蒼海の死線(作者 そうすけ
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#冥海機ヤ・ウマト  #ミッドウェー海戦~ミッドウェー西海域の決戦  #ミッドウェー鎮守府  #ミッドウェー鎮守府西海域  #潜水輸送艦『しながわ』 


 水平線の彼方で轟音が鳴り響く。『しぶや』が大海原へと沈んでいく光景を、ジェネラル級『大鷹』は護衛するトループス級『シーワスプ』たちとともに、静かに見つめていた。
「これで一件落着ね……」
 そう零した瞬間、新たな影が水平線上に浮かび上がった。
「そんな、まさか」
 望遠鏡を覗き込んだ大鷹の表情が凍りつく。
 新造艦『しながわ』の姿を確認すると、おっとりとした表情が一転、険しい眼差に変わった。
「ディアボロスの拠点艦は、一隻ではなかったのですね……」
 瞬き一つ。
 普段の柔らかな物腰を消し去り、『大鷹』は鋼のように固い意志を帯びた声を響かせる。
「西側の部隊がディアボロスの主力であるのは間違いないありません。彼らをミッドウェー島に近づけさせない事が、超大和様への援護となるでしょう」
 大鷹は自らの艦隊に向かって静かに、しかし力強く命じた。
「刺し違えてでも、あの艦を沈めるのです」


 新宿駅グランドターミナルに集まったディアボロスたちの前で、時先雲内人の月乃・光は友好的な笑みを浮かべながら説明を始めた。
「君たちも知ってる通り、ミッドウェー海戦も遂に大詰めを迎えたんだ」
 ディアボロスたちの顔を順に見渡しながら続ける。
「ミッドウェーに上陸した僕たちの部隊は、断片の王『超大和』の触手を見事に撃退して、今まさに超大和の喉元に喰らいつこうとしているんだよ」
 光は作戦図を指し示しながら、声に力を込めた。
「後は、ミッドウェー島を包囲している8体のジェネラル級冥海機を、超大和から引き離して決戦を挑み撃破できれば、冥海機ヤ・ウマトを最終人類史に奪還できる可能性が出てくるんだ」
 さらに光は真摯な表情で付け加えた。
「そこで君たちには、ミッドウェーの西海域を担当するジェネラル級冥海機『大鷹』の撃破をお願いしたい」
「ジェネラル級……」
 ディアボロスたちが微かに騒めく。

「具体的な作戦について説明するね」
 光は新たな作戦図を広げながら話を続ける。
「今回の戦いでは、新しい切り札があるんだ。ミッドウェー海域に移動させた新造艦『しながわ』を使って、西海域のジェネラル級を誘き寄せることができるんだよ」
 彼は自信に満ちた表情で説明を進めた。
「ディアボロスの拠点となる艦艇の撃破は、MI作戦においては最重要の目標となっているんだ。だから『しながわ』の存在を見せれば、ジェネラル級も無視するわけにはいかないはずさ」
 光は作戦の重要なポイントを強調する。
「『しながわ』は最悪の場合、失っても取り返しはつく。でも、きちんと防衛すれば守り切ることも十分可能だ。君たちは『しながわ』の防衛を行いながら、襲いかかってくるジェネラル級を確実に撃破してくれ」

 光はディアボロスたちに穏やかな笑みを向けた。
「ボクから言えるのはここまでかな。『しぶや』を撃沈して作戦成功と思った所に、新造艦が現れれば、敵を驚愕させる事が出来る筈だよ。君たちなら、きっとやってくれるって信じてる」
 パラドクストレインの発車を告げるベルが鳴り響く。
「ジェネラル級を撃破し、冥海機ヤ・ウマトの戦いを勝利に導いてくれ」


「はぁ……。まさかこんなところで新手が出てくるなんて」
 サイリウムと芸を推しに捧げる冥海機軍団たちは、額の汗を拭いながら前方の敵影を見つめていた。
「でもここで引くわけにはいかないよな。大鷹様のためだもん」
 そう呟いた声には、疲れた体を押して戦場に向かう決意が滲んでいる。
 前方には幾重にも広がるディアボロスの防衛線。
「よーし、みんな! 推しのために死ねる時が来たぞ!」
 リーダー格のサイリウムと芸を推しに捧げる冥海機軍団員が満面の笑みを浮かべながら叫ぶと、周囲からも「大鷹様ー!」という熱のこもった掛け声が響いた。
 彼らの制服のポケットからは、推し(ジェネラル級『大鷹』)のブロマイドがちらりと覗いている。たとえ次の戦場にかけつけることができなくなろうとも、推しのために命を懸ける──それが彼らの"オタ道"だった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【悲劇感知】
1
「効果LV×1時間」以内に悲劇が発生する場合、発生する場所に、ディアボロスだけに聞こえる悲劇の内容を示唆する悲しみの歌が流れるようになる。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【泥濘の地】
2
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【光学迷彩】
2
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【土壌改良】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【水面走行】
2
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【落下耐性】
1
周囲のディアボロスと、「効果LV×300m半径内」の通常の生物に、どんな高所から落下しても、落下時の衝撃を2mの高さから落下した程度に軽減する能力を与える。
【ハウスキーパー】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV5(最大) / 【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

そうすけ
 ミッドウェー西海域でのジェネラル級『大鷹』との決戦シナリオです。

 まず③ミッドウェー島封鎖作戦『サイリウムと芸を推しに捧げる冥海機軍団』をクリアしなければ、①ミッドウェー海戦、ジェネラル級との対話は行えません。
 対話というより、敵を動揺を誘うために行うものになります。
 大鷹からの返事は期待しない方がいいでしょう。
 しかし、上手く動揺させることができれば、大鷹との戦いが有利になるかもしれません。

●『サイリウムと芸を推しに捧げる冥海機軍団』×4体
 ガンギマリ状態。推しのために戦うオタクを舐めてはいけません。

●護衛するトループス級『シーワスプ』×2体
 大鷹に影のようにつきそう深海の暗殺者です。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


音羽・華楠
……ま、まぁ、大鷹、美人ですしっ。
艶やかな黒髪に清楚可憐な面差し。
その反面、体付きは女性らしく均整が取れてて……男性なら心奪われても仕方ないと思いますっ。

……そんな分析をして想定外の敵の様相に乱されそうな心を落ち着けつつ――
『しぶや』に代わり私たちの許に馳せ参じてくれた『しながわ』を沈めさせてなるものですか!
あなたたちの推しが大鷹なら、『しながわ』だって私たちの推し艦です!
そう対抗するように自分を鼓舞し、冥海機軍団へ攻撃を。

――《雷幻想・駿馬》!

冥海機軍団で特に前に出てる個体、或いは味方の攻撃で特に弱ってる個体へ雷の馬の式神を突撃させ、蹴り飛ばさせます。
……勢い良く突っ込んでくる集団に複数を狙う面攻撃を当てても、威力が分散してる分、足止めくらいにしかなりません。
私は威力を単体に絞り、各個撃破を狙います。

私自身は【水面走行】で『しながわ』の前に立ち、敵の攻撃が『しながわ』に届かないように庇う準備を。
……爆発四散に巻き込まれても、防具をしっかりと構えて気休めでも負傷の軽減を試みます。


月鏡・サヨコ
ああいう奇怪な手合いは、冥海機よりもアビスローバーの領分ではないのか?
……見た目は兎も角、士気は極めて高いようだ
押し切られる前に勢いを削ぐ必要があると見た

【水面走行】を借りて海上に出撃
『しながわ』を出て敵群がやって来る方に進んでいき、敵を視界に捉えたら砲撃を開始
敵が艦に接近する前に数を減らせば、無傷で抜けて来た個体を単体攻撃で処理する仲間の負担を軽減できる
【泥濘の地】を重ねて敵の移動速度を減じることで、彼我の距離が離れている内に攻撃できる回数を増やしたい

≪巡洋戦艦海戦装『黒姫』≫の砲門を唸らせ『零式弾・広域砲撃』を放つ
猛進して来る敵の真正面で榴弾を炸裂させ、自ら爆風と飛び散る弾片の只中に突っ込むように仕向けよう
迂回を試みて速度を落としても、強行突入で傷を増やしても、こちらとしては有利な状況になる
反撃は≪対艦軍刀『銀鉤』≫の刀身でサイリウムを弾くことで、勢いを弱めたり狙いを外させるように
負傷を最小限に抑えてすぐ次の攻撃に移る態勢を整える

……平和の時代に生まれる文化を、戦争の亡霊が愚弄するな


ラキア・ムーン
……癖が強い
本当に癖が強いとしか言いようが無いな
まあ、敵なのには変わりない
邪魔をするのであれば、倒すのみだ

水面走行は借り受ける
艦艇より出撃
しながわ前面に展開し、敵の迎撃行動に入る

敵が接近してきたら泥濘の地を発動
敵の移動速度を落とし、足下に気を取られている間に中距離から仕掛ける
【Call:Storm_Bullet】起動
術式により大気を圧縮
仲間の攻撃を確認し、ダメージの大きい2体を選定
その対象に対して生成した風の弾丸を放つ
火力を集中させ、敵が足を取られている間に先ずは2体早期に落としていこう

《RE》Incarnationを構え、敵の進行に備えよう
敵進行ルートにEmu【E.S】展開
魔術障壁で進行を少しでも妨害
障壁が耐えきれなくなったら私が槍で防御
サイリウムと槍で打ち合い、痛打を受けないよう捌きながら敵を押し留め先へと進ませないようにしよう
凌いだら再度攻撃準備をし、確実に掃討出来る様に動く

冥海機にも色々とある
……ここまで独自色が強いのは、あまり見ないが
これも超大和にとっては愛しい娘?だろうか?



 群青の海が果てしなく広がるミッドウェー海域。穏やかな波が新造艦『しながわ』の艦体を優しく揺らす中、水平線の彼方で轟音が鳴り響く。
 『しぶや』が大海原へと沈んでいく様は、まるで夕陽が水平線に沈むかのような壮大な光景だった。その光景を目の当たりにした音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)は、『しながわ』の甲板に立ちながら、戦況を見極めていた。銀髪が海風になびく中、オレンジ色の瞳が水平線を睨む。
 潮風が運ぶ塩の香りが、戦いの緊張感を際立たせる。艦の周囲では、白波が静かな旋律を奏でている。
「来ますよ……」
 月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)の冷たい声が響く。灰色の髪を揺らしながら、紫の瞳で前方を見据える11歳の少女は、すでに戦闘態勢に入っていた。艦の装甲が陽光を反射し、彼女の小さな影を甲板に落としている。
「ああ、奴らの熱気が伝わってくるな」
 緑の瞳を細めながら、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)が応じる。その時、水平線の向こうから異様な光景が現れた。
 大量のサイリウムの光が虹色に輝き、熱狂的な掛け声が海を震わせる。それは、ジェネラル級『大鷹』への狂信的な愛を掲げる冥海機軍団の姿だった。彼らの制服のポケットからは、推しのブロマイドがはらはらと舞い、海風に乗って光を反射している。
「L!O!V!E!ラブリー推し!」
「タイガー! ファイヤー! サイバー!」
 熱狂的な叫び声とともに、4体の影が『しながわ』に向かって突進してくる。その姿は、まるで暴走する列車のように制御不能な勢いを帯びていた。
「……ま、まぁ、大鷹は美人ですしっ」
 華楠が苦笑いを浮かべながら呟く。
 艶やかな黒髪に清楚可憐な面差しを持つ大鷹の魅力は、確かに理解できる。できるが……。
 次の瞬間には、華楠はもう表情を引き締めていた。
「でも、『しながわ』は私たちの大切な推し艦です!」
 華楠は水面に飛び出し、術式を展開する。魔力が渦を巻き、空気が震え始める。
「地の果てまでも駆けよ、天にまでも昇れ! 汝、滑るように走る者よ!」
 術式の円環が華楠の周囲に展開され、陰陽木行に属する雷の術が式神術と馬頭観音真言を組み込んで昇華される。妖精たちの補助を受けた魔力が具現化し、雷の化身である馬の姿の式神が出現。蒼白い稲妻で形作られた馬が、轟音とともに突進した。
 先頭を走りくる冥海機とぶつかる瞬間、式神の体が純粋な雷霆と化す。閃光が海面を照らし、敵の動きが一瞬止まった。
「お……推しのため……に!」
 最後の掛け声と共に、一体目の冥海機が砕け散った。


 太陽が頭上から照りつける中、戦いは新たな局面を迎えていた。『しながわ』の周囲の海面は、先の戦いで散らばったサイリウムの破片で彩られ、波間に散りばめられた宝石のように煌めいている。眩いばかりの光の帯が水平線まで伸びていた。
「俺達を気持ち悪いと思ってもいい! でも推しを侮辱する奴は許さない!」
 敵の語りかけが響く中、残存する冥海機が一斉に突進。彼らの体からは狂信的な推し愛を象徴するかのような光が放たれ、その輝きは真夏の陽光と重なり、海面に虹色の干渉を描き出していた。推しへの忠誠心は、灼熱の太陽のように彼らの戦意を燃え上がらせていく。
「このままじゃ突破されます!」
 叫びながら華楠は再び式神を召喚した。今度は複数の雷の馬が出現し、それぞれが異なる方向から敵を追い詰める。
 閃光が海面を走る度に、水しぶきが虹色に輝いた。式神たちは精密な動きで突破を図る敵を一体ずつ正確に攻撃していく。
「タイガー! ファイヤー! サイバー!」
 掛け声とともに冥海機の体が青白い光に包まれ、一瞬で加速。サイリウムを振り回す腕の動きに合わせて、無数の魔力弾が放射状に展開される。まるで打ち上げ花火が間近で炸裂したかのような火の玉の雨が、華楠めがけて降り注いだ。
「ふふっ、推しへの愛は本当に美しいんですね……でも、それを暴力に変えるのは違います!」
 無数の火の玉が夕暮れの空を彩る中、華楠は防具を強化しながら巧みな動きで攻撃をかわす。その動きは、まるで波間を舞う水鳥のように優美だった。
「……纏めて、焼き払う」
 サヨコが≪黒姫≫の砲撃を連射する。
 機械仕掛けの砲門が唸りを上げて、空へ榴弾を放つ。爆発の閃光が陽光と競うように輝き、破片が光の粒となって降り注いだ。
 2体目の冥海機が光の粉となって消滅する。
 その隙を突くように、ラキアは後方から魔術障壁を展開。濃緑色の結界が敵の退路を塞ぎ、術式によって圧縮された大気の弾丸が閃光を伴って3体目の冥海機を捉えた。
「タイガー! ファイバー!」最期の掛け声も虚しく、敵は風の刃に切り裂かれ消え去った。
「むっ、これは……」
 残る一体の動きが止まる。


 真夏の太陽が海原を照らし付ける中、決戦の時は訪れた。
 『しながわ』の周囲では、これまでの戦いで散らばった破片や光が、陽光を受けて万華鏡のように煌めいている。
 たった一体になってしまった冥海機は、推しのブロマイドを胸に「大鷹様のためなら!」と気合いを入れ直す。
「よっしゃー! 推しの名にかけて突っ込むぞー!」
 残ったのは一際強い存在感を放つリーダー格だった。ポケットから覗くブロマイドは、他のものより大きい。『大鷹』ファンクラブの隊長といったところか。その動きのキレは鋭く、倒した冥海機とは異なる、より洗練されたオタ芸をディアボロスたちに見せつける。
 シャカシャカブンブン振り回されるサイリュームに、ラキアが反応する。
「その狂信的な崇拝……、クロノヴェーダの歪みの1つ?」
 ラキアは術式を展開し、大気を圧縮して作り出した風の弾丸を連続して放つ。圧縮された大気は、まるで実弾のように鋭い軌道を描いて飛んでいく。一発一発が精密に制御され、オタク集団の動きを封じ込めていった。
 リーダー格の冥海機は、「このサイリウムに宿る推しの力、受けてみろ!」と叫び、自身の能力を解放する。サイリウムから溢れ出す光が凝縮され、まるで巨大な弾丸のように圧縮された。周囲の味方たちもサイリウムを掲げ、その光がリーダー格の一点に集中する。
「大鷹様への愛を、ここで証明する!」
 掛け声とともに、眩い光弾が放たれた。サイリウムの光が渦を巻き、オタ芸の動きが一体となって波状攻撃を形成していく。光弾が空気を切り裂く音とともに、真っすぐにディアボロスたちへと襲いかかった。
「その程度の一撃なら!」
 華楠が前に踏み出す。
「私たちの想いだって、負けてはいません」
 術式の円環が瞬時に展開され、雷の化身である馬の姿の式神が具現化する。
「地の果てまでも駆けよ、天にまでも昇れ!」
 掛け声とともに、式神は閃光となってオタクのリーダー格を直撃。蒼白い稲妻が、リーダー格の放った光弾を真っ二つに切り裂いていった。
 サヨコの零式弾がそれに続き、空を赤く焦がす爆発がリーダー格の動きを止める。最後の一撃として、ラキアの圧縮された風弾がリーダー格を貫いた。
「推し......ごめん......なさい......」
 リーダー格の最期の言葉とともに、最後の冥海機が消滅。海原に静寂が戻る。ポケットから舞い落ちた大鷹のブロマイドが、潮風に乗って光を反射しながら、静かに水面へと消えていった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水面走行】LV1が発生!
【泥濘の地】LV2が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!


 蒼穹に浮かぶ雲が、ゆっくりと形を変えていく。『しながわ』の周囲の海面には、先の戦いの名残であるサイリウムの破片が漂っていた。
「私を想ってくれた者たちを、こんな形で見送ることになるとは……」
 大鷹は静かな声で呟く。黒髪が海風になびく中、その表情には深い悲しみが浮かんでいた。しかし、次の瞬間には冷たい決意の色が瞳を覆う。
「無駄死ににはさせません」
 シーワスプは腕を組み、戦いの跡が残る海面を見つめていた。甲高い機械音とともに、背後で装甲が展開される。
「ヤツらの熱い想いは、確かに受け取りました。でも、任務は任務です」
 シーワスプの言葉に、大鷹は小さく頷く。二人の視線の先には、『しながわ』の姿が水平線に浮かんでいた。
「大鷹様、我々がディアボロスたちの注意を引きつけます。その隙に、艦に近づいてください」
シーワスプの提案に、大鷹は凛とした表情を浮かべる。
「ありがとう。必ず、あれを沈めてみせます」
音羽・華楠
次は、大鷹の護衛のシーワスプたちですね。
トループス級と侮りません……。
たった2体でジェネラル級の護衛を担う以上、精鋭に決まってます。
……或いは、装備の下に『大鷹命!』と刺青を刻むほどの猛者なのかもしれませんっ。
油断せずいきますよ!

【水面走行】で海面を駆けつつ、大鷹の様子も視界に入れ、注意を。
彼女の指揮でシーワスプたちがより洗練された動きを見せるかもしれませんし。
……逆に、大鷹の護衛であるシーワスプたちは、こちらの射線を大鷹へは通さないように動くでしょうし、大鷹の挙動や位置取りで行動を先読み出来るかもしれません。
そうやって僅かでもシーワスプたちの隙を見出し、仕掛けます――

――《雷幻想・天狼》!!

雷の狼の式神を襲い掛からせますよ!
敵の反撃の酸性霧の中でも、嗅覚とレーダー感覚に優れる《天狼》なら、狙い過たずシーワスプへ喰らい付いてくれるでしょうし……!

これまでに幾度も、ジェネラル級にだって牙を突き立ててきた私自慢の式神です。
護衛の喉笛を食い千切り、大鷹への道を切り拓きなさい、《天狼》!


ラキア・ムーン
あとは護衛を残すのみ、
トループス級とは言え、精鋭だ
確実に倒し、大鷹を孤立させる
シーワスプ、何度も戦った相手だが……油断は出来んな

水面走行で大鷹付近へと接近
護衛のシーワスプを確認しよう
数は2、ならば最も火力が出る形で仕掛ける

【Call:Flame_Gust1】起動
術式により炎の塊を生成
ダメージアップで基礎火力を上げ、狙いを定める
最速で仕留める
周囲の仲間と連携を取り、術式で突風を吹かせる
炎の塊を最短経路でシーワスプへと向かって飛ばし、炎をもって敵を焼く!

《RE》Incarnationを構えて敵の攻撃に備える
敵の海戦装が此方に向かってきたらEmu【E.S】展開
魔術障壁で海戦装を押しとどめ、抜けてきたものは槍で払う
触れる数を最小限まで軽減し、更に間に武装制服を噛ませて体に注入される毒を軽減
ダメージを最小限までおさえて継戦能力を維持しよう

ジェネラル級の護衛、それもたった2人だ
同型個体よりもさぞ有能なのであろう
だが、それも乗り越える
貴様らが引けぬように、此方も引くつもりは無い!

アドリブ連携等歓迎


八栄・薙鳥
故郷の時代の奪還の機がこうも早く来ようとは、よもや
この身は前線に出るには兵として未熟なれど、それでも今はできる限りのことをいたしましよう、ええ

《水面走行》で海上に降り立ち、まずは護衛に挑みかかります
海戦装『泡雷』から高圧空気弾を放ち牽制、可能なら敵の分断を
そして、敵の1体に狙いを定めてパラドクス発動──
『空綰核石』全力解放、『進み拓く生存領域』!
空気の結界で己を覆い、全力の突撃を食らわせます

幻影毒に対しては心を強く持つことで対抗
敵は殺すことに長けた暗殺者、しかし、わたくしは生きることに長け、過酷な未踏の道を切り拓く開拓者です、はい
己を包む結界の安全性能を強く信じ幻影を突破してみせます
負った傷は《ドレイン》で回復できれば理想的です、敵将との戦いを前に消耗は抑えたいところです、ええ

次はジェネラル級冥海機・大鷹殿が相手、わたくしの実力ではこの戦い、死線となるでしょう
しかし、必ず生き延びてみせましょう
自由に世界を切り拓きどこまでも行く──わたくしはそう決めてヤ・マウトの軍を抜けたのですから、ええ



 灼熱の陽光が海面を銀箔のように輝かせる午後、四つの影が波を切り裂く。シルエットだけを見れば、それは優雅な水鳥の群れのようにも見える。しかし、その実態は冷酷な暗殺者たちを迎え撃つために集ったディアボロスたちだった。
 銀髪を靡かせながら最前線を進む音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)の瞳が、遠方に見える二つの黒点に釘付けになる。
 トループス級シーワスプ。大鷹の護衛として配された暗殺者たち。たった二体で護衛を任されているということは、並の個体ではない。その証拠というべきか、シーワスプの背後には既に淡い毒霧が立ち込め始めていた。
「まるで映画のワンシーンのようですね」
 華楠の囁きは、すぐ後ろを進むラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)の耳にも届く。
 ラキアは槍を構えながら、冷笑を漏らした。確かにこの光景は、古い映画に出てきそうなものだ。輝く海面、立ち込める毒霧、そして今まさに繰り広げられようとしている死闘……。
「私たちの映画なら、きっと誰かが死ぬわね」
 ラキアの言葉に、八栄・薙鳥(世界拡張どこまでも・g09872)が空気の結界を纏いながら応える。
「でも、わたくしたちは全員生きて帰りますとも」
 その声には不思議な確信が宿っていた。
 三人の最後尾でサヨコも無言で頷く。
 シーワスプたちの姿が次第に大きくなっていく。シーワスプたちの装甲に描かれた模様は、まるで海に潜む毒蜂のようだった。その名に相応しい存在だということは、過去の戦歴が証明している。接触まであと数秒。
 華楠は《雷幻想・天狼》の詠唱を始めた。古の狼神への祈りの言葉が、潮風に乗って響く。
 ラキアは術式を展開し、目の前の空間に拳大の炎の塊を生成する。八栄は既に結界を完成させていた。
 そして、最初の一撃が放たれる。
 シーワスプの放った酸性霧が、まるでスモークスクリーンのように視界を遮る。しかし、それはディアボロスたちにとって想定内の動きでしかない。むしろ、この霧の向こうにこそ、勝利の可能性が潜んでいるのだ。
「視界を遮られても、私の《天狼》は嗅覚とレーダー感覚で敵を捕捉できますわ。この霧の中で、勝負をつけさせていただきましょう」


 酸性霧の中で最初に動いたのは華楠だった。雷光を纏った巨大な狼の姿が、霧を切り裂くように現れる。《天狼》は嗅覚とレーダー感覚で敵を捕捉し、躊躇なく襲いかかった。シーワスプの装甲に牙が食い込む音が、不協和音のように響く。
 同時にラキアの術式が発動する。《Call:Flame_Gust》の炎が霧を焼き払い、もう一体のシーワスプに向かって突進する。炎は霧の中で不気味な光を放ち、まるで業火のように見えた。
 広がる八栄の結界が酸性霧を押しとどめ、透明な泡のように戦場を包み込んでいく。
「わたくしの『空綰核石』の力、酸性霧程度では決して貫通いたしません。みなさま、どうかご安心ください」
 その間にサヨコの榴弾が遠方で炸裂し、敵の注意を分散させた。
 しかし、シーワスプたちも黙ってはいない。
 一体が魚雷を放ち、もう一体が毒を纏った特殊海戦装《キロネックス》で反撃に出る。魚雷の爆発で波が荒れ狂い、戦場は混沌の渦に呑み込まれていった。
 霧の中で光が踊る。雷光、炎、爆発の閃光。
 それらが織りなす抽象画のような光景の中、シーワスプの一体が華楠に迫る。
「これ以上、大鷹様への接近は許さない。ここで終わりだ」
「甘いですよ」
 シーワスプが攻撃しようとした瞬間、《天狼》が瞬時に反応し、雷を纏った牙でシーワスプの腕を粉砕した。装甲に亀裂が走り、悲鳴とも笑いともつかない声がシーワスプの口から漏れる。
「くっ……予想以上の攻撃力だな。だが、これで終わりとは思うな」
 もう一体のシーワスプが既にラキアの背後を取っていた。毒を帯びた攻撃が放たれる。ラキアは槍を振るい、同時に魔術障壁を展開。かろうじて致命傷は避けたものの、服の一部が溶解していく。
 それを見たシーワスプは、冷たく言葉を紡いだ。
「装甲溶解を確認。だが、魔術障壁は想定以上の性能だな……。これは興味深い。しかし――」
 毒霧を噴出しながら、シーワスプは攻撃の手を緩めない。
「大鷹様の護衛に選ばれた誇り、見せてやろう!」


 戦いは最終局面を迎えていた。
 八栄の結界が霧を完全に押し払い、戦場がクリアになる。海面に落ちる陽光が、今まさに終わりゆく戦いを見守るかのように輝いていた。
「最期まで、大鷹様の誇りある護衛として」
 片方のシーワスプが宣言するように言い放つ。刹那、二体が同時に最後の反撃態勢を取った。体からは有毒の霧が噴き出し、不吉な色を海上に落とす。
 華楠の《天狼》が雷光の輝きを増す。その姿は今や、天から降り立った神獣のようだ。雷を纏った巨狼は空中に跳躍し、シーワスプの隊形の間を縫うように疾走する。敵が纏う装甲を引き裂く度に、青白い火花が散り、轟音が響き渡る。
「これが、私たちの答えです」
 華楠の声に呼応するように、ラキアは両手を大きく広げ、最後の術式を展開する。彼女の周囲に複数の魔法陣が浮かび上がり、それぞれが異なる周期で回転を始めた。術式の輝きが彼女の瞳に映り込み、決意に満ちた表情を浮かび上がらせる。
「私の炎で、貴方たちの忠義に幕を引かせてもらうわ」
 炎の塊が幾重にも生成され、それぞれが渦を巻きながら拡大していく。術式による突風がそれらを加速させ、まるで流星群のようにシーワスプへと襲いかかった。炎の渦は反撃の構えを取る敵を完全に包み込み、高温の連撃が装甲を赤く染め上げていく。
 八栄は海戦装『泡雷』のコア『空綰核石』を胸元で輝かせる。結界が凝縮されていく様は、まるで空気そのものが実体化したかのようだ。透明な障壁は次第に形を変え、鋭い槍となって彼女の周囲を旋回し始める。
「わたくしにも、戦う覚悟はございます。この『空綰核石』に込められた想いと共に、浄化の一撃をお見舞いさせていただきます」
 八栄の声が響くと同時に、結界の槍が螺旋を描きながら射出される。空気を切り裂く鋭い音が轟き、透明な一撃がシーワスプの装甲を貫通。純粋な空気の力が内部機構を切断していき、同時に不純物を浄化していった。まさに、未踏の地を切り拓く開拓者にふさわしい一撃だ。
 雷光と炎が交差する中、二体のシーワスプの装甲が軋むような音を立てる。一体の装甲が真っ二つに割れ、もう一体の内部機構が炎に包まれた。
「大鷹様……申し訳、ありません。どうか……、や……」
 かすれゆく声と共に、装甲の亀裂から漏れる青白い光が、まるで涙のように煌めく。
「私たちの誇りは……永、遠に……」
 最後のささやきを残し、二体は静かに海中へと沈んでいく。青く光る装甲の破片が波間に散り、やがて深い海の底へと消えた。最後まで大鷹の護衛として気高さを失わなかったシーワスプたちへ、無言の弔いのように、波が静かに寄せては返す。
 ラキアが槍を構え直しながら、前方を見据える。
「残すは大鷹のみ。私たちの戦いは、まだ序章に過ぎない」
 華楠は微かに頷き、八栄は結界を再び展開する。サヨコも新たな弾を装填する音を響かせる。
 大鷹との決戦まで、あとわずか。
 蒼穹の下で、新たな死闘の幕が上がろうとしていた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!

音羽・華楠
……大鷹、落ち着いてるように見えますね……。
自分のやるべきことを迷い無く見据えてる、そんな感じです。
……少しは精神的に揺るがせておかないと、万が一もあり得ます。
口車勝負と参りましょう――

まずは、本心でもあるこの言葉を大鷹に投げ掛けます。
「良い部下をお持ちですね」
……サイリウムを振り回す冥海機軍団には吃驚しましたが、彼らの大鷹への忠誠心は本物でしたし、シーワスプたちもトループス級離れした強者でした。
そこをしっかりと褒めた上で、最後にこの一言を。

「超大和の直属護衛のオクトリアたちにも負けてませんでしたよ」

以降は、私は何も答えません。

与える情報は最低限。
でも、最低限だからこそ、大鷹も、そこから嫌な想像を無数にしてしまう……止まらなくなってしまうはずです。

超大和の直属護衛を知ってるからには、既に復讐者は超大和を攻撃してるのではないかとか。

逆に、そう言われて焦った自分にこの場を放棄させるのが狙いではないかとか。

そうやって答えの出ない自問自答を内心で繰り返させて、戦闘への集中力を削ぐ狙いです。



 戦艦『しながわ』に向かって一心に海上をかける大鷹を、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)がいち早く追う。
 仲間たちはまだシーワスプと戦った海域にいる。なんとしても先回りして大鷹を足止めしておかなくては。
 戦艦『しながわ』に近づくにつれて他のジェネラル級と別のディアボロスたちが戦う音が大きくなってくる。その音に勇気づけられて、 華楠は足で強く海面を蹴った。スピードをあげて大鷹の前に回り込む。
「お待ちください」
 灼熱の陽光が海面を銀箔のように照らし出す午後、二つの影が向かい合う。
 音羽・華楠は静かに微笑みながら、大鷹を見る。
「良い部下をお持ちですね」
 華楠の声は、海風に乗って優しく響いた。その言葉に、先ほどまでの激戦の痕跡は微塵も感じられない。波音さえ低くゆったりとして、まるで古い映画の一場面のように、時間が緩やかに流れていく。
 大鷹は一瞬、僅かに目を細めた。艶やかな黒髪が海を渡る風に揺れる。
「ええ、彼らは私の誇り。最期まで、忠義を貫いてくれました」
 敵を目の前にして、大鷹は僅かに目を失せる。命を捧げて尽くしてくれた、冥海機軍団とシーワスプたち……。大鷹の言葉の端々に、失われた部下たちへの想いが滲み出ていた。
「超大和の直属護衛、オクトリアたちにも負けてませんでしたよ」
 華楠の言葉が、海に静かに沈んでいく。
 大鷹の瞳に翳りが走った。
 まさか、と口走り、すぐにゆるりと首を振る。
「そう、ですか……。ありがとうございます。あなた方と戦い散った彼らも、あなた方に認めて貰って誇らしいでしょう」
 その声には、幾重もの想いが織り込まれていた。
 超大和への思い、目の前の敵への警戒、そして失われた部下たちへの追悼。それらが混ざり合い、海の調べのように響く。
 静寂が流れる。
 その時、華楠は遠くの水平線から複数の気配が近づいてくるのを感じた。
 大鷹は静かに目を閉じ、再び開く。その瞳には、もう迷いはない。
「私たちの物語も、佳境……」
 大鷹の声が、潮風に溶けていく。
「しかし、勝つのは私たちです。さあ、そこをおどきなさい」
 戦艦『しながわ』は華楠の後ろ、大鷹の足をもってすればすぐそこだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!

ラキア・ムーン
さて、此処から先は通しはせんさ
『しながわ』に釣られて、戦場奥まで出てき過ぎたな大鷹
取り巻きは倒した、後は貴様だけ
此処で雌雄を決しようではないか

限定解除、形状変換
再誕の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現

槍を構え直し、大鷹を見据え攻撃準備
距離は取らせん
近接戦に移行する
【Call:Breaker_Lance】起動
術式により魔力の槍を展開し、穂先を拡張
魔力で巨大化した槍を両手で構え、『突撃』姿勢を取り駆ける
水面を強く蹴り加速
敵との距離を詰め、槍の間合いに入ったら槍を突き出し穿つ!
海戦装で防御されるなら、水平方向に飛翔加速
最大速度の加速を乗せて、本体を目指して槍を押し込む

攻撃後は魔力の槍との接続を解除
そのまま接近戦を仕掛けて近接の距離を維持
敵の斬撃に合わせて此方も槍を振り、斬り結んで斬撃エネルギーを即座に迎撃
Emu【E.S】を展開
魔術障壁でエネルギーを可能な限り受け、痛打を受けないように防御

さて、では勝負といこうか
死力を決し、滅ぼし合おう

アドリブ連携等歓迎


モリオン・スモーキー
アドリブその他諸々歓迎
敵には敬意をはらいつつ戦います。

お疲れ様です。加勢に参りました。
後は大鷹のみですね。
……あなたが刺し違える覚悟があるのと同じくらいこちらもまた刺し違えても倒す覚悟がございます。ですからして……お互いの意地の為戦いましょう。どちらの意地が強いか。……それが勝負を分けることになりましょう。

【水面走行】を使用し、かつ、【泥濘の地】の元に相手の機動力を下げて、隙を見てパラドクス発動。
……火力……魔力をを足に集中させて――一気に蹴りを入れます。
落下の勢いも併せてその力を相手に喰らわせましょう。

相手の反撃は各種装備や魔力障壁で致命傷を避けるのに集中します。
直撃しないようにだけすれば問題はないかと。そして反撃で再度全力の蹴りを入れますよ。


月鏡・サヨコ
大鷹……商船を改造することで建造された空母の名だったか
時代が許せば、民間での平和的利用の下に生涯を終えられたかもしれない艦
……戦うためだけに生み出される冥海機が、その名を負うとは、な

【泥濘の地】と化した海上を【水面走行】で駆ける
空母というより輸送艦に近い役割を果たしていた史実を反映してか、敵は空母型としては軽装らしい
しかし、その技量――特に剣術は決して侮れるものではないだろう
私も全力の剣技を以て相対しよう

――『閃電・月夜見』起動
敵に接近していく途中で、≪対艦軍刀『銀鉤』≫からプラズマの刃を発する
急激にリーチと威力を増した得物を振るい、相手が認識していた「刀の間合い」に入るより先に攻撃を仕掛けよう
仲間より先に動く場合は大きく横に薙ぐ一閃で、直撃でなくても確実にダメージを与えるように
敵に隙が生じた状態で後詰に回る場合は胴を狙って突き込み、一点突破で体内を焼き尽くす
反撃の斬撃エネルギーは得物で斬り払うか≪海戦装用増設防盾≫を構えて防ごう

「春日丸」は今、平和の海に還る
……波に抱かれて、静かに眠れ


三間・勲
(連携アドリブ歓迎)

次々と現れるのは艦艇だけではありませんよ!
皆さんのこれまでの奮戦を確実な勝利へと繋げられるよう、僕も助力させていただきます

【水面走行】をお借りして、救援機動力で先行する部隊に合流します
後方で立ち回り戦況の把握に努めつつ味方の援護に集中します
攻撃を仕掛ける時以外は『大鷹』の斬撃や独立した海戦装の動きを観察し
【パラドクス通信】を使用して味方に危険が及ばないよう情報共有を試み、全体の負傷を少しでも抑えましょう

パラドクスを発動して魚型魚雷群を召喚
『大鷹』の周囲を取り囲み視界の妨害と行動の制限を試みます
一点集中で突撃させてダメージを与えつつ動きを抑え
続けて味方が攻撃を行いやすい箇所を重点的に狙い損傷を重ねましょう

反撃の花弁を確認次第、有効であれば手持ちの信号拳銃で発煙弾を発し速やかに後退
煙の発射地点から逸れる事で正確な居場所を誤認させるように試みます
パラドクス攻撃は必中ですが、「氷盾」を用いた防御も加えて少しでも致命傷となる攻撃から逃れるように努めます


音羽・華楠
戦いは佳境です。
……大鷹との戦いだけでなく、ミッドウェーの……冥海機ヤ・ウマトでの戦いが。
決着をつけましょう、大鷹!

【水面走行】で海上を疾駆。
『しながわ』への道、射線を塞ぐように意識しつつ、他の復讐者たちとは異なる角度から大鷹を攻め、彼女が多くの方向を警戒しなければならないように強いて集中力を削ります。

攻撃に関しては、ここに至ればもう、自分が最も信頼するパラドクスに頼るのみ。
私の最強の技、お見せします――

――《雷幻想・閃耀》!

魔術的荷電粒子砲に、私の全身全霊を注ぎ込みましょう!!

大鷹の反撃は、桜吹雪に視界を奪われるのは確かに厄介ですが――
……私を、さらには私の仲間たちをその刀で斬り、その牙で噛むことで、大鷹とその海戦装には血の臭いが染み付くはずです。
視覚は頼りにならずとも、血臭を頼りに大鷹たちの動きを読み、出来る限りの回避と防御を。

……散らない桜はありません。
沈まないタイヨウもありません!
『大鷹』の名、史実の艦艇へ返す時です――
断片の王と共に、この海で眠りなさい、冥海機・大鷹!!


フィリス・ローラシア
※アドリブ、連携ok

包囲のために敵戦力が分散している状態ですが、結果的にそれが裏目に出たという所でしょうか。
何にせよ、各個撃破、かつ超大和への増援阻止の好機です。
遅れ馳せながら、助太刀に参上ですよ。

基本は水面走行を利用。緊急回避の時は飛翔しますが、低空飛行を厳守し目立たぬよう注意です。

戦闘ではリュカと力を合わせて攻撃です。
魔力を集中して『重唱』の術式を発動、遠距離からリュカと一緒に砲撃して、敵をその場に足止めします。
敵はまだしながわへの攻撃を諦めていないようですし、其方に近づけぬよう、かつ体勢崩しを狙えるよう、足下や海戦装を狙って行動を阻害します。
もし接近戦を行う味方が居たら、此方の砲撃に巻き込まぬよう注意しながら援護射撃です。

後は敵の撒き散らす花弁ですが、砲撃で周囲の花弁を薙ぎ払って視界確保と接近妨害を同時に実行。
その後、水面から軽く浮いて下からの奇襲に備え、接近してきた敵を迎撃です。
敵の連係攻撃は無理に受け止めずに、長杖や魔力障壁で衝撃を受け流して力の行き場を逸らして直撃を避けます。


クィト・メリトモナカアイス
んむ……他の戦場でも決着がつきはじめ、超大和との直接の戦いも始まってる。
ここもまた大事な戦場の一つ。勝って帰るべし。

フロートユニット「モナアーマー」を装着し、【水面走行】で海面に立ち、「しながわ」を破壊しようとする大鷹を迎え撃つ。
戦闘が始まったら同時に【泥濘の地】。海上を粘つくように変えて敵の移動速度を遅らせ、強行突破がしづらいように。

黄金猫拳打棒に神々しい光を集める「人よ星よ始まりに還れ」。
肉球の連撃で大鷹が放つ航空機型エネルギー弾を叩き落すことで直撃を防ぐ。

んむ。汝も我らも大事な何かのために戦うという意味では変わらぬ。
けれど。我らには。
差し違えるつもりはない。
我らはいつも、そして今日も。勝って帰る。

他の復讐者の遠距離からの攻撃とタイミングを合わせ、他の近接戦闘で戦う復讐者とともに接近。
モナアーマーで水面を滑るように駆け、一気に近づいて黄金猫拳打棒の連撃を叩き込み、他の復讐者が攻撃する起点を作る。

汝の刀にも。我の肉球は負けぬ。とりゃー。


八栄・薙鳥
領土をめぐり合い争う、そんな世界に悲しみはあれど、今はヤ・ウマトとの戦いに決着を付けるべく全力を

敵味方の攻撃が入り乱れ荒れる戦場の中、白衣を脱ぎ、潜水ヘルメットをかぶり、海中へ
忍耐をもって敵の隙が生まれる瞬間を待ち、その時が来たら水中から強襲をかけます

しかし、わたくしは暗殺者にあらず
距離は詰められても、攻撃の瞬間まで気取られずとはいかないでしょう
ですが、敵に気付かれ先手を取られても、わたくしには護身の術があります

『生存圏の知覚』を使用
飛んでくる斬撃エネルギーの威力の薄い点を見切り、そこに退避
さらに海戦装『泡雷』から空気を放ちブツけて、威力を減衰を試み、突破を成し遂げんと
生きる、生き延びます、なんとしても、ええ!

そして、敵の攻撃後の隙をついて指向性棒機雷『突龍』による突き上げ

命を使い潰すようにして戦うヤ・ウマト軍の在り方を拒み、わたくしは軍から脱走しました、ええ
ですが、使われるのではなく貴女は自らの意思で自分の命を賭して戦っているのでしょう、きっと
ならばその命の輝きにわたくしは敬意を、はい


麗・まほろば
勝負だ! 『大鷹』!
これはヤ・ウマトを統べる冥海機と、我らが復讐者との維持と矜持のぶつかり合いだ!
どちらがより良き結果を得られるのか、未来を占おうじゃないか!

【超々々々弩級戦艦『紀伊』】展開!
【15.5センチまほろば砲】!
【51センチまほろば砲】!!
全門装填、よーいっ!

【水面走行】で海に立ち、戦況を把握
まほろばの狙いは先を往く同胞たちとの連携と援護だ!
みんな! まほろばの放つ弾幕を背に接近するんだ!
その間は『大鷹』の視線を! まほろばが独っり占めにしちゃうぞぉ!
砲撃、開始ーッ!

絶え間なく『大鷹』への砲撃を繰り返しつつ、一点にはとどまらないように周囲を旋回する。
これはまほろばと『大鷹』との間に、仲間が挟まれないようにするため
仲間の行動に感づいちゃうかもしれないしね!
斬撃には【15.5センチまほろば砲】と【超々々々弩級戦艦『紀伊』】を盾にすることで海に立ち続ける!
あっはっは! まほろばを見たってことは……もう釘付けってわけだ!
さぁ、みんな! まほろばに振り返らず、いっけぇぇぇぇぇっっっっっ!


エヴァ・フルトクヴィスト
奪還戦に持ち込まずにヤ・ウマトを奪還出来る機会、
そして他ディヴィジョンの介入も様々なに上がっているからこそ。
その前に決着を付けるお手伝いを!

これ以上、私達の艦、しながわは撃沈させません。
そしてヤ・ウマトというディヴィジョンの物語を終わらせるために。
ここで決着を付けましょう!

救援機動力で駆け付けた私の役割は足止めです。
同じ仲間と連携して、しながわへの進路を塞ぎながら。
ネメシス形態が解放されて力を高めている仲間の攻撃を当たりやすくしますよ!

拠点の艦があれば、増援も現れるというものですよ?
勝利を導くために踊って貰いましょう!

排除しようとする敵の攻撃は精神を集中。
飛翔を用いた加減速と蒼炎流星嵐で致命の一撃を逸らし花びらを散らせて。
致命傷を貰わない様に結界術で反らすも被弾覚悟で受けて。
仲間とアイコンタクトを交わしつつ、息を合わせて常に進路を妨害出来るような位置取りを心掛けますよ!

身体を張ってでも瞬きでも留める、それが私の役割です!
今までこの海に散っていった多くの英霊たちに詫びて来て貰いますよ。



 白波が寄せては返す、潮騒の絶え間ない音が戦艦『しながわ』の周囲に満ちていた。向かい合う二つの影が作る長い影が、銀箔のように輝く海面に落ちている。
 音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)の心は、わずかに騒めいていた。
 行く手を阻まれているにもかかわらず、目の前の敵将は、まるで桜の精のように端麗な立ち姿を見せ、まさに艦娘としての誇りと気品に満ちている。
 その背後に控える翻車魚型の海戦装は威圧的な存在感を放ち、牙を剥いて獲物を待ち構えているかのようだった。
 大鷹の超大和への忠誠、目の前の敵への警戒、そして失われた部下たちへの追悼。それらが混ざり合い、たよう波間に調べのように響く。
 その時、水平線から光の点が、次々と現れ始める。
 真っ先に現れたのは、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。手にする長槍には既に魔力が満ちており、淡い光を放っていた。
「さて、此処から先は通しはせんさ」
 槍を構え直しながら、ラキアは大鷹を見据えた。その眼差しには、これまでの戦いで失われた仲間たちへの想いが籠っている。
「『しながわ』に釣られて、戦場奥まで出てき過ぎたな大鷹」
 モリオン・スモーキー(存在奪われし魔術発明家・g05961)とそのサーヴァント、クダギツネの『ケアン』が水面を駆けてきた。
「この戦場も後は大鷹、あなたのみですね……あなたが刺し違える覚悟があるのと同じくらい、こちらもまた刺し違えても倒す覚悟がございます」
 モリオンの言葉には、敵将への敬意と決意が混ざり合っていた。
 月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)も、パンツァーハウンド『桂』と共に合流する。
 サヨコは幼い体躯に似合わぬ冷たい視線を大鷹へ向けながら、≪対艦軍刀『銀鉤』≫を構えた。『桂』が低く唸り、主の意思に応えるように戦闘態勢を取る。
「遅くなってすみません」
 更に三間・勲(漁火・g10186)が駆けつけてきた。その周りには水面下で待機する魚雷群が、時折波を立てている。
「皆さんのこれまでの奮戦を確実な勝利へと繋げられるよう、僕も助力させていただきます」
 フィリス・ローラシア(夢現の竜使い・g04475)が、サーヴァントのミニドラゴン『リュカ』を連れて到着する。『リュカ』は既に戦闘態勢を整えており、その鱗が太陽の光に煌めいていた。
「私たちも遅れ馳せながら、助太刀に参上ですよ」
 クィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)も、黄金猫拳打棒を携えて姿を見せる。
 装着したフロートユニット「モナアーマー」の波を切る音が、規則正しく響いていた。
「んむ……他の戦場でも決着がつきはじめ、超大和との直接の戦いも始まってる。ここもまた大事な戦場の一つ。勝って帰るべし」
 八栄・薙鳥(世界拡張どこまでも・g09872)は水中に潜伏していた。
 ダンジョンペンギン『ホスフィン』と共に、波間から大鷹の動きを窺う。海中では光が屈折して幻想的な光景を作り出し、その中で『ホスフィン』の姿が青く浮かび上がる。
 指向性棒機雷『突龍』を手に、薙鳥は最適なタイミングを待つ。泡が静かに立ち昇り、水流が白衣を優しく揺らしていた。
 麗・まほろば(まほろばは超々々々弩級戦艦ですっ!・g09815)は駆けつけてくるなり、全砲門を大鷹に向けた。
 その姿は小柄ながらも威風堂々としており、超々々々弩級戦艦の名に恥じない威厳を放っている。
「勝負だ! 『大鷹』! これはヤ・ウマトを統べる冥海機と、我らが復讐者との維持と矜持のぶつかり合いだ!」
 大鷹は静かに片目を閉じ、わずかに微笑む。
「矜持の戦い、ですか……。受けて立ちましょう」
 最後にエヴァ・フルトクヴィスト(星鏡のヴォルヴァ・g01561)が到着する。その青い髪が風に揺れ、赤い瞳が決意に燃えていた。
「これ以上、私達の艦『しながわ』に傷はつけさせません。撃沈などさせるものですか。ここで決着を付けましょう!」
 大鷹はゆっくりと目を開いた。
 その瞳には、もう迷いはない。
 黒髪が風に揺れ、海戦装『翻車魚号』が低く唸りながら牙を剥く。手には『春日丸』が握られ、その刀身が陽光を捉えて鋭く煌めいた。
「いいえ。かならずあの艦を沈め、私たちが勝ちます」
 刀から放たれる気配が、周囲の空気を震わせる。


 緊迫感を孕んだ静寂が、戦場の海を覆う。
 水平線の彼方では、灰色の巨影——超大和がまだ見えている。彼の存在が、離れた場所にあるこの戦場を重く圧迫していた。
 時折遠雷のように聞こえる轟音は、どこかで戦っている仲間たちの戦いの音だろう。
 海風が濃い潮の香りを運んでくる。
 この海域は本来、漁船が行き交い、豊かな漁場として知られていた場所だ。今は戦場と化しているが、かつては多くの魚影が行き交い、漁師たちの活気に満ちていた。
 その平穏が破られ、今は戦火に覆われているという事実に巌は震える。
(「海の民の生活を脅かすもの、その行為を断じて許さない——」)
 巌の心の中で、思いが静かに燃え上がる。この戦いは、平穏な海を取り戻すための戦いでもあるのだ。
 太陽はまだ高く、水面を鏡のように照らしている。
 太陽の光は大鷹の黒髪に映え、彼女の端麗な姿をより際立たせていた。海戦装『翻車魚号』の巨大な影が波間に揺らめき、その白い歯列が不気味な存在感を放つ。
 ラキアは風を読んだ。
 潮の流れ、風の向き、全てを感じ取る。今この瞬間こそが、攻撃の好機――。
 そして海面が砕ける。
「――限定解除、形状変換」
 ラキアの声が海上に響き渡ると、応えるように槍が青い光を放ち始めた。
「再誕の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現!」
 魔力が渦を巻き、ラキアの周囲に風が集まっていく。大きく波打つ海面の上で、ラキアの槍が姿を変えていった。
「【Call:Breaker_Lance】!」
 槍に宿った二重螺旋状の炎と風の魔力が、まるで生き物のように唸りを上げる。それは全てを貫く巨大な槍となって、大鷹へと向かっていった。
「その槍に、私への敬意が感じられます。では、応えましょう」
 大鷹の動きは優雅そのものだった。着物の裾が風に揺れ、『春日丸』を月光のように一閃する。
「はぁっ!」
 放たれた斬撃エネルギーが、青く輝く軌跡を描く。
 槍の軌道と『春日丸』が放った攻撃の軌道が交差した瞬間、耳を聾する轟音が響き渡った。衝突による衝撃波が波紋となって広がり、周囲の海面を大きく揺らす。
「ケアン、援護を頼む! 大鷹、この一撃、受けてみろ!」
 隙を突いて、モリオンが上空から大鷹に襲いかかった。クダギツネの『ケアン』が助走をつけ、モリオンの跳躍を支える。
「火力……魔力を足に集中させて——!」
 両脚に魔力を集中させ、高速の回転を伴いながら放たれる蹴撃。光の軌跡を引きながら、モリオンの蹴りが流星のように大鷹へと向かう。
 しかし、海戦装『翻車魚号』が素早く反応。巨大な顎を開き、光輝く航空機型エネルギー弾を連射した。それはまるで流星群のように、モリオンの襲撃を塞いでいく。
 光輝く航空機型エネルギー弾の一つがモリオンの右肩を掠め、バランスを崩させた。それでも放たれた蹴撃は目標へと向かったが、大鷹の前に『翻車魚号』が割り込む。
「くっ……邪魔をするなっ!」
 装甲に直撃した蹴りは青白い火花を散らし、衝撃波が周囲の空気を震わせた。
 蹴撃の反動で後方に弾かれるモリオンの表情は悔しさに歪んでいた。装甲を貫けなかったことより、敵将への一撃が阻まれたことへの無念が滲む。
 『ケアン』はそんな主の元へ即座に駆け寄り、態勢の立て直しを助けた。


「大鷹よ。貴様が持つ春日丸など、私の銀鉤の前では塵に等しい。桂、仕留めるぞ 」
 サヨコが横合いから大鷹に斬りかかる。
 『桂』が影となって主の死角を守りながら、牙を剥いて威嚇する。その鋭い咆哮が戦意を高め、≪対艦軍刀『銀鉤』≫の刃が一層冴えわたる。
「――『閃電・月夜見』起動! ト ホ カ ミ エ ミ タ メ!」
 ≪対艦軍刀『銀鉤』≫からプラズマの刃が伸び、青白い光が辺りを照らす。
 大鷹の胴を狙って一直線に突進する月鏡。しかし大鷹はまたしても優美な所作で身を翻し、まるで舞うように技を躱す。その動きは、古の武術の型を思わせるほど美しかった。
「見事な剣術ですが、私にも長年の心得があります」
 勲は後方から仲間たちの援護を開始する。水面に浮かぶ魚雷群が、彼の意思に呼応するように動き始めた。
「パラドクスを発動して魚型魚雷群を召喚! 行っておいで!」
 【ベイト・ボール】によって呼び出された魚雷群が、銀色の魚群のように大鷹の周囲を取り囲んでいく。その数は次第に増えていき、やがて逃げ場のない包囲網を形成していった。
 魚雷群は、ディアボロスたちの間を縫うように巧妙な動きで前進していく。
 まるで本物の魚の群れのように、時に散開し、時に集結しながら、確実に大鷹への距離を縮めていった。
 最前列の魚雷が春日丸の斬撃を受けて爆散するも、その爆発を隠れ蓑にして後続の魚雷が突進。三基の魚雷が大鷹の左側面に命中し、轟音と共に白い水柱が上がる。制御翼を巧みに使った不規則な軌道により、翻車魚号の迎撃をすり抜けた一撃だった。
「くっ......!」
 連続した衝撃に大鷹の体が大きく揺らぐ。
 思いがけずダメージを受けた大鷹の表情が、僅かに引き締まった。
「やりますね。でも……甘い!」
 その声は今なお凛として美しく、戦場の喧騒さえも支配するような存在感がある。
「幽玄なる桜よ、我が道を覆え——」
 突如として、戦場一面に桜の花弁が舞い散り始めた。
 無数の桜の花びらが、青く輝く海面の上をゆっくりと舞い落ちていく。潮風に乗って舞う花びらは、まるで春の宴を思わせる美しさだ。
 波間に落ちた花びらは、小さな光の点となって揺らめき、やがて深い海の中へと沈んでいく。その光景は、戦場であることを忘れさせるほどの幻想的な美しさを湛えていた。
 それは現実離れした光景だった。無数の花びらが風に舞い、視界を遮っていく。大鷹の姿が徐々に霞んでいき、その気配さえも掴みづらくなっていく。
 巌は桜吹雪の美しさに一瞬魅入られそうになるが、すぐに首を振って正気を取り戻した。
 仲間たちがいる。守るべき海がある。幻惑に惑わされている場合ではないのだ。
「美しい攻撃に幻惑されるわけにはいきません。僕たちにも、守るべきものがあるんです! 」
 水中の薙鳥は、波間に舞う花びらの隙間から状況を窺う。
 桜の花びらによって、海面は薄紅色の天蓋のように見える。揺らめく水面を通して見える花びらの影が、幻想的な光の帳を作り出していた。
「なんて美しい……」
 『ホスフィン』が小さく鳴き、上空の花吹雪を指し示す。
「ええ、分かっていますとも。でも、あの方の覚悟……わたくしにも分かりますから」
 水流の変化を感じ取りながら、薙鳥は最適な攻撃位置を探る。
 海流の微細な変化が、敵の動きを予測する手がかりとなった。薙鳥は『ホスフィン』とともに大鷹の海戦装が作り出す水流の乱れを読み取りながら、ゆっくりと攻撃位置へと近づいていく。まるで猟を行う深海の捕食者のように。
 華楠が仲間の一歩前に出た。
「見えなくとも——私の最強の技、お見せします!」
 魔力が集中し、空気が震え始める。
「――《雷幻想・閃耀》! 汝、至高なる雷の神威を識れ……!!」
 荷電粒子が集束され、青白い光が渦を巻く。轟音と共に解き放たれる魔術的荷電粒子砲。
 桜吹雪の中にいる大鷹の反撃も、また迅速だった。
「雷の力ですか。ですが——私にも、譲れないものがあります!」
 『翻車魚号』の巨大な顎が大きく開き、内部に青白い光が集束する。
 一瞬の後、それは巨大なエネルギー波となって放出され、同時に春日丸からの斬撃と交差するように襲いかかってきた。
 斬撃エネルギーと海戦装の牙が華楠を挟撃する。華楠の左肩を刃先が掠め、海戦装の牙が右腕を捉えた。
「くっ……!  でも、これくらいの痛みで、私の戦意は失われません!」


「――!!」
 『リュカ』は怪我をした華楠を目にして、低く悲しげな鳴き声を上げる。しかしすぐに、その瞳が怒りに燃え、尾を大きく振り上げた。主であるフィリスとともに、攻撃態勢に移行する。その姿は、もはや小さな竜ではなく、戦場に君臨する荒ぶる神龍の威厳を帯びていた。
「リュカ 、本気で行きましょう!」
 フィリスの声が響く。
 『リュカ』が応えるように咆哮を上げ、その瞳が青く輝き始める。
「……私に続いて下さいね!」
 【術式『神竜と精霊に依る息吹の重唱』】が発動。氷の精霊魔術と光の神竜の息吹が混ざり合い、巨大な光柱となって桜の花弁を薙ぎ払っていく。
 巨大化した『リュカ』の翼が光を帯び、光の矢が大鷹に向けて放たれた。
 海戦装の装甲に命中し、白く凍らせていく。
「やりますね。しかし、私も負けていませんよ!」
 大鷹は凍てつく装甲を纏ったまま、『翻車魚号』と共に反撃に転じる。
 海戦装の口からは新たな航空機型エネルギー弾が連射され、同時に『春日丸』からは氷を砕く斬撃エネルギーが放たれた。
 クィトが大鷹の前に躍り出る。フロートユニット「モナアーマー」が海面を滑るように動き、最適な位置取りを探る。
「んむ。我が肉球の一撃を受けるがよい! 人よ、星よ、始まりに還れ!」
 水面を滑るように加速、黄金猫拳打棒が描く軌跡が光の螺旋となる。
 神々しい光を纏った連撃は防御と攻撃を兼ね、大鷹の斬撃を受け止めながら反撃の一撃を放った。
 その時、水中から一つの気配が立ち昇る。
「空気が、水が、そしてあの人の「生きろ」という想いが——」
 薙鳥が水しぶきと共に浮上する。
 『ホスフィン』も共に姿を現し、主の背後で警戒体勢を取った。
「わたくしに身を守る場を教えてくれます、ええ!」
 【生存圏の知覚】で最適な位置を見極め、薙鳥は指向性棒機雷『突龍』による一撃を放つ。
 銀色の流線型の胴体を持ち、尾部には小さな制御翼が四枚ついた機雷が水しぶきを上げながら、大鷹めがけて突進する。
 制御翼を巧みに操って放たれた『突龍』は、大鷹の防御の隙を縫うように命中。轟音と共に青白い爆発が起こり、衝撃波が周囲の海面を大きく揺らした。
 大量の水飛沫が上がり、大鷹の姿が一瞬見えなくなる。


「全門装填、よーいっ!」
 まほろばの声が轟き、周囲に【超々々々弩級戦艦『紀伊』】の幻影が浮かび上がる。
「この海に立つ同志たちよ! 強大な敵に抗がわんとする勇者たちよ! この掲げる吾妻の旗を標しに、私と伴に祖国を護らんぞ!!」
 艦砲による一斉射撃が放たれた。
「未来を読む瞳に映るのは、あなたの敗北だけよ!」
 エヴァは赤い瞳を輝かせ、確信に満ちた表情で【蒼炎流星嵐】を展開する。空を彩る蒼き炎は、まるで彼女の探究心そのものが具現化したかのようだ。星の如く尾を引く無数の炎弾が、研究者の正確な計算通りに収束していく。
 攻撃を受けた大鷹の体が一瞬傾く。
 しかしそれは、新たな攻撃の前触れだった。
「これもまた、運命なのでしょうか」
 海上に大鷹の声が清らかに響く。
 これまでかなりのダメージを受けているにもかかわらず、その姿は今なお気高く、まるで咲き誇る一輪の桜のようだ。
 主の思いを受けて、海戦装『翻車魚号』も唸りを上げ、最後の力を振り絞る。
 大鷹は刀『春日丸』を天を仰ぐように掲げる。
 刀身に陽が映えて黄金色に輝いた。
「この刀に誓って——私は間違っていなかったと、今も信じています」
 その声には揺るぎない信念が込められていた。薄々敗北を認めながらも、自らの選択を肯定する強さ――。
 薙鳥は水中から、大鷹の姿を見上げていた。
「覚悟を持って戦う者に、強要された戦いなどありませんもの。ええ、わたくしにもわかります」
 海の底から見上げる戦場に、自らの生き様を重ね合わせる薙鳥の決意が固まる。
 『突龍』を両手に握り直し、薙鳥は渦を巻く水流の中から最後の一撃を放つ。
「超々々々弩級戦艦たる私が、この一撃で決着をつけてみせますっ! 全砲門一斉射、撃ちまくりますわよーっ! 」
 まほろばは小柄な体に似合わぬ威厳を漂わせ、全砲門から一斉射撃を放つ。轟音と共に放たれた砲撃は、海面を叩き割るように進み、大鷹の周囲に容赦ない破壊の雨を降らせた。
 エヴァの蒼炎が空を焦がし、その光が水面に反射して青い光の帯を作る。
 まほろばの砲撃とエヴァの蒼炎が交差する地点で、青白い閃光が弾けた。続く爆発の衝撃で『翻車魚号』の装甲に亀裂が走り、口から漏れる光が不規則に明滅する。
 大鷹の着物が風に舞い、肩口から赤い血が滲む。それでもなお、その立ち姿は凛として美しかった。
 薙鳥がそっと言葉を海流乗せる。
「敵ながら、美しい覚悟でした……」
 『ホスフィン』が嘴で薙鳥の袖を引いた。
「一緒に……最後まで見届けましょう」
 見あげた海面の上で刃、まだ大鷹が気高く立ち続けている。
「私の選んだ道に……後悔はありません。……大和さま……ご武運を」
 ゆっくりと沈んでいく大鷹の言葉と共に、桜の花弁が静かに流れていった。


 戦いの余韻が残る海面に、陽が映える。波間には散り敷いた桜の花びらが、静かに漂っていた。
「みんな、無事ですか?」
 華楠の声が静かに響く。周囲には仲間たちの姿があった。それぞれの戦いの痕跡を残しながらも、誰一人として倒れていない。
「でも、まだ終わりではありません。超大和が、そして他のジェネラル級が待っています」
 遠くの水平線上で、超大和との戦いを示す閃光が見える。戦いは続いているのだ。
 ラキアが槍を構え直す。その槍先には、まだ戦いの炎が宿っていた。
「此処からが、本当の戦いよ」
 モリオンが頷く。
 『ケアン』が主の傍らで低く唸り、尾を高く掲げる。その勇ましい姿は、主と共に戦い抜く決意の表れだった。
 『桂』も応えるように吠える。
 『リュカ』は翼を大きく広げ、『ホスフィン』は嘴を鳴らして水しぶきを上げた。
「超大和との決戦……覚悟は出来ていますよ。ですからして……お互いの意地の為、最後まで戦いましょう」
 サヨコが刀を一時収め、目蓋を伏せる。
「……波に抱かれて、静かに眠れ。時代が許せば、民間での平和的利用の下に生涯を終えられたかもしれない艦の名を負う者よ」
 主の足元では『桂』が警戒を解かず、周囲を見渡していた。
 三間・勲は大鷹が沈んだ海を見つめた。魚雷群はもう姿を消し、静かな波だけが寄せては返している。
「これからも、みんなと共に戦えることを誇りに思います。僕にできることは限られていますが、全力で支援させていただきます」
 フィリスが『リュカ』を撫でながら微笑む。
 ミニドラゴンは親愛の情を示すように、主の手に頬擦りをした。
「さあ、次なる戦場へ参りましょう。リュカ、貴方の力を貸してくださいね」
 クィトが黄金猫拳打棒を構える。
「んむ。超大和、待っていろよ。我らには差し違えるつもりはない。我らはいつも、そして今日も、勝って帰る」
 八栄・薙鳥が『ホスフィン』と共に水中から姿を現す。
「わたくしたちの戦いは、これからが本番ですからね、ええ。命を使い潰すようにして戦うヤ・ウマト軍の在り方を否定するためにも」
 まほろばは砲門を次なる戦場へ向けた。その小柄な体に、超々々々弩級戦艦の威厳が宿る。
「最後の戦艦との決戦……行きますよっ! どちらがより良き結果を得られるのか、未来を占おうじゃないか!」
 空を仰いだエヴァの瞳に、決意の色が浮かぶ。
「全ての決着を、この手で。増援も現れる前に、ここで終わらせましょう」
 華楠は静かに肩を並べる仲間たちを見渡し、そして遠くに見える巨大な影——超大和を見据えた。潮風が彼女の銀髪を靡かせる。
「では、最後の戦いへ。……戦いは佳境です。大鷹との戦いだけでなく、ミッドウェーの……冥海機ヤ・ウマトでの戦いが」
 その言葉を機に、十人の影が異なる方向へと散っていった。超大和、そして残るジェネラル級との決戦の地を目指して。
 青い海面に、もう桜の花びらは見えない。
 ただ、確かな勝利の予感だけが、潮風と共に漂っていた。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【飛翔】LV3が発生!
【落下耐性】LV1が発生!
【光学迷彩】LV2が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
【水面走行】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【ダブル】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2025年01月05日
宿敵 『大鷹』を撃破!

ミッドウェー海戦~ミッドウェー西海域の決戦

 ミッドウェー海戦に、遂に決着の時が訪れようとしています。
 断片の王『超大和』のいるミッドウェー島への上陸作戦を行うと共に、ミッドウェー島を包囲する8体のジェネラル級冥海機全てに対して、決戦を挑む事となったのです。
 全ての決戦に勝利すれば、『歴史の奪還戦ディアボロス・ウォー』を行う事無く、冥海機ヤ・ウマトを最終人類史に奪還できるかもしれません。

 西海域のジェネラル級は、山城、比叡、ソードフィッシュ、大鷹の4体であり、西側から押し寄せるディアボロスが『主力部隊』であると認識し、攻撃を仕掛けてきます。

 西海域には、沈没した『しぶや』の後詰として新造艦の『しながわ』が到着した為、『しながわ』を囮に使用する事で、ジェネラル級をミッドウェー島から引き離す事が出来るでしょう。
 囮の『しながわ』の防衛を行いつつ、海域のジェネラル級の撃破を行ってください。

!特殊ルール!
・この事件は攻略旅団の提案による期限延長が行えません。

山城
比叡
ソードフィッシュ
大鷹

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#潜水輸送艦『しながわ』


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選択肢『ミッドウェー海戦、ジェネラル級との対話』のルール

 ミッドウェー西海域に展開するジェネラル級冥海機と対話を行います。
 ジェネラル級は、ディアボロスの質問に受け答えするような事はありませんが、ディアボロスに嘘の情報を流すような諜報戦を仕掛けるような余裕も無いようです。

 敵は余裕を失っている為、対話によって、相手を焦らせたり動揺させる事が出来れば、戦闘が有利になるかもしれません。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『👿または👾で出現する敵との会話に専念する。戦闘行動は行わない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『シーワスプ』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾ミッドウェー海域『しながわ』防衛作戦『サイリウムと芸を推しに捧げる冥海機軍団』のルール

 ミッドウェー海戦の後詰として、新造艦であり、『しぶや』と同型艦の『しながわ』を派遣しています。
 『しながわ』の存在を知れば、西海域のジェネラル級は『しながわ』の撃破を最優先とする為、『しながわ』が撃沈されるまで、ミッドウェーへの撤退の可能性は無くなります。

 『しながわ』を撃沈しようとする冥海機の攻撃を凌ぎつつ、敵を撤退させない為の囮として防衛を行いましょう。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『👿をクリアするまでに、この選択肢の🔵が👑に達すると、このシナリオで周囲の建造物などに大きな被害を出さずに済む。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿ミッドウェー西海域の決戦『大鷹』のルール

 ミッドウェー西海域に展開する、ジェネラル級冥海機との決戦を行います。
 ミッドウェー西海域に展開するジェネラル級冥海機は『山城』『比叡』『ソードフィッシュ』『大鷹』の4体です。
 西海域のジェネラル級は、撃沈した『しぶや』の後詰として海域に到着した『しながわ』を撃破しようと向かってくるので、うまく迎撃して撃破してください。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【撃破】【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、宿敵を完全に撃破し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「八栄・薙鳥」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。