リプレイ
柳田・太郎
アドリブ、絡み大歓迎!
「いいですねぇ温泉」
ちょっとした軽食と手酌用の酒瓶を装備にぶらっと探索。
色んな温泉を楽しみたいんで立ち呑み気分で浸かっていきますよ。
途中の景色も楽しめるなんて楽しいじゃありませんか。
とろっとしたお湯を楽しんだ後はぷるんと葛餅。
熱めのお湯なら酒も温泉で温めてぬる燗で。
温泉でつまみも酒も変えてみるのもオツなもんでしょ。
巨獣が襲ってきたりしたら…そうですねぇ
狐になって逃げるか他の皆様にお任せしますか。
こちとらヨボヨボのお爺ちゃんですからねぇ
労わってもらいましょ
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
温泉かぁ……
日頃の疲れを癒やすのにいいかな?
美肌効果とか疲労回復とかの温泉があればそれに入りたい気分ね……
【アイテムポケット】でおつまみやちょっとした苺系のお酒や温泉の効能をメモするための防水加工されたメモとペンを持ち込みつつゴンドワナの景色を見ながら見つけた温泉に入ってみる
効能等を念の為メモに残しつつ襲ってくる巨獣がいないかも警戒しておく
温泉に入る際は念の為水着を着ておく。
襲ってくる巨獣がいたら直ぐ様戦闘態勢へ
折角温泉楽しんでいるというのに邪魔してきたら許さないんだから!!!
温泉巡りを邪魔した罪は重いってことを分からせてあげないとだよね?
薬袋・透
我々丸(g03156)と
関係:夫
呼称:ががさん
赤いハイビスカスの水着着用(2023水着コンテスト参照)
夫婦水入らずでのんびり温泉
呑むならお酌するわよ
ついでに僕も一杯ご相伴に
月見酒ならぬ岩見酒、てのかしら?
こういうの風流よね、憧れるのも分かる気がするわ
地下空洞、っていうから暗いのかなと思ってたけど発光する動植物のおかげで意外と明るいし
むしろムードが出ていい感じかも?
そういやここの泉質美肌効果があるんだって
心なしかお肌つるすべになった気がするわね
どう?
さっそく効果出てないかしら?
ががさんのお肌もすべすべでずっと触ってたくなるわ
イケメン度が五割増しね
のぼせないように気をつけつつ温泉でしばらくいちゃつく
赤峰・我々丸
大空洞秘湯巡り
透(g02087)と
関係:妻
呼称:透
赤いトランクスタイプの水着着用(2022水着コンテスト参照)
師匠との旅暮らしの中で珍しい景色は色々見てきたが、
光る洞窟ってのは初めて見た。
世界は広いもんだな。
夫婦水入らずでのんびり温泉
湯にお盆を浮かべて、妻にお酌をしてもらう。
一度はやってみたかったんだよな、こういうの。
心なしかいつもより美味に感じるぜ。
後は普段よりさらに肌艶が綺麗になった透と
互いに触りあっこしたりしていちゃいちゃ過ごす。
透の肌が素晴らしいのは言うに及ばずだが、
どうよ、俺のすべすべも中々だろう?
御守・樹
戦争も終わったし一息つきたいところ、ちょうどいいタイミングだ。
ゆっくり疲れる場所を探して湯につかろう。一応水着着て、だけど。
少しでも巨獣に見つかりにくそうな物陰で、いかにも岩風呂といった馴染みある場所で、アクアスライムのわらびは浅い所に漬ける。
浅くっても十分あったかい湯が流れてくから冷めないだろう。
わらびはすぐ馴染んであったかくなってきたようで…いや溶け始めるの早いだろ。
まぁでもスライムだし溺れるとかの心配はなさそうだし…そのままで大丈夫か。
俺はゆっくり手足伸ばして(それほど長いわけでないが)湯につかろう。
行ってみれば未開の地とはいえ、湯があれば入ろうと思えるのは日本人だからか。
あったまったら湯からいったん出て、緩み切ったわらびを横目で見ながら足首のストレッチ。
戦いづくめだったせいか最近右足首に違和感あったんだよ。
階段とかの段差降りるときに不意に力が抜けるような感じが一瞬するものだから、たぶん疲れが溜まってるんだと思う。
ほどほどにほぐしたらまた湯に入ってあったまろう。
湿った足場で転ばないように注意しながら、柳田・太郎(妖狐の吟遊詩人・g00636)はぶらっと歩いていた。
「いいですねぇ温泉」
浴衣に羽織姿が、実に貫禄ある。
川を分断する三角州の手前側の流れにちょっとした淀みをみつけた。そこから湯気がたっている。
「色んな温泉を楽しみたいんでね。立ち呑み気分で浸かっていきますよ」
湯加減を確かめてから手早く帯を解き、淀みにはいる。
「ぬるくはないが、狭いですな。アタシ専用の風呂と言えば、それもよし」
荷物から、手酌用の酒瓶をとった。
「これもアタシ専用。おつまみは定番、枝豆で」
川の向こう岸は、うっそうとしたジャングルとなっており、太郎は視界に入るものすべてを独り占めだ。
ぐいっとおちょこでやったあと、また次の湯を探して三角州をあとにした。
やがて、絶壁から流れ落ちる長い滝へと行き当る。滝つぼの脇からはまた湯気が。
「あ、熱い。こんな場所なのに」
入りながら、酒を温泉で温める。
滝を見上げながら、ぬる燗だ。
谷あいに沿ってきたので、もっと高いところを目指した。本当の温泉街ではないので、道や階段が整備されているわけではないが、岩山のひとつやふたつ、ディアボロスにとっては敷石が並んでいるようなものだ。
すると、さきほどの滝を、山の中腹から眺められる場所があった。
「途中の景色も楽しめるなんていいじゃないですか」
さらに登れば、今度はとろっとした泉質の湯が見つかる。
「では、ぷるんと葛餅といこうか。きな粉と黒蜜もありましたな。温泉に合わせて、つまみも酒も変えてみるのもオツなもんでしょ」
『わらび』は、餅のことではない。
御守・樹(行雲流水の珪化木・g05753)のサーヴァントの名である。
「戦争も終わったし一息つきたいところ、ちょうどいいタイミングだ」
アクアスライムといっしょに、ゆっくり浸かれる湯を探してきたのだった。太郎とは違って、少しでも巨獣に見つかりにくそうな物陰がよかったので、いかにも岩風呂といった場所になる。
はおったものを脱ぐとトランクス型の水着だけになった。
「十分いい湯が流れてくる」
わらびを浅いところに、入れてやった。
すぐに馴染んであったかくなってきたようで、もともと薄い色がさらに餅みたいに。
「……いや溶け始めるの早いだろ。まぁでもスライムだし溺れるとかの心配はなさそうだし……そのままで大丈夫か」
天然の岩場は、底が平らではない。
樹は、身体の位置が良い感じになるまであれこれ試す。
「ふいーっ。行ってみれば未開の地とはいえ、湯があれば入ろうと思えるのは日本人だからか」
ようやく落ち着くと、ゆっくりと手足を伸ばした。
耳をすませても、巨獣の吠え声などは聞こえない。本当は自然の環境音が途切れなく続いていても、なんだか静かに感じた。
いったん湯から出ると、足首のストレッチをはじめる。
「戦いづくめだったせいか最近右足首に違和感あったんだよ。階段とかの段差降りるときに不意に力が抜けるような感じが一瞬するものだから、たぶん疲れが溜まってるんだと思う」
横目で見ると、わらびはすっかり緩み切っていた。
ほどほどにほぐしたら、また湯に入ってあったまる。
薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)と赤峰・我々丸(鉄火拳の継承者・g03156)の夫婦は、ジャングルのなかにぽっかりと開けた場所で、水入らずでのんびり温泉を楽しんでいた。
「地下空洞、っていうから暗いのかなと思ってたけど、発光する植物のおかげで意外と明るいし、むしろムードが出ていい感じかも。ががさん?」
「おう、透。師匠との旅暮らしの中で珍しい景色は色々見てきたが、光る洞窟ってのは初めて見た。世界は広いもんだな」
雲まで浮かんだ大空洞の天蓋を見上げる。
我々丸のトランクスタイプの水着には、彼の鉄火拳を模式化したのか、炎がデザインされている。
赤いハイビスカスのビキニは、可愛いフリルで透の美脚を際立たせていた。
ふたりのあいだにはお盆が浮かんでおり、とっくりとおちょこがのっている。
「呑むならお酌するわよ」
透がお盆を自分のほうへと寄せた。
「一度はやってみたかったんだよな、こういうの」
我々丸はおちょこを受け取り、なみなみとついでもらった。
「ついでに僕もご相伴に」
「あいよ」
いっしょに杯を空けると、ほうと息をついた。
「心なしかいつもより美味に感じるぜ」
「月見酒ならぬ岩見酒、てのかしら? こういうの風流よね、憧れるのも分かる気がするわ」
透たち以外にも秘湯巡りや洞窟冒険に来ているディアボロスはいるものの、ジャングルの巨大な樹々が目隠しになっているのか、そばには見当たらなかった。
「そういやここの泉質美肌効果があるんだって」
「んん? 温泉案内じゃあるまいし、どこでそんなことを?」
我々丸は聞き返しつつ、妻の肌を眺める。
「メモ帳に一生懸命、記録をとってる人がいてね。本当だったみたい。心なしかお肌つるすべになった気がするわね。どう? さっそく効果出てないかしら?」
「それは実際に試さないと……」
お盆の上におちょこを戻した手が、お互いに。
「普段よりさらに肌艶が綺麗になった。透の肌が素晴らしいのは言うに及ばずだが、どうよ、俺のすべすべも中々だろう?」
「うん。ががさんのお肌もすべすべでずっと触ってたくなるわ。イケメン度が五割増しね」
のぼせないように気をつけつつ、ふたりはさらに親密に。
目隠しもあるし、ちゃんと水着もつけているし。
桜・姫恋(苺姫・g03043)はメモのページをくっている。ちゃんと防水加工されていて、ペンも専用だ。
「温泉かぁ……日頃の疲れを癒やすのにいいかな? 美肌効果とか疲労回復とかの温泉があればそれに入りたい気分ね……」
などと、ぼんやり考えながら大空洞までやってきたが、次から次へと見つかる温泉に、効能を記録するだけでも楽しくなってしまった。
いまは、崖から落ちる滝を、さらに見下ろせるような高さにある湯に入ろうとしていた。
苺柄の浴衣を脱ぐと、なかはホルターネックの青い水着。
そして、反対側の岩山を登ってきた太郎も、そこで浴衣の帯をとく。
「姫恋ちゃんも、いけるくちかね?」
「もちろんよ! ほら」
『アイテムポケット』は、もはや小さな入れ物とは言い難く、姫恋が持ち込んだ酒類やおつまみはなかなか凝っていた。
「苺のリキュールなの。ソーダ割りでも、言ってくれればカクテルにもできるわ」
「そいつぁおみそれしました」
太郎もお酒とつまみを出して、ふたりで交換しながら湯につかる。
滝もすごいが、この高さからみる大空洞内も素晴らしかった。
「甘いものは?」
「好きですよ。おっと、葛餅があったけど、さっきね」
かわりに、ちゃんと保冷してもってきた刺身を皿に載せる太郎。
姫恋は、イチゴ饅頭巻きをわけた。苺が中に入った白饅頭を海苔で巻き付けたものである。
「ほほう。この海苔がなにか特別なようだ」
「そうなの。ノリがよくなる海苔」
だいぶ、出来上がっている感じだが、姫恋は異変にすぐ気がつく。
「太郎! あの飛んでいるの、オブニラッドじゃない?」
最古のコウモリの一つ、オニコニクテリス型巨獣が、滝のほうから上昇してくる。
数は多くない。比較的おとなしい『流血蝙蝠オブニラッド』だが、その飛翔に反応してアルマジロとアンキロサウルスを掛け合わせたような外観と生態を持つ巨獣、『堅甲獣アルムグロン』が岩山を登って来てしまった。
このアヴァタール級は、野性的で警戒心も強いときく。
「折角温泉楽しんでいるというのに邪魔しにきて許さないんだから!!!」
湯からあがり、姫恋は直ぐ様戦闘態勢をとる。
「……そうですねぇ。こちとらヨボヨボのお爺ちゃんですからねぇ。労わってもらいましょ」
太郎は『狐変身』を使うと、酒瓶だけ背負った狐になる。
「うん、逃げていて。私は……温泉巡りを邪魔した罪は重いってことを分からせてあげないとだよね?」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
御守・樹
着替えする時間もくれないのか。わかってたけど、わかってたけども!
さっと上着を羽織って戦闘態勢にはいる。
流血って、チスイコウモリとは真逆の生き物だな。…あれ貧血にならねぇのかな?
あ、いや思考が脱線するのは俺の悪い癖だな(気を抜くとか特別悪い事もないんだけど)
わらび、戦闘だ。シャキッとしてくれといえば、伸びきった体はすぐさま元通りになって俺の肩の上へ。
そのわらびに清冽なる刃舞を放って攻撃して貰おう。
ついでに水刃で逃げ場を奪いつつ血の針も巻き込んでうち落とし被弾確立を下げる。こんなのばらまかれるならマジでサンダル履いててよかった。
一方の俺は回避に集中。エアライドも駆使して回避方向を簡単に読ませない。飛翔は向こうの方が年季が入ってそうだから使うのはさけるか。
わらびが撃ち落としたコウモリがまだ動くようなら、落下地点に泥濘の地ぬかるみ作って、少しでも飛べないようにしてしまおう。いっそ温泉の中に落ちて失血で動けなくならねぇかな。…ないだろなぁ。
巨獣が襲ってこないよう、岩場で湯につかっていた御守・樹(行雲流水の珪化木・g05753)だが、仲間の危機となれば話は別だ。
直接の連絡はとれなくとも、ディアボロスなら救援機動力がある。
「着替えする時間もくれないのか。わかってたけど、わかってたけども!」
文句を言いながらもさっと上着を羽織り、サンダル履きのまま岩のひとつによじ登った。視界が開け、『流血蝙蝠オブニラッド』らしきシルエットが上昇していくのが見える。
天蓋の植物のせいで逆光なのだ。
「流血って、チスイコウモリとは真逆の生き物だな。あれ貧血にならねぇのかな? あ、いや思考が脱線するのは俺の悪い癖だな。……わらび、戦闘だ」
シャキッとしてくれといえば、アクアスライムの温泉で伸びきった体はすぐさま元通りになって、樹の肩に乗る。
続いて、樹が岩から跳躍した。
空気しかないところで一回跳ねて、岩壁のでっぱりに着地する。そこからまた空気の踏み台を挟んで、さらに上へ。
『エアライド』があれば、最適な経路で登っていけるのだ。影になっている蝙蝠を追う。
「飛翔は向こうの方が年季入ってそうだからな。おっと……!」
戦闘範囲にはいったのだろう。
オブニラッドの姿ははっきりし、数も2体だけと判った。飛びながら血の針を撒き散らしている。巨獣にとっての下方、樹に向けても。
「わらび! 『清冽なる刃舞』!」
肩のスライムが、無数の水刃を放った。
まずは血の針を巻き込んでうちおとす。全部は無理だから、エアライドも駆使して回避した。それでも着地した岩肌に針の破片が刺さってくる。
「こんなのばらまかれるならマジでサンダル履いててよかった」
足元の心配をしているあいだに、樹のすぐ横をボロキレのようになった皮膜が通過する。
「いっそ温泉の中に落ちて失血で動けなくならねぇかな。……ないだろなぁ」
さいわいその蝙蝠は、空中でバラバラになった。水刃で撃破できていたらしい。
残る一体を見上げ、今度は慎重に跳躍する。
回避方向を簡単に読ませないようにし、水刃を飛ばしながら追いつく。
「とどめだ!」
超圧縮水流を、オブニラッドの上から叩きつけた。遠方から眺めれば、滝が二本になったように見えたかもしれない。取り巻きのトループス級は、『堅甲獣アルムグロン』と合流できぬまま撃破される。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
薬袋・透
我々丸(g03156)と
あの頑丈な鎧の下にはいったいステーキ何十人前くらいの肉が……!
硬化した皮膚もきっと何かの素材になりそうね、これはなんとしても狩るわよ!
尻尾が厄介ね、極力背中には回らないよう立ち回りましょ
ががさんと連携し挟撃
敵の攻撃は【飛翔】【エアライド】で回避
薙刀の石突きを利用した一点集中の貫通攻撃を打ちつつ後退し【泥寧の地】のトラップに誘い込んで動きを止めパラドクス
電気使いの全力魔法で麻痺を狙う
装甲の薄そうなとこが狙い目ね
よし!後はお願いががさん!
赤峰・我々丸
透(g02087)と
アルムグロンの姿を見て、不敵な笑みを浮かべる。
「風呂の後に飯がやってくるたァ、何ともありがてえ話じゃねえか」
まずは透の電撃を通すため、
【エアライド】と【飛翔】でアルムグロンの周囲を駆け回り、攻撃を引き付ける。
相手の攻撃の範囲が広かろうが、こちとら格闘家、動きの先読みはお手のもの。残留効果のおかげで足場の不利がない以上、大ぶりの攻撃は当たる方が難しいというものだ。
透の攻撃で痺れて動きが鈍ったら「いいぞ!!」と喝采しつつ、攻撃に転じる。装甲に覆われてない箇所を狙って、「悪鬼灼断!」と灼熱を帯びた手刀で切りつけにかかるぜ。部位破壊ができるといいな。
御守・樹
アンキロサウルスだなぁ。
ティラノサウルスとかの肉食恐竜もロマンって言えばロマンだけど、個人的には植物食の方がこう、ぐっとくる。
やっぱり小さい頃読んだ古い図鑑のブロントサウルスが推しなんだよなぁ。あの巨体が忘れられん。
っとまたしても脱線。
あれにはナイフ通るか怪しいな…。地道に打撃を通すか。
わらびにはいったんどっかに隠れて…あ、召喚解除でいいのか。いっつも忘れがちだ。
気を取り直して。
エアライドからの飛燕で攻撃、その後はすぐさま飛翔で空中に逃げ転がり体当りを避ける。
事前に聞いてたけど結構アルマジロだ。あの尻尾の先のこぶはどこにしまい込んでんだろ?
一応泥濘の地の効果もあるかどうかは見てみるけど…転がるんだもんなぁ。沈むほどの深みが無いと難しいかもな。
炎のデザインとハイビスカス柄。
頂上温泉に、赤峰・我々丸(鉄火拳の継承者・g03156)と薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)の夫婦が登ってくる。
「風呂の後に飯がやってくるたァ、何ともありがてえ話じゃねえか」
不敵な笑みを浮かべる、我々丸。透は舌なめずりだ。
「あの頑丈な鎧の下にはいったいステーキ何十人前くらいの肉が……! 硬化した皮膚もきっと何かの素材になりそうね、これはなんとしても狩るわよ!」
夫婦は連携し、アヴァタール級巨獣『堅甲獣アルムグロン』を挟撃した。
ジャングルから岩山まで最短ルートの走破に使ったのは『エアライド』。我々丸は続けて、巨獣の周りを跳ね、そして駆けた。
「相手の攻撃の範囲が広かろうが、こちとら格闘家、動きの先読みはお手のもの。大ぶりの攻撃は当たる方が難しいというものだ」
「けど尻尾は厄介ね、極力背中には近寄らないよう立ち回りましょ」
透は、アルムグロンの平たいおでこを薙刀の石突きでこづく。
一点集中の貫通攻撃でもあったが、ダメージは与えられていない。そのかわり、堅甲獣は巨体を球状に折り畳み、透に向かって転がってきた。うまく誘い出せている。
もしかしたら、我々丸に打撃をかわされ続けたために、苛立っていたのかもしれない。
引き潰し攻撃は直線的で単調だ。
後ろにむけて二段ジャンプした透が越えたのは、泥濘の地を敷いた罠だった。しぶきをあげてはまりこんだ球体の表面へ、電気を纏った掌が触れる。
「装甲の薄そうなとこが狙い目ね。『襲雷爪(ブリッツクロウ)』!」
丸まって広がった節部分を探し当てた。透はその内側へと爪を引っかけて、電気使いの全力魔法で麻痺を狙う。
「よし! 後はお願い、ががさん!」
「いいぞ、透! ……『灼鉄手刀(シャクテツシュトウ)』だ」
電撃で痺れて動きが鈍った敵に、我々丸の赤々と輝く手刀が放たれる。
トランクス型水着にあしらわれている炎は、鉄火拳奥義で練り上げられた闘気の発露をかたどったもの。
「悪鬼灼断!」
火焔の熱が、透の狙いと同じく装甲の継ぎ目へと流し込まれた。
そのまま手刀で断ち切ろうと、我々丸は両足を踏ん張る。
「部位破壊できるといいな……いやいやまだ早かったか?」
丸まりが解けて、先端に塊のついた尾が振り回される。危ういところで、ふたりは跳躍して回避した。
ちょうど、御守・樹(行雲流水の珪化木・g05753)が頂上にたどり着いたところだ。
「アンキロサウルスだなぁ」
その恐竜の武器も尻尾のコブで、よく棍棒に例えられた。アルムグロンの場合、もっと平たく巨大で、骨質のスパイクまで並んでいる。むしろ、斧だ。
「ティラノサウルスとかの肉食恐竜もロマンって言えばロマンだけど、個人的には植物食の方がこう、ぐっとくる。やっぱり小さい頃読んだ古い図鑑のブロントサウルスが推しなんだよなぁ。あの巨体が忘れられん」
思い出と、先行したディアボロスの戦いぶりを同時に想起した。
「っと、またしても脱線」
樹もすぐに戦列に加わる。
我々丸たちがやっているようにエアライドが、地面を這いずる敵にも有効そうだ。
「『わらび』にはいったんどっかに隠れて……あ、召喚解除でいいのか。いっつも忘れがちだ」
肩からサーヴァントを振り落とさないように考えてから、心配は無用と気がつく。アクアスライムの姿が消えると、樹はさらに機動力を増した。
「気を取り直して……ありゃ、変形を見逃した。尻尾の先のこぶはどこにしまい込んだんだろ?」
例の、『輪転壊進』形態になっている。
「恐竜だと喜んでいたのに、結構アルマジロだ。転がるもんだなぁ、泥濘の地で止められるか? 沈むほどの深みが無いと難しいかもな……」
すると見ている前で、透がまた球体を罠へと落とす。
「あ、すごい。俺も泥濘を増やしておこう。罠が多けりゃ、引っかかりやすくなるだろ」
動きは止まったが、全面が頑丈になった堅甲獣に、仲間たちが近づいていった。樹は、『Morta』ナイフを構えたまま控える。
「あれには刃物が通るか怪しいな。地道に打撃を通すしか……」
そこへ、我々丸の手刀である。
突き刺すだけでなく、装甲の一部が切り出され、それは斧のような尻尾の先端が変形したものだとわかった。防御に穴があいた巨獣へと、パラドクスが殺到する。
「やっ!」
転がって逃げるアルムグロンに、樹のツバメの如き素早い機動が追いついた。
『飛燕(ヒエン)』、蹴り技が球体をぶち抜く。
勢いあまって湯船のところまで滑っていき、寸前でサンダルによるブレーキが効いた。
「これにて、大空洞秘湯巡りも終了かな。……みんな、ゆっくりできたか?」
冒険に参加したディアボロスたちが、集まってくる。
蹴りの着地でめくれた上着を整えると、樹は涼しい顔で立ち上がった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【エイティーン】がLV2になった!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【リザレクション】がLV2になった!
【アヴォイド】LV1が発生!