リプレイ
クローディア・ベネット
ピサロの居場所を因縁のあるインカの地で探すはずが、予想外の当たりを引いちまったもんだ
面白くなってきたが、こうなると南米西岸攻略は腰を据えて挑む仕事だね
ひとまずは足掛かりを用意しなきゃな
【水中適応】で海中に潜り、巡回や沿岸の監視をを躱しながら敵のいる砂浜を目指すよ
出発前に渡された海図や地図と、予知で明らかになった情報を元にルートを構築
敵の移動経路に引っ掛からず、さりとて無駄な迂回もしないように泳ぎ進もう
隠密系の残留効果や【完全視界】があれば有り難く使わせて貰う
アビスローバーは生身で潜水できるとはいえ、小船に乗ったり水面を歩いて索敵する奴の方が多いだろうか?
ひとまずは潜航深度を深めに取って海上からの索敵を回避
「実は海中の方が敵が多かった」なんてことになったら、その時は浅いところまで浮上だ
無計画な奴はすぐにくたばるが、狙いを外した計画に固執しても同じこと
いざって時は素早く判断できるように構えておこう
泳いだ時間から島との距離を概算し、十分に接近したら上陸準備を
はっ、前線勤務にしちゃ暢気な奴らだな
●
「ダッジマン号のお陰で無事に到着っと」
クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)たちディアボロスはペルーのはずれにある島付近にやって来て居た。この地を確保して、後方拠点とする為だ。
「ピサロの居場所を因縁のあるインカの地で探すはずが、予想外の当たりを引いちまったもんだ」
当初の目的としては、最後の太陽王アタワルパとか勇気ある王モクテスマ二世あたりの伝承でも調べつつ、ピサロやコルテスの名前を奪った奴でも居たら首を吊ってやるつもりだったのだ(モンテズマの首を吊るさないとは言ってない)。思えば遠くへ来たものである。
「面白くなってきたが、こうなると南米西岸攻略は腰を据えて挑む仕事だね」
歴史とか地形の深堀りというのは興味があれば面白い物である。
ローマ皇帝に詳しくない彼女にとってヘリガオバルス帝やハドリアヌス帝に関わる場所に行っても首を傾げるだけだが、初代の太陽王マンコ・カパックや震撼させる者パチャクテクに関わる場所へ来たらルンルンで調べ始めるだろう。先に言っておくと彼らの名前にくっついているのは異名であって、中学二年生ごろに罹患するという精神病とは関係ない。ついでに言うと小学生はインカの辺りを調べるとゲラゲラ笑って資料集に落書きを始めるので止めておこう。
それはそれとして探索を始めよう。
(「だいたいこのルートか。ひとまずは足掛かりを用意しなきゃな」)
クローディアはもらった海図や地図を参考に、可能な限り集められた予知情報などを元にして潜入ルートを構築した。敵の移動経路を予測し、海に潜って行動していたのである。
(「昼間は日向ぼっこしながら監視ねえ。つーことは、アビスローバーは生身で潜水できるとはいえ、小船に乗ったり水面を歩いて索敵する奴の方が多いだろうかね?」)
クロノヴェーダの種族や外見は、あくまで得意分野でしかない。
視界は海に潜るより空気中の方がよく通るし、海の方が得意という訳ではないのだ。相対的に『自分達の方が相手よりも能力が下がらないからとっても有利』という、丹念に練習を重ねるタイプとスポーツ選手と同じ程度でしかない。ロボ生命体の天魔武者だからと言って感電しないし、水棲生物型の多いアビスローパーだからといって、海の中だと超高速でグレートという訳ではないのだ。
(「その上で、だ。昼間は地形に隠れながら泳いで、夜は普通に休むくらいの方が良いのかね? ま、こっちも完全視界なんかを用意すれば先に発見できるんだろうけどさ。いや、待てよ。今回は哨戒任務じゃないから、特に有利不利は無いのか」)
ひとまずクローディアは潜る位置を深い位置を心掛け、隠れながら進んだ。
もちろんアビスローパーは深い方にたくさん居るなら、一度陸の何処かに隠れるつもりで入る。この辺りは状況次第だし、同行者などが居ればまた話も変わって来るだろう。
(「無計画な奴はすぐにくたばるが、狙いを外した計画に固執しても同じこと。いざって時は素早く判断できるように構えとくかね。確か新宿じゃあ、高度な柔軟性を維持しつつ、臨機応変になんとかするって言うんだっけかな」)
行き当たりばったりでは駄目だが、当初の前提から間違っていても問題だ。
どんな状態でも困難と出逢えばその場で何とかするしかなくなるわけだが、大前提が間違っていると、無意味なことを繰り返して無意味な結果を出すに過ぎないのである。それを新宿では、言葉としては正しいのに全力で間違いをこなう行為として『高度な柔軟性。以下略』と伝えられているとかなんとか。
(「おっ。最初の哨戒線にぶちあたったかね? はっ、前線勤務にしちゃ暢気な奴らだな」)
そしてクローディアは敵部隊が監視している区域を確認し、日向ぼっこしている亀さんたちを見つけたという。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
●
「見つからないように、気を付けていきましょう」
ラトクシア・ミレーシオ(そらいろのうた・g03178)はペルー沖に来ていた。決してバカンスではない。
「似合っているでしょうか?」
ラトクシアはインカ系の民族衣装を着た上で、マリンカラーのパーカーを羽織り姿を隠している。決してバカンスではないからだ。
「アビスローパーの哨戒範囲を確認し、島を奪取するのでしたね。断片の王がペルーに居るというならば否応はありません」
此処に来たのは無く潜入工作で島を奪うという作戦の為だ。ペルーに海神が居るとかで、ディアボロスは島を確保して後方拠点にするつもりなのだ。マリンカラ-のパーカーは、水中迷彩でしかない。
(「では、水中適応を借りますか。万が一に備えて、こちらも飛翔を設置しておきますね」)
そしてそしてラトクシアは残留効果を借りて、息をひそめて昼間は海の中を潜って敵を監視した(昼間の敵は視界確保で水上に居るので)。今回は哨戒網を把握して壊滅するためなので、ミッドウェーやハワイへ挑む時みたいに戦闘の仕方を考える必要はない。見敵必殺、敵が居たら殲滅するだけである。
(「おおよその規模は掴めてきましたね。では、後は戦いに赴く方に任せましょうか」)
必要ならば潜入工作をするつもりなのでインカの民族衣装も来ていたが、このまま海岸で戦って終わりになりそうなので帰還することにしたのである。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
●
『あ? 何かいたか?』
『勘違いじゃねえかなあ』
トループス級のアビスロ-パーたちが首を傾げた。
甲羅から顔を出して首を傾げる。
『冥海機の嬢ちゃんだな! マブイスケを期待しようぜ。後は判るな?』
『ウラヒマタヒローの旦那は話の分かる御方!』
『ぐへへへ。順番に卵を産んでもらわなきゃなあ』
指揮官である浦島太郎の号令で奮起するアビスローパー達。なお亀である。
戦う前から下卑た会話をするアビスローパー達。どう見ても亀であった。
クローディア・ベネット
やれやれ、亜人みたいなことを考えるアビスローバーもいたもんだな
冥海機が卵を産む訳もないのは、ちょっと考えりゃ分かるだろうに……オツムの中身も亜人なみか
かわいそうな連中だ。おめでたい夢と一緒に砂浜に葬ってやるとしよう
【水中適応】状態から上陸戦に移るぞ
会敵するや否や、島に乗り上げる時に邪魔な位置にいる亀野郎の頭に『神業の早撃ち』をぶちこんでやろう
反撃の体当たりを《聖遺の護符》の力で弾き飛ばし、威力を弱めながら砂浜に上がる
私がここまで来れば、救援機動力で他の奴らもついてこれるな
やぁ、くそったれ諸君!
私のピストルがあんた達のリクエストに答えて卵を産んでくれたぞ
お望み通り順番にくれてやるよ。そら、次はあんた達だ!
敵の先頭集団を銃撃で潰しながら挑発し、注目を誘いつつ砂浜の縁に沿って距離を取ろう
相手が最初に出てきた私に気を取られて追いかけてくれば、後から来た仲間が気付かれずに背後を取りやすいって寸法さ
目論見通りに行けばそこからは挟み撃ちだ!
はっはっは!海亀らしく、涙を流して喜んでくれてもいいんだぞ!
エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
アビスローバーは偉大な開拓者や冒険家だと思っていたけれど、これじゃまるで亜人どもと大差無いじゃない。
それとも名無しの『海賊』の下っ端なら所詮こんなものなの?
●行動
攻撃行動は全てパラドクス。
【飛翔】しシースキミングで接敵。
敵はこちらを冥海機と誤認しているらしいわね。そう言えば飛行艇型も居てたかしら。
可能な限り高度を低く取って水飛沫を上げ、敵眼前・海岸線でのポップアップで太陽の中に位置取り、正体の露見を遅らせ確実に先手を取りたいわね。
ほら、お待ちかねの『海軍の女』のお出ましよ。……生憎と冥海機ではないけれどね。
太陽を背にした[肩越し爆撃]からチャフ/フレアグレネードを放出しながらの【一撃離脱】で再度警戒限界まで高度を取り、反復攻撃へ。
反撃に対しては【空中戦】技能を活かしバレルロールで直撃を避けると共に、敵の爪をシールドに浅い角度で滑らせダメージリミテーション。
アンゼリカ・レンブラント
救援機動力で駆けつけ戦闘に加勢
どうも知能レベルの低い亀さんがのさばっているようだね
ここを後方拠点とするには掃除掃除しないと
さぁ私も加勢するよっ
こちらにまだ気づいていないようであれば
好機を逃さず一気に畳みかけよう
攻撃タイミングを合わせ、奇襲で攻撃を仕掛ける
奇襲ができなくても攻撃の足並みはそろえるよ
仲間の攻撃に合わせ剣での接近戦
パラドクスの閃光と衝撃波をお見舞いして敵陣を崩すっ
叩き込んだら足を止めずに反撃を堪え一撃離脱、
以後も倒せそうな個体を巻き込むような個体を狙い
敵の手数を減らしていくよ
脚を止めず戦場を駆け、可能なら先ほど斬りこんだ側とは
反対に回り切りつけよう
ディアボロスの数を実数より多く感じさせることもできるかな!
相手の体当たりは盾を突き出すように受け
正面から受けないようにして衝撃を軽減するよ
そういえばおひげのヒーローが
悪い亀を成敗するゲーム、昔やったけどさ
こいつらを踏むと持って攻撃に使えたり?
なんてね、そんな暇あったら剣を振りパラドクスをお見舞いだよ
必殺、《光剣閃波》っ、吹き飛べ―っ!
●
「やれやれ、亜人みたいなことを考えるアビスローバーもいたもんだな」
「アビスローバーは偉大な開拓者や冒険家だと思っていたけれど、これじゃまるで亜人どもと大差無いじゃない」
クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)とエリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)は顔をしかめた。何しろ女を捕まえて子供(卵)を産ませようという時点で、ディアボロスにとっては亜人と同じく唾棄すべき存在でしかない。
「それとも名無しの『海賊』の下っ端なら所詮こんなものなの?」
「そういえばアビスローパーって、陸と海でぜんぜん性格が違うよね。私がダンジョンで出逢った個体は物凄く暑苦しかったよ」
エリザベータの言葉にアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が応じる。
海のアビスローパーは『お宝を奪う事を好む』海賊であり、陸の方は完全に『お宝に挑む事が大好きな』冒険家なのだ。それを思えば略奪志向である海賊の方が下卑ているにしても、これは下品過ぎるのではないかと思う。
「どうも知能レベルの低い亀さんがのさばっているようだね。ここを後方拠点とするには掃除掃除しないと」
「そうだな。冥海機が卵を産む訳もないのは、ちょっと考えりゃ分かるだろうに……オツムの中身も亜人なみか」
更にアンゼリカがとある事を口にすると、クローディアは思わず苦笑した。
敵はこともあろうに『卵を産んでもらって繁殖する』とか言っているのだ。
自分たちの知識の延長上でしか考えが及ばないとしても、人間は卵を産んだりしないし、その死者が変じた冥海機も卵を産むはずないではないか。
「敵はこちらを冥海機と誤認しているらしいわね。そう言えば飛行艇型も居てたかしら。確か卵型の爆雷を生み出す水中空母が居たような気がするけどね……まあどちらにせよ褒められた事じゃないけど」
なお、エリザベータはカタログデータにも目を通すタイプだったので、その先を考えてみた。そう、過去に卵を産むクロノヴェーダが居たのではないかという考えだ。爆撃として投下する飛行艇とか、機雷として水中を浮遊させるサブマリナーとか考えた上で、『ロリコンどもめ』と苦笑したという。
「いずれにせよ、かわいそうな連中だ。おめでたい夢と一緒に砂浜に葬ってやるとしよう」
話が脱線しそうになったので、クローディアは戦いに意識を集中させることにした。
頭が可哀そうな連中を、頭がおめでだいとしか思えない夢と共に葬ろうと仲間達を鼓舞したのである。
やがて三人は上陸作戦を敢行する。
「やぁ、くそったれ諸君!」
『敵か!』
水中から躍り出たクローディアが接近する前に敵に見つかった。
今回は哨戒作戦ではないので仕方がないし、だからこそ彼女もそれ相応の用意をしている。
「私のピストルがあんた達のリクエストに答えて卵を産んでくれたぞ。お望み通り順番にくれてやるよ。そら、次はあんた達だ!」
クローディアは囮として仲間達に先行すると、二丁拳銃でド派手に戦い始めた。
亀兵士たちのどてっぱらに弾丸を叩き込み、これが海賊流の挨拶だと砂浜の上をパシャパシャと暴れ回ったのである。
『冥海機じゃない? 反乱軍……いや、ディアボロスか!』
「はっはっは! 海亀らしく、涙を流して喜んでくれてもいいんだぞ!」
敵が手足を引っ込めて体当たりを懸けて来ると、クローディアは笑いながら護符を頼りに飛びのいたのである。その間も相手に声を掛ける事は止めない。そうやって少しでも憎まれ口を叩き、敵の目を引きつける算段であった。
「ほら、お待ちかねの『海軍の女』のお出ましよ。……生憎と冥海機ではないけれどね」
『なに!? まだ居たか!』
そこへエリザベータが海面ギリギリに低く飛ぶ動きで接近し、盛り上がった場所の裏側で一気に上空に取り出た。そして一瞬だけ上を取ると、急降下を懸けて攻撃を掛ける。
「ポップアップ……3、2、1、今!」
最も高い位置で回転を掛け、エアブレーキを伴って爆撃槌を放り投げる。
そして槌が落下して爆発する前に機銃を抜いて、爆発するまでの注意を引く為、そして擾乱攻撃を行うために撃ちまくったのである。
『くおっ?! 何か爆発した? もう、ユルサンゾ!』
「許してもらう必要はないわね! 落ちなさい!」
敵は太陽の眩しさに目がくらんだのか、あるいはばらまいたチャフに気を取られたのか? やたらめったらに爪を振り回し始めた。エリザベータはもう一度上空へとループする軌道を行い、爪の威力を上へ逃がすため、盾で受け流しつつ次の攻撃のために呼び武器を引き抜いたのである。
「よし! 今が好機だね! 畳みかけるよ!」
アンゼリカは仲間たちとタイミングを合わせて襲撃を行った。
光の剣を作り上げ、傷ついた個体を中心に、巨大な斬撃と衝撃波を叩き込んで攻撃を行っていく。
『うおおおお!? クソが!』
「そういえばおひげのヒーローが悪い亀を成敗するゲーム、昔やったけどさ。こいつらを踏むと持って攻撃に使えたり? なんてね!」
敵が再び手足を引っ込めて突撃してきたため、アンゼリカは敵に飛び蹴りをかけた。もちろん攻撃の為では無く、相手の体当たりに合わせて後ろに飛びのく為だ。
「そーれ! もう一度攻撃だ! 必殺、《光剣閃波》っ、吹き飛べ―っ!」
そしてアンゼリカは一撃離脱で離れていくと、再び攻勢をかけることにした。その頃には仲間達も準備を整え、一斉に攻撃を掛けたのだ。
「こちらも反復攻撃を掛けましょう」
「了解だ! 手加減無用。ま、そのつもりもないけどね!」
エリザベータが再び急降下攻撃を掛け、クローディアは銃で敵の頭を狙い始めた。ここまで来れば注意を引きつける必要はないと、殲滅するために果敢に攻撃を掛けたのである。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エイティーン】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
さあ、残りは指揮官を倒すのみね。
『ウラヒマタヒロー』……聴いた事の無い名前だけれど、あの釣り竿と糸の攻撃は厄介ね。
敵の正体への詮索は後。まずはあれを倒すのみよ。
●行動
【飛翔】は継続。
攻撃行動は全てパラドクス。
ウミガメと融合した姿からして、生半可な火力であの防護を抜くのは困難と見た。
ならば、[爆撃指示]での貫通爆弾で撃ち抜くのみよ。
警戒限界まで高度を取り、【戦闘知識】を元に太陽の中に姿を隠して眩惑しつつ目標指示レーザーを照射。
友軍とも連携し、敵の姿勢が崩れた所に空爆が着弾する様にタイミングを合わせたり、逆に爆撃の煙や土煙で敵の視界を遮って攻撃の起点作りに。
敵の釣り糸が絡み付いて来ても構わず飛び続け、【空中戦】技能を駆使して空中で姿勢制御。墜落だけは避ける。
シールドや携行火器(或いは最悪腕だけでも構わない)で首元等の急所を庇い、絡み付く釣り糸と首筋の間に空間を作る事で
頸動脈等致命傷となり得る箇所を締め上げられない様に対策し、ダメージリミテーションを行う。
アンゼリカ・レンブラント
さぁあとはボス亀をやっつけるだけだね!
ハンマー飛ばしたり炎とか吐くわけじゃないんだね
こちらも武器は光の武器になるよ
さぁざっくりやっつけて事件解決といこー!
さて気合い十分に構え、仲間の攻撃に合わせ挑むは接近戦
パラドクスの光剣をしっかりを叩き込むよ
敵からの反撃も障壁を全開にしていい感じに防ぐね
とはいえ洪水を引き起こされると簡単には防げないかからね
悲鳴をあげちゃってもしっかり浦島太郎にしがみつき接近戦をキープ
されるがままにはしないよ
遠距離の仲間の攻撃を時に支援として
時にこちらに注意を惹きつけ、隙を作り出して畳みかけてもらい
連携を意識して攻撃を入れていくよ
浦島太郎が隙を見せたら、こちらが気合十分の一撃を叩き込む
甲羅に頭を隠そうとするならそこを抉りこむよう光剣をねじ込むさ
相手の消耗が分かれば、仲間のラッシュに合わせ、
呼吸を整え最大まで力を溜め
振るうは必殺、《光剣収束斬》!両断を狙うっ
これが私のありったけだよ、受け取れーっ!
さぁ、無事勝利したらトレインに戻ろう!
ここを拠点とした新たな冒険、楽しみだね
クローディア・ベネット
こんなシケた無人島で来るかも分からない敵を待ち構える日々は、どうにも張り合いがなかっただろ
待ちぼうけの末に、冥海機以上の大物が釣れてよかったじゃないか。なぁ、亀野郎!
アンゼリカと逆側に立って敵を挟み込み、常にどちらかは相手の視界から外れる状態で戦おう
まあ逆説連鎖戦である以上、挟み撃ちでも反撃で対処はされるんだが……
わかりやすく「前後両方に対処しないといけない」状況を提示することで、頭上を飛ぶエリザベータまで気にしてられないようにしてやるのが作戦の肝さ
そら、『あんたの魂まで奪い取ってやる』!
《船長のサーベル》を振りかざして敵の身体に斬りつける
背後を取っている時は硬い殻に斬りつけることになっちまうかもしれないが、心配ご無用!
このパラドクスは魂を斬る剣技だ。身体がどれだけ頑丈でも、精神を確実に傷つける
相手が気力を失い狼狽した隙に、仲間には強烈な一撃を加えて貰おう
洪水が起きたら【水中適応】状態で耐え、壁や木に激突しないように泳ぐよ
私達はあんたにとっては大きすぎる獲物だった、ってことだ。あばよ!
●
「さぁあとはボス亀をやっつけるだけだね!」
「ええ。『ウラヒマタヒロー』……聴いた事の無い名前だけれど、あの釣り竿と糸の攻撃は厄介ね」
残りは指揮官を倒すのみだとアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)やエリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)は気合を入れた。ちなみに亀さんたちの発音の問題でなまっているだけなのだが、日本人が居ないからか誰もツッコミを入れる気は無かった。
「ハンマー飛ばしたり炎とか吐くわけじゃないんだね」
「なんだそりゃ? ま、妙ちきりんな能力はないだけありがたいさ」
この中で最も新宿知識のあるアンゼリカが花札屋さんのゲームを例えにあげるのだが、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)はそのままスルーした。もしサブカルに詳しければ、クレイジーなクレイマーとかカートに行こう! とか口にしたかもしれない。
「さぁざっくりやっつけて事件解決といこー!」
もっともアンゼリカも気にはしていないので、そのまま光の剣を握って走り始める。その後ろから仲間達も反対方向めがけて移動を始めた。
「敵の正体への詮索は後。まずはあれを倒すのみよ」
「そうだね。さっさと倒して祝杯と行こうじゃないか!」
エリザベータの言葉にクローディアは頷き、銃で海賊帽の庇を揚げた。
敵は向かってきているので開戦の狼煙を上げる必要もない。
ここは景気よくドンパチしようじゃないか!
「こんなシケた無人島で来るかも分からない敵を待ち構える日々は、どうにも張り合いがなかっただろ」
クローディアは挑発しながらパシャパシャと浜辺を疾走した。
例え赤髭相手だろうが黒髭相手だろうが決して怯みはしない。
己を囮にして敵を引きつけようと、仲間と包囲する形で動き始める。
「待ちぼうけの末に、冥海機以上の大物が釣れてよかったじゃないか。なぁ、亀野郎!」
『太公望を気取ってるわけじゃないんだがねえ。ま、釣り師としちゃあデカイに越したことは無いさね』
クローディアの挑発に敵は左右を確認しながら釣り竿を構える。
包囲体勢を完全に決められたら有利に立てるが、流石に目の前でやったら対策されてしまうだろう。
(「はっ! まあ逆説連鎖戦である以上、挟み撃ちでも反撃で対処はされる。んなこたあ判ってるんだよ!」)
クローディアは対策されることを前提に動いていた。
読み合いで重要なのは、相手を引っかける事であって完全に嵌める事ではない。
自分とアンゼリカを睨ませておいて、後ろから遅れてやって来るエリザベータの縦起動から目をそらせる為であった。
「そら、『あんたの魂まで奪い取ってやる』! 海の彼方に送り返してやるよ!」
多くの民間伝承で、海の向こうは天国であり地獄である。
海峡を隔てれば、海の底の向こうに、凄い世界があるらしいというのは共通の願望である。クロ-ディアは死霊術の居kkンとして身に着けた魂に干渉する力で、愛用のサーベルで切り裂くと同時に魂を切ろうとしたのだ!
「私のサーベルが肉や骨を斬るだけだと思ったかい?」
『かっかっか。知らねえのかい? 亀は万年ってよ! 海幸彦さまに帰依し奉る! オーン!』
敵は眼帯の後ろに隠した宝珠を起動し、周囲に洪水を巻き起こした。
堅い甲羅をアストラル的に引き裂くクローディアに対して、大量の水で対抗したのだ。
もちろんクローディアの方でもただやられはしない。挑発した以上はくらう覚悟もある訳で、洪水を泳ぐことでダメージを減らそうとしたのだ。
「わわっ! いきなり水が? でも、されるがままにはしないよ!」
アンゼリカは突如出て来た体調の水に悲鳴を上げそうになったが、敵にしがみつくようにして攻撃を掛けた。障壁を展開して反撃に備えつつ、光の剣で突き刺したのだ。
「これが私のありったけだよ、受け取れーっ!」
『来いよ、おじょうちゃん! ありったけつーなら、こっちが買ったらいただくぜ!』
アンゼリカは大量の水の中を、クロールしながら敵へと突き進む。
腕が回転するたびに敵を切裂き、逆に洪水が彼女を打ち据えるが、そんなのは我慢すれば良いと筋肉と根性と光のオーラで耐えたのである。
(「ウミガメと融合した姿からして、生半可な火力であの防護を抜くのは困難と見た。ならば、高高度からの貫通爆弾で撃ち抜くのみよ」)
エリザベータは少し遅れて戦場へと到着した。
メンバーの中で最も早いはずの彼女が、これまでの時間を費やしたのは空高くへと上昇するためである。
(「三、二、一!」)
エリザベータは高空に居ると見つかり易いという欠点を、太陽を背にすることと、仲間の挑発によって隠していた。そしてタイミングを合わせて急降下攻撃! それもレーザーを放ち、そこへ向けて爆撃機の攻撃を誘導したのである。
「こちらボンバーエスコート! 終末誘導は任せろ。ありったけを落とせ!」
『ひゅーっ! 今日の得物はカモメかよ! 入れ食いじゃねえか!』
エリザベータが召喚した爆撃機たちは、隊列を組んで次々と爆薬を落としていった。
それら全てが大型の貫通型爆弾であり、エリザベータの放つレーザーに誘導されているのである。
『そこだ!』
「来たわね!」
敵が放つ竿の動きは、釣り針と糸を刃物のように変える。
高速でホーミングするソレをエリザベータは超高速で振り切り、逆連鎖戦ゆえに追いつかれるところで、咄嗟にシールドを付けた腕を差し入れることで喉を守ったのである。
「反復攻撃を掛けるわよ!」
「よーし! いっくよー」
そしてエリザベータはダメージを最低限に抑えると反転、アンゼリカも再び光の剣を構えてトドメを刺しに向かった。
『うおおお! せっかくのハーレムなんだがよー!』
「私達はあんたにとっては大きすぎる獲物だった、ってことだ。あばよ!」
最後に敵が負け惜しみを言うと、クローディアは笑って葬送の一撃を放ったのである。
「さぁ、無事勝利したらトレインに戻ろう! ここを拠点とした新たな冒険、楽しみだね」
敵を倒したことを確認してアンゼリカはパラドクストレインへと向かう。
この地を確保すれば、ペルーに居るという断片の王を目指す旅が始まるかもしれない。
「そうね。爆撃機の拠点としては少し近いけれど、レジスタンスの拠点としては悪くないと思うわ」
「滝なり大渦でもあれば最高の隠し場所なんだけどねえ」
エリザベータの言葉にクローディアが笑った。
一つ一つ任務をこなし、まずはこの地にディアボロスの拠点を、次に重要な敵拠点を探すべきであろう。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV3になった!
【エイティーン】がLV3になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV2が発生!