リプレイ

ラズロル・ロンド
エトヴァ(g05705)とホットカーペットデート
これは蕩ける
ゴロゴロしたい誘惑が半端ないっ
でも寝転んだら起き上がれる自信が無いよ!
誘惑に囚われる前に座ってチョコを堪能しよう
ハッピーバレンタイン〜
色んなチョコの詰合せを広げて好きなものから食べよう
奪還されたベルギーのちょっと良いチョコ
箱同封の説明を見比べ
ダークチョコレートガナッシュ、こっちはミルクチョコレートカシスだって
宝石みたいなチョコの数々に
どれがいいかな?と選ぶのも楽しい
トリュフも美味しそうで口に含めば甘さにニヨニヨニヨ尻尾フリフリ
エトヴァにもあーんと真っ赤なハートのチョコを一粒あげて二人でニッコーだ
続いてチョコフォンデュの登場に更に尻尾パタパタ
絶対美味しいやつー
イチゴをあーんと食べて甘酸っぱさと温かさに幸せいっぱいにくた~ん
狐変身を使いボフっと狐化
猫が伸びるなら狐も伸びる〜
両手足を広げてお腹をペタリとつければぬくぬく~
エトヴァ猫と一緒にコロコロふにゃふにゃ絡まりじゃれて
ホットカーペットを心ゆくまで堪能するよ

エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
ラズ(g01587)とホットカーペットデートだ
これが噂のホトカ……
あ、ふかふか……
あったかい……(既に吸い込まれつつある)
なんという魔性
まずは座って
ハッピーバレンタイン!
ラズが並べた色とりどりのチョコに
わあ、よりどりみどりで迷ってしまう
顔を寄せて、説明に耳を傾けながら
ベルギーのチョコとは感慨深い
どれも美味しそうだなぁ……
差し出された真っ赤なハートを、照れた笑顔でぱくり
んーー、最高に美味しいよ
それはどんな味だろ?
宝箱みたいだ
俺はチョコフォンデュをセット
生のイチゴやバナナに、オレンジピールにドライデーツも忘れずに
大きなイチゴを丸ごとくぐらせて、ラズに差し出し
とびきりの気持ち
はい、あーん
ふふ、楽しい
デーツは甘々、オレンジも美味だ
チョコを堪能したら、狐姿のラズがうらやましくて
自分も猫変身で青い猫になろう
カーペットにぺたりと寝ころべば、温もりがじわじわ伝わる
あ、たまらない……
毛並みに残る温もり寄せあって、ゴロゴロ絡まりあって
一つの毛玉になろう
……至福だ
尻尾絡ませあって、温もり重ねて幸せに蕩けよう
ラグマットへと踏み出した足が、その柔らかな毛並みに沈めば。
かじかむ指先に、じんわりと熱が伝わってくる。
「わ、ほんとにぽかぽかだねえ」
寒さが苦手なラズロル・ロンド(デザートフォックス・g01587)にとって、冬というのは中々に厳しい季節。
せめてもの抵抗に、長い尻尾をクルクルと体に巻き付けても。指先や狐の耳といった末端は、どうしても冷えやすいのだけれど……。
「これは蕩ける」
ホットカーペットのぬくもりに、誘われるまま。
今度はしゃがんで手を伸ばせば。ぽかぽかさらさらの手触りが、瞬く間に指先の冷たさを拭い去ってゆく。
「これが噂のホットカーペット……」
床に腰を降ろすという文化には、まだ馴染みが薄く。
ラズロルから一歩遅れる形となったエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)もまた、そろりとカーペットに手を伸ばす。
(あ、ふかふか……)
ふんわりと柔らかな感触に、手が柔く沈めば。
伝わってくるのは、どこか安堵を覚える優しいぬくもり。
「あったかい……」
この感覚を一度覚えてしまったら。知ってしまったら。
文化や習慣の壁など、紙切れと同じ。
そのまま腰降ろして、いっそ全身で……。
「でも、いま寝転んだら起き上がれる自信が無いよ!」
ここは多分、ぬくもりの底なし沼のようなもの。一度沈んでしまったら、きっと戻れないと。
何とか己を叱咤して、ラズロルが沈まんとする体をカーペットから引き上げれば。
「確かに……危ないところだった」
何という魔性だろうかと、半ば感心しながら。
エトヴァもまた、不可思議な重力に抗い身を起こす。
このまま二人でホットカーペットの誘惑に身を任せてしまうのも、それはそれで魅力的な時間だけれど。
共に過ごすバレンタインという時間が、より良いものになるようにと。折角考えてきた順番とか段取りとか。
そういった諸々の計画が、いきなり破綻する所であった。
「それに、このままカーペットの上に置いておいたらチョコも溶けちゃうもんね」
時間も、チョコレートも。ぽかぽかのホットカーペットに溶かされてしまう前に。
「ハッピーバレンタイン!」
ラズロルがテーブルに広げたのは、色彩も個性もとりどりな一口サイズのベルギーチョコレート。
それも、普段なら気軽には手を出せない、ちょっといいやつ。
「ベルギーのチョコとは……」
一粒一粒が、拘りを持って丁寧に作られたのだと分かる。
深く濃いチョコレートブラウンや艶やかな光沢は、ディアボロス達が取り返した過去から紡がれた技術の結晶。
「宝石みたいだ」
「どれから食べようか迷っちゃうよね」
どれがいいかな、と。迷っている時間さえも、そわそわワクワク楽しくて。
ラズロルがリーフレットを開く間も、狐の尾が無意識に揺れる。
「ダークチョコレートガナッシュ、こっちはミルクチョコレートカシスだって」
リーフレットを読み上げながら、横目でチラリ。エトヴァの様子を窺えば。
「どれも美味しそうだなぁ……」
まだ迷っているのか。それとも迷う時間を、楽しんでいる最中なのか。
目を細めてチョコを眺めているエトヴァの姿に、ラズロルの目がキラリと光る。
「これはフランボワーズガナッシュだって」
それならばと。
ラズロルが選んだのは、ハート型のチョコレート。
伸ばしたその手は戻る事無く、そのままエトヴァの口元へ……。
「はい、あーん」
差し出された情熱的なルージュのチョコレートに、普段は冷静なエトヴァの青い視線が一瞬揺れる。
「んーー、最高に美味しいよ」
ラズロルに食べさせてもらうのは、何だかくすぐったくて。
照れくさい気持ちが、そう感じさせるのか。口いっぱいに広がるフランボワーズの香りが、何とも甘くて酸っぱい。
そんなエトヴァの表情を見れば、『味はどうか』なんて問うまでもない。
次にラズロルの指先が止まったのは、ダークブラウンのチョコレート。
今度は自身の口へと運んだなら、指先に付いたココアパウダーまで思わずぺろり。
「トリュフもいいよね~」
ほろ苦いパウダーの向こうから、蕩けたチョコレートが口いっぱいに広がったなら。
ラズロルの頬も蕩けてしまう。
「じゃあ、そろそろこっちも……」
チョコレートの甘い香りに、耳も尻尾もふにゃんと蕩けてきているラズロルが。そのまま体までカーペットに沈んでしまわぬうちにと。
エトヴァがテーブルに広げるのは、チョコレートファウンテンと種々のフルーツ達。
王道のイチゴやバナナは勿論の事、折角のバレンタインデーなのだから。
今日は美味しいの欲張りセットで、オレンジピールやドライデーツも忘れずに。
「絶対美味しいやつー!」
瑞々しい彩が加わり増々華やぐテーブルに、ラズロルの耳もピコンっと元気に立ち上がる中。
エトヴァが選ぶのは、先のチョコレートに負けないくらい赤色の鮮やかなイチゴ。
噴き出すチョコレートの滝に、遠慮なくたっぷりと潜らせたなら……。
「はい、あーん」
エトヴァからのお返しを、大きな口でぱくりと一口。
「んんっ」
口いっぱいにチョコの甘さが広がったかと思えば。
噛み締める程に、イチゴの瑞々しい酸味が溢れて……。
「ふふ、楽しいな」
表情が蕩けたかと思えば、キュっと引き締まったり。
イチゴチョコの甘酸っぱさに翻弄されて百面相しているラズロルの姿に、思わず笑みが零れる。
さて、お次は……。
ドライデーツをたっぷりとチョコにくぐらせて、二つの異なる甘みを贅沢に味わってもいいし。
オレンジピールのほろ苦さで、大人の味を楽しむのもいい。
チョコフォンデュは選ぶフルーツ次第で、チョコの加減次第で、いくらでも味を変えてくるから。
手が止まってくれなくて。
「幸せが過ぎる~」
美味しいの無限ループに、とうとうノックアウトされて。
こてんと転がったラズロルを、ラグマットが受け止めたなら。
もう起き上がることなんて出来る訳もない。
ホットカーペットでは、猫は伸びるらしいけれど。
猫が伸びるなら、狐だって伸びる。
「ぬくぽか~」
ボフっと狐の姿に転じれば、ラグマットの毛並みは相対的にふかふか感が増して。
そのぬくもりに沈むように、う~んと手足を伸ばして。お腹までぺったりと、カーペットにくっ付けたなら。
その姿は、人間であれば『大の字』と表す所だが。狐のそれは、例えるならば『アジの開き』。
全身全霊でぬくぬくを堪能するラズロルの姿が、何だか羨ましくて。
けれど、人の姿で同じポーズを取ると言うのは……さすがに羞恥心が勝ってしまうから。
ここはラズロルに倣って、エトヴァもまた猫の姿に。
(「あ、たまらない……」)
ラグマットと、自身青い毛並み。
温かな空気を抱くふわふわが、二重の層を築けば。ぬくぬくの度合いも倍になるのが道理というもの。
「エトヴァももふもふ~」
ならば、ころりと転がってきた。
既に全身ぬくぬくの、狐姿のラズロルとくっ付いたなら……?
(「……至福だ」)
互いの体温が蕩け合うように。
ぬくぬくふわふわは、体感四倍……いや、きっとそれ以上。
時折ちょいちょいと悪戯してくる、白い尻尾に。こちらも負けじと青い尻尾を絡めたら。
チョコレートよりも甘く、二人の時間が融けてゆく――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
【猫変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
百部・小太郎
ハニィ殿(g00897)とバレンタインのでぇと
ほっとかぁぺっと
新宿島の文化は大体憶えたと思っておりましたがこれは初見
されど穏やかに落ち着けて実に宜しいかと
折角ですし偶には静かにのんびりするのも……!
!?
な、何故布団を持ち込まれておるので!?
想い人と一緒に布団……これは、実質同衾なのでは
や。その様な邪な発想なりませぬ。色即是空空即是色煩悩退散!
いやでもこれ流石に無理に御座いましょう……!?
肩が触れたりすれば固まりまするが、元々2人でチョコを食べたり出来たら嬉しい
位の動機でしたので、あーん、位は照れながらも喜んで受け取りまする
それがしからあーんのお返しも、流石にそろそろ、出来なくも無く……!
……とは言え、小太郎も男子にございまする
それは、触れたいとか、抱きしめたいとか
そういう気持ちも……まあ……はい
あ、温め……っ!!?
暫くの硬直。結局、布団で包んだ上で寄り添うが関の山と言いまするか……
や、でも如何に御座いましょう
自発的に、迫って、みたので、御座いまするが!
その……心の臓が、動悸が……
ぷしゅう
ハニエル・フェニックス
小太郎君(g02146)とホットカーペットデート!
そう、これがホットカーペット!
確かにこたつやエアコンに暖炉なんかと比べると地味だけど、いい仕事してくれる子だよ。
裸足で歩いても冷たくないのが良いよね!
まぁあったまるにはちょっと物足りない感じはあるけど……ちょっと毛布でも被ったり寄り添ったりすれば解決だよね。
今日は両方やっちゃおうかな!
覚悟決めちゃってよね、小太郎君!
どーきん?ってゆーのは良く分からないけど、恋人同士ならこのくらいはするって!
ほら、リラックスリラックス!
あ、バレンタインのチョコ持って来てたんだった!
これ食べたらきっと甘さで緊張も解れるよ。
はい、あーんして……どう?美味しい?
私も味見しとこうかな、今度は小太郎君に食べさせて貰っちゃおうっと。
所で小太郎君、毛布が薄かったから私ちょーっとだけ肌寒いなぁ。
ふふー、あっためてくれるぅ?
「新宿島の文化は大体憶えたと思っておりましたが……」
これが、『ほっとかぁぺっと』なるものかと。
百部・小太郎(犬侍・g02146)は、西洋風の敷物を矯めつ眇めつ。
屋内では履物を脱ぐという習慣は、小太郎の生まれた時代から遠く時を隔てても変わる事はなかったが。
よもやその結果、足の冷えを防ぐ為に発熱する敷物が誕生していようとは……。
「ここが温度調節……ふむ」
幸いにして。
ボタンを押すだけで動いてくれる、キカイが苦手な小太郎にも扱えそうな代物ではあるけれど。
「そう、これがホットカーペット!」
操作パネルと睨めっこしたまま中々動かない小太郎に、もう温まっているから大丈夫だと。
ハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)が、小太郎の腕を取りカーペットの上へと誘う。
「裸足で歩いても冷たくないのが良いよね!」
ラグマットは、新雪ようにふわふわと柔らかで。
けれど生き物の体温のように、じんわりと温かくて。
「確かにこたつやエアコンに、暖炉なんかと比べると地味だけど……」
いい仕事をしてくれるのだと。
感触を確かめるように、カーペットの上をパタパタ小走り。
はしゃくハニエルの姿に釣られて、表情を緩めながら。
「確かにこれは……」
小太郎もまた、カーペットの上に足を踏み出せば。
足先にまで、しっかりとぬくもりが伝わってくる。
「穏やかに落ち着けて実に宜しいかと」
ここには賑やかな催しもなければ、洒落た料理が出て来る訳でもないけれど。
ハニエルが凍える事なく。思い切り羽を伸ばして、笑って過ごしてくれるなら。
(「偶には静かにのんびりするのも……」)
悪くないと頷いている小太郎に、『でも』……と。
待ったをかける、ハニエルからの意味深な視線。
確かに、触れる事で温かさを感じられるのは、他の暖房器具とは違うホットカーペットの特権だけれど。
当然、触れていない場所は温かくない訳で……。
「しっかりあったまるには、ちょっと物足りない感じはあるよねぇ」
「……ハニィ殿?」
ふふ、と。小悪魔なスマイルを披露して。
ハニエルは何やら、クローゼットをがさがさごそごそ。
「でも、ちょーっと毛布でも被ったり寄り添ったりすれば、ばっちり解決だよね!」
「な、何故布団を持ち込まれておるので!?」
クローゼットから姿を見せた大きな荷物――もといお布団の登場に、小太郎の目は真ん丸に。
「なぜって……」
それは今言った通り。
毛布を被ったり、寄り添ったりできるように。
ハニィちゃんは出来る子なので、ちゃーんと許可も貰って、必要なものを準備してきたのだと。
「覚悟決めちゃってよね、小太郎君!」
ハニエルの高らかな宣言に、小太郎の頭は真っ白に染まるのでした。
●
……で。
目の前に想い人が居て、布団が敷かれて、覚悟を決める……とは。
「これは、実質同衾なのでは」
「どーきん?」
きょとんと首を傾げる想い人の姿に、この場における覚悟とは一体なんぞやと。
小太郎の脳内で、思考が渦を巻く。
「どーきんってゆーのは良く分からないけど、恋人同士ならこのくらいはするって!」
(「や、ややや
……!」)
ほら、はやく……と。
無邪気に手を引いてくるハニエルを、無碍に振り払う訳にはいかないが。
ならば、どうすればよいのか。
情報量が多すぎて、脳の処理は追い付いていないのに。男としての本能は、勝手に期待してしまう。
(「や。その様な邪な発想なりませぬ! 色即是空空即是色……」)
つい思い浮かびそうになる、不埒な想像よ消え去り給えと。
必死に己を律する小太郎に。
「ん? 何か緊張してる?」
ほら、リラックスリラックス……なんて。
無防備な青い瞳が覗き込んでくるし、華奢な手が肩に触れたりしてくるし。
(「いやでも、これ流石に無理に御座いましょう
……!?」)
神や仏がおわすなら。何故、このような過酷な試練をお与えになるのかと。全力で問い詰めたい所だが。
実際に試練を与えているのは、目の前の天使なのだから敵わない。
「そうだ、バレンタインのチョコも持って来てたんだった! これ食べたらきっと甘さで緊張も解れるよ」
はい、あーんして……と。
ハニエルから差し出されたチョコレートと共に。
胸の内で暴れる、行き場のない叫びと涙も、全てを一緒に飲み込んだなら。
「どう? 美味しい?」
「大変美味……ですが、こそばゆいでござるな」
例えこの場所が、最終人類史においてありふれた場所であろうと。何処であろうと。
ハニエルが笑ってくれていて、共に過ごせるのなら、特別な時間になるから。
最初から、それだけで良かったのだと。
ほんのりほろ苦い異国の菓子が、口の中で甘く溶けてゆく。
「ふっふー、よかった」
そんな小太郎の中の葛藤を、知ってか知らずか。小太郎の表情に、柔らかさが戻ってくるのを見て取れば。
そろそろ小太郎からも、『お返し』があっていいのではないかと。ハニエルの中で小悪魔が囁く。
「私も味見しとこうかな」
これ見よがしに、そう言いつつも。自分でチョコを取る事はなく。
視線と仕草で、『ダメ?』とメッセージを送ったら。
「それがしとて、流石にそろそろお返しも……!」
出来なくも無く……と。しどろもどろに。
チョコを差し出してくれる、ぎこちない手つきが、小太郎の優しさを表しているようで。
「んっ、おいしい♪」
食べさせてもらったチョコレートが、より美味しい。
……そうなると。
小太郎が、もっともっと近くから食べさせてくれたなら、チョコレートだってもっと美味しく感じられる気がするのだけれど?
「……ところで小太郎君」
さて、どうしようかな……と。思案はしばし。
今日はバレンタインデーで、女の子にとって特別な日なのだから。
「毛布が薄かったから、私ちょーっとだけ肌寒いなぁ」
「そ、それは……」
こんな風に赤くなったり、どうしたらよいかと困っていたり。
ハニエルの事を沢山考えて、大事に想ってくれている……そんな表情を、もう少し見ていたいと。
そんな悪戯心が湧いてしまっても、たぶん今日は許される日。
「ふふー」
別に神様とかが許してくれなくても、ハニエルが今そう決めたから。
「あっためてくれるぅ?」
人差し指を、唇に。
ちょっぴりの背伸びと意地悪と、沢山の大好きを籠めて。
今日は特別なおねだりを。
「あ、温め……っ!!?」
可愛らしいおねだり攻撃に、小太郎、本日二度目の硬直。
(「それがしも男児にございまする
……!」)
想う人に触れたい、抱きしめたいと思う気持ちが無いと言えば、それは嘘になる。
ハニエルからのお願いなのだから、この手を伸ばして抱き寄せてしまえばいいではないかと。そんな考えが頭を過るけれど……。
それ以上に、大切にしたい。
守りたいという気持ちが、小太郎の体を動かすから。
「い、如何に御座いましょう……」
今は極力優しく、そっと。
布団で包んで寄り添うので、精一杯。
「自発的に、迫って、みたので、御座いまするが!」
これでも小太郎なりに、男性として意識してもらえるよう、ハニエルの希望に添えるようにと努力はしたつもりなのだが……。
「ふふ、あったかいよー」
何だか楽しそうに、ハニエルの方から体を預けて来られたら。
(「その……心の臓が、動悸が
……!」)
ハニエルの顔が一層近くて、蜂蜜色の長い髪がさらりと触れて……。
「あれ、小太郎君……?」
ぷしゅう、と。
本日三度目の硬直――真っ赤になってオーバーヒート――を起こしてしまった小太郎が再起動するのには、かなりの時間を要したという。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
ギィース・エレクレ
【彩縁筆】
おっ!レジーナちゃん、ホットカーペットだよ!!
そっと足を置いてみる
おぉ!!床があったかい!なんか不思議だね!
その上にラグマットを引いてるからふわふわだ!!
コレはやっぱりゴロゴロしちゃうよね!
とコロンと転がる
わぁー!あったかい、ふわふわ!!
レジーナちゃんもやろうよ!
ん?何持ってきたの?
わぁー!ありがとう!俺もぐるぐる巻きだー
アレ?ブラシちゃんにトトどうしたの??
えっ?自分達の方がぬくぬくふわふわだと?
なるほど、ホットカーペットに嫉妬を!
ブラシちゃんとトトを顔に挟んで
うん、天然だからとっても暖かてふわふわ
こ、コレは危険だ!寝ちゃうよ!
レジーナちゃんも!
ふふっ暖かいよねー
あっ、チョコレート持ってきたんだ!
箱を取り出して
はい、開けてみて!
ふふっリアルブラシちゃんだよ!
トトそっくりだ!ってトトのか!
隣に座ったらどっちかわからない!
俺の?とっても綺麗だ!ありがとう!
ブラシちゃんは
レジーナちゃんのお顔を描いたチョコ!ナイショだよ?
じゃ俺も!
彼女の横に寝転んで
おやすみー、良い夢をレジーナちゃん
レジーナ・ネイサン
【彩縁筆】
いつも冬はコタツにお世話になってるけど、
ホットカーペットか、成程
確かにふわふわで温かい…
はは、これは転がるっきゃないよね
同じくゴロンと横になって
うーん……これは悪くない……むしろ良い……
が、触れてない所が少々寒い
ブランケットとクッションを持って来てハイこれギィースの分
ぐるぐる包まってごろり
よし、これでバッチリ
トトとブラシは頬っぺた膨らませてどうしたのさ
えぇ、ヤキモチやいてるの?
ふたりも転がってみなよ、ぬくいよー?
ホカホカのふたり、最強ぬくぬくふわふわになると思うなあ
ほら、温まったらギィースの顔挟んじゃえ
私も?じゃあお願いしようか
はーあったかーい
寝そうになった所で
え?そうだったチョコレート!
私にくれるの?
箱を開けると…ブラシ?へえソックリ!器用なモンだ
嬉しいよ、ありがとう
私も用意したんだ、これも開けてみて
中身はトトにソックリの立体チョコ
ま、これはトトの分だけど
ハイ、ギィースはこっち
色々ジャム付き白フォンダンショコラ
ブラシも貰えた?ふふ良かったね
よし、無事に渡したし!
おやすみ~~~
敷かれたラグマットを、ちらりと捲って。
「おっ! レジーナちゃん、ホットカーペットだよ!!」
かくれんぼしていた、ホットカーペットの存在に。お宝でも見つけたかのように、ギィース・エレクレ(誘惑の道化師・g02447)が目を細めて笑う。
触れたホットカーペットは、既にぽかぽかで。
その上の敷かれたラグマットも、十分に温まっているから。
「おぉ!! 床があったかい!」
改めて、そろりと。ラグマットの上に足を踏み出せば。
「なんか不思議だね」
足の裏に温もりを感じるというのは、何だか新鮮で。
敷物を温めてしまおうなんて、随分と愉快な発想だと笑ってしまう。
「ホットカーペットか、成程」
ケラケラと笑いながら、早くおいでと誘うギィースの姿に。
ふむ、と。レジーナ・ネイサン(灰色キャンバス・g00801)は小さく頷く。
冬はもっぱら、コタツのお世話になっているレジーナだけれど。
コタツの良さを知っていればこそ、ホットカーペットはまた違った魅力を持つのだと言われれば。
それは、確かめずにはおれぬというもの。
「上にラグマットを敷いてるから、手触りもふわふわだ」
わしゃわしゃ、わしゃー……と。
掌全体でふわふわの感触を堪能するギィースに釣られて。レジーナもまた、ラグマットへと手を伸ばせば。
「確かに、ふわふわで温かい……」
掌が、ラグマットの毛並みに柔く沈んで。じんわり伝わってくる熱は、まるで犬や猫といった生き物を撫でているかのように、心地よい温かさで。
「コレはやっぱり、ゴロゴロしちゃうよね!」
そう言って、心向くまま。一足先にころりと転がってしまったギィースの姿に、笑みが零れる。
「レジーナちゃんもやろうよ」
あったかいよ、ふわふわだよーと、囁く。
夢魔――サキュバスの手招きに、誘われるまま。
「これは転がるっきゃないよね」
ラグマットに身を沈めたなら。
「うーん、これは……」
其処は、ふわふわの草原。あるいは、ぬくぬくの海原。
「悪くない……むしろ良い」
思い切り手足を投げ出しても、何にぶつかる事もなく。
ぬくもりに包まれる、まさに夢見心地……なの、だが。
「やっぱり、触れてない所が少々寒い」
部屋自体も、ちゃんと空調が効いている筈なのに。
一度ホットカーペットの温もりを知ってしまうと、どうも感覚が贅沢になってしまうらしい。
「ハイこれ、ギィースの分」
「ん?」
何を持って来たのかと、ギィースが問うよりも早く。
レジーナは持って来たブランケットを、ギィースにばさー。
「わぁー! ありがとう!」
ギィースの歓声を耳にしつつ、自身もくるりとブランケットに包まったなら。
「よし、これでバッチリ」
大きな大きな、ブランケット巻き寿司の完成!
「俺もぐるぐる巻きだー」
倣ってギィースもころころ、ころりん。二本目の巻き寿司と化したなら。
ホットカーペットの温もりが、ブランケットにも伝わって。
後はもう思う存分、全身でぬくぬくふわふわを味わ……アレ?
「ブラシちゃんにトト……どうしたの??」
ぺしぺし。てちてち……と。
部屋に響いた珍妙な音に、ギィースが視線を巡らせれば。
モーラット・コミュの『ブラシ』とクダギツネの『トト』が、尻尾をぺしぺし。お手手でぺちぺちと床を叩いて。
「頬っぺた膨らませてどうしたのさ」
何かを訴えるように、じーっと二人を見つめている。
「えっと……自分達の方がぬくぬくふわふわだと?」
つまり、サーヴァント界でも屈指のもふもふ枠である自分たちを連れておきながら、ホットカーペットにばかり構うなんて何という事か……と。そういう事だろうか。
「えぇ、ヤキモチやいてるの?」
確かに、この部屋に入ってから、二人ともホットカーペットの話ばかりしていたけれど。
「なるほど、ホットカーペットに嫉妬を」
ホットカーペットはあくまでも、暖を取る為の道具。パートナーであるサーヴァントたちと、比べるようなものではないのだが……。
「ふたりも転がってみなよ、ぬくいよー?」
依然として、頬を膨らましたままのサーヴァントたちに、おいでおいでと。レジーナが手招くも、サーヴァントたちの不満は中々に根深い様子。
中々こちらに来てくれないサーヴァントたちに、レジーナは『ふむ……』と、一計を案じて。
「ホカホカのふたりなら、ホットカーペットも目じゃないくらい最強のぬくぬくふわふわになると思うなあ」
ちょっぴり大きめの声で、そう呟いたなら。
異色の瞳で、視線をちらり。
レジーナからの視線を受け止めて。
サーヴァントたちが『むむむ』と葛藤すること、数秒。
「ほら、ぬくぬくでしょ」
ぴょんと飛び込んで来た二人を、受け止めたなら。
そのふわふわの体に、ホットカーペットの温もりが移るのは、あっという間。
「ギィースの顔挟んじゃえ」
「二人ともふわっふわだー」
ラグマットとはまた違う、天然の毛並みにホットカーペットの温もりが加わったら。
体感二倍。いや、もっと……想像以上のふわもこの、ぬくぬくで。
「レジーナちゃんも!」
皆で顔を寄せ合って、体温を分け合いっこしたなら。
「はー、あったかーい」
両頬を包む、柔く優しい感触に。全身どころか意識まで、ぬくもりの海に溶けてゆくよう……。
「……って、コレは危険だ!」
本当に寝てしまう所だったと。
勢いを付けて、跳ね起きたギィースは何やら荷物をごそごそ……。
「チョコレート持ってきたんだ!」
折角のバレンタインだと言うのに、一番美味しいイベントをスキップしてしまう所だったとギィースに言われて。
「そうだった、チョコレート……!」
レジーナも慌てて起き上がる。
「はい、開けてみて!」
何だか順番がチグハグになった気がするけれど、改めて。
ギィースからプレゼントされた箱の中身は……。
「ブラシ?」
「ふふっ、リアルブラシちゃんだよ!」
真っ白なホワイトチョコのボディに、優しい目つきまでブラシにそっくりなチョコレート。
「器用なモンだ」
ちっちゃな手に、アンテナに。細かな所までよく再現されているなと感心すると同時に、考える事は同じだったかと思えば。
「嬉しいよ」
ありがとうの言葉には、笑みが混じる。
「私も用意したんだ」
「……! トトそっくりだ!」
レジーナからのチョコは、こちらもブラックチョコレートが艶やかな毛並みを見事に再現した、トトそっくりの立体チョコ。
「ま、これはトトの分だけど」
「って、トトのか!」
くすりと、悪戯っぽく笑って。
改めてレジーナがギィースに渡すのは、白紙のキャンバスのような白いフォンダンショコラ。
絵具のように色彩豊かな、種々のジャムで召し上がれ。
「ブラシちゃんにはこれだよぉ」
お部屋の中に、賑やかな声と甘い香りが広がる中で。
ギィースからブラシへのプレゼントは、レジーナの顔を描いたチョコレート。
しーっと、唇に指を当てて。
本人には内緒だよって、言ったのに。
「ブラシも貰えた? ふふ、良かったね」
チョコレートを貰えた事が嬉しくて。
ブラシがすぐさまレジーナに報告してしまったのは、ご愛敬。
「よし!」
チョコレートも無事に渡せて。
バレンタインのノルマは、ちゃんとこなした事だし。
今度こそ、心置きなく。ぬくぬくを堪能する時だと。
「おやすみ~~~」
くるくるブランケットに包まって。
レジーナがころりと寝転んだなら。
「じゃ、俺も!」
ギィ―スも。勿論、トトもブラシも。
みんなみんな、一緒に。
「おやすみー、レジーナちゃん」
心地よいぬくもりの中で、良い夢を――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【セルフクラフト】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
オード・レヴニ
【ほろーど】
魔のこたつに次ぐ謎の存在「ホットカーペット」を求めて
わたしたちはレンタルルームの奥地へとむかった――
そんな感じの真剣な表情で
まずは足裏でその温かさを確かめ
おおー…ううん…
物足りなくなってぺたんと座り込み
ふむ…ふむふむ…
あっという前に寝転んでふやぁ
猫並みに伸びる天使が完成
ほろぶ、わたし…起き上がれないかも…
翼までぺったりカーペットにくっつけて温かさを堪能
ブランケットをかけてもらえば、カーペットに触れてないところも温かくて
マンガも、携帯ゲームも、お菓子も、手の届くところに置いてもらえて
持ちこんだチョコと、追い友チョコもとろける甘さで
あれ、ここが…天国?
ううん…ほろぶに甘やかされてる…
ほろぶのことも甘やかしたいのに…
いっしょにゴロゴロしたい…
おいで、と堕天を誘う駄目天使
一緒にごろだらしてれば心地よさと安心感で眠気がすごい
いつかこたつとホットカーペット両方があるお家に…住むんだ…
そんな遺言を遺して安らかに寝落ち
海・ほろぶ
【ほろーど】
こたつの時もそうだったけど
オード、あったかいグッズにめっちゃ弱いよね
前回の堕天っぷりを思い返すとくすっとくる
辿り着いたレンタルスペースの奥地
土気色の足裏から伝わる温度は、体温よりよっぽど温かい
みるみるうちにひらたくのびる天使の様子は予想通りというか
なんなら予想より堪能していて、見てて面白い
オードが喜ばしい状況でいるのは私も嬉しいしね
いいよ、そのままくっついてなよ
足裏つけただけのうちに歩き回り、
借りて来たブランケットを上からばさっと
欲しくなりそうな物は手の届くところに置いて
ゲームに漫画にお菓子に……
後何かあるかな、と立った高さから覗き込めば
もうチョコも食べてるっぽい?
友チョコ追加ね、と自分の方で持って来ていたチョコも置き
姿勢を低くした序に堕天の誘い
楽園創造もひと段落ついたし、お言葉に甘えようかな
腰を下ろして横になって
どこを触っても、やっぱり、温かい
こたつにホットカーペット
思い描いてみれば、あったかそうな家だなあなんて感想
隣で夢の世界へ昇天したらしい様子の天使に、おやすみ、と呟く
好奇心は、猫を殺すと言うけれど。
天使ならばどうだろうか?
「魔のこたつ……あれは、なんかすごかった」
最終人類史にはありふれた。何処にでもありそうなお部屋に立ち、オード・レヴニ(頌歌・g01759)は真剣に語る。
「だから、確かめないといけないと思うんだ」
此度、オードの下に舞い込んできたのは、こたつ次ぐ謎の存在……『ホットカーペット』なるものの情報。
それは、こたつに負けずとも劣らない。強力な魔力を持つのだと言われれば。
これを確かめずして、なんとするのか。
「いざゆかん、レンタルルームの奥地へー」
「……オード」
口調は真剣ながら、テンションはだいぶ緩めなオードの背中を眺めながら。
海・ほろぶ(君の番だよ・g04272)は、一昨年のバレンタインを思い出す。
こんなキカイが、本当に人をダメにするのかと。
最初は半信半疑であったオードが、こたつに陥落して堕天するのに、そう時間は掛からなかった。
まるで亀のように、こたつに潜っていたあの時の姿を思い出すと、つい口元が緩んでしまって。
これから先のオードの反応も、ありありと想像出来てしまうのだけれど……はてさて、実際はどうなる事やら。
ほろぶの視線を背中に受けながら。オードはついに、四角に区切られたふかふかの大地――もといホットカーペットへの第一歩を踏み出した。
「おおー……」
確かに、温かい。
足の裏にぬくもりを感じるというのは、何だか不思議な感覚でもある……が。
「初めてのホットカーペットはどう?」
「ううん……」
ほろぶに問われて、オードは思わず眉根を寄せる。
だって物足りない。足しか温かくない。
ならばどうするか? ……うん、座ってくっ付くしかあるまい。
「ふむ、ふわふわだ」
ぺたりと座り込めば、その分だけ温かみが増す。
更に、ラグマットはふかふか。
「ふむふむ……」
そろりと手を伸ばせば、柔い毛並みがオードの肌を撫でてくるものだから。
つい、ふかふか、もふもふと。
腕を伸ばして。足も伸ばして。ふわさらの温もりを貪れば。
いつの間にか全身が、ホットカーペットという名の沼に沈んでゆく。
「……ほろぶ」
「なに?」
好奇心は猫を殺すらしいけれど。
同時に、天使を猫並みに伸ばすらしい。
「わたし、起き上がれないかも……」
「だろうね」
手足どころか、大きな翼までぺったりと。
まるでシールみたいに、綺麗にカーペットにくっ付いてしまっているのだから。これを剥がす事が容易でない事は、誰の目から見ても明白。
ホットカーペットに触れてしまったら、最後。
これはカーペットとの接触面積が物を言うのだと、誰もが悟るのだ。
現に、ほろぶの土気色の足裏にも伝わって来る温もりは、機械的なものなのだと分かっていても随分と温かくて。
あっという間にカーペットに吸い付いてしまったオードの反応は、ほろぶの予想通り……と言うか、それ以上。
もはや伸びるというより、蕩けている姿を見ていると。ほろぶの頬まで緩んでしまう。
「いいよ、そのままくっついてなよ」
こたつの時もこんな感じだったな、と。ほんのりデジャヴを感じながらも。
まだカーペットに足の先しか掴まっていないほろぶは、その恐るべき魔力を振り切って、まずは物資調達へ。
ホットカーペットはこたつとは違って、空間そのものを温めてくれる訳じゃないから。
先にブランケットを、オードの上にばさっと掛けて……。
「ふぁ、ぬくぬくが倍に……!」
カーペットのぬくもりが、瞬く間にブランケットへと伝わって。
上も下も、ふわふわぬくぬくのサンドイッチ状態に突入すれば。
「ふやぁ~」
いよいよ声まで蕩けて来ているオードの下へ次に運ぶのは、お菓子に飲み物……それから、ゲームに漫画も。
動かずともオードが取りやすいようにと。
ほろぶが傍に置くと、その一瞬だけ。蕩けていたオードの手が元気を取り戻して。
にゅるりと伸びて物資を攫ってゆくのが、何だかそういう子供の玩具みたいで、ちょっと面白い。
「……あれ、もうチョコも食べてるっぽい?」
後は何が必要だろうかと。改めて周囲を見回してみれば、既に空になったお菓子の袋がちらほら。
「ぅん……口にいれたら、いつの間にか行方不明に……」
もぞもぞ。ブランケットの中に潜り込みながらも、正直に罪を告白した天使には。
「友チョコ追加ね」
バレンタインチョコのご褒美を。
「あれ、ここが……天国?」
体はぬくぬくぽかぽかに包まれて、温もりの海原に揺蕩うような夢見心地。
その中で頬張る親友からのチョコレートは、濃厚でいて滑らかに。口の中で蕩けて広がってゆく。
オードが動かなくとも、この手を伸ばせば欲しいものは全て、ほろぶが持って来てくれる……。
「ううん、甘やかされてる……」
しかし、何だろう。
こんなにも満ち足りているのに、オードの心は完全には満足していない。
今日は二人でホットカーペットの調査に来たのに、これではオードばかりが満喫しているようで……。
「ほろぶ」
今この瞬間も、怠惰なる欲望へ。あるいは、夢の世界へ引きずり込もうとしてくるホットカーペットの魔力に、最後の気合で抗って。
オードは、ほろぶに手を伸ばす。
「いっしょにゴロゴロしたい……」
だって、ほろぶがオードにしてくれたように。オードだって、ほろぶの事を甘やかしたい。
ただただ、ふわふわで。さらさらで。ぬくぬくで。ぽかぽかで。
それでいて甘い幸せの中に、包んであげたい。
……でも、ホットカーペットの魔力に掴まってしまった今のオードには、この手を動かすので精一杯だから。
『おいで』と。夢うつつに。
微睡む笑みで、誘う。
それは文字通りの、甘い誘惑。
一度乗ってしまったら、人も猫もチョコレートも。時間さえも蕩かしてしまう、堕天の誘い。
けれど既に、楽園の創造はあらかた終えているから。
「……お言葉に甘えようかな」
そろりと。オードの隣に身を横たえれば。
「ほら、あったかいよ~」
堕天を誘う悪い天使から、今度はブランケットのお裾分け。
「そうだね」
オードの体温が移っているのだろうか。
掛けて貰ったブランケットは、ぽかぽかで。ホットカーペットは勿論のこと、触れる全てが温かい。
ホットカーペットのこれは、機械仕掛けの温かさなのだと分かっていても。
まるで生き物のぬくもりに触れているかのように、柔らかで優しい。心地よい熱を、ほろぶの土気色の肌にも灯してくれる。
「いつか、こたつとホットカーペット両方があるお家に……住む、んだ……」
言葉は途切れて。
どうやら今回も、オードは夢の世界へ旅立ってしまったもよう。
(「こたつにホットカーペット……」)
それはまた随分と、あたたかそうで。
けれど、どちらか片方でもこの状態なのに、両方が揃ったらオードはどうなってしまうんだろうと考えたら。何だか可笑しくて。
吐息に小さく、笑みが混じる。
傍らで無防備に眠る天使に、おやすみを告げたなら。
ほろぶもまた、ゆっくりと目を閉じる。
親友の安らかな寝息を子守唄にして。
訪れた瞼の暗闇に描かれるのは、きっと。優しくてあたたかな夢の続き――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

篝・子火
【ガレージ】
暖かな絨毯。炬燵はよく入っているが、絨毯だけというのは初めてだな。
炬燵に勝るものがあるか?いざ、行かん。
ほう。
炬燵は縮こまって入るだろう?ギュッとな。子火は小さくない分ギュッとなり入る。それでも暖かいから良いんだ。
こんな大の字になっても暖かい……。
起きれない。イッカ引っ張って起こしてくれ。
ああ、猫になれば良いのか。
イッカにゃん。どうだ。子火の腕を磨いた猫捏ね技術は。
猫のびるのびる………猫って長いな!
"ふぁんさ"を貰ってしまった。肉球可愛いなぁ。吸っていいか?
猫欲が満たされた……よし。子火も頼む。
猫変身で捏ねてもらう。腹を伸ばしてほしい。
吸っていいぞ、としっぽで返事するぞ。
………忘れてた!
チョコだ。子火が作ると厨が燃えるからな。
綺麗なものを買ってきたんだ。蹄鉄型チョコ。
無双馬ではないが、蹄鉄は幸運の象徴らしいからな。贈りものだ。
あと気になるチョコアイス!
暖かでも頭キーンとなるんだろうか。うまうまパーティしよう。
イツカ・ユメ
【ガレージ】
冬場は炬燵やお布団が相棒だけれども、ホットカーペットも快適だよねぇ。
今日は仲良しさんと、あったかぬくぬくごろごろするよ♪
炬燵やお布団みたいに全身を包まれるのとはまた違う温かさ……
ちょっと足りないからこそ、
ホットカーペットに触れている部分の温もりを最大限に感じられるね。
…しぃちゃん。大丈夫?起きられる??
大勢で寝そべると狭くなりそうだけれども、猫になれば大丈夫!
あぁ……確かに。これは背中が伸びるね。
あったかくて気持ち良くて、とろとろ溶けそう。
そこにしぃちゃんの熟練の技が加われば、のびのびこねこね極楽気分。
お礼ににゃんこおててで撫で撫で。存分に吸っていいよ。寧ろ自ら吸われにいくよ!
よーし、しぃにゃんもこねこねしちゃうぞー!
お腹をのびのび、ふにふに、こねこねこ……お腹、吸っちゃダメ?
そうそう、わたしもおやつ持ってきたよ♪
クーラーボックスに、チョコアイスをいっぱい入れて持ってきたよ。
あったかいお部屋でひえひえアイス、最高だよね♪
ホットカーペットとチョコと猫……しあわせ〜
「ふむ……」
多くの人にとって、冬の暖房器具と言われたら……真っ先に思い浮かぶのは、やはり炬燵である。
それは篝・子火(天高し・g02594)にとっても、イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)にとっても同じ事。
しかし今、レンタルルームを訪れた彼女たちの目の前には、何も置かれてはおらず。
部屋の中央部に広く空いたスペースには、ただカーペットが鎮座するばかり。
「……絨毯だけというのは初めてだな」
一見すると、何だか物寂しい光景に。子火は僅かに眉根を寄せる。
炬燵のような存在感も無ければ、炎のような視覚的に分かりやすい熱源があるわけでもなく。
見た目にはただの厚手の敷物にしか見えないこれの、何がそんなに凄いというのか。
案内人によれば、ホットカーペットは炬燵に負けず劣らぬ魅力があり、しかも猫が伸びるという事であったが……。
「冬場は炬燵やお布団が相棒だけれども、ホットカーペットも快適なんだよー」
ふふん、と。
どこか得意気に笑うイツカは、どうやらホットカーペットを経験した事がある様子。
そのように言われると、ますます噂の真偽が気になる所。
ならば、どうするか?
答えは一つ。
この身を以て、確かめるより他になし。
「いざ、行かん」
「ごろごろしちゃおー!」
言葉と共に元気よく、イツカが腕を上げたなら。
いざ、未踏の大地――もとい、ホットカーペットの上へ。
「うん……確かに、足は温かいな」
「ホットカーペットは触って温まるものだからね」
ラグマットが敷いてあるから、手触りもふわふわだよ……と。
イツカがしゃがみ込んで、手を伸ばせば。柔らかな毛並みがさらさらと、肌を撫でてゆく。
「ほぅ……」
イツカに倣って子火もまた、ラグマットに触れてみれば。
黄金の模様を宿す硬質化した子火の手にも、その毛並みは柔く。優しい感触と熱が、じんわりと染み込んでくるかのよう。
この温かさを、もっともっとと思えば。
必然的に姿勢は低く、より低く。ゆっくりとカーペットに沈んで……。
「こんなに手足を伸ばしてもあたたかい」
「しぃちゃん、大の字になってるよ」
思いきり手足を投げだしている。
あまりに無防備な子火の姿に。イツカは思わず、『ふふ』と吹き出してしまう。
「ほら、炬燵は縮こまって入るだろう?」
女性の中では、長身の方に分類されるだろう子火からすれば。炬燵というものは、背筋を丸めて。ギュッと縮こまって入るもの。
それはそれで、たぶん風情とか言うのがあるし、何より暖かいのだからそれで良い。
だが、ホットカーペットはどうだろう。
「でもこれは、手足を伸ばした方があたたかいんだ」
炬燵とは違って、空間が仕切られている訳ではないし、出来る限り触れる面積を大きくした方があたたかい。
背筋だって、手足だって。こうして思い切り伸ばした方があたたかいのだから。
「……しぃちゃん。大丈夫? 起きられる??」
そうイツカに問われても。
「起きれない」
ここまで力が抜けてしまうと、最早、体が言う事を聞いてくれない。
流石に、カーペットを一人で占領してしまうのは悪いと思うのだが。よもやホットカーペットに、これほど強力な力が宿っていようとは思っていなかった。
「イッカ、引っ張って起こしてくれ」
一人では脱出困難だと。
腕を広げて救助を要請する子火に。しかしその必要な無いと、イツカは首を横に振る。
「猫になれば万事解決だよ、しぃちゃん!」
カーペットのスペースが限られていようとも。体の小さな猫の姿なら、何の問題もないのだと。
緑色の猫へと変身したイツカは、早速カーペットにころりん。
「あぁ……確かに」
カーペットの温もりが、ふかふかな猫の体にあっという間に移って。
手先も足先も、尻尾の先までぬくぬくに包まれたなら。
「これは背中が伸びるね」
思わず、うーん……と。思いっきり背伸びをしたくなってしまう。
「なるほど。猫になれば良いのか……猫って長いな!」
猫特有の柔軟な体は、人の目から見ると不可思議なくらいによく伸びる。
真っ白なお腹まで無防備に見せている猫イツカへと、思わず手を伸ばしたら。
「イッカにゃん。どうだ」
まずは、頬の周りのふっくらとした毛並みを、ふかふかナデナデ。
「子火の腕を磨いた猫捏ね技術は」
そこから艶やかな毛並みに沿って、ぽかぽかの体をナデナデこねこね。マッサージのように、撫で解したなら。
「極楽気分~、とろけそう……」
その熟練の技術に、今はふさふさなイツカの尻尾も、心地よさそうにゆらゆら揺れる。
「ありがとね、しぃちゃん」
わたしも、お返しと。
イツカもまた、猫の小さな手を子火の方へと伸ばすけれど。
(「"ふぁんさ"を貰ってしまった」)
ぷにぷに。
柔らかな肉球が可愛くて、あったかくて。
「吸っていいか?」
「存分に吸っていいよー」
鼻先に、ぷにふわな感触を感じながら、思い切り吸い込んだなら。
子火の胸の中は、猫を吸う事でしか摂取できない不思議な幸福感で満たされてゆく。
「猫欲が満たされた……よし」
幸せ猫成分が体中に満ちたなら。選手交代……ならぬ、猫交代。
今度は茶トラ猫へと変じた子火が、ころりとカーペットに横たわる。
「よーし、しぃにゃんもこねこねしちゃうぞー!」
まずは、無防備に晒された白いお腹を。毛並みに沿って、さらさらもふもふ撫でてゆけば。
はて、猫は液体であったかと思う程に。子火のお腹もにゅ~んと伸びて、カーペットの上に広がってゆく。
「ふかふかであったかい」
ふかふかの毛も。ぷにぷにの肉球も。カーペットの温もりが移って、ぬくぬくで。中々、手を離す事が出来なくて。
ふんわりと、毛を逆立てるように撫で上げたり。また手櫛で整えたりと、こねこねこねこね……。
「……ね、しぃにゃん」
この、ふわさらぬくぬくの感触が、おいでおいでとイツカを誘うから。
「お腹、吸っちゃダメ?」
縞々の子火の尻尾が、ゆらりと揺れて。『吸っていいぞ』のお返事を貰ったら。
ぽふりと、顔を埋めたそこは。どんなふかふかなお布団でも敵わないくらいに、柔らかで温かくて。
安らぐような猫の香りに包まれて。
バレンタインと言う日が、こんなにも幸せに過ぎてゆ……バレンタイン?
「……忘れてた!」
「わぁ!?」
猫ならではの機敏さで、慌ててぴょんと跳ね起きた子火は。変身を解き、何やら荷物をがさがさごそごそ……。
「チョコだ」
バレンタインと言えば、チョコレートを贈る日。
とは言え、借りた部屋のキッチンを燃やす訳にはいかない――子火いわく、『子火が作ると厨が燃える』――ので。
「綺麗なものを買ってきたんだ」
子火が差し出すのは、蹄鉄型のチョコレート。
子火の赤毛の相棒のように、力強く駆け抜けて。幸運を運んでくれるようにと。
そんな願いを込めて、イツカへ渡せば。
「わーぃ、ありがとう! そうそう、わたしもおやつ持ってきたよ♪」
イツカからのお返しは、クーラーボックスいっぱいに詰め込んで来たチョコアイス。
「あったかいお部屋でひえひえアイス……」
その甘い無限ループは最高だよねと、イツカが笑えば。
「暖かでも、頭キーンとなるんだろうか」
子火の疑問に、確認してみよっか? ……なんて。
冗談交じりに返すくらいには、美味しい時間が待ちきれない!
「うまうまパーティしよう」
ぽかぽか。あまあま、ヒエヒエ。そして時折、猫をこねこね……。
「しあわせ~」
あらゆる幸せ成分を贅沢に味わう、二人のバレンタインデーは。
まだまだ、ここからが本番なのでした――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【猫変身】がLV3になった!
効果2【ダブル】LV2が発生!