邪神獣の浮島より解き放たれし者

 冥海機ヤ・ウマトのイースター島を襲った『邪神獣の浮島』の破壊に成功したディアボロスでしたが、破壊された島の中心から、ジェネラル級アビスローバーが現れました。
 その正体は、邪神獣の浮島の『核』とされていた『キャプテン・チャールズ・ジョンソン』だったようです。

 キャプテン・チャールズ・ジョンソンは、望まずして浮島の『核』にされていたようで、ディアボロスへの攻撃などは行わず、すぐさま撤退。
 ディヴィジョン境界に発生した霧へ逃げ込み、冥海機ヤ・ウマトから黄金海賊船エルドラードへ逃げ戻りました。
 しかし、この状況を予測していた攻略旅団の提案で、脱出しようとする『キャプテン・チャールズ・ジョンソン』の進路に立ち塞がり、決戦を挑む事が可能となりました。
 急ぎ、黄金海賊船エルドラード側の太平洋に先回りし、冥海機ヤ・ウマトから逃げ帰って来るキャプテン・チャールズ・ジョンソンを迎え撃ってください。

キャプテン・チャールズ・ジョンソン

C・C・J、それは数多の海賊を著す者也(作者 紅葉茉莉
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 浮島より遠ざかるディアボロスとは別方向、先を見通せぬディヴィジョンを隔てる境界の霧、その中を進む島より這い出した混沌たる存在。
 解放されたその身に不具合が無いかどうかを確かめるかのように、腕、足、首とゆらり、ゆらりと動かせば、その動きに呼応して一本、また一本と巨大な触手のような影が浮かび上がると同時。
 ようやく濃い霧を抜け、海上にその姿を晒したのはジェネラル級アビスローバーであるキャプテン・チャールズ・ジョンソンその人であった。
 霧の先、抜け出た海の上で大きく首を回し色を、臭いを確かめるような仕草の後、チャールズ・ジョンソンは赤き目を明滅させて言葉を紡ぐ。
「この海は……どうやら黄金海賊船エルドラードに帰還できたようだな」
 封じられた浮島の存在したディヴィジョンとは違う、見慣れた故郷のディヴィジョンの空気を感じ取り海上にて佇んで。
「だが、海賊島まではかなり距離があるようだ。それまで、敵に遭遇しなければ良いのだが」
 帰郷を懐かしむことは出来ぬ、早く目的地に向かわねばと一人呟き海上を進みだす。
「『海賊史』の名のある海賊の気配は周囲から感じられぬ……護衛を呼び出すのも一苦労だからな」
 周囲に友軍の気配無し、敵と遭遇すれば単独で応戦しなければならない状況。
 だがしかし、護衛を呼び出すとは如何なる事か?
 分からぬ事だらけだが、一つはっきりしている事はこのジェネラル級アビスローバーは確実に強大かつ他のジェネラル級とは決定的に違う何か、があるという事だろう。
「さて、多くの貢献をしてきた我を、邪神獣の浮島の核に封じ、自由を奪い続けた理由、きちんと説明して貰うぞ」
 そんな強大な存在を封じ、自由を奪う事の出来る存在とは何者なのか、分からぬ事だらけの謎に迫る好機がディアボロスに訪れようとしていた。

「はいどうもーっ! 聞きましたよ、イースター島での戦いでの大戦果! ジェネラル級アビスローバーの撃破に加え邪神獣の浮島破壊、海の藻屑にしちゃうとは。
 それに加えて今現在決戦中の『グレートトレジャー』ヘンリー・ハドソンも撃破出来れば、黄金海賊船エルドラードの太平洋防衛戦力は一気に失われる事は確実! そんな押せ押せムードを更に後押し!
 攻略旅団の対策が実を結び、破壊した邪神獣の浮島から逃げ去ったジェネラル級アビスローバーの動きをキャッチしたんですよ、これが!」
 黄金海賊船エルドラードで続く大戦果、それに加えて更なる成果を得たディアボロス達にまだやる事が、しかし危険を伴う任務だがやるしかないと興奮気味に説明を始めたのはミレー・マリエット(サキュバスのガジェッティア・g03547)であった。
 先日破壊した邪神獣の浮島、その核とされていたジェネラル級アビスローバーである『キャプテン・チャールズ・ジョンソン』はディヴィジョン境界の霧を渡り、黄金海賊船エルドラードの太平洋に逃げ延びた状況。
 たった一体で巨大なクロノ・オブジェクトである邪神獣の浮島を動かしていたという事は、並みのジェネラル級ではありえないと考えられる。
 だがまだ海賊島に帰還は果たせていない、ならば強大な存在であろうと待ち伏せし、撃滅する好機はあるとして更にミレーは説明を続けていく。

「攻略旅団で対策したおかげで、チャールズ・ジョンソンの現れる位置はおおよその場所までは捕捉できています、なので海域まではパラドクストレインで移動、到着次第探索を始める形になりますね。
 太平洋は広大、そんな洋上でたった一体のクロノヴェーダを見つけるのは普通なら至難の業ですがチャールズ・ジョンソンは海上を海賊島に向けて直進と分かりやすい最短経路で進んでいるようですので、それを踏まえて探索すれば見つけ出せるはずです」
 隠れたり複雑に進路を変えたりしないという点は探索しやすいポイント、そして決戦はそのまま太平洋の海上となるので探索と同時、海上での決戦準備を整える必要もある。
 そんな中、海上で決戦に挑めば護衛として『ディヴィ・ジョーンズの囚人』を呼び出して迎撃してくる。
「どうやらこの呼び出される護衛なんですが、パラドクスで一時的に出現する存在……ではなく、そのままクロノヴェーダとしてその場に留まり戦うというトンデモ性能のようでして。
 今の不自然な能力といい、邪神獣の浮島の核になってた事といい、戦闘力で見れば突出して優れている、という訳ではないようですが特殊な力を持つジェネラル級、という事は間違いないですね」
 所持する能力や役割、それを見れば他のジェネラル級とは立場が大きく違う事は容易に想像出来よう。
 それはつまり、重要な機密を持っている可能性が高いという事でもある。
「かなーり長い間、邪神獣の浮島に封じられた事に憤っているみたいですね、まあ私も同じ立場だったらマジ切れしてやった奴に問いただしたくはなりますね、あっはっは。
 そんな不平不満、苛立ちと言った感情を揺さぶったら、思わずポロっと機密情報を零しちゃったりするかもしれませんよ」
 置かれた立場に同情するようなセリフを言いつつ、強大な敵に挑む不安を吹き飛ばす様に笑ってのけるミレー。
 単に質問を投げかけるだけではいい返事は無いであろう、だが相手の感情をくすぐる事が出来れば気分を良くして饒舌に、または相手への怒りで我を忘れてといった形で情報を引き出せる可能性はあるだろう。

「キャプテン・チャールズ・ジョンソンは、『悪名高き海賊たちの強奪と殺人の歴史』という海賊の伝記の著者の名、海賊のような名でありながら海賊ではないという説が有力とされています。
 皆さんが戦うキャプテン・チャールズ・ジョンソンが他のアビスローバーと違うのは、その名の部分が関係している、のかもしれませんね。
 では、再びその力を利用されて妙なクロノ・オブジェクトが動き出す、そんな危険を排除する為に海賊島には二度と帰還できぬよう、バーンとぶっ飛ばしてきてくださいな!」
 そう言ってミレーは説明を終了、強大な力を持つ不気味なジェネラル級アビスローバー、キャプテン・チャールズ・ジョンソンとの戦いにディアボロスを送り出すのであった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
5
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【動物の友】
1
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【修復加速】
1
周囲が、破壊された建造物や物品の修復が容易に行える世界に変わる。修復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」する。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。
【狼変身】
1
周囲が、ディアボロスが狼に変身できる世界に変わる。変身した狼の咆哮は「効果LV×10m」以内の指定した通常の生物を怯えさせ、「効果LV」分の間、行動不能にするが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV4 / 【命中アップ】LV4 / 【ダメージアップ】LV6 / 【ガードアップ】LV3 / 【アクティベイト】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

紅葉茉莉
 こんにちは、紅葉茉莉です。
 今回は黄金海賊船エルドラード、ジェネラル級アビスローバーであるキャプテン・チャールズ・ジョンソンとの決戦シナリオをお届けします。
 強大な能力を持つジェネラル級との決戦ですが、相手が海賊島に帰還しようとする所を奇襲し、情報を引き出しつつ撃破する事が目的となります。
 以下、選択肢についての説明を。

『選択肢1』
 キャプテン・チャールズ・ジョンソンを太平洋上にて探索します。選択肢終了まで他選択肢は執筆されません。
 遮る物の無い海上を進む相手を探す形となりますので、その点も踏まえて行動すると良いかもしれません。

『選択肢2』
 キャプテン・チャールズ・ジョンソンとの会話になります。
 上手く会話し相手を誘導できれば重要な機密情報を多数入手できる可能性もありますが、内容次第では入手情報が極端に少なくなる可能性もありますのでご注意下さい。

『選択肢3』
 ディアボロスの接近を認めた際に呼び出された護衛、トループス級との戦闘になります。
 パラドクスによる一時的召喚とは違いその場に留まり戦うアビスローバーという特殊な敵ではありますが通常の戦闘として考えて下さい。

『選択肢4』
 キャプテン・チャールズ・ジョンソンとの戦闘です。
 飛び抜けて戦闘力に秀でたジェネラルではありませんが、それでも相手はジェネラル級ですので油断なきよう。

 海上での探索となる選択肢1をクリアした後は、どの選択肢を選んでいただいても構いません。
 なお、選択肢1で相手に気付かれずに一方的に発見し接近できるクリティカルな結果ならば直後に選択肢3か4を選んだ場合、奇襲という形で判定が有利になります。
 クリティカルな結果かどうかは、リプレイや断章にて判明しますのでご了承下さい。

 相手は強大な、そして特異な能力を持ち特別な立ち位置であろう事が推測される大物ジェネラル級です。
 しかし、だからといって倒せない相手ではありません、攻略旅団の提案から繋がったこの流れ、途切れさせず成功させ是非とも撃破を成し遂げて下さい。

 では、ここまで長文を読んで頂きありがとうございました、ご縁がありましたらよろしくお願いします。
32

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ジェーン・コーネリアス
こっちが隠れる手段もないが、あっちも隠れる手段はない
幸い相手は堂々と海上を歩いてる……ってことは分かってる
こっちは海中に潜みながら海上を探っていくとしよう

チャールズ・ジョンソンが現れるおおよその場所と海賊島を結ぶ直線に対して南北に哨戒して待ち構えよう
こっちから予測出現位置にいくのも手だけど、すれ違っちゃったら取り逃がすからね
それよりは必ず通る道を塞いでおく方がいいだろう

他に一緒に哨戒する復讐者がいれば手分けをすることでよりチャールズ・ジョンソンを警戒網にかけやすくする
【パラドクス通信】があれば使うことで更に連携を密にしてすぐに増援に向かえるかな

哨戒は【水中適応】を使用して泳いで行う
水面に顔を出し、敵を見逃さないようにしつつこっちの姿は敵に見つからないようにして一方的に攻撃できるチャンスを作れるといいな
敵を見つけたら更に深く潜行
水中にも強いアビスローバーとはいえ、まっすぐ海賊島に向かってるなら足元への意識は疎かだろう。水中から奇襲可能な位置まで近づく

あの酷い匂いのお礼をしてあげるよ……!


クローディア・ベネット
奴は閉じ込められて、私達はあの頭がイカれそうな匂い……
お互い邪神獣の浮島の被害者だが、だからって情けはかけられないよな
何せ化け物の核になる特別なジェネラル級だ。逃がしてやれるほど安い賞金首じゃない!

【水面走行】と【水中適応】が両方使えるならこうしよう
「浮島と海賊島の間で距離を詰めてく間は海上を走り、近づいたら潜水して奇襲の準備に入る」ってな
それと万が一エルドラード側で巡回してるアビスローバーやその船と遭遇した時も、敵が通り過ぎるまでは海中に身を隠すようにしよう
【パラドクス通信】があれば散開して探索範囲を広げたり、海上と海中で連絡するのも可能だ

浮島があった所を離れて暫くはひた走り、時々光の反射に気を付けながら双眼鏡を使って移動する敵の姿を探す
浮島の匂いが残ってて風に運ばれてきたり、移動で生じた航跡が海上に刻まれてた場合はそれもヒントになるな
敵が振りむいたら気付かれちまう距離に来たら潜水し、海中から攻撃の射程まで近づこう

伝記作家のジェネラル級ね
私達の話まで好き勝手書かれる前に筆を折ってやるよ


アンゼリカ・レンブラント
キャプテンなんとか…C・C・Jとしても
長く邪神獣の浮島に封じられて怒り心頭なんだろうけど
こっちもね、あの迷宮を攻略したの
とっても精神に来たもんね!
もう臭ってないよね……はーはー。

海賊お姉さま達2人もきっと同じ気持ちのはず
ここはきっちり後始末までつけないとねっ
今回は臭いは気にしなくてもいいよね?

さて、C・C・Jを探さないと
相手は分かりやすい最短経路を動いて来る、んだもんね
邪神獣の浮島のあった場所から
海賊島の位置までを直線で結び、だいたいその直線上と
アタリをつけて索敵しよう

【水面走行】の力で水面に浮き
双眼鏡を人類史から持ち込んで遠距離から海上を偵察
仲間とはすぐに合流・連絡できるくらいで距離を取り
海上を進んでくるC・C・Jを仲間と手分けして探そう
【パラドクス通信】があれば連絡も容易かな

遠くの目標を見つけたら情報共有して集合の後、敵の進路を塞ごう
【水中適応】があれば潜水し敵からは近付くまで
気づかれず攻撃を先に仕掛けることも出来るかな

自由になったばかりで悪いんだけどここは行き止まり、覚悟してよね!


 広大な太平洋、異様な見た目を持ち目立つ姿とは言え、洋上でその一点を探し出すのは本来であれば困難。
 だがしかし、相手の動きが分かっているのならば探し出す為の方策を定め実行することで見つけ出す事は不可能ではない。
「奴は閉じ込められて、私達はあの頭がイカれそうな匂い……お互い邪神獣の浮島の被害者だが、だからって情けはかけられないよな」
「うんうん、キャプテンなんとか…C・C・Jとしても長く邪神獣の浮島に封じられて怒り心頭なんだろうけど。こっちもね、あの迷宮を攻略したの、とっても精神に来たもんね!」
 パラドクストレインにて太平洋上に転送され、着水すると同時に言葉を交わすのはクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)とアンゼリカ・レンブラント(白鯨殺し・g02672)の二人。
 先日攻略を終えた邪神獣の浮島にて激しい悪臭に悩まされた事を思い出し、封じ込められた被害者と悪臭に悩まされた被害者、立場は違えど共に被害を受けた者という共通項を見出しつつ。
「ははっ、二人ともアレがだいぶ堪えたようで。そうだね、じゃああの酷い匂いのお礼をしてあげようか……!」
 そんな二人のやりとりを聞きつつ、自分達の展開する方向や動きについて思案していたジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)が、しっかりとお礼(意味深)となるような発言を。
 ともに探索に参加した海賊なお姉さま方、クローディアとジェーンも自分と同じような気持ちだったという事を確認したアンゼリカは笑顔を浮かべ、きっちりと後始末をつけるとばかりに拳を上げていたのだが。
「あ、今回は臭いは気にしなくてもいいよね?」
「近づくまでは大丈夫だろう、まあ匂いがきついならそれはそれで近くにきたら分かりやすくていいんだけどな」
「何も無ければこっちが隠れる手段もないが、あっちも隠れる手段はない。幸い相手は堂々と海上を歩いてる……酷い匂いを漂わせるならはた迷惑な話だがね」
 思い出すだけで身震いしそうな悪臭、それが今回もあるのならたまったものではないとアンゼリカがぼやけば、広大な洋上では大丈夫かもしれない、むしろ匂うなら近くに居ると分かって助かるとクローディアが返答を。
 洋上を一直線に進む相手、悪臭がひどいのならばそれはそれで周囲の者に大迷惑だとジェーンが返し浮島に対する愚痴と今回の状況について心配事を語る時間は終了する。
 ここからは警戒モード、各々が散開する前に探索の為の案を出し合う。
 相手が洋上を、逃げも隠れもせず一直線に最短距離にて海賊島に向かっている動きをするのならば、まずは海賊島とキャプテン・チャールズ・ジョンソンのおおよその出現位置を設定。
 それらを結ぶ直線を想定し、この直線上にて遭遇できるとアンゼリカがアタリをつければジェーンも同意を示していて。
「なら直線に対して南北に哨戒して待ち構えよう。こっちから予測出現位置にいくのも手だけど、すれ違っちゃったら取り逃がすからね、それよりは必ず通る道を塞いでおく方がいいだろう」
 幸いな事に此方は複数人による同時探索が可能な状況、相手の異動するルートを想定し、交差するようなラインを構築して警戒すればすれ違って相手を取り逃がす、若しくは発見が遅れ強引に追う事で相手に見つかるという可能性も減らせるだろう。
 更に言えば、何も無いまま海の上を行くのではなく此度の三人が用意した残留効果は水面走行による海上移動と探索を併用できる能力。
 遠方に怪しい気配を見つければ一旦隠れるつつ動ける水中適応、そしてそれらの発見と潜伏時に仲間と連絡の取れるパラドクス通信と、互いの効果を掛け合わせ、複数人で探索する際により効果的に出来る物であったのだから。
「よし、じゃあ浮島と海賊島の間で距離を詰めてく間は海上を走り、近づいたら潜水して奇襲の準備に入るって形でいこう。あと万が一エルドラード側で巡回してるアビスローバーやその船と遭遇した時も、敵が通り過ぎるまでは海中に身を隠すようにしよう」
「オッケー、双眼鏡とかも持ち込んでるし最初は海上、何か怪しいのを見つけたら連絡して潜水だね」
「南北は水面で、中央は遭遇する可能性が一番高いからね、早めに水中に入る形になるだろう」
 発見に至るまで、相手との距離を縮めるまでは如何なる形で進むかをクローディアが提案、その提案に乗りつつ双眼鏡での探索と発見時の即連絡と潜水という流れをアンゼリカが確認し。
 北、南、そして中央と三方に分かれる中で、最も相手を見つけやすく、また逆に見つかりやすいであろう中央の者はより一層の警戒が必要だろうとジェーンが念押しして三人は分かれ探索を開始する。
 探索に当たる者が3人、そして互いに連絡が取りあえる位置取りをすることで生み出された三角形。
 この中に入れば、若しくは3つの頂点から見える範囲に姿を見せればキャプテン・チャールズ・ジョンソンの位置は速やかに共有され、ディアボロス達が近づける形が構築され探索が継続される。
 暫しの間は何もない平穏な、それでいて退屈な洋上の異動。
 各々が持ち込んだ双眼鏡にて遠方を探り、波の形とは違う異質な影、人の形を、そして背後に背負う巨大な怪物の影を探しつつ。
 海上の影だけでなく、万一相手が通り過ぎていたのならば不自然な航跡が刻まれていないか、相手が浮島と似たような異臭を放っているのならばそれが風に乗って運ばれて来ていないか、など手掛かりになる物を様々な角度から探索する。
 匂い無し、航跡無し、ならばまだすれ違ってはいないと三人の捜索範囲が広がる中、発見の報は唐突に訪れた。
「中央、不信な影が遠方に見える」
 それはジェーンの声、耳につけた通信機で声を聞いたアンゼリカとクローディアが南北から双眼鏡でおおよその方向を見れば、その不気味なる姿ははっきりと見えていて。
「了解、まだ距離はあるみたいだし、このまま進むとしたら」
「中央やや南、その辺りで合流する事になりそうだな」
 敵との距離と移動速度、それらを加味して合流地点を定め洋上の相手に見つからぬように三人は潜行、海中にその身を隠し泳いで行く。
 水中にも強いアビスローバーとはいえ、まっすぐ海賊島に向かってるなら足元への意識は疎かだろうと推測し、水中を進み奇襲可能な距離まで近づこうとするジェーン。
 先んじて目標地点に到着するであろう彼女の元に、クローディアとアンゼリカも時間を置かず合流する事だろう。
「伝記作家のジェネラル級ね。私達の話まで好き勝手書かれる前に筆を折ってやるよ」
「自由になったばかりで悪いんだけどここは行き止まり、覚悟してよね!」
 通信機越しに聞こえた頼もしき仲間たちの声、その声が通信機ではなく実際に聞こえる距離まで近づけば交戦の時はすぐそこに迫っている。
 ディアボロスが集った事を示すかのように海面へ立ち昇る水泡が、その時を告げようとしていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【水中適応】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

 洋上を一直線に、ある者に一刻も早く問いただす事があると進むキャプテン・チャールズ・ジョンソン。
 人の形をした体に纏うは赤いシャツに返り血にも見える赤を加えた赤コート、そして海藻か触手か、そういった物体に覆われた表情読めぬ顔の中に見える不気味な眼光。
 その眼が遠く、目的とした海賊島に向けられる中、ほんの僅かに変化したのはその時で。
「なんだ? 魚か、いや。鯨でもこうはなるまい……」
 赤き双眸が捉えた物、それは海中より立ち昇る水泡で。
 魚類が激しい動きをすればそういった物が発生する事はあろうが今この海面は穏やかなもの、巨大な何かが海中で動いたとしてこうも密集した形で水泡が見えるとは思えない。
 海面を巨大な魚類か何かが横切ったのならば、自分が海の魔物を背に進んだように、細かい泡が軌跡のように残るのみ、となれば今ここで水泡が立ち昇るは明らかに不自然で。
「……何かある、やもしれんな。気を付けるに越したことはないが、急ぐ必要もあろうて」
 速度を落とし、水泡立ち昇る場所を避ける様に迂回しながら警戒し、キャプテン・チャールズ・ジョンソンは海賊島への移動を継続する。
 ディアボロスの姿を見つけたわけではない、されど潜行し海中を移動する中で呼吸、泳ぐ動きにて発生した水泡は海面に立ち昇り、不自然な何かとして発見されて警戒されるに至ったのだ。
 だがまだ完全に発見され迎撃態勢を整えられたわけではない、警戒されている状況故に交戦距離まで近づけば水中からの接近に気付き配下を呼び出すだろうが対応は間に合わないだろう。
 気付きはしたが対処できぬ中で猛攻を仕掛ける事も可能、あえて攻撃はせずその身を晒し言葉を交わす形を取る事も可能である。
 海面へと浮上するディアボロスと何らかの異変を察しつつ海賊島に向かうキャプテン・チャールズ・ジョンソン、如何なる形でのファーストコンタクトとなるかはまだ分からない。
ジェーン・コーネリアス
チャールズ・ジョンソンからある程度離れたところで武器は持たずに浮上、さすがに怪しい奴が浮上してきたら護衛を呼び出すだろうが構わない
声が届くくらいの位置まで【水面走行】で歩いて近づいて戦意がないことを示しつつ声をかけよう

Ahoy! 景気の悪い顔をしてるじゃないか、キャプテン!
邪神獣の浮島から引っ張り出してやった時から少しは元気になったかと思ったんだけどね!
邪神獣の浮島から解放したのは自分たちだと暗に恩を着せつつ話を進める

こいつを封じたやつ、更に上位のジェネラルか……断片の王か
聞きたいが、話の進め方ってやつがある
まずは能力から聞いていこう

一人で封じられてるもんだと思ってたけど部下がいっぱいじゃないか……いや、こいつは君の力で作ったのかい?
トループス級とはいえ、独力で配下を生み出すなんて大したもんだ、君が浮島を支配していたならあんなに簡単に侵入なんてできなかったろうに
一体何を考えてこんな貴重な力を持った君を浮島の核にしたんだろうね

チャールズ・ジョンソンの力を持ち上げつつ、核にされた理由を聞こう


クローディア・ベネット
さっさと仕掛けて、混乱してる内に知ってることを口走らせるってのもアリだが……たぶん奴は恨み深い性質だろうな
最初だけは紳士的に行くのも悪くない

【水面走行】状態に移り、敢えて余裕で接近に気づけるように
手を挙げながら声をかけ、銃もサーベルもすぐには使えないことを見せておこう

重要なのは共感
ジョンソンの自分を閉じ込めた奴への怒りに同情を示し、情報を口走らせるよ
私が知りたいのは、ジョンソンが海賊島のどこに行こうとしてたかだ

浮島の件は本当に災難だったな、キャプテン
私は人の自由を奪っていいように使う奴が大嫌いなのさ
例えその相手がアビスローバーでもな
あんた程の賢い大物を物も言えない化け物に変えちまうとは、人を見る目のない野郎もいたもんだ

あんたはさっきからずっと海賊島に向かってるよな
だが海賊島は案外広いし、右往左往してると直談判の前に他のジェネラル級に勘づかれちまう
あんたを浮島に変えたクソ野郎の居場所は目星がついてるのかい?
宝物庫か、はたまたダンジョンか……いずれにせよ、私もそいつを一発殴りに行きたいもんだ


アンゼリカ・レンブラント
先手は取れそうだけど
貴重な情報を引っ張れそうだしね、まずは会話を試みよう
武器は持たず【水面走行】で仲間と共に近づくよ

こんにちは、キャプテン・チャールズ・ジョンソン!
邪神獣の浮島から貴方を出したのはここにいる3人だよ。
『海賊史』の著者の名前を持つアビスローパーは特別な存在
お目にかかれて光栄だよっ

それにしても島に長く閉じ込められるなんて
私だったら気が狂っちゃうな~
(臭う場所だったことを滅茶滅茶言いたいけど
藪蛇かもしれないので触れないでおいて)
自由だからこそ貴方は自在に力を使えるだろうに

(『邪神獣の浮島』のお気に入りというカテリーナのことを話に出そうか)
そうだ、『深海令嬢カテリーナ』がひどく貴方のことを心配していたよ
彼女から言伝を頼まれていたんだ。えーとね
(大仰に、実際には何も書いてない手紙を懐から出して目を落としつつ)
ね……貴方を封じた相手というのは
浮島となった貴方を従えていたモビィ・ディックよりも強いんでしょ
断片の王以外にそんな人いるのかなぁ?

(気分が高揚してぽろっということを期待するね)


 浮かぶ泡に警戒しつつ、海賊島を目指さんと進むキャプテン・チャールズ・ジョンソン。
 そこより離れた場所、更に激しく水泡が立ち昇れば海中から三つの影が姿を見せた。
 咄嗟に動きを止めるチャールズ・ジョンソンが手帳を開きペンを取り、魔力の高まりを見せる中海中より姿を晒した三人のディアボロスは手を上げあくまで敵意は無いと示すかのように海面を歩き近づき始めていた。
「さっさと仕掛けて、混乱してる内に知ってることを口走らせるってのもアリだが……たぶん奴は恨み深い性質だろうな。最初だけは紳士的に行くのも悪くない」
 隣を歩く仲間に小声で促すのはクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)でありその言葉に同意するよう、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)とアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)も頷いて。
「うん、先手は取れそうだったけど貴重な情報を引っ張れそうだしね」
 アンゼリカが告げると同時、海面を進む三人は武器も構えず堂々と近づく中、海中よりチャールズ・ジョンソンを護衛する様にディヴィ・ジョーンズの囚人が姿を見せる。
 このまま接近すれば両者の戦端が開かれそうなその瞬間、気さくに旧知の共に会うかのように声をかけたのはジェーンであった。
「Ahoy! 景気の悪い顔をしてるじゃないか、キャプテン! 邪神獣の浮島から引っ張り出してやった時から少しは元気になったかと思ったんだけどね!」
 正体不明、されど自身が邪神獣の浮島にて核とされ、そこから解放された事を知る者からの言葉。
 だがコイツは何を恩着せがましいような事を言っているのだ、煩わしい者の相手をする気はないと指を動かせばそれに応じてディヴィ・ジョーンズの囚人が体をくねらせ前に出る。
 交戦開始となりそうな雰囲気、ならば別のベクトルからアクションするとチャールズ・ジョンソンにアンゼリカが言葉を投げかけて。
「こんにちは、キャプテン・チャールズ・ジョンソン! 邪神獣の浮島から貴方を出したのはここにいる3人だよ。
 海賊史、の著者の名前を持つアビスローパーは特別な存在、お目にかかれて光栄だよっ」
 自らの名を知り今までの経緯すら把握するのなら、自分をあの忌々しい場所から解放したというのは信じられる言葉であろう。
 加えて自分が『特別』な存在であることを知り褒める言葉にて自尊心を擽られたのは間違いない。
 それに、わざわざ離れた場所から浮上し武器も構えず近づく姿、その気であれば奇襲する事も出来たであろうにあえて姿を晒す選択を行った愚行。
「く、くははは! お前らの事など全く知らぬが、我に奇襲を仕掛ける好機をむざむざ手放し姿を晒すとはな!
 無知ゆえの蛮勇かはたまた随分と自信があるのか、どちらにせよあえて利を捨てるとは面白いではないか、気に入ったぞ!」
 弱き存在が何を考え動いたか、戯れに聞いてやるのも良いと再び指を動かせばディヴィ・ジョーンズの囚人たちは動きを止めてチャールズ・ジョンソンの元へと戻ってくる。
 だがその笑いも一時のもの、直ぐに悍ましき双眸でディアボロス達を見ながら言葉が続く。
「……しかし、行動は気に入ったが。我を開放した事には感謝するが、それを自慢されるのは屈辱だな。お前達を滅ぼせば、この屈辱は消せるだろうか」
 特別で、故に封じられた自分を解放したという事実。されど格下と見える相手がそれを自慢するのは己が劣っていたと言われたような物と感じ、気に入らないと険しい言葉が返ってくる。
 一触即発とも取れる空気、それを変えたのはクローディアであった。
「まあまあ、誇りたいほどの成果だったってことさ。しかし浮島の件は本当に災難だったな、キャプテン。私は人の自由を奪っていいように使う奴が大嫌いなのさ。
 例えその相手がアビスローバーでもな……あんた程の賢い大物を物も言えない化け物に変えちまうとは、人を見る目のない野郎もいたもんだ」
 実力ある存在の自由を奪い単なる道具として使う、その道具とされたチャールズ・ジョンソンにしてみれば憤懣やるかたない事だっただろうと共感する言葉をかけられて、纏う空気の険しさが和らいで。
「あっと、気を悪くしたらごめんなさい。それにしても島に長く閉じ込められるなんて私だったら気が狂っちゃうな~、自由だからこそ貴方は自在に力を使えるだろうに、お姉さんも言ってるように見る目のない奴のせいで大変だったよね」
 自慢されると屈辱だ、と言われたアンゼリカがすかさず謝罪をしつつ、共感したクローディアに合わせる形で島の核とされればおかしくなると頷く仕草、どれだけ苦しいのか想像もつかないし有力者を封印した相手に見る目無し、と表明する事で反応を伺うのであった。
「くく……まあ良い、あのような場所に封じられればお前らのような弱者、狂って当然よ。そんな弱者が我と話せる好機、思い上がっても仕方あるまい」
 単なる封印だけでなく、あまりに酷く臭う場所だったので狂いそうなんだけど、と内心滅茶苦茶言いたかったアンゼリカ。
 だが臭いの事を言うとまた変に気を悪くしそうなのでぐっと言葉を堪え、仲間の言葉を待てばジェーンが口を開いていた。
「それはそうと、すまないね、キャプテン。しかし、一人で封じられてるもんだと思ってたけど部下がいっぱいじゃないか……いや、こいつは君の力で作ったのかい?」
 謝罪しつつ相手の能力、その特性が如何なるものかを知るべく問う。
 その言葉を聞き、何もわかっていないのだなと鼻で笑う様に顎を上げチャールズ・ジョンソンは言葉を返す。
「ふん、エネルギーと材料があれば、この程度は造作も無い……この海賊史には『改竄によって奪った歴史』が記載されているのだからな」
 手にした手帳、海賊史を見せつける様に示しジェーンの疑問である力の形についての答えが告げられて。
 そんな簡単に出来る物なのか、と驚いた表情で更にジェーンは言葉を続ける。
「なるほど、そんな力が……独力で配下を生み出すなんて大したもんだ、君が浮島を支配していたならあんなに簡単に侵入なんてできなかったろうに一体何を考えてこんな貴重な力を持った君を浮島の核にしたんだろうね」
「ああ、それは疑問だね、しかし。あんたはさっきからずっと海賊島に向かってるよな、だが海賊島は案外広いし、右往左往してると直談判の前に他のジェネラル級に勘づかれちまう。
 あんたを浮島に変えたクソ野郎の居場所は目星がついてるのかい? 宝物庫か、はたまたダンジョンか……いずれにせよ、私もそいつを一発殴りに行きたいもんだ」
 ジェーンの言葉に続く様に、クローディアが封印した相手はとんだクソ野郎だと怒りの感情に寄り添いつつ、あまりに惨い仕打ちをした相手。
 クロノヴェーダとディアボロスは敵対する関係ではあるが、それを抜きにしてやったことが許せない事、居場所が分かれば此方も殴ってやりたいと続けていく。
「ククク、その核にされた理由を今から我も問い質しにいく所よ。まあ、居場所までは分からぬが海賊島まで行けばどうとでもなろう。
 しかし自由を奪っていいように使うやつが嫌い、そして殴りたいとも言うが……仕えるべき王を持たない、ディアボロスなどに何が判る。寄せ集めの集団風情が……我は、尽くしてきた断片の王『海神』に裏切られたのだ!」
 問いに対し、行けば分かるだろうと返しつつ。触手の一つを海面に叩きつけ、派手な水しぶきを上げながら怒りを示すチャールズ・ジョンソン。
 己の感情、蓄積した鬱憤に寄り添った言葉にて怒りの対象、尽くしてきた筈の断片の王である『海神』の裏切りによって封じられたのだと彼は言葉を続けていて。
「尽くした部下を裏切り封じるとは、ますますクソ野郎だな。断片の王だからなんでもやっていいってか」
「その通り! 我が『海賊史』がなければ、このエルドラードの力はありえなかったのだ。ジェネラル級もクロノス級も、海賊の全ては、この私が生み出したのだ、だというのに……」
 ぶちまけられた怒りの感情、その感情を肯定し共感したクローディアの言葉がトリガーとなり、言葉の洪水が如くエルドラードが如何にして海賊を有するようになったのかを語るチャールズ・ジョンソン。
 頭を振って仕えてきた存在による仕打ちを思い出し、彼は更に言葉を紡いでいた。
「我は海賊を生み出す。ダンジョン作成やエネルギーの宝化は、海神の力であるが、それも、私が手助けしたから出来た事よ……」
 役割分担があったが故にこの形を作り出す事が出来た、にもかかわらず用済みとばかりに自分を封印したのはどういうことか。
 それを今から問い質すのだ、故に邪魔をするなら容赦せぬと数多の触手を持ち上げ臨戦態勢を整えようとしたその時、もうちょっと待って欲しいと声を上げるはアンゼリカ。
「っとと、待って待って。ちょっと伝えなきゃいけない事があって。『深海令嬢カテリーナ』がひどく貴方のことを心配していたよ、彼女から言伝を頼まれていたんだ。えーとね……」
 唐突に手紙らしきものを懐から取り出し、内容を確認する様に目を落とす。
 実際には何も書かれていない白紙の手紙、だがカテリーナからの伝言があると言えば彼女を気に入り特別扱いしていたチャールズ・ジョンソン。
 既に封じた相手は断片の王と分かった、ならば力で従わせたモビィ・ディックと違い何か特別な力があって気に入られていたのか、それが探れると今初めて手紙の中身を確認したかのような仕草で白紙の手紙を見つめていた。
「カテリーナか……くくっ。断片の王である海神は、この私を邪神獣の浮島の核とした事を秘密にしていた。故に海賊達は、この私自身であった邪神獣の浮島を、ただの道具であるように扱ったのだ。
 自分が生み出した格下の海賊達に足蹴にされる日々は、確かに気が狂いそうだったよ……しかしあの娘は違った、あの娘は『邪神獣の浮島』に敬意をもって接してくれたが故に、我もそれに応じたまでの事」
 なんと、カテリーナは特異な能力で御していたのではなかった。
 ただ単に、他の海賊は誰が封じられているかも知らずただの道具として足蹴にしてきた浮島となった自分、そんな存在に敬意を持って接していた、いわば単純に礼儀正しい良い子だったので特別扱いされていただけの事。
 そして海賊たちは皆、チャールズ・ジョンソンが邪神獣の浮島で核にされた事を知らぬまま使っていた、という事は。
「カテリーナからの伝言と言ったな? さて、どうして我が浮島の核となっていることを知らぬあの娘が心配し、手紙や伝言など残せようか?
 我は尽くした、だが裏切られたのが許せんのだ! そしてカテリーナの名で騙そうとした事、これも裏切りと同じようなもの、お前たちも海神と同類よ!」
 海賊島に向かうのを邪魔しなければ見逃す気もあった、だが騙そうとしたことは許せない。
 問い質す前に先ずはディアボロスを海の藻屑にしてやると怒りを示し、数多の巨大な触手を振り上げたチャールズ・ジョンソンを援護するかのようにディヴィ・ジョーンズの囚人達も動き出していた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】LV2が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!

クローディア・ベネット
はっはっは!キレさせちまったな、アンゼリカ!
まぁいいさ。ああいう野郎は何を言ってやった所で、いずれ自分から導火線に火を点ける
どのみち消す気だった奴だ――ここからは海賊らしく行くぞ!

【水面走行】状態で≪船長のサーベル≫を手に取る
その場で生み出されるトループス級ってのは珍しいな
一応、戦っている途中で補充がされないかジョンソンの動きには気を配っておこう
仮にそっち方面の注意は空振りでも、仲間が死角から襲われたり集中攻撃そうな時、咄嗟に助けられるぐらい戦場全体を見ておくことは大事だからね

――『野郎ども、襲撃を始めるぞ!』
号令の下に海賊の霊達を呼び出し、彼らを率いて戦うよ
常に囚人1体に対して複数人の海賊を多方向から宛がい、銃撃と斬撃を組み合わせた連撃を浴びせる
手下じゃ仕留めきれないぐらい骨がある奴は、私自らサーベルで頭を叩き割る
反撃の波は遠距離の敵に発見されない程度の高さの【飛翔】で飛び越えるか、【水中適応】で海中に潜り耐えるよ

待たせたな、キャプテン
あんたの歴史を何て言葉で締めくくるか決まったかい?


ジェーン・コーネリアス
やれやれ、気が短いことだ
もっと会話を楽しむ気にはならないものかい?
ま、「格下」にいいようにされそうになったのが気に入らないってなら仕方ない
……舐めたのはどっちか、教えてあげるよ!

【水面走行】で海面に立ったまま、二振りのカトラス「Macha」と「Mórrígan」を抜いて戦闘に移る
遠距離から斬撃を飛ばす『斬影乱舞』でデイヴィ・ジョーンズの囚人を切り裂くよ
敵の数は多い。僕は距離を取って囲まれないようにし、前線で戦う仲間がいればそいつが囲まれないよう、周囲の敵からまずは倒していこう

敵が大渦でこっちを呑み込もうとするなら、その流れに逆らわず、敢えて渦の中央、そして海の深くへと呑み込まれる
浅いところで急流に攫われるよりはマシだ
【水中適応】で呼吸もできるしね

しがみついてくる奴らをパラドクスで切り裂き、髪や包帯のような部位、骨、腕と細切れにしてやろう

御大層な力だと思ったけど――こんなものかい?
くっくっ、これなら君が島を守ってたとしても、簡単に制圧できたかもね


アンゼリカ・レンブラント
礼を言わないとね
おかげ様で名前さえ謎だった断片の王の
情報の一旦が分かったよ

あいにくと海の藻屑になるつもりはないよっ
ネメシス形態!天使風姿となり
【水面走行】で戦場を駆け仲間との連携を意識し戦闘に入る

攻撃タイミングを合わせ
裁きの光を纏う、星形状のパラドクスを広域に放出。
爆破、焼き尽くしていくよ
さぁ、太平洋の戦闘ではここまで此方の大勝利
最後まできっちり片をつけよう!負けるはずがないさ!

自らと仲間を鼓舞するよう力強い言葉を上げ、
パラドクスの放出を続けていくよ
敵からのパラドクスも【ガードアップ】の恩恵を受けた障壁で凌ぐ

敵が少なくなっても油断せず、
パワー全開の《天輪輝星》で殲滅するね。
私の光よ、輝けぇーっ!

さてキャプテン話が全部真実として
生まれこそ、海賊よりも貴方が最初だったかもしれないが
ただ1人となってもどこまでも前へ進んできた
白鯨の2人のジェネラルは確かにアビスローパーの
英雄と思わせる強者でもあった

一方で貴方はどうなんだろうね?
役目が終わったからこそ海神も貴方を封じたとも思うけど
さぁ勝負しよう!


「はっはっは! キレさせちまったな、アンゼリカ! まぁいいさ。ああいう野郎は何を言ってやった所で、いずれ自分から導火線に火を点ける。
 どのみち消す気だった奴だ……ここからは海賊らしく行くぞ!」
「藪蛇になっちゃったか、でもそれはそうとして。礼を言わないとね。おかげ様で名前さえ謎だった断片の王の情報の一端が分かったよ」
 激高したキャプテン・チャールズ・ジョンソンを見つつ、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)とアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が笑いながら言葉を交わせばその笑いを苦痛に塗り替えてやる、とばかりに海面を進み近づかんとする動きを見せるデイヴィ・ジョーンズの囚人達。
 怒りのままに海面を巨大な触手で打ち据え、前に出る様に指示を出すチャールズ・ジョンソンを見つつ溜息交じりに苦言を呈するのはジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)であった。
「やれやれ、気が短いことだ。もっと会話を楽しむ気にはならないものかい?」
「ふん、ほざけ。あやつと同じように騙してきた連中とこれ以上和やかに話す事などあるものか」
「……ま、「格下」にいいようにされそうになったのが気に入らないってなら仕方ない……舐めたのはどっちか、教えてあげるよ!」
 チャールズ・ジョンソンに問いかければ話す事は無いとの返答、ならば力を見せてやるとばかりに海面を走るジェーンが動きを止めて、二振りのカトラス、赤き光を放つMachaと青く輝くMórríganを左右の手に持ち構えれば。
 同じく海上ではクローディアが船長のサーベルを手に取りチャールズ・ジョンソンの動きを見つつ身構えて。
 光り輝くオーラと共に青白き光の翼を背に生やし、輝く小さな星々を周囲に展開するアンゼリカの姿が在った。
「さぁ、太平洋の戦闘ではここまで此方の大勝利。最後まできっちり片をつけよう! 負けるはずがないさ!」
 複数のジェネラル級アビスローバーを撃破したこれまでの実績、そしてここで最後に大物たるチャールズ・ジョンソンを倒し大戦果を上げると自分自身と仲間を鼓舞し、相手を威圧するような言葉を発しアンゼリカが海面を飛ぶ様に駆ければそうはさせ児と進路上にデイヴィ・ジョーンズの囚人が回り込む。
 各々が自身のパラドクスで攻撃を仕掛けられる態勢を整えながらも仲間の援護を行えるように気を配り、そんな状況の中で最初に仕掛けたのは敵に向かい突撃していたアンゼリカであった。
「我が手に集う裁きの光よ。全ての邪悪なる者を、焼き尽くせっ!」
 此方の進路にデイヴィ・ジョーンズの囚人が回り込んできてくれれば好都合、広域を穿つ力故に多数の敵が待ち受ける場に飛び込む手間が省けたとアンゼリカの手の中に小さく輝く星が生み出される。
 そのまま腕を振ると同時、手の中の星と彼女の周囲に展開していた小さな星々が広範囲に撒き散らされ、デイヴィ・ジョーンズの囚人に触れた瞬間爆発、強烈な熱によってその屋良打を炎上させていく。
 その突撃に便乗、戦場に響き渡る大号令。
「野郎ども、襲撃を始めるぞ!」
 クローディアの声が海上に響くと同時、海中から浮かび上がる様に姿を見せるのはデイヴィ・ジョーンズの囚人に負けず劣らぬ恐ろしさ。
 朽ち果て骨となり、ボロボロの衣服を身に纏った海賊の亡霊たちであり、ピストルとカトラスを手に数の力、多数で一人の囚人を狙う様に殺到し発砲音と切り込み、身を守らんと翳した鎖とカトラスがぶつかる金属音が鳴り響く。
 数の暴力、それでもって一気に押し切ろうとしたクローディアだがデイヴィ・ジョーンズの囚人達は迫る海賊の亡霊もなんのその、鎖で繋がれた腕にて刃を凌ぎ、魚の尾にも見える骨の体をくねらせ亡霊を引き裂き不気味な呻き声を上げていて。
「チッ、全員細い連中だが、見た目以上に骨があるようだな、骨だけに」
 激しい抵抗を見せる相手を一気に叩く、そう判断したクローディアが水面を飛び跳ねる様にして一人の囚人に近づいて、サーベルでその頭を叩き割る。
 だが敵中に飛び込んだことはそれだけ自分の身を危険に晒すのと同義、故に別の囚人が彼女を海中に引き込まんと悍ましき骨の体を伸ばしていた。
 しかし、それを良しとせぬ動き、前線を援護するべく手を振るうジェーンの姿。
「なるほど、思った以上に厄介だが……刻んであげるよ!」
 赤と青の刃、誰も居ない虚空に描かれる魔力の光はそのまま二色の衝撃波となり、海面を切り裂きながらデイヴィ・ジョーンズの囚人達に飛んでいき。
 今まさにクローディアに掴みかからんとした骨の尾を赤き衝撃波が跳ね上げて、続けざまに飛来した青の衝撃波が無防備なその関節に捻じ込まれ強引に断ち切っていくのであった。
 だがしかし、放たれた衝撃波は二つではない。
 続けざまに飛来する赤と青、二色の衝撃波が外周から。
 即ち、仲間を取り囲もうと動いていたデイヴィ・ジョーンズの囚人達の動きを阻害し、少しずつリンゴの皮を剥く様に戦力を削り落とさんと放たれて。
「おおお、おおああああ!」
 呻き声と共に次々と海中に没するデイヴィ・ジョーンズの囚人であったが、しかし完全に倒せたという手ごたえがない。
 離れ合った場所に在りながら、三人のディアボロスがふと顔を見合わせれば直後に巻き起こるは巨大な前後左右から迫りくる巨大な大波であった。
「チッ、やられたフリってか? それとも」
「こうやって纏めて海の藻屑にするつもりだったのかな、けどあいにくとそれになるつもりはないよっ!」
「無理に流れに逆らうことはない、渦になるならあえてその中央、深くにいくよ」
 うねり重なり、渦を巻き始めたその大波。
 だが冷静に戦況を見極め、水中適応が出来る以上無理に空を飛び敵に見つかるリスクを冒す必要もなく、また強い流れと様々な漂流物が渦巻く表層上に無理に留まる方が危険とジェーンが声を上げれば三人は一気に海中へと潜りその波をやり過ごし、海中より迫る数多の影を視認して。
 各々にしがみつき、そのまま溺死させんとするデイヴィ・ジョーンズの囚人による猛攻。
 如何に水中で呼吸が出来ようとも、締め付ける力は無効化できずその圧にて口から泡が零れ、掴まれた部位の肉がうっ血し体が軋み激痛を脳に送るがそれで屈するディアボロスではない。
「やってくれるね、けどこの距離なら!」
 至近距離なら容赦なくその頭をカチ割れるとクローディアがデイヴィ・ジョーンズの囚人、その脳天に向かってサーベルを振り下ろし頭を砕く。
「ハッ、僕に組み付くとは。代償は高くつくよ?」
 組み付かれたとて腕が使えば衝撃波を生み出せる、そして何より自分に絡み付いたのならば、それ相応の対価が必要とジェーンが左右のカトラスを振り回し、生み出す衝撃波は髪を、包帯を切り刻み、そして細き腕を、骨をバラバラに。
 次々と放たれる衝撃波にて細切れにして組み付く相手を振りほどく。
「なるほど、諦めが悪いね、けどこれでっ! 私の光よ、輝けぇーっ!」
 そして最後、多数の敵に囲まれ締め上げられるアンゼリカが叫ぶと同時。
 彼女が周囲に広げた星が一際強く輝いて、凄まじい熱量と共に敵を纏めて爆破、巨大な水柱が立ち昇る。
 強烈な光が収まれば、暫しの静寂と共に海面に浮かぶは多数の黒き髪の毛と細切れにされた布、白き骨の残骸で。
 それらが再び海中に沈み始めれば入れ替わるように、三人のディアボロスが海上に浮かんでくる。
「待たせたな、キャプテン。あんたの歴史を何て言葉で締めくくるか決まったかい?」
 一仕事を終えてきた、本題は此処からだと言わんばかりの態度でクローディアがキャプテン・チャールズ・ジョンソンに投げかけて。
「…………成程。こうも簡単に奴らを退けるとは、な」
 戦い前の興奮は何処へやら、ディアボロスが示した実力を前に、認識を改めねばといった様子を見せていた。
「御大層な力だと思ったけど……こんなものかい? くっくっ、これなら君が島を守ってたとしても、簡単に制圧できたかもね」
「うんうん。キャプテン話が全部真実として……生まれこそ、海賊よりも貴方が最初だったかもしれないけど。
 ただ1人となってもどこまでも前へ進んできた、白鯨の2人のジェネラルは確かにアビスローパーの英雄と思わせる強者でもあった」
 配下の敗北、それを見て冷静さを取り戻しつつある相手。
 ならば今一度、頭に血を昇らせてもらおうかとジェーンとアンゼリカが挑発的な言葉をかけ始め。
「一方で貴方はどうなんだろうね? 役目が終わったからこそ海神も貴方を封じたとも思うけど……さぁ勝負しよう!」
 大物と思わせて呼び出した配下はこの体たらく、この程度では邪神獣の浮島を守る役割をもしもチャールズ・ジョンソンが持つ形であったなら。
 もっと楽に制圧できた、実力はそうでもないのではというジェーンの言葉に加え、生み出し自分を道具として扱った格下の海賊アビスローバー。
 それらは英雄であったが、それに比べてキャプテン・チャールズ・ジョンソンは顔を合わせられるほどの存在なのか。
 大いなる役割を与えられたが単なる道具であり、鬱憤を溜めていただけではないかと挑発する様にアンゼリカに問いかけられる。
「ぬかせ! 誰が英雄か、所詮はそういった役目を担っただけの事! 格下の海賊どもであることに変わりは無い!」
 その言葉に再び怒りの感情を露とし、数多の触手を海面に打ち付け多数の水柱を立ち昇らせキャプテン・チャールズ・ジョンソンはその力をディアボロスに振るうべく、海面を進み始めていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【照明】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ガードアップ】LV1が発生!

クローディア・ベネット
あんたが鯨野郎どもと比べて格上だったかどうかは、後でこの戦いの記録を読む奴に考えさせればいいさ
歴史ってのはいつだって勝った方が作るもんだろ?
決めようじゃないか。どちらがこの戦いの結末を書き残すかをな!

【水面走行】状態を継続
敵に近づき剣や拳銃で戦う仲間と【パラドクス通信】で連携しながら、私は砲撃で遠距離攻撃を行おう
敵が目の前で振るわれる刃ばかりに気を取られてると、私に撃ち抜かれるって寸法さ

――『野郎ども、全ての砲門を開け!』
海賊の霊達と彼らが操る砲台を召喚し、ぶどう弾を雨あられと撃ち込む
敵が攻撃に使う煙幕が多少残っていようが、無数に飛び散る弾にとっちゃ関係のないことだ
そしてド派手に弾をばらまこうと、パラドクスなら仲間を間違って撃つことはない

周囲が煙幕で覆われたら、敵が立てる音に集中
水上を近づいてくる足音や、蛸足が風を切る音を聞き分けて反応を間に合わせよう
《聖遺の護符》の力を纏わせた《船長のサーベル》を振るい、迫る蛸足を打ち払うぞ

あんたの物語にピリオドを打ってやるよ
これで「一巻の終わり」だ!


ジェーン・コーネリアス
いやはや、打てば響くって言うんだろうね!
元から冷静に戦いを進めるタイプでもなさそうだ、怒りのままに放つ爆発攻撃の威力には気を付けよう

【水面走行】を使用し右手にカトラス「Macha」、左手にピストル「Nemain」を持ち戦闘
『海嵐の極み』で反撃で手帳に執筆なんてする余裕がないくらいのカトラスとピストルの連撃を仕掛け、他の復讐者ともタイミングを合わせた猛攻を仕掛ける
爆発のダメージは回避は無理そうだ。【ガードアップ】で軽減し、海賊の矜持で立ち続け、カトラスでペンを持つ腕を、ピストルで頭や心臓を狙っていくよ

君は分かりやすくていいね
変に斜に構えて気取ったキャプテンより、君みたいな奴の方が部下もついてくるだろうさ
これは褒め言葉さ、純粋にね
だけど、君が海賊ならこっちも海賊だ、復讐者とクロノヴェーダってより前にね
下だと思われたまま放置したんじゃやっていけない……いや違うか。僕が個人的に気に入らないんだよ!
どっちが上か決着を付けようじゃないか、キャプテン・チャールズ・ジョンソン!


アンゼリカ・レンブラント
「役目を担っただけ」ね
改めて自己紹介してくれたのかな?

ネメシス形態は戦乙女の姿へ
いい感じに激昂してくれたね
それでも相手はジェネラル級だ、油断なく対処しよう
ジェーンもクローディアも、心強い仲間がいる
何も怖くないよ!

【水面走行】で地面に立ち戦闘
【パラドクス通信】で連携を密に攻撃タイミングを合わせ
激昂し迫る相手をいなすようダッシュで側面に回り込み、
獅子の剣でのパラドクスの斬撃を叩き込むっ

反撃をしっかり盾で堪えそのまま近接戦を挑むね
小回りを生かし翻弄させるよう立ち回るよ
こちらに注意を惹いてくれるなら、仲間が攻撃する隙となるはず
逆に仲間に怒って注意を向けるならそこを痛烈に突くよ!

相手からのタコ墨による煙幕は
【ガードアップ】で頑丈になった障壁を張って
視界を妨げないよう注意だね
受けるとしてもタコ殴りされないよう自分から吹き飛んで一時距離を取るよ

相手はジェネラル級、一度の連携で倒せるほど甘く見れないもの
なら、立ち続けられるよう致命打を受けないようにしていこう
パワー全開!私の《獅子剛重斬》を受けてみろっ!


エヴァ・フルトクヴィスト
エルドラードの成り立ちにも関わる、興味深いお話が聞けましたね……。
ですが、ジェネラル級やクロノス級を生み出す可能性がある存在、ここで逃がす訳にはいきません。
遅ればせながら、ここで確実に撃破出来るように支援させて貰いますよ!

救援機動力で駆け付けた私の役割は足止めです。
ネメシス形態を解放した仲間たちの攻撃が当たりやすくなるように、動きますよ!

貴方が海賊史を紡ぐのなら、私達は人類史のために勝利の道を導きます!

敵の攻撃は精神を集中。
飛翔を用いた加減速と蒼炎流星嵐で致命の一撃を迎撃。
そうでないものは致命傷を貰わない様に結界術で反らすも被弾覚悟で受けて。
アイコンタクトやパラドクス通信を交わしつつ、息を合わせて常に攻撃に晒され、
味方の影となり、仕掛けられるような位置取りを心掛けますよ!

幻影の海賊達ですか、それぞれの判断で来るというのは厄介ですね!
このパラドクスを基になってジェネラル級やクロノス級の誕生にも活かされているのでしょうが。
クロノ・オブジェクトなのか、お宝に力を注ぐのか。
興味は尽きませんね!


リベル・エストレーラ
アドリブ連携歓迎

嫁のアンドリーニャ(g10892)ことアーニャと
夫婦の息の合った連携でチャールズに応戦するぜ
オレ等じゃちーっと役不足かもしんねぇが、敵に不足なし
行くぜアーニャ

水面走行でアーニャと挟み撃ちとなるよう立ちはだかり
獲物のフランキスカを両手に、手慣れた様子で弄び握り具合を確かめ
獣のような咆哮と共に、ルナティックファングで攻撃
反撃の物書きは、何が起こるかわかんねぇが
爆発には伏せたり咄嗟に避けたり回避行動でダメージ軽減を狙う
っつぅ…耳がキーンときたぜ
頭を振りつつ警戒しながら

便利な物書きだなぁ
海神とやらにとっては便利だったんだろうよ
文句言いに行くつもりが、またいいように利用されちまうんじゃねぇか?
そんな事にならねぇように、ここで倒されちまいなっ

喋りながらも攻撃の手は緩めず、海面を滑るように走りながら翻弄してやろう
アーニャからのディフェンスに
ッチ、野郎っ
不甲斐なさを噛締め攻撃の手に力がこもる
自分が弱い事は重々承知の上で無理はせず敵の翻弄と共に攻撃を加えていくぜ


アンドリーニャ・エストレーラ
旦那のリベル(g10891)と応戦するね
ああ。私らの役目を果たすだけだね

頭に血が上りやすい男のようだねぇ
油断していい相手じゃないからね
水面走行でリベルと挟み撃ちしていこう

【ダメージアップ】で威力を増し、【ガードアップ】で守りを固めてやりあうよ
「ペンは剣よりも強し」で何か書き込み始めたら、おだててやろう
爆発は避けようもなさそうだけど≪Aves del paraíso≫を巻き上げて、身を包み込んで爆風を和らげるね
旦那に向かう攻撃はディフェンスさ
私が倒れそうな時はやめておくね

私の旦那様に手を出さないでおくれ
リベルに合わせて斬り込み≪忠節の一閃≫
隙を晒したら≪カトラス≫を突き立てる

あの有名なチャールズ・ジョンソン?
私も『海賊史』は読んだことがある。面白い本だ
どこで読んだか、信じちゃもらえないかもしれないけど
綿密な調査がなきゃ書けないし、詳細な記述はどんな賢者の手のものかと思ってたね
ああ、ああ、そんなお偉い人を裏切ったとは、断片の王も命知らずだ
制裁の一つも加えたくなるよねぇ

アドリブや連携も歓迎だね


白水・蛍
アドリブその他諸々歓迎

手伝いに参りました。
相手がどれ程強い海賊だろうとも我々はその力を打ち破ってあなたに勝ちます。
それが我々、ディアボロスです。
隙を見てパラドクスを発動。全てを討ち貫く魔力の弾丸を発射します。
単純な軌道ですが、その分威力を高めた魔力の弾丸。その身を貫く一撃を!

相手の反撃の幻影も全部弾丸で貫いてさしあげます。全員ぼこりますわよ。
それ以外はガードアップ等の残留効果や装備の魔力障壁で耐えます。
致命傷にさえならなければ戦い続けられますしね。
持久戦だろうが何だろうがやったりますわよ。倒すまで戦い続けますわよ。
お付き合いくださいましね。よし、いきますわー


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok

一人の力で島全体を動かすというのも、壮大な話ですね。
自意識を奪われたその境遇自体には同情しますが、貴方を逃がす道理もありません。
ここで貴方を討ち果たすため、持てる全力で参ります。お覚悟を。

まず『氷槍』を発動し精霊達の力を氷槍として具現化。
また、雪の衣を纏い、敵の攻撃に備えます。
島一つを動かせる程の力を持っているのです。元より、油断する気はありません。

初手は他の味方と攻撃タイミングを合わせ氷槍を投擲。敵の注意を此方に引き付けます。
投擲後は、再度『氷槍』を手元に具現化しつつ突撃し刺突の一撃、そのまま接近戦に移行です。

接近戦の際、敵が蛸足などの力で押し返すなら、此方はその動きを利用して受け流し、切り返して敵の体勢崩しを試みます。
また、両手の手元を狙って筆記や海賊達への指示を妨害するなど、敵の攻撃動作を阻害、味方への隙を作る機会を誘発します。

配下の海賊達は、雪の衣や氷雪の膜で攻撃を防御するか、氷槍で切り払いや受け流しをして直撃回避です。
貴方達に与える物は、何一つありませんよ。


アドル・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok

ふむ、話に聞く邪神島とやら、意志があると思えばこういう絡繰りか。
スケールが桁違いというか何というか。
だが、それだけに奴自身も強力な戦力なのだろう。
後顧の憂いを断つため、助太刀するぞ。

戦闘ではバーサークを発動。小細工はせず、全身全霊を込めて敵の防御諸共叩っ切る。
とはいえ、闇雲に突っ込んでは返り討ちになりそうだ。
敵が煙幕を張るというなら、水中よりは海上の方が煙を散らし易いか。
煙幕を張る前に懐に潜り込めればそのまま斬り付けるが、張られたら張られたで、その煙幕ごと叩っ切る。
あるいは、他の仲間と上手く隙を補い合いながら敵を取り囲み、敵が動く余地をなくすか、だな。

接近後は、そのまま肉薄し敵を足止めする。
後は泥濘の地も利用して敵を鈍らせ、動きを阻害する。
飛び上がる気なら上から抑え付ける。
なお煙幕を張るなら、俺が目印代わりになれば良い。

後は敵からの攻撃だが、煙幕で目眩まししてからの全方位攻撃という感じか?
視界を遮っても音と得物が分かっていれば、後はそれに合わせて双剣で受け流すのみだ。


フィリス・ローラシア
※アドリブ、連携ok

色々と特殊な能力持ちみたいですが、それを島一つを動かすためだけに使っていたというのも驚きですね。
とはいえ、如何に強大な存在でも、孤立しているならこれもまた好機です。
遅れ馳せながら、助太刀に参上ですよ。

基本は水面走行を利用。緊急回避の時は飛翔も利用します。

戦闘ではリュカと力を合わせて攻撃です。
魔力を集中して『重唱』の術式を発動、遠距離からリュカと一緒に砲撃して、敵をその場に足止めします。
良い感じに挑発されているみたいですが、敵が逃走しないとも限りませんね。
足下や手元を狙うなど体勢崩しを試みて、攻撃妨害や逃走阻止を念入りに行います。
もし接近戦を行う味方が居たら、此方の砲撃に巻き込まぬよう注意しながら援護射撃です。

後は敵の呼び出す海賊達ですが、手段もバラバラみたいですね。
ならば水面から軽く浮いて下からの奇襲に備えた後、周囲に群がる敵を砲撃で薙ぎ払います。
遠くの敵にも応射します。
敵の攻撃には、長杖や魔力障壁で衝撃を受け流して直撃を回避。
海賊同士で同士討ちを誘っても良いですね。


呉守・晶
『改竄によって奪った歴史』が記載された海賊史なぁ?
ひょっとしてあれを奪えばディヴィジョン攻略が完了せずとも改竄で奪われた歴史が戻ってくるのか?いや、そんな都合のいい話はないか……それでも気にはなるな
海賊史がチャールズ・ジョンソンの一部なのか、それとも独立したクロノ・オブジェクトなのか、どっちだろうな

味方の交戦に紛れて【水中適応】で出来るだけ目立たないように注意しながら足下に忍び寄るように接近するぜ
魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して巨大な牙と口のような異形の大剣に変異させて、味方との戦闘の隙を突いて【水中適応】を【水面歩行】に切り替えて海面に飛び出して奇襲気味に叩き斬ってやる!
攻撃の前後にアークイーターを持つ右腕とは別に空いた左手で海賊史を奪えるか狙ってやる、海賊史を手に持っていたらその腕をアークイーターで噛み斬るのも狙ってやるよ!
お前が死んだら海賊史がどうなるか分からねぇが、それでも奪われた歴史をお前に利用され続けるよりはマシな結果になるだろうよ!
だから、喰い破れ!アークイーター!


伏見・逸
(連携アドリブ歓迎)(仲間は苗字呼び)
必要に応じ味方をディフェンス

でかい喧嘩だと聞いたんでな。この禍、助太刀するぜ

【水面走行】の力を借りての水上戦
周囲のディアボロスと声を掛け合い連携(必要に応じて【パラドクス通信】を使わせて貰う)
敵の動きの癖や消耗具合等の情報を共有

敵のすぐ近くを動き回り、声掛けもして挑発
随分頭に来てるみてえだしな、そのままカッカしてて貰おうか
冷静さが足りなければ、視野も狭まるもんだろう

【禍竜の雷霆】使用、跳躍から【エアライド】も利用しての、上から叩きつける攻撃
【ダメージアップ】を乗せて、効率よく敵の体力を削る
敵の攻撃は長ドスや尻尾で弾くか、翼を盾代わりにして直撃を避ける
多少の負傷は厭わず、動ける限りは攻撃し続ける

「味方の攻撃に繋げる為、味方を守り、敵に隙を作る」を最優先目標とし
味方が攻撃する気配を察知したら、自分の身と攻撃を囮として使う
叩きつけられたタコ足に自分の尻尾を絡めたり、長ドスを突き刺して動きを止めてやろう
…さあ、ぶち込め。なんなら俺ごと吹っ飛ばしても構わねえぞ


 ディアボロスを殺す事で苛立ちを解消せんと咆哮したキャプテン・チャールズ・ジョンソン。
 だがその猛攻を阻まんと空中より迫る影、それは空中を飛翔し戦場へと飛来したエヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)であった。
「エルドラードの成り立ちにも関わる、興味深いお話が聞けましたね……ですが、ジェネラル級やクロノス級を生み出す可能性がある存在、ここで逃がす訳にはいきません」
 先んじて敵と交渉し、そして交戦していた仲間の動き。
 その間に救援機動力にて駆け付けた彼女の役割は確実に標的を屠るべくした足止めであり、ネメシス形態を用いて攻める仲間の攻撃を確実に届ける為のブラフを演じる事。
「チィ! 援軍を用意したか、だがそのような動きではなぁ!」
 空中より一気に迫るエヴァを認めたチャールズ・ジョンソンが何時でも迎撃してくれると身構えて、巨大な海魔が追従する。
 だがもとよりその動きは織り込み済み、魔術を練り上げるかのように魔方陣を展開しつつ加速したかと思えば急減速、緩急織り交ぜ相手の攻撃を避ける動きをしていると見せかけつつ両者の距離が近づいて。
「貴方が海賊史を紡ぐのなら、私達は人類史のために勝利の道を導きます!」
 エヴァの叫びと共に、数多の蒼き炎が放たれて。
 海魔の触手ごとチャールズ・ジョンソンを焼き払わんと降り注ぐ。
 狙いを逸れて海面に落ちた炎、それらが水を蒸発させ水蒸気が立ち昇る中、チャールズ・ジョンソンは巨大な触手にてその炎を容易く防ぎ続けて手帳が開かれる。
 それと同時、多数の海賊が実体を得て海上を走り、手にしたマスケット銃より銃弾放ち空中のエヴァへの猛反撃が繰り出される。
「フハハハ、なんだその攻撃は。遊んでいるのか、舐められたものだ!」
 無謀な突撃を行った新手、エヴァの動きを嘲笑うチャールズ・ジョンソンであったがこれこそが彼女の術中。
 元より被弾は覚悟の上、致命傷さえ避けられれば、仲間が攻撃を届けられれば自身の攻撃など防がれ、常に自分が攻撃に晒される事など何の問題があろう。
 放たれた銃弾に加え海面を飛び跳ね、空中へと迫る海賊のカットラスがエヴァの体を斬りつけ鮮血が舞い、海面に赤い彩散らす中。
 その反撃にてよろめき、高度を下げて海面に激突、激しい水飛沫を上げながら滑っていくエヴァの姿。
 ディアボロスの新手などこの程度か、と一瞬の気の緩みが出たその瞬間を見逃さず、側面より迫る黄金の輝きはアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)で。
「幻影の海賊達ですか、それぞれの判断で来るというのは厄介ですのでご注意を!」
「了解、しっかし……「役目を担っただけ」ね。改めて自己紹介してくれたのかな?」
 エヴァから敵の攻撃、生み出された海賊の動きについて通信が入りそれに応じたアンゼリカの体は天使の姿から黄金の煌めき放つ戦乙女の姿に変容し。
 激昂からの慢心、油断なく当たらねば危険であるジェネラル級が隙を生みつつあることを実感し、彼女が構えるは獅子の剣であるDay Braek of Leo、その切っ先を向けていて。
 ほんの僅かに反応遅れた隙を逃さず、海水を巻き上げる様に力強い踏み込みにてアンゼリカはチャールズ・ジョンソンとの距離を詰めつつ大上段に得物を振り上げ強烈な一撃を見舞う準備を完了し。
「ジェーンもクローディアも、心強い仲間がいる。何も怖くないよ! 私の《獅子剛重斬》を受けてみろっ!」
「ぐっ、しまっ……!?」
 凄まじい重圧と共に振り下ろされた輝く刃、その一撃から身を守ろうと数多のタコ足触手が身を覆う様に伸びるもほんの僅かに間に合わぬ。
 数本の触手は斬撃を受け衝撃を殺す事には成功したが、断ち切られ刃がチャールズ・ジョンソンの体を斬り裂けば、これは攻め立てるディアボロスの始まりに過ぎなくて。
「いやはや、打てば響くって言うんだろうね!」
「そうだな。さて、あんたが鯨野郎どもと比べて格上だったかどうかは、後でこの戦いの記録を読む奴に考えさせればいいさ。歴史ってのはいつだって勝った方が作るもんだろ?」
 アンゼリカに呼ばれた名、共に索敵、交渉、そして配下との戦いを駆け抜けたジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)とクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)がアンゼリカの動きに呼応するよう距離を取り、接近戦への対応に気が向いた好機を見逃さぬ。
 クローディアが大きく腕を振り上げれば、チャールズ・ジョンソンが海賊たちを呼び出したのに対抗する様に、大砲と砲手を務める亡霊の海賊達が横一列に出現し。
 ジェーンは右手にカトラス「Macha」、左手にピストル「Nemain」を構え海面を飛び跳ねる様にチャールズ・ジョンソンとの距離を詰めるかのように接近していく。
 二人の攻撃が放たれるは防げぬ、その直撃を避けるに一番の障害は何か?
 それは眼前にて巨大な刃を振り下ろし、二の太刀狙うアンゼリカと見たチャールズ・ジョンソンは大量のタコ墨を撒き散らし、数多の触腕によってアンゼリカを打ち据え弾き飛ばすがその間にジェーンとクローディアは攻撃を始めていて。
「君は分かりやすくていいね。変に斜に構えて気取ったキャプテンより、君みたいな奴の方が部下もついてくるだろうさ」
「何を、我を愚弄するか!」
 鳴り響く銃声はジェーンの構えたピストルによる物で、攻撃開始の合図を告げる。
 それと共に放たれた称賛の言葉を逆に皮肉と感じ取ったか、チャールズ・ジョンソンは怒気を孕んだ言葉で返すがどこ吹く風、涼しい顔でジェーンは続ける。
「いやいや、これは褒め言葉さ、純粋にね。だけど、君が海賊ならこっちも海賊だ、復讐者とクロノヴェーダってより前にね」
 広がるタコ墨を切り裂く様に振るわれたカトラスによって生じる風圧、それによって薄まった黒の中より見えるはチャールズ・ジョンソンの赤き目で。
「ふん、言うな、小娘が。ならばなんだと言うのだね?」
「下だと思われたまま放置したんじゃやっていけない……いや違うか。僕が個人的に気に入らないんだよ! どっちが上か決着を付けようじゃないか、キャプテン・チャールズ・ジョンソン!」
「ふ、はははは! 我も侮られたものだな、分かり切った結末が覆せると思ったか!」
 挑発的なジェーンの言葉、明らかに不可能なジェネラル級アビスローバーであり、また黄金海賊船エルドラードの中核とも自負する自分よりディアボロスが上の筈がない。
 哀れな姿を晒す結末が分かり切っているにもかかわらず奮戦する事など無意味とばかりに手帳を取り出しペンを走らせようとする瞬間、そうはさせまいとタコ墨の中へとジェーンが飛び込みカトラスの斬撃が。
 そして至近距離、殴り合いの間合いでピストルを突きつけ発砲。
 銃弾がチャールズ・ジョンソンの胸を穿ち銃創を刻み込み、更なる連撃を見舞わんとしたジェーンが続けざまにカトラスを真一文字に凪ぐもそれは巨大なタコの触腕が防御。
 ならばとNemainの引き金を再び引いて銃声を響かせると同時、凄まじい爆発音が鳴り響き黒き煙の尾を引きながら、ジェーンが大きく後方へと飛ばされる。
「チッ、手帳に書き込むのが間に合ったか、だが。ここで決めようじゃないか。どちらがこの戦いの結末を書き残すかをな!」
 反撃のパラドクスが放たれた事を察したクローディア、だが仲間が吹き飛ばされたという事は自分の呼び出した配下による砲撃で躊躇する要素が無くなったのと同義。
 目の前に迫った巨大な刃に、高速で繰り出された連撃。
 その二種の前からも耳目を引く空中よりの攻撃で注意が散漫になっていた今ならば砲火を見舞うには最良とばかりに掲げた腕を振り下ろし。
「野郎ども、全ての砲門を開け!」
 号令かければ忠実に従う様に、砲手たる海賊達が自身の担当する大砲に火をつけ一斉発射。
 横一列に並んだ横陣から放たれた砲弾は発射と共に飛散するぶどう弾、故に海面には夥しいほどの水飛沫が巻き上がり、その中心に立つチャールズ・ジョンソンには金属の破片が文字通り雨の様に降り注ぐ。
 先んじて広げていた筈の煙幕があろうが散弾ならば問題ない、これほどまでの広範囲攻撃ならば隠れ潜む事など不可能だとばかりに轟音が鳴り響く中、されど海中より伸びる巨大な触手がクローディアに迫っていて。
「なるほど……見くびってはならぬ、という事か」
 降り注ぐ金属片、それらを受けたチャールズ・ジョンソンが静かに呟き広がるタコ墨、それと同時に数多の触手がクローディアの呼び出した海賊砲兵を打ち払い、また彼女自身も打ち据え跳ね飛ばす。
 咄嗟に振るったサーベルが顔を狙った触手とぶつかり、首を折られる事は無かったものの全身を殴打され海面を滑り停止、何とか立ちあがり口内に広がる鉄の味たる血を吐けば、海面に立つチャールズ・ジョンソンの放つ威圧感が増していて。
「援軍を起点にしての攻撃、恐らく今の攻防で更に呼び寄せたのだろう、だがな!」
 思わぬダメージを負わされた、それは自らの怒りに加えエヴァが無謀な攻撃を行い容易く迎撃出来た事による慢心からだと自己分析。
 ならばもう慢心はせぬとばかりに身構えて、既に迫ってきた新手のディアボロスを迎え撃つと警戒すればその予想通りにリベル・エストレーラ(黒狼のトレジャーハンター・g10891)とアンドリーニャ・エストレーラ(碧海のセイレーン・g10892)をチャールズ・ジョンソンは発見していた。
 だがこの慢心せぬ、と気を引き締めた事までもが仕込まれた事であったのなら?
 意図的に、簡単に迎撃されるように動いたエヴァの動き、即ち立ち回りに多少の不備があったとてそれが次なる攻撃を呼び込む誘いではないか、と考えて立ち回る。
 もしも単に動きの拙さがあったとて、誘いと呼んでしまえば一気にディアボロスを突き崩す、攻勢に出る好機を逸する思考の時を相手に与える毒はこの時既にチャールズ・ジョンソンを静かに蝕み始めていたのだ。
「頭に血が上りやすい男のようだねぇ。けど立て直してきた、油断していい相手じゃないね」
「オレ等じゃちーっと役不足かもしんねぇが、敵に不足なし。行くぜアーニャ」
 攻める面々の中での力不足を認識しつつ、役割を果たすと夫婦で挟撃を仕掛けるリベルとアンドリーニャ。
 仲間の攻撃を凌ぎきり、構えた相手を挟み込むようにしつつリベルは両の手に投げる事に適しつつ、近接戦闘でも使える海賊御用達の手斧であるフランキスカを握りつつ接近。
 二度、三度、柄の部分を弄ぶ様に軽く浮かせて握り直し投擲か近接攻撃か、揺さぶる様に振舞えば反対側からアンドリーニャがカトラスを手に何時でも斬りかかれると威嚇する。
 そんな二人を見遣りつつ、これも次なる攻撃に備えたブラフかと目線を動かしながら手帳を取り出し、ペンを取って何かを記入せんとした瞬間。
「あら、その手帳から海賊を呼んだりするってことは。あの有名なチャールズ・ジョンソン? 私も『海賊史』は読んだことがある。面白い本だ」
 クロノヴェーダに奪われた本来の歴史、その中に存在する海賊史の著者の名であり、また眼前のアビスローバーが奪い取った名と書物の題名を告げるアンドリーニャ。
 あえて相手を煽てる様に言葉を発し、出方を伺うが無反応、ならばもう一声かと言葉を続ける。
「どこで読んだか、信じちゃもらえないかもしれないけど。綿密な調査がなきゃ書けないし、詳細な記述はどんな賢者の手のものかと思ってたね」
「フン、出まかせか何かか? 我の書を貴様らが読む機会など在りはせぬ」
 人類史にある書物とクロノヴェーダが手にする手帳、その内容が同じとは思えない、そして恐らく記している内容も違う上にディアボロスが目にする事など出来ぬとチャールズ・ジョンソンが持ち上げるような言葉など通用せぬと冷たく返す。
 だが、それならば。
「ああ、ああ。なるほど、私達の様な者が読めない程の高尚な書物を記せる、そんなお偉い人を裏切ったとは、断片の王も命知らずだ。制裁の一つも加えたくなるよねぇ」
 ディアボロスが目にする機会が無い素晴らしい書物、それを記せる存在の信を裏切った断片の王の所業を思い出させ、そして文句どころか制裁という強い言葉。
 真意を聞き出し場合によってはやり返す事も望んでいるのだろうと怒りの感情をくすぐる言葉を聞き、一瞬そちらに思考が持って行かれそうになったチャールズ・ジョンソンの隙。
 それを逃さぬと戦場に響き渡ったのはリベルの獣の如き咆哮で。
「オオオオオオオアアアアア!!」
 その叫びと共に彼は黄金に輝く満月のような光を纏い、海面蹴って一気に距離を詰めて行き。
「便利な物書きだなぁ、海神とやらにとっては便利だったんだろうよ。文句言いに行くつもりが、またいいように利用されちまうんじゃねぇか? そんな事にならねぇように、ここで倒されちまいなっ」
 自分で倒してやるとばかりに次々と繰り出されるフランキスカによる斬撃。
 だがその攻撃は数多の触手が受け止め、傷つきながらもチャールズ・ジョンソンの体そのものを傷つけるには足りなくて。
 ならばフットワークを生かして回り込むとばかりに右へ左へ、飛び跳ね触手の隙間を狙い再びフランキスカを叩きつけるリベルの攻撃を再び触手が防御して。
「この程度、いや。こういう時こそ、か」
 赤き双眸でリベルを睨み手帳に文字を記せば直後に巻き起こる大爆発。
 回避も防御も間に合わぬ、そして自分の身を案じてくれていた妻であるアンドリーニャが守りに入る事も出来ず、リベルは爆発によって吹き飛ばされ海面へと叩きつけられていく。
「ッ! これ以上、私の旦那様に手を出さないでおくれ」
 直後、リベルの踏み込みに合わせて切り込んでいたアンドリーニャがカトラスの刃を突き出せば、確かに柔らかき物を刺し貫く感触が手に伝わる。
 されどそれも巨大な触手が防いだ状況、ダメージは与えているも痛撃とはならず、再び文字を記す様にペンが動けばアンドリーニャも爆発によって吹き飛ばされる。
 咄嗟に翳した緑の薄絹、アンドリーニャが身を守る様に広げたAves del paraísoも焼き焦がした爆発で迫るディアボロスを凌ぎきり、だがこれは本命の攻撃を誘う何かかと警戒するチャールズ・ジョンソン。
 それはある意味で正解で、またある意味でも間違いで。
「相手がどれ程強い海賊だろうとも我々はその力を打ち破ってあなたに勝ちます。それが我々、ディアボロスです」
 追撃する好機を逃し、本命の攻撃という存在しない幻想を警戒したチャールズ・ジョンソンをさらに揺さぶらんと白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)が隙を突くとばかりに詠唱開始。
 だがしかし、この攻撃は隙というにはあまりにも短すぎる刹那の瞬間。
 上位者たるジェネラル級を相手に隙を見るという行為は攻撃する機会そのものが存在しない可能性もある悪手、故に強引に短き瞬間に攻め入るか。
 それが無理ならば隙を見るのではなく仲間が作るか、自分で何らかの手を下し存在しない隙間をこじ開ければより効果的な攻撃となり得る一手であろう。
「我が音に応えて来たれ。これ即ちその身を貫きたる魔力の砲撃!」
「やはり来たか、だが温い!」
 ほんの僅か、効打となるかは難しい刹那の攻防。
 一直線にチャールズ・ジョンソンに向かって飛ぶ魔力の塊は途中で拡散、錐の形へと変化してその身を穿たんとしていくが。
 連続攻撃を想定、身構える中で再び呼び出されるは数多の海賊、その全てが飛来する魔力錐に恐れるどころか果敢に飛びつき、その身を貫かれようとも蛍を切り伏せ、銃弾を捻じ込まんと前進する。
「なるほど、そうきますか。なら全員ぼこりますわよ」
 次々と繰り出される海賊の幻影たち、恐れ知らずのその軍勢が自らを害するとばかりに迫るのならば魔力の錐にて纏めて同時に吹き飛ばせば良いだけだ。
 故に逃げも隠れもする気は無いと海上で再び魔力を練り上げて、迫る海賊の後方に立つチャールズ・ジョンソンを凝視して。
「持久戦だろうが何だろうがやったりますわよ。倒すまで戦い続けますわよ。お付き合いくださいましね。よし、いきますわー」
「こ、こやつ……!? いや、この動きこそが」
 海賊の幻影が放った銃弾、それを魔力の障壁にて勢い減じ、軌道を逸らして肩口に受けた蛍が痛みも気にせず前に出て。
 切り結ぶならばやってみせよとばかりに魔力の錐を放出、幻影ごとチャールズ・ジョンソンに飛ばす強引な攻撃を敢行する。
 あからさまに隙のある攻撃、だが緒戦で無謀な攻撃いなし猛反撃を決めた直後の痛打を受けた身、こういった誘うような立ち回りに必要以上に警戒してしまい攻め切れぬ。
 まだ新手が来るはず、本命の攻撃があるはずだとチャールズ・ジョンソンが反撃を切り上げて一度後方へと退いたその時に。
「でかい喧嘩だと聞いたんでな。この禍、助太刀するぜ」
「話に聞く邪神島とやら、意志があると思えばこういう絡繰りか。スケールが桁違いというか何というか。後顧の憂いを断つため、助太刀するぞ」
 冷静に戦況を再分析などさせぬと伏見・逸(禍竜の生き先・g00248)が回り込み、後方に逃げる事などできはしないと声を出し。
 同時に正面から攻めんとアドル・ユグドラシア(我道の求道者・g08396)が左右の手に持つサーベルを力強く握りしめ追い立てる。
「やはり来たか、今までを見るにこやつらが……」
 立て直しを許さぬ猛撃、先の攻撃が痛打を与えるに至らなかったが下がる事を阻む様にディアボロスが回り込んできた現状。
 ここが本命かと思考し、注意が向いたその瞬間に更に毒は回っていて。
 密かに海中を進む影、それは海上での戦いに耳目が向いていることを利用して痛打を叩きこむべく迫る呉守・晶(TSデーモン・g04119)であったのだ。
 そんな伏兵が迫る事などつゆ知らず、海上にて一気に決めんと接近戦を仕掛ける逸とアドルが本命かと見たチャールズ・ジョンソンは数多のタコ脚触手を展開し、叩き伏せると身構える。
「おーおー、やる気じゃねーか。しかしそんなカッカしやすいから裏切られて道具にされたんじゃねーのか? オイ」
 ならばその堅牢に、そしてディアボロスを跳ね除けんとした構えを崩してやるとばかりに逸は挑発的な言葉をかける。
 されどそんな挑発には乗らぬ、それが誘いであり本命の攻撃を呼びこむ為の囮の役割だろうと逸の狙いを看破して、無言でアドルに目を向け仕掛けて見せよと逆に誘うチャールズ・ジョンソン。
 しかしこのやりとりはパラドクス通信にて皆が共有、勿論海中から迫る晶も把握して。
「ハッ、俺は眼中に無いってか、だったら……これでどうだ!」
 自分は囮だ、しかしその囮が迫ればどうするとばかりに空中高く飛び上がり、逸は長ドスを構えて急降下。
 チャールズ・ジョンソンの触手を刺し貫き、そのまま本体までもを串刺しにと狙ったがそれは叶わず、巨大な触手が動く事にて刺し貫いた長ドスの切っ先は逸らされ海面を空しく穿つ。
 ならば更に攻めるとばかりに逸は長ドスを差したまま、自らの尻尾を別のタコ足に巻き付け、自由な片手で更に別のタコ足を強引に掴んでいく。
「……さあ、ぶち込め。なんなら俺ごと吹っ飛ばしても構わねえぞ」
「貴様……! ええい、離せ!」
 あえて敵の攻撃を、タコ足の乱打を受けてでも、一本でも足の動きを拘束してやるとみせた逸の行動。
 仲間に向かって自分ごと攻撃しても構わない、このジェネラルを討てるのならば自身の傷など安いものだと言わんばかりの動きを前に、チャールズ・ジョンソンは多量のタコ墨を撒き散らし、アドルの攻撃を阻みながら逸の体を殴打する。
 だが、その猛撃を受けつつも逸は耐え、そしてアドルが迫る気配が近づいて。
「如何に守りを固めようが。全て、断ち切る……!」
 先ずは右の一太刀、煙幕を吹き飛ばすような凄まじい剣圧による風がタコ墨を切り裂き跳ね除け、逸を打ち据える姿を白日の下に晒していき。
 続けて左の一太刀、全身全霊を込めた振り下ろしがチャールズ・ジョンソンに向かって放たれる。
 咄嗟に余る触手が壁となるが、その壁を切り裂きその下にある本体に刃が届くもほんの一瞬、ほんの僅かに早くチャールズ・ジョンソンは後方へ逃げる様に飛び退いて。
 触手を一本失い、また体の前面、赤きシャツを切り裂かれ血を吹き出しつつも受けた刃による傷は浅い状況に抑え込んでいたのであった。
「上手く凌いだか、だがまだだ!」
 渾身の一撃、手ごたえあったが浅い事を察したアドルはこの機を逃さぬ、本命は自分だと主張する様に更に踏み込み、ここで仕留めるとばかりに更に攻撃を続けようと二振りの長剣を振り上げる。
 だが直後、周囲に広がるタコ墨による煙幕と唸る風切り音、それは触手による殴打の始まりを告げる物であったのだ。
 視界が防がれた中、されど音によってある程度の方向はわかるとアドルは攻撃を中断、長剣翳し受け止めるも彼の腕は二本、対する触手はそれを上回る数であり。
 二発は凌ぐも次々と放たれる反撃は受け止め切れず、肩を、脛を撃たれ衣服が弾け飛んでいくが、彼は無理矢理前に出て、被弾しつつもその剣を振り下ろす。
 されどその攻撃は届かない、触手が刃を受け流し煙幕の先で赤い瞳がボウっと嘲笑うかのように揺れていて。
「今のは危なかった、が。ここまでだな」
 本命の攻撃は凌ぎ切った、そう宣言したかに聞こえたチャールズ・ジョンソンの言葉だが、それは認識の誤りで。
 海中から立ち昇る激しき泡、それに気付いた時には既に手遅れ、チャールズ・ジョンソンの足元には晶が迫り、得物であるアークイーターを変形させていたのだから。
「お前が死んだら海賊史がどうなるか分からねぇが、それでも奪われた歴史をお前に利用され続けるよりはマシな結果になるだろうよ! だから、喰い破れ! アークイーター!」
「なっ、しまっ……!?」
 海中から晶が飛び出すと同時、手にした刃は巨大な牙持つ顎となってチャールズ・ジョンソンの体に喰らいつく。
 2人のディアボロスが接近戦を狙い、一人が自分の体を砕かれようとも構わぬと纏わりつき、また別のディアボロスがその隙に猛撃を仕掛ける流れ。
 これが本命と認識していた中で完全に虚を突かれ、深々と食い込んだ刃は夥しいほどの鮮血を撒き散らす一撃となり海面に赤い色が広がって。
「ハッ、見くびらねぇ、って言ってたがこのザマか」
 反撃受け翼が折れ、尻尾も異常なまでも曲げられた逸が挑発するような言葉を放つ。
 その言葉に我を失い、大きく触手を振り回し逸を遠方へと跳ね飛ばし、空いた触手で晶を打ち据えんと再びタコ墨の煙幕を広げていく。
「おっとぉ、流石にこうなっちゃ海賊史を奪うなんて無理か」
 広がる煙幕と同時、無茶苦茶に振るわれる触手の気配の中で海賊史を強奪できぬかと考えていた晶の狙い。
 そんなものは出来ぬとばかりに打ち据える反撃は、想定外のダメージを受けた事に対する怒りも籠ってか執拗に彼女の体を傷つける。
 だがしかし、この場でアドルと同時に晶を狙い、煙幕を展開しながら攻撃をするという事は今ここで近接戦闘が行われているのを周知しているのと同義であり。
「色々と特殊な能力持ちみたいですが、それを島一つを動かすためだけに使っていたというのも驚きですね。とはいえ、如何に強大な存在でも、孤立しているならこれもまた好機です」
「はい、一人の力で島全体を動かすというのも、壮大な話ですね。自意識を奪われたその境遇自体には同情しますが、逃がす道理もありません」
 ここで確実に仕留めると響く声、それはフィリス・ローラシア(夢現の竜使い・g04475)とフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)の物。
 組み付き、海賊史を奪ってやると手を伸ばす行為とそれを阻もうとする動き、それによって注意が完全に逸れた今こそ両者のパラドクスが痛打として、そして致命の一撃として放つ好機である。
 フィリスが海面に立ち、その横ではミニドラゴンのリュカが大きく息を吸い込んで巨大化する。
 それと同時、フィリスとリュカは魔力を高め、立つ海面を凍らせるほどの冷気をその身に湛え何時でも攻撃を放てると目配せを。
 その目配せに応じるフィーナ、彼女もまた氷雪の力を得意とするディアボロスであり、既にその手には氷で出来た槍が握られて。
「もう少し。接近戦をされているお二人が離れるタイミングがある筈です」
「ええ、その機会を見逃さずに。攻撃のタイミングを合わせましょう」
 いつでも攻撃を放てる状況、それが既に構築された事を察したのだろう、晶とアドルが煙幕の中からボロボロになりながらも脱出、そして海中へと潜った瞬間を見逃さず。
「リュカ、本気で行きましょう……私に続いて下さいね……!」
 先ずは鬱陶しい煙幕を吹き飛ばしつつ攻めるとばかりにフィリスが魔力を放てば、リュカが咆哮と共に凍てつく冷気のブレスを放っていく。
 凄まじき吹雪の如きそのブレスはタコ墨の煙幕を吹き飛ばし、その中に立つチャールズ・ジョンソンを容赦なく凍らせて。
「ここで貴方を討ち果たすため、持てる全力で参ります。お覚悟を」
 煙幕が晴れた瞬間、フィーナが放つ氷の槍。
 吹雪の如きブレスの中にあって異質な太きその槍はチャールズ・ジョンソンの腹部に突き刺さり、凍り付いた海面にその体を縫い留めるかのようであった。
「ごっ……!? ぐほ、あ……ぐ、ぬううう、おのれぇえええ!」
 認められない、自分が何故こうも追い詰められているのか。
 そんな事は許されないとばかりに吼えるチャールズ・ジョンソンは震える手で手帳をめくり、海賊達を呼び寄せる。
 何度目かもわからぬその召喚に応じた海賊は各々が好き勝手に突き進み、ある者はカトラスを振るい氷槍構えるフィーナに斬りかかり。
 またある者は次々とピストルを乱射、フィリスとリュカを攻め立てる。
 しかしこの反撃に上手く対応するよりは、一気に大勢を決する為にも更なる一撃を放つべし、そう察したフィリスとフィーナは頷きあって、被弾しつつも攻撃の構えを継続。
 銃創を体に刻み、また刃による切り傷が増える中で再び放たれたリュカによる氷の吐息、それは海賊たちを凍り付かせ、またチャールズ・ジョンソンの身を守る触手をも同時に凍らす。
 そして生まれた空間を氷の槍を携えて、フィーナが全力で駆けていく。
 このままでは接近戦、しかしそうはさせぬと海賊たちがフィーナに殺到、その身に組み付き刃を突き立てようとする中で、雪の衣を翻しその刃を受け流し、組み付かれ足を止められたのならばまだ手はあるとフィーナは睨む。
「面倒な。しかし貴方達に与える物は、何一つありませんよ」
 そう冷たく言い放ち、手にした氷の槍を投擲。
 咄嗟に身を捻り、直撃避けたが新たに一本の触手が失われ、チャールズ・ジョンソンは万事休すとなっていて。
「ば、馬鹿な……我が、我がこんな事に」
 信じられぬと言った様子でワナワナと体を震わせ、何とか活路を見出さんとしていたが。
「なるほど、まだ諦めてはいませんか。しかし」
 逃げ場はないと告げるかのようにフィリスがリュカに命じれば、海面を凍らせるかのように放たれる凍てつくブレス。
 それに気を取られれば、先ほどから迎撃し、退けたディアボロスが。
 海面からはエヴァが顔を出し、リベルとアンドリーニャが互いに肩を貸し合う形で海面を歩いて来て。
 アドルと逸が並び立ち、離れた場所ではもう終わりですねと名残惜しそうな、皮肉めいた微笑みで蛍が立つ。
 忌々し気に後ろを見ればそこには既にアンゼリカとジェーンの姿、周囲を見れば更にはフィーナに晶、クローディアも包囲するように海面に立っている。
「お、おおおお、こんな、こんな事が……!」
「ハッ、ここまでだな、しかし『改竄によって奪った歴史』が記載された海賊史なぁ?」
 震えるチャールズ・ジョンソンが手にする手帳、歴史が記された手帳故にアレが奪えれば歴史を取り戻せるのか、それともそんな都合の良い話などは無く。
 チャールズ・ジョンソンの一部であったり、また一種のクロノ・オブジェクトであるのかと全てが決した今だからこそ余裕を持って考え見れる晶。
 さて、それが如何なるものか倒してみれば分かると皆の視線が注がれる中、不敵に笑うクローディアが非情なる通告を発していく。
「あんたの物語にピリオドを打ってやるよ。これで「一巻の終わり」だ!」
 その言葉を皮切りに、各々が容赦なくパラドクスの集中砲火。
 身を守ろうと巨大なタコの触手を球状に縮めるがそれは気休めに過ぎず、凍てつき、砕け、吹き飛び、燃えて、斬り裂かれ。
 触手による守りが失われ、チャールズ・ジョンソンの体へ次々とパラドクスが突き刺さり、赤きシャツと赤きコートに返り血ではない、彼より吹き出した鮮血が新しい色を加えていく。
 猛攻撃が終わった後、そこには衣服がズタボロになり右腕が失われ、両足の末端から崩れ始めるチャールズ・ジョンソンが立っていて。
「ば、馬鹿な……我は全ての海賊を、生み出した存在だぞ……その我が、こんな、ちっぽけな存在に」
 認められぬと海賊史を持つ左手を掲げ、何か出来ぬかと足掻くチャールズ・ジョンソン。
 だが彼がちっぽけと評したディアボロスは残留効果を重ね、仲間との協力の果てに勝利という結果をもぎ取ったのだ。
 一人二人の力では綻びがあったであろう戦い、されどその綻びを縫い合わせるように戦うが故にこの勝利があるとも言えよう。
 しかしその事実に気付ける事無く、チャールズ・ジョンソンの体は崩壊、最後に海賊史を持つ手が海面に落ちると同時に海賊史もまた存在が薄まるかのように、半透明に変化して。
 海の中に溶け込むかのように消滅すると同時、数多のエネルギーのような球体が上空へと昇り消え去っていく。
 それはまるで、海賊史に縛られた何かが解き放たれたかのようであり……数多の海賊を著す者との激闘、その終わりを告げるには相応しき光景であった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【動物の友】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
【飛翔】がLV5になった!
【狼変身】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
【ガードアップ】がLV3になった!
【ダブル】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV6になった!
【アクティベイト】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2025年01月16日
宿敵 『キャプテン・チャールズ・ジョンソン』を撃破!