リプレイ
エレオノーラ・アーベントロート
はぁ……最終人類史なら便利な残留効果も使い放題なのですけれど。
クソ面倒ですわね!
ひとまずは絶対に必要な地図と【スーパーGPS】を使用。
はぁ~……とため息をつきながら土木作業を進めましょう。
塹壕掘り……とはちょっと違いますけれど、こんな泥臭い作業、もう縁がないと思っていましたのに、またすることになるなんて……
他に便利な残留効果もありませんし、【完全視界】がない分は腰に付けたランプでカバー。
怪力無双は自前の鬼人の怪力と、最終人類史から持ち込んだ、この時代のものより頑丈で掘り進めやすい鉄製のスコップやツルハシを使用することでカバー。
修復加速やセルフクラフトがないのは支柱を目印に旧坑道を掘り進めることで地下水脈に当たったり、崩れかけているところに当たらないように工夫を。
あー!もう!全部「フェアレーター」で吹き飛ばしてあげましょうかしら!
明らかに騒音がする機械化ドイツ帝国製のレールガンは封印し、地道に彫り進めましょう。
●
薄暗い坑道にて、エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は、湿った空気を吸い込みながら、開いた地図に浮かび上がる現在位置を確認する。
「最終人類史なら便利な機材も使えますのに……」
クソ面倒な、と息をつきながらも目を凝らし、支柱の腐り具合から地盤の安定度を見極めていく。
腰のランプが照らす薄暗がりの中、彼女は的確に採掘ポイントを選定していった。慣れた手つきで、最も効率の良い掘削位置を探っていく。
「この支柱の並びからすれば、ここを掘り進めれば……」
地図上の現在位置表示が、目標地点までの残り距離を正確に示している。
「塹壕掘り……とはちょっと違いますけれど、どっちみち気品に欠ける労働ですこと。でも、これも作戦のためですもの」
背中のレールガン・フェアレーターが、「へへ……いっそ俺で全部ぶっ飛ばしちまえよ……」とばかりに、重みを主張するが――今は辛抱の時。
その気になれば一瞬で道を開けるほどの破壊力を秘めた愛銃も、今は静かに眠っていてもらわねばならない。
額の汗を優雅に拭いつつ、その実スラム育ちならではの手際の良さで、地道にツルハシを振るい続ける。
掘削を進めるごとに、坑道の状態も刻々と変化していた。地下水の染み出す箇所を避け、支柱の配置から地層の安定度を読み取り、最適なルートを選び取るのだ。
時折、耳を澄ませては上部からの物音にも警戒を払う。
こうして長城の真下へと続く道筋は、着実に形を成していった――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
風見・茜
隠し金山!?お宝の匂いがする!
今回は穴掘りがお仕事なんだね
任せて、サイボーグボディをフル活用して淀みない仕事ぶりをお見せしちゃうよ
私も地図・ごついスコップ持参!
ヘルメットに内臓されたライトで視界を確保だ
先に作業を進めてくれているひとの効果も借りて、追い付いたら話を聞いて一緒に確認しながら頑張るよ~
分担してもよし、一緒に作業してもよし
掘った土を邪魔にならない所に運ぶのも大事かも!
ハッ……土を袋に詰めたのを重ねたら防音に利用できないかな?
通るならこっちの方がいいけど崩壊が怖いな~なんてトコは【修復加速】でしっかり補修!
へへ、古いモンを使えるように弄るのは好きなんだ
相棒の福丸の耳と鼻も借りて危険回避できるならしておきたい
繊細な作業が必要な所はバールのようなものも使うよ
黙々と集中しているとオリジナルソングを歌いたくなっちゃう
何事も楽しむ気持ちが大切!
でも流石に歌うのはダメ?じゃあ黙って心の中で……
♪えっさ ほいさ
おれたちゃアリさん 土をほる~
崩落 水漏れ あぶないぞ~
ナイスな道を つくってこ~♪
●
やや離れた坑道から、軽快な足音と共に光が近づいてくる。
風見・茜(廃品回収承ります・g10800)が、片手にスコップを携えて現れた。
「これはこれは、何だかすごい掘削作業してますねぇ」
ヘルメットに内蔵されたライトでぐるりと周囲を照らし、茜はエレオノーラの仕事ぶりから、掘削状況を確認。
手慣れた様子で支柱の状態を見極め、安定度を読み取っていく。
「結構な距離を進んでますけど、この先は補修が必要かも……」
崩れかけた支柱を見つけると、茜は【修復加速】を発動。本来なら数時間はかかる補修作業が、あっという間に完了していく。
掘り出した土は無造作に放置するのではなく、袋詰めして整然と壁際へ並べる。それは単なる片付けではなく、足場の確保と防音を兼ねた工夫だった。
「ちょっとした工夫で、いろんなものが役立つんですよ」
時折、福丸が低く唸って茜の注意を促す。二人三脚で築き上げてきた信頼関係が、危険な坑道作業でも遺憾なく発揮されていた。
手際よい動きで作業を進めながら、バールを使った繊細な掘削にも余念がない。必要以上の振動を抑えつつ、効率的に坑道を広げていく。
(「えっさほいさ~」)
心の中で作業歌を歌いながら、黙々と作業に没頭する茜の手さばきは的確そのものだ。
「ここを抜ければ目標地点まであと一息ですね。気を引き締めていきましょう」
長城の真下へと続く坑道は、新たな作業者を得てさらに掘り進められていった――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【修復加速】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
●
轟音と共に地面が揺れ、長城の一角が陥没していく。ディアボロス達の工作が結実し、地上と地下を分かつ層が崩壊し、坑道と工事現場が繋がり始めたのである。
あちこちで石材が崩れ落ち、労働者達は悲鳴を上げて散り散りに逃げ惑う。
天魔武者の集団も崩落に巻き込まれており――暗い坑道へ落下した武田機馬隊に至っては、態勢を整えようと右往左往する始末。
機を捉えて奇襲に転じるも良し、あるいは混乱の最中に人々の避難を優先するも良し。
敵との戦いと人命救助、両方に手を回す選択肢が見えていた――。
旗楽・清政
【旗楽四天王】
むう、此処は既に崩落が始まっておるでござるか。
これでは、避難の道中で食べる食事を渡す余裕も無し。
今はとにかく、疾く民等を避難させると致そう。
もっとも、先に安全な場所は確認しておくでござる。
その上で、牽と共に【避難勧告】を敷いて、
「こちらでござる! こちらに逃れるでござる!」
と、速やかに避難出来るよう誘導すると致そう。
なお、落下物には十分に注意し、もしそれらが民の上に墜ちるようであれば、
それがしが身体を盾にして受け止めるでござる。
どうせ、パラドクス以外でダメージを受けぬ身なれば、この程度!
時々、逃げ遅れておるものはおらぬか、声をかけて尋ねておくでござるよ。
それだけに限らず、粗方民等が逃れたならば、牽と共にあちこち探しまわり、
逃げ遅れた民がおらぬかしっかりと確認するでござる。
此処の民等も、それがしが守るべき九州の民。
誰一人として、犠牲にはさせぬ!
仮に天魔武者と遭遇しても、彼奴等もそれどころではなさそうでござるし、
仕掛けられても可能な限り無視して民の救助を優先するでござるよ。
雲州・牽
【旗楽四天王】
トレインを出たら、いきなり修羅場になってるとはな。
これは、放っておくわけには行かねえ。
天魔武者は如何でも良いが、民衆から犠牲者を出すわけにはいかねえよな。
まずは清政と共に、逃れるべき安全な場所を確認した上で、
【避難勧告】を敷いてから民衆達をそちらへ誘導するぜ。
避難誘導は、清政と別れて手分けするぞ。
「こっちだ! こっちに逃げるんだ!」
清政とダブルで【避難勧告】を敷いてるから、その分避難は
速やかに完了すると信じてえぜ。
そして、清政同様、逃げ遅れがいないか時々確認したり、
落下物にも注意して民衆の上に降り注ぐようなら盾となって受け止めるぜ。
にしても、パラドクス以外からダメージを受けないのは便利だな。
「ほら、早く逃げるんだ!」
避難する民衆が見当たらなくなったら、引き続き清政とは別口で
逃げ遅れがいないか懸命に探して回るぜ。
オレ達ディアボロスの行動で民衆に犠牲が出たなんてなったら、
さすがに目覚めが悪すぎる。
天魔武者に遭遇しても、基本スルーだ。
「如何やら、逃げ遅れはもういねえ、か…?」
●
地面が派手に陥没・崩落し、混乱に陥る工事現場。
そんな中で突如、辺りが赤い光に包まれた。
次いでサイレンが鳴り響き――間を置かず、避難を呼び掛ける声が、二手に分かれて立ち上った。
「こちらでござる! こちらに逃れるでござる!」
旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)は落盤の脅威から身を守るよう、労働者達に声を掛けながらひた走る。
「こっちだ! こっちに逃げるんだ!」
雲州・牽(オレの名前は死亡フラグ、迷わず冥府へ逝くがいい!・g11524)もまた反対側の現場で、両手を振りながら声を上げていた。
二つの【避難勧告】の効果で、周辺の労働者達は我先にと避難を始める――。
「うおおおおっ! 助けてくれえぇぇっ」
その時、足下の地盤が抉れ、武田機馬隊の一騎が転落していく。馬部分が深く埋まってしまい、土砂と瓦礫の中で右往左往。坑道崩落の効果は、期待以上だ。
(「此処の民等も、それがしが守るべき九州の民と変わらぬ」)
天魔武者にトドメを刺している暇も惜しいと目もくれず、清政は避難誘導のために駆け回る。
「安全な場所へと急ぐでござる。此処は任せよ!」
清政は崩れかかった壁の下敷きになりそうな職人を庇い、自らの背中で落盤を受け止める。
重ねられた石材は容赦なく肉体を打ちつけたが、逆説連鎖戦の恩恵や本人の気合もあってか、怯みもしない。
「ありがとうございます!」
救われた職人は、感謝の言葉を残して走り去る。清政は激しい落盤の中、さらに奥へと進んでいった。
「まだ仲間が!」
職人達は互いを気遣い、時に立ち止まろうとする。
「心配には及ばぬ。此方へ!」
清政はそんな彼らの背中を、厳しくも優しく押し出していく。高所から作業をしていた者達も、【避難勧告】の効果で危険を察知し、梯子を伝って降りて来てくれていた。
「……おい、そこの親子! 危ねえ、伏せろ!」
牽は落下していく部材に飛び込み、少年と母親を腕の中に抱え込む。
(「職人の妻子あたりか……差し入れでも持って訪れてたんだろうな……!」)
肌を切りつける石材の雨も、パラドクス以外の攻撃である為、致命傷になる事はない。
その後も避難誘導を続ける中、はぐれた子供を発見した。
「大丈夫だよ。お母さんを探してあげるからな」
牽は冷静な声で安心感を与えながら避難を促す。タクシー運転手時代の接客の心得も、こんな場面で活きていた。
「あぁ、無事でよかった……!」
探し回っていた親と出会え、二人の表情が明るくなる。
「如何やら、逃げ遅れはもういねえ、か……?」
あらかた避難させた後も、念入りに現場を見回る牽。
混乱の中でも、一般人の犠牲者は一人も出ていない風だ。頑張りの成果。どうやら間に合ったらしい。
「むう、此処は誰もいないと見て問題無いでござるな」
清政も死角となっている場所まで入念に探し、人影の無い事を確認。
後は、大穴にはまったクロノヴェーダ勢を、撃破していくのみである――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【避難勧告】LV2が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
エレオノーラ・アーベントロート
さて、それではあちらが持ち直す前に――全員鉄屑に変えてしまいましょうか!
電磁レールガン「フェアレーター」を手に混乱する天魔武者へ攻撃を仕掛けますわ。
地面が崩れ、辺りは瓦礫や壊れた壁だらけ。
あちらの騎馬隊なんて、わたくしたちより更に影響が大きく、ろくに動けそうにありませんから普通にやっても勝てますけれど、もう一工夫はしておきましょうか。
【フライトドローン】を呼び出し、低空に浮遊させることで足場の代わりにしますわ。
足場の悪いところや狭くなったところでも【フライトドローン】を乗り継ぎ不利にならないように。
あちらがろくに突撃が出来ないうちに「第七の魔弾【火災】」を投射し、武田騎馬隊へと火の雨を降り注がせましょう。
坑道で迷っている連中も、グラつく地面でオタついている連中も、纏めて焼き払ってしまいましょう。
一般人の避難は終わっていますし、焼き払っても文句を言う人はおりませんわ。派手に参りましょうか!
あなたたち?あなたたちは――今から全員ただの鉄屑になって口をきけなくなりますもの。問題ありませんわね。
●
瓦礫と土砂に埋もれた大穴からは、天魔武者達の焦燥に満ちた怒号が響く。
「わたくしからすれば、哀れな敗残者の断末魔ですわね」
エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は、陥没地の縁を見下ろしながら宣言する。
崩れた地面にはまった武田機馬隊は、威勢の良い声を上げて突撃を試みていた。
だが次の瞬間、新たな落盤が起き、馬が深く沈み込んでいく。
「隊長、足場が不安定で突進の体勢に入れません!」
「機馬突撃は諦めろ! 一度態勢を立て直して……」
浮足立っている彼らを前に、エレオノーラは電磁レールガン・フェアレーターを悠然と構える。
【フライトドローン】を呼び出し、それに身を預け――瓦礫の山々の間を縫うように上昇していく。
さらに別のドローンへと身軽に飛び移りながら、絶好の狙撃地点を確保していった。
「立て直す暇など差し上げませんわ」
高所から狙いを定めれば、敵は格好の的でしかない。
「さようなら、鉄屑の皆様!」
フェアレーターを上空へと向け、【火災】の魔弾を投射する。その一発を合図に、大穴の周囲から、閃光と共に火の滝が落ちかかった。
「ぐああぁぁっ!」
「退避を! 退避を!」
「いや、反撃するのだ!」
武田機馬隊がエレオノーラの姿を追いかければ、その背後から容赦ない炎が襲いかかる。
かといって前を向き直せば、こちらも巧みに位置を変え、別の方角から攻撃を仕掛けるのみだ。
一騎、また一騎と、混乱の渦に呑まれた敵は次々と力尽きていく。
紅く輝く魔力の弾雨が、クロノヴェーダ達を文字通りの鉄屑へと変えていった――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
旗楽・清政
民等の避難が終わったところで、それがしも攻勢に移ると致そう。
既に御味方の攻撃も行われた様子なれば、
武田機馬隊は果たして如何程残ってござろうや。
もっとも、どれ程の数が残っておったところで、
一体として残すこと無く殲滅してしまうつもりでござるが。
足場については、せっかく【フライトドローン】が敷かれておる故、
ドローンを安定した足場として使わせてもらうと致そうか。
「突撃もままならぬ騎馬隊ほど憐れなものも、早々ござらぬな。
では、冥土の土産にそれがしの火牛計をくれてやるでござるよ。
史実とは一味違う火牛計、とくと味わうが良い!」
【ダメージアップ】を抜かりなく乗せて、火牛計を発動でござる。
突撃もままならぬまま、火牛計の突撃――と言うよりも突進によって、
彼奴等を殲滅してしまうと致す。
反撃は、ビームナギナタでござるか。
なれば、片鎌槍とビームシールドの両方を用いて受け止めるのを試みつつ、
防ぎきれなんだ場合は【ガードアップ】と五枚胴具足、そして
この身体に漲らせし闘気にて、ダメージの軽減を図るでござるよ。
●
崩れた長城の上に、エメラルドの輝きを纏った武者が現れた。
片鎌槍を手に、緑玉塗五枚胴具足に身を包んだ旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)である。
「突撃もままならぬ騎馬隊ほど、憐れなものはござらぬな」
清政は陥没地の縁に残されたドローンの一台へと飛び乗り、安定した足場を確保。周囲では、既に多くの敵が撃破されていた。
「では、冥土の土産にそれがしの火牛計をくれてやるでござるよ」
静かな威厳を込めて告げれば、傲然たる猛火が背後から湧き出る。その中から、全身を炎に包まれた牛の群れが姿を現す。
【ダメージアップ】の効果を纏った火牛の大群は、通常を遥かに上回る破壊力を帯びていた。
慌てた武田機馬隊が一斉にビームナギナタを振るうも、清政は片鎌槍とエメラルド・ビーム・シールドを巧みに使い分け、矢継ぎ早の攻撃を捌いていく。
いくつかの光線が防御を抜け出すも、緑玉塗五枚胴具足の堅固な装甲が光線を受け止め、そこへ清政自身の闘気までもが重なり合う。
幾重にも重なった防御の層によって、敵の光線は僅かな衝撃を残すのみとなっていた。
「史実とは一味違う火牛計、とくと味わうが良い!」
怒濤の勢いで突進する火牛の群れが、反撃の術を失った武田機馬隊を次々と炎の渦へ呑み込んでいく。
「やはり騎馬隊たる者、このような地にて戦いを挑むべきではなかったでござるな」
火煙と轟音が収まる頃には、陥没地帯に残るトループス級の姿は皆無となっていた――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
新たな気配が、戦場へ満ちる。
「部下を殺られ、城には侵入され……貴様らには容赦せぬぞ!」
爆炎を背に佇む巨大な人影。全身から放たれる魔力の渦が、周囲の瓦礫さえ押し返していく。
崩落地の向こうから、金棒を携え姿を現したのは、鬼島津の異名を持つアヴァタール級『島津義弘』。
「島津の本気、とくと見せてやろう……!」
一陣の風が金棒を掠めた時、その先端から放たれた魔力の塊が、瓦礫の山を木っ端微塵に粉砕していた――。
エレオノーラ・アーベントロート
うふふ。期待通りの反応、感謝いたしますわ。
そんなに真っ赤になって怒っているのを見ると、あのクソ面倒な作業も報われますわ。
悔しそうな表情も見れますし、何より――せっかくの殺し合いなんですもの。そうやって本気で来てくれないと困りますわ。
電磁レールガン「フェアレーター」を手に戦闘。
「第二十五の魔弾【惨劇】」を投射し、島津義弘と真正面から戦いましょう。
もし他に一緒に戦う復讐者がいても後衛に下がりはしませんわ。血と鉄と死の香りが趣味ですの。
そちらが鬼に金棒ならこちらはドイツ人に砲、ですわ。そう簡単に受け止められはしませんわよ。
真っ赤な鎧を相手に正面から【惨劇】の魔弾で破砕し、振るわれる大金棒も金棒や腕を魔弾で撃つことで逸らしダメージを減らしましょう。
うふふ、沖縄での決戦を思い出しますわね!
あら、ごめんあそばせ。わたくしとしたことが愉しい殺し合いの最中に過去を振り返るなんて。
同じ島津でもあなたはあなた。きっちり個人として――ブチ殺して差し上げますわ。
●
「うふふ。期待通りの反応、感謝いたしますわ」
エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は優雅に微笑む。いつぞやの戦いで使った、重厚なレールガンをゆったりと構えて。
「クロノヴェーダの方々って、こうやってカッカと怒って戦って下さるから助かりますの。せっかくの殺し合いなんですから――」
気だるげな仕草でフェアレーターを肩へ乗せながら、彼女は愉しげに言い添えた。
「血と鉄と死の香りが、わたくしの趣味なんですのよ」
「貴様ぁッ!」
島津義弘が放つ大金棒が、旋風を巻き起こしながら襲い掛かる。エレオノーラは挑むように一歩前へ、肩のフェアレーターを正面へと向ける。
「そちらが鬼に金棒なら――こちらはドイツ人に砲、ですわ!」
【ダメージアップ】の効果を纏った破壊の魔力が、フェアレーターの砲身を輝かせる。
「【惨劇】解放――!」
電磁加速された破壊の一撃は、島津の振り下ろす腕を直撃。予期せぬ衝撃に大金棒の軌道が大きく狂う。
「お、おのれ、小癪な……ッ!」
義弘の怒号が響く中、腕の装甲から火花が噴き出す。
しかし彼は、損傷した腕部機能を強引に稼動――驚異的な反撃を繰り出す。エレオノーラはそれを再びフェアレーターで迎え撃つ。
金棒と魔弾が激突する度、金属音が軋むように響き渡る。衝撃波が周囲の大気を裂き、轟音が戦場を震わせた。
煙硝の香りが立ち込める中、エレオノーラの声がさらりと響く。
「同じ島津でもあなたはあなた。きっちり個人として――ブチ殺して差し上げますわ」
激突の余波が収まる前に、次なる魔弾が装填される音が響いた――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
風見・茜
ウヒャア~怒るとますます鬼みたいな大迫力!
あいつが暴れ続けたら山ごと全部更地になっちゃいそうだ。皆を避難させてくれた仲間には感謝だね!
真っ向勝負いいね、私もそういうの好き!どっちが最強のパワフルメカかこの場で決めちゃおうよ
という事で相棒のパンツァーハウンド、福丸を呼び出す
真っ向勝負いいねとは言ったけど一対一で受けて立つとは言ってません!
気を付けろ福丸、相手は怪我も物ともせずに金棒を振り回すとんでもないガッツの持ち主だ
でも味方の攻撃が見事にキマって腕をやられてるみたいだね。他の所にもどんどんダメージを重ねていこう!
命中アップのパワーも合わせて、ギュッと照準絞って~……ドカン!
福丸にハウンドキャノンを撃たせたらすぐに離脱させて私が盾になるよ
両腕のガントレットでガードしながら後ろに飛び退いてどうにか一発退場だけは避けたいね
へへっ、心配しなさんな福丸
めちゃくちゃ痛いけど、ここで壊れたらサイボーグの名折れってもんだ!
●
「うひゃぁ~、こりゃすごいや!」
風見・茜(廃品回収承ります・g10800)は凄まじい有様に感嘆の声を上げる。
「山ごと更地になっちゃいそうな大迫力! さっき皆を避難させてくれた仲間には感謝だねぇ」
戦場に残るは、鬼島津と戦うディアボロスのみ。茜は両腕を組み、一つ頷く。
「真っ向勝負いいね、私もそういうの好き! どっちが最強のパワフルメカかこの場で決めちゃおうよ!」
そう叫ぶなり、首からかけていた犬笛を手に取る。
高周波の音が響き渡り――姿を現したのは福丸であった。
「貴様、一騎打ちを申し込んでおいて、何を!」
「真っ向勝負いいねとは言ったけど、一対一で受けて立つとは言ってないよ!」
茜は福丸の頭を撫でながら状況を説明する。
「気を付けろ福丸、相手は怪我も物ともせずに金棒を振り回すとんでもないガッツの持ち主だ。でも味方の攻撃が見事にキマって腕をやられてるみたい。どんどんダメージを重ねていこう!」
茜の言葉を受けて、福丸は低く唸り、砲身を義弘へと向ける。わずかな首の傾げと砲身の揺らぎで、慎重に照準を合わせている風だ。
「そーれ、今だ、ドカン!」
ブッ放されたハウンドキャノンが義弘の胸を直撃。装甲に新たな損傷が走る。
茜は即座に福丸を後退させ、自身が前へ出る。
怒号と共に振り下ろされる、義弘の金棒。
対する茜は両腕のガントレットを交差させ、全機能を防御に集中する。
衝撃と共に警告音が鳴り響くも、しなやかな制御で受け流せた。
「クゥーン……」
「へへっ、心配しなさんな福丸。めちゃくちゃ痛いけど、ここで壊れたらサイボーグの名折れってもんだ!」
茜と福丸の連携は、着実に島津義弘へとダメージを刻んでいった――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【動物の友】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
旗楽・清政
此処のアヴァタール級、島津義弘は既に御味方によって手負いとなっておる。
なれば、一気呵成に攻め立てて終わらせてしまうと致そう。
これで、大隅の、ひいては九州の解放に一歩近付くと言うもの!
「旗楽・清政、推参! 島津義弘よ、御命頂戴致す!」
予めビームシールドを構えた上で、積み増した【ダメージアップ】を乗せたエメラルド・ストーム・シージを発動でござる。
四度積まれた【ダメージアップ】によって、パラドクスの火力は相当上がっておる。
この残留効果、その積み重ねこそが、貴様等クロノヴェーダには無きディアボロスの力よ!
彼奴の桜島国崩しに対しては、まず構えておいたビームシールドでの防御を試み、
それでも止め切れなんだ分は二度積まれておる【ガードアップ】を借り、
さらには五枚胴具足と全身に漲らせし闘気で防ぎ止めると致そう。
幾重攻防を重ねようとも、手負いのアヴァタール級なれば、これで押し切りたき所。
その為にも、粘り強く全力を振るい続けるでござるよ。
彼奴を討ち取ったならば、「島津義弘、討ち取ったり!」と叫ぶと致そうか。
●
大隅解放への確かな一歩――旗楽・清政(知勇兼備の昼行灯・g08816)は、その思いを胸に秘めて前へ進む。
「旗楽・清政、推参! 島津義弘よ、御命頂戴致す!」
「ぬかせ小童が! やれるものならやってみるがいいッ!」
義弘は清政の宣戦布告を受けて立つ。もはや手負いながら、金棒はいまだ未だ健在だ。
清政は全身に闘気を纏い、五枚胴具足の兜に刻まれた不動明王を光輝かせ、ビームシールドを構えた。
「吹き荒れよ、翠緑の砲火の嵐!」
包囲するように出現したエメラルド・ビーム・ガトリングとビーム・カノンが、一斉に砲火を開く。
重ねられた【ダメージアップ】の効果により、砲撃の一発一発は凄まじい威力を帯びており――義弘めがけて轟然と襲いかかったのである。
「おのれ、このような……!」
金棒を振り回し、四方八方へ桜島国崩しを展開する義弘。
だがビームシールドと五枚胴具足、そこへ【ガードアップ】の防護を加えた清政は、しっかりと地を踏みしめて防御姿勢を取り、激しい砲撃を凌ぎ切ってみせる。
「これにて、押し切る……!」
清政は翠緑の光条を、更なる威力で叩き込んでいく。義弘は間断なく撃たれながらも抗うが、損傷は確実に広がっていった。
「このような力が……貴様らディアボロスに!」
ついに巨体が崩れ落ちる。欠け折れた金棒が、傍の地面へ突き刺さった――。
「島津義弘、討ち取ったり!」
地下を貫く坑道も、敵兵が落下した陥穽も、全てはディアボロスたちの意図した通りとなった。
清政はその先にある、九州全ての奪還を想う――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!