リプレイ
エレオノーラ・アーベントロート
このあたりまで来ると冷えますわね……
さて、知りたい情報は数多くありますけれど市民が知りたい情報を持っているかも分かりませんし、わたくしは噂程度のレベルでも広く浅く情報を集めましょうか。
ドイツ南部からやってきた風を装い、国境付近の街へ。賑わっている酒場などの飲食ができる店に行き、住民から話を聞きだします。
今回は新聞記者を装ってみましょうか。ここから遠いフランス国境での戦いを適当に面白おかしく伝えて代わりにこの辺りの情報を聞き出しますわ。
国境の砦にあまり近づくと怒られますけれど、こっそりラインラント国境要塞群の近くまで行きましたの。おかげで我が帝国軍がカエル喰いどもを撃滅するのを見られましたわ。
冰室・冷桜
はてさて、嘘か誠か吸血鬼の噂なんてのがあるらしいけど
どうなのかしらね、ここもキングアーサーみたいにゾルダートと争っているようなクロノヴェーダが居るのかしら
ゆーて、深くて正確な情報なんての手に入らないだろうし
噂的な話を集めていきましょう、塵も積もればなんとやら
火のねー所に煙は立たないってね、怪しい目星はつけられるでしょ
買い物しにーっていう感じを装いつつ、お喋りそうな店員さんを見つけてお話しましょ
【ハウスキーパー】でお店の快適さもよくすれば少しは口も軽くならんかしらね
どこそれで人が襲われたとか居なくなったとか、兵士がなんか集まってたーみたいなのことがないか聞いてみましょ
宮之本・真一郎
まずは敵を知ることこそが勝利の鍵っすよね。しっかり話を聞いて頑張るっすよ。
田舎からの旅人を装って話を聞いて回るっすよ。
田舎から出てきてこの辺に来るのは初めてなんっすけど……この前まで色々あったと噂を聞いたんっすけどこの辺は大丈夫なんっすかね?
ロシア方面へ足を伸ばそうと思ってたんっすけどこの街を出てからどのくらいの期間でいけそうっすかね、食料の買い込みとかの参考にしたいんっすけど。
あと、ロシアの方から来た人とかこの辺にいるっすか?いたらロシア方面の地理とか様子、気をつけたらいい話とかを聞こうと思うんっすけど……どこかにいないっすかね?
●吸血鬼の噂
パラドクストレインで機械化ドイツ帝国へ向かったディアボロスたちは、国境の要塞に近づく前に、まず付近にある市街地へ向かった。
「まずは敵を知ることこそが勝利の鍵っすよね」
そんなことを考えながら、宮之本・真一郎(働くサイボーグ・g01393)は話を聞いてくれそうな相手を探した。
田舎者らしく、キョロキョロとあたりを見回しながら、ヒマそうな老人に声をかける。
「すんません……田舎から出てきてこの辺に来るのは初めてなんっすけど……この前まで色々あったと噂を聞いたんっすけどこの辺は大丈夫なんっすかね?」
「ああ……今はもう大丈夫だよ。この前まではいろいろあったみたいだがね」
「そうなんすね。ロシア方面へ足を伸ばそうと思ってたんっすけどこの街を出てからどのくらいの期間でいけそうっすかね、食料の買い込みとかの参考にしたいんっすけど」
真一郎がそう言うと、老人は首をかしげた。
「ロシアへ? それは無理だな。国境にはドイツ帝国の要塞がある。誰もあっちには行けんし、来ることもできんよ」
「え、そうなんすか? ロシアの方から来た人とかこの辺に誰もいないっすか?」
「聞いたことはないのう……」
真一郎はさらに他の者にも聞き込みを続けるが、答えは似たようなものだった。
(「ロシアがどうなってるか知ってる人はいないし、行き来してる人もいない……ってことっすね」)
わかったのは、『わからない』ということだけだった。
他にも幾人かのディアボロスが街で聞き込みを行っていたが、得られたのは怪しげな噂話くらいだった。
「このあたりまで来ると冷えますわね……」
エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)はそう呟きながら周囲を見回す。
戦争が終わったおかげもあって、にぎわっている店はそれなりにある。
そんな店の1つに、彼女は踏み込んでいった。
話をしてくれそうな相手を探して、店の中を見回す。
(「知りたい情報は数多くありますけれど、市民が知っているかはわかりませんし、噂程度のレベルでも広く浅く情報を集めましょうか」)
役に立つ話が聞けるかどうかは、結局聞いてみなければわからないはずだ。
「すみません……わたくし、新聞記者をしている者なのですが、よろしければ少しお話をうかがえませんか?」
なるべく暇そうな男に目星をつけて、エレオノーラは話しかけた。
「美人と話せるなら構わないけど……新聞のネタになるような話なんてできるかなあ」
「そう特別な話を聞きたいわけではありませんわ。この辺りの人にとっては当たり前の話でも、遠くに住んでる人にとっては珍しい話になるものですから」
記者らしい物言いを心がけながら彼女はいう。
「たとえば、私は南部から来ましたけれど……こっそりラインラント国境要塞群の近くまで行きましたの。おかげで我が帝国軍がカエル喰いどもを撃滅するのを見られましたわ」
面白おかしく脚色した話で相手を引き込み、その代わりにと男に話させる。
「そんな冒険はしたことないなあ。けど、変な話なら聞いたことあるぜ」
男は少し考えてから、話し始めた。
「ここからもっと国境に近づいたあたりじゃあ、吸血鬼が出没するってんだ。まあ本当かどうかわからないけどな」
当然ながら、彼が実際に見たわけではない。あくまで噂だ。
ただ、その後も続けた聞き込みで、複数の人間から同じような噂を聞いたことが、エレオノーラの意識に残った。
吸血鬼の噂は、エレオノーラ以外にも聞いた者がいた。
「はてさて、嘘か誠か吸血鬼の噂なんてのがあるらしいけど」
冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)は情報収集しながら首をひねる。
「どうなのかしらね、ここもキングアーサーみたいにゾルダートと争っているようなクロノヴェーダが居るのかしら」
聞き込みを続けてみても、噂は噂。裏は取れそうもない。
「まあでも、塵も積もればなんとやら。火のねー所に煙は立たないってね、怪しい目星はつけられるでしょ」
そんなことを考えながら冷桜はあまり客のいない店を見つけて入っていく。
話好きそうな中年の女性店員がいる店で、買い物をしながら冷桜は話しかけた。
「最近、変な事件とか起きなかった? ほら、どこかで人が襲われたとかいなくなったとか……後、兵士たちがなにかしてたとか」
「戦争が終わって、この辺りは落ち着いたもんだよ。平和が一番さね。あ、でも……」
声をひそめて、彼女は冷桜に語りかけてきた。
「噂じゃ、どうやら国境要塞の方で、兵士さんたちが吸血鬼狩りをしているらしいよ」
「吸血鬼狩り?」
「あくまで噂だけどね。そんなもんとまで戦うなんて、兵士さんも大変だよねえ」
これもまた、真偽を確かめようのない、ただの噂に過ぎない。
ただ、吸血鬼がいるという噂と同様、兵士たちが吸血鬼と戦っているという噂も広まっているようだ。
聞き込みの成果は、それくらいだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
獅子城・羽鳥
ちっこい虫の大群と狂ったお子様か……
こりゃ要注意だな
連携・アドリブ歓迎
トループス級の体が極小な事を念頭に置いての偵察・索敵
現地の森に合った迷彩服と消音ブーツ着用
高倍率の双眼鏡持参
衣擦れの音や匂いにも注意し
光学迷彩と《偵察・忍び足・臨機応変・地形の利用・情報収集・忍耐力・幸運》で隠密行動に徹する
万一危険な状況になったら前述技能と効果1で遣り過ごす
照明が必要な場合は周囲に極力注意した上で、最小限に《光遣い》使用
状況によっては《追跡》を考慮
バイクの音や轍、死体にも注意しながら
敵の数、陣容、動き等を把握して地図にメモ
深追いせず、程よいところで切り上げて仲間と情報共有
●国境に近い森で
ロシアに近い場所にある森を、慎重に進む人影があった。
「ちっこい虫の大群と狂ったお子様か……こりゃ要注意だな」
獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)は迷彩柄に近い服を調達して、森の中へと踏み入る。
標的となるゾルダートは、小型らしい。そのことを頭に残して、彼は進む。
ディヴィジョンで調達できる中で、できるだけ性能のいい双眼鏡を用意して、気になるものがあればそれで詳しく確かめていく。
(「音にも注意して動こう……どこで聞かれるかわからないからな」)
虫のように小さなトループス級クロノヴェーダは、この森の中を飛びながら警備を行っているらしい。
音を立てながら動いては、逆に見つかる可能性もある。
それだけではない。霧をまとって自らに迷彩をかけながら、羽鳥は思いつく限りの技術で身を隠して行動していた。
ゾルダートが立てる音は今のところ聞こえてこない。
ただ――幾度目か、覗き込んだ双眼鏡のレンズに、黒い影が映りこんだ。
(「……あれか」)
まだ距離はある。おそらく見つかってはいないはずだ。
クライナーゼンマンの動きに注目し、さらに他の敵の姿も視界にとらえる。
羽鳥は敵に見とがめられないよう注意しながら、敵の配置を確かめ、地図を作って記録していく。
(「だが、深追いは避けないと。やりすぎて見つかったら本末転倒だぜ」)
ある程度の情報を集めたら、切り上げて仲間たちと共有しよう……そう考えながら、羽鳥は敵の配置を確かめていった。
成功🔵🔵🔴
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
冰室・冷桜
どうやら森ん中をバイクで見回っているようですし、排気ガスの音とかタイヤの音に注意しながら進んでいきますか
双眼鏡とか持ち込んで、物陰に隠れながら国境線の方を観察してみるわ
飲まず食わず補給もなしでーなんて四六時中部隊が保つわけないし、物資が補給されるタイミングとか補給しに出ていく部隊とかそーゆー隙の一つも出てくると助かるんだけれどね
余計な連絡はされたくないですし、【召喚】しただいふくにも周囲を警戒させながら【通信障害】で奴さんらの連絡をカット、カットォ
こっちが見つかったら、だいふくに電撃で牽制させた隙に【飛翔】でトンズラかますわね
エレオノーラ・アーベントロート
あの街でも吸血鬼の噂……せっかくなら噂ではなく本物を見せて欲しいものですわね。
国境に向かって森の中を進みますわ。こんなところに来る人は少ないでしょうし、人の痕跡があればカスどもが通った跡と思うのがいいかもしれませんわね。
敵に接近をされないように耳をそばだてて森を進み、足跡や乗り物の跡などがないか入念に足元を調べながら「偵察」いたしましょう。
もしうまく動物を見つけられたら【動物の友】で哨戒部隊がいつもどのあたりを通っているかを聞いてみましょうか。
もし何者かの痕跡を発見したらその付近で身を隠し「不意打ち」の機会を待ちますわ。
うふふ、待ち遠しいですわね。
セーミス・エセーニン
(サポート)
人型ドラゴニアンのカースブレイド×レジスタンス諜報員、21歳の男です。
普段の口調や仲間に対しては「友好的で丁寧(わたくし、~殿、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、敵には「粗野で威圧的(オレ、てめぇ、か、だろ、かよ、~か?)」。
直接戦闘は最終手段および結果、諜報と内部工作に重きを置くが、
戦闘は不可避なのも辟易しつつ理解しているので、
暗殺者めいた動きで敵をかく乱する。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●ゾルダートを待ち伏せろ
国境の森で、ディアボロスたちは引き続きゾルダートたちの探索を続けていた。
「あの街でも吸血鬼の噂……せっかくなら噂ではなく本物を見せて欲しいものですわね」
エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は先程聞いた噂話を思い返しつつ、森の中を移動する。
「こんなところに来る人は少ないでしょうし、人の痕跡があればカスどもが通った跡と思うのがいいかもしれませんわね」
要塞に不用意に近づく者は、今のところ周囲には見当たらない。皆無ではないのだろうが、いても1人くらいのものだろう。
「できるだけ、交戦は避けていきたいですね。最終的には戦わなければならないとしても……」
セーミス・エセーニン(собака・g05311)は、木の葉の散る森を、音も立てることなく移動する。
「国境線のほうに動きがあるといいんだけどね……」
持ち込んだ双眼鏡で冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)が国境をながめる。
レンズに映るものは、隙間がまったく存在せず、ひたすら堅固な要塞だけが続く風景。
もっとも、冷桜が見たいのは要塞ではない。
「飲まず食わず補給もなしでーなんて四六時中部隊が保つわけないし」
現在クライナーゼンゼンマンが展開しているエリアは他のディアボロスの調査であたりがついている。
冷桜はその付近と要塞の間で移動がないかを、双眼鏡で観察する。
「物資が補給されるタイミングとか補給しに出ていく部隊とかそーゆー隙の一つも出てくると助かるんだけれどね」
今のところ、要塞に出入りがある様子はなかった。もっとも、双眼鏡で見ていても、遠くからでは出入り口がどこにあるかさえよくわからないが……。
「動物がいれば、聞いてみることもできるのですけれど……」
エレオノーラは移動しながら周囲を見回した。
やがて、見つけ出した野生の動物に聞いて、彼女は移動ルートを絞り込み、痕跡をさらに探す。
遠くから、バイクの排気音がかすかに聞こえた。
冷桜とエレオノーラは一瞬だけ視線を交わす。
「今の音、お聞きになりましたか?」
「うん……あっちの方からだね。敵がいるのかも」
仲間から聞いた小型トループス級の配置から考えても、いてもおかしくない位置。
「気づかれないように、攻撃できる場所まで近づくようにしましょうか」
セーミスが音もなく動き出す。
気配を消して、足音を立てずに歩く様は、まるで暗殺者のようだ。
「接近した後、連絡されると厄介だよね」
彼の後ろを移動しながら、冷桜が言った。
そのまま、彼女はサーヴァントであるメーラーデーモンを召喚する。
「連絡はカット、カットォ。だいふく、クロノヴェーダの通信を妨害してね」
命じられただいふくが電磁槍を構えて敵部隊の通信網を乱す。
「だいふく、もし攻撃前に見つかったら、牽制もお願い」
指示しながら移動していくと、バイクの排気音は段々と近くなっていく。
「轍のあともあるみたいですわね。おそらく、頻繁に移動しているルートなのでしょう」
エレオノーラが言った。
冷桜が双眼鏡をまた覗き込む。
「要塞に近づいてる。もしかしたら、やっぱり補給に戻ろうとしてるのかもしれない」
敵の動きを確かめ、改めて冷桜は言う。
補給なしで無限に活動できる軍隊などいない。もっとも、クロノヴェーダにそんな常識が通じるかどうかわからないが、それでも今、戻ろうとしているのは確かだ。
煙突掃除の姿で、軍用バイクを駆るクロノヴェーダの姿が見えた。
小型トループス級の姿ははっきり視認できないが、周囲にいると見ていいだろう。
「偵察用の機体を連れているそうですから、ここから先はより慎重に動いたほうがいいでしょうね……」
セーミスが木立に身を隠しながら、敵がいるという方向をうかがっている。
「移動の痕跡があるから、おそらくこのあたりを通ると思いますわ。待ち伏せて攻撃いたしましょう」
エレオノーラの言葉に仲間たちが頷く。
他のディアボロスたちも、集まってくるはずだ。
「うふふ、待ち遠しいですわね」
赤い瞳を細めて、エレオノーラは敵を待ち構えた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【通信障害】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
エレオノーラ・アーベントロート
何も知らないクソどもがやって来ましたわね。
さて、それでは……パーティを始めましょうか。
敵の接近に合わせ、隠れた場所から「不意打ち」で「第三十八の魔弾【蹂躙】」による「制圧射撃」を行いますわ。
全くどこにいるかわからなければあの小さなトループス級を見つけるのは難しいでしょうけれど、あのクソガキの近くにいると思って探せば見つけることはできますわ。
「魔力障壁」を張っておき、撃ち漏らした敵からの不意打ちは防御、森に身を隠すのであれば身を隠した樹ごと「砲撃」で「破壊」、ブチ殺しますわ。
うふふ、ごめんあそばせ。おもちゃを壊してしまいましたわ。
獅子城・羽鳥
虫の大群なら味方に知らせた上で
透明素材の蝿取りリボン的なトラップ生成しておくかな…
※仕掛ける位置は①の成果を元にして沢山!
連携・アドリブ歓迎
残留効果活用
自分のパラドクスと敵の攻撃方法の特性を考慮して戦う
可能なら仲間を援護
勝利のためある程度のダメージはやむを得ないが 仲間を不利にする行動はしない
主に光学迷彩と《偵察・忍び足・臨機応変・地形の利用・忍耐力・幸運》
基本は①同様の隠密行動で敵に接近
上手くトラップに嵌まってくれたら《不意打ち・投擲・貫通撃》併用でニードルガンを叩き込む
罠を破られたら《一撃離脱・ダッシュ》でヒット&アウェイ
ミクロなお友達はグレネードの《制圧射撃・爆破》で追い払う!
宇都宮・行
情勢が一気に動いているようですね
任務を達成し、一歩ずつ着実に平和へ向けて進んで行きたい所です
同じ任務に当たる方々と可能な限り連携したいと思います
まずは残留効果の【モブオーラ】と【光学迷彩】で敵を待ち構え、皆様の行動に併せて攻撃を開始します
敵は非常に小型で厄介ですが、機械が相手ならば、【電撃使い】として雷の力で応戦します
此方へ斬撃仕掛けて来た所を狙い、『雷様』にて雷の力を纏わせた『日光』で迎撃します
仮に直接斬れなくても、迸る電撃を浴びせる事でダメージを与えたく思います
一気に複数の敵を狙うことで連携を乱して【時間稼ぎ】し、敵が形勢を立て直す前に攻撃を重ね、確実に敵数を減らして行きたいと思っています
クロエ・マイネリーヴェ
(サポート)
パラドクスに指定無し。
私は剣での近接戦、銃による中距離戦をこなせる。
相棒である『フランツ』は遠距離からの後衛砲撃支援を頼める。
また、彼には犬笛で指示を出し、
彼、もしくは私自身が囮となり、どちらかが注意を惹き敵の隙を誘発する戦い方を基本とする。
技能において、私自身は剣による【火炎使い】、銃による【電撃使い】攻撃を使い分ける。
フランツは【追跡】【情報収集】での非戦時でも良い働きをしてくれている。
全ては本来のドイツ帝国を取り戻す為に、今のドイツに反旗を翻そう。
私が忠を注いだドイツは奪われた、ゆえに未練もない。
泥水をすすることになろうとも戦う程度には覚悟はあるつもりだ、幸い表情にも出にくい。
●羽虫の如き敵を撃て
敵部隊が、待ち伏せしているディアボロスたちへと接近してくる。
「何も知らないクソどもがやって来ましたわね。さて、それでは……パーティを始めましょうか」
エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)は、隠れ場所から、不敵な表情で近づいてくる敵をながめていた。
「情勢が一気に動いているようですね。任務を達成し、一歩ずつ着実に平和へ向けて進んで行きたい所です」
宇都宮・行(一般的な地方公務員・g03895)は眼鏡を押し上げて言った。
まずはそこら中に展開している羽虫のような敵、クライナーゼンゼンマンを片付けたほうがいいというのが、ディアボロスたちの判断だった。
小型の敵はディアボロスたちですらうっかりすると見落としそうなほどだ。
だが、接近してくる敵が、突然見やすくなった。動きが止まったのだ。
(「……かかったか」)
獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)が心の中で呟く。
トループス級とはいえ、ただの罠なら敵もかからないだろう。
だが、羽鳥が仕掛けた罠はパラドクスだ。
「虫が蝿取りにかかったよ。今のうちだ!」
仲間たちにも声をかけて、羽鳥は動き出す。
「征くとしよう。真のドイツ帝国を取り戻すために」
クロエ・マイネリーヴェ(帝都のクロエ・g03850)は得物を構えて呟いた。
クライナーゼンゼンマンが、透明ななにかに絡まって動けなくなっている。
そこに、ディアボロスたちが踏み込んでいく。
羽鳥は素早く接近すると、動けないトループス級に左手を向けた。
サイボーグである彼の手には武器が仕込んである。指先に埋め込んだ銃口から、細い針が無数に飛び出す。
狙いにくいはずの小型の敵を、針は確実に貫いていく。
張り巡らせた透明素材のテープに、敵を永遠に動けぬよう縫い止めていく。
行の打刀やクロエの炎の剣も、動けないクライナーゼンゼンマンたちを断ち切っていく。
光学迷彩によって身を隠した攻撃は、いかな偵察型の敵といえども簡単には見きれない。
無数の敵の中には罠を抜け出した者もいる。そんな敵の何体かが高速回転しながら羽鳥に迫る。
「さすがに完全には止めきれないか。でも、そう簡単にやられるつもりはないよ」
切られた傷から血を流しつつも、羽鳥は素早く移動して敵から距離を取った。
「襲撃か……可哀想に」
悲しげな声が聞こえた。
アヴァタール級に率いられた敵がさらに接近してくる。
羽鳥の罠はまだまだしかけてあったが、偵察を役目とする小型のクロノヴェーダはそれを避けて接近してくる――。
「【蹂躙】解放――」
エレオノーラの声が森に響いた。
その白い手が構えているのは電磁レールガン『フェアレーター』だ。本来は拠点防衛用の大型レールガンを構えて、彼女は口の端を上げた。
放った爆音が森の木々を揺らす。
いや、音だけではない。フェアレーターに装填した魔弾は、まるで機関砲のごとく戦場を文字通り蹂躙していく。
「全くどこにいるかわからなければあの小さなトループス級を見つけるのは難しいでしょうけれど、あのクソガキの近くにいると思って探せば見つけることはできますわ」
煙突掃除の少年まではまだ届かないが、その手前の森をエレオノーラは容赦なく破壊していく。
「好機だな。フランツ、加勢してやれ!」
クロエが犬笛を吹いた。
後方に待機していたパンツァーハウンド『フランツ』の砲撃が、エレオノーラとともに戦場を蹂躙する。
小型の敵たちがその中でどれだけ壊れたか確かめるすべはない……が、被害が少なくないのは確実だろう。
もっとも、クロノヴェーダたちもやられてばかりではない。
爆撃をかいくぐって接近した敵が、エレオノーラを銃撃する。
魔力障壁が弾丸を弾くが、防ぎきれなかった銃弾で白い肌に赤い傷が走った。
フェアレーターで反撃して、エレオノーラはそれ以上の負傷を防いだ。
その頃には、まだ無事な敵は羽鳥の罠から抜け出していた。
ディアボロスたちはクライナーゼンゼンマンが回転しながら襲いかかる。
「おっと、それ以上はやらせませんよ。雷様(らいさま)の力で駆け抜けます!」
スーツを着た公務員の手には、その姿に似つかわしくない刀があった。
刀身があわく黄金色に輝く打刀・日光。
その刃には、彼の出身地・栃木県の名物である雷の力が宿っている。
回転しながら鎌を叩きつけてこようとする敵へと、行は日光を振り抜く。
たやすく命中はしないものの、刀に宿った雷は直撃せずともクロノヴェーダたちを確実に焼いていく。
「非常に小型で厄介ですが、機械が相手ならば、電撃使いの腕の見せ所ですね」
呟いて、また彼は刀を振るった。
「電撃使いの腕なら、私も見せねばなるまいな。さあ、私達の魂に刻まれし銃声。同胞たちの栄光を見よ」
クロエが外套の下へ手を押し込む。そこから、明らかに外套に隠せるとは思えない対戦車ライフルが出てきた。
電磁をまとう弾丸が超高速でライフルから飛び出す。
反動で銃身が自壊するほどの威力で飛んだ弾丸が、軌道上にいる敵を焼いていく。
「お前たちの語るドイツに未練はない。故に、容赦もない」
無表情のまま、クロエはクライナーゼンゼンマンたちを砕いていく。
残りの数がどれだけか判然としない……が、その数は確実に減っている。。
アヴァタール級も戦闘に加わるが、もう手遅れだった。
羽鳥が地面にかがむと膝から砲身が飛び出した。グレネードが飛び、爆発する。
雷鳴のごとく飛び出したクロエの銃撃が再び戦場を駆け抜ける。
エレオノーラの魔弾も炸裂し、木々と虫のようなマシンを破壊する。
そして……残ったわずかな敵を、雷をまとった行の日光が切り裂いていく。
「ひどいな……そんな風に暴力ばかり振るうなんて、君たちは、よっぽど生きることに苦しんでいるんだね」
グリュック・レヒトハントが悲しげに言う。
「うふふ、ごめんあそばせ。おもちゃを壊してしまいましたわ」
エレオノーラが不敵に微笑むと、最後に残ったクロノヴェーダへと告げた。
残る敵は、1体だけだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
獅子城・羽鳥
煙突掃除人は幸福の象徴でも
子供のブラック労働代表だったし気が狂ってもおかしくはないが
同情してる余裕は皆無だな……
連携・アドリブ歓迎
残留効果活用
自分のパラドクスと敵の攻撃方法の特性を考慮して戦う
可能なら仲間を援護
勝利のためある程度のダメージはやむを得ないが 仲間を不利にする行動はしない
常に《臨機応変・地形の利用・忍耐力・幸運》活用
①③同様の防毒装備で隠密行動がメイン
光学迷彩と《忍び足》で近付き《不意打ち・投擲・貫通撃》併用でニードルガンを叩き込んだら《一撃離脱・ダッシュ》で回避
《暗殺》で早期決着を狙う
……もし本物の不幸な子供を素体にしてるなら胸糞悪いし
そうでなくても悪趣味だぞ……
エレオノーラ・アーベントロート
偉そうなクソガキですわね。
わたくし、人生を謳歌していますのに。
ですけれど。そうですわね、仮にわたくしが生きることに苦しんでいるとして――ブチ殺されるべきはわたくしを苦しめているクソどもではありませんこと?
距離を取って「第十二の魔弾【狂愛】」の「誘導弾」でグリュック・レヒトハントへ「砲撃」を。
接近されるようなら【飛翔】で攻撃を避け「空中戦」に切り替えて上空から【狂愛】で敵を狙いますわ。
わたくしが食らった悪魔も炎に類するもの。直撃を避ければ森を燃やす炎や熱程度であれば問題ありませんわ。
クソどもがわたくしに同情なんて、笑えない冗談ですわ。
瀧夜盛・五月姫
アドリブ、連携、歓迎。効果2は、全部使用、だよ。
どう、あっても、ゾルダートはクロノヴェーダ。
如何にも変わらない。
故に姫、あなたも、滅ぼす、よ。
覚悟して。
さあみんな、ゾルダート、捕まえる、よ。
【呪詛】、濡れた骸骨たち【召喚】。
ゾルダート、取り囲んて、行動を阻害、するよ。(【時間稼ぎ】)
みんなは、所詮、魂。
砕けても地獄、帰る、だけ。
だから、みんな(ディアボロスたち)、みんな(骸骨)ごどやってね?
優月・神無
(サポート)
オラトリオは黒髪の少女で、翼はオレンジ色足元が炎に覆われている
犬の耳と尻尾がついている、行動が小型犬のチワワじみている
オレンジ色のワンピース姿
関係性はお嬢様と従者のそれだが、お嬢様にはかなり邪険に扱われている
お嬢様は猫派だからね、仕方ないね❗
腕力はなく、魔術での戦闘頼り
魔術は理屈を忘れているが感覚で行使し、詠唱は適当でその都度のノリ(詠唱文句お任せ)
体術は合気道を体得しているが本人に体得した記憶がなく、脊髄反射で繰り出したりするが此方も理屈は解っていない
敵に対しては丁寧語ながら毒舌(しかも笑顔)
味方に対しては礼儀正しいがときどき口が悪い
ボケ専門、ツッコミすらボケ
ユエ・ゼアフォーレ
(サポート)
紫色の作業着に身を包んで颯爽と登場ですわ。
動きやすさは戦いにおいて重要ですの。
英才教育の一環として一般的な武術剣術には心得がありますの。
戦況に合わせて臨機応変に対応できますわ。
武器は魔晶剣をベースに魔骸連刃で改造して、短剣からハルバード、バトルアックスまで使いこなして見せますわ。
もちろん、双翼魔弾による牽制だってできますわ。
財閥令嬢ならこれくらい当然ですもの。
さぁ、みなさん。存分に暴れてくださいませ。
足りない役はユエが補いますわ!
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
シャーロット・アルシェピス
(サポート)
『ボクの怒りは負けない!』
人間の撃竜騎士×吟遊詩人、16歳の女です。
普段の口調は「ボーイッシュ(ボク、キミ、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、三人称は『名を呼び捨て、~さん(年上や目上の場合)』
明るく元気なボクっ子です。
キングアーサー出身、世間知らずではないですが、他のディビジョンの文化は疎い方。
家事、料理は人並みにこなせます。
色事は無知でウブ。
パラドクスは指定した物を状況に合わせて使用。必要とあらば危険や無茶は厭わず果敢に行動します(苦戦、当て馬的な演出も可)
主武装はバスターランスとドラゴンメイル。
多少の卑怯な手は厭わない、実戦なれした女騎士のイメージ。
その他の所はお任せします。
●哀れな煙突掃除人
配下を破壊されても、グリュック・レヒトハントは笑顔を浮かべていた。
「ああ……哀れだな。きっと、満たされないから、そうやって暴力を振るうんだろうね。だから……殺してあげるよ」
虚ろな表情で黒煙を吹き出しながら、ディアボロスたちへと接近してくる。
「偉そうなクソガキですわね。わたくし、人生を謳歌していますのに」
不快そうに、エレオノーラ・アーベントロート(Straßen Fräulein・g05259)が言う。
手にしているのは、クライナーゼンゼンマンとの戦いから引き続き、大型のレールガンを彼女は敵へと向けていた。
敵の表情に悪意はなく、だからこそ決して言葉が通じない相手だということがはっきりわかった。
「どう、あっても、ゾルダートはクロノヴェーダ。如何にも変わらない」
淡々とした声で瀧夜盛・五月姫(無自覚な復讐鬼・g00544)が告げる。
「故に姫、あなたも、滅ぼす、よ。覚悟して」
白い髪の少女は、見た目は自分と同年代に見える敵を、無表情に見据えていた。
ゾルダートが、ディアボロスたちの間合いへと無造作に進んでくる。
もっとも近い場所にいた1人は、敵から身を隠して待ち構えていた。
「煙突掃除人は幸福の象徴でも、子供のブラック労働代表だったし気が狂ってもおかしくはないが、同情してる余裕は皆無だな……」
獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)は異様な雰囲気をまとう敵を警戒しながら様子をうかがう。
配下を片付けたところで木に身を隠したが、敵がそんな羽鳥に気づいているのかどうかは判然としない。
(「いずれにしても、早く決着をつけたほうがよさそうだ」)
身につけた防毒装備を確かめて――羽鳥は、グリュックへと一気に踏み込む。
まとった霧には、森の風景が映っているはずだ。
土の地面に足跡を残さぬ速度で、青年は幼く見える敵に指先を押し付ける。
ニードルガンの針が首筋に突き刺さる。
次の瞬間、グリュック・レヒトハントは不自然な角度で羽鳥へと顔を向けた。
「そんなところにもいたんだね。悪いことをしてるから、そうやってこそこそしてるんだよね。大丈夫……君も救ってあげるよ」
言葉と同時に黒煙が吹き出す。
毒を防ぐ準備はしているが、アヴァタール級を相手に果たしてどれだけ効果があるかはわからない。
それでも、羽鳥は逃げずに戦いを続ける。
不意打ちに、他の仲間たちも続いた。
「さっきから聞いていれば、哀れとか救ってあげるとか、ずいぶんと偉そうなことを言ってくれますわね」
優月・神無(妖狐の時間神官・g02184)は毒煙の中にいるゾルダートを狙う。
「妖狐の舞を見せてさしあげましょう。冥土の土産にするといいですわ」
森の中でステップを踏むと、ゆったりとした着物がふわりと広がる。
高まった妖気により、狐の尾が具現化した。
伸びてゆく尾がゾルダートを貫く。
だが、同時に金色の弾丸が神無の体も貫いていた。ゾルダートの右腕は、一瞬のうちにアームキャノンへと変化していたのだ。
「金色の弾で救いを与えるなんて、ずいぶんと下品な話ですわね?」
神無は笑った。浮かべた笑顔は変わらないが、声の調子はまさに嘲笑だった。
オラトリオのワンコが必死に神無を支援しようとするが、猫派のお嬢様は犬みたいに忠実なサーヴァントを一瞥もしない。
砲を構えた敵の前に、颯爽と1人の女性が立つ。
紫色の作業着に身を包み、それでもなおお嬢様然とした物腰で、ユエ・ゼアフォーレ(天上天下・g00244)はゾルダートへと斬りかかった。
「財閥令嬢なら、このくらいできて当然ですわ!」
魔晶剣を改造した斧が、グリュックの斧とぶつかり合う。
飛び退いて敵が間合いを取る。右腕のアームキャノンへからユエへ黄金の弾丸を放つ。
「力の流れ、見えましたわ!」
金色の弾丸に貫かれながら、ユエは踏み込んで砲と化した腕を取る。
少年の体が宙を舞う。合気道の技で敵を投げ飛ばしたのだ。
叩きつけたグリュックの体が、土の地面で跳ねて、その勢いで起き上がった。
そこに、槍を構えた女騎士が突撃した。
「貫け!」
シャーロット・アルシェピス(人間の撃竜騎士・g03299)が持つ
バスターランスの後部からオーラの尾を引いて、彼女はグリュック・レヒトハントへと接近する。
空中のゾルダートが、逆さのままアームキャノンを構えた。
だが、放たれた砲弾を意に介さずに、シャーロットはさらに加速する。
「ボクの怒りは負けない!」
金色の砲弾がドラゴンメイルを穿つ。
体を貫いたそれを後方に残して、シャーロットは裂帛の気合を放つ。
突き出したランスが、ゾルダートへと痛打を与えていた。
「さあみんな、ゾルダート、捕まえる、よ」
夜叉姫の呼び声に応え、濡れた骸骨たちが森の中に出現する。
妖狐の尾を引き抜いて距離を取ったところで、骸骨たちは敵へと襲いかかる。
弓を手にした夜叉丸と、太刀を手にした蜘蛛丸は、再び吹き出た毒煙を浴びながら、ゾルダートを左右から挟み撃ちにしていた。
「抵抗しなければ、すぐに楽になれるんだよ。どうして無駄なことをするのかな」
グリュック・レヒトハントはディアボロスたちの行動を理解できないようだった。
「そうですわね、仮にわたくしが生きることに苦しんでいるとして――ブチ殺されるべきはわたくしを苦しめているクソどもではありませんこと?」
エレオノーラの言葉とともに『フェアレーター』が砲火を放つ。
「【狂愛】解放――」
高速で飛ぶそれに対し、ゾルダートは無造作に身をそらして、そのままエレオノーラへと踏み込んでくる。
炎をまとう斧が、周囲の木々ごとエレオノーラの体を薙ぎ払う。
だが、次の瞬間、グリュックは自分の胸を不思議そうに見下ろした。
「どうして……かわしたはずなのに?」
追尾する魔弾はその軌道を変えて彼に突き刺さっていたのだ。
エレオノーラは燃え上がる木々の間を飛翔して炎から逃れ、さらに追撃を加える。
(「わたくしが食らった悪魔も炎に類するもの。直撃を避ければ森を燃やす炎や熱程度であれば問題ありませんわ」)
熱さと痛みに耐えながら、彼女は戦いを続ける。
グリュック・レヒトハントの体はボロボロになっていた。それでも、敵は傷ついた顔に憐れみの表情を浮かべてディアボロスたちを襲ってくる。
ディアボロスたちも、傷つきながら確実にゾルダートへと打撃を与えていた。
「さぁ、みなさん。存分に暴れてくださいませ。足りない役はユエが補いますわ!」
最接近したユエが、魔晶剣で敵を牽制する。
紫の作業着が華麗に森の中を舞い、グリュック・レヒトハントの動きを阻害する。
五月姫の夜叉丸と蜘蛛丸も襲いかかり、ゾルダートを止めた。
「みんなは、所詮、魂。砕けても地獄、帰る、だけ。だから、みんな、みんなごどやってね?」
骸骨たちごと破壊するよう、五月姫が告げる。
少なくとも、ゾルダートの動きは止まった。ディアボロスたちはその隙に、一斉に攻撃をしかける。
姿を見せぬまま、いつの間にか接近していた羽鳥が再びニードルガンの針を撃ち込む。
「ボクは、仲間ごと攻撃する槍は持ち合わせていない!」
囲んでいるユエや骸骨たちの間を、オーラの尾を引くシャーロットの槍が突き抜ける。
さらに神無の狐尾と、ワンコの追撃が別の方向からグリュック・レヒトハントへと襲いかかった。
エレオノーラの魔弾も的確にゾルダートを追尾して敵を貫く。
「どうして……僕は、君たちを救いたかったのに……」
最後までそんな呟きを残して、一斉攻撃を受けたグリュック・レヒトハントが倒れる。
「クソどもがわたくしに同情なんて、笑えない冗談ですわ」
動かなくなった敵を見下ろし、エレオノーラが吐き捨てる。
「……けど、もし本物の不幸な子供を素体にしてるなら胸糞悪いし、そうでなくても悪趣味だぞ……」
羽鳥が大きく息を吐く。
機械化ドイツ帝国の国境をさえぎる要塞へディアボロスたちは視線を向ける。
果たして、この敵と同じようなアヴァタール級がどれだけ潜んでいるのか……無骨な要塞からは、察することができなかった。
街と、そして戦闘から手に入れた情報を旅団へと持ち帰るべく、ディアボロスたちは国境要塞に背を向けた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【光学迷彩】がLV2になった!
【動物の友】がLV2になった!
【友達催眠】LV1が発生!
【狐変身】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
【命中アップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!
【ドレイン】がLV2になった!