リプレイ
ラキア・ムーン
……もとより、そのままなら消え去るだけの物
再建出来ずとも、何かしら経験や情報にはなるさ
先ずは解体前に、ドッグ全体を写真や動画で撮影し完成形を記録
解体時にも逐次解体過程を記録していこう
こういうのはとりあえず元に戻すのが重要だ、分解過程を記録しておけば少しはマシだろう
それに造船クロノオブジェクト部を心臓部と考えれば、それ以外は代替設備でどうとでもなるやもしれんしな
効果があるかは分からんが、操作会得も使用
少しは効率的に解体出来るやもしれん
造船クロノオブジェクト部をまずは解体していこう
形状としては巨大な薪ストーブ
搬入口等本体はこの時代の技術を鑑みても、サイズ的にも一体鋳造という訳にはいくまい
なら複数のパーツの組み合わせで出来ているはずだ
分割線などを観察し、組立前のパーツをイメージしながら細かく分解して行こう
基盤は留め具等を探し慎重に分解
回路等は特にしっかりと内部の配線も記録し、再現性を上げよう
分解した部品にはそれぞれ識別ナンバーを書いておき、組立時に迷わないようにしよう
中心からしっかり解体しよう
月鏡・サヨコ
円卓の間とは違い、特に手を加えないありのままで漂着させることは難しいか
それでも可能性が皆無ではないのであれば、ヤ・ウマト最後の時間を費やす意味はある
解体作業のために必要な工具を台湾島及び新宿島で調達
もし「クロノオブジェクトなので通常の工具では解体できず、破壊せずに取り外せる構造でもない」部分がある場合、慎重かつ傷が残らないように素早くパラドクスで切断するしかないか
念のためには《対艦軍刀『銀鉤』》も持ち込んでおこう
原則的には内部構造をよく吟味した上で取り外せる箇所を探し、刀を使うのは最後の手段にしたいが……
解体作業中、部品の細かさや壊れやすさによって特に注意を要する箇所では【未来予測】を使用
作業者の横にチェッカーを置いて未来を見ることに集中させ、このまま作業を進めた場合に事故が起きる場合は素早く声をかけて止められるようにする
この機械が元々部品から組み立てたものだとしたら、パーツの合わせ目等にヒントとなる目印や文字の刻印があるかもしれない
そういったものにも細かく注意しつつ、作業を進めていこう
麗・まほろば
『しんじゅく』を建造した時よりも前、この造船施設の起動実験は施設の修復の後に行われた
つまり分解はともかく今後行われる復元については始めてではない
まずはその時何が行われたのか、賢明な復讐者たちなら記録しているだろうからそのデータを確認しよう
『修復作業が行われたところ』や『代替パーツを調達して補われたところ』というものが少なくともあるはずだ
修復作業が行われたところは、少なくとも分解しても復讐者の技術で直せるところだ
ある程度復元がしやすい程度で分解し、所定の置き場へ運びだそう
類似部も同様だ
代替パーツを調達した箇所については、この施設に使われている建材そのものを再使用する必要がない
【建造物分解】を使用して所定の場所には置くが、紛失リスクは低めとして扱おう
それ以外はより慎重に扱うべきだろう
分解は無理なく可能な限りに留め、トレインで持ち出すことを検討しよう
パーツの組み方、扱い方についてはスプレーでパーツに直接書き込む
復元時に【クリーニング】で消えるはずだよね?
建築は無事故無違反が原則
ご安全にいこう!
●台湾島・造船施設~冥海機ヤ・ウマト
冥海機ヤ・ウマトの台湾島。装甲輸送艦『しんじゅく』を始めとするクロノ・オブジェクト艦を産み出した造船施設には、現地の作業員や新宿島から来たディアボロスたちが立ち並んでいた。
「円卓の間とは違い、特に手を加えないありのままで漂着させることは難しいか……」
巨大な施設である造船ドック。これを解体し最終人類史へとパラドクストレインで運び出し、そして運べなかった物は分けた部品単位で漂着を願う。
賭けとしか言えない作戦に、運び出すことに成功した円卓の間とは違うか……そう月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)が悔しがる。
「……もとより、そのままなら消え去るだけの物。再建出来ずとも、何かしら経験や情報にはなるさ」
そう解体前の造船ドックの資料作成のため、カメラを回していたラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)がファインダーから視線を外し、サヨコに答える。
「そうだな……可能性が皆無ではないのであれば、ヤ・ウマト最後の時間を費やす意味はある」
ラキアの言葉に、サヨコは深く頷く。彼女たちが恐れているのは、冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョンをディアボロスたちが奪還した暁に、この造船施設が消え去ること。
無くなってしまうのであれば、万が一、いや億が一の可能性であっても、ゼロでは無いのであれば成功に賭けるのがディアボロスなのだ。
「『しんじゅく』を建造した時よりも前……この造船施設の起動実験は施設の修復の後に行われた。つまり分解はともかく今後行われる復元については始めてではない」
そう告げるのは、黄色い安全ヘルメットを被った麗・まほろば(まほろばは超々々々弩級戦艦ですっ!・g09815)だ。
時先案内人の大泊・鈴夜から借りて来た資料を手に、何時になく真剣な表情で目を走らせる。
「修復作業が行われたところは、少なくとも分解しても復讐者の技術で直せるところだ……ある程度復元がしやすい程度で分解し、代替パーツを調達した箇所については、この施設に使われている建材そのものを再使用する必要がない」
そう図面をペラペラと捲り、破棄して良い場所とダメな場所と赤い鉛筆で印を付けていく。
ディアボロスたちの指示の元、作業に当たる作業員たちも二人一組で安全帯を確認し安全靴を踏み合い、作業に備える。
「作業は無事故無違反が原則、ご安全にいこう!」
まほろばの声が響く……そして、作戦が開始された。
台湾島の造船施設に元々あった分だけではなく、新宿島からも新たに持ち込んだ工具類を配布しながら、サヨコは作業の監督に当たる。
「必要な工具は行き渡っているな? どうしても解体出来ない場所が出て来た時は私に言ってくれ」
一秒先の未来が視える【未来予測】のパラドクス効果を発動させ、事故が起こるならその瞬間に駆け付けられるようにと彼女は作業を見守りながら備えていた。
「(もし『クロノ・オブジェクトなので通常の工具では解体できず、破壊せずに取り外せる構造でもない』部分がある場合、慎重かつ傷が残らないように素早くパラドクスで切断するしかないか……)」
そう考え、腰に下げた対艦軍刀『銀鉤』を鞘の上から撫でつつも、その機会が発生しないことをサヨコは祈る。
「ここ、外せそうですね」
「ふむ……この機械が元々部品から組み立てたものだとしたら、パーツの合わせ目などにヒントとなる目印や文字の刻印があるかも知れない。無ければ逆に印を残しておこう」
「分かりました!」
慎重に作業を行う作業員を見守るサヨコの元に、パラドクストレインの貨物車両に分解した機材を運び込んで来たまほろばが顔を出す。
「サヨコさん。パーツの組み方、扱い方についてはスプレーでパーツに直接書き込もうよ。復元したあと【クリーニング】のパラドクス効果で消せるはずだよ」
最終人類史に漂着さえすれば、全てのパラドクス効果は最大の能力で使うことが出来る。
そのなかには建造物や物品を洗浄殺菌することが出来る【クリーニング】の効果も含まれる。
まほろばの言う通りパーツに組み方などを直接メモ書きすれば、漂着漏れがあってもどの部品が抜けているかが直ぐに分かるし、復元が終われば洗浄し消すことが出来る。
何も問題はなかった。
「なるほど……ならば、切り出したパーツごとに番号を書こう。そして解体図と合わせて記録を残そう」
色とりどりのスプレー缶をまほろばから手渡されたサヨコは、取り外そうとしていたパーツに大きく数字と記号を描く。そしてプリントアウトした写真の同じ部分に記号と番号を書き込む。
「以前に『修復作業が行われたところ』や『代替パーツを調達して補われたところ』は色を変えて分かるようにしても良いかもだね。失っても最終人類史の技術で再現すれば良いんだよ」
「そうだな。分かるように手配しよう」
そうして、サヨコが番号をスプレーしたあと、天井を構成する鉄骨の一部が切り離された。
解体作業は順調に進んでいく。細かく出来る場所は細かくして、パラドクストレインの貨物車両に積載。
細かく出来ない物のうち、代替が効かない個所についてはその印を残し、積載場として準備された港湾部の広い作業スペースに置く。
問題は巨大薪ストーブこと、造船クロノ・オブジェクトであった。
この造船施設の心臓部と言っても過言ではない造船クロノ・オブジェクト。それの解体を担当したのはラキアであった。
「こういう物は、とりあえず元に戻すのが重要だ……それに造船クロノオブジェクト部を心臓部と考えれば、それ以外は代替設備でどうとでもなるやもしれんしな」
作業工程を逐一ビデオや写真で撮り、そして図面を作りつつラキアは分解過程を記録していく。
「造船クロノ・オブジェクト……形状としては巨大な薪ストーブ。搬入口など、本体はこの時代の技術を鑑みても、サイズ的にも一体鋳造という訳にはいくまい。なら複数のパーツの組み合わせで出来ているはずだ」
そう推測したラキアは造船クロノ・オブジェクトに分割線などがないか観察し、組み立て前のパーツをイメージしながら作業を行う。
「基盤に留め具は無いか? そうか……! なら慎重に外してくれ。いや待った! その前に回路の状態を記録する」
造船クロノ・オブジェクトの回路基盤を何枚も写真に収めると、ラキアは取り外すように作業員に指示を出す。
そして外した部品に識別番号を割り振り、水で落ちないよう油性マジックで番号を記す。
「これで組み立て時に迷わないだろう……紛失した際も、何処が足りないかが一目瞭然だ」
プリントアウトした写真や紙で作った資料に識別番号と配置を記入するラキア。まるで立体の複雑なパズルのようだが、少しでも多くのピースを持ち帰らねばならないのだ。
少しぐらい複雑でも、諦める訳にはいかない。
ガストーチを使い慎重に溶接部を切り離しながら、パラドクストレインの貨物車両に乗せなくてはならないのだ。
「……よし。C一〇五、切断完了。パラドクストレインへ運んでくれ」
ふぅ、とため息を漏らしながら、額から滝のように流れる汗を拭うラキア。すでに貨物を満載にしたパラドクストレインを何本見送ったか覚えていない。
それでもまだまだ解体すべき、そして積み込むべき物は残っている……残された時間は少ない。ラキアたちは少しでも多くの物を運び出すため、休むことなく作業に当たるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【操作会得】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
●奪還の時
その瞬間、台湾島が眩しいぐらいに発光する……まるで光に飲み込まれるように、島全体が光りで輝いた。
その時が来たのだ……冥海機ヤ・ウマトが、最終人類史に奪還されるその時が。
「……ミッドウェーで、超大和を撃破したのだな」
「解体作業がギリギリ間に合ったおかげで、貴重な部品についてはパラドクストレインで運び出すことが出来たんだよ!」
「あぁ……我々の勝利だ。あとは……」
光が収まっていく……次の瞬間、台湾島はあるべき歴史の流れに、そう、現代に戻っていた。
奪還が完了した台湾島では捜索が進む。探すのは、パラドクストレインで運び出せなかった造船施設の部品たち。
そして、とある海岸で一行はついに見付ける……解体した造船施設の一部が漂着しているのを。
作業が分かるようにマーキングした鉄材。これは間違いなく造船施設を構成していた部品。
「私たちの作業は、間違いではなかった……! 賭けには勝った!!」
ディアボロスの一人がそう叫ぶように告げると、残る者たちも動き出す。
「急いで回収するんだよっ!」
「台湾島を最終人類史に奪還したのなら、自衛隊の艦艇も回して貰えるはずだ」
最終人類史には最終人類史の心強い仲間たちが居る……サルベージ作業には協力を仰ごう。
そう告げると、ディアボロスたちは自衛隊に出動を要請すべく、新宿島で待つ時先案内人へと連絡を取るのであった。
ラキア・ムーン
漂着は成った……か
次の賭けは此方で起動するか……だが、まあやってみなければな
とりあえず回収しつつ、状況のチェックかな
案内人に物資輸送の手配をしつつ、こちらも漂着した部品の状況を確認しよう
怪力無双を使用し、搬入しながら物品をチェック
欠損した部分があるなら、どの部分が欠損しているかを確認し代替資材を検討しよう
同じ仕様の部品があれば、それを実寸し専門家に図面を起こして貰う様に手配
後は目に見えない部分の痛みも発生している可能性もある、非破壊検査が出来る専門家を呼んで貰っておこう
とはいえこれは、実際に持ち帰ってからでいいか
まずは、原型を復旧させ使えるかどうか確かめるのが先決だな
持ち帰った施設全体の復元計画から立てていこう
最終人類史の何処に設置するのかを検討
保存しておいた撮影データを用いて、組立の手順を作成しよう
見落としが無いか、念の為台湾島をもう一度捜索はしておこう
少しでも回収できる物は回収しておいた方が良い
此処から先は時間がある、しっかりと準備と確認をしていこう
アドリブ連携等歓迎
麗・まほろば
戻ってきたよぉ、鈴夜(時先案内人)さん
お手数だけどお迎えの手配、よろしくおねがいしまーっす
今回、自衛隊はどんな船が来てくれるだろうね?
所属の艦でいえば『しらせ』なら大きなクレーンがあるし、『かが』なら大きなエレベーターがある
何にせよ船の近くまで運べば、あとは訓練された隊員さんたちにご協力をお願いできるかな?
ならまほろばは、最終人類史の【怪力無双】を使って、落として傷つけないように作業しやすいところまで慎重に運んでいくよ
これだけ大量の物資をどこに運ぶか……この場で決められるのなら組み上げを、できないなら物資の係留を横須賀にすることを提案するよ
早速でもこの施設で試したいことがある人は、復讐者にも一般人にもいるだろう
時間はかかっても分解できることは分かったことだ、できることは早めにやっちゃいたいな!
ひとつだけ気になることがあるといえば、台湾島に残っていたはずの実験で建造された最初の一艦の行方だ
たぶん流れ着いていない気もするけれど、もののついでに確認しておくのもいいかな?
●台湾島・沖合~最終人類史
台湾島沖合……日本から緊急出港した護衛艦隊は台湾島沖でディアボロスたちと合流する。
護衛艦隊の旗艦である『かが』の船上で、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は自衛隊によりサルベージされる台湾島造船施設の様子を眺める。
「漂着は成った……か。次の賭けは、此方で起動するか……だが、まあやってみなければな」
広い甲板に並べられる解体された部品たち。どれがどの部品かのマーキングもしっかりと残っている。
彼女は乗船していた新宿島の研究者たちに、足りないパーツの複製や修繕が出来ないかと相談する。
「持ち帰って調べてみないとですね。ですが、幸い皆さんが詳細なデータを残してくれたので、助かります」
「なに、役に立ったなら幸いだ……まずは、原型を復旧させ使えるかどうか確かめるのが先決だな。持ち帰った資料も使い、施設全体の復元計画から立てていこう」
研究者とラキアが話しているところで、また新たにサルベージ船のクレーンで甲板に降ろされたパーツを、【怪力無双】のパラドクス効果で運んでいた麗・まほろば(まほろばは超々々々弩級戦艦ですっ!・g09815)が合流する。
「これだけ大量の物資をどこに運ぶか……それも決めないとだよう!」
造船施設の再建だが、冥海機ヤ・ウマトのディヴィジョンを奪還した今、台湾島に拘る必要はない。
極論を言えば、最終人類史であればディアボロスの勢力圏の何処にでも運べるのだ。
「早速でもこの施設で試したいことがある人は、ディアボロスにも一般人にもいるだろう……できることは早めにやっちゃいたいな!」
「だが、何処に設置するか……そして再稼働させるかは、攻略旅団かワイルドカードで提案だな」
まほろばの言葉に、ラキアはそう答える。彼女自身としてはまほろばと同じく直ぐにでも稼働させたいところだが、造船施設は巨大な設備。
また造船クロノ・オブジェクトの稼働には最終人類史で集めた地獄変エネルギーや円卓の間の祈りのエネルギーを消費するため、独自で判断して良いことではない。ディアボロスたちの総意を確認しなくてはならないのだ。
「此処から先は時間がある、しっかりと準備と確認をしていこう……艦長に台湾島を一周するように頼まなくてはな」
見落としが無いかどうか、回収漏れがないかどうか……ラキアは漂着した造船施設の部品を探すべく、ブリッジへと上がる。
まほろばはと言うと、そう言えば……と言う顔をする。
「ひとつだけ気になることがあるといえば、台湾島に残っていたはずの実験で建造された最初の一艦の行方だ……たぶん流れ着いていない気もするけれど、物のついでに確認しておくのもいいかな?」
それは装甲輸送艦『しんじゅく』の前に造られたクロノ・オブジェクト船。名前も付けられず、造船クロノ・オブジェクトの稼働を確認するためだけに産まれた娘。
彼女は、攻略旅団の提案がなかったからか、最終人類史には流れ着かず、冥海機ヤ・ウマトの改竄された歴史と共に失われた。
そのため、まほろばが目を皿のようにしながらかがの甲板から台湾島の海岸を捜索しても、その姿は見付からなかった。
見付からないと言えば、漂着した造船施設は結局全体の二割程度……だが、重要そうな部分が多く漂着していた。
優先度が高い部分が多く漂着したこと、そしてパラドクストレインで運び出した部品と、最終人類史の機材や技術を利用すれば、造船施設の復元は不可能ではないとの結論に達した。
あとは、クロノ・オブジェクトとして実際に動かせるか……だが、それはまた別のお話し。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV2が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!