リプレイ
ラキア・ムーン
さて、色々と慌ただしい状況ではあるか……やれる事をやっていかねばな
可能な限りのジェネラル級を此方の戦線に引きずり出す
ミッドウェーへは行かせん
水面走行で敵を追撃
撤退する敵の前方へ向け【Call:Flame_Canon】を起動し炎を放つ
敵の意識を此方に誘導しつつ、挑発をし撤退阻止をしていこう
ふん、無防備な艦1つをこれだけの戦力で落とし尻尾を巻いて逃げるか
冥海機共も、追い詰められたものだな
少なくとも貴様らの上官、比叡だったか?の姉妹艦共は最期まで此方に抗うことは止めなかったぞ
比叡というのは、随分と弱気な奴らしい
今まで戦ってきた冥海機なら、艦のついでに我等の首を獲るくらいの気概はあった
やはり、追い詰められるまで後方に置かれていた部隊だけはある
慎重という言葉を盾に、臆病な本心を隠すのが随分と上手いようだ
直属の上官をダシに、此方に対して怒りを覚えるよう言葉を選び声を掛けていこう
冷静さを失わせるように仕向け、足を鈍らせる
後は追いつき、混戦に持ち込み退却の妨害を行おう
アドリブ連携等歓迎
月鏡・サヨコ
……敵もようやく気付いたか
『しぶや』の轟沈が私達にとって致命的な痛手となり得ないことに
だけど、超大和が砲撃を行えない状態で近づいて来た時点でもう遅い
先の海戦では忍耐を強いられた分、ここからは駆り立てる側に回らせて貰おう
【水面走行】を借りて追走を開始
『水偵連携砲撃』を発動し、子機を先行させて撤退に移った敵の先頭集団を捕捉
子機からの爆撃と海戦装の砲撃を仕掛けて足を止めさせよう
その隙にさらに接近しながら挑発を仕掛け意識を私達に向けさせる
おおかた、比叡はあなた達に姉妹の仇討ちを託していたのだろう
復讐を果たせたなら、それは霧島……反対側の戦場で戦う最後の姉妹にも誇れる戦果となるはずだ
それなのに、あなた達は自己判断で撤退を試みている
逃げ今この場を生き残ったとして、比叡の面子はどうなる?
彼女は勇戦した霧島やその麾下艦隊と比較され、生きながら死ぬに等しい失墜を味わうだろう
上官を破滅させたいと考えているなら、別に構わないけれど……
ミッドウェーで戦う姉妹艦を引き合いに出し、面子を保たねばならないと思わせよう
●面子と命令の秤
圧倒的な数の冥海機部隊の猛攻に轟沈する『しぶや』を振り返らず、復讐者達は帰還させぬ為の戦いを開始する。
(「……敵もようやく気付いたか。『しぶや』の轟沈が私達にとって致命的な痛手となり得ないことに」)
復讐者の意図に気付いたと思しき指揮官、その様子を月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)という零式英霊機は鋭い目で見つめ行動を開始する。
今更気付いたところでもう遅い。超大和が砲撃を行えない状態で近づいて来た時点で手遅れに近いのだから。
仮にプライドとかそういった全てを擲つならばそうではないかもしれない。だが、それをさせぬように復讐者達は行動を定めている。
「さて、色々と慌ただしい状況ではあるか……やれる事をやっていかねばな」
撃沈した『しぶや』を後方に、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は得物を構えつつ水面走行の残留効果を利用して水面を駆け始める。
可能な限りのジェネラル級を此方の戦線に引きずり出す――その目的の為に。
「ミッドウェーへは行かせん」
「先の海戦では忍耐を強いられた分、ここからは駆り立てる側に回らせて貰おう」
ラキアとサヨコはそれぞれ決意を呟きつつ、冥海機の部隊への妨害を開始する。
「極炎術式、展開」
水面を駆けながらラキアはパラドクス【Call:Flame_Canon】を発動、再誕の名を冠した突撃槍を炎の術式で燃え上がらせ、撤退する冥海機の前方、進路上に業火をぶち込めば、重ねてサヨコが【水偵連携砲撃】のパラドクスを発動し、巡洋戦艦海戦装『黒姫』より水上偵察機のミニチュアめいた子機を飛び立たせて一番遠くまで撤退しつつあった先頭集団を捕捉、爆撃と海戦装からの砲撃を爆炎に合わせる形で叩き込みその転進の加速を阻んだ。
海面で燃え上がる火焔と砲撃による水飛沫にホエールギャルズは移動を止め、妨害した二人の方へと振り返る。
「ふん、無防備な艦1つをこれだけの戦力で落とし尻尾を巻いて逃げるか。冥海機共も、追い詰められたものだな」
『構うな! さっさと撤退するぞ!』
ラキアの挑発に無視しろと命ずるオルカ艦、しかし、
「おおかた、比叡はあなた達に姉妹の仇討ちを託していたのだろう」
速度が鈍った冥海機部隊にサヨコは距離を詰めつつ言葉を発する。
「復讐を果たせたなら、それは霧島……反対側の戦場で戦う最後の姉妹にも誇れる戦果となるはずだ」
『何を……』
「それなのに、あなた達は自己判断で撤退を試みている。逃げ今この場を生き残ったとして、比叡の面子はどうなる?」
それは挑発、事実としてはしぶや撃沈後は鎮守府へ帰れと元々命じられていたのだから、上官命令だと無視できるものだったろう。
だが後半、同じミッドウェーで戦いながらも勇戦した霧島やその麾下艦隊と、おめおめと逃げ帰った比叡とその部下は、などと比較されたならばそれは生きながら死ぬに等しい失墜を比叡が感じる事となるだろう、とまで言外に言われては反応せざるをえない。
さらにラキアが言葉を重ねる。
「少なくとも貴様らの上官、比叡だったか? の姉妹艦共は最期まで此方に抗うことは止めなかったぞ」
比叡というのは、随分と弱気な奴らしい――二人の露骨な挑発にオルカ艦の表情が険しくなり、撤退の速度が迷いを表すかのように鈍くなる。
――このままおめおめと撤退するか、侮辱を許さず殲滅して撤退するか。
選択の天秤が揺れる指揮官に対し、今まで戦ってきた冥海機なら、艦のついでに我等の首を獲るくらいの気概はあったとラキアが言葉を継いで、
「やはり、追い詰められるまで後方に置かれていた部隊だけはある……慎重という言葉を盾に、臆病な本心を隠すのが随分と上手いようだ」
直属の上官への皮肉をたっぷりと乗せたラキアの言葉、それに対して配下のホエールギャルズが激昂して飛びかかろうとして、
『乗るな! 撤退を優先しろ……!』
ギリギリ、まだ怒りを押し留めオルカ艦は号令をかける。だがそこに、サヨコがもう一押し言葉を紡ぐ。
「上官を破滅させたいと考えているなら、別に構わないけれど……」
『……貴様ァ! 生かしてはおかぬぞ!!』
無表情のまま放たれたサヨコの言葉にオルカ艦までもが激昂する。元より激情家の気質を持ち上官に忠実な彼、撤退こそ上官の面子を潰す等と言われたなら流石に黙ってはいられず、最早許せぬ叩き潰せ! と強くホエールギャルズ達に命令を下す。
追い縋る二人は内心でかかった、と手応えを感じつつ、激昂して向かってくるトループス級の部隊との交戦を開始した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
ラキア・ムーン
敵を引き止められたなら、攻撃作戦へと移行する
逃すつもりは無い、此処で全て倒しきる!
水面走行で足止めした敵の下へと駆けて接近
接近中に【Call:Homing_Javelin】起動
周囲に炎の槍を展開し狙いを定める
此方に向かってくる敵を中心に狙い、ダメージを受けている者が居れば最優先に
炎槍、全射出
目標を捕捉、最短の経路で敵へと向かわせる
着弾時に「爆破」し、燃え上がらせて視界を少しでも制限
その間に私自身も敵の下へと向かい、混戦へと持ち込もう
《RE》Incarnationを構え、牽制しながらホエールギャルズと相対する
敵がダイブしてきたら槍を上方へと構える
槍の角度を調整し落下方向を少しズラし、落下してくる巨体を受け流してダメージを少しでも軽減していこう
攻撃に耐えたら構え直し、再度の攻撃準備
そのまま近接距離を維持しつつ、敵が撤退しないようにダメージの大きい者から確実に撃退していこう
ミッドウェーの敵は全て、倒し尽くす
妥協はしない、やりきってみせる!
アドリブ連携等歓迎
●鯨を狩る炎槍
怒りに任せて転進から再転進せんとするホエールギャルズ達に、いち早くラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は本格的な攻撃作戦へと移行する。
――逃すつもりは無い、此処で全て倒しきる!
「術式解凍。狙い、穿て炎の槍よ」
水面を駆ける彼女は敵を射程に捉えつつパラドクス【Call:Homing_Javelin】を起動、周囲に炎の槍を展開していち早くラキアへと向かってくる個体に狙い定め全射出、最短の距離で叩き込む。追尾能力に優れた炎の槍は三体のクジラ型海戦装の冥海機に次々命中し爆発、炎上してその周囲を炎に包み視界を悪化させる。
だがその炎を突っ切りホエールギャルズは海面から跳ねてクジラ型海装の莫大な質量でラキアを押し潰さんと真上から躍りかかる。
対するラキアは突撃槍《RE》Incarnationを上方へと構え、その巨大な質量を槍の角度を傾けて受けて落下地点を僅かにずらし直撃を回避、連続で飛びかかってくるクジラの如き巨大質量を凌ぎ切ることに成功する。
そしてラキアは水面を蹴り、前進を止めず再度パラドクスの炎槍を展開して。
「ミッドウェーの敵は全て、倒し尽くす……妥協はしない、やりきってみせる!」
己を鼓舞するように叫びつつ、転進の混乱に挑発への激昂に荒れ狂うホエールギャルズの集団へと飛び込んで、先にダメージを与えていた個体を狙い炎の槍を放つ。火炎と爆発はホエールギャルズに派手に炸裂し、そしてラキアはその混乱を助長するかのようにホエールギャルズに近い距離で苛烈な攻撃を重ねていく。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
白水・蛍
アドリブその他諸々歓迎
WIZディフェンスを味方に
……上手く乗ってくれたようですね。皆様お疲れ様です。
攻め手に加わりにまいりました。怒りは刃と思考を曇らせる。
そのまま倒してしまいましょう!
【水面走行】を借りて行動。
味方とタイミングを合わせつつ、パラドクス発動。パラドクスの力では強化した斬撃で一太刀。相手に全力の一撃を加えます。
相手の反撃に対しては魔力で障壁を張りつつ残留効果も利用して致命傷を避けて再度こちらの反撃の一撃を狙います。
死ななきゃやすいですわ。
こんなのところで躓いてられない。我々の目的はこの先。その道は開けていただきましょう!!
●音色は海に響き
パラドクスの炎槍がトループス級の冥海機の群れに突き刺さり、巨体が海から跳ね押し潰さんと大きな水飛沫を上げて復讐者に躍りかかる。
『しぶや』を撃沈させ転進、しかしそこから追い縋る復讐者の挑発に乗って再転進した冥海機部隊と復讐者の戦いは激しさを増していた。
「……上手く乗ってくれたようですね。皆様お疲れ様です」
攻め手に加勢せんと救援機動力で合流してきた白水・蛍(鼓舞する詩歌・g01398)はその激戦に視線を向けながら、冥海機へと檄を飛ばす怒れる指揮官へ水面を駆け向かっていく。
『さっさと叩き潰して帰還するぞ!!』
完全に頭に血が上っているオルカ艦USプリングルはやや劣勢に陥っている状況を覆さんと加勢しようとするが、
「そのまま倒してしまいましょう!」
そうはさせない。蛍はそれを食い止める為『ヴィオリラ』を構えてパラドクス【此処に綴るは捧げ給う賛歌】を発動、詩歌の演奏を始める。
「此処に綴るは未来への希望。未来への道を切り開く為の力を我が身に宿す為の歌。その力を此処に!」
未来への希望を語る詩歌を捧げる事による彼女の武器の強化――彼女の得物に強力な斬撃の力が宿り、不可視の音の斬撃をアヴァタール級に向けて放つ。
怒りは思考と刃を鈍らせる、オルカ艦USプリングルは蛍の全力の一撃に反応することこそできたものの、防御しきれずに胴に深々と斬撃を受けてしまう。
だが冥海機は即座に反撃、尾の皮膚から尾骨を刃の如く突出させて海を高速で泳ぎ回りつつ蛍へと接近、剣山のようになった尾を叩きつけてくる。
咄嗟に蛍は魔力障壁で防ごうとするが、移動速度も合わせた鋭き刃は彼女の四方八方から襲い掛かり障壁を貫いて彼女に斬撃を刻み込む。
流石は指揮官、強烈な反撃とその勢いに一瞬怯みそうになるが蛍は踏み止まり、詩歌の演奏を再開し得物の強化を行う。
(「死ななきゃやすいですわ」)
まだ命はあり、奏でる腕は動く。ミッドウェーの戦いも大詰めを迎えようとしている今、こんなところで躓いてなどいられない。
「我々の目的はこの先。その道は開けていただきましょう!!」
『ほざくな! 我々は帰還する! なにがあってもだ!!』
音刃と尾刃、復讐者と冥海機の斬撃のやり取りは激しさを増していく。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
皆さんが敵を引き留めて下さった事で得られたこの好機、しっかりとジェネラル級との決戦に繋げていかなくては
作戦の為に犠牲となった『しぶや』の無念が、この海に残らないように…僕も全力で戦います
お借りした【水面走行】の効果で海上を移動
救援機動力で『ホエールギャルズ』と戦う味方の元に合流します
可能な限り味方の挑発と攻撃によって敵が混乱している内に畳みかけましょう
小型駆逐艦群を召喚し、『ホエールギャルズ』の集団を包囲するように広い陣形をとります
砲撃と雷撃を代わる代わる撃たせて押しとどめ
敵群の分散、逃走を防ぎながらダメージを与え、着実に敵の数を減らしていきます
攻撃の合間にも小まめに移動を繰り返し、逆に敵に包囲されないように警戒を
更に小型駆逐艦を自身の周囲に旋回させる事で敵の反撃の狙いを定めにくくします
船を身を守る盾としても用いて、出来る限り致命的な箇所に直接攻撃を受ける事を避けるように努め
敵の行動後も速やかに態勢を整えましょう
『しぶや』を沈めた代償は決して安くありませんよ!
ラキア・ムーン
援軍が来たか、ならば続けて攻撃し早急に取り巻きを処理する
東側はある程度目途がついた、後は西側を進めるのみ
超大和との決戦、誰にも邪魔はさせん
引き続き水面走行で移動して、残りのホエールギャルズを倒していこう
ダメージを受けている敵に火力を集中
仲間と連携し、残敵を確実に減らす
【Call:Flame_Gust】起動
ダメージアップで基礎火力を上げる
術式により炎の塊を生成、突風を操作し最も手傷の多い敵を狙う
前衛として前へ出て、後方の味方に接敵されない様にブロッキング
《RE》Incarnationで敵の進路を阻むように道を遮り、邪魔をしていこう
先刻と同じくプレス攻撃、今度は正面から耐える
両手持ちした槍を情報に掲げ真っ向勝負といこう
わざわざ真っ向勝負をする意味か?
何のことはない、我らの方が圧倒的に有利であることを見せつけているだけさ
貴様らなんぞ、他に味方が居れば敵ではない!
前に出て仲間の下へ敵を行かせないよう立ち回り、攻撃を重ねていこう
ここで負けるわけにはいかんさ!
アドリブ連携等歓迎
●砲雷撃と燃え上がる海域
部隊の指揮官機が音の刃に食い止められる中、ホエールギャルズ達の戦いも佳境に差し掛かろうとしていた。
「『しぶや』を沈めた代償は決して安くありませんよ!」
救援機動力で海面を走り駆けつけてきた提督の三間・勲(漁火・g10186)が合流、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)の爆炎に対応するため速度を落としたホエールギャルズに対しパラドクスを発動する。
彼の【スピリットフリート】により召喚されたのは戦死者の魂の群、ミニチュアサイズの駆逐艦群の形を取った魂はトループス級の部隊を広く包囲するように展開して。
(「作戦の為に犠牲となった『しぶや』の無念が、この海に残らないように……」)
他の復讐者達が引き止め稼いでくれたこの好機、一体たりとも逃さず指揮官であるジェネラル級冥海機共との決戦に繋げなければ。
全力で戦う――転進と交戦命令の相反する命令に加え復讐者達の挑発に連携を乱されている隙に一気に畳み掛けるように召喚された駆逐艦群がホエールギャルズに砲雷撃を放ち着弾させていく。
『くぅ……邪魔くさい!』
四方から砲撃と雷撃が代わる代わる襲い掛かりホエールギャルズの突破を阻む。
苦し紛れに発艦させた航空機型エネルギーが勲を狙う。だが、彼は小型駆逐艦を周囲に旋回させ盾のようにして有効打を受けぬよう立ち回っている。
更にこまめな移動を繰り返す事により逆に包囲されぬよう慎重に立ち回る、少年ながら提督としての技量と判断は一流と言っても過言ではないだろう。
(「援軍が来たか」)
そして援軍の合流を視認したラキアは、接敵した位置関係のまま揺らいだ水面の上を駆けて此処で一気に畳みかけんとパラドクス【Call:Flame_Gust】を起動。
「複合術式展開」
術式によって彼女の手元に編まれるは炎塊、加えて突風の術式でホエールギャルズに向けてそれを発射する。
狙いは砲雷撃で手傷を負った個体、増幅された怒りにより高められたパラドクスの破壊力は負傷した冥海機に残る体力を根こそぎ奪い取るには十分な破壊力を以って二機を焼いていく。
反撃のダイビングもラキアに有効打を与える事は叶わず、積み重なったダメージに冥海機は反撃のダイビングから再び水面へと浮上することなく消滅していく。
東側での戦いもある程度は目途がついている。ならば決戦に備える為此方も進めるのみだ。
「超大和との決戦、誰にも邪魔はさせん」
冷徹な怒りを宿したラキアの呟き、突風に操られる炎塊とトループス級の周囲を取り囲むようなミニチュア駆逐艦群の砲雷撃は敵数を確実に減らしていく。
『怯んじゃ駄目! 突破するよ!』
ホエールギャルズの一機が叫び勲へと航空機型のエネルギーを飛ばすが、勲は再びパラドクスの駆逐艦群を召喚、ホエールギャルズに向かって集中的に砲雷撃を代わる代わる撃たせ圧し留めつつ即座に体勢を立て直す。
そこでラキアが勲の前に出て突撃槍『《RE》Incarnation』を突き出し、勲へ接近せんとするホエールギャルズを阻む。
『何のつもりだ!』
「わざわざ真っ向勝負をする意味か? 何のことはない、我らの方が圧倒的に有利であることを見せつけているだけさ」
あっさりと言い切る。既に怒りで判断を乱しているホエールギャルズに対しての更なる挑発は、勲に向きかけていた敵意をラキアへと向けさせるには十分で、怒りと共に海から跳ねてラキアに向かってダイビングを決行する。
それに対しラキアは両手で突撃槍を上方に構え、真上からダイビングで襲い掛かる巨大質量を受け止める構え。
「貴様らなんぞ、他に味方が居れば敵ではない!」
叫び、突撃槍に圧しかかって来るクジラ型海戦装の質量に抗う。槍の穂先が頑丈な海戦装とせめぎ合い、そして、
「ここで負けるわけにはいかんさ!」
穂先が装甲を貫通、そのまま肉まで貫いてその質量攻撃を凌ぎきったラキアはパラドクスの炎塊を突風で叩きつけ冥海機を焼き尽くした。
状況を劣勢のまま立て直せず、残るトループス級も砲雷撃と海面すら燃え上がらせる炎塊に打倒されて海の底へと沈んでいく。
残るは指揮官の冥海機たるアヴァタール級のみ、決着をつけるべく復讐者達は再び凪いだ海面を走り指揮官機の元へと向かっていくのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
ラキア・ムーン
オルカ……か
クジラ目縛りの部隊か?
海戦装とはいえ足並みを揃える事を考えれば、道理か
敵の頭が冷える前に、倒しきるのみ
限定解除、形状変換
再誕の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現!
槍の力を解放し、構え直す
引き続き水面走行を使用して敵との距離を詰めるように動こう
仲間と連携しつつ敵を補足
接近戦を仕掛ける為に前へと出る、あと一駆けの間合いまで詰めたら攻撃準備
腰を深く落とし、槍を構え突撃態勢
タイミングを図り水面を蹴る
水面を蹴るバネの力、槍を突き出す膂力に更に術式による加速を加える
【Call:Blazeing_Impact】起動
術式展開、得られた推進力を槍先へと乗せ一気に穿つ『貫通撃』
海戦装も本体も、余さず貫く!
Emu【E.S】を展開
更に槍を大顎に突っ込みつっかえ棒のようにして、深く喰らい付かれないように対処
展開した魔術障壁で砲撃を受け、少しでも威力を軽減し敵の攻撃を耐えていこう
まだ、此処でやられる訳にはいかんからな
この程度で止められると思うなよ
アドリブ連携等歓迎
三間・勲
(連携アドリブ歓迎)
どれだけ徹底された統率と作戦があっても、迷いや感情が先行するとここまで崩れてしまうものなのですね…
戦場では冷静な判断が大切という事がよく分かりました
最後まで油断せずに挑みます
引き続き【水面走行】をお借りして、周囲の味方とは【パラドクス通信】も用いて連携を図りながら戦います
魚を模した形の魚雷の群れに『オルカ艦USプリングル』包囲させて、味方の牽制の効果を更に引き上げてみましょう
他の味方が攻撃を行いやすそうな箇所に狙いを絞り
【命中アップ】を乗せた一点集中の攻撃を行い装甲を削っていきます
とどめは味方にお任せです!
反撃に備えオルカ本体ではなく海面の揺らぎや水流の変化に目を向け、光に惑わされないように
味方と情報共有を行いながら敵の正しい位置の補足と動きの予測を試みます
魚雷が来る方向に合わせて「氷盾」を構えて少しでも負傷を抑えましょう
貴方達は貴方達なりの誇りをかけて精一杯戦いました
その事も『しぶや』の姿と共に胸に刻みましょう
月鏡・サヨコ
変わり種の海戦装だ。あれは水中迷彩を意図した塗装か?
波に溶け込まれて、敵影を見失わないように注意しなければならないな
……これより、敵戦隊旗艦を撃滅する
【水面走行】状態で戦闘に突入
仲間と声をかけあい、暗い水に似た色を持つ敵を見失わないように情報共有
透明化能力での回り込みを察知したらすぐさま注意を促し、仲間の安全を確保する
攻撃の機が訪れたら『人狗一心・怪力光線砲』で仕掛ける
まずは≪巡洋戦艦海戦装『黒姫』≫の砲弾を撒き散らして牽制を行い、敵の移動の選択肢を狭めよう
動きがぎこちなくなった瞬間を見定めて、桂の≪怪力光線砲『狗號』≫での狙撃を仕掛ける
砲弾のような爆発範囲や手数は望めない代わりに、弾速と命中精度に優れた一撃で敵の隙を的確に突く
猟犬の牙は鋭い。貴様の大顎に生え揃ったそれと比べても。
敵が噛み付いて来たら咄嗟に海戦装側面の≪海戦装用増設防盾≫を向け防御
牙に堅牢な装甲を噛ませ、砲撃も受け止めることで威力を軽減しよう
『しぶや』周辺の戦域での戦いはまだ続いている
次の戦場へと……往こう
●決戦、鯨率いる鯱
「どれだけ徹底された統率と作戦があっても、迷いや感情が先行するとここまで崩れてしまうものなのですね……」
冥海機の部隊の惨状に少年提督の三間・勲(漁火・g10186)は静かに呟きながら水面を駆けていく。
戦場では冷静な判断が大切――そう出来なかった実例を目の当たりにし、油断はしないと改めて気を引き締めながら残留効果で出現させた通信機を手にし、他の二人の復讐者と共に冥海機の指揮官の元へと向かっていた。
復讐者達の向かう先にいるのは先行した復讐者と交戦する暗色の海戦装纏う冥海機『オルカ艦USプリングル』、怒り狂うその姿はまさに暴力の化身。
「オルカ……か。クジラ目縛りの部隊か?」
その姿を見てデーモンのラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は呟いた。海の生物と融合したかのような外見の個体が多い冥海機だが、種別的に近い生物で部隊を作り足並みを揃えるのも道理かもしれない。
「変わり種の海戦装だ。あれは水中迷彩を意図した塗装か?」
そして月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)は深海の深い青に溶け込むような暗色の色彩について冷静に分析する。
(「波に溶け込まれて、敵影を見失わないように注意しなければならないな)
どう打ち倒すべきかを思考する彼女、今眼前にいるのは打ち倒すべき敵であり、配下が壊滅した今となっては頭が冷えて冷静さを取り戻す前に同じ末路を辿らせるべきであろう。
「限定解除、形状変換。再誕の槍よ更なる先へ……《RE》Incarnation:Extend、顕現!」
これまでホエールギャルズを屠ってきたラキアの突撃槍が力の解放により変形、『《RE》Incarnation:Extend』へと形状交換されたそれを構え直し、ラキアは水面を走りオルカの冥海機へと仕掛けていく。
「……これより、敵戦隊旗艦を撃滅する」
サヨコの言葉にパンツァーハウンド『桂』が一つ吠え、共に凪いだ水上を駆けだした。
二人を支援するべく最初に勲が【ベイト・ボール】のパラドクスを発動、魚型の魚雷群を召喚し仕掛けていく。
「行っておいで」
彼の指示に従うように魚雷はオルカ艦USプリングルの周囲へと散開、包囲させてその注意を惹きつけた。
狙うべきは攻撃を当てやすそうな鯱の胴体部分、その中でも斬撃に斬り裂かれ損傷している箇所を的確に見極め、導く光に従って包囲させた魚型の魚雷を一点集中で突撃させていく。
精確に急所を狙ってくる魚雷を冥海機は防ぎきれない。魚雷が炸裂し装甲は更に破損しプリングルの表情が苦痛に歪む。
『この程度で沈むなどあり得ぬ……!』
怨嗟混じりの声と共にプリングルの暗色が薄れていく。海の青に溶け込むように透明に溶けていく冥海機の肉体、そしてその内側に残る骨が蓄光で輝き勲の目を惑わせる。
その隙に放つは不可視の魚雷、直撃すれば復讐者であろうと大ダメージは免れぬオルカの必殺のパラドクス――だが少年提督はそれを想定済。
彼が見るのは目に見えるオルカ艦の骨ではなくその周囲、海面の揺らぎや水流の変化に注意して不可視の魚雷でも消し切れない痕跡を注意深く見極めつつ、被弾を減らさんとする。
「左舷前方、魚雷が来ているぞ」
通信機越しのサヨコの警告、彼女の警告に勲は即座に氷盾を構え直撃を防ぐ。
盾越しに響く衝撃は強烈、されど戦闘続行に支障がない程度にはダメージは抑え込まれている。
「あとはお願いします!」
通信機を通して先行した二人に要請する勲。彼の狙いは牽制と削り、その言葉にサヨコがパラドクス【人狗一心・怪力光線砲】を発動すれば、彼女に忠実に従う和犬が背の怪力光線砲『狗號』をオルカ艦USプリングルへと照準を定め、同時にサヨコの巡洋戦艦海戦装『黒姫』から牽制の砲撃が放たれる。
どこを狙うべきか導く光に従い放たれた砲弾は着弾した海面で炸裂し、それを回避せんとする敵の移動選択肢を狭めていく。
そして、
「――桂、今が好機だ!」
爆風に身を隠した桂へサヨコが命じれば、桂の背部砲門からの不意討ちの一射が冥海機へと直撃。攻撃範囲は狭く手数も少ない代わりに弾速と精度に優れた一射は過たず、オルカ艦の急所へと猟犬の牙の如き鋭さで暗色の装甲に喰らい付き破砕する。
『ぐっ……まだまだっ!!』
負傷しながらもオルカ艦は水中に潜り高速でサヨコへと肉薄、反撃の鯱の大顎で喰らいつかんと襲い掛かる。
されど零式英霊機の少女は構えた堅固な『海戦装用増設防盾』で鋭き牙を防ぎつつ、大きく開かれた口内からの砲撃をも受け止めて凌ぎ切って。
そしてその隙を見逃さず、あと一駆けの間合いまで距離を詰めていたラキアがタイミングを合わせ一気に仕掛ける。
「突撃術式展開、ブースト……オン」
腰を深く落とし変形した突撃槍を構えたラキアが水面を蹴り加速。
刺突を繰り出しながらパラドクス【Call:Blazeing_Impact】――風炎の術式で得た爆発的な推進力を脚力と膂力に上乗せした彼女の突撃の勢いに、冥海機の防御反応は間に合わない。
勲とサヨコの攻撃により破損した暗色の装甲が貫かれ、纏う海戦装も内側の本体も余さず貫く凄まじい破壊力の一撃は致命傷に等しく、ごぼりと冥海機の口から音が零れて。
『せめて……お前は道連れに……!』
されど最後の抵抗とばかりに血の如き色に塗れた鯱の顎が大きく開き鋭き牙で噛み砕かんとする。
対するラキアは魔術障壁『Emu【E.S】』を展開した上で即座に突撃槍を引き抜き縦に構えつっかえ棒のように鯱の口中へと突っ込んで噛み砕きを妨害して、
「まだ、此処でやられる訳にはいかんからな。この程度で止められると思うなよ」
追撃の砲撃を魔術障壁で防ぎ、力を失い沈んでいくオルカ艦USプリングルへと告げつつ、ラキアは仲間達へと振り返る。
「次の戦場へと……往こう」
戻ってきた桂を迎えつつ、サヨコは静かに呟く。
まだ『しぶや』周辺での戦いは続いている。このミッドウェーでのよりよい勝利を得る為にもここで留まっている訳にはいかないだろう。
海面を走り出す復讐者達、最後に勲が一度振り返り、
「貴方達は貴方達なりの誇りをかけて精一杯戦いました。その事も『しぶや』の姿と共に胸に刻みましょう」
海の藻屑となった冥海機達へとそう呟いて、そして復讐者達はこの洋上の戦場を離脱していくのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV3になった!