リプレイ
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
船が沈められる危険性と隣り合わせな状況は何度経験しても慣れないけれど
相手の目的が明確ならば、備えて迎え討つだけです
『しながわ』の防衛を万全なものとする為【水中適応】で行動範囲を広げておきましょう
状況に合わせてあれば【水面走行】もお借りして行動し、突破される隙を作らないよう留意
やや後衛から戦況を見つつ『ラピッドデストロイヤー』を迎撃する味方を援護します
クラゲ型爆雷を複数呼び出し、防衛網の突破口を作るべく接近する敵を攻撃します
クラゲの群れの結界術で足止めしつつ爆破の勢いで移動速度を殺し、味方のとどめに繋げましょう
更に味方の攻撃を逃れた敵を仕留めるなど、臨機応変に対応します
海の戦いで冥海機の移動速度には簡単に追い付けない事は織り込み済みです
代わりに経験と連携で補えば…!
負傷の軽減の為「氷盾」を構え【ガードアップ】も合わせて耐えつつ、触手は軍刀で払い対処
防衛に徹底し敵の注意を引きましょう
敵の配置に合わせ都度移動を重ね『しながわ』を巻き込まないよう注意しつつ敵を殲滅していきます
ラキア・ムーン
……代替品として『しながわ』を建造出来たのは、良い手だったな
パラドクストレインと組み合せれば、この時代の艦でも早急に移動出来、そして間に合った
このチャンス最大限活用させて貰う
水面走行で出撃し『しながわ』を狙うラピッドデストロイヤーを迎え討つ
『しながわ』を背に守るように立ち、敵影を捕捉していこう
仲間との連携は常に取り、敵を突破させない様に展開
パラドクス通信を借り受け、仲間との連絡は絶やさずに行動
敵影を捕捉したら【Call:Wing_Edge】起動
術式により風の刃を周囲に展開
ラピッドデストロイヤーが射程に入り次第、最短経路で狙い射出
敵の移動を邪魔するように、正面を目掛けて攻撃を飛ばし敵の前進する勢いも利用して風の刃で斬り裂いていこう
敵砲の射線を確認し防御軌道
《RE》Incarnationを構え、タイミングを合わせて敵の砲を迎撃
確認した射線より体をズラし、少しでも攻撃の勢いを逃がしてダメージコントロール
砲の余波は武装制服で受けて、しっかりと防御していこう
悪いが1人たりとて此処からは帰さん!
三笠・濃藍
さて、最終決戦だ
ここで超大和を撃破し、奪還戦無しでこのディヴィジョンを奪還する為に…『しながわ』は破壊させないよ
パラドクスを発動
命中アップで精度を高めた後、高速で飛翔する魚雷を撃墜する様に周囲に存在する『事象』のあらゆる『陰性』から『影』を生み出された影の剣を射出
奇襲・強襲に長けた環境抽出兵装は、魚雷を撃墜した後反撃として今度はラピッドデストロイヤーの『陰』から生み出され、無尽に射出される剣の包囲網を作り出して串刺しにしていく
これが現在のディアボロス……奪還戦無しでも、この位は出来る
無尽蔵に『事象の陰』という曖昧だが確かに存在する属性から『影の剣』を生成していき、ラピッドデストロイヤーの群れを殲滅していく
これで『しながわ』は撃沈される事は無い
次は、君達だ……『比叡』
そう言って影の剣をジェネラル級とその護衛に突き付ける
アンゼリカ・レンブラント
相手にとっては必死の『しぶや』撃墜だったんだろうけど
準備万端、心を折るのがディアボロス!
しっかりとここで撃破していかないとね
仲間持参の水面走行を借り、水中に水着で立っては
パラドクスの雷剣で向かってくるトループス級を迎撃っ
斬り撃ち込んだらすぐにダッシュで一撃離脱、
突破を図ろうとする敵の進路をふさぐように立ち回っていくよ
相手はスピードに長けた相手だからパラドクス通信を駆使して
敵の動き、どこを突破しようとしているか等
逐次情報を共有しつつ殲滅していこう
相手はこちらの防衛線の乱れを狙ってくるはず
戦闘中もしながわまで敵が向かえないよう位置取りには気を配るよ
攻撃対象はしながわへ突破しようとする相手、近い相手を優先
絶対にしながわまでは抜かせないよっ
相手の魚雷はしっかり障壁で凌ぎ、
反撃をお返しして撃破を狙うよ
ヤ・ウマト攻略陣の尽力で迎えた大一番だもの
ここで取りこぼす訳にはいかないよね
私も一助となるよっ!
気合い十分!《雷剣波紋衝》で殲滅を狙うね
ふっとべーっ!
ラピッドデストロイヤーたちはここまでかな
さぁ次々!
レイラ・イグラーナ
MI作戦も全貌はうかがい知れぬまま……ですね。
ですがそれは、作戦の前提を阻止し続け、敵の作戦の発動自体を阻害できているということ。
この「しながわ」防衛作戦もそのための一つ。私もその一助となりましょう。
【水面走行】を用いた水上戦闘をメインで行います。
決して前に出すぎず、焦らず。【パラドクス通信】を発動させている方がいれば使わせて頂き、他の復讐者と防衛網を作ることを意識して戦闘を行います。
特に【水中適応】で水中で戦われる方とは連携を取り、防衛ラインに穴が開かないように。
必要以上に追うことはございません。敵の狙いは「しながわ」。待っていれば必ず攻撃を仕掛けて来ます。
迫りくる敵に対して【手製奉仕・陥】。敵の海戦装による防御や飛翔する魚雷の隙間を狙い、銀の針の投擲で敵の肉体を的確に貫きます。
敵が攻撃後一撃離脱するようなら深追いはせず他の復讐者に任せ陣形を整え、他から流れてきた敵の迎撃を行います。
飛翔する魚雷に対しては防弾コート「Chat Noir」で身を守り、深手は負わないように立ち回ります。
月鏡・サヨコ
比叡は『しぶや』に向けて特に多くの部隊を差し向けていたジェネラル級
金剛型の名を冠するジェネラル級の半数を失ったことで、報仇雪恨に懸ける想いが強いのだろう
……私は彼女の悲願を理解する。しかし、叶えさせはしない
【水面走行】を借りて『しながわ』から出撃
同時に【泥濘の地】を展開して敵群の艦への接近を遅延する
私自身は艦から比較的近い距離に陣取り、仲間の攻撃を切り抜けてきた敵の精鋭の前に立ち塞がって、彼女たちが艦に取りつく前に沈めに行こう
遠距離の仲間とは【パラドクス通信】(なければ無線か大声)で連絡
基本は自分の持ち場を保ちつつ、重点的に人手が要る戦域が生じた場合は加勢する
――『閃電・月影』起動
近づいてくる敵を≪対艦軍刀『銀鉤』≫から放つプラズマ波で迎え撃つ
敵が刀の間合いにまで距離を詰めて来た時は、灼熱を纏う斬撃で一気に装甲を溶断して艦への肉薄を防ごう
反撃の砲弾は刀を振るって斬り払うか、≪海戦装用増設防盾≫を咄嗟に向けて急所への着弾を防ぐ
この戦いに総てを懸けているのは私達も同じ
執念で敗けるつもりはない
●『しながわ』を守れ!
「……代替品として『しながわ』を建造出来たのは、良い手だったな」
『しながわ』に乗ったラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は海に視線を向け、決死の覚悟で迫る敵艦隊を見る。
「パラドクストレインと組み合せれば、この時代の艦でも早急に移動出来、そして間に合った。このチャンス最大限活用させて貰う」
飛び降りると【水面走行】で海面に着地し、迎撃に出撃する。
「相手にとっては必死の『しぶや』撃墜だったんだろうけど、準備万端、心を折るのがディアボロス!」
堂々と海面に立つアンゼリカ・レンブラント(白鯨殺し・g02672)は寒そうな水着姿で冥海機艦隊を待ち構えていた。
「しっかりとここで撃破していかないとね」
いつでも迎撃できると気合十分で、寒さを感じないほどテンションを高めた。
「船が沈められる危険性と隣り合わせな状況は何度経験しても慣れないけれど、相手の目的が明確ならば、備えて迎え討つだけです」
海面に立つ三間・勲(漁火・g10186)は『しながわ』を背後に守り、やや後衛から仲間と敵が一望できるように位置取る。
「MI作戦も全貌はうかがい知れぬまま……ですね。ですがそれは、作戦の前提を阻止し続け、敵の作戦の発動自体を阻害できているということ」
レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)はディアボロスの作戦が順調故に妨害できているのだと考えた。
「この「しながわ」防衛作戦もそのための一つ。私もその一助となりましょう」
海面に立つと、焦らず後方から仲間と敵の姿を確認し、防衛ラインに綻びが出来ないように注視する。
「比叡は『しぶや』に向けて特に多くの部隊を差し向けていたジェネラル級。金剛型の名を冠するジェネラル級の半数を失ったことで、報仇雪恨に懸ける想いが強いのだろう」
月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)は姉妹艦を失った比叡の気持ちを察する――。
「……私は彼女の悲願を理解する。しかし、叶えさせはしない」
それでも、こちらにも譲れぬものがあると、『しながわ』から出撃して前に出る。そして【泥濘の地】を自分を中心に展開して、接近する敵の足を遅くして少しでも艦に向かう速度を遅延させた。
「攻撃を仕掛けるわ!!」
「絶対に突破口を開くのよ!」
先陣であるトループス級駆逐艦『ラピッドデストロイヤー』達が牽制に砲撃しながら高速で接近してくる。すると泥濘の地帯に入り足が遅くなった。
「これはっ!」
「気にせず進むのよ!」
だが構わず速度を落とそうともラピッドデストロイヤー達は躊躇わずに前進していく。その動きから練度の高さが伺えた。
「此処を通れると思うな」
『しながわ』を背に守るように立つラキアが近くで着弾し水柱が起きるのも気にせず、狙い澄ましてパラドクス『Call:Wind_Edge(コール・ウィングエッジ)』を発動し、術式により風の刃を周囲に展開すると、敵が射程に入った瞬間に射出する。敵の進む最短ルートを潰すように正面から飛んだ風の刃は、ラピッドデストロイヤーを切り裂き血を噴き出させた!
「きゃああああ!!!」
「ディアボロスの攻撃よ! 応戦を!!」
「そこを退きなさい!」
足止めを受けるラピッドデストロイヤーも負けじと素早く動きながら砲撃を放つ。
「その程度の砲撃で、私を退かせられると思うな」
ラキアは突撃槍〈《RE》Incarnation〉を構え、飛んで来る砲撃の射線を確認して身体をずらし、少しでも直撃を避けながら槍で受け止め、爆発の衝撃は〈武装制服〉で防ぐ。そうしてその場を離れずに敵の針路に立ち塞がる。
「魚雷を叩き込むわよ!」
「了解よ!!」
ラピッドデストロイヤーが魚雷を連続で発射していく。爆発によってディアボロスの守りを崩そうとしていた。
「さて、最終決戦だ。ここで超大和を撃破し、奪還戦無しでこのディヴィジョンを奪還する為に……『しながわ』は破壊させないよ」
仲間と肩を並べる三笠・濃藍(藍色の静寂・g09861)は迫りくる冥海機に向け、パラドクス『環境抽出兵装・絶対竜王たる影の剣(ニライカナイ・シャドウロワイヤル)』を発動し、周囲に存在する『事象』のあらゆる『陰性』から『影』が生み出され、影の剣が射出されて接近する前に魚雷を爆発させた。
「魚雷が!!」
「影? 構わないわ撃ち続けるのよ!!」
ラピッドデストロイヤーは魚雷を撃ち続けて押し切ろうとする。
「攻撃にばかり集中していては、足元がお留守だよ」
濃藍はラピッドデストロイヤーの陰から影の剣を生み出し、無尽に射出される剣の包囲網を作り出して串刺しにした!
「ぎゃあああああああ!!!」
「ああ、こんなところで沈む訳には……」
全身を血に染めてラピッドデストロイヤーが力尽き赤くなった海に沈んでいく。
「これが現在のディアボロス……奪還戦無しでも、この位は出来る」
無尽蔵に『事象の陰』という曖昧だが確かに存在する属性から『影の剣』を生成し、ラピッドデストロイヤーの群れに攻撃を仕掛けていく――。
「動き回るのよ! 的を絞らせないで!」
「相手の防衛を崩すのが役目、足を使って搔き乱すわ!!」
ラピッドデストロイヤーが動き回り、挑発的に近づいたり離れたりして行動を読ませない。
「誘いを掛けられていますね。ですが必要以上に追うことはございません。敵の狙いは「しながわ」。待っていれば必ず攻撃を仕掛けて来ます」
レイラが【パラドクス通信】で仲間に呼び掛けて、敵の誘いに焦って出過ぎないようにと伝える。
「乗ってこないわ!」
「く、こうしている間にもこっちは被害を受けていく……こうなったら強引に行くしかない!」
暫く搔き乱そうとしても、ディアボロスがじっと守りを固めているのを見たラピッドデストロイヤーが攻撃に出る。
「魚雷を撃ち込んで爆風で道を開けるのよ!」
「わかったわ!!」
ラピッドデストロイヤーが飛翔する魚雷を一斉に発射しながら前進する!
「痺れを切らしたようですね。迎撃します」
対して敵が接近するのに合わせ、レイラがパラドクス『手製奉仕・陥(ハンドメイドサービス・アサーダ)』を発動し、銀の針を投げて魚雷群をすり抜けてラピッドデストロイヤーに気付かれずに胸を貫いた!
「なんっ!! がふぁっ
!!!!」
胸に刺さった針を驚いた顔で見下ろし、大量の血を吐いてラピッドデストロイヤーが絶命する。
「魚雷は……全ては消えていませんね」
死んだ敵の魚雷は消滅したが、まだ他の敵が撃ったものが飛んで来る。それを針を投擲して爆発させ、防弾コート〈Chat Noir〉で身を守り衝撃を受け止めた。
「突き破るわ!」
その爆発に紛れて接近したラピッドデストロイヤーが防衛網に穴を開けようとする――。
「――『閃電・月影』起動」
しかしそこに待ち構えていたサヨコがパラドクス『閃電・月影』を発動し、〈電気投擲鞘『斗號』〉から〈対艦軍刀『銀鉤』〉に膨大な電力を供給して帯電させ、軍刀を抜き打ち横一閃に振るうと、白い三日月型のプラズマ波が放たれラピッドデストロイヤーを燃え上がらせ吹き飛ばした!
「ぎゃああああああああああああああああ
!!!!」
悲鳴を上げて黒焦げになったラピッドデストロイヤーが海の藻屑となる……。
「あっちはダメなようね」
「こちらから突撃して突破口を切り開くわ!」
違う方向からラピッドデストロイヤーが高速で海面を疾走し、硬化させた触手でディアボロスを退けようと迫る!
「敵が防衛網に突破口を作ろうとしています! 迎撃して足止めします!」
勲は敵の動きを仲間に報せながら迎撃に動き、パラドクス『海月爆殺結界』を発動し、クラゲ型爆雷の群れを召喚して次々と突撃させて爆発を起こた。
「きゃあっ!!」
「魚雷!? 防御をっ間に合わない!!」
ラピッドデストロイヤー達は衝撃を受けて速度が落ち足が止まる。
「とどめをお願いします!」
勲が敵の動きを止めると、連携して仲間が動く――。
「絶対にここは通さないよ!」
針路に立ち塞がるアンゼリカがパラドクス『雷剣波紋衝』を発動し、手にする大剣〈Day Braek of Leo〉に雷光を宿して突っ込むと閃光のように振り下ろしてラピッドデストロイヤーを両断した!
「なっ? ぎゃああああああっ!!!」
斬られてから攻撃を受けたと気付いたラピッドデストロイヤーが左右に倒れて沈んでいく。
「よくも!!」
仲間をやられてラピッドデストロイヤーが怒って攻撃しようとするが、アンゼリカは足を止めずにダッシュで離れていた。
「逃がすものですか! 倒して突破口を開くわ!!」
そこへラピッドデストロイヤーが魚雷を放つ。海を疾走する魚雷が足元からアンゼリカに襲い掛かる!
「万が一にも流れ弾が『しながわ』に当たったら危ないからね!」
アンゼリカは振り向いて追い駆けて来る魚雷を〈誓翼の闘魂障壁〉で受け止める。爆発の衝撃に流されそうになるが踏み留まり攻撃を凌いだ。
「私は迂回していくわ、こっちで注意を引いて」
「了解よ!!」
「敵が1体逸れて移動してるよっ!」
「回り込む敵は僕に任せてください!」
アンゼリカが【パラドクス通信】で連絡を入れると、勲が返答して単騎で動く敵にクラゲ型爆雷を放ち、至近距離で爆発させた!
「そんなっきゃあああああああ
!!!!」
悲鳴を上げてラピッドデストロイヤーが吹き飛び、そのまま海に沈んでいった。
「沈めました! こちらは大丈夫です」
倒しても気を緩めず、勲は次の敵の動きを探るように視線を動かす。
「なんとしても防衛の綻びを作らなくては!」
「命懸けでいくわよ! 私たちの働きでヤ・ウマトの運命が決まるの! 後に続く仲間の道を作るわ!!」
ラピッドデストロイヤーが懸命にディアボロスの防衛網に穴を作ろうと、砲撃して高速戦闘を仕掛ける。
「悪いが1人たりとて此処は通さん!」
「ひっぎゃひゅ―――!!」
だがラキアはそれを慌てず観察し、接近する敵にカウンターを当てるように風の刃を叩き込み、飛んで来る砲撃は槍で弾き逸らす。首を裂かれたラピッドデストロイヤーは血に溺れるように沈んだ。
「突っ込むわ!!」
ラピッドデストロイヤーが自由自在に海を疾走し、隙を突いてディアボロスの防衛を破ろうとする。
「海の戦いで冥海機の移動速度には簡単に追い付けない事は織り込み済みです。代わりに経験と連携で補えば……!」
勲はクラゲ型爆雷を一斉に爆発させて牽制する。
「死んでも防衛線を崩すのよ!!」
「決して突破はさせません!」
爆発にラピッドデストロイヤーは勢いを弱めながらも、触手を振り抜くが勲は〈氷盾〉で受け止めた。
「命懸けか、だがそれでも届きはしない。『しながわ』はディアボロスが守っているのだから」
濃藍は敵の周囲に影の剣を生み出し、次々と飛ばして全身を貫ていく。
「死んでも構わないわ! 続く仲間に繋げなければ!!」
それでも血に濡れながらラピッドデストロイヤーが突撃する。しかし濃藍が生み出す影の刃が容赦なく襲い掛かり、全身を貫かれとうとう力尽きた……。
「砲撃を! ありったけの弾幕を張って防衛網を崩すのよ!」
残ったラピッドデストロイヤー達が力を振り絞り砲撃を激しくして海面で大爆発を起こす!
「死に物狂いか、だがこの戦いに総てを懸けているのは私達も同じ、執念で敗けるつもりはない」
その前に立ったサヨコが軍刀を振るって斬り払い、それでも凌げぬものは〈海戦装用増設防盾〉で受け止め、一歩も動かずに猛攻を凌ぎ続ける。そうして敵を泥濘に捕らえ続けた。
「そこを退くのよ!!!」
「ヤ・ウマト攻略陣の尽力で迎えた大一番だもの。ここで取りこぼす訳にはいかないよね。私も一助となるよっ!」
敵の足が遅くなったところにアンゼリカは気合い十分で雷光纏う剣を振るい、魚雷を薙ぎ払ってさらには敵に刃を届かせる。
「ふっとべーっ!」
「きゃあああああああああああああ
!!!!」
直撃を受けたラピッドデストロイヤー達が吹き飛び、海面に叩きつけられて爆発した!
「まだよ! このままじゃ終われない!」
「いいや、ここで終わりだ」
爆発の中を突破したラピッドデストロイヤーが突き進む。だがその前にはサヨコが立ち塞がっていた。軍刀の放つプラズマ波で迎え撃ち、灼熱を纏う斬撃で一気に装甲を溶断しラピッドデストロイヤーを両断した!
「あ、ああああああああああっ
!!!!」
無念そうにラピッドデストロイヤーが沈んでいく。
「なんとしても……」
仲間達が倒れる中、最早大破しているようなダメージを負った満身創痍のラピッドデストロイヤーが速度を捨て、静かに流されるように忍び寄ろうとする。
「死んだふりなど通用しません。これで終わりです」
周辺を観察していたレイラが怪しい動きをする敵に銀の針を投げつけ、最後のラピッドデストロイヤーの眉間を貫いた。
「がっ……そんな………」
ディアボロスの防衛網を崩せず、ラピッドデストロイヤーは全滅した……。
「これで『しながわ』は撃沈される事は無い。次は、君達だ……『比叡』」
濃藍は後続であるジェネラル級とその護衛が近づいてくるのを目にし、影の剣を突き付ける。
「ラピッドデストロイヤーたちはここまでかな、さぁ次々!」
まだまだこれからだとアンゼリカも次の冥海機艦隊へと視線を向けた。
「相手も必死だが、此方もそれは同じだ。決して譲りはしない」
「『しながわ』を守りきりましょう!」
ラキアと勲は『しながわ』を背に守り、仲間達と共に防衛戦を続ける――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
【水面走行】LV2が発生!
【影忍び】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV4が発生!
●巡洋戦艦突撃!
「第一陣が失敗しやがりましたわよ!」
防衛網に楔を打つはずの駆逐艦部隊が『しながわ』を守るディアボロスに沈められたのを見て、ジェネラル級冥海機『比叡』は悔しそうに唇を噛む。
「ディアボロスの防衛網も大して乱れてませんですわね……」
「お任せください! 我々が突貫し、必ずや艦艇への道を開けてみせましょう!」
どうするか思案する比叡にトループス級『レパルス・ドルフィン』の巡洋戦艦部隊が意気込んで声を上げる!
「任せましたわ! アタシが辿り着ければあの艦は沈められます。ヤ・ウマトの未来の為に、死んでも防衛網に穴を穿つのですわよ!」
「「了解
!!!!」」
すぐに比叡は決断し、レパルス・ドルフィンを突撃させる。それは死を覚悟した捨て身の攻撃だった。
「一瞬でも隙があれば、必ず沈めてやりますわ……だからアナタたちの死は無駄ではないのですわよ……」
死にに行く配下を見送り、比叡は足に力を溜めていつでも突撃できるようにじっと戦況を見つめた……。
レイラ・イグラーナ
第二陣、来ます。
次は突撃……第一陣の技での突破が不可能なら、第二陣は力で突破ということでしょう。
受けきってみせましょう。
銀の針を手に【水面走行】で水上に立ち、突撃してくるレパルス・ドルフィンたちを迎え撃ちます。
他の復讐者とは散開して新宿島を囲み、守るような陣形で。
突撃してくるレパルス・ドルフィンに対して【手製奉仕・旋】。回転する貫通力の高い針を投擲、こちらへ突撃してくる勢いも上乗せさせ敵を貫きましょう。
目の前の敵が薄い場合は【パラドクス通信】で連絡を取り合い、持ち場を離れない程度に他の復讐者の援護を。目の前を見据えるレパルス・ドルフィンを側面から狙います。
懐まで潜り込まれては砲撃から一気に雪崩れ込まれかねません。
先の戦いで積み上げた【命中アップ】でこちらの攻撃を掻い潜れないように命中させ、【ダメージアップ】と合わせて確実に仕留めていきましょう。
目的のために死を恐れぬ戦いはお見事です。
ですが……この地でずっと戦ってきた仲間のため、ここは譲りません。
ラキア・ムーン
次か
だが先へは行かせん
『しながわ』を重視するあまり、兵力の逐次導入になっているな
随分と頭に血が上っているようだ
こちらとしては、この状況においてありがたい話だが
引き続き水面走行で敵を迎え討つ
敵影が見えると同時に攻撃準備
【Call:Homing_Javelin】起動
炎の槍を周囲に展開
射出軌道設定、敵の正面からぶつかるような軌道を選定
誤差はオートで追尾し修正
敵が此方の射程に入り次第、炎の槍を射出
敵の正面に向かって『突撃』させ、命中時には『爆破』
爆破威力を利用し進行方向とは逆側の力を発生させ、ブレーキ代わりに作用させ敵の突貫速度を落とさせよう
《RE》Incarnationを構えて敵に備える
槍を前面に盾代わりに構え、防御態勢
Emu【E.S】展開
魔術障壁を展開し敵の砲撃を防御
威力を軽減し、余波は武装制服で受ける
敵が接近してきたら、後方へ抜かれないように水面で踏ん張り敵の突貫を受ける
槍で進路を妨害するように防御し、敵を押し留める
先へを抜かれないように立ち回り、確実に倒していこう
アドリブ連携等歓迎
●決死隊
「第二陣、来ます」
『しながわ』を背にして水面に立つレイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は、トループス級『レパルス・ドルフィン』を見て緊張を保ったまま身構える。
「次か、だが先へは行かせん」
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)も敵の針路上に堂々と立ち、先には行かせないと突撃槍〈《RE》Incarnation〉を構えた。
「『しながわ』を重視するあまり、兵力の逐次導入になっているな。随分と頭に血が上っているようだ。こちらとしては、この状況においてありがたい話だが」
確実に『しながわ』を沈める為の作戦が、逆に冥海機を追い詰めている。それも防衛に十分な戦力をディアボロスが投入しているからだった。
「次は突撃……第一陣の技での突破が不可能なら、第二陣は力で突破ということでしょう。受けきってみせましょう」
レイラは敵の動きから、そのまま一気に突破を狙っていると判断し、〈銀の針〉を手に立ち塞がり迎え撃つ。
「ディアボロスの防衛網を突破する! 決して止まるな!! 命の限り突き進め!!」
「「了解
!!!」」
レパルス・ドルフィンは加速して砲撃を開始する。
「正面突破の攻撃力は高そうですが、その代わり動きもまた読みやすくなっています」
レイラはパラドクス『手製奉仕・旋(ハンドメイドサービス・スピラーリ)』を発動し、カウンターを当てるように三本の銀の針を同時に投擲して、回転する針がドリルのように敵を貫き胴体を貫通した!
「がはっ! まだ、死ねぬ!!」
血を吐きながらもレパルス・ドルフィンは鬼気迫る形相で突っ込んで来る。
「致命傷のはずですが、それでも止まりませんか」
「ならば粉砕して沈めるだけだ」
続いてラキアがパラドクス『Call:Homing_Javelin(コール・ホーミングジャベリン)』を発動し、炎の槍を周囲に展開して射出軌道設定そ、敵の正面からぶつかるような軌道を選定する。
「これで吹き飛べ」
炎の槍を次々と射出し誤差はオートで追尾して修正し正面から叩き込む!
「止まるものか!!」
前進を止めずにレパルス・ドルフィンが炎の槍に当たると爆発を起こす。その衝撃に吹き飛び海に沈んだ。
「ゆ、け………」
「任せろ、必ず穴を穿つ!!」
だがその後から後続のレパルス・ドルフィンが砲撃しながら距離を詰めていく。
「懐まで潜り込まれては砲撃から一気に雪崩れ込まれかねません」
「ならば接近する前に沈める」
レイラが銀の針を投げ、ラキアが炎の槍を飛ばす。身体を貫かれ、炎に吹き飛ばされながらも、レパルス・ドルフィンの突撃は止まることはない。
「うぉおおおおおおおおお
!!!!」
「死兵の突貫か、厄介だな」
飛んで来る砲撃をラキアは〈Emu【E.S】〉を展開して魔術障壁によって威力を軽減し、突撃槍で受け止める。
「このままでは接近されます。突破だけは絶対に死守しましょう」
レイラは接近されても通しはしないと銀の針を構える。そして狙い澄まして針を頭部や心臓を狙い確実に命中させ、レパルス・ドルフィン達の身体に風穴を開けた!
「っがぁ………」
「げはっ、まだ……進めるっ」
それでもただ意思の力だけでレパルス・ドルフィンが突撃してきた!
「心臓を潰してもまだ走りるとは、怖ろしい執念です」
驚きながらもレイラは手を止めない。銀閃は額を貫き完全に命を絶った――。
「止まらぬ! 我ら決死隊なり!!」
仲間の死体を盾に、後続のレパルス・ドルフィンが最大船速で体当たりを仕掛ける!
「決死隊か、その覚悟ごと受け止めてやる」
その前に立ち塞がるラキアが槍で受け止める。衝突の激しい衝撃に吹き飛ばされそうになるのを堪え、押されながらもダメージは〈武装制服〉で軽減して押し留める。
「そこを退けぇええええ
!!!!」
叫びながら出力を上げるレパルス・ドルフィンがラキアを撥ね飛ばす! だがその瞬間、横からこめかみに針が通り反対側に抜けた――。
「あと、すこ、し……」
『しながわ』を睨み手を伸ばしたレパルス・ドルフィンが海に沈んでいった……。
「目的のために死を恐れぬ戦いはお見事です。ですが……この地でずっと戦ってきた仲間のため、ここは譲りません」
こちらも意思の強さでは負けていないと、レイラはさらに銀の針を投擲し次の敵を迎え撃つ。
「その通りだ。ここまで追い詰めたミッドウェーの終盤で失敗する訳にはいかん。ここで食い止める」
海面に着地したラキアが炎の槍を飛ばし、爆発によってレパルス・ドルフィンの突撃を止めた。
「突破できない!」
「構わない続けるんだ! ここにディアボロスの戦力を集中させれば、他で穴を穿てる!!」
レパルス・ドルフィンは死を恐れず、諦めずにただただ死に物狂いで全速力で突撃する!
「来ます――」
「先に進みたければ、私たちを倒していくんだな」
その猛攻をレイラとラキアは一歩も引かぬと押し留めた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【水中適応】がLV2になった!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV5(最大)になった!
月鏡・サヨコ
火力と速度を兼ね備えた艦種……謂わば比叡自身の廉価版
大決戦に臨む精鋭ともなれば、その実力は残存する全トループス級の中でも屈指のものだろう
……抜かりなく迎え撃とう
【泥濘の地】を重ねて更に敵を鈍化
引き続き『しながわ』に比較的近い位置を守りつつ、今度は敵が視界に入ったそばから砲撃を仕掛ける
艦が敵から突撃しながらの砲撃を浴びる時間をなるべく短くしよう
仲間の攻撃を耐えた敵は優先的に巻き込んでトドメを刺しに行く
【パラドクス通信】で各々の持ち場の周辺状況を報告し合い、戦闘の混乱に乗じて迂回を狙う者や既に艦に肉薄しつつある者を見逃さないように
『零式弾・広域砲撃』を開始
《巡洋戦艦海戦装『黒姫』》の各砲門から榴弾を次々と打ち出す
突き進む敵の眼前で弾を起爆させ、道を塞ぎながらダメージを与える形で爆風と弾片を撒き散らそう
特に練度が高い敵が艦まで近づいてきたら直撃狙いに撃ち方を変え、人型部分に弾を当てて一気に沈める
反撃の砲弾と突撃は《海戦装用増設防盾》を構えつつ強く踏ん張って耐えきろう
……決着をつけようか、比叡
アンゼリカ・レンブラント
続いて第二陣の巡洋戦艦部隊か
少しでもこちらの防衛に乱れがあれば比叡が突撃してくる
望むところ!護る復讐者に穴なんてないって見せてやろうっ
パラドクス通信は常にオン
向かってくる敵と『しながわ』との間の位置に水面走行で立ち、
仲間と手分けして穴のないよう散開・布陣して敵軍を迎え撃つっ!
私が放つは星形状のパラドクス
思いっきり叩き込んだら、反撃を凌いで
敵の突破を阻止しつつ攻撃を重ねるよ
今回は足を使って移動することはせず
戦線を維持し敵の突破阻止を重視
【泥濘の地】の展開で敵の移動を阻害できればありがたいね
倒せそうな敵、突破を図る敵を優先に攻撃し、
仲間の状況も常に注視し情報は通信で共有
ピンチの仲間、抜かれそうな場所には救援の攻撃で援護するよ
フリーになっても戦線に穴は作らないよう動くね
敵パラドクスは砲撃を障壁で凌ぎ、轢き飛ばしを盾で受け止める
突破なんてさせはしないよっ!「しながわ」には向かわせない!
潜って突破しようと試みる敵がいれば【水中適応】で追跡し抑えるよ
そして放つは全力全開ッ!最大まで輝け《天輪輝星》!

白石・明日香
お?来た来た。より取り見取りとはこのことかな?とはいえ精鋭だからさっさとやっちゃうよ!
【水面走行】を使ってダッシュで接近。【泥濘の地】で動きを鈍らせて射程に入ったら先手必殺の早業で敵陣の真っただ中に飛び込んで撃ちまくってあげるよ!
敵の突撃は銃を撃ちまくってぶち当てて勢いを弱めて回避、砲弾は残らず撃ち落とす!
護衛はこれで最後?それじゃ後は大将の相手と行きましょうか・・・
「どこか一つでもディアボロスの防衛網に穴を開ければいい!」
「我ら死してもヤ・ウマトの未来を切り開かん!!」
死んでも突破口を開こうと、別の方向からレパルス・ドルフィンが一斉に突撃していく。
「お? 来た来た。より取り見取りとはこのことかな? とはいえ精鋭だからさっさとやっちゃうよ!」
白石・明日香(弔いの狩人・g02194)は次々やってくる敵を見て、腕が鳴ると不敵に笑ってみせた。
「続いて第二陣の巡洋戦艦部隊か。少しでもこちらの防衛に乱れがあれば比叡が突撃してくる……」
アンゼリカ・レンブラント(白鯨殺し・g02672)はレパルス・ドルフィンの向こう側で、一瞬の隙を突こうと狙っている比叡を見た。
「望むところ! 護る復讐者に穴なんてないって見せてやろうっ」
突破などさせはしないと、仲間と協力して『しながわ』を守るように展開し、迫る敵艦隊を迎え撃つ!
「火力と速度を兼ね備えた艦種……謂わば比叡自身の廉価版」
月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)は巡洋戦艦を見て、比叡と同系統の艦であると予想する。
「大決戦に臨む精鋭ともなれば、その実力は残存する全トループス級の中でも屈指のものだろう……抜かりなく迎え撃とう」
トループス級といえども油断せず、【泥濘の地】を重ねて周囲の泥濘を深くし更に敵の鈍化を狙う――。
「速度を緩めるな! このまま最大船速で突破する!!」
レパルス・ドルフィが海面を飛ぶように疾走すると、あっという間に距離を詰める。だがそこに広がった泥濘に突っ込んで速度が落ちる。
「これは! 泥に足が取られる!」
「怯むな!! 多少スピードが落ちようとも突き進め!!」
「泥濘でスピードが落ちたね!」
チャンスと見た明日香がダッシュで接近し、先手必勝とばかりにパラドクス『獣狩りの銃撃(キコウガカッテイルノハケモノデハナイ)』を発動し、敵陣の真っただ中に飛び込んで構えた〈騎士団正式連装銃〉を連射して弾丸をばら撒き、撃って撃って撃ちまくってレパルス・ドルフィンを穴らだけにしていった!
「ぐあっ!!!」
「この、調子に乗るな!!」
血を流しながらレパルス・ドルフィンもまた反撃に出て砲撃していく。
「大将戦の前だからね、どんどん調子を上げさせてもらうよ!」
それを弾丸で撃ち落とし、辺りの海面に派手な水柱が次々と上がる。
「構うな! 突破することだけ考えよ!」
レパルス・ドルフィンは砲撃しながら加速して明日香を通り抜けていく。
「ちょっとちょっと、まだ戦いの途中でしょ!」
「我らの目的はあの艦のみ、貴様の相手などしてられるか!」
捨て台詞を吐いてレパルス・ドルフィンは速度を上げる。だがその前には新たなディアボロスの姿があった――。
「ここは通さないよっ!」
待ち構えていたアンゼリカがパラドクス『天輪輝星』を発動し、星形状のパラドクスを広域に放ち爆発してレパルス・ドルフィンを吹き飛ばす!
「ぐっ!! まだ動ける!! ならば進むのみ!!」
海面をバウンドしてあちこちを損傷させ煙を上げながらも、レパルス・ドルフィンは態勢を立て直して加速しながら砲撃する。
「いつ沈んでもおかしくないのにまだ諦めないんだね。だけどこっちも絶対に通さないって決めてるよっ!」
迫る砲撃を躱そうともせず、アンゼリカは〈誓翼の闘魂障壁〉を展開して受け止め、衝撃に煽られ波に流されそうになりながらも、その場で踏み留まり防衛線を維持したまま耐える。
「もう少し――」
「追いついたよ!」
攻勢を強めて突破しようとするレパルス・ドルフィンに、慌てて反転した明日香が敵を追い駆けて背後から追い付いていた。
「もう逃がさないから!」
そして銃を乱射し、隙だらけの背中を撃ち抜いていく!
「がっ! くっ、装甲の薄い背中を……!」
「反撃などしている時間はない、我らはただ前進し突破するのみ!!」
背後からの攻撃に血を流しながらも、レパルス・ドルフィンは止まらずに前へ前へと突き進む!
「行かせないよ! ここで沈めるから!」
その背中に明日香はさらなる銃弾を叩き込み、血塗れとなったレパルス・ドルフィンが海に倒れ込む。
「く、この泥さえなければ……」
無念に顔を歪ませ『しながわ』を睨みながら沈んでいった……。
「犠牲は無駄にはせん!」
その間に違う箇所を穿とうと、レパルス・ドルフィンが突撃を仕掛ける! 泥濘に足を取られながらも泥を撒き散らしながら速度を上げる。
「こちらの敵は引き受ける――『零式弾・広域砲撃』を開始」
サヨコが【パラドクス通信】で仲間に伝え、その迎撃にパラドクス『零式弾・広域砲撃』を発動し〈巡洋戦艦海戦装『黒姫』〉の各砲門から榴弾を次々を撃ち出した。それが敵の眼前で爆発を起こし、爆風と弾片を撒き散らす!
「うぐぁっ!!!」
「被弾!! いかん、沈んで――」
直撃を受けたレパルス・ドルフィンは全身を砕かれぼろぼろになって沈み、そうでなくても衝撃と大きな波で煽られ速度が落ち、突撃が止まっていく。
「撃ち返せ! 敵の攻撃を継続させるな!!」
すぐにレパルス・ドルフィンも砲撃を返してサヨコの攻撃を止めようとする。
「反応が速い、練度が高い証拠だ」
敵の動きを観察しながらサヨコは〈海戦装用増設防盾〉を構えて砲撃を防ぎ、吹き飛ばされそうになる衝撃を強く踏ん張って耐える。
「このまま抜ければ!」
「接近すれば直撃させるのは容易い」
レパルス・ドルフィンが突破しようとすると、サヨコが直撃狙いに撃ち方を変え、砲弾を人型部分に直撃させた!
「ぎゃっ――!!!」
砲弾と正面衝突して上半身が吹き飛び、レパルス・ドルフィンが海に突っ込んで沈んでいく。
「砲撃を抑えこめれば!」
「砲撃戦ではこちらが上だ」
レパルス・ドルフィンが砲撃して突破を狙うが、サヨコは泥に足を取られて速度を落とす敵を撃ち抜く。そうして足止めを食らい突破できずに撃ち合いが続き、レパルス・ドルフィンは数を減らしていった……。
「残るは我らのみ、行くぞ!!」
「撥ね飛ばして突破する!!」
「突破なんてさせはしないよっ!『しながわ』には向かわせない!」
突っ込んで来るレパルス・ドルフィンの前にアンゼリカが立つと、〈勇気の光盾〉で受け止める!
「ぬぉおおおおおおお!!!」
「負けないっ!!」
互いがぶつかり合い、アンゼリカはじりじりと後退しながらも相手の勢いを殺す。
「馬鹿なっ! このスピードを止めるだと!?」
「ならば私が!」
後続のレパルス・ドルフィンが続けて体当たりをしようとする。だがそこに銃弾が叩き込まれた!
「ワタシが相手をしてあげるよ!」
明日香が銃弾を連射し、蜂の巣にして爆発させた。
「全力全開ッ! 最大まで輝け『天輪輝星』!」
そして至近距離から星形状のパラドクスをぶっ放し、大爆発でレパルス・ドルフィンを粉砕し海に撒き散らす!
「がぁああっ!! 比叡様……後は頼み………」
最後のレパルス・ドルフィンが海に沈み、巡洋戦艦部隊が全滅した。
「護衛はこれで最後? それじゃ後は大将の相手と行きましょうか……あれ?」
周りを見た明日香がもうレパルス・ドルフィンが居ない事を確認する。そして比叡が待機していた場所に視線を向けるが、そこに比叡の姿はなかった――。
「もう動いてるよ!」
アンゼリカが指差すと、レパルス・ドルフィンが全滅する前に動き出して既に距離を詰めていた。
「……決着をつけようか、比叡」
サヨコはその針路上に立って比叡を待ち構える――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】がLV2になった!
【照明】LV1が発生!
【水面走行】がLV3になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
●高速戦艦比叡発進!
「……このままでは第二陣も全滅ですわよ」
ジェネラル級冥海機『比叡』は次々と沈んでいく巡洋戦艦を見守っていた。加勢してやりたくなるが、ぐっと我慢して戦況を見つめ続ける。
「でも、僅かに……ほんの僅かに防衛線が乱れやがりましたわ……」
猛攻によってディアボロスの守りが僅かに乱れたのを見て取る。
「戦いに集中していてこちらへの意識が甘くなってる今が好機ですわね。突破して艦艇を沈めてやりますわよ――」
静かに滑るように海面を蹴った比叡が発進し、回り込んで一気にディアボロスの少ない箇所へ距離を詰めていく。そこで第二陣が全滅し、ディアボロスがこちらの動きに気付いた。
「ここからは爆速ですわよ! 高速戦艦の名が伊達ではないことを教えてやりますわ!」
海面が爆発するように蹴って加速し、比叡はディアボロスを蹴散らして『しながわ』の撃沈を狙う!
三間・勲
【水面走行】で比叡に接近しつつ【泥濘の地】で僅かに移動を鈍らせた一瞬を狙い
味方に伝える体で比叡の耳にも届く一声を放ち、注意を引き会話に繋げます
――作戦通りです!
増援部隊に拠点内へ突入していただきましょう!
同じ手が二度通じるとは幸運です
超大和の護衛のオクトリアは既に排除されました
今も多くのディアボロスが島を目指しているはずです
貴方が八八艦隊の代わりとして超大和の守りに向かっていれば作戦は破綻していました
しかし貴方の脚で全力で撤退されては敵いません
こちらも全力で足止めさせていただきます
話しつつ目を見る為に正面に回り込み
冷静に、具体的な情報も混ぜて話の信憑性を高めます
超大和を守りに行く選択肢を示し
比叡が選択を誤った事や、自身の能力を活かせば違う選択肢もあったのではと思わせます
選べたと思えば迷いが生じる筈
更に念の為「『しながわ』を沈めた後に島に向かう」という希望も潰しておきましょう
今の貴方なら冷静に考えられるはずです
この状況を見て、『しぶや』の後続がこの一隻で終わりだと思いますか?
●動揺
「――作戦通りです! 増援部隊に拠点内へ突入していただきましょう!」
海面を駆けて比叡に近づく三間・勲(漁火・g10186)が自分を中心に【泥濘の地】を展開して速度を落とさせ、相手に聞こえるように叫ぶ。
「っ!? なにを言ってやがりますです?」
「同じ手が二度通じるとは幸運です――」
聞くつもりがなかったのに聞いてしまい、疑問を呈する比叡に勲は畳みかけるように言葉を続ける。
「超大和の護衛のオクトリアは既に排除されました。今も多くのディアボロスが島を目指しているはずです」
「まさか、そんなこと……あるわけないです。早すぎる……」
欺瞞だと思いつつも、比叡は万が一を考え勲の話を聞いてしまう。
「貴方が八八艦隊の代わりとして超大和の守りに向かっていれば作戦は破綻していました。しかし貴方の脚で全力で撤退されては敵いません。こちらも全力で足止めさせていただきます」
向かって来る比叡と目を合わせ、勲は目まぐるしく思考を巡らせる相手を観察する。
「ここで撤退……いえ、でも八八艦隊が健在なら超大和様は無事なはずです。アタシが守りに向かうよりも、ディアボロスの艦艇を落とす方が役立つはずですわよ……」
このまま攻め続けるか撤退するか、迷った僅かの間、比叡のスピードが落ちる。
「今の貴方なら冷静に考えられるはずです。この状況を見て、『しぶや』の後続がこの一隻で終わりだと思いますか?」
「まだ他にも艦艇があるとでも!? そんな、まさか……でも、可能性はありやがりますわね………」
勲は『しながわ』を沈めてもまだ次があると、念には念を押して「『しながわ』を沈めた後に島に向かう」という希望も潰す。その衝撃的な情報に比叡は動揺を露わにして思わず進む足を止めてしまった。
「それが本当だったとしても、今ここにないのなら、艦艇を潰す意味はあるはずですわよ。無限に艦がある訳ではないのですから……何隻出て来ようと、アタシが沈めてやりやがりますわよ!!」
素早くショックから立ち直って比叡が再び駆け出す。しかしその逡巡した僅かな時間――その間に防衛線の綻びを塞ぐようにディアボロスは動いていた。
「これでこちらの隙は塞ぎました。『しながわ』には到達させません」
勲も敵の前に立ち塞がり、比叡との決戦の火蓋が切られた!
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】がLV3になった!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
ラキア・ムーン
随分と、『しながわ』にご執心のようだな
此方としては、十分に貴様を引き付けたのだから役割としては十分だが
まあ、此処まできたんだ守り切るさ
さあ比叡、やり合おうか
ミッドウェーの戦、勝たせて貰う!
救援機動力で比叡付近の味方の下に合流
水面走行で水上に立ち、比叡を待ち受けよう
限定解除、形状変換
最短の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現
重ねてG.O.C召喚
左腕に鉤爪を召喚、ネメシスの力を制御
槍を構え、水面を駆け比叡との距離を詰める
先に進ませないよう一気に『突撃』し近接戦の間合いへ
【Call:Blazing_Soul】起動
槍と鉤爪に炎を纏わせ、熱する
まずは右手の槍を突き出し、カジキマグロ型の海戦装を貫く!
貫くと同時に槍を引き、海戦装と比叡を少しでも引きはがす
そして貫手にした鉤爪で比叡本体を狙い、突き穿ち傷口から炎を内側に放ち内から焼き尽くす!
攻撃後バックステップで距離を取り防御姿勢
Emu【E.S】展開
魔術障壁を展開し、障壁と槍で海戦装の一撃を逸らしダメージを抑えていこう
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
戦場に出続ける内に理解した事があります
強い者が勝つのではなく、勝つまで諦めない者が一番強い
ジェネラル級としての戦闘力を除いて考えても『比叡』は確実に強敵ですね…!
急ぎ味方と合流、『比叡』との戦闘へ移行
【水面走行】で行動して『しながわ』を守る位置取りへ
全体から孤立する方が出ないよう、先行し接近戦を仕掛ける部隊に間に合えば積極的に援護に入ります
パラドクスで発生させたコウモリダコ型呪詛塊を『比叡』へ飛ばします
味方の攻撃の直後など、敵が動き出す隙が発生するタイミングを見て爆破で押しとどめます
加えて【泥濘の地】を適宜使用し、敵が回り込みや優位な位置へ移動するのを妨害しましょう
反撃の主砲に対しては【ガードアップ】の力も借り「氷盾」を構え防御を行います
致命傷を避ける為に身体の中心を重点的に守りつつ、敵の攻撃で『しながわ』を巻き込まないよう注意して持ち堪えます
海ををあるべき歴史に返す為、こちらも例え何隻沈められようと諦めずに戦います
その覚悟の上で『しながわ』は守らせていただきましょう
三笠・濃藍
さて、決着を着けようか
先行率アップで先手を取り、比叡のパラドクスであるカジキマグロ型海戦装の突撃を回避
防御をするなら複数の私の海戦装を盾にし、ガードアップで防御…カジキマグロ型海戦装を受け流す様に、柔術や合気道の受けや払いを意識してね
そこから反撃としてパラドクスを起動
能力値アップ、命中アップ、ダメージアップでパラドクスの光の弾丸を強化
『光子型環境抽出エネルギー砲・タイプガトリング』を『刃となる環境』と接続してパラドクスとなった弾幕が、比叡に殺到
そのカジキマグロ型海戦装諸共、蜂の巣にしてあげるよ!
その他にも他のディアボロスがいれば連携しながらパラドクスの弾幕で支援
水中適応と水面走行で水中戦・海上戦である事の強みを活かして目まぐるしく比叡を翻弄して弾幕で蹂躙
君達は仲間にも主にも恵まれているけど…それは、君達だけの特権では無い
仲間等の支援体制が整っているのは、私達も同じさ
そう言って周囲の環境から光の弾丸を具現化させ、比叡を包囲するように囲んで封殺していくーー
●神速の海戦
「戦場に出続ける内に理解した事があります。強い者が勝つのではなく、勝つまで諦めない者が一番強い」
三間・勲(漁火・g10186)は接近してくる比叡を見つめる。
「ジェネラル級としての戦闘力を除いて考えても『比叡』は確実に強敵ですね……!」
追い詰めても決して油断できないと、『しながわ』を守る位置取りへ移動し仲間と合流する。
「随分と、『しながわ』にご執心のようだな」
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は『しながわ』との針路上に立ち塞がって、殺意を漲らせる比叡を迎え撃つ。
「此方としては、十分に貴様を引き付けたのだから役割としては十分だが。まあ、此処まできたんだ守り切るさ」
大本命である超大和への援軍にはもう間に合わない。もう役目は果たしてはいるが、最後まで『しながわ』を守り抜いてみせようと意気込む。
「さあ比叡、やり合おうか。ミッドウェーの戦、勝たせて貰う!」
突撃槍〈《RE》Incarnation〉を構えてそのリミッターを解除する。
「限定解除、形状変換――最短の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現」
〈《RE》Incarnation:Extend〉へと形状を変え、左腕に鉤爪型特殊兵装〈G.O.C〉を召喚しネメシスの力を制御した。
「勝つのはアタシたち冥海機ですわよ!!」
比叡が加速してくる前に、ラキアも自ら水面を駆けて一気に距離を詰める。そして近接戦の間合いに入るとパラドクス『Call:Blazing_Soul(コール・ブレイジングソウル)』を起動した。
「どちらが勝つのか、すぐに分かる」
槍と鉤爪に炎を纏わせ、赤く熱すると右手の槍を突き出す!
「防いでやりますわよ!」
それを比叡はカジキマグロ型海戦装で受け止めた。しかしガリガリと装甲を破って穂先が食い込み内部に炎を通した。そしてすぐにラキアは槍を引っ掛けて引き寄せ、カジキマグロ型海戦装を引っ張って比叡から引きはがす。
「此れで守るものはなくなった」
その隙に貫手にした鉤爪を突き入れ、比叡の腹に爪を食い込ませ、傷口から炎を放って内側から燃えあがらせる!
「ああっ熱いっ!! なんてことしやがりますか!!」
熱と痛みに耐え比叡は槍を抜いたカジキマグロ型海戦装を突撃させようとする――。
「援護します」
しかしその前に勲がパラドクス『フルメタルシージ』を発動し、コウモリダコ型呪詛塊を発生させて一斉に放つ!
「やはり連携してきやがりますか!」
咄嗟に比叡はカジキマグロ型海戦装を戻して防御態勢を取る。そこへ次々と突撃するコウモリダコ型呪詛塊が爆発を起こし、衝撃に押され比叡が後退した。
「鬱陶しい敵は早々に叩くに限りやがりますわ!」
比叡はカジキマグロ型海戦装を盾にして爆発の中に突っ込み、姿を消して勲の死角へと一息で回り込もうとする――。
「なっ、ここにも泥が広がってますっ!!」
だがそこには泥濘が広がり、比叡の高機動な足が鈍った。
「機動力を活かしてくるのは予想済みです。機動力を奪い叩かせてもらいます」
【泥濘の地】で敵の動きを妨害した勲は、コウモリダコ型呪詛塊の軌道を変えて比叡に突っ込ませた!
「足を止められるのは拙いでやがりますわよ!」
比叡は爆発に煽られながらも駆け抜け、泥濘から脱出する。そして遠距離から主砲を叩き込んでやろうと反転した。
「さて、決着を着けようか」
先手先手で行こうと、三笠・濃藍(藍色の静寂・g09861)も仲間に続いて突撃し、パラドクス『環境抽出兵装・光子の連弾は偏在の力から溢れる(ニライカナイ・ヘリオスガトリング)』を起動し、〈光子型環境抽出エネルギー砲・タイプガトリング〉を〈刃となる環境〉と接続し、パラドクスの弾幕が比叡へと殺到する!
「弾幕を張ってきやがりましたか!」
それを比叡はカジキマグロ型海戦装で受け止める。
「そのカジキマグロ型海戦装諸共、蜂の巣にしてあげるよ!」
構わず濃藍は連射を続け、無数の弾がカジキマグロ型海戦装に穴を穿ち、比叡の身体にも被弾して血を流していく。
「しつこいですわよ!」
比叡が弾幕の中をカジキマグロ型海戦装と共に疾走していく。
「足止めします」
しかしその行く手に勲のコウモリダコ型呪詛塊が現れて爆発する。
「くっ、しまったですよ!」
「君達は仲間にも主にも恵まれているけど……それは、君達だけの特権では無い」
速度が落ちたところに、濃藍がエネルギー砲を向けた。
「仲間等の支援体制が整っているのは、私達も同じさ」
そう言って周囲の環境から光の弾丸を具現化させ、比叡を包囲するように囲んで封殺していく――。
「舐められたものですわね。ジェネラル級冥海機は一騎当千。ディアボロスが徒党を組んだところで、止められるものではありませんわよ!」
じっとカジキマグロ型海戦装を盾に、被弾を最小限にしていた比叡が海面を蹴り、真っ直ぐ濃藍へと向けて接近しながらカジキマグロ型海戦装を突撃させる!
「アタシの攻撃は一撃必殺ですわよ!」
カジキマグロ型海戦装が弾丸のようで目で追うのもやっとという神速で迫る。
「回避は間に合わない――」
元よりパラドクスは回避できるようなものではない。それが高速戦艦比叡の攻撃ならば尚更のこと。濃藍は咄嗟に複数の〈環境改竄型生成海戦装〉を盾にした。だが鋭いカジキマグロの剣のような先端が次々と海戦装を貫き濃藍の心臓を狙う――。
「致命傷だけは避けるよ!」
濃藍は心臓目掛けて迫る先端を手で払い受け流す。しかし速度が速すぎて完全には逸らせず、左肩を貫かれた!
「必殺の一撃を仕損じやがりましたか! ですが、今は倒すのが目的ではありません!」
カジキマグロ型海戦装が頭を振って濃藍を放り捨て、比叡は突破しようと駆け続ける。しかしその前にラキアが立ち塞がった。
「邪魔ですわよ!」
「恐ろしいスピードだが、凌いでみせる」
比叡がそのままカジキマグロ型海戦装を突っ込ませると、ラキアはバックステップしながら〈Emu【E.S】〉の防壁を展開し受け止める。障壁は紙のように容易く貫かれたが、鋭いカジキマグロの剣のような先端を槍で受け流す。しかし体当たりを受け、船に撥ねられたように大きく弾き飛ばされた。
「海をあるべき歴史に返す為、こちらも例え何隻沈められようと諦めずに戦います。その覚悟の上で『しながわ』は守らせていただきましょう」
仲間が交戦して比叡の速度を緩めさせたところへ、勲が爆撃して敵の突撃の勢いを止める。
「止められるものなら、止めてみろですわよ!」
比叡がカジキマグロ型海戦装から砲撃で応戦し、勲は氷盾を構え迫る砲撃を受け止める。爆発と共に凄まじい衝撃を受け、足が海面を離れて宙に浮く。そこにも砲撃が命中するが、勲はしっかりとそれを見て受け止めるがぶっ飛ばされる!
「まだ、沈む訳にはいきません」
空中で体勢を立て直し勲は足から海面に着地し派手に水飛沫を上げた。全身が悲鳴を上げるように痛むが、それでも戦えると顔を上げる。
「その通り、守るべきものがあるのに沈んでる暇なんてないよ」
「まだまだ戦える。此処からが本当の勝負だ!」
すると肩から血を流す濃藍と、口の端から流れる血を拭うラキアがその両側に立ち、負傷しながらも比叡を通しはしないと戦闘を継続する――。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV4になった!
レイラ・イグラーナ
このディヴィジョンでは人民の皆様は確かに生きている。
貴女たちは支配者であると同時に庇護者であり、軍人でもあるのでしょう。
この戦いは人民の意思のもとに行う革命足りえません。
ならば……共に戦った仲間と最終人類史のため、私のエゴで貴女を討ちます。
ここが貴女の終着です。お覚悟を。
【水面走行】で海面に立ち、銀の針を手に戦闘を行います。
しながわへの防衛ラインは他の復讐者に任せ、前線で戦い、カジキマグロ型海戦装と共に海を駆ける比叡へと接近戦を行います。
常に接近はできずとも、主に側面や背後から攻撃しては離れる戦法を取ることで、比叡が最高速度を出せないように牽制を行いましょう。
突破力を弱めれば後は皆様の攻撃で比叡の突破を防げるはずです。
比叡が捨て身で突破にきたら正面に回り込み待ち受けます。
カジキマグロと共に連携し突撃してくる動きに対して【手製奉仕・縫】。攻撃を避けつつ、突撃する比叡とすれ違うようにして銀の針を突き立て、突進の勢いを止めましょう。
皆様、今が好機です!
月鏡・サヨコ
気が合うな。私達も、敵が無限でも無敵でもない以上は倒し尽くすつもりだ
それがどれほどに困難であろうと……果たさなければ、太平洋は戦火に焼かれ続けるのだから
――立ち塞がる何もかもを滅ぼす覚悟など、最初から決めている
【水面走行】状態で海上戦を挑む
【泥濘の地】による減速を加味しても敵の速力は未だ脅威
仲間と【パラドクス通信】で連絡し合い、『しながわ』への突破を確実に妨害しよう
私の全てをくれてやる――『冥海浮上・試製乙砲+全砲門解放』!!
≪巡洋戦艦海戦装『黒姫』≫から放つ合計6本の破壊光線と無数の砲弾・機銃弾を敵に撃ち込む
敵にまだ余力がある内は幾らか狙いをばらけさせて広範囲を襲う砲撃と弾幕で動きを掣肘し、後続の有効打に繋ごう
逆に敵が負傷で隙を晒したり仲間の技で勢いを削がれ決着を狙える状況では、全ての火線を一点集中させ撃沈を狙う
海戦装の突撃は≪海戦装用増設防盾≫を構えて防御
真っ向から受けて貫通されないよう、横殴りに吻を弾いて直撃を防ごう
私達は勝利を刻む
――戦争に別れを告げ、平和の道を往く人々のために!
アンゼリカ・レンブラント
何隻出てこようが沈めるつもりか
諦めない者が強い
仲間が言った通りだよ比叡
こちらも、貴女達の戦力がどれほどでも最後まで勝ち続ける
そんな気合で戦い抜いてきたんだ、ここは譲らない!
水面走行で水面に立ち行動
比叡から『しながわ』を守る位置をキープ、
仲間と攻撃タイミングを合わせうちかかるよ!
いざ!パワフルに光と神火を宿す蹴りと手刀で斬り裂くねっ
蹴りで海戦装を本体から離し、本体を手刀で斬るよ
反撃もしっかり障壁と盾で凌いでいなすよ
側面から展開する障壁をたたきつけるようにして直撃を避けようか
凌いだらそのまま接近戦を挑むっ
乗り込んだ仲間と連携を意識し
『しながわ』への進行方向を塞ぐ位置取りを保ち戦っていくね
パラドクス通信を駆使しての連携は常に意識
『しながわ』への道をフリーにさせないよう
比叡の狙いや消耗も共有しよう
さぁ我が四肢に宿る光焔よ、奪還の志とともに最大まで燃え上がれ
《神焔闘獅子断》の一撃で深々と斬りこむよっ!
まだ終わりじゃないかな
でも、これも同じさ。
貴女の強さがどれほどでも勝つ――諦めず戦い、勝利を掴む!
「このディヴィジョンでは人民の皆様は確かに生きている。貴女たちは支配者であると同時に庇護者であり、軍人でもあるのでしょう」
レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は比叡の持つ軍人としての誇りを認める。
「この戦いは人民の意思のもとに行う革命足りえません。ならば……共に戦った仲間と最終人類史のため、私のエゴで貴女を討ちます。ここが貴女の終着です。お覚悟を」
この世界の人々の意志ではなく、自分の意志によって打ち破ろうと、〈銀の針〉を手に海面を蹴って前に出る――
「何隻出てこようが沈めるつもりか」
アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は精神的ショックを受けても立ち直り戦い続ける比叡の前に立つ。
「諦めない者が強い。仲間が言った通りだよ比叡。こちらも、貴女達の戦力がどれほどでも最後まで勝ち続ける。そんな気合で戦い抜いてきたんだ、ここは譲らない!」
この戦いでも諦めずしぶとく粘り勝利を掴んでみせると意気込み、レイラに続いて連携して仕掛けようと後に続く。
「突破しますのよ!」
「行かせはしません」
「ここは通さないよっ!」
比叡が『しながわ』目掛けて疾走するところにレイラが駆け寄る。そして側面から攻撃を仕掛けようとするが、カジキマグロ型海戦装が剣のような先端を振って針を弾き、その隙に比叡が蹴りを放ってレイラの腹を蹴りつけ吹き飛ばした!
アンゼリカもパラドクス『神焔闘獅子断(レオ・キャリバーン)』を発動し、光と神火を四肢に収束させて正面から攻撃を仕掛け、邪魔なカジキマグロ型海戦装を蹴り飛ばそうとするが、その刃のような先端が受け止めて逆に防御障壁ごと右足を貫いた!
「痛いっ! けどまだやれるよっ!」
足を引いて引き抜き、足裏から血を流しながらもアンゼリカはカジキマグロ型海戦装を蹴り飛ばす。しかし比叡は海戦装の上に飛び乗ってサーフィンするように旋回した。
「邪魔するなら蹴散らしやりますわよ!」
「っ……攻撃する間は比叡の速度が落ちます……」
レイラは受け身をとって海面に着地し、口の端から血を流しながらも再び駆け寄って接近する。相手に付きまとうように攻撃することで、最高速度が出せないようにしようと牽制する目的だった。
(「突破力を弱めれば後は皆様の攻撃で比叡の突破を防げるはずです」)
レイラは針を手に仕掛ける。しかしそれもカジキマグロ型海戦装にあしらわれ、比叡の蹴りを受けて海面に叩きつけられた。しかし目的は達せられ、仲間が仕掛ける時間を稼ぐ。
「いざ! この一撃で斬り裂くよっ!」
跳躍したアンゼリカが輝く手刀を振り下ろす! その一撃を比叡は腕で受け止めた。ざっくりと肉が裂けて血が溢れ出るが、骨を断つ前に止まる。
「この高速戦艦比叡を舐めるんじゃないですわよ!!」
カジキマグロ型海戦装が剣のような先端を振り回し、〈勇気の光盾〉で防ぐアンゼリカを薙ぎ払った。
「退かないなら構いません。一人残らず艦艇もろとも沈めてあげますわよ!」
気迫十分に比叡が海面を蹴り、飛ぶような勢いで道を切り開こうとする。
「気が合うな。私達も、敵が無限でも無敵でもない以上は倒し尽くすつもりだ」
月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)もまた相手に負けぬ意思を持って立ち塞がる。
「それがどれほどに困難であろうと……果たさなければ、太平洋は戦火に焼かれ続けるのだから――立ち塞がる何もかもを滅ぼす覚悟など、最初から決めている」
どれほどの強敵であろうと勝ってみせるという覚悟で海上戦を挑む。
(「【泥濘の地】による減速を加味しても敵の速力は未だ脅威――」)
比叡のスピードは泥濘によって落ちている。しかしそれでもその速度は油断できるものではない。
「私の全てをくれてやる――『冥海浮上・試製乙砲+全砲門解放』!!」
ならば初手から全力で仕掛けるまでとパラドクス『冥海浮上・試製乙砲+全砲門解放(アビサルライジング・シセイオツホウフルバースト)』を発動し、〈巡洋戦艦海戦装『黒姫』〉の超破壊武装を解放――左右一対の艦型兵装が牙を剥いた怪物の双頭状に変形し、口にあたる部分から飛び出した三連装砲身から計6本の超大出力ビーム砲を発射する! さらには海戦装に元々備わる各砲門からも一斉射撃して集中砲火を浴びせる!
「凄まじい砲撃ですわね! だけど、アタシの足なら突破できますわよ!」
その中に比叡は突っ込み、腕やカジキマグロ型海戦装を使って砲撃を受け止めていく。全てを防ぎ切れずに被弾するが、それでも踏み留まって足は止めない。
「くっ、痛いですけど、アタシの働きが冥海機の未来を決めるのなら、やるしかないのですわよ!!」
強き意思の力で砲撃の雨を抜け、カジキマグロ型海戦装が飛び出しその剣の如き先端をサヨコに胸に突き出す!
「正面からは危険か――」
サヨコは〈海戦装用増設防盾〉を構え、鋭い刃の如き一撃を横殴りにして防ぐ。
「甘いですわよ!」
だが勢いのついたカジキマグロ型海戦装は弾かれずに押し込み、盾を貫いてサヨコの右腕を貫いた!
「もう少し、ここを抜ければ艦艇を沈められますわ!」
「いいえ、貴女が『しながわ』を沈めることはできません。何故なら私達が決して通さないからです」
比叡が加速する前に負傷するレイラが立ち塞がる。
「またですか、今度こそ沈めてあげますわよ!」
構わず比叡は突撃し、今度は比叡が先んじて仕掛け、蹴りを放ってレイラは腕で受け止める。そこへカジキマグロ型海戦装が突っ込んで切っ先をレイラの腹に突き刺し貫通させた!
「ごふっ……まだ、戦えます――」
血を吐いた『レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は重傷を負った』が、それでも力を振り絞ってパラドクス『手製奉仕・縫(ハンドメイドサービス・シーチ)』を発動し、腹の刃を抜くと突破しようとすれ違う比叡の胸に銀の針を突き立てた!
「あぐっ! その傷でまだ動けますの!?」
「皆様、今が好機です!」
驚き胸から血を流す比叡の速度が緩む。レイラは決死の覚悟で隙を作り出し仲間に向かって声を上げた。
「このチャンスに決めるよっ! さぁ我が四肢に宿る光焔よ、奪還の志とともに最大まで燃え上がれ!」
アンゼリカが眩く四肢を燃え輝かせ、パワフルな蹴りがカジキマグロ型海戦装を退かせ、振り抜く手刀が比叡の肩から腰まで袈裟に斬り裂いた!
「あぐっ!! アタシは、負ける訳にはいかないんですのよ!」
冥海機の未来の為にと、よろめき血を流しながらも比叡は前に踏み出し、その意志を示すように海面を跳ねて戻ったカジキマグロ型海戦装の先端がアンゼリカに突っ込み、盾で逸らそうとするが貫かれ、軌道を逸らした切っ先は左太腿に突き刺さった!
「負けられないのはこちらも同じ。私達は勝利を刻む――戦争に別れを告げ、平和の道を往く人々のために!」
続いてサヨコが6本の破壊光線を叩き込み、大爆発と共に比叡を吹き飛ばして大きく後退させた。
「……まだ終わりじゃないかな」
アンゼリカは爆発の煙の中、まだ海面に立つ血塗れの傷ついた比叡の姿を目にした。
「でも、こっちも同じさ。貴女の強さがどれほどでも勝つ――諦めず戦い、勝利を掴む!」
最後まで諦めずに勝利してみせようと、どくどくと太腿から血が流れ落ちるのを無視してアンゼリカは力強く立ち塞がった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【水面走行】がLV4になった!
【一刀両断】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
クィト・メリトモナカアイス
んむ。お互いに譲れぬものがあるならば。
ここにあるのは我らと汝の意地の張り合い。
ここは一歩も通しはせぬ。
フロートユニット「モナアーマー」を装着し【水面走行】で水面に立ち、他の復讐者と一緒に比叡を迎え撃つ。
黄金猫拳打棒に火を灯し「北より至れ月冠す火」。【命中アップ】は十分に積んでいるし、突撃してくる比叡を反撃で押し返すために【反撃アップ】を残留させよう。
まずは他の復讐者と一緒に接近戦。
敵の突進の勢いがつく前に黄金猫拳打棒で打ちかかり、敵が思うように突進ができないように。
後退し、勢いをつけて突進して突破を図ってきたら『しながわ』へと辿り着かせぬよう、他の復讐者と共に迎撃。
【反撃アップ】でカジキマグロの攻撃を見切り、突進してくる比叡に真っ赤に燃える肉球の一撃を叩きこむ。
汝には気づいていないことがある。
この肉球を見るといい。これは猫の手、にゃー。
すなわち……猫属性は魚属性に強い!はず。 とりゃー。
秋風・稲穂
敵も必死だね
けど、君を逃すという選択肢は此処には無い
君を倒せばまた奪還に近付く、逃がしはしないよ
決着を付けようか
救援機動力で合流し、水面走行を借り受けて戦場へ
Burn the darkとL・デルフェスを抜刀して比叡の下へ
比叡に接近しながら、構えた剣に雷を込める
力を込め、剣の間合いまであと少しまで来たら天雷覇断を発動
雷刃を展開、両剣の間合いを拡張
間合いを伸ばした雷刃を振り【斬撃】を放つ
敵の予測より少し離れた位置での斬撃で、少しでも比叡の虚を突こう
渾身力で剣を振り抜き、雷て敵を焼きながらダメージを与えていこう
剣を振り抜いたら比叡の周囲を旋回するように移動
未来予測で敵の攻撃の始まりを確認
敵が突撃してきたら剣を構えて防御姿勢
剣を重ね防御を少しでも固く
敵の連続攻撃を剣で受ける
少しでも威力を逸らせるように、足を止めず駆け続けて受け流しダメージを抑えよう
念の為に『しながわ』へは向かわせないように位置取りは常に注意
この海を返して貰うよ
君たちは此処で、海へと還れ!
連携アドリブ等歓迎
エヴァ・フルトクヴィスト
奪還戦に持ち込まずにヤ・ウマトを奪還出来る機会を逃しません!
他ディヴィジョンの介入も様々なに上がっているからこそ。
その前に決着を付けるお手伝い、させて貰いますよ。
流石に断片の王と共にあるジェネラル級ですね……。
ですが、ここまできて、しながわは撃沈させません。
そして比叡、ヤ・ウマト奪還の為にもここで是が非でも沈んで貰いますよ!
救援機動力で駆け付けた私の役割は足止めです。
同じ仲間と連携して、しながわへの進路を塞ぎながら。
大技を叩きこうもうとする味方の攻撃が当たりやすくしますよ!
敵の進路を塞ぎ、味方への勝利の道を導きましょう!
排除しようとする敵の攻撃は精神を集中。
飛翔を用いた加減速と蒼炎流星嵐で致命の一撃を迎撃。
そうでないものは致命傷を貰わない様に結界術で反らすも被弾覚悟で受けて。
アイコンタクトを交わしつつ、息を合わせて常にどちらかの攻撃に晒されるような位置取りを心掛けますよ!
私達は常に必死なのですよ。命を常に賭けているからこそ!
今までこの海に散っていった多くの英霊たちに詫びて来て貰いますよ。
イオナ・ガルバローゼ
相手は一軍の将
既に強力な仲間が戦って居るため、自分の出る幕では無いと思っていましたが
大切な仲間を深く傷つけられて黙って見ているわけには行きません。
……復讐です!
【泥濘の地】で敵の機動力を下げます
カジキマグロを使用を有効と見定める距離まで
【水面走行】で接近し
敵が舵木通し仕掛ける【反撃アップ】タイミングを見定め【命中アップ】で
特攻するカジキマグロの横っ面を貫き電撃を浴びせてやりましょう。
それで自身が貫かれても問題はありません。
すぐそこに攻撃できる相手が居るならむしろ好都合
怪我と痛みで剣戟が鈍るまでに一撃食わらせてやれる余裕がある
特攻は身を捨てる覚悟あって成るもの
貴女の覚悟はどれ程です
たとえ力及ばず命を取れずとも仲間がトドメ刺してくれるでしょう
最後まで食らい付いてボロボロにしてやります
「奪還戦に持ち込まずにヤ・ウマトを奪還出来る機会を逃しません! 他ディヴィジョンの介入も様々に上がっているからこそ。その前に決着を付けるお手伝い、させて貰いますよ」
ここでヤ・ウマトとの戦いを終わらせると意気込みエヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)は戦場へと急ぎ駆けつけ、同じく援軍にやって来た仲間と肩を並べる。
「相手は一軍の将。既に強力な仲間が戦って居るため、自分の出る幕では無いと思っていましたが……」
イオナ・ガルバローゼ(空染めの一輪・g07485)は既に多くの仲間が戦っている海の戦場に足を踏み入れる。その顔には怒りが宿っていた。
「大切な仲間を深く傷つけられて黙って見ているわけには行きません。……復讐です!」
レイラが重傷を与えられたことに怒り、復讐心を高めて自分を中心に【泥濘の地】を強化して広げ海面から敵に近づく。
「んむ。お互いに譲れぬものがあるならば。ここにあるのは我らと汝の意地の張り合い。ここは一歩も通しはせぬ」
〈フロートユニット「モナアーマー」〉を装着したクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)が、こちらにも譲れぬものがあると海面に立ち塞がる。
「新手ですの? 次々と鬱陶しいですわね! さっさと道を譲りなさい!!」
傷を負っても決して引かず、攻めを継続する比叡が海面を蹴り泥濘を避けて飛び出し、針路を変えながらディアボロスを抜こうとする。
「敵も必死だね。けど、君を逃すという選択肢は此処には無い」
すぐに秋風・稲穂(剣鬼・g05426)がフォローに入りその針路も潰すように海面に立った。
「君を倒せばまた奪還に近付く、逃がしはしないよ。決着を付けようか」
そして〈Burn the dark〉と〈L・デルフェス〉の二振りの剣を抜刀して刃に雷を纏わせ駆け出し接近する。
「蹴散らしてあげますわよ!」
「虚を突く――」
剣の間合いまであと少しといったところで、力を込めた稲穂はパラドクス『天雷覇断』を発動し、刀身に雷刃を展開。両剣の間合いを拡張して伸びた雷刃を振り抜く――だがその剣を振るう前に、比叡はカジキマグロ型海戦装に乗って加速し目の前に迫っていた!
「遅いですわよ!! そこはもうアタシの間合いですわ!」
そのまま体当たりして稲穂を吹き飛ばす!
「むむ、速い。しかし一人では無理でも、仲間とならば止められる」
続いてクィトがパラドクス『北より至れ月冠す火』を発動し、〈黄金猫拳打棒〉に肉球を真っ赤に光らせて打ち掛かる!
「そんなもので、アタシを止められると思うなですわ!」
元より被弾も覚悟の比叡は構わず接近し、迫る黄金猫拳打棒をカジキマグロ型海戦装が弾き、がら空きとなった腹に勢いを乗せた蹴りをぶち込んでクィトを吹っ飛ばす!
「流石に断片の王と共にあるジェネラル級ですね……。ですが、ここまできて、しながわは撃沈させません」
道をこじ開けようと仲間を吹き飛ばしていく比叡の力をエヴァは認め、それでも『しながわ』の元には行かせないと立ち向かう。
「そして比叡、ヤ・ウマト奪還の為にもここで是が非でも沈んで貰いますよ!」
エヴァは敵を射程に入れると、〈星鏡の魔杖〉を構え魔力を高めるとパラドクス『蒼炎流星嵐』を発動し無数の蒼き炎を流星雨の如く撃ち出した!
「弾幕ですわね。ならば強行突破ですわよ!」
その中に比叡は迷いもせずに飛び込み、一直線にエヴァへと距離を詰めながら、カジキマグロ型海戦装から主砲を撃ちまくる!
「私の役目は足止め。進路を塞ぎ、味方を勝利の道に導きましょう!」
それをエヴァは結界を張って【飛翔】を用いた加速で致命傷を避けようとする。砲弾は空中で軌道を変えて次々と襲い掛かり、結界で少し速度を落としながらもぶち破ってエヴァに直撃した!
海に落ちた砲弾が水柱を上げ海面を揺らし、衝撃で大きく後退しながらも、エヴァは致命傷は免れてよろめきながらも立っていた。
「貫いてあげますわよ!」
比叡はカジキマグロ型海戦装を特攻させディアボロスの防衛を突破せんと速度を上げる。
「そのカジキマグロでわたくしの大切な仲間を傷つけたんですね……赦しません!」
そこへイオナが割り込み、タイミングを見定めてパラドクス『Friesia(レイマー・コルデス)』を発動し、天より神罰の如き稲妻を降らせてレイピア〈夜空〉で受け止め帯電させる。そして思い切り突き出して迫るカジキマグロ型海戦装の横っ面を貫き、電撃を浴びせた!
「後少しですのに!! 大切な仲間を傷つけられたのはアタシの方ですわよ!」
カジキマグロ型海戦装は狙いをイオナに変えて先端の刃を突き出す! それを反対の手に持つレイピア〈蒼空〉で逸らすが、脇腹を抉られて血が流れ落ちる。
しかしその間にエヴァが体勢を立て直していた。
「まだ戦えます!」
被弾して肩や脚から血を流しながらも、エヴァはさらに蒼き炎の雨を浴びせる。
「こんなものアタシの速度なら!!」
抜けようとするが連続する攻撃に比叡の速度が落ち、泥濘に足を取られて炎を浴びる。
「私達は常に必死なのですよ。命を常に賭けているからこそ! 今までこの海に散っていった多くの英霊たちに詫びて来て貰いますよ」
「それはこっちのセリフですわよ! 勝たねば海に散った全ての同胞が無駄死にになるのですわ! だからこそ、アタシは負けられないんですのよ!!
エヴァが必死なように比叡もまた必死であった。弾幕を受け全身を燃やされながらも砲撃をお返しして薙ぎ払い足を踏み出していく。
「特攻は身を捨てる覚悟あって成るもの。貴女の覚悟はどれ程です」
比叡が弾幕に動きを鈍らせているところに、イオナが帯電するレイピアを突き入れる!
「覚悟ならもう済ませてありますわよ!! この命、冥海機の未来の為に使い切ってやりますわ!!!」
それを右腕で受け止め、貫かれながらも比叡はカジキマグロ型海戦装を突っ込ませてレイピアで弾こうとするイオナの左腕を深く貫いた。
(「たとえ力及ばず命を取れずとも仲間がトドメ刺してくれるでしょう。最後まで食らい付いてボロボロにしてやります」)
血に濡れながらもイオナは意地でも通さないと、右のレイピアでカジキマグロ型海戦装を貫く。
「痛い……想定よりも勢いがあったか。だが足が止まったなら問題なし」
クィトは痛むお腹を押さえながも立ち上がり、再び駆け出して反撃に出る。
「汝には気づいていないことがある。この肉球を見るといい。これは猫の手、にゃー」
「猫の手がなんだというのですの!」
「すなわち……猫属性は魚属性に強い!はず。 とりゃー」
魚の冥海機よりも猫が勝ると屁理屈を言いながら襲い掛かり、赤熱する黄金猫拳打棒をフルスイングで脇腹に叩き込み肋骨を砕き肉を焼く!
「ぐぅふっ……そうですわね、ここが陸ならそうかもしれません。でもここは海! アタシたち冥海機の領海ですわよ!」
痛みに顔を歪めながらも踏み留まった比叡が黄金猫拳打棒を掴み、手を火傷してもクィトを拘束し、回し蹴りで撥ね飛ばして勢いよく海に突っ込ませた!
「危なかった。比叡の力を見誤っていたね」
咄嗟に剣で受けて威力を弱めた為に致命傷を防いだ稲穂が起き上がり、ダメージを負いながらも剣が振るえるならまだ戦えると、立ち止まっている間に【未来予測】で比叡が『しながわ』に向かうのを見て、急ぎ駆け出して間合いを詰める。
「でも、『しながわ』へは向かわせないよ」
相手が強敵であっても引くことはないと、稲穂は今度は先ほどよりも距離を取って伸ばした右の雷刃を渾身の力で横薙ぎに振るう!
「足止めはもうさせませんわよ!」
比叡はその一撃をイオナを振り払って戻ったカジキマグロ型海戦装で受け止める。
「この海を返して貰うよ。君たちは此処で、海へと還れ!」
そこへ稲穂は必殺の意志を込めて左の雷刃を振り下ろした! 落雷のように叩きつけられる一撃を比叡は両腕で受け止める。
「アタシはこんなところで止まってる暇はないんですわよ! アタシの働きが冥海機の未来に繋がるんですもの!!」
両腕から血を流し傷口を焼かれながらも比叡は突っ込んで、稲穂を蹴り飛ばして道を強引に開ける。
「まだだよ……」
衝撃で意識を朦朧とさせながらも、海に叩きつけられる前に稲穂は雷刃を突き出し、閃光のように伸びる刃が右脚に突き刺さる。そこで稲穂は海に叩きつけられた。
「ぜぇぜぇ……まだ、走れますわよ……アタシは、絶対に諦めませんわよ!」
満身創痍、全身傷だらけで重傷を負っている。それでも獅子奮迅で暴れる比叡は止まらない――。
「……むむ、死を覚悟している。これは覚悟の差」
ぷかりとクィトは浮かび上がり、敵の強さが実力だけでなく、死んでも冥海機の未来を切り開こうとしているからだと理解した。
善戦🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
ラキア・ムーン
流石に、一筋縄ではいかんか
ディヴィジョンの興亡を賭けた一戦だ、敵の気迫も違う
だが、此方もこの一戦には賭けている
負けはせん、此処で果てろ
《RE》Incarnation:Extendを握り直し、態勢を整える
蓄積ダメージには注意しつつ、敵の動きを観察
敵も消耗はしているはずだ、他の仲間と攻撃を合わせればすべてに対して万全の対処は出来んだろう
味方の攻撃に連動して動き、火力を集中
一気に畳みかける
【Call:0_0_0】起動
槍の機能を解放し、輝く魔力の槍を重ねて展開
両手で槍を構え、腰を深く落として突撃姿勢
一撃に賭ける
仲間の攻撃と合わせ、強く水面を蹴り駆けだす
膂力を込めて、全力で槍を突き出し穿つ!
槍を突き立てた後、石突をG.O.Cで殴り押し込み更に深くねじ込む
ネメシスの力を集中し、このまま風穴を開ける!
Emu【E.S】起動
攻撃後に隙を突かれないように、周囲に魔術障壁を多層展開
敵の特攻に対して角度をつけて当て、軌道を逸らし直撃を喰らわないように注意しよう
このまま押し切る
潰えろ、比叡
アドリブ連携等歓迎
アンゼリカ・レンブラント
ネメシス形態の聖女風姿へ
比叡、貴女が止まらないなら、私も立ち続け阻み続けよう
貴女が冥海機の未来の為に前に出るなら
此方は私達を信じる人々の為、それを砕く!
通信を駆使し仲間と動きを合わせ水面走行で駆け
パラドクスでの肉弾戦を挑むっ
反撃をしっかり障壁で凌ぎつつ、取り付く接近戦で戦っていくよ
先程で覚えた。海戦装の突撃もクリーンヒットしなければ耐えられる
障壁をぶつけるよう軌道を反らし急所は守るよ
お互いボロボロ、でもそれなら此方が勝つ
ここまでの皆で負わせた傷も
積み上げた残留効果も
私自身も直接やり合ったことで学んだ相手の攻撃も
全てが尊い財産だもの!けして押し負けないからっ
最後の最後まで相手は突破を狙うはずだよ
『しながわ』への道は開けず、フリーにはさせないからね
比叡、貴女の絶望せずに前に進み続けるその姿
相容れずとも敬意を払うよ。でも、だからこそ全力で止めるんだ!
最後は《光獅子闘拳》の打撃技コンビネーション!
蹴りで海戦装を弾き飛ばしての正拳突きで本体の胸を射抜いて勝利を掴むね
これが私の……ありったけだーっ!
月鏡・サヨコ
貫かれた右腕は全く動かない訳ではない
刀を握る力が未だ残っている
それだけあれば敵を沈めるには十分だ
……傷ついた戦友のために、成し遂げるのみ
【水面走行】状態で彼我の距離を詰めながら、敵に≪巡洋戦艦海戦装『黒姫』≫の各砲門を向ける
一斉砲撃を再び放つために位置の調整を始めた、と思わせられれば重畳
側面に回り込んで砲撃を狙う素振りをしながら徐々に近づき――機を見て、一気に懐に飛び込む
状況が許せば仲間の攻撃に重ねて攻めかかり、離脱を許さず勝負を決そう
――『月鏡流抜刀術・零之太刀』
≪対艦軍刀『銀鉤』≫を鞘走らせ、電磁加速された一閃で胴を断ち切る
私の動きを見て対処に出るまでの一瞬を、或いは仲間が作った隙を、絶対に見逃しはしない
刹那に全てを懸ける。これが私の神速だ!
敵の攻撃は再び≪海戦装用増設防盾≫で防御
だが今度は吻が防盾に触れた瞬間、≪巡洋戦艦海戦装『黒姫』≫そのものを体まで貫かれる前にパージ
主武装の投棄が意表を突けたなら、攻勢に転じる絶好の好機となるだろう
さらばだ、神速の比叡
――波に抱かれて、静かに眠れ

白石・明日香
それじゃあ、決着をつけましょうか!
いい加減時間が無いし!
予め切腹して血を流しておくよ。それやらないと始まらないし。
【水面走行】を使って残像で攪乱しながらダッシュで接近。
【泥濘の地】も併用して相手の動きを少しでも鈍らせておいて一気に間合いを詰める。
流れた地と周囲に堆積した、冥海機達の呪詛を束ねて威力と強度重視で武器改造して相手が動くよりも早く奴の神速を越えた早業を見せてあげる!
防御など顧みない捨て身の一撃でその体を両断してあげる!
海戦装の特攻は武器で受けて軌道を逸らしつつ体を捻らせて躱しダメ押しとばかりにどてっぱらを蹴り飛ばして直撃を避けるよ。
眠りなさい。この鉄と血に満ちた海底でね。
●沈む比叡
「流石に、一筋縄ではいかんか。ディヴィジョンの興亡を賭けた一戦だ、敵の気迫も違う」
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は比叡の猛攻に決死の覚悟を感じていた。
「だが、此方もこの一戦には賭けている。負けはせん、此処で果てろ」
傷つこうともまだ戦えると、ラキアは相手に負けぬ気迫で再び挑まんと、突撃槍〈《RE》Incarnation:Extend〉を握り直して態勢を整えた。
「敵も消耗している。他の仲間と攻撃を合わせればすべてに対して万全の対処は出来んだろう」
比叡は戦い続けてはいるが、それでもダメージを蓄積し動きも精細さを欠き始めている。一気に畳み掛ければ倒せるはずだと仲間とタイミングを合わせようと集中する。
「貫かれた右腕は全く動かない訳ではない。刀を握る力が未だ残っている。それだけあれば敵を沈めるには十分だ
月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)は血の流れる右腕を動かしてみて、まだ握力はあると確認して敵へと鋭い視線を向ける。
「……傷ついた戦友のために、成し遂げるのみ」
内に熱い怒りを燃やし、海面を蹴り距離を詰めながら〈巡洋戦艦海戦装『黒姫』〉の各砲門を比叡に向け、側面に回り込んで砲撃を狙う素振りをしながら徐々に近づいた。
「またあの砲撃をしてくるつもりですの?! なら仕掛けてくる瞬間にカウンターを決めてあげますわよ!」
比叡は先程の集中砲火を思い浮かべ、再び受けては危険だと考えサヨコに意識を向ける。
「比叡、貴女が止まらないなら、私も立ち続け阻み続けよう」
アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)がそう告げながらネメシス形態となり聖女の如き姿となる。
「貴女が冥海機の未来の為に前に出るなら、此方は私達を信じる人々の為、それを砕く!」
海面を駆け出すとパラドクス『光獅子闘拳(ライジングレオ)』を発動し、手甲〈戦姫闘拳『Shine Fist』〉から黄金獅子状のオーラを生み出し身に纏う。
「今度は簡単にはやられないよ!」
そして一気に加速して海面を蹴ると、懐に飛び込んで肉弾戦に挑む!
「しつこいですわよ! やられたら大人しくしてなさいですわ!」
比叡が迎撃しようとカジキマグロ型海戦装の先端を向ける。それを拳で逸らしアンゼリカは殴りつけて比叡をよろめかせた。そこへ回し蹴りを叩き込んで肋骨を砕く!
「ぐっ、こんなくらい……貫いてあげますわ!」
激痛に顔を歪めた比叡が気合で踏み留まりカジキマグロ型海戦装を高速で突撃させる。
(「先程で覚えた。海戦装の突撃もクリーンヒットしなければ耐えられる」)
神経を集中してアンゼリカはその動きを見切り、障壁をぶつけるよう軌道を反らし、切っ先は胸ではなく左腕を掠めてぱっくりと肉を切り裂いた。
「お互いボロボロ、でもそれなら此方が勝つ、ここまでの皆で負わせた傷も、積み上げた残留効果も、私自身も直接やり合ったことで学んだ相手の攻撃も、全てが尊い財産だもの! けして押し負けないからっ」
それでも怯むことなくアンゼリカは踏み込んで拳をぶち込む。だが比叡もやられるばかりではない、拳を腕で防ぎカジキマグロ型海戦装の先端を振るって薙ぎ払う。
「【Call:0_0_0】起動」
機を窺うラキアがパラドクス『Call:0_0_0(コール・アイン・ソフ・オウル)』を発動し、突撃槍の力を解放して眩く輝く魔力の槍を重ねて展開する。
「一撃に賭ける」
必滅術式による最大の一撃に全てを賭けようと、腰を深く落とし両手で槍を構えて突撃姿勢を取り、じっと仕掛けるタイミングを図る――。
「それじゃあ、決着をつけましょうか!」
白石・明日香(弔いの狩人・g02194)はそろそろ決着の時間だと気合を入れる。
「いい加減時間が無いし!」
そう言って覚悟を決めて自分の腹に両剣〈彼岸・此岸〉の刃を突き入れ血を流す。
「っ痛いけど、やらないと始まらないし」
そしてダッシュで接近し、【泥濘の地】で相手の速度を落としながらパラドクス『血の盟約』を発動する。
「神速を越えた早業を見せてあげる!」
流れた血と周囲に堆積した冥海機達の呪詛を束ね、双剣に纏わせ威力と強度重視で武器改造して斬り掛かる。
「アタシの方が速いですわよ!」
比叡はカジキマグロ型海戦装を迎撃に突っ込ませる。泥濘だろうとパラドクスには関係ない。即座に神速の域に達した海戦装が刃の如き先端を心臓に向ける。
「致命傷だけは避ける!」
その一撃を明日香は双剣を当てて逸らす。だが勢いまでは殺せずに体当たりを受けて衝撃に後方へと飛ばされた。そして比叡はサヨコをチラリと確認した。
「ここだ――」
敵が背を向けた瞬間にラキアが強く水面を蹴って駆け出し、解き放たれた矢のように比叡に迫る。そして膂力を込めて、全力で槍を突き出した!
「耐えきればアタシの攻撃で――」
もう少し凌げば反撃で道を開けると思った比叡が背中に衝撃を受けて声を詰まらせる。
「穿つ」
穂先が腹から飛び出し、ラキアはネメシスの力を集中し鉤爪型特殊兵装〈G.O.C〉で殴りつけて腰込みさらに深くねじ込んだ!
「ぐっがはぁっ! あぁぐふっ!」
腹に風穴が開いて比叡は大量の血を吐き出した。
「嘘、アタシが、負けるなんて……」
比叡の目から光が消え始める。よろけてそのまま倒れそうになるが、踏み留まった。
「死んでも、冥海機の未来は残します……わよ!!」
ラキアを蹴って槍を強引に引き抜くと、血を噴き出させながら最後の力を振り絞って疾走する。
「簡単にはいかないね。だけど仲間とならやれる!」
海面に着地して体勢を立て直した明日香がもう一度駆け出し攻撃に加わる。
「今度こそ防御など顧みない捨て身の一撃でその体を両断してあげる!」
「凌いでみせますわよっ!!」
仲間に続いて守りを考えずに双剣を振り抜く! 対して比叡は振り下ろされる刃をカジキマグロ型海戦装で受け止めた。だが明日香は海戦装のどてっぱらを蹴りつけて押し退ける。
「眠りなさい。この鉄と血に満ちた海底でね」
双剣の反対の刃を斬り上げ比叡の身体を斬り裂いた!
「ぐあぁっ!! はっ、はぁ、まだ……眠ってる暇はないんですのよ!!」
「それだけの傷でもまだ動けるのはすごいね。だけどここで終わりよ!」
息も絶え絶えに比叡は血塗れになりながら明日香を蹴って退かせる。しかし明日香は弾かれながらも両剣を分離して、片方の刃を素早く足に突き刺した!
「ここで勝負を決する」
機を見ていたサヨコが踏み込み仕掛ける。
「――『月鏡流抜刀術・零之太刀』」
パラドクス『月鏡流抜刀術・零之太刀』を発動し、〈電気投擲鞘『斗號』〉の磁誘導加速機構によって〈対艦軍刀『銀鉤』〉を射出する。その勢いを利用した超高速の抜刀による居合で胴を両断せんと刃を振り抜く!
「速っ――」
咄嗟に比叡は腕で防ぐ。刃すらも防ぐ強靭なジェネラル級の肉体。
「刹那に全てを懸ける。これが私の神速だ!」
しかしその一刀は腕を容易く断ち切り、胴にも刃を届かせて深々と食い込んだ。
「まだ、あの艦艇だけは
…………」
ふらつきながらも比叡は海面を蹴る。しかしその前にもディアボロスは立ち塞がる。
「比叡、貴女の絶望せずに前に進み続けるその姿。相容れずとも敬意を払うよ。でも、だからこそ全力で止めるんだ!」
正面に立ったアンゼリカが突っ込んで来るカジキマグロ型海戦装を蹴り飛ばし、全力で正拳突きを放つ!
「これが私の……ありったけだーっ!」
比叡の胸に食い込んだ拳が内部を破壊して目や耳からも血が流れ出した。
「は、はぁ………はぁ………」
しかしそれでも、それでも比叡の足は止まらない。
「このまま押し切る。潰えろ、比叡」
ラキアは敵の最大の武器を奪うべく、魔力の槍を右太腿に突き刺し切断した!
「アタシが……止まるわけには、いかないのですわよ!!」
死に態でありながらも比叡は残った僅かな命を燃やすようにカジキマグロ型海戦装に乗って突っ込む! それをサヨコは再び〈海戦装用増設防盾〉で受け止めた。
「今度は……盾ごと心臓を貫いて、やりますわ!!」
「同じ結果になるとは限らん」
同じことを繰り返すような光景。だが今度はサヨコは海戦装をパージして抜け出していた。
「なっ?」
「さらばだ、神速の比叡――波に抱かれて、静かに眠れ」
意表を突かれた比叡に向け、サヨコは再び鞘に納めた軍刀を握り、電磁加速された一閃を浴びせた――。
「ああ、もう少し……アタシの足なら………」
その手を『しながわ』に向けて伸ばすが、あと僅かに届かない。もう自慢の足も下半身ごと失われていた。比叡は最期まで前に進もうとしながら海に沈んでいった……。
「ようやく終わったか、想定よりも強敵だったな」
ラキアが比叡の姿が完全に見えなくなると終わったのだと息を吐いた。
「手間取っちゃったね。もう時間が無いから超大和との決戦を急がないと!」
明日香はジェネラル級の粘り強い戦いに思った以上に時間が掛かってしまったと焦りを覚える。
強敵との戦いに勝利したディアボロスも疲労し無傷の者は居ない。同胞の為にと最後の執念を見せた高速戦艦比叡に敬意を抱きながらも、ヤ・ウマトに奪われた大地を奪還しようと、疲れ切った体でミッドウェー海戦の決着に向かう。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【光学迷彩】がLV2になった!
【怪力無双】LV1が発生!
【一刀両断】がLV3になった!
【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV7になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【ドレイン】がLV2になった!
最終結果:成功 |
完成日 | 2025年01月04日 |
宿敵 |
『比叡』を撃破!
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