リプレイ
音葉・遥風
(トレインチケット)
音葉・遥風(風は遥か彼方に吹く・g03189)が新宿駅で衝動的にパラドクストレインへと飛び乗った時、その行く先は既に天正大戦国ディヴィジョンの【甲斐国】に決まっていたが、遥風は特に気にしなかった。
「陽動…ってことは、風の向くまま気の向くままに暴れればいいってことかな?」
あまりものを深く考え込まずに感覚に任せて行動する遥風は、パラドクストレインが現地に到着するとすぐさま【エアライド】でぽんぽんと跳び、街道と関所らしきものを発見。すぐさまパラドクス「虹の帯、くるくる踊れ、妖精と(フェアリーダンス)」を発動して警備とおぼしきトループス級天魔武者『井芹党・水練仕様』へと先制攻撃を仕掛ける。
「んー、いい風……いこう、フー。虹のステージで踊ろう」
虹妖精のフーが虹の足場を生み出し、遥風は空中を妖精が踊るように縦横無尽に跳び回って、硝子の剣でトループス級へと斬撃を浴びせる。
「!?!?!?」
何が起きたのかまったく把握できないながらも、厳重警戒中だったと思われる『井芹党・水練仕様』は斬り倒されながら反撃のパラドクス「井芹の清水」を発動。パラドクスの水流を放って遥風に叩きつける。
「きゃっ!」
遥風は懸命に水流を躱そうとしたが、斬撃の近い間合いから放たれるパラドクス攻撃を躱すのは容易なことではない。斃したトループス級の数だけ何条も放たれる水流の一つに直撃され、遥風は相当のダメージを受けて大きく吹っ飛ばされた。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【エアライド】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
【甲斐】
一度なら偵察部隊の偶発的な遭遇戦程度に認識されるだけかもしれないし、陽動となるともう少し目立っておいた方が効果はありそうだからな
事前に天正大戦国の時代の甲斐の地図を最終人類史で探しておく
特に鉱脈があった場所について、だな
地形は変わっているかもしれないけど、金脈の位置とかならある程度一致しているかもしれないしな
現地到着後はまずは方角や目立つ山のような地形から大まかな現在値を確認
国境付近ならある程度場所は絞り込めるしどうにかなる…筈
どうにもならなければ取り合えず甲斐国側である西へ向かいます
街道や集落、砦でも見付かれば其方に向かいますが、クロノヴェーダは前回のように水中にいる可能性もある
水中に潜める位深く大きい沼や河川等があれば【水中適応】を使用して飛び込んでみます
戦闘は《黒翼の嵐》で多数の相手を巻き込み攻撃します
井芹の清水は無理に流れに逆らわず様子を見て流れが穏やかになってから脱出します
悪目立ちしてしまったり、相手の数が多い等明らかに不利な状況になれば成果に関わらず速やかに退散します
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
引き続き、甲斐国での陽動作戦でありますね。
他班でも狙っている様ですね。戦国には詳しくないのですが、ここに何かあるのでしょうか。人気国でありますね。
戦術的に問題はなさそうですし、指示に従うであります。
狙うのは遭遇戦です。無双馬に騎乗して機動力で広範囲を捜索するであります。
【パラドクス通信】で仲間と連絡を取っておきます。誰がが敵を発見したら即座に救援機動力で合流です。
時間をかけてはいられません。長槍サリッサと魔力盾スクトゥムを【突槍陣】で無数に複製し、前方に展開してファランクス陣形を形成。騎馬突撃を仕掛けます。
敵が水中にいるなら【水中適応】を借ります。
真正面から盾を叩き付けて体勢を崩しながら、槍衾で刺し貫いてゆくであります。
反撃は盾陣で受け流して軽減します。セクシーだか知りませんが要は光線です。射線を予測して、魔力の盾に当てる事で直撃を避けて耐えるであります。
出来るだけ殲滅を狙いますが、危険そうなら撤収を図ります。
「あ、ちょっと待て…と言っても聞きゃしないか」
パラドクストレインが【甲斐国】に到着した直後、無雑作にぴょんと飛び出していったディアボロスに声をかけて止めようとした嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は、完全に無視されてしまって苦笑する。
「まあ、いい。どうやら街道筋がすぐ見えるほど近いらしいから、派手に陽動仕掛けて、とっとと逃げ出すぞ」
「そうですね。飛行タイプの天魔武者が増援に来たりしたら、パラドクストレインまで危うくなります。最初から一撃離脱前提で行きましょう」
冷静な口調で、バトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が応じる。
そうそう、今回の作戦は陽動であって調査じゃない、と、暁翔は声には出さずに呟く。前回、変な場所に天魔武者が集結していたので隠し金山でもあるのだろうかと、新宿島で戦国時代の甲斐の地図を探したが、完全な空振りだった。そもそも江戸末期に伊能忠敬とかが出るまで日本の地図は「絵図面」レベルのものしかなく、まして武田氏の隠し金山については、あてにならない風聞を書き留めたものが少数あるだけで、地図上の位置などまったくわからない。せいぜい「駿河の川で砂金が採れるので、その上流(甲斐や信濃)に金鉱があるのではないか」というのがせいぜいだった。
それでも前回のように、パラドクストレインが深い山中に到着し、街道よりも渓流や沼に接触する方が先、という状態なら多少は何か調べることができたかもしれないが、街道や関所(?)が望見できる場所に止まっているのでは、悠長なことはやっていられない。
などと言っているうちに【エアライド】で先行したディアボロスが関所(?)警備の天魔武者と交戦を始めたようで、暁翔とバトラは即座に救援機動力を発動して合流する。そこは水中でも水際でもないが、配備されているのは前回と同様『井芹党・水練仕様』のようだ。
(「時間をかけてはいられない。反撃が多数あるかもしれないが、一気に薙ぎ払う」)
声には出さずに呟くと、暁翔は多数攻撃に適したパラドクス「黒翼の嵐」を発動。無数の「黒き羽」を具現化し、トループス級の集団へと一斉に解き放つ。それこそ嵐のように殺到する「黒き羽」に切り裂かれて『井芹党・水練仕様』はばたばたと斃れるが、同時に反撃のパラドクス「井芹の清水」を発動。暁翔へと何条もの水鉄砲…ではなくウォータージェットを叩きつけてくる。
「おっと!」
鉄砲水のような大量の水流が来るなら、無理に流れに逆らわず様子を見て流れが穏やかになってから脱出しようかと思っていたが、そこまでの勢いはないようなので暁翔は普通に水流を躱す。多少かすめられて小ダメージは受けたが、直撃は避けることができて吹っ飛ばされずに済む。
一方、バトラはパラドクス「突槍陣(ファランクス)」を発動。長槍サリッサと魔力盾スクトゥムの複製を空中に無数に具現化し、無双馬『青縞(ブレリゲ)』に騎乗して突撃を仕掛ける。
「ファランクス、プロスボレー!」
「!!!!!」
盾を叩きつけられ槍で貫かれ、もともとそれほど多勢ではなかった『井芹党・水練仕様』の関所(?)警備部隊はひとたまりもなく蹂躙されて全滅する。潰れ際に反撃のパラドクス「セクシーアマビェーム!」を放った個体も相当数いたが、七色の光線はすべて盾に阻まれバトラや『青縞』には届かない。盾の消耗で多少の跳ね返りダメージは生じたものの、深刻な事態にはまったくならない。
「よし、引き上げるぞ」
前回のように狼煙が打ち上がったわけではないが、関所(?)や街道ではけっこう多数の一般人が驚き騒いでいる。長居は無用、と、暁翔はバトラに声をかけ、先行してダメージを受けたディアボロスが自力帰還できることを【パラドクス通信】で確かめた上で、急ぎパラドクストレインへ戻る。
(「……まあ、陽動としては充分だろう」)
声には出さずに呟く暁翔をしんがりとして三人のディアボロスはパラドクストレインに乗り込み、無事に新宿島に帰還した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【水中適応】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!