リプレイ
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
今川義元、なるほど家康の切り札か。
高野山の役割が変わったと聞いて、
山を降りた天魔武者達の行方が気になってたけど、こんな所にいたとはね。
しかし甲相駿三国同盟、思惑通りにさせはしない。
小田原城へ合流する前に確りと倒していこう。
この部隊、数は多いけど士気や統率は今一の様子。
ならば手始めに、部下に手を焼いてる武田疾風隊を狙って行こう。
同じく護衛を狙う仲間は勿論のこと、
若桜鬼童衆を狙う仲間とも連携し、
両面から混乱を加速させ、部隊の立て直しが困難な状況に追い込んでいきたい。
【防空体制】で動きを察知して、
【先行率アップ】で『縛鎖の陣』のパラドクスを使用する。
雪月花の刀を振り上げて、伸ばしたエネルギーの鎖を敵に絡ませ動きを縛り、
反撃の空気弾を撃ち出す方向も狂わせながら、
パラドクスの力を込めて地面へ向けて引きずり下ろし、
次々と墜落させて破壊する。
■思考
しかし、甲相駿三国同盟を結びに向かう駿河の兵が武田疾風隊とは、
トループス級だしよくある事ではあるけど、何ともややこしい話だね。
わざとかな。
●護衛を剥がして突き崩せ
「今川義元か……」
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は、いつぞやの謎だった天魔武者達の行方をようやく知ることができたことで頭をスッキリとさせつつ、
「甲相駿三国同盟とは彼らしいが……思うようにさせないほうが良さそうだ」
その足がかりとなる援軍が、小田原城へ合流する前に叩こうと動き出した。
駿河から小田原へと向かう道も半ばに差し掛かる頃。
「ほら、急げ急げ!」
そんな号令があちこちから聞こえ、行軍速度は速まるものの、目に見えて素早いというわけではない状況で、雪人は彼らを捕捉した。
「数は多いけど、士気や統率はいまいちの様だね」
敵の様子を観察した彼は、少し考えてから、
「手始めに、部下に手を焼いてる武田疾風隊を狙って行こう」
号令を出して大群を急かしている天魔武者に矛先を向け、雪月花の刀を振り上げて伸ばしたエネルギーの鎖を彼らの体に縛り付けた。
「なっ! 敵襲!!」
疾い機動力を奪われた武田疾風隊は雪人の鎖で地面に引きずられながらも、仲間たちと的確に連携し、彼に当たろうと試みる。
「このまま墜とすよ」
その間に何体かの天魔武者たちは雪人の鎖で地面に叩きつけられて破壊され、
「怯むな! 狙え!」
同時に彼らが放つ下半身の翼から球状で激しく渦巻いてる空気弾が、雪人の体を引きちぎらんとする勢いで吹き荒れる。
「さて、いい感じで釣れているかな」
敢えて最初に彼らを狙うことで、援軍の本体である若桜鬼童衆を狙う仲間が攻撃する。
そんな狙いを持ち、雪人は暴風に耐えながら、じっくり彼らと戦い続けた。
「しかし、甲相駿三国同盟を結びに向かう駿河の兵が武田疾風隊とは。……よくある事ではあるけど、何ともややこしい話だね」
そこになにか狙いがあるのかもしれない。とも思いながら。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【防空体制】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
シエルシーシャ・クリスタ
アドリブ・連携は歓迎だよ
んー、護衛を潰すか、輸送中の戦力を潰すか……
まあ戦力の方でいいか。
随分疲れてるみたいだし、倒しやすそうだもの。
……服装がそもそも、動き辛そうだよね……
さあ、妖精さんを呼ぼう。いっぱい呼ぼう。
氷蛇も鬼も関係なく、思いっきり遊んでいいよ。
ちょっとまあ酷いことになるかもしれないけれど、クロノヴェーダだからまあ、いいよね。
……え、妖精さん、その鱗とか牙とかはコレクションにするの?
持って帰る前に消えてなくなっちゃわない?
敵からの攻撃は、直に突っ込んできそうなら武器で牽制、できるだけ妖精さんたちの陰に回り込もう。
息吹の方は盾越しに受けるか、盾を振り回して吹き散らせるかを試す、くらいかな。
どっちにしても直撃は受けたくないからね。
それにしても、氷の蛇を使う鬼か。
確か鬼馬四天王にもそういうの居たんだっけ?
まあ私はあったことないんだけど。
こういう力持ってるのって、鬼にしては珍しいよね。
「んー、護衛を潰すか、輸送中の戦力を潰すか……」
一方、雪人が仕掛けたと同時に援軍に迫るシエルシーシャ・クリスタ(水妖の巫・g01847)も、彼と同じように誰を狙うか少し考えて、
「あっちのほうでいいか」
武田疾風隊が護衛していた若桜鬼童衆に矛先を向ける。
「随分疲れてるみたいだし、倒しやすそうだもの。……服装がそもそも、動き辛そうだよね……」
さらに、雪人が武田疾風隊を引き付けているため、一網打尽にするチャンスとなっており、実際シエルシーシャの襲撃に彼らは全く対応できていなかった。
「氷蛇も鬼も関係なく、思いっきり遊んでいいよ」
シエルシーシャによってたくさん呼び出された妖精さんたちは、若桜鬼童衆を壊しても良い遊び相手とみなして無邪気な悪魔の如く群がる。
「わっ、何者だ!」
「ひぃぃっ」
もともと戦う意欲もそれほどなかった彼らは、突然妖精さんたちの『遊び』に巻き込まれ、体のあちこちを壊され蹂躙されていった。
「……え、妖精さん、その鱗とか牙とかはコレクションにするの? 持って帰る前に消えてなくなっちゃわない?」
そんな妖精さんたちが誇らしげに持ってきた、鬼たちの体の一部を見て微笑むシエルシーシャに彼らは震え上がり、
「……たくさん持っていったら、1つくらいは持ち帰れるかも?」
という言葉とともに第二波の嵐が襲いかかると、なすすべもなくその体で遊ばれ、壊され、戦利品を奪われていく。
「あれ? 結局いらないの? ……まぁそういうならそれでいいよ。またね?」
一通り蹂躙して満足した妖精さんたちは、気紛れでもぎ取ってきた鱗や牙をコレクションとして持ち帰るでもなく、その場において消え去り、シエルシーシャは呆れた顔をしてそれを見送るのだった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
エルゼ・シュヴァイツァー
※連携・アドリブ歓迎
互いに争っていてくれればこちらにとっては都合がよろしいのですが、三国同盟とは厄介ですね。
ここで阻止致しましょう。
それにしても、あれが鬼とやらですか。イメージとは異なりますね。
氷雪の術が得意のようです。まるでロマノフ王朝にでも出てきそうな雰囲気です。
ここは違う属性で攻めましょうか。
錫杖を鳴らし、【狐疾風】の詠唱を開始します。
「よき友と 駆けた山野に 吹く風も今は刃の 如き冷たさ」
術によって風を操り、それを刃として切り裂きます。
この術を使うのも久しぶりです。
鬼が使うのはいずれも氷雪使いの術のようなので、偏向式結界の属性を火として対抗します。
妖精さんたちの攻撃で大混乱に陥った若桜鬼童衆たち。
「それにしても、あれが鬼とやらですか。イメージとは異なりますね」
エルゼ・シュヴァイツァー(渡鴉・g11192)は、初めて見る鬼の姿を、事前に得ていた知識よりも、まるでロマノフ王朝にでも出てきそうな雰囲気があると感じていた。
「それならば、氷雪以外の術で攻めましょうか」
氷や雪の術を得てとしそうな彼らは、それらの術への対応力もあるだろう。
そう考えたエルゼは錫杖を鳴らし、
「よき友と 駆けた山野に 吹く風も今は刃の 如き冷たさ」
遊環同士がぶつかるとともに生み出される疾き風の刃を、彼らを切り裂く術に変えて放つ。
「ただの子どもの悪戯のようなものですが……」
その言葉通り、元々は彼女が子供の頃、遊び相手だった化け狐から教わった風を飛ばすだけの術だった。
だが、ディアボロスとして、クロノヴェーダに復讐するために風は鋭く磨き上げられ、
「ぎゃあああっ!」
「た、助けて!」
妖精さんに続いて、子どもの悪戯のような暴力に襲われた彼らは右往左往しながら逃げ惑う。
「この術を使うのも久しぶりですが……」
その様子に、化け狐とともに悪戯して回っていた幼少の頃を思い出すエルゼ。
「さすがにいつまでもやられてばかりではないでしょうか?」
ようやく反撃に転じた彼らから、無数の氷の刃や槍が飛んでくると、
「悪戯を止める方法も、心得ておりますよ?」
炎の力を宿した結界でその勢い、鋭さを減じながら、最小限の被弾で切り抜けていく。「この程度の敵だけであれば問題ありませんが……三国同盟は厄介ですね。ここで阻止致しましょう」
エルゼは攻撃の手を緩めず、鬼たちを殲滅していった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
エルゼ・シュヴァイツァー
おや、何やら飛んでおりますね。
アレが武田疾風隊ですか。
なるほど、地上の鬼と行軍速度に差が生じているわけですか。
鬼も頭上からやかましく急かされては
叶わぬでしょう。
多少は同情します。
それにしてもあのような金属の塊のような輩が自在に飛んでいるのは不思議なものです。
機械文明の為せる業でしょうか。
しかしいずれにせよ空を征く者にとって悪天候は天敵。
ここは【風雷】にて落としましょう。
「吹く風が この身の盾と なるならば 降る雷を 剣と致さん」
暴風を吹かせ、風に煽られて態勢を崩したところへ雷を落とします。
「おや、何やら飛んでおりますね」
若桜鬼童衆たちと楽しく戯れていたエルゼ・シュヴァイツァー(渡鴉・g11192)は、ふと見上げた空から飛んでくる集団を発見する。
「アレが武田疾風隊ですか」
それは、雪人の攻撃を迎撃しに行ったことで守りが手薄になった、若桜鬼童衆の多数が討ち取られたことに焦りながら、必死に戻って応戦しようとする天魔武者たちだった。
「なるほど、先程まではああやって頭上からやかましく急かしていたにも関わらず、いざ襲撃されたら誘い出されて守ることが出来なかったと」
状況を把握したエルゼは鬼たちに少し同情しつつ、矛先を慌てて戻って来る彼らに切り替え、錫杖を地面に突き立てる。
「それにしてもあのような金属の塊のような輩が自在に飛んでいるのは不思議なものです。機械文明の為せる業でしょうか」
そして、彼らを見上げながら、古来から人の夢の一つである空を飛ぶということを実現させた業に興味を持ちつつも、
「しかしいずれにせよ、空を征く者にとって悪天候は天敵です」
それを逆手に取って攻撃しようと、彼女は錫杖に力を送る。
「吹く風が この身の盾と なるならば 降る雷を 剣と致さん」
突如吹き荒れる魔性の風に煽られ、制御を失う武田疾風隊。
「そして、これで止めです」
そこへすかさず落とされた、激しい雷鎚によって、彼らの身は焼かれて墜ちていく。
「こちらはこれでお終いですね。……鬼の方はどうでしょうか?」
若桜鬼童衆を守るべき天魔武者を粗方倒したところで、エルゼは鬼たちの様子を確認する。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
文月・雪人
※アドリブ・連携歓迎。
さて、戦いはまだまだ始まったばかりだね。
お次は部下の鬼達へ。
若桜鬼童衆は、数が多い上に、氷雪使いの技術に長けている。
もし万全の状態ならば、なかなか油断ならない敵だと思うのだけど、
疲労が溜まっているらしいのは好都合だね。
【パラドクス通信】で仲間と連携しつつ、
敵が連携しようとする動きには邪魔するように立ち回ろう。
襲撃の混乱を加速させて、此方のペースに引き込みながら、
確実に数を減らして倒していきたい。
『幽玄の霧』のパラドクスを使用する。
有明月の名の竜笛を吹き鳴らして、幽玄の霧を生み出して、パラドクスの幻で敵を攪乱。
状況を誤認させて、反撃の六華祭器の創造を邪魔しつつ、
密やかに死角へと回り込んで【命中アップ】。
パラドクスの力を込めた、魔を祓う炎の呪符で焼き払う。
雪に縁がある鬼は、少しだけ親近感。ほら、名前的にね?
でも勿論容赦はしないよ、一体残らず成敗しよう。
季節は師走、大晦日には少しだけ早いけど、年末に向けて鬼を追うなら掛け声はやっぱり、
鬼は~外! 福は~内! ……なんてね?
「さて、うまい具合に守備が混乱しているね」
武田疾風隊との戦いに一旦区切りをつけ、若桜鬼童衆へと接近する文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)。
自分が戦っていた武田疾風隊も激しく追いかけてくるが、それをエルゼの雷鎚が襲っているのを確認すると、
「騒がしくして申し訳ない。ここはひとつ、楽の音などはいかがでしょう?」
有明月という名の竜笛を吹き鳴らし、ゆったりとした音色で鬼たちの心を落ち着かせる。
(「雪に縁がある鬼は、少しだけ親近感。名前的にね?」)
そんなことを思いながら、雪人の竜笛が幽玄の霧を生み出し、パラドクスの幻が彼らを包みこむ。
「な、なんだこの霧は?」
鬼たちが戸惑う声を上げる中、雪人は音もなく死角へと回り込んで魔を祓う炎の呪符を取り出した。
「でも、勿論容赦はしないよ」
そして、霧にまぎれて業火を吹き荒らし、若桜鬼童衆を焼き尽くしていく。
「季節は師走、大晦日には少しだけ早いけど……」
続けて唄を口ずさむことで霧を濃くして、さらなる混乱を呼び、
「鬼は~外! 福は~内! ……なんてね?」
鬼退治する掛け声はこれだろう。
雪人は楽しげに炎の呪符を周囲に撒き散らし、若桜鬼童衆を残らず火の海に包みこんだ。
「……驚いた。恐ろしく手際が良いわね」
そんな中、彼の背後から女性の声が降り注ぐ。
「……!」
慌てて振り向いた雪人に視線を向けるのは、
「お初にお目にかかります。望月千代女と申します」
巫女装束を纏った天魔武者だった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
文月・雪人
今川義元は『甲相駿三国同盟』を結びたい様だけど、
援軍が使者も兼ねているなら成立はまだしていない。
しかし三国峠では武田の動きが見られている。
先に甲相同盟の話が進み、三国同盟の話は出遅れているのかもしれない。
話を振りつつ反応を見てみよう。
やあこれは御丁寧に。
俺は文月雪人、見ての通りのディアボロスだよ。
駿河からこんなに援軍が来るなんて、流石に見過ごす訳にはいかなくてね。
しかも武田疾風隊もいるなんて、
まるで『甲相駿三国同盟』を結ぼうとしているかの様だ。
でも武田の兵にしては、ちょいと士気が低かったような。
もしかして、武田との交渉はまだまだ難航中?
なるほどね、相模の兵達は徳川のやり方に不満があるようだったけど、
援軍は喉から手が出るほど欲しい筈、
同盟を結べる可能性は高そうだ。
でも甲斐の武田はどうだろうか。
信玄は次の次の覇王の座を狙っているのだろう?
駿河の援軍に兵を貸しても、彼らの功績にはなり難く、
余り利があるとも思えない。
既に甲相同盟が結ばれているなら猶の事、
今更やってきた今川なんて眼中にないのでは?
●『祓除のくノ一』望月千代女
「やあこれは御丁寧に。俺は文月雪人、見ての通りのディアボロスだよ」
柔らかい物腰で接触してくる天魔武者に、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)もまた丁寧に返し、
「駿河からこんなに援軍が来るなんて、流石に見過ごす訳にはいかなくてね」
すでに残骸と化した多数の若桜鬼童衆に視線を向ける。
(「さて、話を振りつつ反応を見てみようか」)
と考え、望月千代女の仕草を見つめる雪人。
「まぁ! さすがはディアボロスですわ。これだけ目立ってしまうと作戦が筒抜けですのね?」
味方がやられたとはいえ、それを態度には出さずに癒やされるような口調で語り、ディアボロスを持ち上げてくる彼女に、
「武田疾風隊までもいるとなるとね。……まるで『甲相駿三国同盟』を結ぼうとしているかの様だ」
彼は少し踏み込んだ言葉を投げかける。
「……そうお考えでしたのね」
それに対する望月千代女の反応は、本心を隠しているのか、それとも深いことは知らないのか。曖昧なものに感じられた。
「でも武田の兵にしては、ちょいと士気が低かったような? もしかして、武田との交渉はまだまだ難航中?」
「そうでしたの。それは私のような不甲斐ない女が率いているからですわ」
「甲斐の武田は本当に同盟を結ぼうと考えているのだろうか。信玄は次の次の覇王の座を狙っているのだろう? 駿河の援軍に兵を貸しても、彼らの功績にはなり難く、余り利があるとも思えない」
「それは武田様の御心次第ではないでしょうか? 貴方がたとしては、その同盟とやらを脅威に感じ、仲を裂こうという心づもりで?」
それからしばらくの時間、雪人は同盟について話を振るが、期待したような反応は得られない。
「ディアボロスの皆様は……我らを小田原に向かわせないようにするより大切なことがありそうですわね」
いずれにしても、すでに小田原に向かうのは不可能ですが。
望月千代女はそう言いながら、雪人を興味深く観察しているようにも見えた。
(「ただ雑談するだけでは相手のペースで時間だけが進んでしまう。必要ならはっきり指針を決めて問いかけ、向こうから能動的に話し出すことは期待しないほうが良さそうだね」)
雪人はそう考えながら、このまま話を続けるか思案する。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【書物解読】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
文月・雪人
会話を進め、動揺の有無を読み取る事で、話す策の内容が現実的か否かを見極めたい。
実行に関しては攻略旅団の提案次第だけど、判断材料の一つとしたい。
念の為【通信障害】も使用する
ふむ、援軍が小田原に向かうのは不可能であると?
さてそれはどうだろうかね。(意味深に笑み
援軍部隊を率いる者が、どういう立場でどこまでの権限を持っているのか気になっていたのだけれど、
同盟の打診については、援軍とは別に送られているのかな。
ならば此方にも、打てる手があるというものさ。
仮に交渉役の使者が口約束で同盟を結んだとして、肝心の援軍が来なければ絵に書いた餅に違いない。
勿論俺達は全援軍の阻止に動いているよ。
元より徳川勢への北条氏の心象はよろしくないが、時間が経つほど立場は危うくなるだろうね。
そんな中、ディアボロスの猛攻を突破して辿り着いた兵がいたらどうだろう。
安堵と共に招き入れてくれるだろうか?
…それが俺達の偽装であったとしても。
援軍どころか敵を招き入れたとなれば、同盟破綻へまっしぐらかもしれないけれど。
この計画、どう思う?
「ふむ、援軍が小田原に向かうのは不可能であると? さてそれはどうだろうかね」
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は意味深に微笑むと、怪訝そうな顔をする望月千代女との会話を続けることを選ぶ。
「援軍部隊を率いる者が、どういう立場でどこまでの権限を持っているのか気になっていたのだけれど、同盟の打診については、援軍とは別に送られているのかな?」
「そういうところは、掴まれていないようですね」
少なくとも、私ではありませんよ?
望月千代女は微笑み返し、
「ならば此方にも、打てる手があるというものさ」
それを、仮定の肯定と受け取った雪人は、更に意味深に言葉を紡いだ。
「……そう、なのですか?」
少しの間沈黙した後、それがどういうことなのか咀嚼できなかった望月千代女は首を傾げて雪人に問うと、
「仮に交渉役の使者が口約束で同盟を結んだとして、肝心の援軍が来なければ絵に書いた餅じゃあないかい?」
今目の前で起こったようなディアボロスの襲撃で全ての援軍を倒してしまうつもりだと、彼は豪語する。
「元より徳川勢への北条氏の心象はよろしくないが、時間が経つほど立場は危うくなるだろうね」
実際にジェネラル同士がどの様に繋がりを作り、同盟がどの段階にあるかはわからないが、助力がないということは、プラスに働くことはないだろう。
「……そう考えられるのですね」
なるほどと、納得したように望月千代女が頷くところへ、
「そんな中、ディアボロスの猛攻を突破して辿り着いた兵がいたらどうだろう。安堵と共に招き入れてくれるだろうか? ……それが俺達の偽装であったとしても」
更に尖ったナイフのような刺激を会話に混ぜ、雪人は彼女をじっと見つめた。
「……」
その反応を見て、策の現実味を探るのが目的の雪人。
「……非常に、不味いですわね」
目を丸くして、長めの沈黙を置いてから、望月千代女は答え、
「ですが、すでに私には為すすべがございませぬ。この場は退散しますので、後はご自由に為さりませ」
無為に戦うこと無くその場を去ろうとする。
「……喰えない女性だね」
おそらく、自分の意図を読み切って、敢えていい加減な反応をしたのだろう。
雪人は彼の言葉にこの日一番の笑みを見せる望月千代女をじっと見つめた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
シエルシーシャ・クリスタ
アドリブ・連携は歓迎だよ
雪人、そろそろ話の方は終わったかな?
相手もさすがに口は軽くないみたいだし、頃合でしょ。
あ、そうだ。私からもひとつ聞いていいかな。
どうせゼロにしちゃうんだけど……逃げられる目算、何割くらいで考えてる?
拘るほどの事じゃないけど、できれば敵の退路を塞ぐ形で出て来たいな。
ちょっとくらい敵の慌てたとこを見てみたい。
ついでに軽く挑発。まあ、こんな安い煽りに乗る相手じゃないのは分かってるけどね。
鬼神変。異形化した腕に破片と呪詛を編んだ手甲を纏い、盾と巨槌を構えて一気に突っ込んで叩きつけよう。
ガンガン攻めたてて、出来れば注意を一身に引き付けたい。
味方が隙を突きやすくなるかもだしね。
衝撃波が来たら出来れば盾越しに受けつつ、そのまま盾ごと体当たりしてもいいやって勢いで力任せに突っ切ろう。
どうしても無理そうな勢いなら、せめて後ろに跳んで少しでもダメージ軽減する。
パラ通は付けっぱなし。味方から何か指示とか要望が来たら出来る限りで頑張るよ。
●その目算は……
「雪人、そろそろ話の方は終わったかな?」
お互いに腹の中を探り合い、これ以上は実のある会話は続けられないだろう。
「相手もさすがに口は軽くないみたいだし、頃合でしょ」
シエルシーシャ・クリスタ(水妖の巫・g01847)はそろそろ潮時ではないかと、彼に声を掛ける。
「そんなに口が重い方ではないのですけれどね」
望月千代女はそう言いつつも、お互い聞き出したいことを聞き出すことは不可能だろうと苦笑いした。
「あ、そうだ。私からもひとつ聞いていいかな」
そんな彼女に、シエルシーシャは問いかける。
「……逃げられる目算、何割くらいで考えてる? どうせゼロにしちゃうんだけど」
「そうですね……あなた方が妖怪たちを倒している間に御暇すれば、確実だったでしょうか?」
その状況で敢えて声をかけてきたことを考えると、望月千代女もディアボロスと接触する目的があったのかもしれない。
「……むぅ」
ある程度の覚悟を決めて立ち向かっているということなのだろう。
拘るほどの事ではないが、冷静沈着な望月千代女の慌てたとこを見てみたいと挑発してみたものの、思うような反応が得られず不満げに、シエルシーシャは腕に鬼の力を顕現した。
「どうやら小細工は弄するだけ無駄。だよね」
そして、異形化した腕に破片と呪詛を編んだ手甲を纏い、盾と巨槌を構えて一気に突っ込んで叩きつける。
「ならば、力……圧倒的なパワーで余計なことを考える間もなく攻め続けるのみ」
一撃だけでなく、繰り返し放たれる力強い攻撃に、望月千代女は苦しそうな顔を見せて一気に守勢に回らされる。
「くっ……」
それでも、隙をついて念じ、生じた衝撃波をシエルシーシャに向けるが、
「その程度では止まらないよ」
彼女はそれを盾越しに受けつつ、盾を全面に押し出したままそのまま体当りして、望月千代女のバランスを崩した。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
手間を取らせたね、なかなかに有意義な時間だったよ。
名残り惜しいけど、決別の時間であるようだ。
勿論逃がす気が無いのは分かっているとは思うけど、
そうだね、ここは一曲手合わせ願いたい。
『祓除のくノ一』望月千代女、
音を使った戦いを得意とする天魔武者だと聞いている。
ならば最後の戦いは、こういうのもまたどうだろうね?
笑みに笑みを返しながら、油断なく敵の動きを読み取りつつ
【パラドクス通信】で仲間と連携して戦闘へ
『共鳴結界』のパラドクス使用。
有明月の名の竜笛を吹き鳴らし、響き渡る澄んだ音色で不可視の結界を展開する。
神楽鈴の音の響きに合わせる様に、清らかで心地よい音色で曲を奏でて、
音に音を重ねて干渉させて、反転させて、動きを縛り、浸食する。
目には目を、歯には歯を、音には音を。
共に戦う仲間が戦い易い様に、戦場の空気を整えていく。
ある意味真正面からぶつかり合うような戦いに、彼女は何を思うだろうね。
笑うかな、呆れるかな、何れにせよ戦いの手を緩める事はなく。
厄介な相手だと思ってくれたら光栄だよ。
「手間を取らせたね」
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)はシエルシーシャに礼を言ってから、
「なかなかに有意義な時間だったよ。だが」
望月千代女に視線を向けて微笑んで、
「名残り惜しいけど、決別の時間であるようだ」
表情は変えず、優しい口調のまま有明月の名が付けられた竜笛を唇に近づける。
「……どうやら、私たちはどこまでも『似たもの同士』のようですわね」
それに呼応して神楽鈴を手に、
「『祓除のくノ一』望月千代女。音を使った戦いを得意とする天魔武者だと聞いている」
彼の言葉に微笑んだ望月千代女は、
「わたくしが得意なのは、鈴の音。貴方の笛の音は邪魔しませんわ」
彼の吹き鳴らす竜笛の音色に添えるように、神楽鈴の音色を清らかに響き渡らせる。
最後の戦い……というにはあまりに美しい音の協演が、周囲の空気を清らかなものに変えていく。
「目には目を、歯には歯を、音には音を……」
雪人の狙いは、音に音を重ねて干渉させて、反転させて、動きを縛り、浸食すること。
「なかなかこれは……合わせるのが苦しいです……ね」
しかし、望月千代女はその音色に縛られながらも、音を重ねさせず、邪魔しない代わりに邪魔はさせない。
あたかも両者の音色が合わさって、一つの音楽として昇華させるように積み重ねる。
「……こう、なるんだね」
真正面からぶつかる戦いに、自らの技を受けているかのような束縛を感じる雪人。
同じように苦痛を帯びながらも、楽しそうに鈴を鳴らす望月千代女。
(「笑うかな、呆れるかな」)
彼は望んだ戦いを、彼女がどう思うか気にしていたが、その表情はとても楽し気で。
「厄介な相手だと思ってくれたら……光栄だよ」
「それは、お互い様ですわ」
音と音が交わり、お互いを苦しめつつも清らかな音色が、両者を癒すのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
文月・雪人
※アドリブ連携歓迎
似た者同士か、成程そうかもしれないね。
天魔武者とディアボロス、行く道が交わる事はないと知りつつも、
魂を削り合いながら共に奏でる音楽は、命の輝きにも似て感じられて。
奏でる音に敬意を示しつつ、パラドクスを重ねて行使する。
平安の音とも、戦国の音ともまた違う、最初で最後のセッションを。
引き続き竜笛を奏でつつ『真理の矢』のパラドクスを使用する。
【能力値アップ】で高めた観察力で、
千代女の奏でる音の本質を見抜き、メロディーで誘導して【命中アップ】、
重ねる和音で変質させて、【ダメージアップ】な攻撃を重ねていこう。
ディアボロスの力の源は怒りである事を考えると、
闘争心を鎮める千代女の鈴の音は、なんとも厄介な攻撃だ。
だがこの胸の炎はそう簡単に消せるものじゃない。
友を奪われ、己を奪われ、後の世に託した筈の未来までも奪われて、
でも全てを諦めていないからこそ、ディアボロスとして俺はここにいる。
己の存在をかけて、不屈の意志と共にパラドクスを振るおう。
全力で戦う事こそが、貴女への手向けとなるだろうか。
天魔武者とディアボロス。
(「行く道が交わる事はないことは解っているけれど」)
数奇な運命が2人を引き寄せ、出会った戦場で魂を削り合いながら共に奏でる音楽は、命の輝きにも似て感じられる。
文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)は、気を抜くと戦う気力を奪われそうになる中、
「『似た者同士』か、成程そうかもしれないね」
竜笛を構える手に力をこめて、望月千代女の奏でる音に敬意を示しつつ、平安の音とも、戦国の音ともまた違う、最終人類史の音を重ねた。
2人の最初で最後のセッション。
傍から聞いていると、それは癒しと癒しがぶつかり合っており、戦いの最中でも憎い敵への闘争心を無くしてしまいそうな、穏やかな音楽が流れるように場を支配する。
(「ディアボロスの力の源は怒りである事を考えると、闘争心を鎮める千代女の鈴の音は、なんとも厄介な攻撃だ」)
もっともそれは相手にも言えるようで、彼女が雪人に積極的に危害を加えようとはしてこない。
「だが、この胸の炎はそう簡単に消せるものじゃない」
友を奪われ、己を奪われ、後の世に託した筈の未来までも奪われて。
それでも全てを諦めていない雪人だからこそ、ディアボロスとしてここにいる。
「だから、俺はこの『熱量』を、音色に吹き込むよ」
そんな己の存在をかけて、不屈の意志と共に吹き鳴らされた雄々しき音。
それは望月千代女の胸を貫き……勝負は決した。
「はぁ……私の負けですわね」
力を失い、その場に膝をついた彼女は、
「もし、出会う場所が違えば……私たちには、また別の関係もあったのでしょうか?」
いじわるそうな顔をしてそのまま朽ちる。
「……本当に、厄介な人だ」
思わせぶりなことを言って相手を迷わせる。
そんな彼女とはどんなところでも『厄介な敵』でしかないだろう。
(「全力を尽くしたこのセッションが、貴女への手向けとなるといいけれど」)
雪人は望月千代女の最期の言葉をそんな気持ちで上書きし、残党が残っていないか確かめてから帰路につくのだった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【書物解読】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!