向を見ているタイミングがあるのだ。結果、瞬間的に死角となる位置が存在していた。
(「思った通り」)
レイラは素早く『銀の針』を三本、指の間に挟み、構える。
一瞬のうちに三本の『銀の針』が同時投擲される。
レイラに完全に背中を向けていた『シーワスプ』達をドリルのように高速回転した『銀の針』が貫通する。パラドクス『手製奉仕・旋』だ。
「……!?」
慌てた『シーワスプ』が咄嗟に魚雷を周囲に発射し、酸性霧をばら撒きながら、その姿を隠そうとする。
しかし、レイラは素早く霧の領域から距離を取ったため、視界を奪い切れず、そこから派生する銃での不意打ち攻撃は不発に終わる。
「まだまだぁ! 完膚なきまでに消し飛ばしたげるよぉ!」
そして、『シーワスプ』の注意がレイラに向いた隙を逃さず、今度は反対側に回り込んでいた燐寧が攻撃を仕掛ける。
燐寧は手に持つ得物、チェーンソー大剣『テンペスト・レイザー』に紫色の鬼火を纏わせ、一気に『シーワスプ』達へ肉薄。
『シーワスプ』の一体を切り付けると同時に、体内に入り込んだ鬼火が炸裂し、爆風により周囲の『シーワスプ』を巻き込む。
パラドクス『呪式:襲風炸爆』だ。
『シーワスプ』は無色透明の毒を放って深海の生物の幻覚を燐寧に見せる。
が、燐寧は素早く『テンペスト・レイザー』の分厚い刀身を盾代わりにガードし、防ぎ切る。
「……」
海上の『シーワスプ』が海中の様子に違和感を覚え始める。
と同時、燐寧はパラドクス効果【フライトドローン】を発動。
「……!」
空中に突如出現したフライトドローンの群れに、機械的に迎撃行動をしていた『シーワスプ』は咄嗟にパラドクスを発動し迎撃する。
機械的に迎撃していたところをまんまと利用された、というべきだろう。
しまった、と思った頃にはもう遅い。
素早く『銀の針』と『テンペスト・レイザー』による一撃が海中から海上に向けて放たれ、確実に防衛ラインを形成する『シーワスプ』は殲滅されていったのであった。
機械的に行動している、という敵の隙をついた二人による見事な作戦勝ちと言うべきであろう。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
「やるねディアボロス。いや、それとも彼女達が弱かったのかな? まさか肉壁としてすら役目を果たせないとは、驚いたよ」
沿岸からトループス級冥海機『シーワスプ』が殲滅されていく様子を見て、慌ててトループス級ワイズガイ『FRBエージェント』を連れて海面を駆けてくるのはアヴァタール級ワイズガイ『ボニー・パーカー』だ。
「ま、いいさ。やってきたからには、私の爆発を楽しんでいってもらおうか」
楽しそうに『ボニー』が笑う。
「いえ、あなた様が出るまでもありません。我々がお相手しましょう」
『ボニー』の背後から『FRBエージェント』がディアボロスとの間に立ち塞がるように布陣する。
「爆発もいいですけれど、それより、わたくしに、素敵な赤を見せてくださいまし」
そう言いながら、水面ギリギリを飛ぶ【フライトドローン】に乗って戦場に姿を表すのはウェーブヘアに柔和な表情を浮かべた吸血鬼のディアボロス、イルフェリア・グリーズ(rouge・g07941)だ。ロングのワンピースに白い傘がとってもよく目立つ。
「綺麗な赤? お嬢さん、一体何を——」
「お顔は硬貨のようですけど、体はどうでしょう? 体の中身が赤いとよろしいのですけれど」
海面を駆ける『FRBエージェント』に対し、イルフェリアはそう言いながら、素早くパラドクス『バッドストーム』を発動。オーラでできた無数の吸血コウモリを放つ。
「血、という事ですか。ですが、大人しく確認されるつもりはありませんよ」
対する『FRBエージェント』も銃弾のような速度で硬貨を放ち、ドローン間を飛び回るイルフェリアに向けて攻撃する。
吸血コウモリと硬貨が空中でぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
真正面からの堂々としたパラドクスの撃ち合いである。
結果は両者痛み分け、『FRBエージェント』は身体中を吸血コウモリに噛みつかれ、イルフェリアもまた、銃弾により身体中から出血する。
「あら。綺麗な赤ですわね。あなたも、私も」
「貨幣への執着という点で、我々の執着も大したものだと自負していますが、まさか自分の出血にさえ喜ぶとは。敵いませんね」
しかし、『FRBエージェント』は勿論、自身の出血にすら喜ぶイルフェリアを前にして、自分が勝ったと思う『FRBエージェント』はいなかった事だろう。
「ですが、このまま負けつもりはありません」
「えぇ、私も、もっと綺麗な赤が見たいですから」
そう言って、うふふ、とイルフェリアは上品に笑う。
戦いはまだ、始まったばかりだ。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【コウモリ変身】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
レイラ・イグラーナ
さて、どうでしょうか。
その分析すらできない程度の関係性の上司に使われていたためかもしれませんよ。
私たちと彼女たちは敵同士で、彼女たちを討ったのもヤ・ウマトを滅ぼしたのも私たち。
その扱いに私たちが口を挟むのはお門違いでしょうが、多少の皮肉くらいは許してもらいましょう。
水面へと飛び出し、【水面走行】で海上を駆けて接近、
前に出てきたFRBエージェントたちに対し、【手製奉仕・嘴】。銀の針の刺突で腕や胸、腹部など全身を刺し貫きます。
屋内ではございませんから跳弾は活かせません。数少ない岩場の位置を把握することで、そこからの跳ね返りに注意を払うことで跳ねる金貨に死角から攻撃を受けないように。
敵はまだ多数。前に出すぎないように戦い、囲まれるのを避け、堅実に敵の戦力を削りましょう。
爆発よりも、私たちの見たいものはこの先にございます。
コーサノストラの戦略、強さ……見定めさせていただきます。
一里塚・燐寧
冥海機は単体で強いクロノヴェーダじゃないけど、フクザツな命令も理解して規律正しく動けるからねぇ
いまいち使えなかったとしたら、使う側のセンスが足りないんじゃないかなぁ?
【水中適応】での潜水状態を維持したまま、海上の仲間と連携して戦うよぉ
水中から見える敵影に向けて『呪式:不破雷動』をドカン!
いきなり起きる爆発で群れを散らして隊列に隙間を作ろう
攻勢に出ている時は仲間に隙間の中へと切り込んでもらって更に敵陣を切り崩そう
逆に取り囲まれそうで離脱したい状況なら、逃げ道を作るようなイメージで敵を爆破していくねぇ
んふふ。爆発はきみ達のボスの専売特許じゃないんだよぉ
うおっと、お札で攻撃するなんて勿体ないねぇ? ハイパーインフレしてるのかなぁ?
《テンペスト・レイザー》を振るって、お札を回転鋸刃で切り裂き迎撃
竜巻みたいに周りを吹き荒れるならあたしもぐるりと回転して、出来るだけ薙ぎ払っちゃおう
こんだけバラバラじゃ銀行でも交換してもらえないねぇ?
さて、あとは爆発のお姉さんだけだねぇ
残念だけどきみ達に明日はないよぉ
戦場の端で、先のディアボロスが交戦を開始していた頃。
「さて、どうでしょうか。その分析すらできない程度の関係性の上司に使われていたためかもしれませんよ」
アヴァタール級ワイズガイ『ボニー・パーカー』の言葉に対してそう皮肉で言い返すのはレイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)だ。
「そうだねぇ。冥海機は単体で強いクロノヴェーダじゃないけど、フクザツな命令も理解して規律正しく動けるからねぇ。いまいち使えなかったとしたら、使う側のセンスが足りないんじゃないかなぁ?」
そんなレイラの皮肉に同調し、一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)も軽薄に笑う。
「はっ、言ってくれるね。元々から敵同士だったんだろうに」
その言葉に『ボニー』が笑う。
「えぇ。私たちと彼女たちは敵同士で、彼女たちを討ったのもヤ・ウマトを滅ぼしたのも私たち。その扱いに私たちが口を挟むのはお門違いでしょうが、多少の皮肉くらいは許してもらいましょう」
そう言いながら、レイラは【水面走行】で海上に飛び出し、海上を駆ける。
「来ますか!」
「はん、まぁいいさ。こいつら相手に実力を見せてみな、ディアボロス」
『FRBエージェント』が構えると、『ボニー』はじゃあ任せたよ、とばかりに後方に下がる。
その間に燐寧は再び海中に潜る。
「剃る趾、暈す舞姫。摺り切る鋲が枝葉を鳴らす」
レイラの得物『銀の針』の先端が輝く。
高速の連続突きが『FRBエージェント』に突き刺さる。パラドクス『手製奉仕・嘴』だ。
「やりますね。ですが、まだまだこれからです」
対する『FRBエージェント』は銃弾のような速度で硬貨を撃ち出し、レイラに対して反撃する。
(「屋内ではございませんから跳弾は活かせません。周囲の岩場の配置も海中から把握済みです」)
敵が跳弾を利用して攻撃してくるようだが、それは脅威ではない、とレイラは判断する。
前に出過ぎないように注意するが、如何せん一対多。『FRBエージェント』はレイラを囲うように移動を始める。
「花火大会の時間だよぉ。至近距離で楽しんでねぇ?」
そこに海中から燐寧が飛び出してくる。
周囲に浮かび上がる人魂の如き紫色の鬼火はそれも真実怨念と呪詛が凝固したもの。
「んふふ。爆発はきみ達のボスの専売特許じゃないんだよぉ」
それは次々と爆発し、『FRBエージェント』を巻き込んでいく。その名もパラドクス『呪式:不破雷動』。
「海中に潜んでいたのは見えていましたから、それは予想済みですよ、お嬢さん」
『FRBエージェント』は冷静に大量のコーサノストラ紙幣を顕現させ、鬼火をガードしながら、燐寧を取り囲もうとする。
鬼火と紙幣。二つのパラドクスがぶつかり合い、時空が軋みをあげる。
「うおっと、お札で攻撃するなんて勿体ないねぇ? ハイパーインフレしてるのかなぁ?」
『テンペスト・レイザー』を構えてくるりと一回転して紙幣を迎撃しながら、燐寧が笑う。
結果は痛み分けに終わるが、レイラが包囲されることは阻止出来たため、これはこれで意義がある。
「こんだけバラバラじゃ銀行でも交換してもらえないねぇ?」
バラバラに打ち砕いた紙幣を見て笑いながら、燐寧が挑発する。
「言ってくれますね。確かに予想しておいてこの様では、少々恥ずかしいかもしれません」
その言葉に『FRBエージェント』は冷静を装ってパラドクスを発動する。
が、流石に冷静ではいられなかったか。一斉に全員が燐寧を狙うのはやりすぎだ。
その隙をレイラが逃すはずはないのだから。
再びレイラの針による連続突きが輝く。
レイラがそうして割り込んで隙を作ったならば、今度は燐寧の鬼火の爆発が響く。
決して素早い殲滅とは言えなかったが、先のディアボロスと合わせて三人は、確実に堅実に、『FRBエージェント』を殲滅していった
「さて、あとは爆発のお姉さんだけだねぇ。残念だけどきみ達に明日はないよぉ」
「はい。爆発よりも、私たちの見たいものはこの先にございます。コーサノストラの戦略、強さ……見定めさせていただきます」
燐寧とレイラの言葉が『ボニー』に向けられる。
「お、ようやく私の出番か。明日なんていらないさ、今日爆発させられるならね!」
『ボニー』は嬉しそうにグレネードランチャーを構えた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【水面走行】LV1が発生!
【水中適応】がLV2になった!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
レイラ・イグラーナ
貴女に明日が不要でも、今を生きる人民の皆様はそうではございません。
そして私も……人民の皆様の明日のためならばこの命も使いますが、現実はそうではございません。
生きて、明日も戦い抜くことが人民の皆様を守ることとなる。
生きてここを抜けさせていただきます。
白い軍服姿のネメシス形態に変身。
細剣「Дед мороз」を手に【水面走行】を用いた海上戦闘を行います。
海面を駆け、敵が連射するグレネードランチャーを回避していきます、水中では火の手は上がらない……というのは常識ではありますが、故に逆説連鎖戦で通用しない可能性は高いでしょう。
海の上でも炎が燃え盛る可能性を考え、包囲されないように立ち止まらずに戦います。
炎を抜け、敵に近付かれる前にこちらのタイミングで接近。
細剣「Дед мороз」を一閃する【天上奉仕・白銀】でボニー・パーカーを切り裂きます。
この1歩が最終人類史を守り、明日を拓く1歩となります。
そのためならば……この歩みを止めることはございません。
「貴女に明日が不要でも、今を生きる人民の皆様はそうではございません」
アヴァタール級ワイズガイ『ボニー・パーカー』の言葉に対しそう反論するのは、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)。ネメシス形態を取り、白い軍服姿をしている。
「そして私も……人民の皆様の明日のためならばこの命も使いますが、現実はそうではございません。生きて、明日も戦い抜くことが人民の皆様を守ることとなる。生きてここを抜けさせていただきます」
「ほう、私と戦って生き残る気かい! やっぱり面白いね、ディアボロスは」
続くレイラの言葉に対し、『ボニー』が楽しそうに笑い、グレネードランチャーを構える。
同時、レイラが細剣『Дед мороз』を構えながら、左に向けて駆け出す。
グレネードランチャーからグレネードが飛び出す。飛び出したグレネードは炸裂焼夷弾。
(「水中では火の手は上がらない……というのは常識ではありますが、」)
しかし、『ボニー』のそれはパラドクス。レイラの続く予想を裏切らず、その炸裂焼夷弾は遠慮なく海面を炎で覆っていく。
レイラの進路を塞ぐように炸裂焼夷弾で炎による包囲網を敷かんとする『ボニー』に対し、レイラは予測されないように左右に反転を繰り返しながら『ボニー』へと距離を詰めていく。
「今までも、これからも……成すべきことを成しましょう」
レイラと『ボニー』の間に炸裂焼夷弾は落ち、炎と煙が二人の視界を塞ぐ。
直後、その炎と煙を切り裂いて、白く輝く刀身が『ボニー』に迫る。
パラドクス『天上奉仕・白銀』。
「はっ、突っ込んできたか!」
『ボニー』は自爆を恐れず、真正面のレイラに向けてグレネードランチャーの引き金を引く。
炸裂焼夷弾と細剣『Дед мороз』の一撃が空中で交錯し、炸裂焼夷弾の爆発を浴びながらも、レイラのその鋭い切れ味の一撃が『ボニー』を切り裂く。
「この1歩が最終人類史を守り、明日を拓く1歩となります。そのためならば……この歩みを止めることはございません」
レイラはそう言いながらも、すぐに次の攻撃の準備に移る。
「ははっ、楽しいね! もっと爆発しようじゃないか!」
その様子を見て、『ボニー』は楽しそうに再びグレネードランチャーを構える。
「ほら、他のディアボロスもかかってきな! 派手に爆発しようじゃないか!」
それなりの痛打を受けたはずだが、まだその様子には余裕がある。
戦いは、まだ続く。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【水面走行】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
一里塚・燐寧
あは。爆発の一つや二つぐらい浮かべてみなきゃ気も滅入るよねぇ
歓楽満載の西海岸が遠目に霞むだけの、こんな殺風景な海の上じゃさぁ
もっと賑やかになるよーに、あたしの爆発も間近で楽しませたげるよぉ
【水面走行】状態で敵に駆け寄り『呪式:一蝕激発』を発動!
≪テンペスト・レイザー≫の回転鋸刃で装甲を削り斬り、その内側にある構造を鬼火の爆発で破壊するよぉ
敵の体には高い爆破耐性があるらしい……けど、爆風に触れない中身まではどうかなぁ!
んふふ。爆発一筋からするとチェーンソーで先に傷を開くのは反則かもねぇ
でも爆破力を全部活かすために別の道具を使うのも一つの爆破道だよぉ
わーお。爆弾撒き散らしてきたかぁ
海の上なら「地面が消し飛ぶ」ことはないけど、水柱がたくさん立って動きづらくなるかもねぇ
そんな時は【フライトドローン】を足場にして渡ることで、爆弾やその影響で発生する水柱が密集する範囲から逃れるよぉ
躱しきれない分は大剣特有のぶっとい刀身を盾代わりにして受けよっか
爆発に次ぐ爆発!どっちが丸ごと消し飛ぶことになるかなぁ?
ラキア・ムーン
ふむ、後は貴様だけ……か
そうであるなら、早々に倒し此処を突破する為の礎となって貰おう
随分と火薬を持ち込んでいるようだが、その程度で此方が気後れすると思わないで貰おう
救援機動力で戦場へと合流
水面走行を使用し、ボニー・パーカーの姿を確認
一定の距離を取り、周囲を駆け攻撃準備
《RE》Incarnationを構え、槍へ魔力を込め続ける
近寄りたくは無いな、砲撃で仕掛ける
【Call:Flame_Canon】起動
槍先を敵へと向けて狙いを付ける
魔力を解放、滾らせた炎を解放し敵へと『砲撃』
遠距離より敵を狙って燃やしていこう
フライトドローンを展開
敵が接近し、組み付かれる直前に間にドローンを滑り込ませてドローンを組み付かせる
Emu【E.S】展開
魔術障壁で爆発を受け、爆発の衝撃を利用し後方へ跳び威力を逃がしていこう
タフな敵だ、だが抱き合う趣味も、爆破される趣味は無いのでな
その趣味には付き合うことはできんさ
1人で此処で沈んでいけ
アドリブ連携等歓迎
「ふむ、後は貴様だけ……か。そうであるなら、早々に倒し此処を突破する為の礎となって貰おう」
そう言って救援機動力で駆けつけてきたのは銀髪をまとめたスタイリッシュなデーモンのディアボロス、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「随分と火薬を持ち込んでいるようだが、その程度で此方が気後れすると思わないで貰おう」
「気遅れ? そんなの期待しちゃいないさ。あたしはただ爆発が好きなだけさ」
その言葉にアヴァタール級ワイズガイ『ボニー・パーカー』が応じる。それは見当違いだ、と。
「あは。爆発の一つや二つぐらい浮かべてみなきゃ気も滅入るよねぇ」
その言葉に今度は一里塚・燐寧(粉骨砕身リビングデッド・g04979)が軽薄そうな顔で笑う。
「歓楽満載の西海岸が遠目に霞むだけの、こんな殺風景な海の上じゃさぁ。もっと賑やかになるよーに、あたしの爆発も間近で楽しませたげるよぉ」
「歓楽には興味がないが、あんたも爆発を使うというんなら、それは興味があるね!」
『ボニー』と燐寧が同時に海面を蹴り、睨み合いの時間が終わる。
燐寧がパラドクス『呪式:一蝕激発』を発動し、『テンペスト・レイザー』に爆発のエネルギーを蓄える。
「そーら、あたしの爆発をくらいな!」
対する『ボニー』はダイナマイトを広範囲に展開する。
「わーお。爆弾撒き散らしてきたかぁ」
とはいえ、燐寧もその展開は予想済み。爆発が周囲の海面を激しく揺らすだろうことを想定し、【フライトドローン】のパラドクス効果を起動し、空中へと逃れる。
直後、爆発。次々と水柱が上がり、海面が激しく揺れる。
燐寧は『テンペスト・レイザー』の刀身で爆風を防御しつつ、フライトドローンの間を飛び移ってさらに『ボニー』に接近する。
「近寄りたくは無いな、砲撃で仕掛ける」
その様子を見て、ラキアは接近戦という考えを捨て、突撃槍『《RE》Incarnation』に魔力を込める。
「極炎術式、展開」
ラキアの突撃槍が炎の術式により激しく燃え上がる。パラドクス『Call:Flame_Canon』だ。
極限まで高まった炎が放たれ、『ボニー』に命中する。「そっちのあんたは爆発力が足りないみたいだねぇ!」
『ボニー』は全身に仕込んだダイナマイトに着火しながら、一気に海面を蹴り、ラキアに迫る。組み付いて爆発するつもりだ。
「タフな敵だ、だが抱き合う趣味も、爆破される趣味は無いのでな。その趣味には付き合うことはできんさ」
ラキアはフライトドローンのうち一機を操作し、自身と『ボニー』の間に滑り込ませる。
『ボニー』は間に割り込んだフライトドローンを抱きしめ、そのまま爆発する。
フライトドローンが粉々に砕け散り、その爆風がラキアを襲うが、ラキアは『Emu【E.S】』を展開しながら衝撃を受けて後方に飛び退くことで威力を軽減し、ダメージを最小限に抑える。
「このまま、1人で此処で沈んでいけ」
だが、『ボニー』はまだ立っている。
「なるほど、体には高い爆破耐性があるらしい……けど、爆風に触れない中身まではどうかなぁ!」
燐寧はその様子に頷きながら、『テンペスト・レイザー』を掲げ、一気に『ボニー』の背中に突き刺す。
「んふふ。爆発一筋からするとチェーンソーで先に傷を開くのは反則かもねぇ。でも爆破力を全部活かすために別の道具を使うのも一つの爆破道だよぉ」
『テンペスト・レイザー』が『ボニー』の表面を削り、内側へと入り込む。
直後、『テンペスト・レイザー』から生み出された呪詛の鬼火が『ボニー』の内部に入り込み、そのまま激しく爆発する。これこそがパラドクス『呪式:一蝕激発』である。
「爆発に次ぐ爆発! どっちが丸ごと消し飛ぶことになるかなぁ?」
そしてそれは『ボニー』という体を容赦無く炸裂させた。
「はっ、いい爆発だ。ディアボロス!」
それが最後の言葉だった。いずれは諸共粉々になりたいなどという物騒な願いを持つ彼女のことだ。爆発で死ねたのは、本望だったのではないだろうか。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
【水面走行】がLV3になった!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!