京都詣で、上賀茂神社へ行こう(作者 天木一
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#最終人類史(新宿島)  #最終人類史の初詣2025  #初詣 

●新宿駅グランドターミナル
「あけまして、おめでとー。今年もよろしくね。それで早速だけど、『円卓の間』に信仰のエネルギーを集めようってことで、初詣にいこー」
 音葉・遥風(風は遥か彼方に吹く・g03189)が新年の挨拶を交わし、元日らしく初詣の案内を始める。
「巨大神像の心臓を利用して、『円卓の間』のエネルギーを持ち出すことが可能になったから、『円卓の間』のエネルギーを利用できる幅は広がってんだって。もしかしたら『巨大神像の心臓』も含めてフルチャージできるかも、たぶん」
 多くのエネルギーを集められれば、これからさまざまなことに使用できそうだ。
「ディアボロスが率先して初詣でめちゃ真剣にお祈りしたら、一般の参詣者も普段より真剣にお参りしてくれて、信仰エネルギーが集まりやすくなるみたい。だからみんなが多く行くほど、大勢の人に見られてエネルギーも多く集まるってことだよ」
 ディアボロスが見本を示し、それによってエネルギー集めの効率が良くなる。

「みんなを初詣に案内しようと思ってるのは、京都の上賀茂神社だよ。京都でもふるーい神社みたいで、めちゃ有名なところみたい」
 京都でも有数の神社であり、賀茂別雷大神を祀っている。「雷を別けるほどに強い力を持つ神」という意味があり、 雷の様な強力な力で災を払うと云われている。
「紫式部も参拝したことがあるんだって、めちゃ効果がありそうだよね」
 古典に出て来るような有名な人物が実際に行った場所というと、なんだか興味が湧いてくる。
「大鳥居も見栄えがよくって、その先にはながーい参道があって、他にもならの小川って川も流れてるくらい広いみたい。屋台もいっぱい出てるみたいだよ」
 広い場所だけあって、正月らしい甘酒や焼き餅にお団子、一般によくあるさまざまな飲食の屋台が並んでいるようだ。
「本殿でしっかりお参りしたら、せっかくだし食べたり他のを見て回って楽しもー」
 美しい楼門を潜った先の本殿で真剣にお祈りすれば後は自由時間だ。あれこれ広大な神社を見て回るのもいいだろう。
「なんか白馬がいるんだって。神社に馬がいるなんて思わないよね。ちょっと見てみたいかも。あーあと、可愛い八咫烏のおみくじとか、お正月なら運勢占いも大事だよね」
 あれこれと楽しめるものが多いと遥風は笑顔で情報を出していく。
「おっきな石が二つにわかれたような形をしてる、願い石とかもあるんだって。二つに両手をあてるとパワーがもらえるみたい。いいね、パワーアップ。
 他には、あー、さっき言った紫式部のお参りした片岡社っていう、神社の中の小さな神社?があるみたい。縁結びの神様みたいで、ハートみたいな絵馬もあって女性に人気みたいだよ」
 古く広大なだけあり、多くの他の神を祀る摂末社が境内にあるようだ。
「変わったのでは、御神水を使ったコーヒーが飲めるコーヒースタンドがあるみたい。なんか飲んだら浄化されそうだよね」
 神山湧水という境内にも流れている水を使ったコーヒーなのだという。
「そんな感じで、見て回るだけでも楽しそうだから、お祈りしたら初詣をたっぷり楽しもー」
 遥風は京都に向かうパラドクストレインにディアボロスを案内した。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【現の夢】
2
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV1 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

天木一
 あけましておめでとうございます。天木一です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 新年らしく、初詣のご案内となります。

 京都、上賀茂神社での初詣です。紫式部が参拝した玉依姫命の摂末社があるので有名な場所です。
 賀茂別雷大神への参拝の流れは一の鳥居、二の鳥居、手水舎、楼門、本殿でお祈りとなります。
 いきなりお祈りで、その後をメインにしていただいても大丈夫です。
 『初詣でお祈りする願い』は必ず書いてください。
 24社も他の神を祀る摂末社があるようなので、それらを見て回るだけでも時間がかかりそうです。

 NPCの音葉・遥風と東城・リリカもお参りしているので、何かあればお気軽にお声をかけてください。
 複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
 それでは、新年のスタートを楽しくお過ごしください。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


守都・幸児
喩嘉(g01517)と一緒に初詣するぞ

すごいぞすごいぞ、話には聞いてたが…
上賀茂神社って、こんなに広くて綺麗で、立派な神社だったんだなあっ
平安鬼妖地獄変で調査したときは廃れちまってたから
本来の姿、ずっと見てみたかったんだ
都の守りの大切な場所が、最終人類まで大事に残されていて嬉しいぞ
陰陽師たちが知ったら喜ぶだろうなあ
興奮してはしゃいじまう俺だぞ

本殿に挨拶したら、片岡社に行こう
喩嘉の提案に、それいいなって大賛成して
鈴緒を片方ずつ持って一緒に鳴らすぞ
祈願するのは
『喩嘉とずっと一緒にいられますように』
喩嘉との縁をこれからもずーっと結び続けていたいから
一生懸命祈ったら
縁むすび絵馬を奉納するぞ

参拝が終わったら、喩嘉と手を繋いで境内を見て回る
御神水コーヒーが気になる俺だぞ
あったかいやつを頼んで、ふーふーしてから飲む
おー、清められた…気がするっ
心も身体もぽかぽかだ

この場所が奪還できてよかった
きっとこれからも俺たち皆を守ってくれる
今年も、これからもずっと、よろしくな喩嘉
ああ、また良い一年にしよう、一緒にっ


喩・嘉
幸児(g03876)と一緒に初詣をする

幸児と一緒に京都へ行けるのは、特別な時間なんだ
ものすごく立派な神社だなあ
ずっと人々の信仰を集めてきたからこそ、悠久の時を経ても、
素晴らしい姿を残しているのだろうな
幸児のはしゃぐ姿を見て、嬉しそうに微笑む

俺、縁結びの片岡社に行きたい
幸児との縁をこれからもずーっと結び続けられますようにってお願いするんだ
二本の鈴緒って珍しいな?
と声をかけ、せっかくだから一緒に鳴らそうと、鈴緒を片方ずつ持って一緒に鳴らして、
『幸児とずっと一緒にいられますように』と真剣に祈願をし、
縁むすび絵馬を奉納する

幸児と手を繋ぎながら他にも色々見て回ったら、
とても満喫した気持ち

御神水コーヒーを飲みながら休憩して、ほっと一息
清い場所で清いものを口にするというのは、とても贅沢な心地がするな
俺は普段は占い師として生活しているが
今占いをしたら、とても当たりそう……

今年も、これからもずっと、よろしくな幸児
一緒に、また良い一年にしような


●上賀茂神社の初詣
 京都に古くからある上賀茂神社。元旦とあって、周辺に住まう人々が集まり賑わっていた。
「ものすごく立派な神社だなあ」
「すごいぞすごいぞ、話には聞いてたが……」
 喩・嘉(瑞鳳・g01517)が神社の入口である鳥居から広大な敷地を見て驚き、その隣の守都・幸児(祥雲・g03876)もぐるっと神社を見渡す。
「上賀茂神社って、こんなに広くて綺麗で、立派な神社だったんだなあっ」
 しかし広大過ぎて全体は見えず、遠くまで手入れされた敷地が広がっているのを見て感動を覚えた。
「平安鬼妖地獄変で調査したときは廃れちまってたから、本来の姿、ずっと見てみたかったんだ」
 想像していた光景と比べるように、幸児は平和な世界の上賀茂神社を眺める。
「都の守りの大切な場所が、最終人類まで大事に残されていて嬉しいぞ。陰陽師たちが知ったら喜ぶだろうなあ」
「ずっと人々の信仰を集めてきたからこそ、悠久の時を経ても、素晴らしい姿を残しているのだろうな」
 これがディアボロスが取り戻した光景なのだと幸児が興奮してはしゃぎ、その姿を見て喩嘉は嬉しそうに微笑んだ。
「まずは本殿に挨拶に行こうか」
「そうしよう。上賀茂神社の主神に失礼がないようにな」
 幸児と喩嘉の二人は鳥居をくぐり、手を清めて厳粛な雰囲気の中、本殿に祀られている賀茂別雷大神へと参拝する……。

「立派な本殿だったなあ。それで、この後はどうする?」
「俺、縁結びの片岡社に行きたい」
 主神への参拝を終えて幸児が隣に顔を向けると、喩嘉は境内にある摂末社の一つ片岡社に行きたいと提案した。
「それいいなっ」
 幸児が花が咲いたような笑顔で大賛成して、二人は仲良く橋を渡り紫式部が参拝したという片岡社へと向かう……。
 向かう先には本殿に比べればこじんまりとした社がある。だが多くの人が通っているのか、沢山の絵馬が奉納されていた。
 そこにお参りしようと近づくと、鈴緒が二本垂れているのに気付いた。
「二本の鈴緒って珍しいな?」
「これなら一緒に鳴らせるなっ」
「そうだな、一緒に鳴らそう」
 幸児と喩嘉は賽銭を入れると、一本ずつ鈴緒を持って一緒に鳴らす。ガランガランと音が響き、手を合わせて願う――。

『喩嘉とずっと一緒にいられますように』
『幸児とずっと一緒にいられますように』

 二人が願うのは、互いにずっと縁を結び続けられますようにという真摯な想い。きっとここに訪れる人々も同じように誰かとの縁を願っていったのだろう。その願いは祀られている玉依姫命の元に届き縁を結ばれる。
 真剣に祈願して、二人は同時に顔を上げて目を合わせ、気が抜けたように笑い合った。
「この絵馬、よく見たらハートの型をしてるぞっ」
「本当だ。珍しい形をしているな」
 ハートの形に見える縁結びの絵馬を奉納し、参拝を終えると二人で手を繋いで境内を見て回る。
「砂の山があるぞっ」
「白馬がかわいいなあ……」
「あっちにはご神木が――」
「ふふ、まるでテーマパークにでも来たようだな」
 すぐに珍しいものに興味を持って向かう幸児に、喩嘉は楽しそうに付き合ってあれこれとご利益のありそうなものを見物して満喫していく。
「あそこ、御神水のコーヒーが飲めるみたいだぞっ」
「それは珍しいな、行ってみようか」
 興味津々な幸児に引っ張られるように微笑む喩嘉がついていく。
 早速温かなコーヒーを頼み、二人は野外の休憩所に座って飲むことにした。
「ふーふー」
「火傷しないようにな」
 子供のようにコーヒーに息を吹きかける幸児に喩嘉が笑いかけ、一口飲んでまろやかなコーヒーを味わいほっと一息ついた。神聖なものと思うと特別感があり、コーヒーの味も格別に思えた。
「清い場所で清いものを口にするというのは、とても贅沢な心地がするな」
「おー、清められた……気がするっ。心も身体もぽかぽかだ」
 幸児もコーヒーをちびちびと飲み、心身共に温まっていく。
「俺は普段は占い師として生活しているが、今占いをしたら、とても当たりそう……」
「それなら俺を占ってほしいぞっ」
 二人はコーヒーを飲みながら他愛のない会話を楽しみ、そこから見える憩いの庭の景色を眺めて穏やかで大切な時間を過ごした。

「この場所が奪還できてよかった。きっとこれからも俺たち皆を守ってくれる」
「これだけの神々が見守ってくれるんだ。きっとご利益があるだろう」
 休息を終えた幸児はまた喩嘉と手を繋いで散策をして、参拝する人々の笑顔を見て、この場所を取り戻せてよかったと思う。喩嘉もきっとこの地に住まう神々の加護が皆を助けてくれるだろうと頷いた。
「今年も、これからもずっと、よろしくな喩嘉」
「今年も、これからもずっと、よろしくな幸児」
 二人は今年もずっと一緒にいようと新年の初めから気持ちを同じくする。
「一緒に、また良い一年にしような」
「ああ、また良い一年にしよう、一緒にっ」
 二人一緒なら、それだけで良い一年になる。決して離しはしないと手を強く握り、寄り添う姿を神々に見守られながら境内を歩いた……。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV2が発生!

真秀場・静菜
お祈りする願いは今年も戦いに向かうディアボロス達の無事ね。

京都での初詣。そういえば今年が初めてになるわね。
これを機に参拝させてもらうわ。
和服姿で参道を歩いて本殿に向かうわ。
有名どころだけあって数多くの屋台が並んでいるわね。
でも真剣にお祈りする以上は脇目に取られている場合ではないわ。
少しお堅いかしらね。

本殿に辿りついたら手順に従ってお祈りさせてもらうわ。
そして心の中で静かに願わせてもらうわね。
それだけ心が現れるような気分になるわ。

お祈りが終わったら神社を見て回らせてもらうわ。
願い石を探して両手を当てて願いのパワーをもらえればかしら。
軍師の端くれとはいえ時には運を味方に付ける事も必要だもの。
願うだけ願ったら肩の力を抜いて、観光を楽しませてもらうわ。
でもその前にコーヒースタンドで一息つかせてもらうわ。
御神水を使ったコーヒーでも飲んで気分も洗い流して切り替えるわ。


「京都での初詣。そういえば今年が初めてになるわね」
 落ち着いた雰囲気で和服を着た真秀場・静菜(サキュバスのリアライズペインター・g01823)は、京都の神社は有名だが、参拝に来るのは初めてだったと上賀茂神社を見渡す。
「これを機に参拝させてもらうわ」
 参道をゆっくりと歩いて鳥居をくぐり本殿への道筋を進む。
「有名どころだけあって数多くの屋台が並んでいるわね」
 見れば人々が屋台に集まり、美味しそうに湯気の立つ温かいものを食べていた。
「でも真剣にお祈りする以上は脇目に取られている場合ではないわ。少しお堅いかしらね」
 美味しそうな食べ物に目を引かれながらも、今は参拝に集中しようと前を向いて歩いていく。
 手を清め朱塗りの立派な楼門を通る。すると由緒ある本殿が立っていた。
 同じように参拝する人々の列に並び、手を合わせて心の中で静かに願う――。

『どうか、今年も戦いに向かうディアボロス達が無事に帰ってきますように……』

 祈願するのはディアボロス達の無事。年中無休と思えるほどの戦いに向かうディアボロス全員が無事であるようにと願った。
 そんな真剣な姿に一般人も感化され、いつもよりも真剣に参拝する人々が増えた。
「これでお祈りは終わりね。神社を見て回ろうかしら」
 本殿から離れると静菜はもう一つ行きたい場所があると境内を歩き出す。
「あれが願い石ね」
 境内にある川を渡って向かったのは願い石と呼ばれる、大きな石が二つにわかれたような形をしている石だった。
「これに両手を当てるとパワーがもらえるのね」
 両手を左右の石に当てると、なんだか元気が出て来るような気分になる。
「軍師の端くれとはいえ時には運を味方に付ける事も必要だもの」
 知略を尽くすからこそ、最後に運が大事になることも身に染みて理解している。だからこそこうした縁起担ぎを大事にしていた。

「これで今日の祈願は終わりね。後は観光を楽しませてもらうわ」
 願うだけ願ったら肩の力を抜いて、静菜は和やかに観光を楽しもうと境内を見物しながら歩く。
「御神水を使ったコーヒーなんて珍しいわね。私も飲んでみようかしら」
 コーヒースタンドで温かなコーヒーを買い、傍にある休憩所で一服する。
「内から清められる感じがするわね」
 まったりとコーヒーを楽しみながら景色を眺め、一息つくと境内にある小川の傍を散策したり、御利益のありそうなものを見て回り、目を引いた八咫烏みくじを引いてみる。
「可愛らしいおみくじね」
 デフォルメされたカラスの小さな人形を手に、赤い紐を引っ張るとおみくじが出て来る。
「運勢は……小吉ね。努力することで願いは叶う……か。それなら今年も頑張らないといけないわね」
 静菜は微笑み、今年もよい年にしようと冷たくも清らかな空気を吸って歩き出した……。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【現の夢】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!

時雨・藍
【同行者】
クロエ・ルジャンドル(g01987)
昔からの憧れの人であり、現在は恋人

【行動】
二人で初詣として参拝しに来た次第。
クロエの着物姿、素敵だね。
色合いもあって、とてもよく似合っている。(頬赤)

まずは本殿へ。
クロエ、段差があるから気を付けて。(手を繋いで)
賀茂別雷大神か…雷は少し縁がある、気がするな。
願いは『大切な人のために強くあること』
まだまだ強くあらねばならない。

次は片岡社の方。僕も一緒に行くよ。
成程、恋愛の…(クロエに見惚れて赤くなり)い、いや、なんでもないっ
願いは『この先もクロエと一緒に歩んでいくこと』
ハートを模したものがあるね。クロエがいつも凛々しく大人びた雰囲気の物を身に着けているが、こういうのも良いと思うよ。
…可愛いか、ら。
願いはきっとばれてしまっているね。
これからも宜しく、クロエ(恋人にキスをして)

では戻ろうか。屋台はあるみたいだから、何か食べていこう。
御団子とお茶はどうだろうか?(微笑)
キミとこうして飲む御茶が好きなんだ。
…あぁ、しかしこの香り。コーヒーも気になるな。


クロエ・ルジャンドル
恋人の藍(g02788)と一緒に初詣を。
本殿で参拝をした後に片岡社に寄ろうか。勿論、私たちの今後の幸せを願いに、ね?

今回は日本の京都での初詣。と、来たら和装を着ない理由はないよね。
藍色を基調とした落ち着いた雰囲気の振袖を着て行こうかな。ふふ、色合いの意味は…も・ち・ろ。ん。と、言ったところだけれど、言葉に出しては粋ではないからね?

本殿での願掛けは『自分を貫けますように』と言ったところか。この状況の中、私が私であることを貫き通す難しさ…その困難を乗り越えるべくの決意と、少しだけ日本の神仏の後押しをお願いするイメージだよ。
片岡社では当然『藍と一緒に居れますように』が一にして全のお願いとなるよ。この年下だが立派な騎士様の愛を受け続けられるように、ね。

ここは恋人らしく手でも繋いで歩こうか。実は和装は余りしたことがなくてね、中々に歩き難いので、騎士様のお手があれば嬉しいことこの上ない。
ハート形状のものか…藍がそう言うのなら、可愛らしい方向の装飾も考えてみようかな。


「クロエの着物姿、素敵だね。色合いもあって、とてもよく似合っている」
「ふふ、ありがとう」
 時雨・藍(黒の雹雷迅・g02788)が頬を赤らめて照れながら恋人を褒めると、藍色を基調とした落ち着いた雰囲気の振袖を着たクロエ・ルジャンドル(黑薔薇ノ孤狼・g01987)は嬉しそうに笑みを浮かべる。
(「振袖の色合いの意味は……も・ち・ろ。ん。と、言いたいところだけれど、言葉に出しては粋ではないからね?」)
 クロエは藍に視線を向けてこの色を選んだ意味は胸に秘め、口では別の話題を出す。
「でも実は和装は余りしたことがなくてね、中々に歩き難いので、騎士様のお手があれば嬉しいことこの上ない」
「それではエスコートさせてもらうね」
 藍が手を差し出すと、クロエは手を重ねて歩き出す。
「クロエ、段差があるから気を付けて」
「エスコートがあると助かるよ」
 藍が気を配りクロエのペースで本殿へと辿り着く。
「賀茂別雷大神か……雷は少し縁がある、気がするな」
 藍はクロエと肩を並べて、縁を感じる賀茂別雷大神へと祈願する。

『大切な人のために強くあること』

 藍はちらりと隣を見て、まだまだ強くあらねばならないと、心身ともに強くなることを願う――。

『自分を貫けますように』

 隣でクロエが願うのもまた己が強くあらんとすること。
(「この状況の中、私が私であることを貫き通すことも難しい……だけど、乗り越えてみせる――」)
 変わってしまった世界では自分らしく生きることも難しい。困難を乗り越えるべく決意し、少しだけ日本の神仏に後押しをお願いした。

 願掛けを終えた二人は本殿を出て人の流れから外れる。
「本殿での参拝は終わったけど、この後はどうしよう?」
「片岡社に寄ろうか。勿論、私たちの今後の幸せを願いに、ね?」
 藍が足を止めて尋ねると、クロエがそっと身を寄せて囁く。
「成程、恋愛の……い、いや、なんでもないっ」
 すると藍がクロエに見惚れて真っ赤になり、誤魔化すように顔を背けた。その様子を見てクロエは楽しそうに笑う。そして手を繋ぐ二人はゆっくりと片岡社へと向かった。

「ここが片岡社か、本殿に比べると小さいね」
「でも御利益はありそうだよ」
 藍が小さな社を見て先ほど参拝した本殿と比べてしまう。同じように周りを見たクロエは大量に奉納された絵馬を見てこの場所の人気に気付いた。
「本当だね。それじゃあ僕たちも参拝しようか」
「そうしよう」
 藍とクロエは並んで社の前に立つ。そこには二本の鈴緒が垂れさがっていた。
「鈴緒が二本あるね」
「きっと恋人が一緒に鳴らせるようにしてるんじゃないかな」
「そ、そうかも……ね。じゃあ一緒に鳴らそう」
 クロエの言葉に藍は照れながらも、一緒に鈴緒を握る。そしがガランガランと音を響かせて鈴を鳴らした。

『この先もクロエと一緒に歩んでいくこと』

 藍はずっとクロエと一緒に居られるように強く願う。

『藍と一緒に居れますように』

 そしてそれはクロエも同じ。一にして全のお願いである、大切な人と同じ場所同じ時間でこれからも過ごせることを願う――。
(「この年下だが立派な騎士様の愛を受け続けられるように、ね」)
 クロエはちらりと熱心に願う藍を見る。藍の願いが自分に向けられていると思うと心が温かくなってくる。そして自分も負けないくらいもっと強く願おうとまた目を閉じた……。

 祈願を終えて二人はハートの形をした絵馬に目を引かれる。
「ハートを模したものがあるね。クロエがいつも凛々しく大人びた雰囲気の物を身に着けているが、こういうのも良いと思うよ」
「ハート形状のものか……藍がそう言うのなら、可愛らしい方向の装飾も考えてみようかな」
 藍がハートも似合いそうだと言うと、クロエは微笑んで受け入れる。
「……可愛いか、ら」
(「願いはきっとばれてしまっているね」)
 その表情と言葉から、藍は自分の願いもばれているんだろうと、藍色の振袖を着たクロエと向かい合って気持ちを行動で示す。
「これからも宜しく、クロエ」
 両手を繋いで引き寄せ、そっとキスをする。
「ふふ、これからもずっと宜しくね」
 その藍の大胆な行動に今度はクロエが頬を赤くして微笑んで見つめ合った……。
「では戻ろうか。屋台はあるみたいだから、何か食べていこう」
「そうね。何を食べようかしら」
 二人は手を繋いで道を歩く。その姿は誰が見ても仲睦まじい恋人同士に見えた。
 さまざまな屋台が並び、参拝を終えた人々が一休みしていた。そんな中に二人も混じって何を食べようかと見ていく。
「御団子とお茶はどうだろうか?」
「日本の神社らしい選択ね。賛成よ」
 そうと決まればさっそく二人並んで縁台に座り、温かなお茶と団子を頂き互いに笑顔で美味しいと笑い合う。
「藍は本当に美味しそうに飲むね。そんなにお茶が好きなの?」
「キミとこうして飲む御茶が好きなんだ」
 藍はクロエと一緒ならどんなものも美味しく感じられそうだと思った。
「私も藍と一緒に食べる団子が好きよ。はい、あーん……」
 そう言ってクロエが串団子を差し出すと、あーんと口を開けて藍が団子を頬張った。
「……あぁ、しかしこの香り。コーヒーも気になるな」
「それなら、後でコーヒーも飲んでみようか」
「そうだね。ゆっくりしていこう」
 二人はのんびりとお茶を楽しみ、普段の喧騒を忘れて穏やかに元旦を過ごした……。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【現の夢】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2025年01月11日

最終人類史の初詣2025

 昨年に引き続き、最終人類史で初詣を行い、その信仰エネルギーを『円卓の間』のエネルギーとする作戦を行います。
 まずは、奪還済の日本各地の神社に向かって、初詣を行ってください。  初詣に参加する事で、自然に『信仰』が集まる事でしょう。
 奪還した海外の地域については、残念ながら『年越しに関係する宗教的習慣が盛んでない』地区も多い為、信仰を集めるのには不向きですが、今後の事を考えて、ディアボロスの手で初詣の為の神社を建立して、初詣の作法などを教えてあげるのも良いかもしれません。

※中国について
 奪還した中国では、初詣の習慣がありますが、行うのは春節(2025年だと1月29日)となっています。
 中国で初詣を行う場合は、初詣では無く『日本のお祭りの一つ』といった説明をするのが良いかもしれません。

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選択肢『最終人類史の初詣2025』のルール

 日本各地の神社や、『帰還』が行われた海外に特別に用意した初詣の為の神社に参詣して、初詣を行います。
 一人で参加しても良いですし、恋人や家族、親しい人と一緒に初詣を楽しんでも良いかもしれません。
『信仰』の力を集める事が目的となるので、真剣にお願い事を行ってください。
 日本で行われる初詣では、一般の参加者として参加してください。
 海外で行う場合は、イベントの準備や、海外の人々に、初詣についてレクチャーするといった、準備活動も行うと良いでしょう。
 最低限の準備や説明は、日本から派遣されたスタッフや現地の協力者が行ってくれますが、ディアボロスが準備に関わる事で、より多くの信仰を集めることが出来る筈です。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。