アホデンネン・スタンピード(作者 坂本ピエロギ)
#巨獣大陸ゴンドワナ
#第三次巨獣大陸調査~喜望峰に向かえ
#サフィーナ・ミウ
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●新宿駅グランドターミナル
「皆、お疲れ様。今回は巨大砂上船サフィーナ・ミウで、喜望峰への探索を行うよ!」
集合した復讐者たちを前に、ジャスミン・モンテイロ(人間の占星航海士・g10808)は話を切り出した。
巨獣大陸ゴンドワナの南端に存在する『喜望峰』を目指して行われている、巨獣大陸探索作戦。出発地点のカリバ峡谷から6度の成功を経て、いよいよ旅は終着点に近づきつつある状況だ。
「砂上船の停船地はリッチモンド。南アフリカ共和国の南にあるエリアだね」
現場は四方が草原に囲まれた場所で、喜望峰までの距離はおよそ600㎞。今回の作戦を含めて、2回の探索で到達できる見込みとなっている。
断片の王『最強巨獣キングゴンドワナ』との決戦に向けた準備も進み、佳境を迎えつつある巨獣大陸攻略。探索の先に待つものを確かめる為にも、今回の作戦はぜひ成功させたいところだ。
ゴンドワナは危険な巨獣が周囲を徘徊しており、最初に砂上船周辺の安全確保を行わねばならない。
船が破壊されれば探索は困難となる為、巨獣の排除は最優先事項だ。そして今回の作戦では、現地到着とほぼ同時に巨獣の襲撃が発生するとジャスミンは言う。
「襲撃して来るのは『駄鳥アホデンネン』と、その小型巨獣たち。名前の通り、ダチョウによく似た巨獣だよ」
最終人類史における駝鳥は、そのユーモラスさで知られる鳥だ。
だが、それに加えて知られるのは、彼らの知能の低さであろう。
曰く「人が背中に乗っても次の瞬間には忘れる」「群れに他所の個体が紛れ込んでも気付かない」「目玉1個の方が脳味噌より大きい」「先頭の1羽が走れば後続もつられて走り出す。たまに勢い余ってそのまま崖から落ちる」……等々、個性的なエピソードに事欠かない。
「……で、今回の襲撃を起こすアホデンネンたちも、似た性質を持つ群れのようでね。砂上船を襲うのも、特段船に敵意がある訳じゃなくて、その場の軽いノリとかそういう理由みたいなんだ」
復讐者にしてみれば堪ったものではないが、逆に言えばこれはチャンスでもあるとジャスミンは言う。
そう――襲う理由が無いのなら、他のものに気を逸らさせれば良いのだ。何しろ相手は巨獣の中でも飛びぬけて知性が低い(らしい)アホデンネン、興味の対象が移れば数秒後には砂上船のことなど忘れて群れごと何処かへ去って行く。無論、正面から戦闘を挑むことも可能だが、この場合は相応の激戦になる。
「一度戦闘に入ってしまったら、興味を逸らす行動は取れなくなる。どちらの方針で臨むか、皆で相談して決めてね!」
「そうして巨獣の対応が完了すれば、砂上船で探索が可能になるよ。一回の探索で移動できる距離は300㎞ほどで、現在地のリッチモンドから南に進めば……たぶん海に出る筈だ」
今までの探索では他勢力の目ぼしい痕跡などは発見できていないが、南側の海沿いについては全く状況が分かっていない。喜望峰までは海を避けたルートで進むことも可能である為、経路の選定や道中の探索については、皆で相談して進路を決めると良いだろう。スーパーGPSや飛翔は使用できない点も、もちろん注意が必要だ。
「以前の情報では、アビスローバーの勢力は喜望峰に到達したとのことだけど……果たして、現地はどうなっているのかな。それを把握する為にも、喜望峰にはぜひ到達したいところだね!」
そうして作戦の説明を終えると、ジャスミンは時空間移動列車のドアを開放する。
行先は巨獣大陸ゴンドワナ、リッチモンド。砂上船が目指す喜望峰、その地へ辿り着く時はもう目前に迫っている――。
●巨獣大陸ゴンドワナ:リッチモンド
『パーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』
『パー!』『パー!』『パー!』『パー!』『パー!』『パー!』
見渡す限りの草原と、青空が広がる大地。
きらきらと輝く太陽の真下で、甲高い巨獣の鳴き声が響き渡る。
『パー! パー!』
『パー!』『パー!』『パー!』
声の主は『駄鳥アホデンネン』とその小型巨獣たち。頭に花を咲かせた鳥形の巨獣だ。
彼が視線を向ける先には、一隻の砂上船――サフィーナ・ミウがあった。黄金色に輝く船に興味を抱いたか、あるいは偶然視界に入っただけか。いずれにせよ、彼らが船を目標に定めたことは、紛れも無い事実であった。
『パー! パー! パー!』
『パー!』『パー!』『パー!』『パー!』『パー!』
ドスン、ドスン。
ドドドドドドドドドドドド。
重々しい足音を響かせながら、船との間合いを詰めるアホデンネンの群れ。
迫り来る脅威を阻むべく、今そこへ復讐者たちが駆け付けようとしていた――。
リプレイ
月下部・小雪
あ、あれがアホデンネンさんの群れですね。
とってもアホの子らしいですが、サフィーナ・ミウの方に来たら何してくるかわかりませんね。
調べてみたらダチョウさんの群れは最初に走り出した子を意味なく追いかけて走っていくみたいですね。
一旦走り出したら何のために走り出したかも忘れちゃいそうな感じ、です?
【飛翔】を使ってまずはアホデンネンさんの背中に取り付きます。
そのまま頑張って頭の上までよじ登ったらアホデンネンさんの顔の前に餌になりそうなゴンドワナ産の巨大な木の実をぶら下げちゃいましょう。
じょ、徐々に木の実の向きをずらしてサフィーナ・ミウの方向から遠ざけちゃいましょう。
む、難しそうなら危険ですが【飛翔】したまま餌をぶら下げて誘導です。
そ、そのままサフィ―ナ・ミウの方向からずらせればそのまま走っていってくれそうですが……
進行方向に崖があったりしたらそのまま気づかずに崖から落ちてくれたりしない、でしょうか?
本物のダチョウさんは止まれずに崖から落ちたりするのみいるそう、です!
※アドリブ連携大歓迎
燦燦と輝く太陽の下、咲き乱れる桃色の花々。
蓮にも似たそれを頭に割かせた巨獣たちが、ゴンドワナの大地を闊歩する。
『パーーーーーーーー!!』
『パー!』『パー!』
名を『駄鳥アホデンネン』。見わたす限りの草原で、小さな駄鳥たちを引き連れたアヴァタール級がドドドドドッと先頭を駆けていく。小駄鳥たちを従えて彼が向かう先は、復讐者たちの砂上船だ。見慣れぬモノに興味を抱いた所為か、彼らの疾駆は一層速い。
『パーーーーーーーーーーーー!!』
『パー!』『パー!』『パー!』
好奇心とノリに突き動かされ、駄鳥の群れが突撃する。そこへ駆けつけた月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は船を守る為、さっそく脅威の排除に動き出すのであった。
「あ、あれがアホデンネンさんの群れですね。ここは戦闘を避けて、他所に行って貰いましょう!」
濛々たる土煙が地平線の彼方に立ち込める。それを背に迫る駄鳥たちを退けんと、小雪は準備を開始した。
知性が低い相手とはいえ、アヴァタールが率いる集団となれば馬鹿に出来ない。砂上船を守る為にも、彼らの意識を他所に逸らす対応は急務だ。
『パーーーーーーーーーーー!!』
『パー!』『パー!』
「あの群れ……最初に走り出した子を追いかけて走るみたいですね。ダチョウさんとそっくり、です!」
駄鳥たちの動きを観察した小雪は、狙いを先頭のアホデンネン一体に絞ることにした。
先頭の個体を追いかける習性を持つ敵ならば、群れの進路を変更させるには先頭一体の対応で事足りる。小雪ひとりでも、対応は難しくなさそうだ。
「善は急げ、です。サフィーナ・ミウは、必ず守ってみせます!」
用意しておいた道具を揃えると、小雪は飛翔を発動。
地上すれすれの高さを浮遊しながら、アホデンネンの群れへと向かって行った。
飛翔を初めてから程なく、巨獣の群れとの距離はあっという間に縮まった。
駄鳥たちの興味は未だ砂上船にあるのか、地上付近を飛ぶ小雪には見向きもしない。それを好機と小雪は先頭の駄鳥に取りついて、そのまま背中を伝い頭上へよじ登っていく。
「ここまでは順調、ですね。次は……コレの出番です!」
そう言って小雪が取り出したのは、一抱えもある巨大な木の実であった。
正確にはゴンドワナ産のそれに似せた、精巧かつ軽量なバルーン型レプリカだ。駄鳥の餌になりそうなそれを目の前にぶら下げて、進路を誘導する――それが彼女の作戦だった。レプリカに空気を注入、巨獣の頭ほどのサイズに膨らませると、小雪はそれを駄鳥の羽毛に括りつける形で眼前にぶら下げる。
「アホデンネンさん! ご、ご飯の木の実です!」
果たして次の刹那、砂上船に迫る駄鳥の足が急ブレーキをかけたように止まった。そして、
『パーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!』
『パー!』『パー?』『パー!!』
歓喜の声を上げる駄鳥の両眼が、砂上船からレプリカへ瞬時に移る。
続け様、小雪が巧みに実の向きをずらすと、駄鳥はそれに釣られてクルリと方向転換。その進路を東の方角に逸らし、後続の小駄鳥ともども船から遠ざかっていく。
「や、やりました! そのまま、走っていって下さい!」
先頭の個体から飛び降りた小雪は、成功の手応えと共にグッと拳を握った。
頭に括りつけられたレプリカを追って、地平線の彼方に駆けて行くアホデンネンの群れ。やがて彼らが完全に去ったことを確かめると、小雪は砂上船に踵を返す。
「うまく行きましたね。それではサフィーナ・ミウの船旅、再開です!」
緑の大草原に、駄鳥たちの咆哮はもう聞こえない。
かくして復讐者たちに、次なる目的地へ向かう出航の時が訪れようとしていた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
月下部・小雪
アホデンネンさんが明後日の方向に走って行って、くれました。
あのまま走り続けて疲れたところを他の巨獣さんに襲われないといいのですが……
さ、さて。戻ってはこないと思いますがサフィーナ・ミウを移動させましょう!
いつも通りサフィーナ・ミウの状態をチェックしたら出発進行です♪
ぜ、前回の続きで喜望峰を目指しつつ、カンゴー鍾乳洞に寄り道しちゃいましょう。
鍾乳洞の近くのオーツホーンという町はダチョウさんの町で有名みたいですが……アホデンネンさんもそっちから走ってきてたのでしょうか?
新しいアホデンネンさんがやってこないか注意しつつどんどん進んでいきましょう。
ゴンドワナでの冒険はあと少しですが、サフィーナ・ミウを最終人類史に漂着させる計画もあるので大事にしていきたいですね。
※アドリブ連携大歓迎
イロハ・アプリルシェルツ
※連携&アドリブ歓迎
目的地:喜望峰
喜望峰を前に血肉沸き起こるスペクタクルでエキサイティングなスタンピードバトルがイロハ達に待ち構えてるかと思ったらそんなことはなかったね。気のせいだったね。
小雪君の機転でアホデンネンは遥か遠くに行っちゃったし……まぁ、むしろ不要な戦闘は避けられたんだから良しとしようか。
えーと、喜望峰へは南下して海に着いたら海岸線に沿って行く感じかな。注意点としては巨獣だけじゃなく、そろそろアビスローバーの勢力圏に入るから、拠点が構築されてたり、見張りをしてる可能性があるから充分に気を付けてサフィーナ・ミウを操縦しないと行けないかな。
何しろサフィーナ・ミウはゴンドワナ奪還した後も新たなディヴィジョンでも使う提案があるから大切に使わないとなんだよね。
長かった喜望峰へは後少しだけどサフィーナ・ミウでの旅路はまだまだ続きそうだね。
駄鳥アホデンネンの群れをやり過ごし、危機を逃れた巨大砂上船サフィーナ・ミウ。
船を守り切った喜びもそこそこに、復讐者たちは急ぎ出航の準備を整え始めた。
巨獣の脅威が去った今、船を脅かす存在はもう居ない。大陸南端の喜望峰を目指し、いよいよ砂上船は船出の時を迎えようとしていた――。
「ふぅ。危機一髪、でした」
操舵室の操縦席に腰を下ろし、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は安堵の吐息をついた。
咄嗟の機転が奏功し、アホデンネンの群れは既に彼方へ去った後だ。幸いにも船に被害は出ておらず、いつも通りチェックを終えれば問題なく発進出来るだろう。
「アホデンネンさん、あのまま走り続けて疲れたところを、他の巨獣さんに襲われないといいのですが……」
「うん。喜望峰を前に、血肉沸き起こるスペクタクルでエキサイティングなスタンピードバトルが! ……と思ったら、特にそんなことはなかったね」
駄鳥たちが消えた方角を小雪と見遣りつつ、イロハ・アプリルシェルツ(神聖ならざる銀・g05555)が相槌を打つ。
砂上船を襲った敵ではあるが、どこか憎めない愛嬌のあったアホデンネンたち。小雪の機転で戦闘の危機が去ったことにはやや拍子抜けの感はあったものの、不要な消耗を避けられたことは素直に有難い。イロハは気を取り直すと、出発前の準備に意識を向けることにした。
「さあ、始めてしまおうか。新たな巨獣が襲って来ないとも限らないしね」
「そうですね。さっそく、船内のチェックからやりましょう!」
小雪はチェックリストを取り出すと、さっそくイロハと共に船内を回り始めた。
時間や人手の制限から出来ることには限度があるが、小さなことにも手は抜きたくない。やがて二人が慣れた動きで作業とクリーニングを完了すると、発進の準備は全て完了した。
操舵室の船長席に、ぽふんと音を立ててモーラット・コミュのコダマが飛び乗る。
そうして着席が完了し、小雪は船の進路を南西へと向けた。最終人類史の地図を始め、諸々の準備は万全。警戒を担当するイロハと共に、いつでも出発できる状況だ。
「そ、それでは、コダマ船長! 今日も宜しくお願いします!」
「もっきゅー!」
「頑張ろうね。それじゃ、引き続き南下するルートで喜望峰を目指そうか」
小雪とコダマに微笑みを送ると、イロハは地図に目を向けた。
「進行ルートは前回と同じ。そうなると……目標到達地点はオーツホーンの傍かな。もう海が目の前だね」
「そうですね。と、途中でカンゴー鍾乳洞にも寄り道しちゃいましょう!」
張り出された地図の上、目的地へ向かうルート上にピンの留まった地点を見て、小雪が目を輝かせる。
道中では小休止を挟む機会もある為、寄り道も十分に可能な範囲だ。もし鍾乳洞があれば、きっと素敵な眺めだろう。存在
の有無は現地で確認するしかないが、そこで敵と鉢合わせしないことを願うばかりだった。
「巨獣は勿論、じきにアビスローバーの勢力圏内に入ってもおかしくない。彼らの拠点や見張りにも注意しないとね」
バルトロメウ・ディアスを始め、海賊どもの勢力がどこまで伸びているかは未知数だ。イロハは改めて気を引き締めると、
小雪に合図を送った。
「じゃ、行こう。喜望峰を目指して!」
「そうしましょう! それでは……出発進行です♪」
かくして、砂上船は大草原をゆっくりと滑り出す。
カンゴー鍾乳洞を経由し、いざ南方へ。そこに待つ光景は、果たして如何なるものだろうか――。
一面の緑に覆われた大地を、復讐者を乗せた砂上船が進む。
周囲に広がるのは、見渡す限りの草原のみだ。周囲の様子を油断なく見遣りながら、イロハは船上に備わる伝声管で小雪に連絡を送った。
「今のところ異常は無いよ。ちょうど半分くらい進んだ感じかな?」
「そうですね。カンゴー鍾乳洞まであと少し、です!」
伝声管を通じて、小雪の弾む声が返る。
辺りを流れる空気は平和なもので、巨獣の影ひとつ見えない。これでアビスローバーさえ気にしなくて済むなら、もう少しのんびり出来るのだが――そう思いつつイロハが周囲の警戒を続けていると、やがて前方の地平線に少しずつ緩やかな起伏が見え始めた。
「山が見えて来たね。小雪君も見えるかい?」
「バッチリ、見えます! このまま進みましょう!」
「もきゅー!」
直進を続けるにつれ、砂上船が入り込んだのは山々が連なる一帯だった。
辺りには長閑な空気が流れ、彼方からは時折巨獣のものと思しき咆哮が響いて来る。肝心のアビスローバーの姿や痕跡も、今のところは無いようだ。目的地に向けて砂上船は更に進み――最終人類史におけるカンゴー鍾乳洞の一帯へ二人が到着したのは、それから程なくのことだった。
色鮮やかな花々が咲き誇る山肌と、緑豊かな自然。
辿り着いた一帯の景色を見渡しながら、操舵室で小雪はふむむと呟く。
「壮観な景色ですね。最終人類史と同じなら、この辺りに鍾乳洞がある筈ですが……」
「……それらしきものは見えないね。やはり紀元前1億年だと、少し早すぎたかな?」
船上から伝声管を使い、イロハがむむむと唸る。
周囲に広がるのは一面の山々で、洞窟らしき景色は彼女の眼にも見て取れない。目を凝らせば、遥か遠くに巨獣の影らしきものは見えるが、それ以外に目立ったものは無いようだ。
「アビスローバーの痕跡も見当たらないし……この近辺の巨獣も他所と同じように、普通に暮らしているようだね」
「そのよう、ですね。もう少し先に進めそうです、このまま進んでみましょう!」
鍾乳洞こそ見つからなかったが、まだ今回の船旅は終わっていない。小雪は再び舵を取ると、南西のオーツホーン目指して更に進んでいった。道中は変わらず平和なもので、たまに遠方から巨獣のそれと思しき咆哮が響いて来る以外は、それらしい異変は全く無い。
「オーツホーンという町は、ダチョウさんで有名な土地みたいですけど……さっき船の方に来たアホデンネンさんも、そっちから走って来てたのでしょうか?」
「南西の方から来た可能性はあるかもね。果たして進んだ先には何があるやら……と、そろそろかな」
やがて目的地であるオーツホーンに辿り着くと、船はゆっくりと歩みを止めた。
山々が海を塞ぐように南方に聳える、一面の平地。それが、7度目の探索で辿り着いた場所の景色だった。
程なくして小雪とコダマ、そしてイロハは帰還準備を終えると、今一度の別れを惜しむように船を振り返る。
「……ゴンドワナでの冒険も後少し、ですね」
「……うん。長かった喜望峰もいよいよ目前だね」
微笑みを交わす二人の眼は、今までの道程を噛み締めつつ、これから向かう未来も同時に見ていた。
ゴンドワナ奪還の完了後、攻略旅団では砂上船を最終人類史に漂着させる計画もある。喜望峰への旅が終わった後も、この船での旅路は、きっとまだまだ続くことだろう。
「もう一息、ですね。頑張りましょう!」
「そうだね。……じゃ、戻ろうか!」
かくして探索を完了した小雪とイロハは、最終人類史へと帰還していく。
巨獣大陸ゴンドワナの南端に位置する喜望峰。かの地に復讐者たちは、着々と近づきつつあった――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!