リプレイ
ラウム・マルファス
南へ向かうヨ。最終目的地は水晶鉱山、とりあえずの基地建設目標はアンタナナリボ付近が良さそうカナ。
まずはマソアラ基地の整備だネ。ボクの目的地はマンドリツァラ基地から向かった方が良いだろうから、マンドリツァラ基地の資材等はそのまま残しておきタイ。新宿島からロープとか荷車とか、整備に必要そうな工具類を持ち込むヨ。
海に近くて湿気が多そうだから、ロープや工具は防水の箱に入れておくヨ。鎌で周囲の藪を少し払って、地面を整備しておこウ。軽く均して、水はけを良くするくらいだけどネ。
終わったらマンドリツァラ基地から南へ向かうヨ。移動しながら、汎用ドローンを録画モードにして周辺の岩とか崖を撮っておこウ。現代だとマダガスカル島は結構鉱物資源があるみたいだけど、年代が年代だからネ。映像を地質学やってる大学にでも持ってけば、現代とどれくらい差があるか分析してくれるカナ?
道中に広い場所があれば、切った木をいくつか置いておこウ。想定してるルートならそろそろ湖があるはずだから、足場や地面の整備用に溜めておくヨ。
●南へ
まずは新しく設営されたマソアラ基地の整備だ。
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は鎌で基地の周囲の藪を払い、地面の整備を行っていた。基地周辺の藪や地面に関しては、ほぼ手付かずだったからだ。
「ふゥ、こんなところカナ」
ラウムは敷地内を見渡す。
地面は軽く均して水はけを良くする程度だったが、それでも到着した時よりはずっと良くなっている。
このマダガスカルでラウムが最終目的地とするのは水晶鉱山だ。
とりあえずの基地建設目標は、現在のアンタナナリボ付近を彼は想定していた。
水晶鉱山を目指すにはマンドリツァラ基地から向かった方が良いだろうから、同基地の資材等はそのまま残しておきたい。マソアラ基地から北を目指すか東で沿岸の監視を行いたい仲間もいるだろう、そのための資材も彼は新宿島から持ち込んできていた。主にロープに荷車、基地の整備に必要そうな工具類だ。海に近くて湿気が多そうだから、これらの資材を彼は防水のコンテナに入れておく。
マソアラ基地での作業を終えると、ラウムはマンドリツァラ基地へ移動、そして南を目指す。
鎌で藪を払いつつ、汎用ドローンを録画モードにして周辺の岩や崖の撮影を行う。
「現代だとマダガスカル島は結構鉱物資源があるみたいだケド……年代が年代だからネ。映像を新宿島の専門家に見せれば、現代とどれくらい差があるとか分析してくれるカナ? 地質学に詳しい人がいると助かるんだケド」
巨獣の襲撃を警戒しつつ先に進むラウムは、やがて開けた草むらに出た。
視界に入るのは小動物か昆虫程度、まだ巨獣の姿や気配はない。
「想定してるルートなら、途中で湖にぶつかるはずだしネ」
ラウムは鎌からチェーンソーに持ち替えて、周辺の樹木を切り倒す。
木材をここに積んでおけば、湖での足場や地面の整備用に役立てることができるだろう。
切り倒した樹木は枝を落として丸太にする。ラウムはナノマシンをスーツ型にして身に纏い、作った丸太を運んでいく。地面に敷いたブルーシートの上へ丸太を並べ、上からもう1枚ブルーシートで覆ってしまえば、多少の雨風も問題ないはずだ。
と、そこで。
周辺の森が騒がしくなってきた。
「そろそろ巨獣のお出ましカナ? トリケラトプス型が出るならマソアラ基地に近い場所だろうケド……ここは一度、戻ろうカ」
戦わずに済むなら、それに越したことはない。
さらに南を目指すための準備はできた、ラウムは来た道を戻っていく。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
月下部・小雪
ぶ、無事にマソアラ基地が完成、しましたね。
今日はここからマダガスカル探検隊の旅に出発、です!
色々気になる場所がありますが、こ、今回は北に向かってみましょう。
お話の中でマダガスカルの北部には海賊のユートピアがあったらしい、です。
エルドラードの海賊さん達もこっそり集まっているかも、しれません。
コダマと一緒にチェーンソーさんで伐採した木を【怪力無双】でどかして道を作ります。
ふぅ、相変わらずゴンドワナの森を伐採するのは大変ですが、くじけずにがんばって、いきましょう!
熱中症で倒れたりしないように、水と塩分の補給は忘れずにとっていきますね。
ふぅ、なるべく静かに伐採をしていたつもりですが……そろそろ縄張りにしている巨獣さんにばれてしまうでしょうか?
不意打ちされないように注意しながら続けましょう。
※アドリブ連携大歓迎
●北へ
「今日はここからマダガスカル探検隊の旅に出発、です!」
マソアラ基地に到着した月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)の視線は、北を向いていた。
「い、色々気になる場所がありますが、北に向かってみましょう。時代は違いますが、お話の中でマダガスカルの北部には海賊のユートピアがあったらしい、です。エルドラードの海賊さんたちも、こっそり集まっているかも、しれません」
もしエルドラードの海賊が来ていて、何かお宝でも隠していたら……そう思うと、小雪の胸も弾む。
たとえ来ていなかったとしても、島の北端まで行けば何か発見があるかもしれない。
まずは北を目指すために森林の伐採だ。小雪は先にマソアラ基地に来たディアボロスが運んできた資材やコンテナの中身を確認、使えそうなものを取り出すと、コダマを伴って基地の外へ出た。
基地周辺の藪は払われていたが、その先は鬱蒼と生い茂る大森林地帯。
「さぁコダマ、今日も作業開始、です!」
小雪はチェーンソーを持ち、コダマは機械駆動式の強化外骨格の腕を装着し、伐採作業に取り掛かる。
「相変わらずゴンドワナの森を伐採するのは大変ですが、くじけずにがんばって、いきましょう!」
小雪とコダマは樹木を切り倒していき、伐採した木は【怪力無双】でどかして道を作る。
もちろん巨獣の不意打ちを警戒しつつの作業だが、高温多湿の気候では熱中症も怖い。
「倒れたりしないように、水と塩分の補給は忘れずにとらないといけませんね」
コダマとともに木陰で休憩がてら、小雪は塩飴と水を口に含んだ。
「なるべく静かに伐採をしていたつもりですが……そろそろ縄張りにしている巨獣さんにバレてしまうでしょうか?」
小雪はここまで切り拓いてきた道に目を向ける。
さすがに一日でマダガスカルの北端まで行くことはできないから、まずは北に向けての進路さえ作っておけば上出来だ。道は広めに作ったから、重機でも楽に通ることができる。
「さて作業再開……」
小休憩を終えた小雪は、立ち上がるや不気味な気配を感じ取った。
行く手の森林地帯から何かがこちらに近づいてくる。
「……コダマ、注意してください、ね」
そして警戒する小雪の前に、それは姿を現した。
緩慢な動作で藪を掻き分けるそれは、トリケラトプス型の巨獣だった。
毒々しい色合いの角を持ち、背中から尻尾までびっしりと針に覆われた、寄生龍パラサラトプスの姿がそこにあった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】がLV2になった!
効果2【ダブル】LV1が発生!
月下部・小雪
わわっ、こ、こっちにパラサラトプスさんが現れ、ました!?
恐竜のトリケラトプスさんに似てますが、すごくトゲトゲが生えてて、角も毒々しい、ですね。
コダマ、初見の巨獣さんなので慎重に、戦いましょう。
巨大神像の回収の依頼の時にもお見掛けしましたが、パラサラトプスさんと戦うのは初めて、です。
【取説付ロケット発射筒装備型モーラット・コミュ】になったコダマが距離を取って、ロケットランチャーで攻撃です。
コダマがヒット&アウェイで攻撃しつつ、な、仲間が駆けつけてくれるまでは時間稼ぎに徹しますね。
反撃で飛んでくる棘は「魔力障壁」を張って直撃しないように防御、です。
どんよりと光っている角が気になっちゃいますが、不用意に近づいたらがぶりと食べられちゃうんですよね。
誘惑に誘われないようにが、我慢です!
せ、せっかく開拓した道を壊させるわけにはいきません!
※アドリブ連携大歓迎
ラウム・マルファス
ソラ(g00968)と
トリケラトプスを倒したら今回の探検は終わりカナ?
カラス型ドローンに爆薬搭載。規制針のある皮を爆破して、少しでも脅威を減らすヨ。
原生生物の群れが来たら、群れやトリケラトプスの行動を観察。群れの一部を爆破して、死体や吹き飛ばされた生物でトリケラトプスの動きを阻害するように攻撃しよウ。
その後はフライトドローンを動かして、味方に寄生針が当たらないよう盾にしよウ。
ソラス・マルファス
兄貴(g00862)と
巨獣相手に力勝負ってのは悪手なのかもしれないが、俺にはこれしかないんでね。
まずは護りは兄貴に任せて、正面から戦おう。
大剣に風を纏い、怪力無双も使って鼻づらに叩きつける。攻撃したらすぐに退いて、次の攻撃に備えよう。意外と素早いようだからな。思わぬタイミングで攻撃を受けないよう、敵の動きを観察するぜ。
寄生針は風で逸らし、叩き落す。無理そうならさらに退いて攻撃をやり過ごし、止んだタイミングで再び仕掛けるぜ。生物の身体から生えてるものなら、無制限に打ち続けられるってものでもないだろう。一瞬でも途切れる瞬間はあるはずだ。その隙を突いて、とどめを刺そう。
●寄生龍との戦い
「こ、こっちにパラサラトプスさんが現れ、ました!?」
月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は巨大神像の回収時にも寄生龍パラサラトプスを目撃していた。今回のパラサラトプスはこのマダガスカル島に棲息する個体だが、立派な体躯と頭部にそびえ立つ角には王者の風格すら漂い、緩慢な動きも威風堂々たるもの。しかし禍々しい色合いの角と、背中から尻尾までを覆う無数の針が、この巨獣に不気味な印象を与えていた。
「や、やっぱり前と同じで、すごくトゲトゲが生えてて、角も毒々しい、ですね……コダマ、初見の巨獣さんなので慎重に行きましょう」
この場で戦えるのは小雪とコダマのみ、応援が到着するまで無理はできない。
パラサラトプスは緩慢な歩みのまま前進を続ける。このまま進めばマソアラ基地まで達するだろう。不気味な巨獣にマソアラ基地の周囲をうろつかれるのは困るし、基地の設備や切り拓いた道を荒らされるのは勘弁願いたい。
小雪は道を塞ぐようにパラサラトプスの行く手に立った。
パラサラトプスは小雪を小動物とでも思ったのか、『そこをどけ』と告げるかのように角で威嚇する。
(な、縄張りのボスっぽい巨獣さんですから、普段はそれで邪魔な動物さんを追い払っているのでしょう、ね)
そして腹が空いていれば捕食するのだろう。
「せ、せっかく開拓した道を荒らされるわけにはいきません! コダマ、お願いしますっ」
小雪の指示に、【取説付ロケット発射筒装備型モーラット・コミュ】となったコダマがパラサラトプスへロケットランチャーを撃つ。撃ったら即移動、応援が来るまで小雪は時間稼ぎに徹する。
パラサラトプスはロケット弾を盾の如き頭部のフリルで受け止めた。
爆発と黒煙の中で、パラサラトプスのどんよりとした目が鋭くなった。小動物なら威嚇して追い払うだけのパラサラトプスも、敵対者には容赦なく牙を剥く。小雪たちを敵と認識したパラサラトプスは、背中を覆う暗色の寄生針を射出した。
小雪はコダマとともに針を回避しつつ、ヒット&アウェイの攻撃を続行する。
対するパラサラトプスはロケット弾を悠然と受け止め、反撃に出る。まるで横綱相撲だ。格下の力士をいなし、圧倒的な力と技でねじ伏せる。パラサラトプスのパラドクス、それは寄生針を撃ち込んだ相手を角の光で誘因、一気に捕食すること。緩慢な動きはむしろ相手を陥れる罠なのかもしれない。
(どんよりと光っている角が気になっちゃいますが……不用意に近づいたらがぶりと食べられちゃいそうです、誘惑に誘われないようにが、我慢です!)
小雪は寄生針を魔力障壁で防御する。直撃こそ避けているが、いつまで避けきれるかはわからない。
かたやパラサラトプスは巧みな反撃で小雪とコダマを徐々に追い込んでいく。
(わわっ、このままだと押し切られて……)
コダマが被弾し、さらに小雪にも無数の寄生針が飛来した、その時。
「風纏い、旋風!」
不意の旋風が巻き起こり、寄生針を吹き飛ばした。
同時に飛来したドローンがパラサラトプスに突撃、爆発して派手な爆炎を巻き上げる。
「間に合ったな」
「あのトリケラトプスを倒したら今回の探検は終わりカナ?」
駆けつけたのはソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)とラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)。
兄弟は小雪を庇うように前へと進み出る。
「た、助かりました……」
小雪は安堵の息を漏らすと、急いでコダマのもとへ駆けた。
このままではコダマがパラサラトプスに誘引されて捕食されかねない。針を引き抜き、彼女はコダマの手当てを行う。
小雪が戦闘から離れる間、敵の相手を担うのはソラとラウムだ。
「護りは任せたぜ、兄貴っ」
「ソラも充分気をつけてネ」
ソラが突撃、ラウムはフライトドローンを展開して味方の盾にする。
「巨獣相手に力勝負ってのは悪手かもしれないが、俺にはこれしかないんでね」
大剣に風を纏い、怪力無双も使ってソラは敵の鼻づらに一発叩きつける。鉄の塊を叩いたような感触が彼の掌に伝わってくる。
パラサラトプスは角とフリルを巧みに使ってソラスの大剣を押し返そうとする。相手の攻撃をどっしりと受け止め、それを上回る力で返す横綱相撲のパラサラトプスに、ソラもがっぷり四つで組み合う……と見せかけて、彼は即座に退いた。
「意外と素早いようだからな。思わぬタイミングで攻撃を受けないよう、敵の動きは見極めねえと」
飛んでくる寄生針は大剣で叩き落し、ソラは敵の反撃の合間を縫って再度突撃する。
「生物の身体から生えているものなら、無制限に打ち続けられるってものでもないだろうっ」
ソラとパラサラトプス、両者のパラドクスが激しくぶつかり合う。
「少しでも脅威を減らさないとネ」
味方の防御を担っていたラウムも、ソラを援護するべく新たなドローンを展開した。
「換装完了。さァ、行っておいデ」
ラウムがカラス型ドローンに積んだ爆薬は、広範囲を燃やすナパーム。
ドローンはパラサラトプスの直上から突っ込み爆発、その背中から尻尾にかけてを炎で覆った。
「ギャオオオオオオウ!」
ここまで声らしき声も発しなかったパラサラトプスが、苦悶の叫びを上げた。
そして怒りと憎悪の込められた目をディアボロスたちに向けて……毒々しい色合いの角が、一際怪しく輝いた。
直後、周辺の密林や草むらから出現した無数の『何か』がパラサラトプスの周囲で蠢き、とぐろを巻いた。それらはパラサラトプスによって支配された、無数の原生生物。個体では極めて小さなアメーバやゾウリムシなどの微生物が、無数に集まって大蛇の如き姿を形作っていた。
「わァ、気持ち悪イ」
ラウムの背筋に怖気が走る。この大蛇に呑み込まれたなら無数の原生生物によって分解されて、骨だけの姿になってしまう。そんな末路は願い下げだ。
「デモ、生物には違いないしネ」
大蛇の動きを見極め、ラウムがカラス型ドローンを突撃させる。
ドローンの爆発が大蛇の一部を吹き飛ばし、それが煙のようにパラサラトプスの視界を塞いだ。
「その角で操っているな!」
「コダマ、角を狙ってくださいっ」
ソラが右から、戦闘に復帰した小雪とコダマが左から仕掛けた。
両者の挟撃が左右の角を根本から落とし、再びパラサラトプスの苦悶の叫びが轟く。
脳にもダメージを受けたか、パラサラトプスが巨体をよろめかせた。
この隙を逃さずディアボロスたちの一斉攻撃が放たれて……ついにパラサラトプスは横倒しになって崩れた。ゆっくりと瞼が閉じていき、そして二度と開くことはなかった。支配が解けたのか、原生生物たちが形作っていた大蛇は黒い塊となってパラサラトプスの死体に覆いかぶさった。そこにあるのは既に生物の死骸、原生生物たちはパラサラトプスを時間をかけて分解し、土へと還すだろう。
戦いが終わり、ディアボロスたちはほっと息をつく。
北と南の新たなルート工作に、巨獣の撃破。
今回の目的は無事に達成だ。
「おや。お迎えカナ」
ラウムが空を仰ぐと、迎えのパラドクストレインがマソアラ基地へと降りていくのが見えた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【動物の友】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【怪力無双】がLV3になった!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!