リプレイ
ラライ・リガル
よし!露払いね。
随分と固そうな子ね…先行してサフィーナ・ミウから可能な限り距離を
開けた場所でタイミングを計って初撃。で、アルムグロンが来た方向へ
誘導するわ。好戦的らしいからついてくる…筈、付いてきてくれるよね!?
可能ならこちらが有利に攻撃しやすくて身を守りやすいような場所、遮蔽物の
木々や岩なんかが多い所だといいかも。地面が固ければ地割れの影響も少ない
かもだし、尾の薙ぎ払いもわたし達に届く前に発見できれば直撃が避けやすい。
何もないなら必死で走るだけよ。
ぱっと見た感じ弱点になりそうなのは小さな目くらいだから狙撃は難しそう。
煙ならどれだけの強度があっても入っていくだろうし包みこめる。一撃の
ダメージ量は減るけど、手数増やせばいいし。ひとりじゃないから出来る事。
【まぼろしキノコ】で攻撃しよう、それでも脆弱な薄い部位の方が効果的な
気がする。頭辺りを目標にして白煙を当てていく。頑張って走りながら飛んだり
跳ねたりして、あの子からのダメージを軽減したい。足元にも注意して地面に
嵌らないようにしなくちゃ。
赤茶けた荒野に響くのは、重々しい足音だった。
場所は巨獣大陸ゴンドワナ、キンバリー鉱山。その地に停船する巨大砂上船『サフィーナ・ミウ』に、刺々しいフォルムの巨獣がズン、ズンと迫る。
『グロロロロロロ
……!!』
鉱山一帯を縄張りに持つ『堅甲獣アルムグロン』――それが巨獣の正体だ。小山のような巨躯を誇る縄張りの主は、異物と見做した砂上船を排除せんと、唸り声を上げながら距離を詰めていく。
一歩、また一歩。そうして突撃態勢に移ろうとした次の刹那、巨獣を阻むように一発の銃声が鳴り響いた。
「よし、間に合った。まずは露払いね!」
撃破目標の堅甲獣を見澄まして、ラライ・リガル(トレジャーハンター・g11529)が安堵の吐息を洩らす。
銃声の源は、ラライが構えたライフルの空砲だった。標的を船から引き離す為、派手な音で注意を引きつける――それが彼女の発砲の意図だ。
次の瞬間、巨獣の視線がジロリとラライに向く。そこに確かな手応えを感じ取り、発砲は尚も止まらない。
「こっちよ、早く来なさい! ほらほら!」
『グロロロロロロロ!』
二発、三発。挑発を込めた銃声に神経を逆撫でされ、堅甲獣の唸りが苛立ちを帯びる。
捕まえた――そう確信した刹那、巨獣はラライに狙いを変えて、ズンズンと足音を響かせながら迫って来た。船の前に、邪魔な小虫を叩き潰そうと言うのだろう。敵の好戦的な性格を刺激できた手応えを感じながら、ラライは尚も巧みな動きで巨獣を戦場に誘導していく。
敵を誘い出して駆けること数十秒。ラライが辿り着いたのは、荒地の一角だった。
目立った遮蔽物は見て取れないが、固い地面は戦闘にもうってつけだ。瞬く間に迫って来る堅甲獣に向き直り、ラライは戦闘開始の狼煙を上げる。
「ここまで来れば船も安心ね。さあ、始めるわよ!」
『グロロロロロロロロォ!!』
言い終えるや、凄まじい縦揺れが戦場を襲った。
アルムグロンが放つ強烈な踏みしめが、衝撃波となってラライを襲う。陥没する地面に続き、迫り来るのは足元に広がる亀裂だ。敵のパラドクスで大地が牙を剥く中、ラライは狼狽えずに堅甲獣を観察する。的確にダメージを与える為、ここで冷静さを失う訳にはいかなかった。
(「敵は外皮が固くて、半端な攻撃はたぶん通じない。目を狙うにしても、狙撃は難しそう……それなら!」)
鉄壁の守りを誇る強敵に、導いた答えは明快だった。外皮が堅いなら、体内を攻めれば良いのだ。
「The caterpillar smokes a hookah!」
ライフルの代わりに取り出したのは、持ち運び用の水煙管だった。
刻んだ“何か”に火をつけ、煙管の水を潜らせ口元へ。ラライの吹き出す白煙が戦場を覆い尽くし、『まぼろしキノコ』のパラドクスとなって堅甲獣を包み込んでいく。
「自慢の外皮も、これなら関係ないわ! 思う存分悶絶しなさい!」
『グロ……グロロロ、ロロロ!!』
僅かでも吸えば体内を侵し、幻惑や致死を齎す危険な煙。それを鼻面に浴びて、堅甲獣は苦悶の呻きを洩らし始めた。
たとえ強靭な体でも、五臓六腑の苦痛は防ぎようが無い――その見立てが奏功した手応えに、ラライはグッと拳を握る。滑り出しは上々、後は勝利を掴むのみ。その未来が遠からず現実となることを、彼女は信じて疑わない。
「……よし。そろそろ、交代の頃合いが来たみたいね」
視線を向けた先には、救援機動力で駆けて来る仲間たちの姿が見える。
そこに向かって大きく手を振りながら、ラライは弾けんばかりの笑顔で言った。
「さあ、ここからが勝負よ! 皆、行きましょう!」
砂上船を護り抜き、まだ見ぬ喜望峰へと向かう為。
バトンを託された仲間たちは心を一つに、堅甲獣へと立ち向かっていく。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【腐食】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
クィト・メリトモナカアイス
モナナナナナ!(いかくポーズ)
我の……じゃない、我らのかわいいサフィーナ・ミウを襲うふとどきな巨獣。
縄張りに入ったのはこっちな気はするけど、それはそれ。
しばき倒して目指せ喜望峰。
黄金猫拳打棒に火を灯す「北より至れ月冠す火」。
真っ赤に燃える肉球でアルムグロンに応戦しよう。
巨獣が暴れてサフィーナ・ミウに流れ弾が飛ぶのもよくないので、可能な限りサフィーナ・ミウから離れて食い止める。
突進してくるアルムグロンにお腹の方に潜り込み、べしんべしんと炎の肉球で殴りつけよう。
んむ、この形状。たぶんお腹は柔い系のやつ。
そしてー、んむ!こうなるとお腹は殴れぬ!
丸まっての転がりアタックに対しては受け止めようとせず左右に回避。
木や岩の陰に身を隠すことで転がり攻撃から逃れつつ接近、方向転換の時とか、丸まり状態が解除されたときを狙って顎を黄金猫拳打棒の肉球で殴り抜く。
これぞ肉球アッパー、とりゃー。
んむ。キングゴンドワナも気になるけれど。
エルドラードも気になるしゴンドワナも謎が多い。
この道行きもきっと大事。
月下部・小雪
ネコさんのお船、サフィーナ・ミウを守るために出撃です!
ゴンドワナの冒険を続けるためにも、ぜ、絶対に壊させません!
アルムグロンさんを挑発して、サフィーナ・ミウから遠ざけましょう。
こ、こっちに注目してもらえるように目の前でペンライトを振ったりして目立っちゃいます。
こっちを狙ってくる攻撃を直撃を喰らわないように「魔力障壁」で防御しならが引き離していきます。
じゅ、十分にサフィーナ・ミウから引き離せたら反撃開始、です。
アルムグロンさんはとっても頑丈そうな皮膚なので、う、内側にダメージを与える攻撃、です。
コダマが気合を入れてアルムグロンさんの体表を駆けあがって……必殺の【毛玉拳法奥義・モフ発勁】です!
か、体の内側からどかーんといっちゃって、ください。
ふぅ、取り巻きがいないおかげでスムーズに退治、できましたね。
なわばりの主がいなくなって、新しい巨獣さんがやってくる前にサフィーナ・ミウを移動させちゃいましょう!
※アドリブ連携大歓迎
イロハ・アプリルシェルツ
※連携&アドリブ歓迎
喜望峰への旅路もようやく目処が立って来たね。きっとコンキスタドールが跋扈してるんだろうけど、このアフリカの大地を奪還すべく頑張ろう。
そう言えば今回の巨獣はちょっと恐竜の鎧竜に似てるよね。無害ならば放ったまま観察したいけど、サフィーナ・ミウを縄張りを侵す敵だと判断してるからそうは行かないんだよね。
外見から判断すると頭部や背中等の外皮は丈夫そうだけど……お腹は比較的柔らかいんじゃないかな?でも普通に殴ろうとしてもイロハの手は届かない…よね(軽くジャンプして試し)。
そう言う時は地味な絵面になるんだけどさ、アルムグロンの足の蹴爪をひたすら【ヤコブの鉄拳】で殴り続けて、衝撃を外皮から浸透させて動けなくなるまでダメージを蓄積させるべし。
人間もそうだけどアレだけの巨体の体重が掛かる足が負傷すれば、まともに動けなくなってひっくり返る気がするんだよね。
注意するのは尻尾。射程も予想外にあるみたいだけど、アルムグロンの足に隠れる様に避けて動けば並みの巨獣の知性だし、絡まったりしないかな。
アンゼリカ・レンブラント
巨獣大陸の探索が再開されて7か月以上
繋いできた仲間の頑張りが報われる日は必ず来る
私も一助となるよ!
砂上船に迫るアルムグロンに攻撃を仕掛け、
意識をこちらに惹きつけようっ
攻撃タイミングは初撃からタイミングを合わせ痛打を与えよう
【パラドクス通信】も駆使してしっかり連携できるといいかな!
叩き込んだら反撃をしっかり盾で堪え、
足を止めずに狙いを分散させるよう
巨獣の周囲を周っていくよ
集中されなければきっと大丈夫!
攻撃の時は相手の甲羅の隙間や仲間の傷つけた箇所を抉り
相手の尻尾は障壁を押し込むように張り
直撃を避けて致命打を受けないように
パラドクス通信で相手が今狙っている対象や
傷付いている箇所等、有益なことは積極的に周知
そして巨大な相手を倒すに必要なのはガッツだよ!
常に友を鼓舞するような言葉を出し
光雷剣を叩き込んではダメージを重ねていこう
巨獣の動きが鈍くなったら今が攻め時!
友のラッシュに合わせ、
全力の《光輝雷神剣》で仕留めるのを狙うっ
私のありったけ、受け取れーっ!
さぁ、引き続きサフィーナ・ミウを進ませよう!
なだらかな山々に一面の荒野が広がる、キンバリー鉱山の大地。
その地で荒れ狂う堅甲獣を撃破すべく、駆けつけたのは新たな復讐者たちだった。
新たな船旅に発つ為にも、脅威の排除は避けて通れない。勝つのは復讐者か、それとも堅甲獣か――ゴンドワナの大地を舞台に、戦いは正念場を迎えようとしていた。
「ネ、ネコさんのお船、サフィーナ・ミウは無事ですね。一安心、です!」
戦場に駆け付けると同時、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は安堵に胸を撫で下ろした。
先行したラライの誘導が奏功し、堅甲獣は砂上船から引き剥がされた状態だ。巨獣は今や小雪たちを完全に敵と見做しており、多少のことでは狙いを変えそうにない。挑発用のペンライトを手に備えつつ、小雪はモーラット・コミュのコダマと共に胸を張って告げる。
「ゴンドワナの冒険を続けるためにも、ぜ、絶対にお船は壊させません!」
「もきゅ、もきゅー!」
言葉は通じずとも、そこに秘めた戦意を巨獣は鋭敏に察知したらしい。
小雪たちを睨みつけ、叩きつけるのは濃密な敵意に満ちた視線である。
『グロロロロロロ……!』
「完全にやる気満々、って感じだね。なら、降りかかる火の粉は払わないとね」
小雪の隣で拳を固めると、イロハ・アプリルシェルツ(神聖ならざる銀・g05555)は改めて敵の威容を見澄ました。
分厚い外皮で覆われた巨躯は、一見すれば恐竜の鎧竜にも似ている。様々な機能が隠されているであろう、巨獣の身体。それを観察する時間が割けないことは、少々残念であった。
「おや? これは……」
イロハの手元に通信機が現れたのは、丁度その時だった。
仲間の誰かが、パラドクス通信を発動したのだろう。
綿密な連携を取れれば、巨獣との戦いも有利になる。仲間の支援に感謝しつつ、イロハは通信機を手に取った。
「こちらイロハ。通信機をありがとう、よろしく頼むよ」
「こっちこそ。喜望峰目指して頑張って行こうっ!」
イロハに返事を返し、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は笑顔で言った。
彼女が発動したパラドクス通信は、既に仲間全員の手元に行き渡っている。巨獣が意識を復讐者へと向けている今、後は攻撃を仕掛けるのみ。戦場の様子を一瞥し、アンゼリカは3人の仲間たちへ連絡を送る。
「巨獣大陸の探索が再開されて7か月以上……終着点に向けて、私も一助となるよ!」
「とても心強いよ。喜望峰まできっちり辿り着いてみせよう」
「た、楽しみです。その為にも、負けられません!」
通信機で言葉を交わしながら、4人は戦闘準備を整えて行く。
距離を開けつつ二手に分かれ、左右から巨獣を挟撃する――それが今回の方針だった。左側にはイロハと小雪、右側にはアンゼリカとクィト・メリトモナカアイス(モナカアイスに愛されし守護者・g00885)。相互の連携において、通信機は欠かせない相棒だった。
やがて準備が整うと、更なる戦いの気配を察知した堅甲獣の口から、いきり立った唸りが轟く。
『グロロロロロ!!』
「モナナナナナー!」
そんな敵を前に一歩も譲ること無く、クィトは威嚇のポーズで返した。
「我の……じゃない、我らのかわいいサフィーナ・ミウを襲うふとどきな巨獣。覚悟すべし」
手には得物の『黄金猫拳打棒』を構え、いつでも攻撃を開始できる状態だ。縄張りに踏み込んだのが復讐者であることは承知しているが、戦いが不可避ならば躊躇う理由は無い。
「しばき倒して目指せ喜望峰。ゆくぞー」
クィトの言葉に頷いて、復讐者たちが一斉に駆けて行く。
堅甲獣を撃破し、その先に待つ喜望峰へと辿り着く為に――。
4人の復讐者が息を合わせ、頑健なる巨獣との戦闘を開始する。
それを迎え撃つのは、砲撃にも似た轟音だ。ドン、ドンと大地に叩きつけた巨大な尾を、堅甲獣が咆哮と共に薙ぎ払う。その猛攻は荒地の固い地面を容易く削りながら、天災さながらイロハに牙を剥いた。
『グロロロロロロロ!!』
「さっそく来たね。けれど、負けはしないよ」
鈍重な見た目とは裏腹に、尾の動きは鞭のようにしなやかだった。尻尾の先端部が繰り出す衝撃を果敢に凌いで、しかしイロハの突進は衰えない。彼女の五体は試練を乗り越える為、鍛錬を欠かしておらず――傷こそ受けれども、この程度で足が止まることなど絶無だ。
「接近は問題なさそうだね。となれば、どこを殴るかだけど……」
そう呟きつつ腹部に目を向けるも、手が届かないことは一目瞭然。
軽くジャンプして高さを確認すれば、その確信は一層不動のものとなった。逆説連鎖戦の力で接近する手段も無くは無いが、戦場には頼もしい仲間たちがいる。ここは一つ、連携攻撃に協力するとしよう――そうイロハは判断し、敵の蹴爪に視線を向けた。
「始めよう。小雪君、先に仕掛けるよ!」
「了解、です!」
イロハの後方をコダマと一緒に駆ける小雪が、即座に合図を返した。
堅甲獣が絶え間なく振るう尻尾の猛攻を、魔力障壁を頼りに凌ぎつつ、彼女は先程からペンライトを駆使した挑発を巨獣に浴びせていた。万一にも堅甲獣を砂上船に向かわせない為の保険と、狙いをイロハから逸らす、二つの意図を秘めた行動である。
「こ、こっちです!」
「もきゅー!」
『グロロロロロ!!』
果たして、眼前で輝くペンライトに巨獣が苛立ちの咆哮を上げた次の矢先。
『ヤコブの鉄拳』を発動したイロハの攻撃が、息を合わせるように堅甲獣へと襲い掛かった。
「聖なるかな。慈しみ深く力ある、三つにいまして一つなる、三位一体の神を礼拝します」
魂に満ちる衝動と信仰が、パラドクスの光を帯びてイロハの拳に宿る。
彼女が鍛え上げた拳は、それ単体でも武器と同様の威力を誇る代物だ。それを包む聖なる力の波動が、ダメージアップの効果で更なる威力を齎し、拳と共に堅甲獣の爪めがけて振り下ろされる。
「ええいっ!」
『グロロ……!』
巨大な岩を殴ったような硬い手応えと共に、拳の衝撃が堅甲獣の全身を揺さぶった。
強烈な一撃に呻き声を洩らす堅甲獣。そこへイロハが更なる追撃を浴びせ続ける中、反対側から挟み込むように迫るのはアンゼリカとクィトだ。
「敵は、狙いを分散させているようだね。チャンスだ、一気に行こうっ!」
「んむ、お腹を殴るのは難しそう。でーはー……ゆくべし!」
黄金猫拳打棒に火を灯し、渾身の殴打をクィトが繰り出した。
灼熱の肉球がスタンプさながら、黒い焦げ跡を巨獣の巨体に刻む。クィトが浴びせる殴打に続き、光と雷を宿した大剣の斬撃をアンゼリカが振るう。尻尾の猛反撃を掻い潜り、クィトが刻んだ傷跡を抉り、巨獣を打ち据える雷の衝撃が高らかに戦場に木霊する。
一人一人は小さなものに過ぎない力。それを合わせて巨獣を妥当せんと、アンゼリカは続けて鼓舞の声を響かせた。
「巨大な相手を倒すに必要なのはガッツだよ! 皆、頑張ろう!」
「頑張りましょう! えいえいおー、です!」
「ここで立ち止まる訳にはいかない。この戦い、勝たせて貰うよ」
「んむんむ、よき感じで負傷も蓄積してる感じ。このまま畳み掛けるべし」
勝利を誓う心を一つに、復讐者たちの戦いは尚も続く。
パラドクスを帯びた猛攻は巨獣の堅い守りを貫いて、その身に着実にダメージを蓄積させていった。
挟撃し、注意を分散させ、攻撃を重ね。
逆説連鎖戦の開始から数分、復讐者の攻撃に晒された堅甲獣の唸り声に、次第に苦悶の色が混じり始めた。
『ググ……グロロロ……!』
このままでは敗北する――乏しい知能なりに、彼はそう判断したらしい。
だが縄張りを収める巨獣として、ここで敗北することなど許されない。跳ね上がるように跳躍すると同時、巨体を丸めた堅甲獣は更なる抵抗を見せた。その体躯を巨大なタイヤのごとく回転させ、復讐者を押し返さんと暴れ始めたのだ。狙いを定めたのは、黄金猫拳打棒を振るうクィトである。
『グロロロロロ!!!』
「んむ、最後まで戦うその意気やよし。けれどー……!」
あの体当たりを真面に受けては、流石に一たまりも無い。突進して来る巨体を前に、クィトは応戦の構えを取った。
大地を削りながら迫る回転突撃。即座にクィトは身を切って紙一重で直撃を回避する。突進の衝撃で多少のダメージこそ受けたが、軽微だ。
そして――クィトを仕留め損ね、堅甲獣が回転体勢を解除した次の刹那、
『グロロ
……!?』
彼の見下ろす眼前、巨大な顎の真下にクィトがいた。
『北より至れ月冠す火』の発動と同時、逆説連鎖戦の効果で瞬時に肉薄を果たした彼女の手中には、全力で振りかぶった黄金猫拳打棒。その可愛らしい肉球が今、パラドクスの力で灼熱の炎を帯びて、渾身の力と共に振り上げられる。無防備に晒された、硬甲獣の顎めがけて――!
「これぞ肉球アッパー、とりゃー」
ブンと唸る音と共に、猫拳打棒が堅い手応えを捉える。
ダメージアップで増幅した怒りを滾らせ、全力でそれを振り抜くクィト。次の瞬間、木霊する絶叫と共に、堅甲獣の巨体が勢い良くのけ反った。
『グロロロロロロロロロロロロォー!!』
一際激しい地響きを轟かせ、堅甲獣が悶絶する。
今こそ決着の時。それを察知した復讐者たちは、一気呵成に攻撃を仕掛けていった。
「んむ、あと一息。ゆくぞー」
通信機から届いたクィトの声を合図に、堅甲獣へ復讐者たちが肉薄する。
左右から挟撃を仕掛ける形でパラドクスを発動する、アンゼリカと小雪だ。
先攻して猛攻を浴びせるイロハに続くように、二人は一気に加速。深手を負った巨獣に今こそとどめを刺すべく、その力を解放していく。
「さあ、今だよ。アンゼリカ君、小雪君、任せた!」
「空を翔る雷よ、闇を払いし光よ、剣に宿りて悪しきものを切り裂く一撃をっ!」
「思い切り行っちゃって下さい、コダマ!」
ダメージを蓄積させ、活路を切り開き、そして見出した勝利の道。
そこを真っ直ぐに駆け抜けるように、アンゼリカの掲げた大剣が一層激しい光と雷を宿した。勇気を胸に発動するのは、『光輝雷神剣』のパラドクス――それが今、落雷のごとき威力を帯びて振り下ろされる。満身創痍となった堅甲獣、その脳天を狙いすまして。
「私のありったけ、受け取れーっ!」
『グロロロロロ
……!!』
ドォン、と激しい衝撃が戦場を席巻する。
アンゼリカが叩きつけた一撃は、堅甲獣の眉間を派手に断ち割って、その頭蓋に収まる臓器を雷で焼き切った。
致命傷を浴びて、ぐらりと体勢を崩す巨獣。尚も執念で踏み止まった彼は、溢れんばかりの攻撃本能を振り絞り、尻尾の一撃を振るおうとして――。
そこで、終わりだった。
「毛玉拳法奥義・モフ発勁です! コダマの相手は爆発四散、です!」
「もきゅー!」
巨獣の体表を駆けあがり、コダマが分厚い外皮にちょんと触れる。
次の瞬間、小雪の発動した『毛玉拳法奥義・モフ発勁』で毛玉拳法を習得したコダマの一撃は、小さな掌を介して膨大なモフモフオーラを巨獣の体内に送り込み、
『グロロロロロロロロオォーッ!!』
「しょ、勝利、です!」
体内を破壊するパラドクスの力に耐え切れず、堅甲獣は爆発四散。
真っ赤な爆炎を背にポーズを決める小雪の腕に、落下して来たコダマがすっぽりと収まった。
かくして戦闘を勝利に導くと、復讐者たちは砂上船に足を向けた。
幸い、周囲に巨獣の気配は感じ取れない。新たな個体が現れる前に出発の準備を整えるべく、小雪は足を弾ませながら船へと向かって行く。
「ふぅ、スムーズに退治、できましたね。今のうちに、サフィーナ・ミウを移動させちゃいましょう!」
「そうだね。目的地まで後少し……頑張って行こう」
小雪の後を追いかけながら、イロハはふと南西の方角に視線を向けた。
今回の探索が完了すれば、いよいよ喜望峰の到着は目前となる。その先に待つ存在が何なのか、判明する日もそう遠くは無いだろう。
「順当に考えればアビスローバー勢力が跋扈してそうだけど……やっぱり、気になるね」
「んむ、エルドラードも気になるしゴンドワナも謎が多い」
イロハに頷きを返しつつ、クィトもまた船へと歩き出す。
断片の王との決戦に向けた作戦も開始され、戦いは巨獣大陸ゴンドワナの奪還を見据えて動き出しつつある。願わくば、その先に待つのが復讐者の勝利であることを祈りながら、彼女はイロハたちと共に戦場を後にした。
「この道行きもきっと大事。というわーけーでー……いざ探索開始ー!」
「そうだね。頑張ろう、アフリカの大地を奪還する為に」
黄金の光を湛える砂上船に、復讐者たちが乗り込んでいく。
かくして――喜望峰を目指す次なる船旅が今ふたたび、ここに始まろうとしていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【建造物分解】LV2が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
アンゼリカ・レンブラント
かたーい堅甲獣も復讐者の連携で無事突破だね
よーし、巨獣を片付けたから
いざサフィーナ・ミウ、出発しんこー♪
しかしゴンドワナの広大な大地も色々気になるよね
寄りたい所も多いけど最短距離を行こう!
人類史ではカンゴー鍾乳洞があるのかな?
タイムロスしないなら寄りたいね!
コダマ船長の合図で出発進行だよ!
一直線に駆けて300㎞ほど移動かな。
【完全視界】を駆使し迫る巨獣がいないかどうか
何か障害になるものがないかなど【パラドクス通信】も駆使し
仲間同士連絡を取りしっかり物見を行うよ
基本最短を動くけれど
巨獣が群れてそうな地点や遠くに巨獣を確認できるなら
やり過ごしてから先へ進もう
まずは、目的地に行くのが大事っ
疲れないよう交代で休みを取ってだね
景色を楽しむ余裕はあるといいかな
ゴーゴー、サウス!
移動が終わる頃には喜望峰から600㎞くらいか
まだアビスローバーらしき影はないかな、どうだろう
あと2回、ここまで積み上げてきた皆だもの
必ずたどり着けるよって力強く拳をあげてから
サフィーナ・ミウ。そこまで宜しくねってひと撫でするね
月下部・小雪
いつも通り、チェックリストでサフィーナ・ミウの点検をしたら今回のルートを決定しましょう!
残りの道程もあと少しです。
あまり寄り道はできないですが、せ、せっかくなので寄れそうなところには行きたいですね。
最終人類史の地図を確認してみましたが、ここから600kmほどの場所にカンゴー鍾乳洞という大きな鍾乳洞があるみたいです。
割と近年にできたみたいなのでゴンドワナにはないかもしれませんが……少し寄ってみませんか?
みんなと相談してルートが決まったら喜望峰を目指して、出発進行、です!
コダマ船長の合図でサフィーナ・ミウを進めていきます。
無事に今回の冒険が終えれたらサフィーナ・ミウにお疲れ様ですとあいさつをして帰還しましょう。
サフィーナ・ミウとの冒険もあと少しですね、とちょっとしんみりしちゃいます。
※アドリブ連携大歓迎
イロハ・アプリルシェルツ
※連携&アドリブ歓迎
進路:カンゴー鍾乳洞経由喜望峰
第三次巨獣大陸調査も終盤になると段取りも良くなってくるね。
チェックリストに従いサフィーナ・ミウの点検をしたら喜望峰への冒険を再開しようか?
現在地点はキンバリーだから小雪君が提案したカンゴー鍾乳洞にも寄れそうかな。
件の鍾乳洞が発見されたのはそれ程昔ではないけど
先カンブリア時代の地層からなる鍾乳洞だから寄ってみる価値はあるかもね。
道中は姿が見える巨獣は刺激しない様に出来るだけ距離を取って先へ進もう。
近付いて来られたらサフィーナ・ミウのスピードを出して振り切れば良さそうだね。
そろそろ気を付けないとなのはアビスローパーの拠点かな。
エゼキエル残党の大天使やアークデーモンが合流していて尖兵になってる可能性もあるから
甲板で【完全視界】を使いつつ、空や遠方への警戒は怠らないようにしないと。
大詰めのキングゴンドワナへの決戦準備中に、他ディヴジョン勢力から横槍を入れられないようにしないとだしね。
赤茶けた大地が一面に広がる、キンバリー鉱山の一帯。
縄張りの主である堅甲獣の襲撃を退けた復讐者たちは、喜望峰を目指す旅を再開すべく、巨大砂上船サフィーナ・ミウの出発準備を進めていった。
「よーし! いよいよ船出の時だね!」
危機の去った安堵を胸に、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)の弾む声が操舵室に響く。
率先して仲間たちを鼓舞する彼女が醸す明るいオーラは、戦場の外でも変わらない。そのおかげもあって、船内の空気はいっそう賑やかだ。
今回探索を行う復讐者は、総勢3名。出航準備は、既に最終調整の段階に入っていた。
「船内に異常なし、です!」
自前の点検項目を手にそう告げるのは、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)だ。
出発前に行う船内の点検を、彼女は毎回欠かさない。人手と時間が限られる状況のため、点検可能な範囲には限りがあるが、出来る範囲で状況を把握しておくことは大切だ。幸い、巨獣の襲撃を無傷で乗り切ったこともあり、航行に支障が出る異変は発見されなかった。
「いい感じ、です。このペースで行きたい、ですね!」
「うんうん、それじゃあ冒険再開だね。まずは、行先を決めるとしようか」
小雪と共に点検を完了したイロハ・アプリルシェルツ(神聖ならざる銀・g05555)が、操舵室の机に地図を広げる。
砂上船の次なる目的地を決めるべく顔を突き合わせながら、三人の復讐者たちは航行ルートの選定に移るのだった。
復讐者たちの現在地点は、最終人類史で言う南アフリカ共和国の中央付近だ。
目的地の喜望峰までは約900㎞程。今回の探索で南側の方角に進めば、もう海は目の前だ。期待に胸を弾ませながら、小雪は現在地のマーカーを差した指を南の方角へと移動させる。
「次の目的地は……600㎞ほど進んだ先に、カンゴー鍾乳洞というスポットがあるみたい、です!」
「カンゴー鍾乳洞か。成程、面白そうだね」
小雪の言葉に、イロハが頷きを返した。
カンゴー鍾乳洞は南アフリカの西ケープ州にある巨大な鍾乳洞だ。現地の住民によって18世紀に発見され、最終人類史では観光地としても名高い。地層はゴンドワナより古い先カンブリア時代のもので構成されており、その幽玄な景色は正に絶景だと言う。
「出来たのは1千万年くらい前みたいなので、ゴンドワナには無いかもしれませんが……す、少し寄ってみませんか?」
「そうだね。経路的にも殆どロスは無さそうだし、寄ってみよう!」
「寄る価値はあるかもね。イロハも賛成だよ」
残りの道程も後少し、折角なので気になる場所には行ってみたいという小雪の提案に、仲間たちも頷きを返す。そうして意見がまとまると、今回の探索で進む経路をイロハは整理していった。
「進路は南南西、移動距離300㎞……となると、目標地点はリッチモンドかな」
「ええと……南アフリカ共和国の北ケープ州にある都市、ですね」
「そう。次回以降の探索でそこを南下すれば、カンゴー鍾乳洞や喜望峰がある西ケープ州に入れる筈だ」
地図を見つめて呟く小雪に、イロハが頷く。
そうして異論なく行先が決まれば、後は出発するのみだ。最初に舵を取るのはイロハで、警戒は小雪とアンゼリカが担当する。操船と警戒の役割は、道中で適宜交代しながら目的地を目指す――それが今回の方針だった。やがて全員が持ち場につくと、船長席に飛び乗ったコダマを小雪が笑顔で振り返る。
「コダマ船長! 合図をお願い、します!」
「もきゅ! もっきゅー!」
「頼もしいね、コダマ君。それじゃ、皆――」
「「「出発、進行ー!」」」
コダマの声に応じ、三人の声が唱和する。
かくしてリッチモンドの地を目指し、復讐者たちを乗せた砂上船はゆっくりと荒野を進み始めた。
進路は南南西、移動ルートは直線。
三人の方針に沿って動き出した砂上船が、キンバリー鉱山を南下しながら進んでいく。
周囲に広がる景色は、いまだ一面の赤い荒野だ。強烈な日差しが照り付ける不毛の大地を、見たことのない恐竜や動物が群れを成して通り過ぎる。最終人類史では決して見ることの無い自然の光景に、船上から完全視界を駆使するアンゼリカは驚きの声を上げた。
「凄い景色だね。何だか地球とは別の惑星みたい……!」
「色んな意味で個性的なディヴィジョンだからね、ゴンドワナは。何度見ても飽きることが無いよ」
操舵室で舵を取りながら、イロハが手元の通信機で言葉を返す。
砂上船の出発から数十分、船旅はトラブルもなく進んでいた。船上ではアンゼリカと小雪が油断なく警戒を行い、障害物や怪しい影があればすぐにでもパラドクス通信で連絡を行える状態だ。操船を行うイロハも緊急時に備え、いつでも加減速や進路変更を行える態勢を整えてある。
「カンゴー鍾乳洞か……最終人類史だと、周囲はどんな場所なんだろうね」
「ええと、鍾乳洞は山の中にあって……近くにはオーツホーンという町があるみたいです」
景色の変わらない荒野を進みながら、ふと目的地の話題を呟くイロハ。そんな彼女に言葉を返したのは、アンゼリカと共に警戒を行う小雪だった。
「それから、オーツホーンは、ダチョウさんの町としても有名みたい、です!」
「ダチョウか。巨獣にも似た姿の個体がいたけど……おや?」
会話の間も注視していたモニターの映像に、イロハが変化を見て取ったのはその時だった。
一面に広がる赤い荒野の先、地平線の彼方に微かな緑が見て取れる。どうやら、荒地の終点に到達しつつあるようだ。
「こちらイロハ。前方に緑が見えないかな?」
「アンゼリカだよ。船上からも確認できる、間違いなさそう!」
「こ、このまま、進んでみましょう!」
かくして復讐者たちは、新たな地へ足を踏み入れる。
目的地のリッチモンドまで、丁度半分の距離にさしかかった頃のことだった。
復讐者たちを乗せた砂上船が程なくして到達したのは、一面の草原が広がる土地だった。
青空の下、青々とした草の絨毯がどこまでも広がる。むせ返るような緑の香りが漂う中、彼方には草食獣の群れが駆ける姿が見えた。キンバリー周辺とは違い、この一帯は多くの動物が棲息する場所のようだ。新鮮な空気を目一杯吸い込んで、アンゼリカは気合を入れ直す。
「リッチモンドまでもう少しだね。警戒、今まで以上に頑張らないとっ」
「海までは400㎞くらいか……アビスローバーやエゼキエル勢力も気がかりだね」
「最後まで油断禁物、です。小休止したら出発、しましょう!」
そうして暫しの休憩を挟んだ後、三人は砂上船での探索を再開する。
操船は小雪と交代し、イロハはアンゼリカと共に船上で監視を担当していた。巨獣の監視をアンゼリカに託し、イロハが注視するのは空である。大空洞に生息する個体を除いて飛行能力を持たない巨獣と違い、大天使やアークデーモンは自由に飛行することが可能だからだ。
遭遇の可能性は低いだろうが、万一と言うこともある。油断を排しつつ、復讐者たちは南を目指して更に進み続けた。
「キングゴンドワナへの強襲決戦も順調に進んでいるし、変な横槍は入れられたくないからね」
「うん。十分に注意して行こうっ」
通信機で言葉を交わしつつ、改めて気を引き締めるイロハとアンゼリカ。
草原では野生動物の群れが気ままに草を食み、時折、肉食と思しき恐竜たちが獲物を追い立てていた。雲一つない晴天がどこまでも広がる空には未だ怪しい影は無く、時折、大型の虫や鳥が翼を広げて飛ぶ光景が見える程度だ。クロノヴェーダの姿が見えないことに安堵を覚えつつ、アンゼリカは通信を送る。
「今のところ、敵は見えないね。そっちはどう?」
「イロハの方も問題ないよ。アビスローバーやエゼキエル勢力との遭遇も、どうやら杞憂に終わってくれそうだね」
「操舵室からも、異変は見えません。リッチモンドまでもう少しです、このまま何事もないと良い、ですね!」
イロハと小雪の連絡に、アンゼリカはほっと安堵を洩らした。
過去に得られた情報から推測する限りでは、アビスローバーは半年ほど前には喜望峰に到達している状況だ。となれば、海岸付近は彼らの活動拠点が設けられていても不思議では無い。果たして、南に進んだ先に何があるのか――地平線の彼方を見澄まして、彼女は弾けるような声で叫ぶ。
「ゴーゴー、サウス!」
南の地で待ち受けるであろう、未知なる冒険。
そこで始まる新たな日々に、アンゼリカは静かに胸を躍らせた。
砂上船がリッチモンドに到達したのは、それから程なくのことだった。
船を降りて、帰還の支度をする三人の復讐者たち。その周囲には、緑豊かな草原が見渡す限りに広がっている。このまま南に進めば、喜望峰はもう目の前だ。
「お、お疲れ様、です。今回もとっても、助かりました!」
小雪はコダマを抱きかかえ、旅路を共にした船に挨拶を送った。
ゴンドワナの北から出発した砂上船の旅も、いよいよ終わりが近い。今までの日々を思い返しながら、小雪は旅の終わりを惜しむように小さく肩を落とす。
「サフィーナ・ミウさんとの冒険もあと少し、ですね。……ちょっとだけ、寂しいです」
「そうだね。よくここまで来たものだよ……最後まで頑張って行こう」
「ここまで積み上げてきた皆だもの。必ずたどり着けるよ!」
感慨深い面持ちで、頷きを返すイロハ。
そこへアンゼリカはグッと拳を突き上げると、砂上船の下へと歩み寄った。目的地は目前だが、旅はまだ終わった訳では無い。最後の目的地に到達するまで、彼女たちの戦いは終わらないのだ。
「……サフィーナ・ミウ、そこまで宜しくね」
そうして三人の復讐者たちは、最終人類史へ帰還していく。
いずれ再び来るであろう探索の先、喜望峰の土を踏みしめる決意を抱いて。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV2が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!