トリック・ロールを洋館で(作者 真魚
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#最終人類史(新宿島)  #最終人類史のハロウィン2024  #🎃ハロウィン2024 

●ハロウィンの誘い
 ハロウィン――それは、最終人類史にとって毎年恒例の、そして重要なイベント。ディアボロスの元にはたくさんの協力要請が寄せられ、新宿グランドターミナルには世界中のハロウィンへ駆けつけるためのパラドクストレインが集まるのだが。
「……おかえりなさいませ、ご主人様」
 そんな、パラドクストレインの一つの前に立って。メイド服に身を包んだアンナ・ローザ(ヴェンデッタの糸・g03283)は、集まったディアボロス達へ一言告げると静かにカーテシーをして見せた。背中に生えた悪魔模した羽根が、ふわりと揺れる。
「…………」
 ――訪れる沈黙。ディアボロス達からすればハロウィンの誘いと聞いて集まったのになぜかメイド姿の時先案内人にご主人様と呼ばれ、面食らうのも当然なわけで。これはどうしたものか、と無言で視線交わす彼らを見て、アンナは傍らのモーラット・コミュにそっと耳打ちした。
「……ちょっと、マリア。話が違うわよ。こうすれば盛り上がるって、あなた言ってたわよね」
「もきゅ~……?」
 非難篭めたこそこそ話に、白い毛玉は体を傾け眉寄せている。『おかしいなぁ?』と言わんばかりだが、何がおかしいのか。
 微妙な空気に耐え切れず、アンナはこほんと咳払いひとつ。そして、背筋を伸ばすと、いつも通りの案内を始める。
「……失礼したわ。今のは忘れてくれていいから。それで、ええと……そう、ハロウィンよ。今年も皆、素敵な仮装姿で盛り上がっているようね」
 はじめは時逆から間もない頃、新宿島だけで行われたイベントも、いまや世界規模になってきた。今年の会場は日本だけではなく、オーストラリアやヨーロッパ、さらに中国の一部でも行われるのだ。それだけ帰還した人が増えて賑やかになってきたということね、と微笑んで、時先案内人の少女はこのイベントの重要性を語る。
「今年のハロウィンも、ただのパーティではないわ。クロノ・オブジェクト『地獄変』へのエネルギーの集積という、重要な目的があるの」
 新宿島を護る防御結界、鹵獲したクロノ・オブジェクトの運用や修復、改造など。最終人類史は『地獄変』のエネルギーを今までも活用してきた。一般人の『鬼や妖怪、お化けなどが根底にある感情』を元とするエネルギーを集積する『地獄変』の活用機会を増やすには、ハロウィンはうってつけ。この先《戴冠の戦》も控えていることを考えると、これが最後の大規模エネルギー補充チャンスとなるかもしれないのだから、最終人類史を上げて盛り上げることが大切なのだ。
「とは言っても、難しいことは考えなくていいの。あなた達ディアボロスがハロウィンパーティーを楽しみ、盛り上げるだけで、膨大なエネルギーが手に入るし、一般人も喜んでくれるわ。だから、とにかくこのイベントを楽しんでほしいのよ」
「もきゅきゅ!」
 アンナの言葉に同意するように、元気よく鳴くモーラット・コミュ。周囲のディアボロス達も納得している様子を確認して、時先案内人は柔らかく微笑んだ。

「さて、今年私が案内するのは、『南瓜館』でのハロウィンパーティーよ。渋谷区にある洋館を、一日貸し切って南瓜でいっぱいの装飾をして、仮装した人でいっぱいのパーティーを行うの」
 普段はレストランやウェディングなどで利用されている、歴史ある洋館。それが、この日だけはお化け南瓜がたくさんのちょっと不気味な館に変身するのだと言う。ドレスコードは仮装。そして――会場ではその仮装に『なりきる』ことが必須なのだと、アンナは語る。
「お化けだったらちょっと人を脅かしてみたり。犬や猫を模していたら鳴き真似をしてみたり……。天使、悪魔、海賊、みんなそれらしい振る舞いがあるわよね? 姿だけでなく、みんなでなりきって楽しむのがこのパーティーの趣旨なのよ」
 ――なるほど、それで先程のメイド振る舞いか。そんな想いが顔に出ているディアボロスには『忘れてくれていいから!』なんて赤面して、時先案内人は会場の様子を説明する。
「お化け南瓜の装飾された館に入ると、パーティー会場に案内されるわ。広いホールで、並べられたテーブルにはお菓子がたくさん。立食形式で、好きに食べていいのですって」
 メニューは『南瓜館』にちなんで、南瓜が多めだ。南瓜のクッキーにケーキ、パンプキンパイ、パンプキンプリン。お化けやコウモリの砂糖菓子やチョコレートで飾り付けられたお菓子達は、見た目も楽しい。南瓜メニュー以外のお菓子も用意されている。キャンディー、チョコレート、ゼリー、マカロン、ポテトチップスも。気取らないメニューは子ども達にも楽しんでほしいからで、そのためパーティーの開催時間も夕方からとなっている。
「たくさん種類がありすぎて迷ってしまうなら、周囲の一般人に仮装になりきりで話しかけてみるといいわ。きっと驚くと共に喜んで、お勧めのお菓子をくれるから」
 飲み物もジュースがメインに揃えられ、それを使ったノンアルコールカクテルなども出してくれる。例えば『南瓜館』の名をつけたオリジナルカクテルは、オレンジとカシスをメインに使った南瓜色。葡萄ジュース使った紫色のものは、不気味で楽しいハロウィンの夜を表現したものだとか。もちろんアルコールも提供できるけど羽目を外しすぎないようにと注意して、アンナは薄紅色の瞳でディアボロス達を見回した。

「ハロウィンを大いに盛り上げることができれば、地獄変の巻物に『ハロウィンの思い出』が物語のように描き出されるのよ。あなた達の仮装姿が描き出されたら、きっととても楽しいわよね」
 エネルギーを得るためにも、最終人類史の人々を楽しませるためにも――そして何より、日々戦うディアボロス達が心より楽しむためにも。
 ぜひ、一緒に行きましょう。そう言葉を紡いだアンナは、最後にこほんともう一度咳払いすると、開くパラドクストレインの扉の横へと立って唇を開いた。
「さあ、参りましょう……ご主人様」

●トリック・ロールを洋館で
「がおー! 食べちゃうぞー!!」
 おどけた声で楽しそうなのは、狼男の姿した子ども。一緒にいる友達はきゃあきゃあ悲鳴上げながら、狼男の子へとパンプキンプリンを差し出す。
「ええと、私は魔法使いだから……そうだ、この南瓜のケーキがもっと美味しくなる魔法をかけてあげましょう!」
 三角帽子被った魔法使い姿の女性は、照れながらもそう言うと手にした杖をくるくる振った。
 洋館『南瓜館』は、あちこちをお化け南瓜で装飾して賑やかな雰囲気が作られている。歴史ある洋館だから西洋のお化けが似合う――けれど、だからこそ和風のお化けがいたら目立って面白いかもしれない。
 仮装を楽しむ人々が思わずあれもこれもと手に取ってしまうのが、たっぷり用意されたお菓子達だ。かわいらしい形にくり抜かれた南瓜のクッキーはサクサクホロホロ、友達や恋人と交換するのも楽しそう。こんがり焼けたパンプキンパイは、食べやすいように切り分けられて断面からたっぷりの南瓜ペーストが零れそうに見える。
 美味しいお菓子に、楽しい仮装。パーティーを満喫する一般人達は、これから訪れるであろうディアボロス達のことを心待ちにしている。
「ディアボロスさん達、どんな仮装で来るかな? きっととっても綺麗だったり、かっこよかったりするよね!」
「ぼくね、ディアボロスさんのお化けと友達になりたい!」
 無邪気に語る子どもがいれば、逆に『ディアボスだろうとお化けだったらやっつけてやるぜ!』なんて意気込んでいる子どももいる。
 彼らはきっと、ディアボロス達が同じ会場に現れるだけでもとっても喜んでくれる。毎年恒例、ハロウィンパーティー。それは最終人類史の人々にとっても、大切なお楽しみのイベントなのだ。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
3
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【光学迷彩】
2
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【おいしくなあれ】
1
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【ダメージアップ】LV1 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV4 / 【リザレクション】LV1 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【アヴォイド】LV5 / 【ダブル】LV1

●マスターより

真魚
 こんにちは、真魚(まな)です。
 最終人類史のハロウィン、今年はなりきり遊びへのお誘いです!

 このシナリオは、非戦闘一章のみのシナリオになります。

●時間帯と場所
 ハロウィンの夕方、『南瓜館』と呼ばれる建物内。
 南瓜のお菓子をメインに、美味しいお菓子がたくさん並んでいる立食パーティ形式です。メニューはオープニングの通り。記載ないものもプレイングで指定いただければ用意されていたものとして扱います。
 周囲には一般人の参加者もいますが、皆ディアボロスに好意的です。なりきりながら絡みに行くと、お菓子をくれます。

●仮装について
 今回仮装姿になりきるのがテーマですので、描写もがっつり行うつもりです。どんな仮装で参加するのか、必ずご指定ください。
 南瓜SDの描写についてご希望の方は、仮装のテーマなどをプレイングにて教えていただけると助かります。記載なき場合は解釈違いを避けるため、ふんわりとした描写になります。
 今年2024年の南瓜SDを基本参照しますが、昨年以前のものを着ているとしたい場合はどのイラストかわかるように記載ください。
 イラストがない方でもプレイングにてどのような仮装を着ていくかのご指定があれば、そのように描写します。
 ノリノリでなりきりでも、恥ずかしがりながらちょびっとだけでも、楽しみ方はお好きなようにどうぞ!

●NPC
 アンナ・ローザが同行しております。ダークメイドの仮装で、モーラット・コミュと一緒にゆっくり過ごす予定。なりきりは求められたら頑張ってみよう、と思っています。モラコミュはご主人様気分でノリノリです。
 お誘いがありましたら、喜んでお邪魔します。お声掛けがなければリプレイには登場しません。

●その他
 ・ペアやグループでのご参加の場合は、プレイングの冒頭に【お相手のお名前とID】か【グループ名】をお書き下さい。記載なき場合は迷子になる恐れがあります。
 ・基本的に個別採用を予定しております。ご指定の同行者の方以外との偶然の絡みをご希望の場合は、その旨プレイングにご記載ください。
 ・参加人数に制限はありません。プレイングが送信可能なうちは参加いただいて構いません。ただしプレイング内容などによってはお返しすることもあります。リプレイお届け順は前後する場合があります。
 ・未成年(見た目含む)の飲酒喫煙については描写しません。

 それでは、皆様のご参加、お待ちしております。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


南雲・葵
ハッピーハロウィン!
お菓子をくれなきゃ悪戯するぞー!

両手を突き出し両足ジャンプをしながらパーティー会場に
今年は梓(オラトリオ)と一緒にキョンシーの仮装で参加。

見知った顔を見付けたらピョンピョコ飛び跳ねながら近寄って
アンナとマリア、お誘いありがとー
あーんど、ハッピーハロウィン!
トリート用に用意したコレ、二人もどうぞ。

袖の中にしまってある小分けした飴の袋を二人に手渡し。
アンナのメイド服姿に何かを期待するようなキラキラの眼差し

クラシカルな小悪魔メイドさん、可愛いね!
良く似合ってる。

そそ、今日はお菓子の食べ放題にお邪魔しました。
ハロウィンのお菓子って見た目も可愛くて楽しいよね
パーティーの盛り上げついでに参加者の人脅かしてオススメお菓子聞いてみるよ
それじゃあ、お互い楽しい夜を!

両足ジャンプでピョンピョンしながら脅かしに回り
子供には飴のプレゼント
おススメのお菓子を聞いたら近くの人を巻き込んで一緒にお菓子を食べようかな
教えてくれたお礼に、オラトリオフラワーで出したオレンジ色のガーベラをプレゼント



 たくさんのお化け南瓜に彩られた洋館へ入ると、周囲の人々が歓迎の声を掛けてくる。ディアボロスへ向けられる信頼を嬉しく思いながら、南雲・葵(バールの人・g03227)はオラトリオの梓と共にパーティー会場へと足を踏み入れた。
「ハッピーハロウィン! お菓子をくれなきゃ悪戯するぞー!」
 明るい声を会場に響かせて、葵は両手を前へと突き出す。そのまま、両足を揃えてぴょんと跳ねて前進。今年の葵は、キョンシーの仮装をしているのだ。かつての中国で正装とされた服に、お札を貼り付けた帽子。身体の硬いキョンシーになりきり移動する横では、お団子頭に葵同様民族衣装姿の梓もふわんふわんとジャンプするように進んでいる。
 お菓子の並ぶテーブル眺めれば、その傍に見知った顔があって。葵はそのままぴょんぴょこ飛び跳ね近付くと、笑顔浮かべて声掛けた。
「アンナとマリア、お誘いありがとー。あーんど、ハッピーハロウィン!」
「あら、葵さんと梓さん。ふふ、ハッピーハロウィン! 今年も来てくれて嬉しいわ」
 時先案内人の少女が振り向き、ふわりと笑えば横でモーラット・コミュも元気にご挨拶。そんな二人に、葵は袖の中にもう一方の手を突っ込んで、小さな袋を取り出した。中には色とりどりの飴が詰められている。
「トリート用に用意したコレ、二人もどうぞ」
「ふふ、ありがとう。それじゃ私からも」
 受け取るアンナは、お返しにコウモリシルエットのクッキーを差し出して。交換する二人だが、葵の足元ではなぜかマリアがうろうろしている。
「もきゅ? もっきゅー!」
「もう、マリア。葵さんの袖の中を覗いたって、あなたの分の飴はもうないわよ。こっちを一緒にいただきましょう」
「もきゅ……」
 どうやら、袖の中からお菓子が出てきたことが気になったらしい。窘められてしょんぼりする毛玉に苦笑して、それから葵はアンナの仮装姿ににっこりと笑った。
「クラシカルな小悪魔メイドさん、可愛いね!」
「そ、そう? ありがと……」
 褒められて小さく照れながら、お礼を告げようと――しかし最後まで言う前に、アンナは口を噤んだ。彼女を見つめる葵の琥珀色の瞳が、何かを期待するようにキラキラ輝いていることに気付いたからだ。
 一瞬躊躇いを見せたけれど、こほんと咳払いひとつして。メイド服の裾を摘んだ少女は、頭を下げて改めて言葉紡ぐ。
「ありがとうございます、ご主人様」
「うん、良く似合ってる」
 衣装に合わせて、メイドらしく振る舞って。葵と梓が嬉しそうにぱちぱちと拍手送れば、アンナは頬を染めながらも微笑んだ。
「今日は、梓さんと一緒にお菓子を食べに?」
「そそ、今日は食べ放題にお邪魔しました!」
 ハロウィンのお菓子って、見た目も可愛くて楽しいよね。アンナのクッキーを仕舞いながら葵が言えば、少女も頷きながらテーブルを見る。南瓜のクッキー、パイ、チョコレートにキャンディ。黒にオレンジに紫にと、ハロウィンらしく彩られたお菓子達を見れば自然と心が弾んでしまう。どれから食べようか迷うわよねとアンナが呟けば、葵はにやり笑って再び両手を突き出した。
「だよね。だから俺、参加者の人にオススメお菓子聞いてみるよ」
 パーティーの盛り上げついでに脅かして、そのついでにオススメを尋ねて回る。そんな予定を語った葵は、梓を手招きすると時先案内人の少女に別れを告げた。
「それじゃあ、お互い楽しい夜を!」
「ええ、ご主人様の夜が楽しいものでありますように」
 そうしてアンナと手を振り合ってから、葵は梓と一緒にキョンシージャンプで会場を回る。
「あ! ディアボロスさんだ!」
 声はすぐにかかった。見ればお化けや魔女の仮装した子ども達が興味津々に葵を見ていたから、彼は進路を子ども達に定めてぴょんぴょんと接近する。
「ディアボロスキョンシーだぞ~! オススメお菓子教えてくれなきゃ悪戯するぞー!」
「きゃーっ!」
「オススメお菓子? だったら絶対パンプキンパイ食べた方がいいよ! すっごく美味しいの!」
 逃げ惑いながらも答えてくれた子ども達は、そのまま葵と梓をパンプキンパイが並ぶテーブルへと案内してくれる。見た目もお化け南瓜の形した楽しいパイは、オレンジ色の南瓜ペーストがたっぷりで。切り分けられたものに手を伸ばしてさっそく一口頬張れは、芳ばしいパイと甘い南瓜が楽しめる。
「本当だ、美味しい! 教えてくれてありがとー!」
 笑顔を浮かべて礼告げて、葵は梓に子ども達のための花を降らせるように頼む。ぴょこんと跳ねた梓が長い袖を重ね合わせると、空からはオレンジ色のガーベラが降ってきた。
「わあ、すごい!」
「ディアボロスさんありがとう!」
 喜びはしゃぐ子ども達は、とても楽しそうで。ハイタッチして彼らと別れた葵は、次は誰を脅かそうかと会場を見回すのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【植物活性】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

天竜・なの唄 (トレインチケット)



花宮・小乃香 (トレインチケット)



●春色二人の楽しい時間
 ぴょこん、ぴょこんと。幼い見た目の少女が跳ねると、桜色の髪も楽しそうに揺れる。
「わああ、お菓子がいっぱいなの!」
 キラキラと新緑の瞳を輝かせて、花宮・小乃香(ヒルコの修験覚者・g08451)は会場を見回した。新宿島にやってくるまで世間のことを何も知らなかった小乃香も、ハロウィンは今年で三度目。大切な『ご挨拶』も、南瓜だらけの飾り付けにももうすっかり慣れたけれど、それでもこうしてパーティーに参加すると初めてのものを発見するから、どうしたって心は弾んで。
「キョンシーさんになりきるのも楽しいの!」
 ふわふわ笑顔の花を咲かせて、小乃香は両足揃えて飛び跳ねながらテーブルへと近付いていく。そう、彼女の仮装はキョンシーなのだ。彼女らしい桜柄をあしらった中華ワンピースに、お札を貼り付けた帽子。長い袖の中に幼い手を隠して、跳ねる様は周囲の一般人を和ませていた。
 そしてお菓子がたっぷり並んだテーブルへとやってきて、ヒルコの少女は先客がいることに気付いた。相手の足元には桜の装飾つけた真っ白なスフィンクス。小乃香と同じく春色を纏う少女は――。
「なの唄さま! ハッピーハロウィンなの!」
 ぴょんぴょこ近付けば、声掛けた相手は振り向いた。天竜・なの唄(春告小唄・g03217)は、小乃香を見てにっこりと笑う。
「小乃香さんっ。今年はキョンシーの仮装ですか?」
「そうなのっ。なの唄さまは、とってもかわいい魔法少女なのね!」
 キラキラ輝く瞳を小乃香が向ける先、なの唄の仮装は桜色と若草色を使ったリボンたっぷりの魔法少女スタイルだった。真っ赤なハートの宝石がはめ込まれた魔法の杖をくるりんと振ってなの唄がポーズを決めると、小乃香は大喜びでぱちぱち拍手。すると近くで見ていた一般人達もなの唄へ拍手を送った。
「なの唄さまはもうお菓子を食べたの? コノカ、いっぱいありすぎて迷ってるの!」
「はい、少しいただきましたよ。わたしのお勧めはパンプキンプリンです!」
 スフィンクスの『はな』もよく食べていたと語って、なの唄はお化け南瓜型の容器に入ったパンプキンプリンを小乃香のために手に取る。なめらかで、でも甘い南瓜の味が濃厚でとっても美味しいと言葉紡げば、さっそく一匙口に運んだ小乃香も美味しい! と笑顔を浮かべた。
「小乃香さん、わたしオリジナルカクテルを飲みたいと思ってるんですけど、よければ一緒にどうですか? 南瓜色のものにするかハロウィンの夜色のものにするか迷ってて」
「それなら、二つとも頼んで一緒に飲むの!」
 キョンシー少女の提案に魔法少女が頷いて、二人は飲み物が並んでいるテーブルへと移動する。
 二つのハロウィン色のグラスに、春色の少女二人は満面の笑顔浮かべて。かんぱい、とグラス重ねれば、楽しいハロウィンパーティーの時間はまだまだ続くのだった。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

三間・勲
(※編集中)
【社員旅行】参加予定人数:15名
アドリブ歓迎

仮装は紺のミニスカート+白エプロンのメイド服
『南瓜館』に仕えるメイドさんになりきり楽しみます

動く度に裾がふわふわして妙な感じです
はい、今後の任務で複雑な変装や演技を求められるかもしれません
何事も経験ですね
全力を尽くす皆さんの姿、輝いてます!
僕も譲二さん達のようにお化粧すれば良かったでしょうか
同じ色合いの衣装で合わせた月鏡さんと並び、撮影には笑顔で応じましょう

エトヴァさんやイグラーナさん達の所作を見て姿勢よく
ツキシロさんに倣ってはきはきと一般の方にご挨拶をします

くれぐれも粗相のないように、お行儀が悪いとお化け南瓜に頭から食べられてしまうかもしれませんよ
と冗談を交えて少し脅かしつつ、見慣れないお菓子にこっそり手を伸ばします
こ、これは毒味…ご主人様を守る為のお仕事ですっ
お気に入りは積極的に共有しましょう
僕のおすすめはパンプキンパイです

仲間の手品や演出に反応したり、必要があればお手伝いも
一緒に楽しみながらパーティーを盛り上げるよう努めます!


エトヴァ・ヒンメルグリッツァ
【社員旅行】
絡みアドリブ歓迎

英国風クラシカルなメイド仮装
急遽仕立てた厚みのある生地、丈の長くシンプルな黒無地は仕事着の美学だ
エプロンも品よく実用的に
そう、メイドとは仕事人
……なぜフリルが付いてるんだ
髪を束ね紅ぐらい引いておこう

メイド長、に背筋を正し
お褒め頂きありがとうございます(笑ってる?)
皆様も似合っておられますね
意外な一面を見た気が致します(ゾンビいる)

お嬢様、お坊ちゃま、ご主人様等呼び
洗練感を出しつつトレーを運び、お菓子やお茶を給仕して回る
メイドとは……出しゃばらずに、仕事は完璧にこなすものでございます
足元に南瓜がございます
躓きませんよう
気配を程よく消して忍び足
必要な時にスッと現れる

今日のお気分は?
こちらがお似合いでございますよ
とお菓子を見立て盛り合わせ
時折浮かぶ笑みには照れや悪戯っ気が滲んで

足元の罠には華麗にひらりと飛ぶメイド
(……裾踏んだ)
まあ、悪戯メイドは開かずの間行きですわね

私も頂いてもよろしいので?
お菓子を恭しく受け取り
カーテシーで一礼
皆様、ハッピーハロウィンでございます


エレナ・バークリー
【社員旅行】
(男女別着替室から出て)
女性陣は、しっかりした着こなしですね。私は執事服の胸ポケットに赤い薔薇を挿しておきます。
そして、対面した男性陣。いや、これはなかなかですね、と口元を抑えてお似合いですよと付け足します。

さて、私の企画は『開かずの間』。
この洋館には、普段閉ざされている禁断の広間があるのです。それが一年に一度、ハロウィンの今日今夜、開け放たれるのです!
扉の向こうにあるのは、地獄へ通じる穴か、封印された魑魅魍魎の群か。

私がこれから扉を開きに参りますから、ご興味のある方はご一緒にいかがですか?
ここで一般の方々が足を踏み出す一歩のために【士気高揚】を使います。

件の部屋には、事前に大量にドライアイスを用意して冷たい霧を大量に発生させておきます。

さあ、皆さん。地獄の蓋が開く時!
両開きの扉を開け放つと同時に、【冷気の支配者】で周囲の温度を10度程度低下させ、「風使い」で二酸化炭素の霧を幽霊のように形作って、皆さんに肝を冷やしていただきましょう。

開いてみれば、なんてことない部屋でしたね。


マティアス・シュトローマー
【社員旅行】
これは敵の目を欺くための任務!
そう思えば恥ずかしくなんて――
ロング丈のメイド服を着て会場へ

女性陣は凛々しくてカッコいいし、エトヴァ…いや、メイド長は本職か…?
様になり過ぎているメンバーを見てヒヤリとしたのも束の間
――うん、イケそうな気がしてきたよ
自身は物凄いガニ股のまま、一部男性陣を見てほっと胸を撫で下ろす
おわっ、どうりでスカートが突っ張る訳だ
實生にサムズアップしながら物凄い内股へとシフト
いやいやいや、ゾンビメイクがガチすぎる…!

おかえりなさいませ、ご主人様
こちらの紅茶はダージリンのオータムナルでして…
かつて家にいた使用人達の姿を思い出しながら給仕にあたろう。しかし、隙があれば見せたい手品、じわじわとガニ股に戻っていく脚

お坊ちゃま、私のハンカチをよく見ていてくださいね
ポケットから取り出したハンカチを畳んで振ると、ポロポロと現れるパチパチキャンディ。喜んで貰えたら深くお辞儀を

合間に咲菜の刀捌きに拍手を送りつつ、勲が教えてくれたパンプキンパイをぱくり
メイドにも休息は必要ですからね


弔焼月・咲菜
【社員旅行】
*アドリブ・連携歓迎

ノコノコと間抜けなツラを引っ提げて帰ってきやがったか御主人様!!(ニッコリ)
……これでいい?えぇ、ダメ…?(どす声)

クラシカルメイド服。髪はハーフアップでハイヒール。
…傭兵はなんでもやる。でもな…それとこれはまた別の問題だと思うんだ。
お前ら見んじゃねぇ…!ハイヒールキック食らわすぞ…!
…とは言え、こまで来たらヤケクソだ
潜入の為に磨いたメイドスキルを如何なく発揮してやろうじゃないか

光学迷彩を用いて姿を消し、背後にスッと現れてケーキなどのスイーツを給仕。
ケーキはいかがでしょうか?
お暇でしたら、どうぞご覧ください。この大きなホールケーキが…この通り!
ホールケーキを上空高くに放り投げ、腰に下げた妖刀を目にも止まらぬ速さで抜き放って綺麗に切り分ける。
…近づきすぎると御主人様、お嬢様があのケーキのようになってしまいます故、くれぐれも妖刀には触れないよう…。
そう言い残して再び消える。

…エトヴァメイド長。足元がお留守ですよ?(妖刀で足を絡めて転ばそうとしてみる)


八雲・譲二
【社員旅行】
※アドリブ歓迎

集ったメンバーの提案に従い仮装でフリフリのミニスカメイド服着用中ですどうしてこうなった
準備段階で自分の店の常連婆にバレてガチ協力されたので髪も気合入った編み込みハーフだし睫毛や口紅のナチュラルメイクもばっちり完璧です似合いますかしら
殺してくれ(沈痛)

いいや仮装パーティーだし恥はかき捨て
一緒に来た仲間が皆可愛いのでそっち褒めるのに集中しよう
勲とサヨコの色合わせめっちゃ良いな写真撮っていいか?
咲菜も似合うじゃん俺が一番大惨事だよ 知ってたわ

下ちょっとえらい事になってるけど首から上だけならそれなりの初老メイドには見えそうだからなりきりムーブはそれでゴリ押そう
ふーむこちらのパイは焼き加減が絶妙ですわ。腕を上げましたわね料理長
良いお菓子が見つかったら他の仲間やお客様へも勧めよう
所作はレイラに教わりますわ
駄目ですわ俺がお上品言葉使ってもメイドじゃなくて芸人さんに聞こえますわ

まあ、何だかんだで楽しんでるよ
来年のハロウィンがどうなるかわからんが、またこんな風に皆で遊べるといいな


月鏡・サヨコ
【社員旅行】

執事……うん、何をすればいいのかは分かっている
主人が襲撃を受けた時、安全を確保する護衛だ。メイドも業務内容は同様のはず(※違います)
勲、この館には危険な存在が多数潜伏している。……必ずご主人様を無事に帰そう

海を想起させる紺色を使って、勲とネクタイやベストの色合いを合わせた執事服で参加
よく似合っている……と言われるのは、男としては却って困るのだろうか
とにかく、恥ずかしがる必要はない
これは立派な作戦だ。エトヴァや譲二も……(口元を一瞬手で隠して)全力を尽くしている
写真か? ……撮っても構わない。勲、こっちに寄ってくれ(自分からも肩を寄せにいく)

執事活動に際しては拳銃のプロップガンを携帯
普段は淡々と給仕や案内に励みつつ、恐ろしい仮装の参加者が近づいて来たら銃を構えて主人役や近くのメイドを護衛する
心配には及びません、ご主人様。銀の弾を用意しております
……この場は私にお任せを

場が落ち着いたら皆にお菓子を配ろう
ご主人様の快適を保証することが、私どもの責務
人心地ついた所で、甘いものをどうぞ


イザーリン・モノリスハイト
【社員旅行】
絡み・アドリブ歓迎

うわーみなさんかっこいい可愛い執事メイドさんばかりで眼福ですねぇぐっへっへ…(変態発言)
もちろんワタシも執事服で参加です!髪は邪魔なんで一纏めにしておきましょうか!

エトヴァメイド長!メイド服お似合いですし、メイド服とはそう言うものです!譲ニさんもなかなか個性的ですからそう言わずに!
咲菜さんは…挨拶に不条理に対する怒りと殺意をビシビシ感じます…。

ワタシはお茶でも入れましょうか。今日のために徹夜で練習した(ガチ)かっこいいお茶の淹れ方を見せつける時です!ワタシの睡眠時間は今日のために犠牲となったのです!!
ふらついている?大丈夫ですよ!ちょっと革靴に慣れてないせいでふらふらしてますが、全然元気です!(化粧で隠しているが、隈が浮かんでいる)

向かってくるお化け達には背負った棺桶でやんわり対応します。具体的には……棺桶の中から巨大な骨の腕を出現させて向かってくる人々を摘み上げ、そこら辺にゆっくり降ろします。
メイドさん、執事さんはお触り厳禁、ですよ?


一角・實生
【社員旅行】
絡み・アドリブ歓迎

黒のロングワンピースに白のエプロン、スカートの中に忍ばせた武器類……な武装ゾンビメイドの仮装
ゾンビメイクに加え、エプロンと翼には血糊を派手に散らす
やるからには本気で
スカートのはじっこを摘みつつ決意
そう? 似合ってるし馴染んでると思うよ、弔焼月さん
譲二さんは……
表情の代わりに翼がぷるぷる震える

シュトローマーさん。脚、脚
シルエットからガニ股になっているであろう彼に耳打ち
しかし俺もなりかけている(さり気なく内股にシュッ)

さて。ディアボロスを倒すと意気込む人々を恐怖の渦に陥れよう
偽物の大ナタをスカートからスルリ
ゴ主人サマ……褒美ノ菓子ヲ……ヨコセ……クダサイ……
歪な動きで人々を追いかけるよ
立ち向かうこどもは翼で包んでもふもふ攻撃
オレサマ オマエ マルカジ……痛って! こら、本気で叩くのはなしだって

戦いを楽しんだ後は休憩できる場所へ案内しよう
お菓子を貰えばポケットから個包装の南瓜ランタンマカロンを差し出すよ
ありがとうございます、これはお返しです
ハッピーハロウィン!


エリザベータ・シゲトヴァール
●心情
これがメイド喫茶に執事喫茶……日本の文化って面白いわ。
ハロウィンの仮装としては変わり種かも知れないけれど、日本の娯楽作品だと洋館ってホラーやサスペンスの舞台になる事も少なくないものね。

……それに、普段とは違う皆の姿を見るのも興味深いわ。

●行動
【社員旅行】
男性陣が女装でメイドに扮するなら、私達は執事役ね。
パリッと糊の利いたシャツと燕尾服に白手袋、モノクルも完備で執事に変身。

……皆色々なスタイルでメイドや執事に扮しているわね。
私も何か自分らしくアレンジをした方が良いのかしら。
主人の子息息女に紳士淑女の立ち振舞いを教授するのも、きっと執事の役目の一つの筈。
私はそのスタンスで行ってみましょう。

お化け役の襲来時もピシッと背を伸ばしたまま主人らの傍らに立ち、子供達に声をかける。
坊っちゃま、お嬢さま。
この程度で狼狽えてはなりません。紳士淑女たるもの、常に泰然自若として振る舞わねばなりませぬ。

寸劇が終われば子供達には勲章型のチョコレートを授与。
坊っちゃまもお嬢さまも、取り乱したりせず立派でしたよ。


レイラ・イグラーナ
【社員旅行】
自分では普段から着ておりますが……こうして皆様が着ておられるのを見るのは新鮮ですね。
そう言いつつ、私は長い髪をアップスタイルで纏めて執事服で参加をいたします。

お任せください、どのような形でも皇帝の傍にも侍っておかしくないほどには、一通りの作法は体得しております。
私は南瓜館にお仕えする執事。本日いらっしゃったお坊ちゃま、お嬢様がたを案内させて頂く役目を仰せつかっております。

主な役目は道案内と、仮装でテンションが上がり過ぎた子どもたちが館内を走って他の方にぶつかるなどしそうになった時に止める役。
出すぎず、可愛い(?)メイドたちの給仕の仕事を奪わぬよう控えておきましょう。

後は執事たるもの、子供たちに何かを聞かれた時に素早く正確に回答せねばなりません。あらかじめ皆様が用意されるお菓子について調べておき、来歴や原料などをお話できるように。
南瓜館を回り終わったら最後にお土産としてカボチャ型のクッキーをお渡しします。
本日は案内ばかりでしたが……お土産にこちらを。またお越しください。


ツキシロ・フェルドスパー
【社員旅行】
アドリブその他諸々歓迎
割とノリノリでクラシカルメイド服着てます。
ミニスカはそういうノリ(クラシカルメイド)だと邪道!シンプルイズベストという事で!(個人差です)
威風堂々、正々堂々と勝負やで! って誰と勝負すんねん!

お客様への第一声はお帰りなさいませご主人様ー!
元気なのは何時も通り。出来る限り高い声出してご主人様達をお迎えして、所作は完璧にこなしてみせるでー!
ふふーん!こういうノリは高校の文化祭でも慣れっこ!こういうのは楽しんだもの勝ち!
一緒に参加してる仲間も。訪れるお客様も全部全部楽しませて応対するのがプロのメイド様って奴よ!
という事で皆様が楽しんでくれたらさいわーい!


ジーク・ヴォルフレア
【社員旅行】
・アドリブ、絡み歓迎

これが執事服か…思ったより…動きにくい訳ではないんだな…。
髪を一纏めに、しっかり執事服を着込んでワークキャップを被って参加。

執事の仕事は主人への奉仕…うん、大丈夫…。何か問題を起こす不届者がいればこのマグナムで分からせれば無問題だな…(問題しかない!)

随分…足癖と口の悪いメイドだな咲菜……似合っているんだからそう言わずに。それに…君のヒールで蹴られたら僕達の体に穴が開く…(軽く戦慄)

周囲を隅々まで見渡すこともまた仕事。会場を隅まで見て歩き、手持ち沙汰な人がいればその方にデザートやお茶を給仕。
イザリはお茶も淹れれたのか…意外だな…。…えっ、徹夜?…えーっと…なんか時折り若干ふらついていると思っていたら、もしかしなくても眠いの?ぶっ倒れないでくれよ…?

お化けが襲いかかってきたら、腰に刺したマグナムライフルを引き抜く。もちろん、弾丸なんて入っていないけど…横暴なご主人様には肝くらいは冷やしてもらうとしましょう。


四十九院・祝
【社員旅行】
絡みアドリブ歓迎なの。

悪ノリとネタで提案したらまさか通るとは思わなかったの。みんなこういうの好きねー。
何はともあれ言い出しっぺとして全力で頑張るのよ。メイドと執事のみんなもとってもお似合いね?

わたしはもちろん執事服よ。
髪は後ろでひとまとめにして、見習い執事風よ。
ビシッと決めつつイタズラ好きは変わりなく、自己ハッキングで自分自身を理想の私へ改竄するのよ。さぁ、パーフェクトな執事をお披露目よ。

お嬢様にご主人様、パーティはお楽しみいただけておりますか?
わるーいお化けは私が追い払っておきましょう、イタズラしていいのは、わたしだけ、ですからね?

あとは得意のサックスで演奏でもお披露目しようかしら。
これでもジャズバンドをやってた事もあるのよ。

もちろん他の執事やメイドたちのお手伝いも頑張るのよ。
給仕に案内にお化け退治と大忙しね。お化けには徒手格闘でお相手するの。
そうそう、来年はみんなでバニースーツ(エグめ)ね!


●南瓜館の使用人達
 仮装姿の人々が集まり、賑やかな様子の南瓜館。その入り口で仲間達の合流を待つ四十九院・祝(還り来る恐怖/La Peur de Fortune・g05556)は、お化け南瓜の飾りを弄りながら言葉を紡いだ。
「悪ノリとネタで提案したらまさか通るとは思わなかったの。みんなこういうの好きねー」
 此度のパーティーへの参加は、旅団【CCTS】の社員旅行ということになっている。総勢十四名で仮装となりきりを楽しむなら、統一するのも面白いと思って――祝は見習い執事風の仮装をしていた。赤い髪を後ろでひとまとめにし、ぴったりサイズの執事服に身を包む。自分自身を理想の私へと改竄しビシッと決めてきたけれど、その瞳に灯る悪戯好きな光は日常と変わりない。言い出しっぺとして全力で頑張るのよ、と意気込む祝は、パーフェクトな執事として振る舞うことを決めるのだった。
 そんな祝にお似合いですよ、と声掛けるのはエレナ・バークリー(Highlander/Absolute Wish・g00090)だ。彼女もまた纏うのは執事服で、胸ポケットには赤い薔薇を挿している。集まり始めた女性陣を見て、エレナは皆の仮装姿に微笑んだ。
「女性陣は、しっかりした着こなしですね」
「自分では普段から着ておりますが……こうして皆様が着ておられるのを見るのは新鮮ですね」
 エレナの感想に続けて、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)が呟く。普段からメイド服に身を包み、仕事とすることもあるレイラにとってはメイド服も執事服も見慣れたものだ。けれど旅団の仲間が着ればそれも珍しいものに見えてくるし、執事服を着ている自分自身の姿にも心が弾む。メイド、いや執事たるもの感情を表に出さぬよう努めるけれど、アップスタイルにした長い髪にそっと触れれば自然と微笑みが浮かんで。
 見事に執事服を着こなす仲間達を眺めて、感嘆するのはエリザベータ・シゲトヴァール(聖イシュトヴァンの剣・g00490)だ。
「これがメイド喫茶に執事喫茶……日本の文化って面白いわ」
 話には聞いたそれに近いのだろうと推測するエリザベータは、皆の執事姿を観察する。お化けに扮するハロウィンの仮装としては変わり種かもしれないけれど、日本の娯楽作品ではこの南瓜館のような洋館はホラーやサスペンス作品の舞台となることも少なくない。その世界観に溶け込むことができれば立派にハロウィンの仮装と言えるだろう。
(「……それに、普段とは違う皆の姿を見るのも興味深いわ」)
 楽しそうに仲間を見る彼女もまた、パリッと糊の利いたシャツと燕尾服、白手袋とモノクルも身に着け執事に変身していた。
 そこに合流して、ジーク・ヴォルフレア(stratosphere Eule・g07124)が仲間と自身の執事服を見比べる。いつもの戦闘を想定した服装とはまるで異なるスーツスタイルだが、着てみれば意外とそこまで違和感はない。
「これが執事服か……思ったより……動きにくい訳ではないんだな……」
 感想零すジークは、その銀髪をひとまとめにすると、ワークキャップを被り直した。
 その隣に、紺色の執事服着て佇んでいるのは月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)だ。
「執事……うん、何をすればいいのかは分かっている」
 小柄な体にもぴったり合うよう選んだ服で。紫の瞳で周囲をゆっくり見渡して、サヨコは静かに言葉を続ける。
「主人が襲撃を受けた時、安全を確保する護衛だ」
「ああ……。何か問題を起こす不届者がいればこのマグナムで分からせれば無問題だな……」
 それはどちらかと言うとSPの仕事では――などと突っ込む人は今この場にはいなくて。がしゃこん、とマグナム構えてジークが相槌打つから、サヨコの認識はそのままになった。
 そうしてちょっぴり不穏ながら執事に扮した女性陣がその場で待っていると、やがて近付く集団がある。賑やかに言葉交わす旅団仲間の男性陣、その姿は――全員メイド服だった。
「待たせたな。どや、自分のメイド服!」
 軽く手を上げ挨拶して、それからくるりん回って見せるツキシロ・フェルドスパー(非日常に迷い込んだ漂流者・g04892)。クラシカルなメイド服に身を包んだツキシロは、割とノリノリだった。ミニスカは邪道、シンプルイズベスト。威風堂々、正々堂々と勝負やで! って誰と勝負すんねん!
 ――なんて張り切る彼は、男性陣の中では珍しい方。だって隣では三間・勲(漁火・g10186)が、ミニスカートの裾をしきりに気にしているのだから。
「動く度に裾がふわふわして妙な感じです」
 ボリュームたっぷりな紺色のワンピースを押さえながら呟く勲だが、そこに彼と同じ海を想起させる紺色の執事服でサヨコが近付いてくる。
「勲、この館には危険な存在が多数潜伏している。……必ずご主人様を無事に帰そう」
 男装の執事がそっと耳打ちすれば、女装のメイドは一瞬だけ瞳をぱちぱち瞬かせるけれど――やがてにっこり笑って頷いた。
「はい、何事も経験ですね」
 今後の任務で複雑な変装や演技を求められるかもしれないから。此度の仮装となりきりはそのための練習、なんて考えて楽しむ方向に切り替える勲。だがサヨコの思い描くメイド執事のお仕事内容については特に訂正しなかった。
 居並ぶ男装執事と女装メイドの仲間達に、琥珀色の瞳を光らせるのはイザーリン・モノリスハイト(ハマルティア・ジャンク・レイヴン・g07500)だ。彼女自身も執事服で緑色の髪をひとまとめにして参加しているが、その口元は大いに緩んでいる。
「うわーみなさんかっこいい可愛い執事メイドさんばかりで眼福ですねぇぐっへっへ……」
 おまわりさんこいつです、なんて近くにそれらしい仮装の人がいたら通報されかねない表情と発言をしているが、幸いディアボロス達の周囲にはいなかったようだ。彼女の隣ではエトヴァ・ヒンメルグリッツァ(韜晦のヘレーティカ・g05705)が、メイド姿でも姿勢は崩さずピシッと立っていた。
(「急遽仕立てた厚みのある生地、丈の長くシンプルな黒無地は仕事着の美学だ」)
 エトヴァは思う、メイドとは使用人であり、主人を立てる存在だ。その精神は服にも至り、ワンピースもエプロンも品よく実用的なものが求められるのだと。
「そう、メイドとは仕事人。……なぜフリルが付いてるんだ」
 完璧な理論だったのに、発した言葉の後半はちょっと消化不良だった。それでも蒼き髪を束ね、口元には薄く紅を引いた長身(190cm)の佇まいは美しいもので――。
「エトヴァメイド長! メイド服お似合いですし、メイド服とはそう言うものです!」
 うっとりとした顔して、イザーリンが思わず叫んだ。エトヴァがメイド長役に決定した瞬間である。
 戸惑いもありつつメイドになりきろうとする男性陣の傍では、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)が目を丸くして彼らを見ていた。ロング丈のメイド服を着て、オレンジ色の髪にはふりふりのブリムをつけている。これも敵の目を欺くための任務! そう思えば恥ずかしくなんて――! と自身に言い聞かせてここまでやってきたが、いざ合流してみれば女性陣の執事姿は凛々しくてカッコいいし、男性陣も様になり過ぎている。
「エトヴァ……いや、メイド長は本職か……?」。」
 これガチじゃないといけないやつか? とヒヤリとするマティアスだが、それも束の間のこと。
「ノコノコと間抜けなツラを引っ提げて帰ってきやがったか御主人様!!」
 何かいろいろ間違っている台詞が聞こえてきて思わず視線を向ければ、そこにいたのは弔焼月・咲菜(葬不送動の報復者・g01723)だ。クラシカルメイド服に身を包み、髪はハーフアップ。足元飾る黒のハイヒールが、ワンピースの裾から伸びる脚をすらりと見せている。
「……これでいい?」
 険しい顔しながら咲菜が尋ねるが、イザーリンは苦笑い。
「いえ……挨拶に不条理に対する怒りと殺意をビシビシ感じますので……」
「えぇ、ダメ……?」
 そんな二人のやり取りを見て、マティアスはほっと胸を撫で下ろした。
「――うん、イケそうな気がしてきたよ」
 するとその時、マティアスへそっと近付くメイドが一人。
「シュトローマーさん。脚、脚」
「え?」
 耳打ちする声は一角・實生(深い潭・g00995)のもので、言われて自身の足元を見下ろした青年は、ガニ股になっていたことに気付く。
「おわっ、どうりでスカートが突っ張る訳だ」
 慌てて今度は思い切り内股へと姿勢を変えて、教えてくれた實生へ向けサムズアップ――しようとして、マティアスは小さく悲鳴を上げた。實生の顔には、ゾンビメイクががっつり施されていたからだ。黒のロングワンピースに白いエプロンと装備はいたってシンプルなメイドだが、そのエプロンには真っ赤な血糊が飛び散っているし、その赤は彼の真っ白な翼にも広がっている。スカートの端っこを掴めば中に忍ばせた武器がチラ見えして――『武装ゾンビメイド』となった實生は、緑金色の瞳に決意の光灯して言葉紡いだ。
「やるからには本気で」
「いやいやいや、ゾンビメイクがガチすぎる……!」
 そんなやり取りを横目で見て。少し落ち着いた様子の咲菜は、それでも憮然とした表情で言葉を零す。
「……傭兵はなんでもやる。でもな…それとこれはまた別の問題だと思うんだ」
「そう? 似合ってるし馴染んでると思うよ、弔焼月さん」
 穏やかな声で實生が言えば、周囲の仲間達も頷く。そんな反応が気に入らないと言うように、咲菜は赤茶色の瞳で執事とメイドなみんなを睨んで声を上げた。
「お前ら見んじゃねぇ……! ハイヒールキック食らわすぞ……!」
 叫びながら足を振り上げ、先の細いヒールを向けるようにしゅしゅっと足技を繰り出す。当たらないように距離取りつつも、淡々と告げるのはジークだ。
「随分……足癖と口の悪いメイドだな咲菜……似合っているんだからそう言わずに」
「そうそう、咲菜も似合うじゃん俺が一番大惨事だよ、知ってたわ」
 ジークの言葉に同意したのは、八雲・譲二(武闘派カフェマスター・g08603)。仲間達の視線が一斉に彼に向き、此度の参加者の中で最年長の譲二は思わず口元を引きつらせた。
 祝の提案で参加者全員が執事とメイドの仮装をすることになった時は、布面積の多いメイド服でなんとかやりすごそうと思ったはずだった、けれど準備段階で自身の店の常連婆に此度の仮装がばれたのがいけなかったのだ。そこからはあれよあれよと服も髪型もプロデュースされて――今の譲二はフリフリのミニスカメイド服を着用し、白い髪は丁寧に丁寧に編み込みを施されたハーフアップ。つけ睫毛や口紅もつけてナチュラルメイクばっちりな、それはそれは素敵なメイド姿へと変身しているのである。
「殺してくれ」
 両手で顔を覆って、やっと発した言葉がそれだった。仲間の視線から逃れようと背を向ければ、むき出しの脚がよく見えて――ここまでプロデュースされたら当然ムダ毛の処理だってされているわけで、気付いた實生の翼がぷるぷるっと震えた。噴き出さず、表情にも出さなかったところは褒められるべきだ。
「譲ニさんもなかなか個性的ですからそう言わずに!」
 イザーリンが、笑顔でフォローの言葉をかける。サヨコもまた、こくこく頷きメイド服姿の男性陣をもう一度眺めて。
(「よく似合っている……と言われるのは、男としては却って困るのだろうか」)
 彼らの様子を見て、サヨコは言葉選んで語り出す。
「とにかく、恥ずかしがる必要はない。これは立派な作戦だ。エトヴァや譲二も……全力を尽くしている」
 最後、無言の間に口元隠した。その隣ではエレナもまた、『これはなかなかですね』と言いながら口元抑えている。
「お似合いですよ」
「いや、笑ってる?」
 思わず突っ込んでしまうエトヴァだが、今の彼はメイド長だ。すぐさま背筋を伸ばすと、頭を下げる。
「お褒め頂きありがとうございます。皆様も似合っておられますね。意外な一面を見た気が致します」
 言葉を紡ぎながら、その視線は實生の方へ。執事とメイドが揃い踏みの中、突然のゾンビはやっぱり驚く。
「全力を尽くす皆さんの姿、輝いてます!」
 勲が仲間達見て笑顔で告げれば、その背後から譲二がしっと肩を組みに来る。
「勲とサヨコの色合わせめっちゃ良いな写真撮っていいか?」
 最初に思いっきり羞恥に晒された壮年の男は、開き直った顔でスマートフォンを取り出した。仮装パーティーだし恥はかき捨て、可愛い仲間達を褒める方に集中しようという考えである。
「写真か? ……撮っても構わない。勲、こっちに寄ってくれ」
「はい、月鏡さん。譲二さんお願いします!」
 二人肩寄せ合って、カメラに収まる勲とサヨコ。その後全員で記念写真も、なんて案が挙がってまたひと悶着あったけれど――こうして集合した彼らは、いざパーティー会場へと足を踏み入れるのだった。

●給仕の時間は賑やかに
「お帰りなさいませご主人様ー!」
 ツキシロの元気な声が響き渡り、会場にいた人々が振り返る。男装執事と女装メイド――異色の仮装集団な面々だが、一般人達は憧れのディアボロスを大喜びで歓迎した。
「わあっ、ディアボロスさんがいっぱい!」
「メイドさんお化け? なんかかっこいいね!」
 まず寄ってきたのは遠慮のない子ども達で、ツキシロは彼らに笑顔で一礼した。
(「ふふーん! こういうノリは高校の文化祭でも慣れっこ! こういうのは楽しんだもの勝ち!」)
 自信溢れる瞳でもって、いつも通りの元気を見せるツキシロは仲間達にも明るい笑顔を向けて。
「仲間も訪れるお客様も全部全部楽しませて応対するのがプロのメイド様って奴よ!」
 語る言葉の通りに、完璧な所作で子ども達を楽しませる。そんなツキシロの姿を見て、レイラが静かに進み出る。
「お任せください、どのような形でも皇帝の傍にも侍っておかしくないほどには、一通りの作法は体得しております」
 言葉紡いだレイラは、執事の振る舞いを思い出して一礼する。普段のメイド服で行うカーテシーとは異なるけれど、本物を見てきた彼女の所作は美しく優雅なものだった。
「私は南瓜館にお仕えする執事。本日いらっしゃったお坊ちゃま、お嬢様がたを案内させて頂く役目を仰せつかっております」
 銀髪の執事は、そこで一呼吸。素早く視線を走らせれば集まった子ども達の中にプリンセスの仮装した少女がいたから、目の前まで近付いていって手を差し出した。
「さあ、お嬢様。こちらでございます」
「わあ……!」
 従者のエスコートを受けて、少女が頬を薔薇色に染めて歩き出す。その背筋は心なしかピンと伸びて、執事役のレイラに相応しいプリンセスになろうとしている様子が微笑ましい。
 さすがの振る舞いに感嘆して、勲もまた子ども達に笑顔を向ける。レイラのように姿勢よく、そしてツキシロのようにはきはきと。
「お帰りなさいませ、ご主人様! 僕……いえ、私? 私もご案内いたします」
 ちょっと言葉に迷いつつも、子ども達を案内する。お菓子がたっぷり並べられたテーブルへと近付けば子ども達が歓声を上げて、勲は微笑みながら彼らにそっと囁いた。
「くれぐれも粗相のないように、お行儀が悪いとお化け南瓜に頭から食べられてしまうかもしれませんよ」
 悪戯っぽく告げながら、その手はテーブルの上のクッキーへ。それを目ざとく見つけた子どもが、『ディアボロスさんのつまみ食いはいいの?』なんて指摘してきたから、勲は慌ててクッキーを口に放り込んで誤魔化した。
「こ、これは毒味……ご主人様を守る為のお仕事ですっ」
 彼らが子ども達に対応する間、他の一般人に対応しようと動いたのはエトヴァとマティアスだ。
「おかえりなさいませ、ご主人様。こちらの紅茶はダージリンのオータムナルでして……」
 ドリンクのコーナーにやってきた男女の若いカップルに、マティアスは紅茶を提供する。かつて家にいた仕様人達の姿を思い出しながら給仕にあたる彼に、一般人の二人は嬉しそうにカップを受け取った。
「今日のお気分は? こちらがお似合いでございますよ」
 すかさず現れたエトヴァの手にあるトレーには、お菓子の盛り合わせが載せられている。カップル相手ならかわいいお化けスイーツも押さえつつ、ハートやピンクの愛らしいものも多めに。『素敵!』と彼女がはしゃぐのを見て、メイド長は僅かに口元を緩めた。
(「メイドとは……出しゃばらずに、仕事は完璧にこなすものでございます」)
 次の給仕をしようと移動する二人と入れ違いに、ドリンクコーナーに近付くのはジークだ。
(「周囲を隅々まで見渡すこともまた仕事」)
 執事たるもの、会場中の皆を楽しませなければならない。手持無沙汰な人を見つけてはスイーツやお茶を給仕していた彼女だけれど――コーナーに用意されたティーポットに茶葉を入れるイザーリンの姿を見つけて、ジークは小さく首を傾げた。
「イザリはお茶も淹れれたのか……意外だな……」
「ふふん、今日のために徹夜で練習したかっこいいお茶の淹れ方ですよ! ワタシの睡眠時間は今日のために犠牲となったのです!!」
「……えっ、徹夜?」
 沸かしたてのお湯を勢いよく注ぎながら、イザーリンが告げた言葉にジークは思わず聞き返した。言われて改めて彼女を見れば、化粧で隠しきれないくらいに目元の隈が濃くなっていて。
「……えーっと……なんか時折り若干ふらついていると思っていたら、もしかしなくても眠いの?」
「ふらついている? 大丈夫ですよ! ちょっと革靴に慣れてないせいでふらふらしてますが、全然元気です!」
「ぶっ倒れないでくれよ……?」
 心配げにジークが見守る中で、イザーリンは熱湯注ぎ終えたティーポットの蓋をして、更にティーコージーを被せて蒸らしていく。蒸らし時間は、執事服のポケットに忍ばせた懐中時計で確認して――そこまでは順調だったけれどいざ熱々のティーポットを手にしたら足がふらついて、ジークは即座にポットを奪い取って給仕を手伝うことにした。
 その時、ジークの背後にスッと現れるメイド長(エトヴァ)の姿がある。
「足元に南瓜がございます。躓きませんよう」
 注意だけを促して、颯爽と次の給仕へ向かう背中。しかし一瞬見えたその顔には悪戯っ気含んだ笑みが浮かんでいたことを見逃さなかったから、イザーリンは思わず笑ってしまうのだった。
 ――さて、一方の、メイドの仮装に抵抗見せていた咲菜だけれど。
「ここまで来たらヤケクソだ。潜入の為に磨いたメイドスキルを如何なく発揮してやろうじゃないか」
 腰に手を当て、気合十分に呟いて。彼は【光学迷彩】を活用して姿を消すと、影の存在となって人々にさりげなく給仕して回ることにした。
「ケーキはいかがでしょうか?」
「わあ、おいしそう!」
 スッと背後に現れた咲菜に、仲良しグループといった様子の女子三人組は驚きつつも喜びの表情を見せた。好感触に内心安堵して、咲菜はトレーに載せたホールケーキを彼女らに見せる。
「お暇でしたら、どうぞご覧ください。この大きなホールケーキが……この通り!」
 言葉と共にケーキを上空高く、天井スレスレのところまで放り投げる。ハロウィンらしいデコレーションされたケーキはゆっくりと落下してくるが――瞬間、咲菜が抜き放った妖刀が閃いて、一瞬の内にホールケーキは綺麗に切り分けられて、すとんとトレイの上に戻ってきた。
「……近づきすぎると御主人様、お嬢様があのケーキのようになってしまいます故、くれぐれも妖刀には触れないよう……」
 驚く女子達に切り分けたケーキを配って、静かに言い残して再び消える。ディアボロスの神業を目の当たりにした彼女達は、咲菜の姿が完全になくなった後になってやっと我に返って歓声を上げるのだった。
 仲間達が給仕に動く中、譲二は並ぶお菓子に手を伸ばしていた。
(「下ちょっとえらい事になってるけど首から上だけならそれなりの初老メイドには見えそうだから……」)
 年配のメイドの仕事は、若い使用人達の監督だ。なりきりムーブはこれでゴリ押そうと決めた譲二は、自身は給仕に回らず仲間達の働きぶりを観察しているのだった。
 仕事をチェックするなら、並ぶお菓子達だって当然対象だ。こんがり芳ばしく焼けたパンプキンパイを手に取ると、譲二はそれをあちこちから眺めて確認した後で口に運んだ。
「ふーむこちらのパイは焼き加減が絶妙ですわ。腕を上げましたわね料理長」
「おいしいですよね、僕もパンプキンパイおすすめです」
 譲二の呟きに、頷き応えたのは勲だった。給仕をしながらもこっそりお菓子を楽しんでいた彼は、パンプキンプリンも美味しかったと譲二に伝える。
「パンプキンプリン、先程いただきましたわ。とっても美味しかったですわ……」
 頑張ってなりきろうと思ったが――喋れば喋るほどドツボにはまりそうだった。思わず項垂れる譲二だが、そこへ子ども達が寄ってくる。
「あっ、おじさんもメイドなんだ! ねえねえパンプキンパイ俺にもちょーだい!」
「えっ……ど、どうぞ」
 怖がられるかも、なんて心配していた譲二だが、杞憂だった。さらに集まった子ども達がおすすめのお菓子を尋ねたから、譲二は勲と共に美味しかったお菓子について話して聞かせた。
 そんなやり取り見て、うずうずしているのはマティアスだ。足がガニ股に戻っていることにも気付かずに、彼は少年へと近付いていく。
「お坊ちゃま、私のハンカチをよく見ていてくださいね」
「え? ハンカチがどうしたの?」
 瞳を瞬かせる子どもの目線を自身のポケットへと誘導して、ハンカチを取り出す。マティアスがそれを畳んで、その後で振ると、そこから飛び出すみたいにパチパチキャンディが零れ落ちた。
「わーっ、キャンディがいっぱい!」
 喜び拍手してくれる子ども達に、マティアスは笑顔でキャンディを配っていく。そしてその賑わいが一段落してから、彼は勲が教えてくれたパンプキンパイをぱくり頬張った。
(「メイドにも休息は必要ですからね」)
 芳ばしく、優しい甘さのパンプキンパイ。その味を噛みしめながら、マティアスは一般人と交流している仲間達をしばし見守るのだった。

●お化け達のから騒ぎ
 会場にいる人々は、概ね平和にパーティーを楽しんでいた。しかし、やんちゃな子どももそこには存在する。
「なーんだ、執事にメイドって! あんなの俺のパンチでやっつけられそうじゃん!」
 胸を反らして、得意げに言葉紡ぐ元気な少年。その声に、周囲の面々は思わず彼へ視線向けた。――けれど大丈夫、彼のようなやんちゃにも対応できるよう、ディアボロス達は事前に準備してあるのだ。
 少年が、ディアボロス達へと駆け寄ってくる。そのまま何か仕掛けるつもりだと察して、イザーリンは素早く少年へと踏み込んだ。背負った棺桶を眼前に突き出せば、少年のパンチがべちんと叩き込まれる。次の瞬間、棺桶が開いて中から巨大な骨の腕が出現した。
「わっ!?」
「メイドさん、執事さんはお触り厳禁、ですよ?」
 イザーリンが窘める中、少年を摘まみ上げた骨の腕はエレナの近くで彼を下ろす。エレナは、人々を集めて『開かずの間』の説明を始めていた。
「さて、この洋館には、普段閉ざされている禁断の広間があるのです」
 年に一度、ハロウィンの夜に開け放たれる開かずの間の扉。その向こうにあるのは、地獄へ通じる穴か、封印された魑魅魍魎の群か――。
「私がこれから扉を開きに参りますから、ご興味のある方はご一緒にいかがですか?」
「はい、はーい! 俺行くよ!」
 エレナの誘いに、少年も元気に手を挙げている。新たな興味が向くものがあれば、もうディアボロス達を攻撃することもないだろう。
 『開かずの間』ツアーは、あっという間に大人気になった。ハロウィンの日、ディアボロスが見せてくれるものに興味津々な人々を連れ、エレナは両開きの扉の前にやってきて。
「さあ、皆さん。地獄の蓋が開く時!」
 勢いよく扉を開けば、冷たい空気が参加者を襲う。
「きゃあっ!? 冷たいっ!」
 驚き人々が声を上げるのは、扉が開いた瞬間に周囲の温度も一気に下がったから。思わず身震いする彼らが扉の向こうへ視線向けると、そこには白い人影が浮かび上がって――。
「わーっ! 本物のお化け!?」
 人々の悲鳴がいよいよ恐怖を含むものになってきたところで、エレナは発動していた効果【冷気の支配者】を解除した。一瞬で元の快適な温度に戻せば、幽霊のように見せていた霧もかき消えて。
「開いてみれば、なんてことない部屋でしたね」
 瞳を瞬かせてひと時の恐怖体験を反芻する人々に、エレナは悪戯っぽく微笑みかけながら一言呟くのだった。
 人々を驚かせる準備をしてきたのは、實生も同じ。ゾンビメイドの仮装に不備がないか改めて確認して、彼はスカートの中から偽物の大ナタをするりと取り出す。
(「さて。ディアボロスを倒すと意気込む人々を恐怖の渦に陥れよう」)
 心の中でこっそり呟いて、それから腰を落として姿勢を低く。ずり、ずりとやや足を引きずるようにして、實生はゾンビになりきり会場の中を歩き出す。
「わ! ディアボロスのお化けだ!」
 子どもの声に彼がゆっくり顔を向ければ、そこには南瓜頭の少年と魔法使い姿の少女がいる。一瞬口元に笑みを零してから、實生は彼ら目指して進み始めた。
「ゴ主人サマ……褒美ノ菓子ヲ……ヨコセ……クダサイ……」
「わっ、わーっ! こっち来てる!」
 動揺する子ども達の傍では他の一般人達も驚いているが、こちらは余興と理解している様子。南瓜の杖や魔法の杖を振り上げる子ども達を咎めることもなく、人々はただ微笑ましく見守ってくれていて。
「ぼく達も行こう!」
「ディアボロスのメイドや執事もゾンビかもしれないぞ!」
 声を上げて、玩具の剣を手に取ったのは勇者の格好した少年だった。続く少年は警察官の格好で、玩具の拳銃を構えようとまごまごしている。しかし、彼らが駆け出そうとした瞬間ジークが現れる。腰に刺したマグナムライフルを引き抜き突き付ける姿は戦い慣れたディアボロスのそれで、その迫力に少年達の足が止まった。
(「……横暴なご主人様には肝くらいは冷やしてもらうとしましょう」)
 涼しい金の瞳が、彼らを牽制する。その傍にはいつの間にか拳銃を構えたサヨコも立っていて。
「心配には及びません、ご主人様。銀の弾を用意しております。……この場は私にお任せを」
 周囲で見守る一般人へと声掛けて、サヨコは引き金を引く。パン、と拳銃の割には軽い音が響き、銃口からは煙が上がるが――それだけだ。彼女の拳銃は一芝居打つために用意されたプロップガンなのだから。
 襲ってくる子ども達に対応する仲間達を見て、エリザベータは姿勢を正した。ここまで、給仕を行ったり余興で楽しませたりと仲間達はそれぞれのスタイルでメイドや執事に扮していた。エリザベータも自分らしい執事をどう見せるか考えていたが――今なら、自分に合う役割を演じられる。
「坊っちゃま、お嬢さま。この程度で狼狽えてはなりません。紳士淑女たるもの、常に泰然自若として振る舞わねばなりませぬ」
 エリザベータが声掛けたのは、戦いを見守る少年少女達だった。突然の出来事を大人みたいには受け止められなくておろおろしていた子ども達は、彼女の言葉にはっとする。そろそろとエリザベータの後ろに隠れる位置へと移動しながら懸命に平静装ってみる少年少女に、彼女は優しい視線を向けるのだった。
 ――さて、突然のバトル展開の元である、ゾンビメイド・實生の方はと言うと。追いかける動きの歪さに子ども達は悲鳴上げながら逃げ惑っていたが、やがてその歩みの遅さに少し落ち着いたらしい。立ち止まり實生と対峙しようと彼らが決めた頃、その間に割って入ったのが祝だった。
「お嬢様にご主人様、パーティはお楽しみいただけておりますか?」
 スーツを靡かせて登場した祝は、そのまま實生へと接近する。魅せるのは、パーフェクトな執事だ。
「わるーいお化けは私が追い払っておきましょう、イタズラしていいのは、わたしだけ、ですからね?」
 悪戯っぽい笑みを浮かべた祝は、主人達を護るようにパラドクスを発動する。見映え重視の一撃を繰り出せば、それ見た子ども達もゾンビメイドへ向かっていく。
「オレサマ オマエ マルカジ」
「くらえー!」
「……痛って! こら、本気で叩くのはなしだって」
 祝の攻撃はノーダメージだから変わらずゾンビを演じていた實生も、子どもの容赦ない一撃には思わず素に戻っていた。そのまま翼で包んでもふもふ攻撃すれば子ども達がくすぐったそうに笑い声上げて――かくして、ディアボロス達が見せるちょっとした恐怖の時間は終了したのだった。

●南瓜館の終わり
 賑やかで楽しいディアボロス達の戦い(寸劇)が終われば、パーティーもそろそろお終いの時間だ。
 楽しかった! と興奮冷めやらぬ子ども達に、エリザベータは勲章型のチョコレートを授与する。
「坊っちゃまもお嬢さまも、取り乱したりせず立派でしたよ」
「わあ、ありがとう、執事さん!」
 キラキラ輝く勲章に、子ども達の顔にも喜びが浮かぶ。手を振り帰っていく子ども達を見送るエリザベータの傍では、他の参加者へサヨコがお菓子を配っていた。
「人心地ついた所で、甘いものをどうぞ」
 ご主人様の快適を保証することが、私どもの責務ですから。真剣な眼差しでお菓子を差し出すと、仮装姿の一般人は笑顔でそれを受け取った。
「メイド長! 私のお菓子も食べてね!」
 お菓子を配るのは、ディアボロスばかりではない。会場歩いていたらクッキー差し出してくれた一般人がいて、エトヴァは瞳を瞬かせる。
「私も頂いてもよろしいので? ありがとうございます」
 恭しく受け取って、優雅にカーテシーで一礼。皆様、ハッピーハロウィンでございます。告げれば、それ見た一般人の皆も楽しそうに『ハッピーハロウィン!』と声上げる。
「……エトヴァメイド長。足元がお留守ですよ?」
 瞬間、そんな声がエトヴァの足元からかかった。彼が視線向けるより先に咲菜の妖刀がその足絡め取ろうとするが、エトヴァは涼しい顔でひらり飛んでそれを躱す。――裾踏んで一瞬よろめいたけれど、そこは表情に出さないで。
「まあ、悪戯メイドは開かずの間行きですわね」
 再び光学迷彩で潜む咲菜にそんな声掛けて、エトヴァは楽しそうに微笑むのだった。
 パーティー中に見せた役柄を気に入ってもらえたのは、實生もそうだ。戦い終えて平常時のものへと立ち振る舞い変えた彼は、やんちゃな子ども達に囲まれていた。
「ゾンビー! お菓子あげるからもう一回がおーってして!」
「はは、もうおしまいだよ。はい、これはお菓子のお返しです」
 表情を緩めて、背中に飛び乗ろうとしてくる少年を躱しポケットからお菓子を取り出す。それは南瓜ランタンマカロンで、うまそー! と少年が声上げたからさらに子ども達が集まってきた。
「ゾンビさん、私にもくーださい!」
「もちろんだよ、ハッピーハロウィン!」
 すっかり子ども達の人気者になった實生が会場の出入り口へと彼らを誘導すれば、そこで人々を送り出しているレイラを見つける。お土産にカボチャ型のクッキーを渡していく彼女は、最後まで美しい立ち振る舞いで一般人を魅了していた。
「本日は案内ばかりでしたが……お土産にこちらを。またお越しください」
 ――そうして、楽しいハロウィンパーティーは終わりを迎える。最後の客が帰るまで得意のサックスで演奏を披露していた祝は、楽しかったわねと呟き隣の譲二へ視線送る。
「ああ、まあ何だかんだで楽しかったよ」
 仮装してなりきるなんて、非日常。いろいろと大変だったけれど――こうして終わりが近付けば、名残惜しく思うもので。
「来年のハロウィンがどうなるかわからんが、またこんな風に皆で遊べるといいな」
「そうそう、来年はみんなでバニースーツね!」
「もしそれで行くならマジで殺してくれ!!」
 今、ちょっといい風に終わらせようとしたのに! 譲二の叫び声が南瓜館に響き渡り、仲間達は思わず声を上げて笑う。
 楽しい楽しいハロウィンパーティーは、こうして終わりを迎える。
 ――来年もまた、楽しい日を迎えられますように。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV3が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【光学迷彩】LV2が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
【飛翔】LV3が発生!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV4が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【アヴォイド】LV5が発生!
【能力値アップ】LV3が発生!
【リザレクション】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年11月18日

最終人類史のハロウィン2024

 一般人の『鬼や妖怪、お化けなどが根底にある感情』をエネルギーとして集積できる『地獄変』は、ディアボロスにとって最重要のクロノ・オブジェクトです。
 ハロウィンは数あるお祭りの中でも、地獄変のエネルギーを集める最大のチャンスです。最終人類史全土でハロウィンを盛り上げ、より多くのエネルギーを地獄変に集積してください。
 蹂躙戦記イスカンダル奪還戦などで消耗した地獄変のエネルギーの補充だけでなく、鹵獲したクロノ・オブジェクトの運用や修復、改造などにもエネルギーが必要となるので、より多くのエネルギーを集めてください。
 収集したエネルギーは攻略旅団の提案があれば、その目的に使用し、残りはディアボロス・ウォーにおける新宿島大結界の為に備蓄します。

 最終人類史の一般人の皆様も、去年に引き続き『ハロウィンパーティーを楽しめば、ディアボロスと新宿島を護る事になる!』と、喜び勇んで準備を行っています。
 ディアボロスの皆さんにも、ハロウィンを盛り上げる協力要請が来ています。
 自分の考えた企画で人々を楽しませるも良し、人々の企画に加わって盛り上がるも良し。気軽に参加してください!

「ハロウィンパレード2024」アイコンフレーム対象

 このハロウィンシナリオで一度でも採用(トレインチケット含む)されたディアボロスには、色とりどりのキャンディをあしらったアイコンフレームをプレゼント!
 来年は違うデザインになります。かならずゲットしよう!

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 🔒公式タグは編集できません。

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#最終人類史(新宿島)
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#最終人類史のハロウィン2024
🔒
#🎃ハロウィン2024


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選択肢『🎃ハロウィンパーティー地獄変2024』のルール

 最終人類史で行われる、ハロウィンパーティーに参加します。
 ハロウィンパーティーは、大きな会場を貸し切るような普通のパーティーだけでなく、街の目抜き通りに屋台や出店を並べるストーリート系のパーティーも開かれているようです。
 パーティーに参加している人々は、ディアボロスが居なくても盛り上がっていますが、ディアボロスが参加してくれれば、更に熱狂してくれる事、間違いありません。
 普通にパーティーを楽しむだけでも構いませんが、飛び入りで企画を持ち込んでも良いかもしれません。
 主催者側も、飛び入りのディアボロスの企画を期待しているので、ディアボロスの要望に可能な限り対応してくれるので、是非、多くの人々を楽しませてあげてください。
 詳細は、オープニングの情報を確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。