ゴンドワナ、地下大空洞の冒険

 ゴンドワナ地下大空洞突入作戦の成功により、ゴンドワナ地下大空洞内にパラドクストレインで直接乗り込む事が可能になりました。
 攻略旅団の提案があれば、地下大空洞側から、巨獣大陸ゴンドワナの断片の王『キングゴンドワナ』の元に向かう事も可能となるでしょう。

 地下大空洞内部は、巨大な動植物に満ちた驚異の大地であり、巨獣達の楽園でもあります。
 キングゴンドワナに決戦を挑む前に、この地下大空洞を冒険し、英気を養うのも良いかもしれません。

!特殊ルール!
 このシナリオタイプは、地下大空洞に関わる、新たな攻略旅団提案が行われるまでの期間限定となっています。
 地下大空洞の冒険を何度も行う事で、地下大空洞に関する知識などが蓄積されていきます。
 得られた知識により、攻略旅団の提案による新たな作戦の難易度に良い影響がある事でしょう。

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沼る温泉、鮫と海牛を添えて(作者 凪未宇
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#巨獣大陸ゴンドワナ  #ゴンドワナ、地下大空洞の冒険  #地下大空洞  #24日以降で作業 


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#巨獣大陸ゴンドワナ
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#地下大空洞
#24日以降で作業


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「ゴンドワナ地下大空洞突入作戦を成功させた事で、地下大空洞に直接パラドクストレインで移動する事が可能になったのです」
 この成功により、大空洞側から、断片の王『キングゴンドワナ』攻略を開始する事が可能になったと蒼狐・珠萌(猫狐な天使・g03640)は説明しながらスケッチブックに記載する。
「だけどキングゴンドワナとの戦いを、いつから始めるかは他のディヴィジョンの攻略状況なども合わせて、慎重に判断する必要があるのです」
 検討し、キングゴンドワナの攻略を開始しようと決まった場合は、必ず攻略旅団で提案を行う必要があるので行って欲しい。
 それまでは、地下大空洞で冒険を行うのも良いだろう。
「ということで、温泉にいくのです!」
 更に、大勢のディアボロスが長時間過ごしていれば、その気配に拠点に近づいてくる巨獣が現れるので撃破し、拠点周りの巨獣を減らしておくといいだろう。

 雄大な地下大空洞は、まだまだ未知の領域がいっぱい。
 今回案内するのは沼る温泉だ。
「広大な水場の一つなのですが、温泉になっていたようなのです」
 中心部より奥地は深い底なし沼になっており巨獣である星海牛が過ごしているようなので、下手に近付いて刺激しない方がいいだろう。離れた位置から眺めている分には問題ない。
 拠点に近い一帯は浅瀬になっており、人でも足が着くらしい。更にここの泥はミネラルたっぷり、パックにしてもいいかもしれない。
 一風変わった洞窟内露天温泉だが、気軽に楽しんでいくといいだろう。
「暫くみなさんが過ごしていると、好奇心の旺盛な『星海牛モールスカロヴァ』の集団が近づいてくるのです」
 見た目通り温厚な巨獣だが、個々の体長は20メートル超。巨獣は遊んでるだけのつもりでも、放っておくと、彼らに潰されてしまう。
 更に星海牛が群れているのを狙い、『暴悪鮫ギガグーシャ』が2匹襲い掛かってくるので、気を付けて欲しい。
 こちらは無差別に暴れ回るので、早急に倒す必要があるだろう。
「また向こうから近付いてくるタイプは、放っておくとボク達の拠点にも近づいて来てしまうのです。それにこの巨獣らからキングゴンドワナに『地下大空洞にディアボロスが居る』事が伝わってしまう可能性もあるのです」
 そういった危険を積むためにも遭遇したら、きちんと撃破する必要があるだろう。

 地下大空洞はそれ自体が相当に広く、面積で言えば、火刑戦旗ラ・ピュセルの全域よりも広いであろう。
 今回の冒険は、ディアボロス拠点の周囲数十キロの範囲となるので、地下大空洞の果て……壁が見えるとこまでは探索する事は出来ない。
「キングゴンドワナとの攻略を開始するまでの期間限定にはなるけど、地下大空洞には多種多様な自然があるのです」
 この大自然を大いに満喫しましょうと言って、珠萌はスケッチブックを閉じた。

 大空洞の天井からは、ぼんやりとヒカリゴケのようなものが輝き空洞とは思えない明るさが広がっている。
 どういう仕組みか、まるで外にいるかのように雲が浮かび、時折風も吹く。外との違いは太陽がないくらいだろうか。
 深い森林に囲まれた巨大な沼は湖のように広く、辺りには物凄い湿度が……いや、湯気が漂っていた。
 ヤシのような亜熱帯植物に囲まれたそこは、巨大な温泉。
 近くに実る大きなオレンジや柚子のような巨大果実が水面を漂い、どこか不思議な光景が広がっている。
 そして温泉の中央より奥へと行けばいくほど深く底なし沼に。そして巨獣が暮らす地域へと近づくようだ。
 時折、遠くをのんびり泳ぐ星海牛の姿が見られたり、他の巨獣も時折姿を現すようだ。
 それは一見すると穏やかで長閑な光景で、もしかすると巨獣たちも危険が無ければ温泉を楽しんでいるのかもしれない。


→クリア済み選択肢の詳細を見る



POW  海の捕食者

技能:臨機応変/ジャンプ/ダッシュ (各22LV)

凄まじい速度で接近し、敵の体を食い千切ります。傷も恐れぬ闘争本能で襲い掛かり、鋼鉄も一噛みで砕きます。
(元パラドクス:ヒルコ縮地撃)

SPD  殺戮の魚影

技能:破壊/一撃離脱/蹂躙 (各22LV)

敵に体当りし、刃物のような切れ味の鮫肌でズタズタに切り刻みます。鱗は剥がれてもすぐに生え変わります。
(元パラドクス:黒角衝)

WIZ  血塗れの狩猟

技能:貫通撃/忍び足/闇使い (各22LV)

敵の体に喰らい付き、骨ごと噛み砕きます。突き刺さった牙は敵の体に残り、すぐさま新しい牙が生え変わります。
(元パラドクス:暗夜の一撃)

特殊ルール この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。
👑3


POW  震える巨体

技能:地形の利用/罠使い/ジャンプ (各28LV)

目を離せないぐらいに愛らしい巨体をポヨヨンと振るわせて飛び跳ねる事で、戦場の地形を変えてしまうほどの衝撃波を放ちます。
(元パラドクス:ピラミッドコンバット)

SPD  迫りくる大ヒレ

技能:水中戦/フェイント/水使い (各28LV)

あまりの巨大さのために距離感を誤認させて敵を翻弄し、いつの間にか迫っている巨大なヒレや尻尾でビシバシッと攻撃します。
(元パラドクス:水影掌)

WIZ  轟く鳴き声

技能:電撃使い/祈り/天候予測 (各28LV)

よく響くけれど気の抜けた鳴き声と祈りっぽい仕草によって天候を急変させて稲妻を伴う嵐で敵を巻き込み、揉みくちゃにします。
(元パラドクス:召雷破)

特殊ルール 【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。
👑11

●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【水源】
1
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【狐変身】
1
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【水中適応】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV1 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【ダブル】LV1

●マスターより

凪未宇
皆さま、こんにちは。凪です。
巨獣大陸ゴンドワナにて、温泉を楽しみ襲撃してきた巨獣を倒してください。

執筆順は①>②③となります。

①ゴンドワナ大空洞温泉を楽しんでください。男女混浴です。
 公序良俗に引っ掛かると判断されたものは、描写されないか不採用になります。

②③体長20メートル以上の巨獣です。
 水上もしくは水中戦となります。大きさに対する工夫が無いと苦戦します。

※技能はLVが高くとも特別な効果は得られません。
例)×【氷雪使い】で足元を凍結させ、滑らせる。→発動しない。描写されません。
  ○氷雪系のパラドクスで攻撃し、足元を凍結させ、滑らせる。
※どんな台詞や心情で参加しているのか、キャラらしさを多く書いてあると嬉しいです。

作業日や状況等は、マスターページにてご確認くださいませ。
それでは、皆様のプレイングお待ちしております。
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 現在「3人」が挑戦中です。
 このシナリオに挑戦すると、他の挑戦中のプレイングが確認できます。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


システムメッセージ  11月9日19時
九重・古安(g02347)が、①🔑地下大空洞アドベンチャーに参加しました。

システムメッセージ  11月9日20時
イツカ・ユメ(g02834)が、①🔑地下大空洞アドベンチャーに参加しました。

システムメッセージ  11月10日08時
九重・古安(g02347)、イツカ・ユメ(g02834)のプレイングが確定しました。

システムメッセージ  11月11日00時
月下部・鐶(g00960)が、①🔑地下大空洞アドベンチャーに参加しました。

システムメッセージ  11月11日00時
月下部・小雪(g00930)が、①🔑地下大空洞アドベンチャーに参加しました。

システムメッセージ  11月11日08時
月下部・鐶(g00960)、月下部・小雪(g00930)のプレイングが確定しました。

システムメッセージ  11月12日22時
マスターが、九重・古安(g02347)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  11月12日22時
マスターが、イツカ・ユメ(g02834)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  11月12日22時
マスターが、月下部・小雪(g00930)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  11月12日22時
マスターが、月下部・鐶(g00960)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  11月13日22時
シャムス・ライラ(g04075)が、①🔑地下大空洞アドベンチャーに参加しました。

システムメッセージ  11月13日22時
一・百(g04201)が、①🔑地下大空洞アドベンチャーに参加しました。

システムメッセージ  11月13日23時
夏候・錬晏(g05657)が、①🔑地下大空洞アドベンチャーに参加しました。

システムメッセージ  11月14日02時
アリア・パーハーツ(g00278)が、①🔑地下大空洞アドベンチャーに参加しました。

システムメッセージ  11月14日08時
シャムス・ライラ(g04075)、一・百(g04201)、夏候・錬晏(g05657)、アリア・パーハーツ(g00278)のプレイングが確定しました。

システムメッセージ  11月16日10時
マスターが、シャムス・ライラ(g04075)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  11月16日10時
マスターが、一・百(g04201)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  11月16日10時
マスターが、夏候・錬晏(g05657)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  11月16日10時
マスターが、アリア・パーハーツ(g00278)のプレイングの採用を宣言しました。

システムメッセージ  11月19日09時
九重・古安(g02347)、イツカ・ユメ(g02834)が登場する、①🔑地下大空洞アドベンチャーのリプレイが公開されました。
①🔑地下大空洞アドベンチャーをクリアしました。

システムメッセージ  11月19日14時
シャムス・ライラ(g04075)、一・百(g04201)、夏候・錬晏(g05657)、アリア・パーハーツ(g00278)が登場する、①🔑地下大空洞アドベンチャーのリプレイが公開されました。

システムメッセージ  11月19日15時
月下部・鐶(g00960)、月下部・小雪(g00930)が登場する、①🔑地下大空洞アドベンチャーのリプレイが公開されました。

システムメッセージ  11月20日14時
龍統・光明(g01001)が、②👾取り巻きトループス級『暴悪鮫ギガグーシャ』に参加しました。

システムメッセージ  11月21日08時
龍統・光明(g01001)のプレイングが確定しました。

システムメッセージ  11月21日23時
月下部・小雪(g00930)が、②👾取り巻きトループス級『暴悪鮫ギガグーシャ』に参加しました。

システムメッセージ  11月21日23時
月下部・鐶(g00960)が、②👾取り巻きトループス級『暴悪鮫ギガグーシャ』に参加しました。

システムメッセージ  23時間前
月下部・小雪(g00930)、月下部・鐶(g00960)のプレイングが確定しました。


リプレイ


九重・古安
イツカ(g02834)と一緒に。

恋人からの温泉デートのお誘い、それも混浴と。これは即答も止む無しというものだ。
もちろん人前なのは承知しているのでちゃんと水着は着用を。あくまで健全なお付き合いだからな。

洞窟の中と聞いていたからどんなところかと思っていたが、意外と明るいし風通しも良いのだな。
底なし沼があるのは気を付けねばだが、これは巨獣が寄ってくるのも無理は無いというものだ。
深さに気を付けつつ、しっかり温まるとしよう。

そう言えばこの手の泥温泉は肌に良いというのをよく聞くが、ここの泥はどうなのだろうな。
少なくともイツカの肌は普段から奇麗だと思うが。
いやその、取ってとは言うが、水着の中ということは……
こ、これは決してやましい気持ちがあるわけではなく、泥パックやサンオイルを塗ったりするのと同じ要領なわけで。
まぁその、なんだ。……任された……!
周りの視線を遮るように背中でブロックしつつ。もしかしてイツカも狙っていたのではと思わなくもないが、言わないでおこうか。


イツカ・ユメ
古安くん(g02347)と温泉デート♪

わぉ!こんなところにも温泉があるなんてびっくり!
カピバラとか、お風呂が好きな動物もいるし。巨獣達も湯治気分で来ているのかな?
わたし達も、ぽかぽかのんびり温まっちゃおう♪

今年の夏にゲットした水着に着替えれば、どこから見ても完璧で健全な温泉デート!
奥の方は底なし沼らしいけれども、この辺りは浅いからイイカンジに寛げそうだね。
日本の露天風呂とは雰囲気が違うけれども、ゆっくり肩まで浸かれば極楽気分。
んんー、身体も心もぽかぽかになっちゃうね。
……温泉よりも、隣の古安くんにふわふわくらくらのぼせ気味なのは内緒。


そう言えば、ここの泥はミネラルたっぷり、って聞いたけれども。この泥でパックしたら、お肌つやつや美人になれるかな?
ふふふー、ちょっと試しに……ひゃんっ!水着の中に泥が入っちゃった!古安くん、取って取ってー!
だ、大丈夫!これはあくまでちょっとしたハプニング的な健全なスキンシップだし………べ、別に古安くんとイチャイチャしたいからって狙ってやったわけじゃない、よ?


●癒しと恋と
 地下大空洞は不思議な場所だ。
 まるで外と大差ないような明るさが辺りには広がり、聞いてなければ地下だとは誰も思わないだろう。
「わぉ! こんなところにも温泉があるなんてびっくり!」
 今年の夏に仕立てた水着はまだまだ大活躍。
 湯気沸き立つ温泉へと駆けてくイツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)を、九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)は眩しそうに見つめた。
 そこは地下大空洞の中に生まれた温泉。
 勿論天然ものなので、特に仕切りなどもなく。ただゴンドワナサイズというかとても広かった。
(「恋人からの温泉デートのお誘い、それも混浴と。これは即答も止む無しというものだ」)
 ちゃんと水着は着用。
「あくまで健全なお付き合いだからな」
 そんな風に自分にも念を押すように呟いて、イツカを周りから隠すような位置に立ち温泉へ。
 水着姿でも、他の人の視線は気になるのだ。
「洞窟の中と聞いていたからどんなところかと思っていたが、意外と明るいし風通しも良いのだな」
「カピバラとか、お風呂が好きな動物もいるし。巨獣達も湯治気分で来ているのかな?
わたし達も、ぽかぽかのんびり温まっちゃおう♪」
「そうだな。底なし沼があるのは気を付けねばだが、これは巨獣が寄ってくるのも無理は無いというものだ」
「奥の方は底なし沼らしいけれども、この辺りは浅いからイイカンジに寛げそうだね」
 深さを確認しながらすくえば、とろりとなめらかなお湯が肌を滑る。
「深さに気を付けつつ、しっかり温まるとしよう」
 大丈夫かと古安はイツカに手をかし、立派な露天風呂に身体を沈める。
「日本の露天風呂とは雰囲気が違うけれども、ゆっくり肩まで浸かれば極楽気分」
 少し視線をあげれば、辺りには熱帯を思わせる植物が見え、なんだか南国温泉のようだ。
「んんー、身体も心もぽかぽかになっちゃうね」
 ゆっくりと身体を寛がせ、イツカは隣の古安に寄りかかる。
 もしかすると、こうしているだけでこの鼓動が伝わってしまうかもしれない。
(「……温泉よりも、隣の古安くんにふわふわくらくらのぼせ気味なのは内緒」)
 思ったよりも温泉が熱く感じられるのは、気のせいでは無いだろう。
 それは古安も同じ。
 火照った頬を隠すようにし、そう言えばと古安は思い出す。
「この手の泥温泉は肌に良いというのをよく聞くが、ここのはどうなのだろうな」
 岸辺近くに流れつき溜まっていた泥を古安は手にする。
「ミネラルたっぷり、って聞いたけれども。この泥でパックしたら、お肌つやつや美人になれるかな?」
「少なくともイツカの肌は普段から奇麗だと思うが」
 綺麗な泥をイツカはすくいあげ。
「ふふふー、ちょっと試しに……ひゃんっ!」
 思いがけない悲鳴に古安は焦り心配そうにイツカを見れば水着の胸元を抑え困ったような表情を浮かべている。
「水着の中に泥が入っちゃった! 古安くん、取って取ってー!」
「いやその、取ってとは言うが、水着の中ということは……」
 どうやって取るんだと一度思い浮かべ古安は赤面。残念ながらこれは温泉で熱くなったからではない。
「こ、これは決してやましい気持ちがあるわけではなく、泥パックやサンオイルを塗ったりするのと同じ要領なわけで」
 言い訳をするよう覚悟を決めつつ、古安はイツカの水着の端に指をかけ。
「だ、大丈夫!これはあくまでちょっとしたハプニング的な健全なスキンシップだし…………」
 恥ずかしそうに頬を染め見上げてくるイツカはとても可愛らしくて。
「べ、別に古安くんとイチャイチャしたいからって狙ってやったわけじゃない、よ?」
 色んな葛藤と色んな気持ちが、物凄い勢いで古安の中を流れていった。
「まぁその、なんだ。……任された……!」
 そのまま水着と肌との合間に指を滑らすよう入れながら、そっと古安は自分達の姿が他から見えないようイツカに覆いかぶさり。
 二人は湯気と岩影の向こうへと姿を隠すのであった――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

シャムス・ライラ
【賽】
本日は【賽】御一行様温泉旅行
引率担当の保護者枠、シャムスでございます

それでは皆さん、公序良俗に反しない感じで入浴をお願いいたします
アリア殿、水着は着て下さいね
開放的な所は彼女の魅力でもあります
水着姿も素敵ですよ

錬晏のパーカー姿が新鮮でもあり
肌の傷はむしろ勲章のようなものかと思うけれど
そこを隠すところが彼らしい慎ましさ
二人のやり取りも微笑ましい

それにしても何という広さ
ラ・ピュセル全域よりも広いとは
この奥に潜むキング・ゴンドワナの大きさはいかばかりかと想像してしまう
などと思いつつ、湯船を見ると
小さな黒狐さんがでっかい柚子?に乗ってどんぶらこ
かーわいいー
滑り落ちる様子も
かーわいー…ちょっと待て!
こんな所で終わらないで!
慌てて救い上げると大事に抱っこして
大丈夫、モモちゃん?お迎えが見えた?
よしよし吃驚したねと撫でながら様子を確認
浅瀬へ移動して安心させ
リラックスするようにハンドマッサージ
肉球ぷにぷにしちゃうぞ

ああ、クーラーボックスに冷えたお茶が入っているから
良ければ飲んでね

アドリブ等歓


一・百
【賽】
洞窟なのに洞窟って感じがしないな…
大きすぎて天井っていうより空だ…
見上げて感動

よーし、いざ温泉へ
え、アリア脱ぐのダメだよ女の子なんだから…
こういう時はするんと狐変身で浮き輪に捕まり温泉に…
完璧な脱衣
錬晏の背中の刺青カッコイイよな…だがシャムスもカッコいいよ

あったかいーと漂っていれば
大きな柚子(?)これは…!?
拾い上げようと柚子につかまろうとするが大きくて持てない
結果上にのぼって転がりそうに
おおぅ…大柚子乗り?
落とされないように頑張るが途中でつるんと滑り落ちる
きゃーおぼれるー…
ぼちゃん…ぶくぶくぶく…(完)
泳げないので溺れた

はっ…いま兄様が両手を広げて待ってた気がする
大丈夫だよと頭を擦りよせ
ぷにぷにさーれーるー
そのうちまったりリラックス


夏候・錬晏
【賽】アドリブ歓迎
ゴンドワナにはこんな空間があるのか
天井を見上げ、夜空とも見紛うばかりの風景に感嘆の息を吐く

時折感じる巨獣の気配も、敵意を感じなければ、野鳥と同じ
ひと時、肩の力を抜いても大丈夫そうだな

いや待てアリア殿、仮にも男の前だ。何か着てくれ

水着を着用する様子に安堵の息を吐き、湯気が漂う湖へ
人を忘れ、戦に明け暮れた、お世辞にも綺麗とは言い難い肌を薄手のパーカーで覆い隠し、下は緩めの海パン姿

(見て気分のいいものではないしな)

それでも湯につかり水を含めば、背中に彫られた玄武の刺青がかすかに見えてくる
それに、刺青に紛れる右肩裏の傷も

視線を感じ振り向いた先にアリア殿
そういえば言ってなかったかと

「玄武だよ。北を守り、水を司る」

貴女はいつも綺麗な言葉をかけてくれるな…ありがとう
(未だ己への称賛を素直に受け取るのは慣れない。顔が赤くなるのを自覚する)

一殿の様子にヒヤリとし
シャムスとの様子を微笑ましく見守り
すっかり当たり前になった情景に、自然と笑みが零れる

茶の準備を?さすが保護者
ありがたくいただこう


アリア・パーハーツ
【賽】
夜空を閉じ込めたみたい…!めっちゃ綺麗!
こんな所で温泉入れるなんて贅沢だなぁ

よし、早速入っちゃう!
え、温泉なのに裸だめなの?
(潔く脱ごうとして猛反対されたので、大人しくアイテムポケットから取り出した黒いビキニを着用して入ります)

あったかーい、丁度いいー…ああー…

錬晏さんの背中…でけぇな…
(普段は見れないそれに気付いて、許される範囲で眺めに行く)
亀、蛇…?…傷も沢山、…多くの戦場を駆けてきた人の背中は大きいな、やっぱり
玄武、は聞いたことある
うん
仲間を護る美しい背中
この背が見えるから、勇気が保てる
彼に続けってなるんだな

お?ふふ、戦うときは苛烈なのに今は可愛い!

あんまり奥は底なし、ふむ…でもやっぱ泳ぎたくなるな
まあ怒らせない程度まで行ってみようかな、折角広いんだし
…?
うわなに、…オレンジだ?
柚子みたいなのもある
お肌にごしごししたらつるつるなったりするかな

って、うわ、ももさまが!
シャムスさんいるから大丈夫か

冷えたお茶!至れり尽くせり!
これが出来る旦那様か


●温泉旅行
 明るい地下大空洞に、彼らはゾロゾロとやって来た。
「ゴンドワナにはこんな空間があるのか」
「洞窟なのに洞窟って感じがしないな……大きすぎて天井っていうより空だ……」
 夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)と一・百(気まぐれな狐・g04201)が感動していると、遅れてアリア・パーハーツ(狂騒・g00278)の感嘆の声が上がる。
「夜空を閉じ込めたみたい……! めっちゃ綺麗!」
 どういう仕組みになっているのか、この地下大空洞には明かりを発する苔のような植物が生えていることで外と同じように光りがあるのだ。
 しかも雲があり、陰ればそこは夜空のようにも見える。
「あぁ、確かに夜空のようだ」
「こんな所で温泉入れるなんて贅沢だなぁ」
 遠く横切ってく巨獣の姿が目に入るも、この距離であれば害はないと錬晏は肩の力を抜く。
「時折感じる巨獣の気配も、敵意を感じなければ、野鳥と同じだな」
 錬晏やアリアが感嘆の息を零す中、本当にとシャムス・ライラ(極夜・g04075)も頷きではと手を叩く。
「本日は【賽】御一行様温泉旅行ツアー。引率担当の保護者枠、シャムスでございます。足元が滑りやすくなっているのでお気を付けください」
「よーし、いざ温泉へ」
「早速入っちゃう!」
 ウキウキ温泉に向おうとする百の後をついてくアリアが、潔く自分の服に手を掛け。
「え、アリア脱ぐのダメだよ女の子なんだから……」
「え、温泉なのに裸だめなの?」
 服を脱ごうとしたアリアに驚き振り返る百と、それを止められ驚くアリアがピタリと動きを止めた。
「いや待てアリア殿、仮にも男の前だ。何か着てくれ」
 流石にそれは困ると、錬晏は困ったように顔を反らし、いけませんとシャムスは静かに諭す。
「アリア殿、水着は着て下さいね。皆さん、公序良俗に反しない感じで入浴をお願いいたします」
 そこまで言われれば仕方ない。
 アリアはアイテムポケットから、黒いビキニ取り出し着替えへ。
 おっと、ちゃんと着替えは物影でお願いします。
 大きな葉っぱも樹々もあるので、布を吊れば簡易更衣室の出来上がり。
 着替えに向かったアリアの様子に、錬晏も安堵の息を吐き彼らも水着姿に。
「開放的な所は彼女の魅力でもありますが……」
「こういう時は……」
 完璧な脱衣。なんて言ってするんと百は狐変身で黒い狐に変身すると、浮き輪に捕まり温泉に着水。
 なるほど、完璧な脱衣(?)
 和む光景が繰り広げられる中、黒いビキニに着替えたアリアが合流し、いざ温泉へ。
「水着姿も素敵ですよ。錬晏のパーカー姿も新鮮だね」
 肌の傷はむしろ勲章のようなものかと思うけれど、そこを隠すところが彼らしい慎ましさだとシャムスは見守る。
「あったかーい、丁度いいー……ああー……」
 湯気の漂う温泉に浸り、気持ちよさそうに手足を伸ばすアリアはふと傍らの錬晏の背中へと注がれる。
「錬晏さんの背中……でけぇな……」
 薄手のパーカーを羽織っていた錬晏ではあるが、温泉に浸っていればだんだんとその背に掘られた玄武の刺青と紛れる右肩裏の傷も薄っすらと見えてくる。
 見て気分のいいものではないしなと隠していた訳だが、視線を感じ振り返ればアリアとバチリと眼が合う。
「亀、蛇……? ……傷も沢山。……多くの戦場を駆けてきた人の背中は大きいな、やっぱり」
「玄武だよ。北を守り、水を司る」
「玄武、は聞いたことある。うん、仲間を護る美しい背中。この背が見えるから、勇気が保てる。後に続けってなるんだな」
「貴女はいつも綺麗な言葉をかけてくれるな……ありがとう」
 嬉しそうな眼差しを向けるアリアの言葉に、耳慣れ無さそうに口元を覆い。錬晏は顔が赤くなるのを自覚した。
「お? ふふ、戦うときは苛烈なのに今は可愛い!」
 そんな二人のやり取りも微笑ましいと、シャムスが表情を緩めていれば、あったかーいと漂ってた黒狐の百が近づいてきて。
(「錬晏の背中の刺青カッコイイよな……だがシャムスもカッコいいよ」)
「それにしても、何という広さ。ラ・ピュセル全域よりも広いとは、この奥に潜むキング・ゴンドワナの大きさはいかばかりかと想像してしまうね」
 振り返れば、嬉しそうに漂ってた黒狐が大きな柚子とご対面。
「大きな柚子(?)これは……!?」
 何を思ったか自分の体格の倍以上あるゴンドワナ産の大柚子を、黒狐の百は拾い上げようと……捕まり、柚子の回転と共にくるんとその上に。
「お、おおぅ……大柚子乗り?」
 バランスを取ろうと立ちあがれば、コロコロ大柚子が転がり大変なことに。
「うわっ、なに……オレンジだ? 柚子みたいなのもある。お肌にごしごししたらつるつるなったりするかな?」
 奥は底なしと聞いても、怒らせない程度まで行ってみようかななんて、アリアが泳ぎたくなるなとのんびりしてる横に、大柚子がどんぶらこ。
「小さな黒狐さんがでっかい柚子に乗って、どんぶらこ? かーわいいー」
 必死に落とされまいと格闘する黒狐の百の姿に、シャムスは和んでメロメロ。
 だけど、いつまでも回転する柚子の上で頑張るのは不可能。
 つるんと足を滑らせ、黒狐の百は温泉へぼちゃんと転落。
「きゃーおぼれるー……」
「滑り落ちる様子も、かーわいー……」
「ぶくぶくぶく……」
 泳げない百は、温泉に沈んでいって。
「って、うわ、ももさまが!」
 慌てるアリアと、大丈夫かと錬晏がひやりとする中、颯爽とシャムスが救出に。
 何だか百の中ではいい感じのエンディングが流れかけ。
「ちょっと待て! こんな所で終わらないで!」
 シャムスにすくいあげられ、ぶるるっと身体を震い軽く水切りし見上げる。
(「はっ……いま兄様が両手を広げて待ってた気がする」)
「大丈夫、モモちゃん?  お迎えが見えた?」
 よしよし吃驚したねとシャムスは撫でて、落ち着かせると浅瀬へ移動。
「……シャムスさんいるから大丈夫か」
「そうだな。すっかり当たり前になった情景だな」
 そんな仲睦まじい様子に、アリアと錬晏も見守るように眺めてる中、シャムスは黒狐の百にハンドマッサージを施し出す。
「肉球ぷにぷにしちゃうぞ」
(「ぷにぷにさーれーるー」)
 楽しそうなシャムスの腕の中で、そのハンドテクニックに百はすっかりリラックス。
「ああ、クーラーボックスに冷えたお茶が入っているから、良ければ飲んでね」
「茶の準備を ? さすが保護者」
「冷えたお茶! 至れり尽くせり! これが出来る旦那様か」
「ありがたくいただこう」
 シャムスが示したクーラーボックスに、感心しながら【賽】御一行様温泉旅行ツアーは続くのであった――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【エアライド】LV1が発生!
【狐変身】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!

月下部・鐶
義妹の小雪ちゃん(g00930)といっしょに冒険だ!
そろって足を踏み入れて、大空洞のド肝を抜く光景にびっくり!
これはぜったい絵にしなきゃ!
持ち込んだキャンバスとイーゼルめがけて夢中になって一枚仕上げるぞー!!

うん、本当に圧倒的、すっごい自然のドバー!って感じ
こんなとこに来たんだって思い出に、小さくあたしと小雪ちゃんを描いたりして
おっとコダマちゃんも忘れずに描くよ!

キングゴンドワナ攻略か~
今までこーいうこと考えたことなかったけど、こーいう自然のドーンを見ると、もっとたくさんあちこち見たかったって気持ちになったり
あー、これよくない考えだ
ゴンドワナのことは絵の中に残すぐらいでヨシ!
あたしは最終人類史の地球だってぜんぜん見てなかったんだもん そっちを楽しみにしなくちゃね!

よくない考えは温泉に流しちゃおう!パパーッと脱いであたしも温泉に飛び込むぞ!!
こんなひろーい温泉なんだし、泳いじゃおーぜ小雪ちゃん!

えっ、小雪ちゃんが慌てて大声で……わわわ、敵襲!?
慌てて戻って着替えて準備!

アドリブ連携大歓迎!


月下部・小雪
お姉ちゃん(g00960:義姉)と一緒に地下大空洞を探検しにいきます。
地下なのにこんなに明るくて、とってもすごい大自然が広がっているなんて、ふ、不思議ですね。
きょ、今日は地下大空洞に温泉があるそうなので、そこに向かいましょう!

あっ、モールスカロヴァさんがこっちを、見ていますね。
マラウイ湖にもいっぱい生息していましたが……遠くで眺めているだけならちょっと可愛らしい、ですね。

ふぅ、無事に温泉に到着、しました。
こ、混浴だと聞いていたのでもちろん水着も持ってきました。
えとえと、あのお着換え用にテントも持ってきたのであっちで着替えてきますね。

わわっ、お、お姉ちゃんが温泉で泳いで、ます。
で、でも、これだけ広ければ周りに迷惑じゃなさそう、ですね。隅っこの方で遊びましょう!
ボクとお姉ちゃんが泳いでる間、コダマは湯桶に収まってぷかぷかと漂って遊んでるみたいです。

っと、さ、騒いでいたらモールスカロヴァさんが近寄って、きましたね。
い、急いで着替えて戦う準備を整え、ます!

※アドリブ連携大歓迎


●大きな大きな小さな世界
 ゴンドワナの地下大空洞の探検へ出発!
 月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)と月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)の義姉妹は、地下へと降りていく。
 勿論、モーラット・コミュ『コダマ』も一緒だ。
「小雪ちゃんといっしょに冒険だ! うわぁー!」
 一歩踏み入れた途端、ド肝を抜かれた鐶は歓声をあげる。
「地下なのにこんなに明るくて、とってもすごい大自然が広がっているなんて、ふ、不思議ですね」
 確かに洞窟を降りて来たのに、天井は明るく本物の空のようで。
 漂う雲に、ゴンドワナの植物も広がり、奥の方には蠢く巨獣の姿もある。
「これはぜったい絵にしなきゃ!」
「きょ、今日は地下大空洞に温泉があるそうなので、そこに向かいましょう! あっ、モールスカロヴァさんがこっちを、見ていますね」
 遠く温泉の奥の方を泳ぐステラーカイギュウに良く似た巨獣、モールスカロヴァの姿はこうして眺めていれば何とも顔は愛らしく癒される姿を見せている。
「マラウイ湖にもいっぱい生息していましたが……遠くで眺めているだけならちょっと可愛らしい、ですね」
「そうだねー、可愛いよね」
 遠くから眺めながら、二人は温泉のそばに。
「ふぅ、無事に温泉に到着、しました。こ、混浴だと聞いていたのでもちろん水着も持ってきましたよ」
「よーし、まずは一枚仕上げるぞー!!」
 さっそく鐶は持ち込んだイーゼルを設置し、キャンバスと向き合うと筆を手に取り夢中になる。
「うん、本当に圧倒的、すっごい自然のドバー! って感じ」
 バッチリと風景を刻んだら仕上げに、片隅に小さく鐶と小雪を描く。
「こんなとこに来たんだって思い出に。おっと、コダマちゃんも忘れずに描くよ!」
 そんな鐶の姿を眺めながら、温泉の近くに着替え用にと小雪はテントを設置。
「えとえと、あのお着換え用にテントも持ってきたのであっちで着替えてきますね」
 そそくさと、小雪はその場を離れ。
 鐶は目の前の光景と、自由な巨獣の姿を眺める。
「それにしても、キングゴンドワナ攻略か~。今までこーいうこと考えたことなかったけど、こーいう自然のドーンを見ると、もっとたくさんあちこち見たかったって気持ちになったり……」
 もっともっと、色んな場所を見たいと思ってしまう。
 そう絵と大自然を見比べ鐶は絵筆をしまう。
「あー、これよくない考えだ。ゴンドワナのことは絵の中に残すぐらいでヨシ! あたしは最終人類史の地球だって、ぜんぜん見てなかったんだもん」
 だから、これから私は見ると鐶は前を見つめ。
「そっちを楽しみにしなくちゃね! よくない考えは温泉に流しちゃおう!」
 パパーッと脱いで、温泉へと飛び込み泳ぎ出す。
「わわっ、お、お姉ちゃんが温泉で泳いで、ます」
「こんなひろーい温泉なんだし、泳いじゃおーぜ小雪ちゃん!」
「で、でも、これだけ広ければ周りに迷惑じゃなさそう、ですね。隅っこの方で遊びましょう!」
 うっかり流されないように、コダマは湯桶に。ぷかぷか漂い、楽しそうだ。
 湖のような広い温泉で、わいわい楽しく過ごしていると、何やらゆらりと影が近づいてくる。
「っと、さ、騒いでいたらモールスカロヴァさんが近寄って、きましたね。ち、違いました。ギガグーシャに追われてます!」
「えっ、小雪ちゃんが慌てて大声で……わわわ、敵襲!? もどって、もどって!」
「い、急いで着替えて戦う準備を整え、ます!」
 二人が慌てるように、ギガグーシャに追われたモールスカロヴァがパニックを起こしながら近づいてくる。
 しかもモールスカロヴァは、陸にもあがれる巨獣だ。
 このまま放っておいたら、その巨体と勢いで押し寄せてきてしまうかもしれない。
 ディアボロス達は、ギガグーシャとモールスカロヴァと対峙する準備を始めるのであった――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】がLV2になった!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!