リプレイ
日金・陽洋
亜人の回収、さらに調教して使おうたあ、キマイラウィッチ共も必死だな
…亜人にしろキマイラウィッチにしろ、人々に与える危害は放っておけない
向こうがこちらを迎え撃つつもりなら、叩き潰すまで
まずは向こうの手数を減らすところから、か
可能ならば周囲の地形も活用して身を隠しつつ、不意打ちから先手で攻めたいところだ
動きが鈍いなら、まずは【エアライド】やジャンプで撹乱してやろうか
その間に敵の部隊や状況を観察、明らかに隙のある、もしくは練度や体力の低いと思しき奴へ破軍衝を叩き込む
その後もなるべく弱った敵や隙のある奴を狙う等、数を着実に減らす事を心がける
亀の甲羅、防御能力はありそうだが…さて、衝撃波まで防御できるかね
鋭い爪の攻撃も衝撃波、もしくは風や砂で逸らすなど、できるだけいなしていきたい
仲間がいれば連携
適時追撃を行うなど、敵を有効に減らせるように、また大きく負傷することのないよう配慮
てめえらも漂着早々使われて災難だろうが…
てめえらがやってきた事は赦されることじゃねえ
ここできっちり潰させてもらう
アドリブ歓迎
●
村外れの丘陵地帯で、日金・陽洋(陽光・g05072)は起伏に富んだ地形を巧みに利用していた。岩陰や窪地へ身を潜め、尾行しつつ、トータスナイト部隊の様子を窺う。
「練度も揃ってねえし、そもそも動きが鈍すぎる……。あんな状態で戦場に放り込むたぁ、連中も大概だな」
巨大な亀の甲羅を背負った兵士達は、隊列を乱しながら進軍を続けていた。中には疲労の色濃い個体も見受けられる。防御力こそ高そうではあるが、付け入る隙は確かにあった。
陽洋は視野を広く保って地形を読み、攻撃の好機を探り――。
「てめえらも漂着早々、使い捨ての駒にされて災難だったな……!」
丘の上から助走をつけ、大きく跳躍する。
【エアライド】の効力で空中での機動力を高め、死角から奇襲をかける態勢を整えた。
隊列の間に僅かな隙が生まれた瞬間を見逃さず、回転しながら降下。
最も疲弊した個体めがけ、思い切り腕を引き――勢いをつけた破軍衝を叩き込む。
「だが、てめえらがやってきた事は許されねえんだよ!」
巨大な亀の背を打ち抜く轟音と共に、衝撃波が四方八方へ迸る。周辺の敵もろとも、重い装甲に守られた巨体が吹き飛ばされていく。
敵は大きく散開したものの、数体がトータスクロウを繰り出してくる。
陽洋は続けざまに跳躍。離脱時に発生させた風の渦で攻撃を弾き返しながら、さらなる標的を探す。
(「容赦はしない、きっちり潰させてもらう
……!」)
こうして敵の攻撃を巧みに捌きつつ、弱った個体から着実に数を減らしてのけていく。
一撃一撃に込められた怒りの感情が、戦場に轟いていった――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
ヴェルチ・アリ
さーてっと。まずは露払い、しておかないとね。自動人形もこんなところまで、よくもまぁご苦労様なこって。
その上で。悪いけど、ここが君達の終焉だ。その炎、貰い受ける。
【火炎使い】を使い、相手の火炎を超える火炎で呑み込み、焼き払う。
バキリ、と。手足に括りつけられた、黒いミサンガから、壊れる音。願掛け、とはちょっと違う。俺の、今となっては制御すら難しい劫火を、少しでも抑えるためのそれ。ごめんよ。後で謝り倒す。だけど、今は炎が欲しいんだ。
復讐。復讐を。その感情を、ずっと知りたいと思っていた。復讐者の復讐を。キマイラウィッチの復讐を。その感情の源。経路。活性化。燃え盛るエネルギー。その全てを。
そしてそれが、復讐の怨念蔓延る、このラ・ピュセルの首魁。ジャンヌの、生まれ故郷たる場所の、この場所なら。何か、手掛かりがあるんじゃないか。そんな事を、考えてしまう。
まぁ、今はどうでもいい。燃やし尽くし、焼き熔かす。その怨念も、復讐も、平等に。薪となりて、盛るがいい。
アドリブ、絡みを歓迎します。
●
自動人形『リベルタス・ドール』達が繰り出す「汚物を浄化する自由なる聖火」が、空を焦がす。
ヴェルチ・アリ(灰滅の炎帝・g03614)は巻き起こる業火を見つめ――腕に巻かれた黒いミサンガに触れる。
「さーてっと。露払い、しておかないとね」
ミサンガがバキリと音を立てて割れる。アリの瞳の奥が揺らめいた。
「自由の名を借りた破壊の炎……ウチが、いただくね」
ノヴェンブレの雷火を放つ。トループス級の放った炎を、さらなる熱量を持った炎弾が食らいつき、呑み込み始めた。
だが自動人形達の反撃は止まらない。冷静な判断のもと、一部が陣形を崩して側面へ回り込み、残りが正面からの攻勢を強める。息の合った連携で、包囲網を形作っていく。
「(復讐。復讐を。その感情の源を知りたいんだ。キマイラウィッチの怨念が、ここジャンヌの故郷にあるのなら……)」
だからアリは合わせるようにフライトドローンを飛ばし、死角からの攻撃を警戒。
反撃の機会を測りながら、思索を巡らせる。
「――ボクは、この炎の本質が見てみたいんだよね」
自問自答の声は、次の瞬間、轟音に掻き消される。
敵陣のただ中へ跳び込むや否や、フルバースト。怒涛の銃弾を叩き込んだのだ。
その銃弾の熱が新たな炎となり、アリの周囲を渦巻く。ミサンガの残骸が焼け落ちる。
――ごめんね、ミサンガ。でも今は……。
「君達の炎も、怨念も、この劫火で燃やし尽くす!」
リベルタス・ドール達は手際よく散開し、後方の個体が高所へ、側面の個体が低空へと位置を変える。互いの死角を消し合うように聖火を放つ。
アリは炎の渦中で薬莢を散らしつつ、猛火に宿る復讐の痕跡を探っていた……。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
大和・恭弥
殺された者の無念を糧にする。そういう点では、「藍雪花染」も似通っている。復讐者も表裏一体と言えるだろうな。
だが、俺たちは魂の無念を晴らす為、運命を共にして、自らの命をも懸けて戦う。覚悟が違うことを思い知れ。
仲間と合流次第、抜刀して呪詛を解放。
催眠効果には精神を統一して妖刀と心を共鳴させ、隙を見せる暇もないほど神速に敵の間合いへと踏み込む。
周囲が誘導される前に大きく薙ぎ払って、「剣技・鬼哭啾啾」を発動
敵の間を駆け抜けながら可能な限りの数を撃破していこう
聴こえないなら、聴かせてやるよ。鬼と化した彼らの嘆き声を。
一閃するたび、お前たちが殺してきた罪なき魂の絶望を見せるだろう。
ここはお前たちの領土になど成り得ない。
【エアライド】で敵の地形利用には十分に対応し、仲間とは密に連携を行って臨機応変に動いていく。
速やかにトループスを撃破することで確実に戦闘状況を有利に変えよう
●
大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)は、炎の渦に包まれた戦場を見据えていた。
味方の攻撃で陣形が乱れ始めた敵兵の隙を見計らい、妖刀『藍雪花染』を静かに抜く。
刀身から碧い気が立ち昇り、かつての呪いを打ち消すかの如き輝きを放つ。
「殺された者の無念を糧にする、か……復讐者と表裏一体とも言えるな」
だが、その在り方は違う。刀と恭弥は魂の無念を晴らすため、運命を共にして戦う。
護るべき者への想いが、呪いを解放する力となるのだ――。
瞳を細め、精神を統一。刀と心が共鳴し、力が解き放たれた。
「――聴こえないなら、聴かせてやるよ。鬼と化した彼らの嘆き声を」
対する自動人形達は一斉に声を上げ、「領土宣言」を始めた。
「ここは我らが自由を謳う聖なる領土となる!」
「抵抗する者こそが、最も救われるべき囚われ人!」
催眠効果を持つ言葉が響き渡るも、恭弥は刀との共鳴を強め、その誘いを跳ね返す。
すかさず【エアライド】で宙を駆け、僅かな隙も見逃さず間合いを詰める。
自動人形の機械的な反撃を読み切り、肉薄。鬼哭啾啾を発動した。
妖刀が持つ無数の死魂の絶望が幻影となって立ち昇り、敵を畏怖で縛り付け。
直後には、呪詛を纏った一閃が放たれる。
碧き光を纏った刀身が円を描き、ぞっとするような波動と共に敵を薙ぎ倒す。
哀しみと絶望の感情が解き放たれる度、自動人形の冷たい躯が崩れ落ちてゆく。
「俺たちは、覚悟を決めて戦っている。大切なものを護るため、この地は渡せない」
刀に宿る無数の想いと共に、リベルタス・ドールの部隊を壊滅させたのだった……。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
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ブロス・ブラッドハート(新たなよすが・g03342)は、路傍の石を拾い上げながら、トータスナイトの装甲を観察していた。
「えーっと、ここんとこが弱そうだよなぁ……よし!」
見定めた継ぎ目めがけ、満身込めて石を叩き込む。装甲と装甲の間に噛み込んだ石が、敵の動きを強制的に止めさせる。
矢継ぎ早の投擲が効を奏し、防衛線の隊列が大きく崩れ始めた。
「おっしゃ! これで突破口が開いたっ!」
その隙を狙い、ブロスは背中の翼を大きく羽ばたかせた。
「響かせるぜ、風の声!」
竜風刃が放たれる。装甲の隙間から吹き込んだ風は、敵の体内で刃となって暴れ出す。
「(よーし、様子見させながら、もう一丁!)」
上空へ飛び上がったブロスは、使い魔を呼び出して周囲の探索を命じる。
「遅い遅い! へへっ、こっちだ!」
巨体を回転させながら突進してくるトータスナイト。その攻撃を小さな体を活かした機敏な動きで翻弄する。
敵の動きが止まった瞬間、大剣を構えて切り込み、受けた傷は風に乗せた生命力で癒やしていく。
「ちっちゃいからって、甘く見ない方がいいぜ!」
大剣と風の刃を交互に繰り出し、一撃離脱を重ねる中で、敵は次々と力尽きていった――。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!

ニルキャス・トーネード
アドリブ連携歓迎です
ドンレミ村では、今も人が苦しんでるんだろうな。それを終わらせ断つ為…
悪いけどその矢、仲間達には届かせない
後悔させると言うのなら、こっちも教えるよ
迂闊に手を出せば痛い代償がやってくるってこと
シャルルは空を飛べるらしいけど…どう来るのかな
僕は初見だからどの程度通用するかは分からないけど、地上でも対空でも遠距離戦になることを想定しているよ
手数が大事だと思うから、魔刃双剣を使って応戦するよ
PDを発動。矢に向けて空気振動を乗せた剣閃を飛ばして、矢を自壊させる。間に合わないなら直接斬り防ぐよ。ひたすらに攻めと殺意を防御に転じる意志を見せていこう
未来予測で視るものは、
「僕がシャルルに反撃の剣閃を放った後」の未来。
シャルルも反撃を想定して回避や防御を取ってくるだろうから、それを視て斬撃の軌道を修正し、強力な反撃を狙うよ。もっと良い未来を掴めるように、ものにしてみせる
上手くいけばドレインが発動して傷が癒えるよ。そうなれば反撃のチャンスも増える。敵の方が折れるまで…
さあ、もっと続けよう?
日金・陽洋
トループス級は片付いたか
残すはマンティコア…だが、その前に余計な茶々を止めねえとな
援護射撃が何処から来るか…戦場外からの攻撃、そしてこれだけ家屋のある集落の中なら、横からよりは上から来るだろうか
地形や周囲の状況をよく観察し、また射撃で変わるであろう風の流れにも注意を払おう
…ま、逆説連鎖戦なら場所も何もない、かもしれないが
シャルル、それに逆説連鎖戦の攻撃の気配を察知、もしくは攻撃の気配がなければこちらから仕掛けるつもりでいく
使用するパラドクスは熱風砂掌
相手が見えるわけじゃねえが、シャルルの足元、それに頭上から攻めてやる
向こうからの射撃は風や砂での逸らしや負傷の軽減を図る
うまく回避できれば理想だが…相手はジェネラル級、多少の負傷は覚悟の上だ
代わりに…向こうに確実にダメージを与えられるよう、全力で叩き込んでやる
援護射撃だろうと何だろうと、人々や集落を救おうとする仲間に手を出すつもりなら黙っているわけにはいかない
射撃が止まるまで気を抜かず、着実に、そして全力で攻めさせてもらう
連携・アドリブ歓迎
●
アヴァタール級との戦いに備えようとする仲間達の上空を、緑の光が横切る。
ジェネラル級『海鳥提督シャルル・ド・ラ・セルダ』。奴の援護射撃による妨害は、確実に戦況を不利にしていた。
日金・陽洋(陽光・g05072)は建物の陰から、その軌跡を慎重に追う。
「トループス級は片付いたか……だが、この援護射撃が厄介だな」
戦場の状況を見極める。建物の高さと配置、路地の向き、そこに流れる風。矢は明らかに高所からの射撃。地上からでは死角も多いはずだ。
「(横からじゃなく、上から来るか……なら)」
陽洋は熱風砂掌を発動。地上の温度を一気に上昇させ、上昇気流を作り出す。狙いは建物の高さを超える範囲。
「人々を助けようとする仲間の邪魔をする気か。なら、こっちも本気で潰させてもらうぞ」
ニルキャス・トーネード(空葬風月-Carnage Weather・g05173)も、村の様子を見つめていた。
「(ここでも人が苦しんでいる。それを終わらせ、断つために……)」
魔刃双剣を構え、風を読み取る。
「ニルキャス! そっちの矢は頼むぞ!」
「僕に任せて。どれだけたくさん撃ち込まれても、仲間には届かせやしないよ」
【未来予測】が示す光景を頼りに、しなやかに双剣を振るう。
空気振動を乗せた剣閃が、幾筋もの軌道を描きながら放たれる矢を粉砕していく。
一撃、また一撃。ニルキャスの剣閃に砕かれた矢の破片が地面に落ちる度、【ドレイン】の効果により、その身に受けた微かな傷が癒えていく。
だが緑輝く矢は一発一発が重い。蓄積する疲労。
ニルキャスは剣を振るう腕の痺れを感じながらも、矢の軌道を読み続ける。一発でも通せば仲間が危険――その緊張感の中、呼吸が浅くなっていく。
「このまま僕が囮になるから……陽洋さん!」
陽洋は頷く。矢弾の嵐をニルキャスが受け止める間、陽洋は風の流れに乗って高度を稼いでいた。
建物の屋根を伝い、時に跳躍し、シャルルの射撃位置を特定。
――見つけた。瞬間には、頭上から巨大な熱砂の掌を叩きつける!
「てめえの援護射撃なんざ、邪魔なだけだ!」
「うぐおぉッ!?」
衝撃のみならず、吹き上がる熱砂が金属製のボウガンを焼く。
上昇気流に乗せられた砂塵が渦を巻き、あらゆる方向からシャルルを包み込む。
【ロストエナジー】の効果で、持続的なダメージも与えてのけていた。
「なるほど、これほどの力とはな……!」
そう吐き捨てたシャルルに向かい、陽洋は負傷覚悟で間合いを詰めて全力の一撃を見舞った。
「悪いけど、こっちにも教えるよ。迂闊に手を出せば……」
ニルキャスの魔刃双剣が風を切り裂く。剣閃に乗せた風切音が断末魔のように響き渡る中、その言葉が続く。
「痛い代償がやってくるってこと」
それぞれの想いを胸に放った攻撃の前に、シャルルの援護射撃は途絶えた。
少なくともこの戦場においては――。
「一時的にでも妨害を排除できたな」
「うん、これで戦いやすくなる」
風は再び静かに、ドンレミ村の空を流れ始めていた……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
日金・陽洋
さて…トループス級は片付けた
シャルルの援護射撃も止めさせてもらった
あとはてめえだ、マンティコア
民家や建物、人々に損傷が出ないよう、周囲の地形にも配慮しつつ、可能ならばなるべく広い場所で戦いたいところだ
攻撃を行う方向にも配慮しよう
使用するパラドクスは鷹翔風撃
相手は知識に長けるだろうが…相手の判断より素早く、風に乗ったダッシュで一気に攻める
尾の動きも素早いだろうが…マンティコアの動きを観察すると共に【未来予測】である程度の動きを読み、状況に応じて【フライトドローン】のドローンを足場に、または【エアライド】を活用し回避
もしくは回避が難しくとも毒使いで尾の毒からのダメージの軽減を図ろう
必要に応じマンティコアの尾や身体を掴む等、仲間への攻撃に繋げる
仲間や人々に危害が及ぶなら捨て身での防衛も上等
てめえらにとっても大事な場所なんだろうが…
てめえら、復讐と宣ってどれだけ人々を虐殺し苦しめる?
ここがどういう場所であろうと…人々を苦しめ続けるなら、俺達がこのまま赦しておくと思うな
仲間との連携・アドリブ歓迎

ニルキャス・トーネード
アドリブ連携歓迎です
さあ、厄介な存在は退けた。
憎んで怒り続けるのも疲れるだろうし、終わりをあげるよ
使うPDはさっきと同じだけど、今回は空葬竜鎌を手に取るよ。
憎悪に塗れた君にはこれがお誂え向きだと思うんだ
賢い類の敵だと直感しているよ。だから、あえて愚直にいこうと思うんだ。こっちから攻撃を仕掛ける時は、反撃の痛手も承知の上で一撃に全力の魔力を付与し、叩き込むことを意識するよ。
仲間が速度で翻弄する戦い方をするなら、その間に大振りな斬撃を放つ。そんな連携を狙いたい
延びた未来予測で蠍尾の一撃を読んで、死鎌を旋回させて斬り防ぐよ。エアライドで最適な経路を見出して、間合いを詰めていく
受けた傷を積み重ねたドレインで補うことを考えた、捨て身な戦い方でいくよ。攻撃を受けて毒が回ってきたとしても、それ以上に攻めて傷を癒やせば戦える
今は何より正面から殺意のぶつけ合いがしたい、そんな気分なんだ。キマイラウィッチと復讐者の復讐にはどんな違いがあるのかを、理屈じゃなく本能というやつなのかな?それを直に感じ取りたい
●
広場の片隅で、アヴァタール級『マンティコア』が牙を剥いた。
躯からは冷徹な殺気が放たれる。蠍の尾は無造作に空を払い、その毒を滴らせている。
民家のある場所は避けたい。日金・陽洋(陽光・g05072)は戦場となる地形を見定めていた。
「(あの空き地なら、建物への被害も抑えられそうだ……)」
風の流れを読みながら、広場の先にある空地へと意識を向ける。
「てめえら、復讐と宣ってどれだけ人々を虐殺し苦しめてきた……いい加減、潰させてもらうぞ」
「そんな程度の言葉で、我々の復讐心が消えると思うのか?」
マンティコアの問いかけに、ニルキャス・トーネード(空葬風月-Carnage Weather・g05173)が応えた。
「それなら僕らと、復讐の本質を見極めよう」
現出させた空葬竜鎌を、手元で回転させる。
「この憎悪と怒りに満ちた刃が、君への最高の手向けになるはずだから」
蠍尾が伸び、穿つ。だがニルキャスは【未来予測】でその軌跡を読み取り、死鎌を大きく旋回させて受け止めた。
「僕が受けている間に、陽洋さん!」
合図を受けた陽洋は、上空からの強襲を仕掛ける。マンティコアは後退しようとするが、ニルキャスが退路に回り込み、待ち受けた。
「なるほど、お前達にもそれなりの力が……!」
マンティコアの蠍尾が襲いかかる中、陽洋は周囲の風を纏いながら、広場の外へと相手を誘う。
鷹の羽ばたきさながらの風が、マンティコアの獅子面を直撃。
吹き飛ばされた獣が着地する先を見据え、ニルキャスが斬撃を放つ。
研ぎ澄まされた一刀が空気を震わせる。マンティコアは躯をひねって避けにかかるが――。
陽洋が【エアライド】を駆使して間合いを詰め、拳を叩き込む。さらなる鷹翔風撃が炸裂し、マンティコアを包み込んでいく。
「おのれ、無駄な足掻きを!」
蠍尾の鋭撃が放たれる。だが二人とも覚悟の上。捨て身で距離を詰めていた。
毒を受けながらも、陽洋は相手の肉体を掴み上げる。ニルキャスは傷の痛みを【ドレイン】で補いつつ、躊躇なく斬り込んでいく。
「――復讐、か」
陽洋はマンティコアの体を持ち上げながら吐き捨てた。
「どれだけ苦しみ、恨んでも――」
「てめえらみたいに、人々を巻き込んで悦に浸るような真似はしねえんだよ!」
地を蹴った陽洋が、敵の体を回転させながら叩きつける。
直後、ニルキャスが放つ、刃の軌跡が襲いかかる。
今度の一発は着弾した。増幅する風切り音が形作る振動波が剣閃よろしく、敵の身体を切り裂く。
「僕たちの復讐は、こんな場所で留まったりはしないんだ」
敵は激しい衝撃に呑まれ、さらに大きくきりもみ回転しながら吹き飛ばされた。
二人は即座に追い、左右から追撃しにかかる。
「人を殺して糧にする存在が……!」
それぞれの想いを胸に、空気が轟いていく。
「復讐を語れるとでも……!」
二人の意志が大気を震わせ、地を抉り、天を衝き、マンティコアへ甚大なダメージを与えてのけたのだった――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【影忍び】LV1が発生!
【未来予測】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ドレイン】がLV3になった!
黄下・泉
アドリブ・連携は歓迎
さて、みんな頑張ってくれてるみたいだ。
あと一押しかな。
この爺さん魔女も色々気苦労はしてるんだろうけどこっちには関係ない。
支援射撃も顔をひっこめたところで、ぶちのめさせてもらおうか。
全身の符で自己強化して、四肢に術式を宿す。
足を使って撹乱して、なるべく一気に内懐に潜り込もう。
腕は牽制と防御に。本命の一撃は足技で、だ。
普通の獣と違って尻尾は刺してくるし、羽根もある。予想外の動きには気を付けていかなきゃな。
螺旋の槍は『分解』である程度抵抗を試みつつ、最悪腕で防ぐか。
頭はもちろん論外だけど、胴や足に受けて動きを止めちゃうのもかなりまずい。
動けなくなったらいい的だからな。
腕なら、痛みを何とか堪えたら足は動く。動きは止めずに済む。
ここの戦力もかなり削ってきたはず。
そろそろ次の動きも見えて来そうかな。
●
陽洋とニルキャスの攻撃で傷を負いながらも、マンティコアはなお威圧的な姿勢を保っていた。
黄下・泉(リターナーの符術士・g08097)は、全身に貼り付けた符が震えるのを感じ取る。
「やれやれ、ここまで戦力を削られて、まだ立っているわけ?」
四肢の術式が呼応し、体が戦闘のリズムを刻み始める。
「まあ、爺さん魔女にも色々あるんだろうけど……あたしには関係ないかな」
泉は低く構え、間合いを測る。マンティコアが詠唱を始め、漆黒の槍が螺旋を描きながら現れる。
その一撃を、泉は分解の術式で捉えた。螺旋を伴った一刺しは、符の力で幾つもの要素へと解体されていく。
「さて、行くよー」
泉の足が閃く。牽制のための前蹴りが空を切ると見せかけ、実際は地を這うような蹴りへと変化する。
マンティコアは跳躍し、回避。だがそれこそが泉の狙いだった。
「獣だって何だって気にしない。あたしの相手は――この術式の流れ!」
泉の体術と符の力が融合し、相手の死角を縫うように攻め立てる。
マンティコアの放つ力を『分解』し、その力を新たな符へと創り変える。四肢に宿したそれらの符が、格闘術を支える力だった。
獅子が咆哮を上げ、新たな漆黒の槍が形成される。放たれる一撃を左腕で受け止めながら、泉は右足に術式を集中させる。
「うりゃあぁっ!」
気合一声。マンティコアの胸元へ叩き込んだ蹴撃が、解体と変性の力を解き放つ。
獅子の面から躯、尾にまでわたり、すべてを術式の力が分解していく――。
「基礎って大事だよね。全部、こういうとこから組み立てていくんだから」
これが、決着――マンティコアは、符術の光の中に消えていった。
こうしてディアボロス達の活躍により、ドンレミ村の防衛部隊の一角が壊滅。攻略への大きな一歩を踏み出していた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV4になった!