ミッドウェー海戦~西海域『しぶや』囮海戦

 攻略旅団の提案により、ミッドウェー海戦における冥海機の攻撃目標である『しぶや』を囮として、敵ジェネラル級の、鎮守府への増援を遅らせる為の作戦を実行します。
 冥海機は『しぶや』を非常に危険視している為、『しぶや』を囮にすればミッドウェー周辺のジェネラル級の戦力の半分(ミッドウェー鎮守府の西側)の戦力を誘引できます。

 これらの敵戦力は『しぶや』撃破と共に転進し、鎮守府に戻ろうとします。
 並行して行われている上陸作戦が成功しても、多くの敵戦力がジェネラル級と共に鎮守府に戻ってしまえば、鎮守府制圧は困難となるでしょう。
 誘引した敵を鎮守府への増援に向かわせず撃破すると共に、ジェネラル級に戦いを挑むチャンスを掴んで下さい。

!特殊ルール!
・このシナリオが4シナリオ成功する毎に、ジェネラル級1体をミッドウェー鎮守府への増援に向かわせず、ミッドウェー西側海域で決戦を挑めます。
・ミッドウェー西側海域のジェネラル級は、『山城』『比叡』『ソードフィッシュ』『大鷹』の4体です。
・この事件は攻略旅団の提案による期限延長が行えません。

山城
比叡
ソードフィッシュ
大鷹

疾風迅雷の駆逐艦隊を罠に捕らえよ(作者 天木一
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●ミッドウェー鎮守府
「さぁ、ディアボロスを壊滅させる『MI作戦』を開始です」
 ジェネラル級冥海機『比叡』が配下の部隊に命じる。
「鎮守府に上陸する敵先遣部隊の対応の為、超大和様の遠距離砲は使用できませんが、それは些細な問題にすぎません。ディアボロスの艦艇のおおまかな位置は割り出しているのだから、最速で海域に向かって、艦艇の撃破するのです」
 既にディアボロスの艦艇が居る海域は割り出してあった。
「金剛、榛名の仇を、アタシらの手で取ってやるのですよ」
 そう呼び掛けると、配下達がやってみせると大きく声を上げて頷いた。
「万が一にも、他の艦隊に先を越されて、高速戦艦であるアタシに恥をかかせるんじゃないですわよ」
 速度を重視する駆逐艦の部隊は、比叡の配下らしく命令を受けると疾風迅雷に動き出し、飛ぶように海面を疾走した。

●新宿駅グランドターミナル
「ミッドウェー環礁の戦いはディアボロスの完全勝利で、護衛戦力を失った断片の王『超大和』を倒すチャンスがぐっと近づいたみたい。そこで精鋭部隊によるミッドウェー島の上陸作戦が実行されるんだって」
 音葉・遥風(風は遥か彼方に吹く・g03189)が断片の王に迫る作戦が行われることを伝える。
「『超大和』は、うねうねってした巨大触手を使って防衛作戦をするんだけど、その対応で忙しくって、遠距離砲撃による『しぶや』の破壊はできなくなったんだけど、ミッドウェー島の西側海域のジェネラル級の艦隊を総動員して、『しぶや』を沈めようと攻撃してくるんだって」
 冥海機達は勝利を諦めず、大攻勢を仕掛けてくる。
「あー、残念だけど、この大規模攻撃から『しぶや』を守るのは無理みたい」
 圧倒的な戦力の攻撃を受け、『しぶや』を守りきることはできない。
「うん、ここは考え方を変えて、守れないなら守らなければいいって攻略旅団の作戦が出てて、『しぶや』を囮にしてジェネラル級をやっつける作戦みたいだよ」
 守れないなら有効利用して、囮として使おうという作戦になっている。
「『しぶや』を撃破に成功した敵部隊は、転進してジェネラル級の元に戻って、ミッドウェーの包囲網を構築しようとするから、転進と合流を妨害して、足止めした敵部隊をやっつけよー」
 上手く敵部隊を撃破できれば、ジェネラル級との戦いへと繋ぐことが可能になる。

「まずは『しぶや』を守るように、周囲に布陣して敵を待つことになるよ。しっかり守るフリをして、『しぶや』っていう餌に敵を食いつかせよう」
 釣りのように、『しぶや』を罠だと思わせないように、こちらも本気で守っているように見せなければならない。
「敵は大艦隊による一撃離脱戦法で、『しぶや』を撃沈したら転進して帰っていくから、そこに接近したり攻撃して妨害して、乱戦に持ち込んだらそのまま戦闘でやっつけてこう」
 敵を逃さぬように足止めし、そのまま撃破する流れになる。こちらは準備している分、敵の転進よりも早く動き出せる。
「みんなに戦ってもらうのは、アヴァタール級『秋月』が率いるトループス級『ラピッドデストロイヤー』の駆逐艦隊だよ。スピード重視の装甲の薄い艦ばかりみたいだから、こっちの一撃を叩き込められれば足止めも簡単なはず、たぶん」
 機動力と攻撃力に偏った艦となっている。機動力を活かされれば厄介なことになるだろう。

「せっかく造った『しぶや』が沈んじゃうのはめちゃ悲しいけど、台湾島では『しぶや』型の量産はされるから、今回はどうしようもないって諦めて。そのぶん一体でも多くのジェネラル級を倒しちゃおう」
 『しぶや』が沈められるなら、その代償としてジェネラル級冥海機を討ち取ろうと遥風は皆を応援する。
「敵戦力を大きく削れば、ミッドウェー海戦の決戦へと繋がるはずだから、がんばってこー」

●『しぶや』の最後
「一気呵成にいく!」
「「了解!!」」
 即断即決。アヴァタール級『秋月』とトループス級『ラピッドデストロイヤー』の駆逐艦隊は最速で接近すると、ありったけの砲弾を撃ち込んで『しぶや』を爆発させる。
 そうして冥海機の大艦隊の攻撃を次々と受けた『しぶや』が爆発炎上し、耐え切れず海に沈んでいった……。
「やったわ!!」
「作戦は成功よ!!」
 ラピッドデストロイヤーが喜び合って笑顔を見せる。
「よし、比叡様に戦果をご報告に戻る。敵が混乱している今が――」
 秋月が命じて止まることなく駆逐艦隊がミッドウェー鎮守府に転進しようとする。だがディアボロスがこちらの針路を潰すように動いているのに気付いた。
「どうこうこと……混乱していない? ……まさか、これは罠か!?」
 短い間に素早く思案した秋月がディアボロスの罠である可能性に気付く。
「くっ、しかし戻るしかない。皆、全速前進! ディアボロスなど置いてけぼりにしてしまえ!」
「「了解よ!!」」
 駆逐艦隊は加速し、ディアボロスを突っ切って帰還しようと突っ込んだ――。


→クリア済み選択肢の詳細を見る



 他の選択肢での結果、冥海機がミッドウェー鎮守府に向かってしまった場合、戦闘は終了となり、ミッドウェー鎮守府に向かう敵の姿を見送る事になります。
 この選択肢は、プレイングを掛ける必要はありません。



特殊ルール 【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、安全に撤退でき、シナリオは成功で完結する(作戦目的は一部未達成となる)。
👑1

→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【未来予測】
2
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【ハウスキーパー】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建物に守護霊を宿らせる。守護霊が宿った建物では、「効果LV日」の間、外部条件に関わらず快適に生活できる。
【建物復元】
1
周囲が破壊を拒む世界となり、ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の建造物が破壊されにくくなり、「効果LV日」以内に破壊された建物は家財なども含め破壊される前の状態に戻る。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV1 / 【アクティベイト】LV2 / 【先行率アップ】LV3 / 【ドレイン】LV1

●マスターより

天木一
 こんにちは天木一です。
 ミッドウェー海戦となります。『しぶや』を囮にして冥海機艦隊を叩く作戦となります。

 ①『しぶや』を守るフリをして展開し、沈んだ後には敵の転進の針路を妨害し足止めします。

 ③駆逐艦隊トループス級『ラピッドデストロイヤー』との戦闘になります。機動力の高い部隊となっています。逃げることを優先して動きます。

 ④指揮官のアヴァタール級『秋月』との戦闘です。機動力と火力の高い駆逐艦です。

 ②冥海機の転進に失敗した場合、作戦は失敗となり終了します。

 それでは大艦隊を撃破し、一体でも多くのジェネラル級との決戦に持ち込みましょう!
122

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


月鏡・サヨコ
超大和は既に復讐者を支える予知の存在に気付いている
だけど、敵の慌てぶりを見るに、少なくともこちらが『しぶや』を捨てる所までは想定外だったはず
……未だ敵の裏をかけている内に、最大限の戦果を得ておくべき

【水面走行】状態で『しぶや』周辺に待機
仲間と持ち場を分けて船を護ろうとしているものの、物量差で防衛網の穴を突かれてしまう状況を演じよう
実際、物量差は歴然なので真実味はあるはずだ

勲が起こす大波で動きを乱された敵に『絶海砲戦』で追い打ち
≪巡洋戦艦海戦装『黒姫』≫が放つ榴弾を敵周囲で次々と炸裂させ、不規則に弾ける爆発と弾片の嵐で退路を絶とう
近接戦を挑んだり、直接ミッドウェーに回り込む仲間もこれでマークが外れて動きやすくなる
その上で挑発を仕掛けよう

貴様達の指揮官は比叡……確か、榛名の姉妹艦か
榛名と麾下の艦隊はレイテで全力を尽くして散った
いざという時は、基地ごと私達を道連れにする覚悟を持って
それに比べて貴様達の怯懦は哀れなほどだ
部下が逃げ腰なために家族の仇を討つ機会を見逃せば、比叡も失望するに違いないな


三間・勲
(連携アドリブ歓迎)

ここで戦力を減らし、確実にジェネラル級との決戦に繋げましょう
それがここで沈む『しぶや』に対して僕が出来る精一杯の手向けです

【水中適応】で『しぶや』の周辺を警戒します
敵に不信感を抱かれぬよう、警戒している姿勢を見せる為に「氷盾」と「軍刀」を構えておきます
『ラピッドデストロイヤー』の砲弾一つ一つを頑張って盾で防ごうとするも防ぎきれなかったように見せ
『しぶや』が撃沈して敵が撤退の動きを見せたらパラドクスを発動です

広範囲に大波を起こし、敵の陣形を乱しながら撤退を妨害します
更に可能であれば味方の動きと合わせ、〈水使い〉でパラドクスの波を操作してまとめて攻撃しやすい状況を作ります

ミッドウェーに残された一般人は、超大和の為に決死の覚悟で立ち向かいました!
海戦せずに逃げる冥海機は冥海機に非ず…それでヤ・ウマトの民や超大和に顔向けできるのですか!

〈大声〉の挑発を乗せた大波を放ちつつ周囲の状況の確認も観察
敵が少しでも動じた様子を見せれば容赦なく畳みかけ、戦闘へと移行させるように尽力します


ラキア・ムーン
さて、そろそろ詰めの段階か
後は敵を倒し、ジェネラル級を引きずり出すのみ
此処で終わらせる、敵は此方の最善すらも予想しているようだが……我らは最善の先を目指す

まずは水面走行で『しぶや』付近で護衛として待機
敵砲撃が『しぶや』に到達したら、駆け出し敵を追撃する

【Call:Storm_Bullet】起動
大気を圧縮、風の弾丸とし撤退する敵に対して放つ
反撃が来るなら武装制服で受けて防御、追撃の手は緩めず追いかける
泥濘の地を敵に対して発動
速度が落ちればよし、落ちずとも面倒な手を打ってきたと思わせればよし
後方からの攻撃、残留効果による妨害、そして挑発
3つの手で、敵を此方との戦闘に引きずり込む

このまま我らに背を向け、撤退するならそれも良いだろう
だが狙ってくれと言わんばかりのその背を見逃すほど、我等は甘くないぞ
速度には自信があるようだが装甲はどうかな?
この状況で耐久性試験をしたいと言うのなら、止めはせん
存分に我等の的になり、無為に沈んでいくが良い

声を張り、敵に聞こえるよう叫び挑発
敵を戦闘へと引きずり出そう


●大艦隊を呑み込む罠
「さて、そろそろ詰めの段階か。後は敵を倒し、ジェネラル級を引きずり出すのみ」
 ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は迫る敵の大艦隊を見渡す。
「此処で終わらせる、敵は此方の最善すらも予想しているようだが……我らは最善の先を目指す」
 その軍勢を見ても恐れず、逆に叩き潰してやろうと不敵に笑みを浮かべ、海面に【水面走行】で降り立ち護衛として待機する。
「超大和は既に復讐者を支える予知の存在に気付いている。だけど、敵の慌てぶりを見るに、少なくともこちらが『しぶや』を捨てる所までは想定外だったはず」
 月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)は敵の様子から、こちらの全ての動きを読めている訳ではないと判断した。
「……未だ敵の裏をかけている内に、最大限の戦果を得ておくべき」
 こちらの手を読まれる前に、挽回不可能なところまで追い込もうと【水面走行】で海面に立ち『しぶや』の周辺で敵の動きを待つ。
「ここで戦力を減らし、確実にジェネラル級との決戦に繋げましょう。それがここで沈む『しぶや』に対して僕が出来る精一杯の手向けです」
 囮とするならば最大の戦果を得ようと、三間・勲(漁火・g10186)は仲間と共に士気を上げ【水中適応】で海中に潜り、『しぶや』の周辺を警戒する。
(「敵に不信感を抱かれぬようにする必要があります」)
 警戒している姿勢を見せる為に〈氷盾〉と〈軍刀〉を構え、迎撃態勢であることを示す。そうしてディアボロス達は罠を仕掛けた。

「あれが狙いの艦か。ディアボロスも防衛しているようだが……守りの薄い箇所がある。ならば速攻だ! 一気呵成にいく!」
「「了解!!」」
 アヴァタール級『秋月』とトループス級『ラピッドデストロイヤー』の駆逐艦隊が速度を上げ真っ直ぐに『しぶや』を狙う。
「いかん、敵の速度に反応できていない」
 サヨコが慌てて物量差で防衛網の穴を突かれてしまう様子を演技してみせた。
(「実際、物量差は歴然なので真実味はあるはずだ」)
 本気で守ろうとしても守れぬ差がある。その動きは本当に守ろうとしているように見えた。
「任せてください。『しぶや』を守ってみせます!」
 近くの勲が『しぶや』を守ろうと敵との間に割って入る。
「構うな。狙いは艦艇のみ!」
「艦と一緒に沈むといいわ!」
 ラピッドデストロイヤーが『しぶや』に向けて一斉に砲弾を放つ!
「数が多い! これではっ――」
 それを勲は一つ一つを頑張って盾で防ごうとするも、砲弾が通り過ぎて『しぶや』に当たって爆発を起こす。
「しまった!」
 そして振り返り防ぎきれなかったと悔しそうな顔を作る。

 駆逐艦に続いて、他の冥海機艦隊からも攻撃が加わり、とうとう耐えきれずに『しぶや』が爆発炎上して海に沈んだ。
「やったわ!!」
「作戦は成功よ!!」
「よし、比叡様に戦果をご報告に戻る。敵が混乱している今が――どういうこと……混乱していない? ……まさか、これは罠か!?」
 そこで秋月はディアボロスがこちらの撤退ルートを塞ぐように動いていることに気付き、罠である可能性に思い至る。
「くっ、しかし戻るしかない。皆、全速前進! ディアボロスなど置いてけぼりにしてしまえ!」
「「了解よ!!」」
 駆逐艦隊は逃げようとディアボロスの突破を図る――。

「敵が撤退を始めました。お芝居は終わりです!」
 演技を止めた勲がパラドクス『大鯨(ダイゲイ)』を発動し、巨大な鯨の如き大波を起こし、駆逐艦隊を呑み込んで押し戻し強引に足を止めさせた!
「これはっ、ディアボロスの攻撃よ!!」
「やはり罠だったか! 止まるな!! 罠から逃れることだけを考えろ!!」
 駆逐艦隊は波に大きく揺られ、ぶつかり合いながらも突き進もうとする。
「スピードが自慢のようですが、一度足が止まれば速度を上げるまで時間が掛かります」
 勲の作った隙を突いて仲間が動き出す――。
「逃がしはしない」
 演技を止めたサヨコがパラドクス『絶海砲戦』を発動し、〈巡洋戦艦海戦装『黒姫』〉から榴弾を次々と放って足並みの乱れた敵の周囲に炸裂させ、不規則に弾ける爆発と弾片の嵐で退路を絶つ!
「ディアボロスの砲撃よっ!!」
「狼狽えるな! 被弾しても沈まなければそれでいい! 逃げることに集中しろ!」
 浮足立つ配下に秋月が命じ、逃げようと荒波と砲弾の中を進む。しかしそこへラキアが針路を塞ぐように突っ込んだ!
「【Call:Storm_Bullet】起動」
 ラキアがパラドクス『Call:Storm_Bullet(コール・ストームバレット)』を起動して大気を圧縮、無数の風の弾丸とし撤退する先頭の敵集団に撃ち込む!
「きゃああっ!!」
「防ぎきれないわ!」
 被弾したラピッドデストロイヤー達が悲鳴を上げて速度を緩める。
「邪魔をするなぁ!!」
 傷付いたラピッドデストロイヤーが道を切り開こうと二連速射砲を撃ち返す。
「逃げたければ我々を倒していくんだな」
 ラキアは砲撃を〈武装制服〉で受け止め、衝撃に耐えながら【泥濘の地】を展開し自分に近づく敵を泥濘に捕らえ速度を落とさせる。
「海が!!」
「スピードが落ちて、お前の仕業ね!!」
 ラピッドデストロイヤーが邪魔するラキアを排除しようと砲撃し、それに対してラキアも風の弾丸を撃ち返す。ラキアはそのまま戦いに引きずり込もうと派手に立ち回った。

「何をしている! 相手にするな! 我々の任務は成功に終わった! ディアボロスなど無視して帰還するのだ!!」
 秋月が声を荒げ、戦おうとする配下に逃げるように指示する。
「ミッドウェーに残された一般人は、超大和の為に決死の覚悟で立ち向かいました! 海戦せずに逃げる冥海機は冥海機に非ず……それでヤ・ウマトの民や超大和に顔向けできるのですか!」
 逃げようとする敵に勲が大声で挑発し注意を引き付ける。
「なんですって!」
「挑発に乗るな!」
 苛立つラピッドデストロイヤーを抑えようと秋月が怒鳴る。だがディアボロスの挑発は続く。
「貴様達の指揮官は比叡……確か、榛名の姉妹艦か。榛名と麾下の艦隊はレイテで全力を尽くして散った。いざという時は、基地ごと私達を道連れにする覚悟を持って」
 サヨコが以前に戦った冥海機のことを話題に上げて比較し、それよりも格下だと挑発する。
「それに比べて貴様達の怯懦は哀れなほどだ。部下が逃げ腰なために家族の仇を討つ機会を見逃せば、比叡も失望するに違いないな」
「なにをっ!!」
「比叡様を侮辱するなんて許せない!」
 一部のラピッドデストロイヤー達が頭に血が上り、怒りのまま撤退命令を無視して砲撃を開始してしまった。
「撤退だと言っているっ! 指示に従っている者だけでも逃がすべきか……」
「このまま我らに背を向け、撤退するならそれも良いだろう。だが狙ってくれと言わんばかりのその背を見逃すほど、我等は甘くないぞ」
 交戦を始めてしまった一部の配下を残して逃げようかと思案する秋月に、ラキアが警告するように告げる。その足元から広がる泥濘は秋月をも捉えていた。
「速度には自信があるようだが装甲はどうかな? この状況で耐久性試験をしたいと言うのなら、止めはせん。存分に我等の的になり、無為に沈んでいくが良い」
 挑発的に言い放ちラキアが押し戻すように突風を吹かせ、無数の風の弾丸を生み出した。
「ここまで足止めされてしまえば逃げるのも困難か……こうなっては戦うしかあるまい。総員戦闘準備!! ディアボロスを撃破して道を切り開く!」
「了解したわ!!」
「速攻で撃沈してあげる!!!」
 戦わずに撤退が不可能だとすぐに判断し、秋月が声を張るとラピッドデストロイヤー達もやる気になって砲を構えた。
「挑発に乗って来ました! このまま撃沈しましょう!」
 勲の言葉にラキアとサヨコが頷き、罠から逃がさず沈めようと戦闘に入る――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水面走行】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

ラキア・ムーン
ひとまず足止めには成功か
流石に断片の王が出張っているだけはある、士気が高い
だが後は敵を倒してしまうのみだな
一気に倒す、我等を倒してこの場を切り抜けられると思うなよ

水面走行を引き続き使用し、ラピッドデストロイヤーを狙っていこう
【Call:Flame_Bullet】起動
先行率アップを重ね、敵より更に早く動ける確率を高める
炎の弾丸を生成し展開
追尾軌道は水面スレスレを設定
波間を縫うように進ませ、少しでも敵からの視認性を下げ直撃を目指し発射
私も《RE》Incarnationを構えて敵の周囲を駆け、槍による近接攻撃が本命であると少しでも思わせよう

敵が高速で移動を開始したら槍を構えると同時にEmu【E.S】を展開
正面で対処できる砲撃は槍を盾代わりに当て防御
側面等は展開した魔力障壁で一度受け、勢いを軽減
後は武装制服越しに防御してダメージコントロール
受ける被害を可能な限り抑え、継戦能力を保っていこう

我等の覚悟、甘く見たな
ジェネラル級の誰一人として超大和の援護にはいかせん
此処で沈め、冥海機

アドリブ連携等歓迎


白水・蛍
アドリブその他諸々歓迎

攻め手に加わりにまいりました。
挑発お疲れ様です。上手く足を止められたようで何よりです。
では、後は倒していきましょう。我々の目的は此処であり此処でない。
この先にありますから。

水面走行を使用し、敵を狙います。
相手を狙ってパラドクスを発射。その身を貫く威力を持った魔力の弾丸を発射します。軌道は単純。速度も凄い早いわけではない。対処は容易かもしれない。でも、私一人で戦っているわけではないのでね。二重も三重も対処は出来ますか?

反撃は残留効果や魔力障壁で致命傷を避けつつ対処いたします。直撃しなければいいのです。致命傷でなければいい。それだけ出来れば戦えます。
最後まで踏みとどまれるだけの力があれば大丈夫。

誰一人抜かせはしない。此処で海の底へ全て連れてって差し上げますわ。
――おやすみなさいませ。


月鏡・サヨコ
鎮守府の防衛に集中している超大和には、私達を砲撃で沈めることはできない
この状況が続いている間に襲撃部隊を全て片付けなければ
……敵戦力は膨大で練度も高いけれど、私達はやり遂げる

【水面走行】を維持しながら敵部隊との本格的な交戦に移行する
――『人狗一心・散兵戦術』
《巡洋戦艦海戦装『黒姫』》からの砲撃に加えて、桂の《怪力光線砲『狗號』》による狙撃を織り混ぜる
次々と降り注ぐ砲弾を逃れた敵に追い討ちの光線を撃ち込んだり、私が砲撃に集中している時に死角から迫る敵を処理する役割を桂に任せよう
同様に仲間の背後や側面が敵に狙われている時も、桂に素早くフォローさせる
連射力や爆発による攻撃範囲の広さを誇る海戦装と、弾速と命中精度に優れる光線砲を適材適所で使い分けるということだ
敵が接近してきた場合は《対艦軍刀『銀鉤』》を抜いて斬り伏せよう
反撃の砲弾は軍刀で斬り払い、明後日の方向に弾き飛ばすか、そこまで行かずとも狙い通りには当てさせない

命も、それ以外も、戦いに散った全てを海は受け入れる
……波に抱かれて、静かに眠れ


●駆逐艦隊
「速攻よ!」
 ラピッドデストロイヤーが先手を取ろうと加速していく。
「鎮守府の防衛に集中している超大和には、私達を砲撃で沈めることはできない」
 月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)は本来なら飛んで来る強力な敵の攻撃が来ない今が好機と動く。
「この状況が続いている間に襲撃部隊を全て片付けなければ……敵戦力は膨大で練度も高いけれど、私達はやり遂げる」
 足止めの次は撃破だと、パンツァーハウンドの『桂』を連れて海面を駆け敵との距離を詰め交戦に移行する。
「攻め手に加わりにまいりました」
 海面を駆ける白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)が急ぎ仲間と合流する。
「挑発お疲れ様です。上手く足を止められたようで何よりです。では、後は倒していきましょう。我々の目的は此処であり此処でない。この先にありますから」
 次の戦いに繋げる為に足止めされた敵を倒してしまおうと、意気込んで敵に向かう。

「ひとまず足止めには成功か。流石に断片の王が出張っているだけはある、士気が高い」
 ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は罠に掛かってもこちらを食い破ろうとする敵の前に立つ。
「だが後は敵を倒してしまうのみだな。一気に倒す、我等を倒してこの場を切り抜けられると思うなよ」
 逃がしはしないと、パラドクス『Call:Flame_Bullet(コール・フレイムバレット)』を起動し、炎の弾丸を生成し周囲に展開する。
「先手は此方が貰う」
 先手必勝とばかりにラキアは突撃槍〈《RE》Incarnation〉を構えて海面を駆け出し、突撃を本命と思わせながら牽制のように炎弾を次々と飛ばした。
「突撃してくるわ!!」
 ラピッドデストロイヤーがラキアに注意を向け、そこへ炎弾は水面スレスレの波間を縫うように飛んで、敵の死角から襲い掛かり直撃していく!
「キャアア!!!!!」
「炎による攻撃が本命よ! 防御行動を!!」
 仲間が炎に包まれると、すぐにラピッドデストロイヤーは飛んで来る炎弾を武装で受け止める。それでも皮膚が焼かれ火傷を負って血が流れるが、戦う意志は失わない。
「こちらも仕掛けましょう」
 敵が立て直す時間を与えず蛍がパラドクス『喚来貫星晶魔砲撃(ヨビテキタルハセイショウノツラヌキタルマホウゲキ)』を発動し、〈刀琴弦〉を弾いて音を出し、それに魔力を乗せて放つ。すると魔力塊が生まれ分裂していくと破片が砲弾となって発射される!
「砲撃も来るわ!」
「く、次は……普通の砲撃っならこのまま防御を!」
 ラピッドデストロイヤーが砲弾を武装で防ぎ、激しい衝撃を受けて吹き飛ばされ大きく速度が落ちる。
「軌道は単純。速度も凄く早いわけではない。対処は容易かもしれない。でも、私一人で戦っているわけではないのでね。二重も三重も対処は出来ますか?」
 防がれても構わずに蛍は砲撃を続け、仲間と連携する。
「続こう――『人狗一心・散兵戦術』」
 違う方向からサヨコがパラドクス『人狗一心・散兵戦術』を発動し、〈巡洋戦艦海戦装『黒姫』〉から砲撃を開始し、桂も背に乗せた〈怪力光線砲『狗號』〉を構えて高出力ビーム砲で狙撃する。
「こちらからも砲撃がっ!!」
「背を仲間に預けて守るのよ! 攻撃が途切れたら反撃――」
 ラピッドデストロイヤーは武装で砲撃を防ぐ。しかし上から来る砲撃に集中して、直線で飛んで来るビームに気付かずに胸に穴を穿たれて即死した。
「なっ!? 光線!!」
「危険よ! 注意して!!」
 ビームへと意識を向けると、今度は砲撃が着弾して爆発を起こす!
「しまっキャアアアアアア!!!!」
 吹き飛んだラピッドデストロイヤーが海に突っ込み沈んでいく……。

「反撃をっ!」
 ラピッドデストロイヤーもやられっぱなしではない。攻撃を受けながらも高速移動を開始し、並んで連携し砲を連射してく。
「来るな」
 ラキアは魔力防壁〈Emu【E.S】〉を展開し、砲撃を受け止め少しでも威力を弱め、槍を盾にして身を護り、衝撃に激しく体を揺さぶられながらも耐えてみせた。
「速度を上げるわ!」
「回り込もうとしているな」
 サヨコが側面を取る敵に視線を向け、放たれる砲撃を〈対艦軍刀『銀鉤』〉を抜いて斬り払う。弾かれた砲弾は狙いを外れ海に落ちて水柱を立てた。
「防がれた!」
「当たるまで撃ち続けるのよ!!」
 ラピッドデストロイヤーが背後に回り込むようにして砲撃する。
「凌いでみせましょう」
 その矢面に立った蛍が魔力障壁を張って身を護り、突き抜けて飛んで来る砲弾に刀琴弦を巻きつけ僅かでも逸らし、直撃を避けて近くでの着弾の衝撃波に耐える。
「終わりか? それならば此方の番だ!」
「散開!」
 ラキアが敵に槍を向けると、どこから飛んで来るか分からない炎弾を警戒したラピッドデストロイヤーが一カ所に固まらず散っていく。
「隊列が乱れましたね。そうなれば守りも薄くなります」
 分散したところを蛍が狙い、連続して砲撃を浴びせ武装で防ごうとする敵の脚を貫き、体勢が崩れたところに叩きかけるように砲弾が撃ち込まれ、身を護っていた武装も吹き飛び、がら空きとなった胴体に風穴を開けた!
「ギャッ!!!!」
 悲鳴を上げてラピッドデストロイヤーが鮮血に染まる海に沈んでいく。
「各個撃破する」
 サヨコも面を制圧するように海戦装から砲撃を浴びせ爆発で敵を呑み込んでいく。

「敵の攻撃が激しい! 移動しながら弾幕を張るわ!」
「翻弄して叩くのよ!!」
 ラピッドデストロイヤーが動き回り砲撃を激しくする。
「我等の覚悟、甘く見たな」
 その弾幕の中にラキアが飛び込み、槍を盾にしながら距離を詰め炎弾を叩き込む!
「そんな! キャアアアアアア!!」
「ジェネラル級の誰一人として超大和の援護にはいかせん。此処で沈め、冥海機」
 そう告げると残った炎弾を浴びせ、ラピッドデストロイヤー達を炎に呑み込んだ。
「強い! こうなったら突破口だけでも開くわ!」
 勝てないと悟った手負いのラピッドデストロイヤーが命を賭して特攻する!
「誰一人抜かせはしない。此処で海の底へ全て連れてって差し上げますわ」
 蛍が逃がしはしないと、立ち塞がって残った魔力塊を砲弾に変えて放つ!
「こんなもの!!」
 強引に突破しようとしたラピッドデストロイヤーに次々と砲弾がぶつかり、やがてその動きが止まる。
「――おやすみなさいませ」
 最後の一発がラピッドデストロイヤーの頭部を撃ち抜き、よろけてそのままドボンと海に倒れこみ溺れていった。
「私たちの機動力が通じないなんて!」
「比叡様の元に戻り、ディアボロスの脅威を伝えなくては!!」
 残ったラピッドデストロイヤーが必死に突破しようと砲撃する。しかし、絶対に逃がさないとディアボロスが撃ち返し応戦する。そうしてラピッドデストロイヤー沈んでいく。
「秋月様だけでもこの場から脱出を!!」
 血塗れのラピッドデストロイヤーが指揮官だけでも逃がそうと突貫する! だがその前に軍刀を手にしたサヨコが立ち塞がった。
「そこを退くのよ!」
「命も、それ以外も、戦いに散った全てを海は受け入れる」
 サヨコは前に踏み出し刃を一閃してその首を刎ねた!
「あっ………」
「……波に抱かれて、静かに眠れ」
 沈む敵を見下ろしたサヨコは、命を賭して散った相手に敬意を持って別れを告げた。
「残るは指揮官のみ――」
 全てのラピッドデストロイヤーが沈み、ラキアが残ったアヴァタール級『秋月』へと槍を向けた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】LV2が発生!
【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
【アクティベイト】LV1が発生!

●決死の突撃
「まさか、我ら駆逐艦隊がこうも短時間に全滅とは……いや、私が残っている。私が帰還すれば全滅ではない」
 呆然としたのもほんの一瞬、アヴァタール級『秋月』はすぐに圧倒的に不利な状況を認め、その中でも生き残る方法を考える。
(「ディアボロスはきっと比叡様のお命を狙うだろう。お力となる為に戻らねばならない。ならば強行突破しかない……だが敵もそれを警戒しているはず………痛打だ。ディアボロスが怯むほどの火力を叩き込み、その隙に突破する――」)
 命を懸ける覚悟を決めた秋月は即座に動き出す。
「行くぞディアボロス!! この秋月が相手だ!!!」
 左手の両用砲を向け、道を切り開く為にディアボロスへと攻撃を仕掛ける!
ラキア・ムーン
流石は部隊を任されるだけはある
この状況でも生き残る道を探るのは、尊敬に値しよう
だが、悪いな
此処で貴様を逃すわけにはいかん
決着を付けよう、此処で貴様を終わらせ比叡への道を切り開かせて貰う

限定解除、形状変換
再誕の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現

秋月を逃さぬよう敵の進路を阻むよう、接近していこう
時間を掛ければ敵も離脱の目を見出すやもしれん、一気に仕掛ける
【Call_Breaker_Lance】起動
術式を展開して、魔力の槍を重ねて展開
秋月へと『突撃』し、展開した魔力の槍を一気に突き立て穿つ!
そちらも狙いは痛打であろう、付き合ってやる
どちらがより強い一撃を与えられるか、だな

敵の攻撃に備え、槍を盾代わりに構える
Emu【E.S】起動
敵の砲撃に対して魔術障壁を展開、障壁で勢いを落とさせ更に槍で受けて防御
敵の痛打狙いの一撃をしっかりと防御し受け切り、此方の隙を見せないように立ち振る舞おう

流石に気合いの籠った一撃だ
だが此方とて、半端な覚悟で此処にたっては居ない!


三間・勲
(連携アドリブ歓迎)

ここまで来れば…と気を緩めた時こそ、失敗の可能性が最も高くなってしまいます
決戦へと確実に繋げる為、最後まで油断せずに行きます

【水面走行】をお借りして水上での戦闘へ
必要に応じ【水中適応】に切り換え、あらゆる範囲から敵の撤退を防ぐことにも注意を向けましょう
機動力の高い部隊の指揮官なので、相手の出方に備え間合いに合わせ臨機応変に動きます

召喚した小型駆逐艦の援護に加えて、僕自身も軍刀を用いて戦う事で遠近どちらにも対応できるように
まずは後方からの援護砲撃で敵の動きを抑えるように
味方の攻撃に繋ぐ為の隙を作っていきます

反撃に対しては「氷盾」を構えてダメージの軽減を
『秋月』が動き回ればこちらも移動を挟みつつ様子を注意深く観察し対応
万が一反撃の勢いに押し切られそうになっても味方とカバーし合えるように
味方の攻撃タイミングを見て、交互に動く事で隙の無い連携行動を試みます

『秋月』が僕の方まで接近して来た時はあえて距離を詰め
更なる攻撃が可能な場合は、軍刀で左腕の砲を叩き切ってしまいましょう


月鏡・サヨコ
攻撃を一点に集中させ、敵中を突き抜ける気だな……
駆逐艦型の速力を用いれば決して不可能ではないだろう
……無論、思い通りにはさせない

【水面走行】状態を継続
後衛からの連続砲撃に集中し、近接戦闘を行う仲間を支援しながら戦う
敵が仲間を突破した場合も焦らず、後方に下がって「常に敵の前に居る」状態を維持しながら砲撃を継続
猛攻と【泥濘の地】で動きが鈍った所で、追いついた仲間と挟撃する形に持ち込もう

――『全砲門解放・火弾驟雨』
≪巡洋戦艦海戦装『黒姫』≫に備わった機銃がばらまく弾幕で敵を牽制し、隙を突くように砲門から徹甲弾を放つ
敵が機銃を無視しても前線で戦う仲間に痛撃を狙えば、その隙を砲撃に突かれかねない
仮に突破を遂げたとしても、最短経路で進めば自ら弾雨に飛び込んで深手を負うことになる
ジレンマを強いる二段構えの攻め手で敵の動きを制限
両用砲の弾は≪対艦軍刀『銀鉤』≫を素早く振り抜いて斬り払い、直撃を避けつつ海戦装の照準を敵に向けた状態を維持する

釣り針に食いついた魚を逃がしはしない
……あなたも比叡も、必ず沈める


白水・蛍
アドリブその他諸々歓迎

強行突破するつもりですか。その度胸は見事。
ですが逃がすつもりもありませんし通すつもりもありません。
だから。此処で貴方はさようならですわ。

相手は火力にたけている様子。ですが……火力なら私とて負けてはいませんわよ!
パラドクス発動。軌道は単純。ただしその分火力に割り振った魔力の砲撃を相手に向かって集中して発射します。ただし少し広げて面で攻撃するように。弾幕になるように発射します。弾幕にて味方の姿や攻撃の軌道が隠れればその分味方の攻撃通りやすくなりそうですわよね。
火力だけではなく小技も大事、という事でしょうねきっと。

相手の反撃は相手の攻撃をパラドクスで撃ち落として威力を弱めつつ致命傷を避けます。例えば装備にて魔力障壁を張って直撃しなければ問題はございませんね。

相手を足止めし続ければいい。それだけで相手は不利になっていく。だから。最終的に倒せればいい。貴女は此処で終わりです。海のゆりかごにお帰りなさい。


●届かぬ速さ
「ここまで来れば……と気を緩めた時こそ、失敗の可能性が最も高くなってしまいます。決戦へと確実に繋げる為、最後まで油断せずに行きます」
 油断せずに最後の指揮官もしっかり倒そうと、三間・勲(漁火・g10186)は気を引き締め【水面走行】を借りて海面に立ち、敵の動きに注視して逃がさぬように仲間の後方から出方を窺う。
「行くぞ!」
 覚悟を決めた秋月は時間を与えず、被弾を覚悟してディアボロスの元へ駆ける。
「強行突破するつもりですか。その度胸は見事。ですが逃がすつもりもありませんし通すつもりもありません」
 白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)が敵の正面に立って勇敢さを称えた。
「だから。此処で貴方はさようならですわ」
 そして〈エジプシャンハープ〉を爪弾き、美しい音を響かせる。
「相手は火力にたけている様子。ですが……火力なら私とて負けてはいませんわよ!」
 パラドクス『喚来貫星晶魔砲撃(ヨビテキタルハセイショウノツラヌキタルマホウゲキ)』を発動し、ハープの音に魔力を乗せて魔力塊を呼び出し、それを分割して砲弾に変えて放つ!
「真っ直ぐ飛んで来るなら!」
 直線で飛ぶ魔力弾を秋月は左手の両用砲で弾く。しかし弾は一発ではない、次々と放たれ面を攻撃するように広く飛んで来た。
「これは、弾幕を張るつもりか!!」
 好きにさせては拙いと判断し、秋月がすぐさま距離を詰めながら砲撃する。
「判断が早いですわね」
 それに対抗して蛍は魔力弾をぶつけて威力を落とし、魔力障壁を張って防ぐ。それでも強い衝撃波を受けて体が揺れた。
「このまま抜ける!」
 その隙に加速した秋月は突破しようと接近する――。

「攻撃を一点に集中させ、敵中を突き抜ける気だな……駆逐艦型の速力を用いれば決して不可能ではないだろう」
 月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)は敵の作戦を看破する。
「……無論、思い通りにはさせない」
 そしてその思惑を阻止しようと後方で距離を保ちパラドクス『全砲門解放・火弾驟雨(ゼンホウモンカイホウ・カダンシュウウ)』を発動する。
「――『全砲門解放・火弾驟雨』」
 〈巡洋戦艦海戦装『黒姫』〉の備わる機銃から無数の銃弾をばら撒き、弾幕を張って敵の動きを阻害した。
「弾幕を張ったか! だがこの程度では止まらない!!」
 左手の両用砲で弾を防ぎつつ、被弾を最小限にして秋月は走り続ける。
「機銃を無視しても前衛の仲間を簡単に抜けはしない。そしてその隙にこちらの機銃がその身を削る。仮に突破を遂げたとしても、最短経路で進めば自ら弾雨に飛び込んで深手を負うことになる」
 ジレンマを強いる二段構えの攻め手で敵の動きを制限するべく、サヨコは機銃を撃ち続けて仲間を支援する。
「こちらも援護します」
 続いて勲がパラドクス『戮力協心の陣(リクリョクキョウシンノジン)』を発動し、戦死者達の魂を宿した1/350スケールの小型駆逐艦群を召喚して砲撃を開始した。
「こんな玩具の攻撃で!!」
 秋月は両用砲を掲げて身を護るが、無数の砲撃を浴びて被弾し、小さくとも砲弾は破壊力を持ち身体のあちこちに穴を開けて血を流す。
「く、防ぎ切れないかっ」
「逃がしはしません」
 秋月は攻撃範囲から逃れようとするが、そこにも勲は砲撃の雨を降らせ、秋月を防戦に追い込んだ。
「今が好機です」
「火力だけではなく小技も大事、という事でしょうねきっと」
 連携し蛍がさらに砲撃を激しくし、数え切れぬ魔力弾を放って秋月に叩き込む!
「このっ!! 弾幕が激しすぎる!!!」
 一発一発はどれも致命傷とは成り得ない小さなもの。しかしそれが続けば耐えられるものではない。身を護りきれず吹き飛ばされて秋月は後退した。
「まさか足を止められるとは……だがまだ動けなくなったわけではない――」
「どうやら諦めていないようですわね。相手の動きに注意しましょう」
 その目がまだ死んでいないことを確認した蛍が仲間に声をかけ、油断せずに身構えた。

「流石は部隊を任されるだけはある。この状況でも生き残る道を探るのは、尊敬に値しよう」
 ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は絶体絶命の窮地でも諦めぬ相手に敬意を表する。
「だが、悪いな。此処で貴様を逃すわけにはいかん」
 そう言って敵の前に立ち塞がり突撃槍〈《RE》Incarnation〉を構えた。
「決着を付けよう、此処で貴様を終わらせ比叡への道を切り開かせて貰う」
「いいや、終わりはしない。帰還して比叡様と共にお前たちを迎え撃つ!」
 秋月は左手の両用砲を発砲しながら突破を図る!
「限定解除、形状変換――再誕の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現」
 ラキアがパラドクス『Call:Breaker_Lance(コール・ブレイカーランス)』を起動し、突撃槍を変形させ二重螺旋状に回転する炎と風の魔力が槍に展開する。
「そちらも狙いは痛打であろう、付き合ってやる。どちらがより強い一撃を与えられるか、だな」
「退きはしない、突き破るのみ!」
 秋月が放つ砲撃にラキアが正面から突撃して槍を突き出し、砲弾を弾きながら踏み出し炎の風で伸びた槍を秋月の腹に突き刺す!
「がっ!!! ぐふっ……!!」
 血を吐きながらも秋月がさらなる砲弾を放つ。
「その傷でまだ動くか」
 ラキアが〈Emu【E.S】〉を起動し魔術障壁を展開して砲撃の勢いを落とし、槍で受け止めて防ぐ。
「流石に気合いの籠った一撃だ。だが此方とて、半端な覚悟で此処にたっては居ない!」
「覚悟ならこちらの方が上だ!!!」
 強き意思の籠った砲弾を続けて受けるラキアは腕に力を籠め、吹き飛ばされないように海面を強く踏みしめて砲弾を弾いた。

「今――最速で抜ける!」
 攻撃から一転、秋月が海を蹴って駆け出し、今まで見せていなかった全速力でラキアをすり抜けて突破していく。
「最速という切り札を隠していたか、だが前衛が抜かれるのも想定済みだ」
 サヨコが後退しながら【泥濘の地】を使い、自身を中心に海面を泥濘に変え、敵の速度を落とさせた。
「少々速度が落ちようとも、このまま突破すれば追い付けはしない!」
 秋月は構わず泥の上を駆けて一気に距離を詰めすり抜けようとする。
「それは突破できればの話だ」
 しかし最短経路を進む真っ直ぐな動きは的と変わらない。サヨコの機銃掃射で体中が被弾していく。
「動ければ問題ない!!」
 それでも致命傷だけは避けて走り、両用砲を発砲してサヨコを怯ませようとする。
「では動けなくするだけだ。切り札を隠していたのはそちらだけではない」
 サヨコは〈対艦軍刀『銀鉤』〉を振り抜いて砲弾を斬り払い、今まで撃っていなかった砲門から徹甲弾を一斉に放った!
「なにっ!?」
 咄嗟に秋月が上体を捻るが、徹甲弾は右腕を貫き肘から先が吹き飛ぶ!
「うぐああああっ!!」
 腕から血が噴き出す。だが秋月は足を止めず、方向を変えてサヨコを大きく避けるように走る。
「まだ強行突破をするつもりですね」
 だが後方に待ち構えていた勲がその動きを察知して針路に立ち塞がった。
「そこを退け!」
「いいえ、退きません」
 秋月が両用砲と魚雷を乱射しながら突撃する中、小型駆逐艦群で迎撃しながら勲は自ら前に出て敢えて距離を詰め、軍刀を抜き放って袈裟に振り下ろす。それを秋月は両用砲で受け止め、火花が散り刃が食い込んだ。
「このまま切り落とします」
「させるものかっ!!」
 秋月が至近距離から魚型海戦装を撃ち込み、勲は咄嗟に〈氷盾〉を構えて防御し、爆発に吹き飛ばされながらも体勢を立て直して海面に着地する。
「左腕の砲は切り落とせませんでしたが、足止めには成功しました」
「く、足が止まってしまったか!」
 その衝撃で秋月もまた速度を落とし、その間に抜き去ったディアボロス達が追いついていた。

「相手を足止めし続ければいい。それだけで相手は不利になっていく。だから。最終的に倒せればいい」
 敵を仲間と挟み込むように位置取った蛍は、魔力弾をばら撒き激しい弾幕によって敵の全身を削っていく。
「拙い、これ以上のダメージは速度に影響を与える……」
「貴女は此処で終わりです。海のゆりかごにお帰りなさい」
 秋月が駆けて逃れようとするが容赦なく蛍は魔力弾を浴びせ、全身に穴が開き血塗れとなる。
「釣り針に食いついた魚を逃がしはしない……あなたも比叡も、必ず沈める」
「あぐぁっ! ――しまった! 脚がっ!!!」
 逃すまいとサヨコも全砲門から機銃と砲撃を浴びせ、とうとう脚に大きな負傷を追った秋月の速度が激減する。
「此れで決着といこう」
「はぁはぁ……死ねぬ。比叡様の元に帰る為、ここを切り抜けねばならない!!!」
 槍を構えるラキアと両用砲を構える秋月が対峙し、両者が同時に動き出し、砲弾よりも速くラキアの突き出した渦巻く炎の槍が秋月の胸を貫いた!
「ごふっ! 私の速さでも届かないのか。比叡様……ディアボロスは我々の想定を遥かに……」
 大量の血を吐いた秋月は、比叡の待つ方向へと顔を向けて息絶え沈んでいった……。
「見事な覚悟だった。貴様が仕える比叡と戦うのが楽しみだな。決戦の時は近い――」
 ラキアはこれだけの覚悟を決めさせる主であるジェネラル級との戦いに期待を膨らませ、罠に捕らえた他の冥海機艦隊もまた周囲で沈んでいくのを見渡した。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【建物復元】LV1が発生!
【ハウスキーパー】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【アクティベイト】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2024年12月04日