🍁ヨーロッパの秋フェスタ

 人々が帰還したばかりのヨーロッパでは、人々の不安を解消する為に、各地で秋のフェスタの開催が企画されているようです。
 秋のフェスタは、ドイツのオクトーバーフェストなどが有名ですが、ヨーロッパ各地では、毎年、その地域らしいフェスが多種多様に開催されているので、独自色のある楽しいフェスも多くあるようです。

 必要な物資や食材などは、東京23区やオーストラリアなどから潤沢に運び込まれているので、帰還したばかりの人々の不安を払うフェスが開催できる筈です。

 地域密着型のフェスにディアボロスが参加すれば、ヨーロッパの人々のディアボロスへの理解や親睦を深める事が出来るでしょう。
 また、ディアボロスの手で更にフェスを盛り上げたり、ディアボロスらしい派手なイベントを行なえば、ディアボロスの特別な力を知ってもらうきっかけになるかもしれません。

!🍁秋祭りアイコンフレーム!
 このシナリオでプレイングが採用された方(トレインチケット含)は、秋祭りアイコンフレームをゲットできます!
 デザインはこちらをご確認ください。

!特殊ルール!
 このシナリオで得られた🔵数に応じて、ヨーロッパ圏の人々の、人類応援度が上昇します。

美味疾走、オータムチーズフェスト・レース!(作者 志稲愛海
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#最終人類史(新宿島)  #🍁ヨーロッパの秋フェスタ  #🍁秋祭り2024 


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#🍁秋祭り2024


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 とろーりあつあつ、フレッシュなものから熟成された濃厚な味わいまで、種類も実に様々。
 ビールにもワインにも果実ジュースにも合う、料理やスイーツにだってぴったりな、美味な万能食材。
 時には、ころころと転がしたものを追いかけたり、捕まえたりも……!?
 そんな人々を魅了してやまないもの――それは、チーズ!
 奪還したドイツの小さな町で行われるのは、そんなチーズ尽くしのオータムフェスト。
 美味しく、楽しく、秋の祭りを満喫して、帰還したヨーロッパを盛り上げよう!

「ドイツっていったら、ソーセージとかビールっていうイメージがあると思うんだけど。実はね、ヨーロッパ有数のチーズ生産国でもあって、ドイツで作られているチーズはアメリカに次いで世界第二位の生産量を誇ってるんだよ」
 逢海・凪都(黒焔・g03331)は尻尾をゆらりと揺らしながら、集まってくれた皆を見回した後。
 今回帰還したヨーロッパの地域で行われるという催しについて語る。
「攻略旅団の提案でね、帰還したヨーロッパの地域の秋祭り……オータムフェストに、ディアボロスも参加する事になったよ。今回おこなわれるのは、チーズの生産が盛んなドイツの小さな町の秋祭りなんだけど。色々なチーズや、チーズを使った料理やスイーツだとか、チーズに合う美味しいものがたくさん用意されるみたいだよ。それにね、ちょっと変わった、チーズ転がしのイベントもあるんだって」
 秋祭りに参加すれば、帰還したばかりの人々に、ディアボロスの事を知ってもらう良い機会になると思うし。
 多くのヨーロッパの人々と親愛を結ぶことが出来れば、人類応援度の上昇も期待できる。
 よって、ヨーロッパの人々と秋フェスで交流しつつ、祭りを盛り上げていこうというわけだ。
 そして、それに加えて。
「今回の催しが上手くいけば、蹂躙戦記イスカンダルから奪還した国々の内、イタリアやバルカン半島、トルコとかでも『帰還』を行っていけるんじゃないかなって」

 先行して帰還が行われた地域は、ドイツの中部など、他ディヴィジョンと隣接していない地域が主となっているが。
「ドイツの中部や南部は酪農や肉用牛飼育が盛んで、今回はそんなチーズが作られているドイツ中部ののどかな町で行われる秋祭りに参加しようっていうことだよ。ディアボロスのみんなが楽しんでいる姿をみせたら、きっと町の人たちも嬉しいだろうし、自由に楽しく美味しく、イベントに参加してね。もちろん、地域の祭としての趣旨を理解して、その邪魔にならないようには配慮が必要だけど、最終人類史だから、残留効果も最大で使用できるので、派手な演出で人々の度肝を抜く事もできるかもね」
 ということで、今回参加する秋祭りは、チーズや秋の美味しい味覚、それに珍しいイベントが催されるという祭りだ。

「やっぱりお祭りといえば、たくさん美味しいもの食べたいよね。チーズって言っても、色々な種類があるし、料理やスイーツも沢山だし。そんなチーズを、チーズに合う食材と一緒に楽しめるよ。あとは、ぶどうや果物の産地も近いから、ワインとかぶどうジュースや他にも果物ジュースとか、ドイツだからビールも楽しめるから。飲み物と一緒に、色々なチーズを食べ比べたりもいいかも」
 実は、乳製品大国であるというドイツ。
 やはりドイツといえばヴルスト、ソテーで温まったヴルストの中からとろりとたっぷりチーズがあふれ出すチーズヴルストは絶品であるし、チーズカリーヴルストも非常に食欲をそそる一品。
 チーズと色々なソースを添えたドイツ風チーズポテトは、フードトラックの定番メニューであるし。
 そして、通称ドイツのピザと呼ばれている、薄焼きのピザ「フラムクーヘン」。
 フラムクーヘンの特徴は、なんといっても、ピザ生地よりも薄くてサクサクしているその軽さ。トッピングの定番は玉ねぎとベーコンというシンプルさで、軽くおつまみやおやつ感覚食べられるし。ピザの種類は他にも勿論あり、生ハムのピザや、アスパラガスやハムやモッツアレラチーズをのせて半熟卵を真ん中に落としたビスマルクピザ、モッツァレラチーズにヴァージンオリーブオイルとローズマリーをかけて生バジルやオリーブやトマトを乗せたサラダ風地中海ピザ、アンチョビや赤たまねぎやオリーブに唐辛子をかけるツナピザなどなど、窯焼きで美味しいピザが味わえる。
 オバツダは、カマンベールチーズにタマネギやパプリカのみじん切りを加え、ハーブを入れて練り上げて作られるチーズディップの一種で。パンやプレッツェルにつけて食べたり、そのままでも飲み物によく合う、おつまみの定番なドイツ料理。
 それに、チーズを使った料理と言えば、チーズフォンデュやラクレット。どちらもスイス料理であるが、ドイツでも非常によく食べられている。チーズフォンデュはおなじみの、煮溶かしたチーズに、串に刺したパンや野菜などをからめて食べるもの。一方、ラクレットは、半円形のラクレットチーズの断面を加熱して、溶けた部分を削り取り、具材にかけて食べる料理だ。ドイツと言えばほくほくのジャガイモ、ミニトマトや蒸しブロッコリーやマッシュルームなどの野菜、それにやはりフランスパンや黒パンなどの定番のパン、それにヴルストなどの具材で楽しめる。
 他にも、とろりと落ちるエメンタールチーズにオニオンフライをトッピングしたマカロニチーズのようなケーゼシュペッツレ、ラビオリと餃子が合わさったようなパスタ生地にチーズや肉や野菜が詰められたマウルタッシェ、ワインやぶどうジュースにもぴったりな弾力のある細く短いチーズパスタであるケーゼシュペッツレ等々も食べられる。
 料理だけでなく、マイルドな味わいのゴーダ、いわゆる穴あきチーズであるエメンタール、クリーミーなカマンベール、とろりとした濃厚な味わいのブリー、ドイツモッツァレラといわれている穏やかな塩味と酸味があるマイルドなステッペン等々、チーズの食べ比べも良いだろうし。そんなチーズを、はちみつや胡椒やハーブなどをかけたり、生ハムで包んだり、りんごなどのフルーツと合わせたりしても美味しいだろう。

 そしてチーズを使ったスイーツも豊富。
 アプフェルケーゼクーヘンは、甘く煮込んだリンゴの入ったチーズケーキ。ケーゼクーヘンはドイツでも有名なチーズケーキで、バニラやレモンの風味を加えて、甘さとともにさっぱりとした味わいで、ベリーなどを乗せても美味しい。また、ドイツのチーズ・クワルクはヨーグルトのような舌触りで、それを使ったクワルクチーズケーキは濃厚な舌触りが特徴だという。アイアシェッケは、スポンジ生地、チーズ、カスタードを重ねた、いわゆるベイクドチーズケーキで、チーズの香りと味わいが口に広がるドイツ伝統のデザートだ。
 飲み物は、成人以上に限るがワインやビールなどの酒類も豊富で、飲みやすいレモンやライムのビールも。飲み水は炭酸水が主流だというドイツならではなワインなどの炭酸割りも。未成年でも、ぶどうジュースやレモネードなどが楽しめるし、リンゴやレモンやオレンジなどの炭酸割りも爽やかな味わいである。

「あと、チーズを転がしたり追いかけたりする、ちょっと変わったイベントもあるみたいだから、参加してみて、ディアボロスのすごい力を人々に見せるのも盛り上がるんじゃないかな」
 やりすぎにならない程度に、直接ディアボロスの力を見せる事で、祭りも盛り上がるし。
 治安の維持にもプラス効果が期待できるだろう。
 このチーズ転がしイベントは元はイギリスで行われているチーズを追いかける催しが有名なようだが。チーズの産地であるこの町では、それを独自にアレンジしたイベントが行われているという。
 この町のチーズ転がしレースは2部門あり、丘の上からどれだけ速くふもとのゴールまでチーズを転がせるかを競う「チーズ転がしレース」と。転がる様々な大きさや形のチーズを追いかけて、どれだけキャッチできるかに挑戦する「チーズキャッチチャレンジ」があるようだ。
 だが侮るなかれ、丘を転がるチーズの速度は想像以上。
 故に、ディアボロスの力を楽しくみせるにはうってつけのイベントであるわけだ。
 ちなみに転がすのは、チーズを模した食べられないチーズであるという。

 目一杯、美味しいチーズを食べたり、チーズに合う飲み物を飲んだりも良し。
 チーズ転がし&キャッチレースに参加して盛り上げるも良し。
 秋祭りをディアボロスが全力で楽しめば、帰還したばかりの人たちも嬉しいだろうし、ディアボロスのことを知ってもらう良い機会になるだろう。

 それから、詳細を告げた後、改めて皆を見回して。
「秋フェスの開催に必要な資材とかは、先に帰還していた地域とかからも運び込まれているから、問題無いよ。だから、帰還したばかりの人々の不安を解消するためにも、秋フェスを目一杯盛り上げてあげてね。それに、ディアボロスがクロノヴェーダにも負けない心強い存在であることを示すのも重要だし、それだけではディアボロスへの力への不安を助長してしまうから、祭りを楽しんでいる姿をみせて、人々の心に寄り添える存在だとわかってもらえたら、すごくいいんじゃないかなって」
 凪都はディアボロスの皆を案内する。秋祭りがおこなわれるドイツへと向かうパラドクストレインへと。

●いざ、チーズフェス!
 帰還した人々が楽しみにしている、秋の祭り。
 ディアボロスについても広報などで情報は出回っており、人々も知っているという。
 なので、ディアボロスごっこをして遊ぶ子供や、ディアボロスと会うことを楽しみにしている人が多い一方。
「まだ帰還していない地域も次々と帰還する予定のようだ」
「いずれ、元の秩序が戻って来るだろう」
「しかし、ロシアやフランス中部はまだ敵の手中にあるらしいな」
 そう話す知識層の大人たちがいたり。
「でもねぇ、私は不安だねぇ。そのディアボロスって人達は、不思議な力を使うんだろ? それって、どうなんだろうねぇ」
 中には、少し不安に思っている人々もいるようだけれど。
 だからこそ、秋フェスでディアボロスのことを知ってもらうことも大事であるだろうし。
「けど、チーズでたくさんもてなして、楽しい祭りにしたいねェ!」
「チーズ転がしやチーズキャッチ、張り切って参加するぞ!」
 何よりも、開催される秋祭りを、ディアボロスと一緒に楽しむことを心待ちにしているから。
 楽しく美味しく、チーズフェストを楽しもう!


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
2
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【未来予測】
2
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【強運の加護】
2
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【動物の友】
1
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【プラチナチケット】
3
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【セルフクラフト】
1
周囲が、ディアボロスが、一辺が1mの「コンクリートの立方体」を最大「効果LV×1個」まで組み合わせた壁を出現させられる世界に変わる。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
5
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【口福の伝道者】
4
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【パラドクス通信】
3
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【コウモリ変身】
1
周囲が、ディアボロスが小型のコウモリに変身できる世界に変わる。変身したコウモリは最高時速「効果LV×50km」で飛行できるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【猫変身】
2
周囲が、ディアボロスが猫に変身できる世界に変わる。変身した猫は最大「効果LV×10m」の高さまで跳躍できるが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV10(最大) / 【ガードアップ】LV1 / 【凌駕率アップ】LV3(最大) / 【反撃アップ】LV1 / 【リザレクション】LV1 / 【先行率アップ】LV3 / 【ドレイン】LV5(最大) / 【ダブル】LV4 / 【ロストエナジー】LV3 / 【グロリアス】LV3

●マスターより

志稲愛海
 志稲愛海です。
 よろしくお願いいたします!

 ということで、ヨーロッパの秋祭りを目一杯満喫しましょう!
 今回どの選択肢でも、ご参加者にはアイコンフレームが貰えるということで。
 内容に問題のないプレイングは全員採用予定ですので。
 どのイベントでも好きなものを、欲張っていくつでも、何名様ででも、ご参加いただければです!

●各選択肢について
 今回は、①②→③の順で進行します。
 ①と②選択肢はOP公開と同時に受付します。お好きなイベントにご参加ください!
 どの選択肢も受付長め予定ですので、おひとり様から団体様何名ででもどうぞお気軽に!
 各選択肢の締切は、マスター個別をご確認ください。
 日常選択肢ですので採用人数の制限は設けません、アイコンフレームも貰えますし、どうぞ遠慮なく遊びに来てください!

①ヨーロッパの秋のフェスタに参加する
②ヨーロッパの秋のフェスタを盛り上げる
 できること等はOPに記載した通りです。
 お好みのスイーツやメニュー等々、OPに記載ないものを楽しんでも構いませんし。
 他にもできそうなことでしたらご自由にどうぞ!
 気持ち、①は食べ歩きメイン、②はチーズ転がし&キャッチレースメインで想定していますが。
 ①で食べ歩きの後レースに出ても、②でレースメインで食べ歩きも、等もOKです!
 ①②どちらも参加で目一杯遊ぶ! でも大歓迎です!
 ①と②でそれぞれ別のグループでの参加、なども勿論構いません。
 レースは誰かと競うのも良し、個人で楽しむのも良し、ノリと勢いな催しなので自由なカタチで参加できます。

③ディアボロスからの挨拶
 帰還した人々に伝えたいことや、締めのパフォーマンスなどを行なっていただければです!
 この選択肢がクリアになりましたら完結となります。

 当方のNPCの凪都と小乃香もおりますので、お声等かけていただいた場合はご一緒させていただきます。
 どちらも人見知りしない性格ですので、面識なくてもお気軽に!

●システム上などのご注意
 同じリプレイ内での描写希望の団体様の場合は、全員同じ選択肢でのご参加をお願いいたします。
 また、①と②は同日にふたつプレイングを送れませんので、2日にわけてひとつずつご参加ください。

●他
 進行や受付状況等はマスターページにてお知らせしますのでご確認下さい。
 公序良俗に反する事、他人への迷惑行為、20歳未満の飲酒喫煙は厳禁です。
 20歳以上でも明らかに未成年に見える姿の方の飲酒喫煙はマスタリングする場合もあります。
 あとはご自由に楽しくお過ごしいただければと!

 皆様のご参加お待ちしております!
208

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ルリラ・ラプソディア
《椿歌》

美味しそうなチーズの香りに誘われて
チーズメニューにあちらこちらと目移りいっぱい

フラムクーヘンに、チーズフォンデュ…
オバツダも捨てがたくて…どれにしようか、まよってしまうの

冥夜さんは、どのお料理に…する?
わたしは、ね…オバツダとアイアシェッケも気になるの
ドイツの伝統的なお菓子で、ずっと食べてみたいなって思ってて

ドイツのワインは甘い白がおいしい…のよね?
今年大人になったばかりの好奇心
初めての甘口白ワインで乾杯、なの
ひと口含めば広がる豊かな味わい
ぱぁと表情が明るく彼を見ると
ん、おいしいよ
スイーツみたいに甘くて…
オバツダをプレッツェルでいただけば美味しさいっぱい
わたしも、冥夜さんがチーズ好きって知れて
一緒にお酒をいただけて嬉しい

そして念願のアイアシェッケ
濃厚なチーズの香りに綻ぶ口許
カスタードとの調和が幸せを誘う
幸せそうに染まる頬に手を添えほろ酔いな様子

ふと彼のおねだりに
珍しくくすっと音を立てた笑みが咲く
じゃあ、レシピお勉強しないと
そのかわり…味見も、たくさんしてもらおう…かな?


朔・冥夜
《椿歌》

チーズ尽くしなだけあって
種類も豊富で目移りしてしまうな
お酒も進みそうだ、ってね

ドイツ料理は詳しくないが
このフラムクーヘンが美味そう
玉ねぎベーコンと、それからやっぱりチーズヴルストも
ルリラが気になってるオバツダはプレッツェルも付けて貰おう
いいね、じゃあデザートはアイアシェッケに
これは…チーズケーキみたいなもん?

本場のドイツワインが楽しめるの最高……
そうだな、やっぱりリースリングの甘口白ワインで
一緒に乾杯しよう
手に入れた料理と共にチーズの旨味とワインが合う
俺、チーズも結構好きなんだよな
ルリラ、ワインはどうだ?
慣れてないかも、と心配でそっと顔を覗き込み
嬉しいな、ルリラとこうしてまた酒が飲める機会があって
もう一杯、なんて上機嫌におかわり

お気に入りは濃厚なアイアシェッケ
普段はあんまり自分から甘いのは食わないけど
これ、家庭で作れるもんなのかな
帰ってからも食べたくなっ…て…

……ルリラさん、作れる?
なんてほろ酔いがてらおねだりしちまうかも
味見なら大歓迎
任せてくれ
御礼はルリラが好きな酒を用意しよう


 季節は実りの秋、そして何といっても食欲の秋。
 ドイツ中部の長閑な町を歩けば漂ってくるのは、ふわりと秋風が運んでくる芳醇で濃厚な香り。
 そんな食欲を刺激する美味しそうなチーズの香りに誘われて、きょろりと。
 ルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)はあちらこちら、目移りたくさん。
 だって、どこを見てもチーズでいっぱい。この町で行われているのは、町の名産品であるチーズのお祭りなのだから。
 そしてわくわく視線を巡らせているのは、ルリラだけじゃなくて。
「チーズ尽くしなだけあって、種類も豊富で目移りしてしまうな」
 ……お酒も進みそうだ、ってね、なんて。
 紫昏の双眸を細める朔・冥夜(星朧・g06409)も、うきうき心躍らせて。
 ふたり揃って真剣にいざ見つめるのは、チーズ尽くしなお品書き。
 でも、わくわくそわりと逸る心とは裏腹に。
「フラムクーヘンに、チーズフォンデュ……オバツダも捨てがたくて……」
 ……どれにしようか、まよってしまうの、と。
 あれもこれも美味しそうで、なかなか決めきれないルリラ。
 だからメニューからちらり、彼へと視線を移して。
「冥夜さんは、どのお料理に……する?」
 ひとりではなかなか決めきれないから、冥夜とふたりで作戦会議。
「ドイツ料理は詳しくないが、このフラムクーヘンが美味そう。玉ねぎベーコンと、それからやっぱりチーズヴルストも」
「わたしは、ね……オバツダとアイアシェッケも気になるの」
「ルリラが気になってるオバツダはプレッツェルも付けて貰おう。いいね、じゃあデザートはアイアシェッケに」
 冥夜はそうこくりと頷きつつ、ルリラが見つめるメニューを改めて一緒に覗き込んでみて。
「これは……チーズケーキみたいなもん?」
「ドイツの伝統的なお菓子で、ずっと食べてみたいなって思ってて」
 デザートも勿論、ドイツならではのチーズスイーツをチョイス。
 そして、チーズに抜群に合うものと言えば。
「本場のドイツワインが楽しめるの最高……」
 そう、秋はワイン用のブドウも収穫される季節。
 本場のドイツワインをいただけるとなれば、そんな大人の楽しみへの期待も大きいし。
「ドイツのワインは甘い白がおいしい……のよね?」
 今年大人になったばかりのルリラも、好奇心でそわり。
 そんなルリラの声に冥夜は頷いて返しつつ、メニューをぺらりと捲って。
「そうだな、やっぱりリースリングの甘口白ワインで」
 選んだのは、度数も低めの飲みやすいリースリングワイン。
 そしてふたり、甘やかな白ワインが注がれたグラスをかちりと合わせて、一緒に乾杯を。
 口に含めば、ふわりと鼻に抜ける華やかな香りと、まろやかでフルーティーな味わいが広がって。
「うん、チーズの旨味とワインがよく合う。俺、チーズも結構好きなんだよな」
 冥夜はチーズと共にその美味しさを存分に堪能しつつ。
「ルリラ、ワインはどうだ?」
 ふとそっと顔を覗き込んで見るのは……慣れてないかも、とちょっぴり心配だったから。
 でも刹那向けられたのは、ぱぁと明るい表情。
「ん、おいしいよ……スイーツみたいに甘くて……」
 豊かで甘やかな味わいと、ほわりとする心地良さにルリラは瞳を細めてから。
 摘まんでみたプレッツェルでオバツダを掬って口に運んでみれば。
 カリッとした食感とチーズペーストの濃厚さがワインの味わいと相まって、さらに美味しさいっぱいに。
 そんな様子を見れば、冥夜もつられて笑み宿して。
 まさにシンプルイズベストな玉ねぎとベーコンとチーズ、そんな塩気が絶妙な具が乗ったサクサク生地のフラムクーヘンに舌鼓を打ちながらも。
「嬉しいな、ルリラとこうしてまた酒が飲める機会があって」
「わたしも、冥夜さんがチーズ好きって知れて……一緒にお酒をいただけて嬉しい」
 そうほわほわ幸せそうな声を聞けば……もう一杯、なんて。
 空になったグラスを冥夜は掲げて、上機嫌におかわりを。
 そしてチーズ料理とワインを美味しくいただいた後は、お待ちかねの食後のデザート。
 念願のアイアシェッケをわくわくと食べてみれば、思わず綻ぶルリラの口許。
 さくりとしたサブレ生地の上に層になっているのは、ラムレーズン入りのクリームチーズ、バターとカスタードクリーム、一番上にはそぼろ状のクッキー。
 しっとりとした食感と濃厚な各層の異なる味わいが、互いの味を絶妙に引き立て合っていて。
 口にすれば、幸せそうに染まる頬に手を添えて、美味しさと甘さの調和が誘う幸せにほわりと酔い痴れてしまいそう。
 そんなルリラもすっかり、アイアシェッケの美味しさに魅入られているけれど。
 普段は自分からすすんで甘いものは食べないという冥夜も。
(「これ、家庭で作れるもんなのかな」)
 帰ってからも食べたくなって……ちらり。
「……ルリラさん、作れる?」
 ついそうお強請りしてしまうのは、ふわりほろ酔い気分だから……かも。
 そして、そんな彼のお強請りをふと聞けば。
「じゃあ、レシピお勉強しないと」
 珍しくくすっと音を立てた笑みを咲かせて、続けるルリラ。
「そのかわり……味見も、たくさんしてもらおう……かな?」
 そしてそんな声に、すぐに勿論大きく頷いて。
「味見なら大歓迎。任せてくれ」
 ほわりと一緒に、ほろ酔い気分を楽しみつつ。
 美味しいチーズやワインを口にしながら、冥夜は笑んで返す。
 御礼はルリラが好きな酒を用意しよう――って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

ア・ンデレ
愛するドラゴン、リューロボロスちゃん(g00654)とチーズを食べまくるデート!
「チーズ!チーズ!チーズ!アンデレちゃん、チーズがだいすきなんだ。チーズとワインのくみあわせは、さいこうだよね。え?だめなの?」
当然未成年なので駄目である。リューロボロスちゃんやら周りの大人やらに止められる。
仕方なくアンデレちゃんはワインを諦めて、紅茶とチーズの組み合わせを楽しむことにする。
「アンデレちゃんは、カマンベールチーズがすきなんだ。たくあんみたいなにおいのする、くせのつよいやつ。カマンベールはフランスのだけど、ここにもあるかな。リューロボロスちゃんはどんなチーズがすき?」
リューロボロスちゃんとチーズトークをしながらチーズ単体やチーズ料理を爆食い。
規格外の大喰らい、アンデレちゃんは全メニューを制覇する勢い。
食べてみて美味しかったものはリューロボロスちゃんとシェアして幸せな時間を過ごす。


リューロボロス・リンドラゴ
アンデレ(g01601)と秋祭りよ!
うむ、まあそうよな。デート、だの!
くはははは!
はしゃいでおるの、アンデレよ。
分かる、分かるぞ!
チーズ美味しいものな!
給食の動物チーズとかとってもワクワクするよ!
チーズバーガーやピザ、チーズトーストも美味である!
スナック菓子のチーズ味やチーズケーキも……待て!?
待つのだ、アンデレよ!
我ら幼子、未成年故酒は飲めぬ!
そういうのは十数年後に共に楽しもうではないか!

それにしてもすごいのう。
一口にチーズと言ってもこれ程までに種類があるとは。
これもまた人々が積み上げてきた歴史よな。
我らが取り戻した歴史よ。
ふむ、カマンベールチーズか。
世の中にはカマンベールチーズどら焼なるものもあると聞いたぞ!
探してみるのも一興よな。
なに、無かったら無かったで残念! も楽しもうではないか!
我か?
我はぬしほど種類に詳しいわけではないからのう。
お菓子によく使われておるクリームチーズになるのかの。
我はどちらかというと少食故、アンデレに分けてもらいながら色々少しずつ味わうとするよ。
美味である!


 秋祭りは秋祭りでも、これから楽しむ祭りは、ただの祭りとはちょっぴり違っていて。
 ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)がわくわくやって来たのは、酪農が盛んだというドイツ中部の町。
 そう、今回参加する秋祭りは、此処の名産品を思い切り楽しむお祭りで。
「愛するドラゴン、リューロボロスちゃんとチーズを食べまくるデート!」
「うむ、まあそうよな。デート、だの!」
 リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)も竜の尻尾をゆらり、デートを勿論目一杯楽しむつもり。
 ということで、お祭りでいっぱい堪能できる、この町の名産品はというと。
「チーズ! チーズ! チーズ! アンデレちゃん、チーズがだいすきなんだ」
「くはははは! はしゃいでおるの、アンデレよ。分かる、分かるぞ! チーズ美味しいものな!」
 そう、チーズです!
 そしてア・ンデレの言葉に頷きながらも続ける、リューロボロス……なのだけれど。
「給食の動物チーズとかとってもワクワクするよ! チーズバーガーやピザ、チーズトーストも美味である!」
「チーズとワインのくみあわせは、さいこうだよね」
「スナック菓子のチーズ味やチーズケーキも……待て!?」
 いつの間に調達したのか、しゃきんとア・ンデレが掲げるのは、葡萄ジュースではなくワイン!?
 それに気づいたリューロボロスは、大きく瞳を見開いた後。
「待つのだ、アンデレよ! 我ら幼子、未成年故酒は飲めぬ!」
「え? だめなの?」
 当然ながら未成年なので駄目なのです……!
 ということで周囲の大人と一緒に、慌てて止められて。
「そういうのは十数年後に共に楽しもうではないか!」
 そうリューロボロスに言われれば、仕方なくア・ンデレはワインは諦めるも。
 未成年でも大丈夫な紅茶とチーズの組み合わせを楽しむことにする。
 そんな彼女の様子に胸を撫で下ろしつつも。 
「それにしてもすごいのう。一口にチーズと言ってもこれ程までに種類があるとは。これもまた人々が積み上げてきた歴史よな」
 リューロボロスは尻尾をゆらりとさせつつも続ける――我らが取り戻した歴史よ、と。
 そしてそう紡ぐ彼女の声を聞きつつも、ア・ンデレはきょろり。
「アンデレちゃんは、カマンベールチーズがすきなんだ。たくあんみたいなにおいのする、くせのつよいやつ。カマンベールはフランスのだけど、ここにもあるかな」
「ふむ、カマンベールチーズか。世の中にはカマンベールチーズどら焼なるものもあると聞いたぞ!」
 ……探してみるのも一興よな、なんて。
 リューロボロスは早速、チーズメニューを見てみるけれど……カマンベールチーズどら焼はやはり、ドイツにはなさそう?
 でも、カマンベールチーズどら焼は無くても。
「なに、無かったら無かったで残念!」
 それはそれでまた、それも楽しめば良し! であるし。
「リューロボロスちゃんはどんなチーズがすき?」 
「我か? 我はぬしほど種類に詳しいわけではないからのう。お菓子によく使われておるクリームチーズになるのかの」
 ア・ンデレはそう訊ねる間も、色々なチーズやチーズ料理をはむはむぱくりと爆食いして。
「このチーズは、ふんわりしててちょっとクリームっぽいよ。アンデレちゃんはやっぱり、こっちのツンとしたにおいがつよいのがすきかな」
「確かに、このクワルクというチーズはヨーグルトみたいに甘いな。そっちのは……匂いからして、癖が強そうだのう」
 規格外の大喰らいであり、全メニューを制覇する勢いのア・ンデレと、チーズトークをしつつも。
 どちらかというと少食であるリューロボロスは色々と少しずつ。
「ん、このチーズおいしい! リューロボロスちゃんもたべてみて!」
 アンデレに分けてもらいながらも、どれ……と勧められたチーズをはむりと口にすれば。
 竜の尻尾や翼をぴこりとさせて、満足げに大きく頷く――ん、美味である! と。
 それからも、あれもこれもと、いっぱい分けっこして。
 ふたりで存分に楽しむのはとても濃厚な、たくさんの美味しいチーズと幸せな時間。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!

一・百
【百夜】
チ、チーズ!!
ぶわっと尾を膨らませ大興奮
食べていいのかな?食べていいんだよな?食べに行くぞ!
おあげも好きだけどチーズもいい!卵もいい!
チーズに突撃だー!

まずはチーズヴルストから
溢れるチーズうまーと尻尾が千切れんばかりに興奮
ぴ、ざ…食べる!!
耳と尻尾で前のめりに答え追い抜いてお店へ行く
卵とチーズなんていう組合せか…
食べないわけがない!
溢れそうな涎をおさえ子供のように目をキラキラ
シャムスと両側からパクリ
おいひぃと夢中になって食べてたらシャムスの顔が間近に
あっ…と動揺したらチーズが切れた
物凄くもったないことをしたと尻尾はたしたしさせ
耳は垂れてしょぼぼん

あつあつチーズで火照った口の中を冷まそうとワインを手に一気飲み
え?何か言った?
即撃沈
カアッと熱くなって顔は真っ赤
んーん…シャムスがいっぱい、ふにゃー
チーズ、もっと食べるー。もっとトロトロ―
上機嫌な酔っ払いはギュッと抱きつき
チーズもだけど、…いっぱいとろけたいな
眠そうにしなだれる


シャムス・ライラ
【百夜】
ドイツも酪農が盛んなんだね
…って隣を見ると狐さん大興奮
尻尾が正直!

チーズヴルストを頬張るモモちゃん可愛い
他にも何か食べる?
私はあつあつのピザが良いかな
種類がいっぱいあって目移りしてしまうけれど
あっ、卵がのっているのがあるからあれにしようか
ビスマルクピザっていうんだね
一つのピザを半分こ
しかし…チーズがのびーる
しかも切れない!
百…これはチーズが垂れて落ちる前に食べるしかないやつ!?
じゃあ、私はこっちから
熱いから気をつけてね
(はむはむはむ)
生地は歯ごたえしっかりベーコンとチーズの相性も良く
半熟卵がまろやかに纏める一品
を双方から落ち着きなくはむはむ
チーズがびょーん…
このまま口がくっついちゃう?
という所で空気を読まずにチーズが切れた
チーズめ…

あつあつで美味しかったね
火傷しなかった?
飲み物でも…
一気に飲まないでね
それ、ワインだから
と言おうとしたらすでに遅かった
…ま、今日はふにゃふにゃに酔っぱらっても私がいるからと
油断していると魔性の狐さんモードに
内心どきどきしながら支えます
アドリブ歓迎


 まず思い浮かぶのは、何といっても、ビールにヴルスト。
 そんな印象がやはり強いのだけれど。
「ドイツも酪農が盛んなんだね」
 シャムス・ライラ(極夜・g04075)も話に聞いたように、実はドイツは欧州最大の酪農大国でもあって。
 乳製品の宝庫とも言われている……ということで。
「チ、チーズ!!」
 そう、チーズもいっぱいです!
 今回は、そんなチーズが名産品であるというドイツの町で、チーズ尽くしの秋祭りがおこなわれると聞いたから。
 一・百(気まぐれな狐・g04201)と一緒に、秋祭りデートにやって来たわけなのだけれど。
 シャムスがふと見遣るのは、隣の狐さんのもふもふな尻尾。
 此処に来るまでも、ご機嫌にふりふりと揺れていたのだけれど。
 どこを見てもチーズだらけの町へとやって来た百は、一目瞭然に。
(「尻尾が正直!」)
 そう――ぶわっと、思わず尻尾を膨らませちゃうほど、チーズにわくわく大興奮!
 いや、きょろきょろそわりと見回すその顔を見れば。
「食べていいのかな? 食べていいんだよな? 食べに行くぞ!」
 ……おあげも好きだけどチーズもいい! 卵もいい! なんて。
 キラキラ輝く瞳も、口から零れる言動も、逸るような仕草も、ただただ正直でしかなくて。
 そんな自分を見つめているシャムスへと、百が視線を映せば。
 ぐぐっと気合も十分に――いざ!
「チーズに突撃だー!」
 全力で食べては存分に味わうべく、すたたっとチーズへとまっしぐら!
 そしてやはり最初に食べてみるのは、ドイツならではなチーズヴルスト。
 噛めばぱりっと軽快な音がして、瞬間とろりと出てくるのは、中にたっぷり入ったチーズ。
 そんな美味しくないわけがない組み合わせに興奮して、尻尾もはち切れんばかりにぶんぶんっ。
 ……溢れるチーズうまー、なんて。
 ほわわっと幸せそうに呟く姿を見れば、シャムスも一緒にほわほわ。
(「チーズヴルストを頬張るモモちゃん可愛い」)
 そしてチーズをはむはむ味わう百に和みつつも、くるりとひと通り周囲の店を見回せば。
「他にも何か食べる? 私はあつあつのピザが良いかな」
「ぴ、ざ……食べる!!」
 瞬時に、狐さんのお耳がぴこんっ。
 勿論尻尾もふりふり、耳と尻尾で前のめりに答えてから、再びしゅたたっ。
 逸る気持ちを抑えきれずに、シャムスを追い抜いて百が向かうのは勿論、ピザの店。
 でもひとことにピザと言っても色々な種類が合って、つい目移りしちゃうのだけれど。
 その中でシャムスが見つけたのは、百の大好きなものがてんこ盛りなピザ。
「あっ、卵がのっているのがあるからあれにしようか。ビスマルクピザっていうんだね」
 そう口にすれば、やっぱりお耳も尻尾も大きくゆうらりら。
「卵とチーズなんていう組合せか……」
 ……食べないわけがない! って、百も二つ返事で大賛成。
 ということで、ビスマルクピザを一枚焼いてもらって、ふたりで半分こ。
 たっぷりなチーズと同じく溢れそうな涎をおさえながら、子供のように目をキラキラさせて。
 ふたりでそれぞれ分けようと……したのだけれど。
 びよーんっとのびーるチーズ。しかも切れません!
 ならばもう、これしかありません。
「百……これはチーズが垂れて落ちる前に食べるしかないやつ!?」
 ということで、両側から一緒に食べていくことにして。
「わ、チーズが落ちちゃいそう、俺はこっちから……!」
「じゃあ、私はこっちから。熱いから気をつけてね」
 ふたりでパクリ、口にすれば。
(「生地は歯ごたえしっかりベーコンとチーズの相性も良く、半熟卵がまろやかに纏める一品……」)
 なんて思いながら味わいつつも落ち着きなく、はむはむはむー。
 チーズが垂れないように、ふたり懸命に食べ進めていって。
 おいひぃと夢中になって食べていた百は、はむはむしつつふと気づく――シャムスの顔がいつの間にか、間近に迫っていることに。
 シャムスも、びょーんと伸びるチーズを食べながらも思う。……このまま口がくっついちゃう? なんて。
 でも、次の瞬間。
「あっ……」
 百がちょっぴり動揺すれば、チーズがぷつりと切れて。
 ちょっとだけ落ちてしまったチーズを見れば、尻尾をたしたし。
(「……物凄くもったないことをした」)
 耳もぺそりと垂れてしまって、しょぼぼん。
 そんな、ただでさえ百を虜にしているというのに、空気を読まず切れては、彼をしょんぼりさせてしまうなんて。
「チーズめ……」
 思わずそう呟きを零すシャムスだけれど。
 でも、チーズたっぷりのピザがとても美味しかったことには違いないから。
「あつあつで美味しかったね。火傷しなかった? 飲み物でも……」
 そう、しゅんとしつつもはふはふしている百へと目を向けたシャムスだけれど。
 あつあつチーズで火照った口の中を冷まそうと百が手にしたそれを見れば、すかさず声を――。
「一気に飲まないでね。それ、ワインだから」
 ――かけたものの、時すでに遅く。
「え? 何か言った?」
 ぐびぐびーと百が、ワインを一気飲みしちゃいました!?
 そしてカアッと体中が熱くなったかと思えば、顔が真っ赤になって。
 ふわふわした心地にふにゃりと笑いつつ、ぴとり。
「んーん……シャムスがいっぱい、ふにゃー」
 自分にくっついてきた百に、シャムスは瞳を瞬かせるも。
(「……ま、今日はふにゃふにゃに酔っぱらっても私がいるから」)
 すっかり酔ってしまった彼をしっかりとお世話するべく、支えんとすれば。
「チーズ、もっと食べるー。もっとトロトロ―」
 上機嫌な酔っ払いにギュッと抱きつかれた刹那、熱っぽい声でこう囁かれる。
「チーズもだけど、」
 ……いっぱいとろけたいな、なんて。
 そしてふにゃりと、眠そうにしなだれてくる百。
 油断していたところにそんな不意打ちをくらうも、すかさずそんな彼のことを支えて。
 でもやっぱりシャムスも火照ったような感覚を覚えて、酔い痴れてしまうのだった。
 内心どきどきしながら――百の魔性の狐さんモードに。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】がLV2になった!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

遠野・野茉莉
【徒然】で行動
アドリブなど歓迎します

遠野・野茉莉の設定
・控え目で丁寧口調な少女。文章の語尾に「…」を多用する癖があります
・横文字が苦手で平仮名になります(人の名前以外)
・青の着物

「ゎ…。これが西洋のお祭りなのです、ね。日本とはまた違う雰囲気です……。」

初めての西洋のお祭り。楽しみを隠せないといった表情で、周りを見渡しながら進んでいきます。
そわそわした気持ちをあまり抑えず、本来の自分らしく。
普段の私なら成人を超えたので、大人っぽく演じようと思いますが…。
シアお姉様(g02439)と刹那お兄様(g00162)の前なら、少し甘えてもいいかなと思って。

休憩と食事も兼ねて、そーせーじなどを食べてみます。

「これが本場のそーせーじにちーず…。ぁ、わいんも……っ。」

美味しそうな香りに、思わず目を輝かせているでしょう。
お二人とシアお姉様が選んでくれた白わいんで乾杯をし、ゆっくり過ごします。


フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok
※【徒然】同行、ユリウスも同行

※普段着(ディアコレ水族館)着用

欧州でも帰還が叶った故の光景ですね。
人々の不安は尽きないと思いますが、不安を和らげる一助になれれば幸いです。
地元の方々との触れ合いは友好的に。

久し振りに見る光景は楽しみです。
町全体で楽しんだりするから、規模も大きかったりするのですよね。

あ、地元は東欧の方なので、そこまで詳しくは、ですね。
何度か来てるので、軽い案内なら、多分?

ドイツだとソーセージが有名ですが、他にも有名な食材がありますよね。
地元の名産品という所でしょうけれど、折角ですしチーズ料理を頂きましょう。
刹那さんやのまちゃんはどんな料理が気になります?

私は折角ですし、ソーセージをチーズフォンデュで頂きます。
他に食べるなら、ソーセージその他のトッピング沢山のピザやチーズケーキも頂いてきて、3人で切り分けるのもありですね。
食べられそうなら、ユリウスにも進呈です。
飲み物は白ワインを。

落ち着ける場所で、3人でのんびりと乾杯しながら穏やかな一時を過ごしましょう。


神山・刹那
【徒然】で参加

いしはま絵師の浴衣姿で参加

ヨーロッパの祭りはまた日本のとは趣が違うなぁ
フィーナはこっちの方が地元みたいだし、話を聞きながら三人でのんびり過ごすか

欧州の人にも負けない体格を生かして二人の分と自分の分のソーセージを何本か皿に盛って悠々と歩く
適当に寛げる場所を見つけたらそこに座ってソーセージをチーズでフォンデュするか、そのまま食べるかちょって考えまずはそのまま齧る
茹でたのと焼いたのを皿に盛って来たので食べ比べしつつ、チーズにつけても齧る
「流石は本場。肉肉しさが全然違うな。チーズもよく合う」
と主夫脳全開で味わっていたが、フィーナが持ってきた白ワインを三人で乾杯して一口
肉の脂をさっぱりしたワインで綺麗にしつつ、二人を見て
「まだ食べるか?食べるなら今度は三人ど取りに行くか。色々会って目移りするぞ」
と、三人で行ってソーセージを選びつつも、二人に変な虫が来ないようしっかりガードする


 足を踏み入れた町の雰囲気は長閑な中、でもとても賑やかで。
 美味しそうな匂いにつられてしまいそうな、何よりもわくわくする気持ちになるのは同じなのだけれど。
 遠野・野茉莉(倖せを願う一人の少女・g05024)はきょろりと周囲を見回しては、そわそわ。
「ゎ……。これが西洋のお祭りなのです、ね。日本とはまた違う雰囲気です……」
 宿すその表情は、初めての西洋のお祭りに楽しみを隠せないといった様子で。
 新鮮な西洋のお祭りも心躍るし、それにやっぱり。
「ヨーロッパの祭りはまた日本のとは趣が違うなぁ」
「欧州でも帰還が叶った故の光景ですね」
 神山・刹那(梟雄・g00162)や、ユリウスを連れたフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)と一緒に楽しめるのが、野茉莉にはとても嬉しくて。
 ふたりと一緒に、チーズ尽くしの祭りが催されている町を歩いてみることに。
 そんな野茉莉の装いは青の浴衣、刹那も紺や青を湛える新調したばかりの浴衣姿で。
 フィーナの清楚可愛い印象の青や白の色合いの洋装は、ふたりの浴衣の色味ともぴったり。
 そして、西洋のお祭りが物珍しいふたりとはちょっと違って、フィーナにとってはどこか懐かしい風景で。
(「人々の不安は尽きないと思いますが、不安を和らげる一助になれれば幸いです」)
 地元の人の触れ合いは友好的に、呼び込みにも快く応えつつ町を歩けば。
「久し振りに見る光景は楽しみです。町全体で楽しんだりするから、規模も大きかったりするのですよね」
「フィーナはこっちの方が地元みたいだし、話を聞きながら三人でのんびり過ごすか」
「シアお姉様の地元……私も、とても楽しみです……」
「あ、地元は東欧の方なので、そこまで詳しくは、ですね。何度か来てるので、軽い案内なら、多分?」
 野茉莉は、故郷が近いというフィーナと、欧州の人にも負けない体格を生かして三人分のソーセージを何本か皿に盛っては悠々と歩く刹那の姿を見つめて。
 瞳を楽し気に細めつつも、ふたりと勿論お祭りを目一杯楽しむつもり。
(「普段の私なら成人を超えたので、大人っぽく演じようと思いますが……」)
 でも今日は、そわそわした気持ちをあまり抑えずに、本来の自分らしく……と。
 そう野茉莉がいつもよりも自然体でいられるのは、こう思うから。
(「シアお姉様と刹那お兄様の前なら、少し甘えてもいいかなと」)
 とても頼りになって甘えさせてくれる、共にいると安心するふたりと一緒だから。
 それから、寛げそうな場所を見つけて、そこに並んで座って。
「ドイツだとソーセージが有名ですが、他にも有名な食材がありますよね。地元の名産品という所でしょうけれど、折角ですしチーズ料理を頂きましょう」
 フィーナはやはりこの町の名産品であるチーズをいただこうと思いつつ、ふたりにも訊いてみる。
「刹那さんやのまちゃんはどんな料理が気になります?」
 そんなフィーナの声を聞けば、刹那は沢山調達して運んできたソーセージをふと見遣って、ちょっと考えてみる。
 ……適当にソーセージをチーズでフォンデュするか、そのまま食べるか、と。
 それからまずはと決めて、そのまま齧ってみれば、ぱりっとジューシーで。口に広がるのは、香ばしい焼き具合や味わい。
 そしてそのままの状態で味わってみた次は、皿に盛ってきた、茹でたものと焼いたものの食べ比べを。
「私は折角ですし、ソーセージをチーズフォンデュで頂きます」
 それに勿論フィーナと同じく、チーズにつけてから齧ってもみて。
「流石は本場。肉肉しさが全然違うな。チーズもよく合う」
「これが本場のそーせーじにちーず……」
 そう主夫脳全開で味わう刹那や、チーズ料理を食べてみるフィーナと一緒に。
 休憩と食事も兼ねて、ソーセージやチーズ料理をそっと口に運んでは食べてみる野茉莉。
 ソーセージもチーズも、新宿島でも食べられるものだけれど。
 やはり本場のものは、どこかひと味もふた味も違う気がして。
「他に食べるなら、ソーセージやその他のトッピング沢山のピザやチーズケーキも頂いてきて、3人で切り分けるのもありですね」
 ユリウスにも、食べられそうなものを分けてあげつつも。
 フィーナが選んだ飲み物はそう――チーズにもぴったりな白ワイン。
「ぁ、わいんも………っ」
「白ワインで、三人で乾杯するか」
「グラスも3つ貸して貰えましたし、3人でまずは乾杯しましょうか」
 美味しいチーズを使った料理等は勿論、白ワインも3人で分け合いこしつつ――乾杯!
 野茉莉は美味しそうな料理の香りに、思わず目を輝かせながらも。
 フィーナが選んでくれた白ワインで乾杯をした後、ゆっくり過ごすことにする。
 そんな落ち着ける場所で3人でのんびりと乾杯しながらも、フィーナも穏やかな一時を満喫せんと過ごしていれば。
 刹那も、肉の脂をさっぱりしたワインで綺麗にしつつも二人を見て。
「まだ食べるか? 食べるなら今度は三人で取りに行くか。色々会って目移りするぞ」
 沢山種類があるソーセージを3人で選ぶ提案をしながらも、賛成するふたりに頷きつつ。
 さり気なくでもしっかりと、ガード役を刹那は買って出る――二人に変な虫が来ないように、と。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【現の夢】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【コウモリ変身】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!

ラト・ラ
マティアス(g00097)と

マティアスの祖国――ドイツの秋祭り
正確には彼の故郷とは違うけれど
張り切って案内してくれそうな気配に微笑む

…って え?転がす?チーズを??
駆け出す少年の背中をぽかんと見送り
あ、まって…!
急いで追いつこうと翼をはためかせ
風に乗り低空飛行
本当にこんな伝統行事があるのですか!?
ふと後方に感じる異変
振り返っていたら対処が遅れる状況下で
彼に引き寄せられる
っきゃ、――!?
そのまま共にごろごろ転がり落ち…
(腕の中に収まっていたおかげで無傷)
マティアス!しっかり……!
わたしが不甲斐ないばっかりに…!
がくがくと揺さぶったあとに、
感極まったせいかぎゅっと首締めの勢いで抱き付いた
それがトドメになるとはしらず

…先ほどまでの記憶は全て吹き飛びました
フラムクーヘンを前に我に返れば
しれっと現実逃避の姿勢
必死に守ってくれたことが嬉しくてつい
――なんて口が裂けても言えないから
笑いに変えるしかない

あなたが笑ってくれると嬉しいです
今見ている景色を物悲しく思うだけでなく、
共に前を向いていてくれることが


マティアス・シュトローマー
ラト(g00020)と

いつか俺の故郷の街もこんな風に賑わう事を祈って
今日は懐かしい空気を目一杯吸って楽しもう
ラトにも見せたいんだ、ドイツの秋を!

――のはずだったんだけど
くっ、チーズ達が速すぎる…!
全力を出そうにも、ここまで人が密集していると抜け出すのも至難の業
ラトは大丈――
後方からの叫び声に振り向けば、足を取られた人達が雪崩式に転がってきて

っ、こっちに!
間一髪彼女を引き寄せたものの、足がもつれてそのまま斜面を転がっていく
…ラトが無事なら、俺はそれで…っぐ、(首元が締まる)(がくり)
力無く伸びながら転がされるチーズの気持ちがわかったような

意識が飛ぶ前、ラトにプロレスの締め技を掛けられた気がするんだよなー
チャレンジの後は二人でフラムクーヘンを。彼女にそっぽを向かれてしまったのは何故だろう?
はあ、笑いじゃなくてチーズを取りたかったのに
なんてため息の後、思わず吹き出して笑い出す
…でも、いいね
どこを見ても皆が楽しそうで
俺のいたディヴィジョンとは違うけど、それでもドイツに帰ってきたんだって思えたよ


 これまで、色々なところに一緒に赴いたけれど。
 今回やって来たこの場所は、ラト・ラ(*☽・g00020)にとっても、彼と一緒に訪れたかった場所。
(「マティアスの祖国――ドイツの秋祭り」)
 正確には彼の故郷とは違うのだけれど。
 でも、共に歩むその姿をそっと見遣れば、微笑んでしまう。
(「いつか俺の故郷の街もこんな風に賑わう事を祈って、今日は懐かしい空気を目一杯吸って楽しもう」)
 ……ラトにも見せたいんだ、ドイツの秋を! なんて。
 ぐぐっと気合も十分、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)の、張り切って案内してくれそうな気配に。
 ということで、いざドイツの秋をふたりでゆっくり堪能――する、はずだったのだけれど。
 マティアスはスタートの合図が聞こえるやいなや、一気に駆け出して。
「くっ、チーズ達が速すぎる……!」
 追いかけるのは……チーズ??
 そしてそんな速すぎるチーズを必死に追い始めた少年の姿に、瞳を瞬かせて。
「……って え? 転がす? チーズを??」
 ぽかんと見送るラト。
 でも、はっと顔を上げれば、翼をばさり。
「あ、まって……!」
 急いで追いつこうと翼を懸命にはためかせて。
 風に乗って低空飛行しながらも、そもそもの疑問を口にする。
「本当にこんな伝統行事があるのですか!?」
 だがもう、チーズ転がしレースのスタートは切られてしまっているのだ。
 いや、何で参加してるの? ということはさておき、もう後には引けないし。
(「全力を出そうにも、ここまで人が密集していると抜け出すのも至難の業」)
 引くどころか、全力で臨む姿勢のマティアス。
 だが勿論、後方からの叫び声を耳にすれば、すかさず振り返って。
 ラトも、ふと後方からの異変を感じるものの。
「ラトは大丈――」
 マティアスの瞳に映るのは、チーズではなくて。
 ラトの後ろから雪崩式に転がってくる、足を取られた人々!?
 そんな、振り返っていたら対処が遅れる状況下で。
「っ、こっちに!」
「っきゃ、――!?」
 そう咄嗟に彼に引き寄せられたラトは思わず声を上げるも、間一髪、マティアスの腕の中に。
 そしてそのまま――ごろごろーっとふたり一緒に、丘の斜面を転がり落ちるけれど。
 ようやく止まれば、慌てて起き上がったのはラト。
「マティアス! しっかり……!」
 チーズみたいに転がりはしたものの、彼の腕の中に収まっていたおかげで無傷であったのだ。
 一方、自分を庇ってくれたマティアスを見れば。
「……ラトが無事なら、俺はそれで……」
 なかなかの満身創痍!?
 そんな彼を見れば、ラトは首をふるふる、ぐっと彼を掴んで。
「わたしが不甲斐ないばっかりに……!」
「……!??」
 がくがくと揺さぶったあと、感極まったせいか、ぎゅっと抱きつく。
「ちょ、ラト……っぐ、」
 ――がくり。
 それがまさかのトドメになるとはしらず、首締めの勢いで。
 そして力なく伸びながら、意識が何故か遠のく中、マティアスはわかったような気がするのだった。転がされるチーズの気持ちが。
 ということで、何気に彼に引導を渡したラトであるが。
「意識が飛ぶ前、ラトにプロレスの締め技を掛けられた気がするんだよなー」
 フラムクーヘンを前に我に返れば……先ほどまでの記憶は全て吹き飛びました、ええ。
 そう何とか復活しつつ首を傾げる彼の言葉にも、何のことか知らぬ存ぜぬと、しれっと現実逃避の姿勢。
 いや、あの死の淵……もとい、あの状況から蘇ったマティアスの姿を見た人々は口々に、ディアボロスすごい! と言っていたから、結果オーライ?
 ということで色々あったチャレンジの後、気を取り直してふたりで、フラムクーヘンをいただくことにして。
「はあ、笑いじゃなくてチーズを取りたかったのに」
 マティアスはそう溜息を落としつつも、ちらり。
 それから再び首を傾ける……彼女にそっぽを向かれてしまったのは何故だろう? って。
 首絞めはまぁちょっとした事故、だったのだけれど……でも、口が裂けても言えないって、ラトは思うから。
 必死に守ってくれたことが嬉しくてつい――なんて。
 だからそっと彼を見れば、ぱちりと視線が合ったのだけれど。
 顔を見合わせれば、お互い同時に笑ってしまう。
 だって、本心は言えないから、笑いに変えるしかないってラトは思うし。
 ため息の後に思わず、マティアスは吹き出してしまったから。
 それからまた悲鳴のような、でも愉快な声が聞こえてくれば、改めて思う。
「……でも、いいね。どこを見ても皆が楽しそうで」
 そしてラトへと視線を移して、マティアスはこう続けるのだった。
「俺のいたディヴィジョンとは違うけど」
 ――それでもドイツに帰ってきたんだって思えたよ、って。
 彼女と一緒に、故郷であるドイツの秋を見つめて笑いながら。
 そしてそんな彼の声に、ラトも頷いて笑んで返す。
「あなたが笑ってくれると嬉しいです」
 彼の故郷の彩りに仄か染められた緑の瞳を細めて。
 今見ている景色を物悲しく思うだけでなく――共に前を向いていてくれることが、って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】がLV2になった!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【先行率アップ】がLV2になった!

イシュア・アルミゴス
孤独のディアボロスドイツ編…冗談はさておき
祭りを楽しみ現地を盛り上げる…だけど今だけは美味い料理を食べたい気分。
つまり食って食って食いまくる!

こういうのは楽しんだもの勝ちというわけで順番に食べていこうか。
えーっと、案内によればここらへんにヴルストが、と。
あったあった、とりあえず定番は抑えておかないとね!
ほう、種類があると。チーズにカリーOK両方もらおうか。
んー、いい匂いだ。確かあっちの方にピザ的なものとビールがあったはず。
受け取ったならいざ実食!あっつい!うっっまい!とっろとろ!
食レポとか慣れないものしようとするもんんじゃないね。めっちゃおいしい。

よしうまい食事に奪還した大地。そこに笑顔の住民達。良いものだねぇ。
よし、祭りはまだまだ始まったばっか。
ここは一つ全料理制覇目指して行こうか!次レッツゴー。


 季節は移ろい、もうすっかり秋であると感じるのは。
 時折吹く涼やかな秋風が運んでくる、食欲を刺激するような美味しそうな匂い。
 そう……移ろい巡って来たのは、実りの秋であり、そしてやはり食欲の秋。
 ということで、イシュア・アルミゴス(守護星蟲・g00954)が訪れたのは。
(「孤独のディアボロスドイツ編……冗談はさておき」)
 おひとりさまごはんも美味しい、秋のお祭りが開催されているという、長閑なドイツ中部の町。
 実はドイツは酪農大国であり、そして訪れたこの町はチーズが名産品で。
 視線を巡らせれば、何処も彼処もチーズ尽くし。
 そんなチーズいっぱいな秋祭りの賑わいをイシュアは見遣りながら、気合も十分。
(「祭りを楽しみ現地を盛り上げる……だけど今だけは美味い料理を食べたい気分」)
 ……つまり食って食って食いまくる! と。
 美味しい物には抗えないし、それにきっと美味しい料理を楽しむことが現地を盛り上げることにも繋がるかもしれないし。
 それに、イシュアは知っている――こういうのは楽しんだもの勝ち、と。
 だから今の気分に素直に従うべく、改めてきょろりと周囲を見回してみれば。
「というわけで順番に食べていこうか。えーっと、案内によればここらへんにヴルストが、と……あったあった、とりあえず定番は抑えておかないとね!」
 まずはそう、ドイツと言えばやはり外せない一品。
 ヴルストの店を見つけて足を向ければ、早速頼んでみることにして。
「ほう、種類があると。チーズにカリーOK両方もらおうか」
 ひとことにヴルストといっても色々な種類があるというから。
 町の名産であるチーズのものと、チーズとも相性が良さそうな定番のカリーヴルストを注文すれば。
「んー、いい匂いだ。確かあっちの方にピザ的なものとビールがあったはず」
 焼き立ての絶対美味しいこと間違いなしなヴルストを受け取った後、次はピザ的なものやビールを求めて、足取り軽く店を巡って。
 沢山の戦利品を受け取ったなら――いざ実食!
 そして嬉々と頬張れば、はふはふ。
「あっつい! うっっまい! とっろとろ!」
 語彙もとろとろになってしまいます、ええ。
 でもそれも、仕方がありません。
「食レポとか慣れないものしようとするもんじゃないね。めっちゃおいしい」
 だって、めっちゃおいしいのだから!
 チーズブルストはパリッとした食感と溢れ出るチーズが絶品で、カリー味とチーズの相性も抜群。
 具材と絡んで香ばしさを増したピザのチーズもまた美味しくて、ビールもすすむというもの。
 そんなうまい食事に今ありつけるのは、秋の恵みいっぱいのこの大地を奪還したからであって。
 何より、口に運ぶ料理やビールがより美味しく感じるのは。
(「そこに笑顔の住民達。良いものだねぇ」)
 祭りを楽しむ地元の人々の笑顔や声、穏やかで平和なひとときが今、目の前にあるから。
 だからイシュアもより一層、祭りを盛り上げるべく、改めて気合を入れて。
「よし、祭りはまだまだ始まったばっか。ここは一つ全料理制覇目指して行こうか!」
 定番から変わり種、勿論デザートまで――次レッツゴー、と店巡りを再開する。
 目指すは全制覇、とことんこのチーズ祭りを堪能し尽くすつもりだから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【セルフクラフト】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

御守・樹
【ころころ】3にん

ファギーとディルと。
ドイツって…(指折り数えて)マジで奪還後来てない気がする。
そうだよなお祭りとかする余裕なかったよな。
…あの時(二年前のスケートシナリオ)食べたカリーブルストうまかった。またあれを食べたい。

今日は目一杯食うぞっと小さく拳を。だって二人に見られたら少し恥ずかしい。
カレーライスでもチーズ乗ってるとうまいんだもん、チーズカリーブルストをぜひ。
ゆっくり食べられるように席を確保して、俺はラクレットにチーズカリーブルストに、各チーズの食べ比べを。
それにこの間は我慢したビールも。本場のドイツビール、飲むに決まってるだろ。小さい子いるから潰れないように飲み方自重するが。
アルコール以外の頼んだものは皆で食べれるようにテーブルの中央に寄せて置く。みんなでっていうのは施設での癖が未だに抜けないせいかな。でもなにより自分より年下の子達がおいしく食べてるのを見るのが好きなのかもしれない。
アルコールで少し気分がいいからどんどん二人を甘やかすぞ。


ファギー・ルヴァン
【ころころ】
樹さんと弟のディルと一緒に参加
※樹さんにはですます敬語ですが打ち解けています

チーズ料理ってこんなにたくさんあるんですね…
いろんな所からチーズのいい香りがしてきます
私はどうしよう…どれも美味しそうで迷っちゃうけど…カプレーゼとラクレットと蒸し野菜…飲み物はレモネードを注文
本当は白ワインあたりがいいけど…お酒弱いし、樹さんに迷惑かけちゃうからまた今度。
 
用意して貰った席に座って、みんなでいただきます
…こうして食べてると、故郷のことを思い出して、少しだけ懐かしくなる
ディルと樹さんが仲良く食べあってるのを見て、とっても微笑ましく見つめます
「……本当の兄弟みたい」

ディルがおかわりに行ってる間にこっそり樹さんに話しかけます
あ、あの…
実は、その…チーズフォンデュ、をしたことなくて…やってみたいな…って。
あとで行ってきても、いいですか…?


ディル・ルヴァン
【ころころ】
いつきさんとねーちゃん(g00880)といっしょ!
※漢字は苦手なので、程々にひらがな
※名前もひらがな表記(書きづらい時は調整可能)

うわー!!チーズもウィンナーもたっくさん!
あ、ウィンナーじゃなくて、ブルストっていうんだっけ!ちゅーもんするときは、きをつけないと!
どれもとってもおいしそーだけど…こんかいは、チーズをたくさん食べるんだよね!
それならー…とろとろのチーズと、バケットと、おっきなブルストをくーださいっ!あ、ブロッコリーも!
……あ、わすれてた!すみませんっ、オレンジジュースもくださーい!

いつきさんが席を用意してくれたから、そこにすわって、みんなで手をあわせて「いただきます!」
ねーちゃん、それなにー?かぷれーぜ?チーズとトマトを合わせてたべるの?おれも食べていーい?
いつきさんのブルスト…は、からい?
ほかにたべれそうなものがあれば、ちゃれんじするよ!

たのんだものたべたけど、まだまだたべれそう!
ねーちゃん、いつきさん!俺、もうちょっとおかわりもらってくるね!


 ドイツといっても、今回足を運んだのは、首都ベルリンなどの都市部からは遠く離れた小さな町。
 なだらかな丘陵地帯が広がっているドイツ中部は牧歌的で、穏やかな空気が流れているけれど。
 でも同時に、町は人々の声でとても賑やか。
 だって、今日は秋祭り――とはいえ、ただのお祭りではなくて。
「うわー!! チーズもウィンナーもたっくさん!」
 周囲をくるりと見回したディル・ルヴァン(夜明けを照らすソレイユ・g10970)が思わず声を上げるほどに沢山並ぶのは、町の名産品。
 特に酪農が盛んであるというこの町のチーズは絶品と言われているから。
 今日はそんなチーズ尽くしな、チーズ祭りがおこなわれているという。
 そして弟のはしゃぐような声を聞きながら、ファギー・ルヴァン(明けぬ夜森の魔法つかい・g00880)も緑色の視線を巡らせてみて。
「チーズ料理ってこんなにたくさんあるんですね……」
 ……いろんな所からチーズのいい香りがしてきます、と。
 吹き抜ける秋風が纏う芳醇な香りに誘われるように、定番から珍しいものまで、沢山のチーズ料理に目も心も惹かれていれば。
 ふたりと並んで歩く御守・樹(行雲流水の珪化木・g05753)は、ふと指折り数えながらも紡ぐ。
「ドイツって……マジで奪還後来てない気がする」
 機械化ドイツ帝国奪還戦を経て大地の奪還に成功したのは、2022年の春。
 そう考えれば、思ったよりも時間が経っていることを改めて実感しながらも、樹は改めて考えてみる。
(「そうだよなお祭りとかする余裕なかったよな」)
 奪還するまでは依頼などで訪れていたドイツも、思えば奪還後は足を運ぶ機会もなくて。
 ディアボロスとしての任務も勿論なのだけれど……ふと、ドイツといえば、樹が思い出すのは。
「……あの時食べたカリーブルストうまかった」
 あれは二年前、スケートリンクのように凍った池の畔の店で食べた、本場のカリーブルストの味。
 そして思う――またあれを食べたい、って。
 そんな樹が落とした声を聞けば、ディルはハッとして。
「あ、ウィンナーじゃなくて、ブルストっていうんだっけ! ちゅーもんするときは、きをつけないと!」
 そうきりりと、ブルスト、と間違えないようにもう一度復唱してみる彼の隣で。
 そっと――今日は目一杯食うぞっ、と。
 気合を込めた拳を小さく、ぐっと握りしめる樹。
 こっそり密かになのは、二人に見られたら少し恥ずかしい、なんて思うから。
 それから樹は、ゆっくりたくさん食べられるように席を確保してから、ふたりと共にメニューと睨めっこ。
「どれもとってもおいしそーだけど……こんかいは、チーズをたくさん食べるんだよね!」
「カレーライスでもチーズ乗ってるとうまいんだもん、チーズカリーブルストをぜひ。あと俺は、ラクレットに、各チーズの食べ比べをしたい」
「それならー……とろとろのチーズと、バケットと、おっきなブルストをくーださいっ! あ、ブロッコリーも!」
 そしてふたりの注文を聞きながら、ファギーも気になったものを選んでみて。
「私はどうしよう……どれも美味しそうで迷っちゃうけど……カプレーゼとラクレットと蒸し野菜に……飲み物はレモネードを」
 チーズ料理もだけど、飲み物も少し迷ったのだけれど。
(「本当は白ワインあたりがいいけど……お酒弱いし、樹さんに迷惑かけちゃうからまた今度」)
 チーズにもよく合いそうな白ワインは、また次の機会のお楽しみに。
 とはいえ、チーズにブルストにと、酒のお供にぴったりなものがずらりと並んでいれば。
 当然ながら、小さい子もいるから潰れないようにと、飲み方は自重するものの……今日は祭りを楽しむことが目的でもあるし。
「それにこの間は我慢したビールも。本場のドイツビール、飲むに決まってるだろ」
 何より、ドイツといえばやはり、ドイツビールは外せません!
 そしてそんなふたりの注文を聞いて、追加注文するディル。
「……あ、わすれてた! すみませんっ、オレンジジュースもくださーい!」
 ということで、それぞれ気になったチーズ料理と、飲み物も忘れずに注文すれば。
 樹はアルコール以外の戦利品を、テーブルの中央に寄せて置いていく。皆で食べれるように、と。
(「みんなでっていうのは施設での癖が未だに抜けないせいかな」)
 そう自己分析を心の中でしつつも、でもこうも樹は思うのだ。
 でもなにより……自分より年下の子達がおいしく食べてるのを見るのが好きなのかもしれない、って。
 だって、席にすとんと座って、みんなで手をあわせて――いただきます! って。
 そう口にするふたりと一緒にテーブルを囲めば、そっと柔く自然と瞳を細めてしまうし。
「ねーちゃん、それなにー?」
「これは、カプレーゼ……トマトとチーズとバジルのサラダ、かな……」
「かぷれーぜ? チーズとトマトを合わせてたべるの? おれも食べていーい?」
「うん、もちろん……はい、ディル」
 姉弟のやりとりも、見ていて樹は思わず和んでしまう。
 でもそれは、ファギーも同じで。
「いつきさんのブルスト……は、からい?」
「辛いのものもあるみたいだけど、これはチーズも沢山かかっているからそれほどでもない気がする。食べてみるか?」
「いつきさん、ありがとう! ……ん! かぷれーぜも、ウィンナー……じゃなくてブルストも、すごくおいしい!」
 ディルと樹が仲良く食べ合っているのを、とっても微笑ましく見つめてしまう。
 ……こうして食べてると、故郷のことを思い出して、少しだけ懐かしくなる、と。
「……本当の兄弟みたい」
 自然とそう、紡ぎ落とすくらいに。
 それからディルは、他にも食べられそうな物があれば色々とチャレンジしてみたりしつつ。
 皆で分け合いこしながら、頼んだものを粗方食べ終わったのだけれど。
「ねーちゃん、いつきさん! 俺、もうちょっとおかわりもらってくるね!」
 まだまだ食べられそうだから、おかわりします!
 そしてウキウキと弟がおかわりに行っている間に、ファギーはこっそり樹へと話しかける。
「あ、あの……実は、その……チーズフォンデュ、をしたことなくて……やってみたいな……って」
 気を遣わせるかなとか、迷惑かけちゃうからとか、つい考えてしまったりもするのだけれど。
 祭りの和やかな空気だとか、何より樹のことは優しいって思っているから……ちょっぴりだけ、そう声を向けてみれば。
「あとで行ってきても、いいですか……?」
「チーズフォンデュもいいな、うまそう。あとでみんなで取りにいこうか」
 返ってきた言葉に、ホッと笑んで頷くファギー。
 だって、アルコールで少し気分がいい今の樹は、特に思っているのだから――どんどん二人を甘やかすぞ、と。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV3になった!
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【凌駕率アップ】がLV2になった!
【ダブル】がLV2になった!

四葩・ショウ
チーズ尽くしのオータムフェスト
響きだけでわくわくしちゃう
ね、小乃香さん(g08451)もいっしょに、どう?

すごいな
チーズってこんなに種類があるんだね
わたし、ラクレットチーズが気になってるんだ
小乃香さんは気になるもの、あるかな?
いろいろと気になるなら
シェアして食べてもいいよね

ドイツならではな
ほくほくのじゃがいもは勿論
野菜と
それからヴルストも忘れずに
ラクレットチーズをとろ~りかけて貰う時間も
心躍るどきどきが止まらなくて
濃厚ですっごくおいしい……!

チーズヴルストにかけて貰ったら
どうなっちゃうんだろ……
なんてチーズの魅惑に溺れつつも

生ハムとクリームチーズと葡萄がおいしいってきいたから
それも試してみたいんだよね
デザートのアプフェルケーゼクーヘンは
思い入れがあるアプフェルショーレといっしょに

振舞ってくれたお店のひとへ
とっても美味しかったです、と
笑顔でごちそうさまでしたをわすれずに

時間を、想いをシェアして
年下の友達に笑いかける
こんなかけがえのない日常が
これからも続くように、

頑張らなくちゃ、って思うんだ


 チーズ尽くしのオータムフェスト――そんな響きだけで、わくわくしちゃうのだけれど。
 でもそれは何も、自分だけではなくて。
「ね、小乃香さんもいっしょに、どう?」
「チーズは、新宿島に流れ着いてはじめてたべたのですが、とっても大好きなの!」
 誘いの声を掛けた仲良しの友達も、どうやら同じ気持ちのよう。
 そしていざ、ふたりでわくわくそわりと、チーズの香り漂うドイツの町へと降り立てば。
「すごいな、チーズってこんなに種類があるんだね」
 四葩・ショウ(After the Rain・g00878)は改めて、チーズ尽くしな町をくるりと見回してみて。
「わたし、ラクレットチーズが気になってるんだ。小乃香さんは気になるもの、あるかな?」
「らくれっと……? コノカ、くわしくないので、いろいろ食べてみたいの!」
「ラクレットチーズはほら、あそこのお店の……あたためてとろけたチーズを削いで、具材につけてたべるんだ」
「わ、すごいの、コノカもやってみたいの!」
「ほかにもいろいろと気になるなら、シェアして食べてもいいよね」
 ということで、キャッキャふたりで美味しい作戦会議をしながらも、まずはラクレットを注文してみて。
 ドイツならではな、ほくほくのじゃがいもは勿論のこと、ズッキーニやナスやカボチャなどの野菜。
 それから勿論、ヴルストも忘れずにお願いして。
 ラクレットチーズをとろ~りかけて貰うのを、じいとふたり並んで見つめれば、心躍るどきどきが止まらなくて。
 たっぷりとチーズがかけられた具材をはむり、口に同時に運んでみれば。
 瞳を瞬かせ顔を見合わせべら、ふたり一緒に大きくこくり。
「濃厚ですっごくおいしい……!」
「はわ、とってもおいしいの……!」
 それからさらに気になって、ショウがちらりと目を向けるのは。
「チーズヴルストにかけて貰ったら、どうなっちゃうんだろ……」
 ただでさえ中にたっぷりチーズが入っているという、チーズヴルスト。
 だって、ヴルストの中も外も、チーズになっちゃうということだから。
 ふたり早速そんなチーズヴルストにチーズをたっぷりオンしてもらって、はむっと口にすれば。
 とろとろで濃厚なダブルチーズの魅惑にすっかりほわほわ溺れてしまう。
 それにまだまだ勿論、チーズ尽くしの美味しい時間は終わりません。
「生ハムとクリームチーズと葡萄がおいしいってきいたから、それも試してみたいんだよね」
「いろいろなチーズがあるのですね……ん、これもおいしいの……!」
 そしてお楽しみのデザートは、アプフェルケーゼクーヘン。思い入れがあるアプフェルショーレといっしょに。
 それから綺麗に食べ終われば、振舞ってくれたお店のひとへと。
「とっても美味しかったです、ごちそうさまでした」
「どれも全部おいしくて、とってもしあわせなの!」
 笑顔でごちそうさまでしたも、わすれずに。
 美味しいチーズだけでなく、時間を、想いをシェアして。
 いっぱい分けっこする年下の友達に、ショウは笑いかける。
「頑張らなくちゃ、って思うんだ」
「ええ、がんばりましょう!」
 元気に頷いて綻ぶ小さな桜に、咲かせた笑みを改めて返しながら。
 ――こんなかけがえのない日常が、これからも続くように、って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【操作会得】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

ソレイユ・クラーヴィア
【残響】の友人達と

ヨーロッパでも帰還が進んでいるのは嬉しいです
いつか全ての地域での帰還を果たせる様、これからも頑張らないと
でも今日はチーズをたっぷり楽しんで英気を養うとしましょう

故郷フランスでもチーズは馴染み深かったのでドイツのチーズ料理は楽しみ
アスパラガスもドイツの特産との事ですしビスマルクピザを頂きます
名前の由来は…、検索するに確かに鉄血宰相の好物である卵を乗せたピザなのですね
チーズと半熟卵に絡むアスパラガスの食感が美味です
ふふっ、ヨキも気に入ったみたいですね

みゆのケーぜシュペッツェレも美味しそうです
私にもヨキくらいの胃袋があれば…!

いつかお二人にフランスのチーズ料理を紹介したいですね

チーズケーキも沢山あって嬉しい
4種のケーキを小さなカットで1皿に盛りあわせてもらうことは、できるでしょうか?
やはり折角の機会ですから食べ比べて堪能しなくては

みゆと小鳥は何が気に入りましたか?
チーズはワインにも合うので、全員が成人したらワインを伴に楽しんでもいいかもしれません
まあ、私もすぐに成人しますよ


花喰・小鳥
【残響】で参加

「ソレイユはチーズが好きなんですね」

夏にプールへ行ったときも食べていました
ドイツと言えばヴルスト、チーズカリーヴルストは香ばしい匂いがしておいしそうです

「ビスマルクピザ。鉄血宰相が由来なんですか?」

ドイツでビスマルクと言えば彼しかいない
実際に本当にそうだと知ってびっくりします

「ビスマルク風、卵を乗せる、そうだったんですね」

視線の先ではヨキが黙々とビスマルクピザを食べている、何枚目だろうか?

「気に入ったのはブルーベリーチーズケーキです。みゆもひと口いかがですか?」

はい、あーんと差し出してみます
ワインはクリスマスまでお預けですが、みゆはもう飲めるでしょう?
みゆのお返しにはぱくりとする

「おいしいです」

ソレイユがお酒はまだもう少し先になりますねとこんなときにちょっと年上ぶってみます
ともあれ乾杯、楽しく過ごせました


佐伯・みゆ
「残響」で参加

帰還が進んでこうして欧州の国々に触れられるようになって良かったですね。
そして今回はチーズ!楽しみです!

ドイツって結構美味しいものが多いんですね。
私は、折角なのでケーぜシュペッツェレを。
本場のシュペッツェレを一度食べて見たかったんです。
んーー!パスタとちょっと違って、もちっとしてて美味しい!
ソレイユさんのピザも美味しそう!半熟卵が食欲をそそります。
ビスマルク……怖そうな宰相さんが卵が好きって、なんだか可愛らしく思えますね。

今度は、ソレイユさんの故郷のフランスのチーズを楽しんでみたいです。

(小鳥のあーんに)
ほえっ?な、なんという誘惑……!ちょっと恥ずかしいけど……頂きます!(ぱくっ)
ふぁ……爽やかな酸味と甘みが絶妙です……これぞこの世の幸せ……。

お返しに私のアイアシュッケをどうぞ!とフォークに刺して小鳥に差し出し。
ヨキさんは……やっぱりピザの方がいいかな。今度お肉を用意しますね。

こういう席でのお酒にはちょっと興味ありますけど
みんなで飲んだ方が絶対楽しいから、今日は炭酸水で乾杯!


 都市部からは離れているけれど、聳え立つ山の麓に広がる小さな町は、秋を迎えて賑わいをみせている。
 眼前の光景はごく普通の、人々の生活の一部なのだけれど。
 でも、ディアボロスの皆は知っている。また穏やかに時が動き出したことの喜びを。
 そして大地の奪還が当面の大きな目的ではあるけれど、それが果たされれば終わりというわけではないことも。
 だから、佐伯・みゆ(悲歌。・g08231)は長閑な町の様子を見て、思うのだ。
「帰還が進んでこうして欧州の国々に触れられるようになって良かったですね」
「ヨーロッパでも帰還が進んでいるのは嬉しいです」
 ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)にとっては、この欧州の地は思い入れも強く。
 これまでもひとつひとつ事件に向き合い、皆と共に尽力し、そして結果を出してきたから。
 ……いつか全ての地域での帰還を果たせる様、これからも頑張らないと。
 そう、日常を取り戻しつつある様子を見れば、強い思いがその胸に宿るけれど。
「そして今回はチーズ! 楽しみです!」
「でも今日はチーズをたっぷり楽しんで英気を養うとしましょう」
 みゆの弾むような声を聞けば、心なしか。
 ふと視線を移したソレイユの青い瞳が煌めきを増したのは、気のせいではないはず。
 だって、花喰・小鳥(空虚のナハティガル・g01304)も気づいているから。
「ソレイユはチーズが好きなんですね」
 ……夏にプールへ行ったときも食べていました、と。
 その時も今と同じように、ソレイユがわくわく心躍らせている様子だったと小鳥は思っていたから。
 そして、チーズ尽くしのチーズ祭りが開かれるという町を見回してみれば。
「ドイツと言えばヴルスト、チーズカリーヴルストは香ばしい匂いがしておいしそうです」
「ドイツって結構美味しいものが多いんですね」
 まず思い浮かべるヴルストは勿論、チーズも実はドイツの名産品のひとつであって。
 まさに秋を迎えた今のドイツは、果物や野菜も美味しい季節。
 そしてやはり、その土地ならではな料理をと、みゆは思うから。
「私は、折角なのでケーゼシュペッツェレを。本場のシュペッツェレを一度食べて見たかったんです」
 旨味たっぷりのとろけたチーズが、もちもちなショートパスタと絡まって絶品だというドイツ料理・ケーゼシュペッツェレを頼んでみて。
 はむりと口にしてみれば、思わずほっぺを押さえてしまう。
「んーー! パスタとちょっと違って、もちっとしてて美味しい!」
 食べてみたケーゼシュペッツェレの美味しさに。
 そしてソレイユも、故郷フランスでもチーズは馴染み深かったから、ドイツのチーズ料理は楽しみで。
「アスパラガスもドイツの特産との事ですしビスマルクピザを頂きます」
「ソレイユさんのピザも美味しそう! 半熟卵が食欲をそそります」
 やはりチーズといえばピザ、そしてドイツらしいビスマルクピザを選んで。
「ビスマルクピザ。鉄血宰相が由来なんですか?」
 小鳥はそう訊ねてみる。だって、ドイツでビスマルクと言えば彼しかいないって思うから。
 そんな小鳥の問いに、ソレイユはさくっと調べてみて。
「名前の由来は……、検索するに確かに鉄血宰相の好物である卵を乗せたピザなのですね」
「ビスマルク風、卵を乗せる、そうだったんですね」
 小鳥は思わず瞳をぱちりと瞬かせる。
 思ったことを口にしてみたのだけれど、実際に本当にそうだと知って、びっくりしたから。
 みゆもそんな名前の由来を聞いて、改めて卵が落とされたピザを見つめて。
「ビスマルク……怖そうな宰相さんが卵が好きって、なんだか可愛らしく思えますね」
 はむりとひとくち、ピザを口に運んだソレイユは、満足気にこくりとひとつ頷く。 
「チーズと半熟卵に絡むアスパラガスの食感が美味です」
 でも、ビスマルクピザに夢中なのは、何も鉄血宰相だけではなく。
 小鳥はふと首を傾ける……何枚目だろうか? なんて。
 視線の先で黙々とビスマルクピザを何枚も食べている、ヨキの姿の見つめて。
「ふふっ、ヨキも気に入ったみたいですね」
 そう笑み零すソレイユも勿論、チーズの味わいにほくほく。
 だから、他のチーズ料理も食べてみたくなるのだけれど。
「みゆのケーぜシュペッツェレも美味しそうです」
 もきゅっと、またまたおかわりをするヨキを見れば、羨ましく思う。
 私にもヨキくらいの胃袋があれば……! なんて。
 そしてドイツも乳製品大国であるけれど、やはりチーズといえばフランスであるし。
 チーズの種類や味わい、料理もまた、違いがあって楽しめると思うから。
「いつかお二人にフランスのチーズ料理を紹介したいですね」
「今度は、ソレイユさんの故郷のフランスのチーズを楽しんでみたいです」
 フランスのチーズを楽しめる機会を楽しみに、約束を。
 でも今は、ドイツのチーズ祭りを存分に楽しみ尽くしたいって思うから。
「チーズケーキも沢山あって嬉しい」
 チーズ料理の後は勿論、食後のチーズデザートも楽しむつもり。
 そしてソレイユは、こう店の人にお願いを。
「4種のケーキを小さなカットで1皿に盛りあわせてもらうことは、できるでしょうか?」
 そんな希望にも快く応じて貰えば、改めて礼を告げつつも。
 ソレイユは気合十分――やはり折角の機会ですから食べ比べて堪能しなくては、と。
 そして少しずつ味わいながら、ふたりにも訊ねてみる。
「みゆと小鳥は何が気に入りましたか?」
「気に入ったのはブルーベリーチーズケーキです。みゆもひと口いかがですか?」
 小鳥はそう言って――はい、あーんと。
 みゆにも、おすすめのブルーベリーチーズケーキを差し出して。
 そしてそんな不意打ちのあーんに、瞳を瞬かせるけれど。
「ほえっ? な、なんという誘惑……! ちょっと恥ずかしいけど……頂きます!」
 誘惑に抗わず――ぱくっと、ひとくちお裾分けしてもらうみゆ。
 そして、もぐもぐと味わえば、再び頬を手で押さえながら。
「ふぁ……爽やかな酸味と甘みが絶妙です……これぞこの世の幸せ……」
 ほわほわ、美味しい幸せに浸った後。
「お返しに私のアイアシュッケをどうぞ!」
 濃厚な味わいの伝統的なドイツスイーツ、アイアシュッケをフォークに刺して小鳥に差し出せば。
 小鳥もみゆのお返しを、ぱくり。
「おいしいです」
 そんな声を聞けば、ほっと笑み返してから。
「ヨキさんは……やっぱりピザの方がいいかな」
 余程気に入ったのか、ピザを嬉々といまだ食べているヨキを見た後……今度お肉を用意しますね、と告げるみゆ。
 そしてそんな彼女の飲み物に、小鳥はふと目を向けて。
「ワインはクリスマスまでお預けですが、みゆはもう飲めるでしょう?」
「こういう席でのお酒にはちょっと興味ありますけど、今日は炭酸水で」
 ……みんなで飲んだ方が絶対楽しいから、って。
 そんなみゆに、ソレイユも頷いて。
「チーズはワインにも合うので、全員が成人したらワインを伴に楽しんでもいいかもしれません」
「ソレイユがお酒はまだもう少し先になりますね」
 ちょっと年上ぶってみた小鳥に、ソレイユは笑み返す――まあ、私もすぐに成人しますよ、って。
 美味しいチーズを摘まみながら、皆でワインで乾杯。そんな近い未来を楽しみに。
 そしてワインはもう少しだけお預けだけれど、今日だって勿論、ドイツのチーズをおともに。
 グラスを重ね合わせて、実り豊かな秋のひとときに。そして、3人で過ごす楽しい時間に――改めて、乾杯を。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV4になった!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【凌駕率アップ】がLV3(最大)になった!

カルメン・リコリスラディアタ
【彼岸花】
アドリブOK
・呼称
旦那のダルクエス:ダルク
金魚柄の花魁風浴衣(浴衣コン2024)


んにゃああぁチーズだらけ!ここはチーズの楽園だにゃー♪
俺、チーズが大好物なんだぜ!
とろっとろの熱々にとろけたチーズってどうしてあんなにも美味いんだろうな?
料理のメニューもチーズの種類も豊富過ぎてどれから食べ比べしようか迷うぜ

まずはカプレーゼから食べて次は世界中のチーズを贅沢に集結した濃厚なチーズピザと
ハチャプリ(ジョージアのチーズパン)を食べるんだ!
んんーうまぁ…とろけたチーズ最高…ダルクのオススメもうまうま

チーズの秋祭りだもんな、チーズフォンデュも味わっちゃお♡
ジャガイモやチーズヴルストをフォンデュして食べれば…最ッ高に美味い!!
俺の考えた最強の組み合わせだからダルクも食べてみろよ!はい、あーん…
温野菜もチーズによくあってイイ…

デザートはチーズケーキ食べ比べしたーい!
アプフェルケーゼクーヘン美味いな気に入ったぜ♪
あははっチーズに夢中になってて飲み物忘れてたな、柑橘系の炭酸割りを頂くぜ、ありがとな!


ダルクエス・ネクスト
【彼岸花】
アドリブOK
・呼称
妻のカルメン:カルメン
金魚柄の浴衣(浴衣コン2024)

くははっかつてないほどに興奮しているねえ?
その様子から、大好物だって言われなくても伝わるよ♪
さて!焦らずともチーズは逃げないから、2人でゆったり楽しもうか。

最初は軽食を意識して、白ワインのグラス片手に見かけたチーズ達を食べてはマリアージュ。
生ハムやオレンジ、柿のスライスと一緒に食べても美味しいよ?カルメン。
いいよ、カルメンは美味しい顔が映えるねえ♡

お次は…おっと、フォンデュか。
2人で突き合わせてフォンデュすれば…くははっ楽しいだろ?
最強の組み合わせ?俺の方はジャガイモと温野菜だから実質0カロリー理論フォンデュ。
お互い食べ合わせといこう…はい、あーん。

アプフェルケーゼクーヘンを中心に、チーズケーキを食べ比べしようか。
そろそろカルメンも飲み物が欲しいんじゃないか?
…と思って、柑橘系の炭酸割りを貰ってくるよ。


 とろーりとろけさせても、カリッと香ばしく焼いても、スイーツに使っても良し。
 種類も目移りするほど沢山あって、口にその濃厚な味わいが広がれば、幸せいっぱい。
 いや、食べる前からすでに、カルメン・リコリスラディアタ(彼岸花の女・g08648)の心はわくわく。
「んにゃああぁチーズだらけ! ここはチーズの楽園だにゃー♪」
 そう、やって来たのは、チーズが名産品であるというドイツ中部の町。
 この町では今、秋の実りを祝うチーズ尽くしのチーズ祭りが開かれていて。
 華やかで豪華な金魚柄の花魁風浴衣を纏って、カルメンもこの秋祭りに参加するべく足を運んだわけなのだけれど。
「俺、チーズが大好物なんだぜ!」
 そうキラキラした瞳を向けられれば、妻と仲良くお揃いの金魚柄浴衣を纏うダルクエス・ネクスト(蒐集家・g07049)も、アンダーリム眼鏡の奥の瞳を細める。
「くははっかつてないほどに興奮しているねえ? その様子から、大好物だって言われなくても伝わるよ♪」
「とろっとろの熱々にとろけたチーズってどうしてあんなにも美味いんだろうな?」
 そして逸るようにそわそわ、チーズでいっぱいな町をくるりと見回して。
「料理のメニューもチーズの種類も豊富過ぎてどれから食べ比べしようか迷うぜ」
 あれもこれも美味しそうで、どれにするか悩ましいカルメンだけれど。
 そんな妻に、ダルクエスはゆったりと微笑んでみせる。
「さて! 焦らずともチーズは逃げないから、2人でゆったり楽しもうか」
 大好きなチーズに心躍らせて楽しみにしているカルメンが愛らしいと思いながら。
 というわけで、カルメンがまず食べるのは、カプレーゼから。
 トマトとモッツァレラチーズとバジル、シンプルだからこそ、具材の美味しさがよりよくわかるし。
 次は、世界中のチーズを贅沢に集結した濃厚なチーズピザと、そしてジョージアのチーズパンであるハチャプリを口に運べば。
「んんーうまぁ……とろけたチーズ最高……」
 とろりと濃厚なチーズの美味しさに、とろけちゃいそう。
 そんな幸せそうにチーズを味わうカルメンを見つめながらも。
 ダルクエスは最初は軽食を意識して、チーズと相性抜群な白ワインのグラス片手に。
 見かけたチーズ達を食べてはマリアージュ。
「生ハムやオレンジ、柿のスライスと一緒に食べても美味しいよ? カルメン」
 そうおすすめしてあげれば、嬉々とカルメンも試しに摘まんでみて。
「ダルクのオススメもうまうま」
「いいよ、カルメンは美味しい顔が映えるねえ♡」
 喜んでくれる彼女の顔を見れば、それが何よりも最高の肴だから。
 それから、チーズをたっぷり堪能する料理といえば、やはりこれ。
「お次は……おっと、フォンデュか」
 あたためられてすでにとろっとろのチーズが専用の鍋に用意されている、チーズフォンデュ!
「2人で突き合わせてフォンデュすれば……くははっ楽しいだろ?」
「チーズの秋祭りだもんな、チーズフォンデュも味わっちゃお♡」
 チーズを纏わせる具材だって、絶品の名物や採れたてで旬な野菜など、厳選されたもので。
 カルメンが早速チーズを纏わせて口に運ぶのは、ドイツの代表的な野菜であるほくほくのジャガイモや、パリッと弾けて中からもチーズが溢れるチーズヴルスト。
 それらをくるりとフォンデュして食べれば。
「……最ッ高に美味い!!」
 思わず天を仰ぐほどの美味しさ……!
 だから、夫にもこの感動的な美味しさをお裾分け。
「俺の考えた最強の組み合わせだからダルクも食べてみろよ! はい、あーん……」
 そしてダルクエスも、彼の考える最強の組み合わせ――ジャガイモと温野菜の、実質0カロリー理論フォンデュを妻へと差し出して。
「最強の組み合わせ? お互い食べ合わせといこう……はい、あーん」
 お互いの最高だと思うフォンデュを、仲良くあーんして交換こ。
 そしてもぐもぐと味わえば、大きく頷き合って。
「温野菜もチーズによくあってイイ……」
「ほくほくのジャガイモと、中と外のダブルチーズが贅沢なチーズヴルストは、確かに堪らない味わいだね」
 チーズフォンデュを楽しく美味しく食べ終わった後は。
「デザートはチーズケーキ食べ比べしたーい!」
「アプフェルケーゼクーヘンを中心に、チーズケーキを食べ比べしようか」
 お待ちかねのデザートも勿論、絶品なチーズ尽くし!
 あっさりしたものからハードなもの、素材を楽しむシンプルなものなど、色々食べ比べてみて。
「アプフェルケーゼクーヘン美味いな気に入ったぜ♪」
 カルメンが気に入ったのは、しっとり焼き上がったバターケーキに濃厚なチーズ、旨みがぎゅっと凝縮されたリンゴの味わいが抜群の、アプフェルケーゼクーヘン。
 そして、うきうきカルメンがデザートを食べている間に。
「そろそろカルメンも飲み物が欲しいんじゃないか?」
 ダルクエスが手渡すのは、柑橘系の炭酸割り。
「あははっチーズに夢中になってて飲み物忘れてたな、柑橘系の炭酸割りを頂くぜ、ありがとな!」
 チーズに夢中で、そういえば飲み物を取ってきていなかったけれど。
 気が利く自慢の旦那様にカルメンは礼を告げつつも笑んで返して。
 改めて、美味しいチーズをお供に――このしあわせなひとときに、夫婦で乾杯を。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!

シャルロット・アミ
【椿藤】

このお祭りに乗らないわけにはいかないわ
椿野さんも私もチーズ大好き

まずは凪都さんにご挨拶
素敵なご案内を本当にありがとうございます!
凪都さんはチーズはお好きですか?
なにかオススメがあれば教えてほしいなって

色々なチーズ料理に目が惹かれるけれども
やっぱりチーズ料理といったらチーズフォンデュ!
椿野さん、なにかひとこと(蘊蓄を期待する目)
あと凪都さんのオススメもいただきたいわ
椿野さんはやっぱりワインかしら
私はレモネードをいただきます
モラさんはりんごの炭酸割り?「もきゅ!」

パンにヴルスト、ほくほくじゃがいも!
どれもチーズに包めば熱いけれども美味しくて
自分で食べながらモラさんにもふーふーしてあげます

締めはモラさんも一緒にアプフェルケーゼクーヘン
りんごとチーズがこんなに合うなんて
椿野さんも私もほっぺが落ちそう

あ、モラさんが食べすぎてまんまるに
「もーきゅー」これじゃあチーズ転がしならぬ
モラさん転がしになっちゃうわ!


椿野・燕
【椿藤】

チーズ祭りとは楽しみですね
チーズ転がしもやっているそうですが私達は食べる方で行きましょう

初めに凪都さんに挨拶を
ご案内どうもありがとうございます
私もアミさんもチーズが好きでして

ふむ、チーズに関する蘊蓄は色々と有りますが…チーズフォンデュは発祥には近年にスイスから広まったと言う説が有力ですが、私としては古代ギリシャのイリアスにもチーズフォンデュらしい物が描写されてたので、こちらを支持したく…と語り始めます。あ、私は赤ワインで

溶けたチーズに色々な食材を試して
熱々なので舌を火傷しないように気を付けましょう
と、気をつけながらもやはり熱々が美味しくてハフハフとしながらも食べ進めます

ほうほうリンゴとチーズのケーキですか
とても良い締めですね
すっきりとしたリンゴと濃厚なチーズがよく合います

ふふ、いつも以上にまんまるですね
あちらでやってるチーズ転がしに混ざらないように注意しましょう


 豊かな秋の実りに感謝するお祭りは、様々な地で行われているけれど。
 今回やって来たドイツ中部の小さな町で開かれるというその祭りの話を聞けば。
「チーズ祭りとは楽しみですね」
「このお祭りに乗らないわけにはいかないわ」
 椿野・燕(詭弁家・g02761)も、シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)も、行くという選択肢以外考えられなかったのだ。
 だって、何せふたり揃って。
「椿野さんも私もチーズ大好き」
 いや、ふたりは勿論、もきゅっ! とうきうき尻尾を揺らしているモラさんだってそう。
 訪れた町は、ドイツの都市部からは離れている長閑な地だけれど、でもチーズ祭りはとても盛り上がっていて。
 わーきゃーと聞こえる賑やかな声のする方へ視線を向ければ。
「チーズ転がしもやっているそうですが私達は食べる方で行きましょう」
 愉快なチーズ転がしではなく、燕はシャルロットとモラさんと一緒に、チーズを存分に味わう方で祭りに参加するつもり。
 そしてまずは、この祭りの案内役の彼へと挨拶を。
「素敵なご案内を本当にありがとうございます!」
「ご案内どうもありがとうございます。私もアミさんもチーズが好きでして」
「凪都さんはチーズはお好きですか?」
「ふたりもチーズ好きなんだね、俺もすごく好き」
 そう尻尾を嬉し気に揺らす凪都に、シャルロットは聞いてみる。
「なにかオススメがあれば教えてほしいなって」
「チーズヴルストはやっぱり美味しいからおすすめだし……あとは、アイスバインのチーズリゾットも好きだよ」
「アイスバインですか。豚のすね肉をハーブやスパイスなどで塩漬けにしたものを煮込んだ、ドイツの定番料理ですね」
「うんうん、アイスバインの塩気がね、チーズによく合うなぁって」
「チーズヴルストに、アイスバインのチーズリゾット、ですね」
 それから、いっぱい楽しんでね、と手を振る彼とわかれた後。
 チーズ尽くしの町を歩いていたら、やっぱりおなかがすいてきちゃったから。
「色々なチーズ料理に目が惹かれるけれども」
 ――やっぱりチーズ料理といったらチーズフォンデュ!
 そうシャルロットは迷わずに、チーズフォンデュを注文してから。
 キラキラとした眼差しを燕へ。
「椿野さん、なにかひとこと」
 モラさんと一緒に、蘊蓄をわくわく期待すれば。
「ふむ、チーズに関する蘊蓄は色々と有りますが……チーズフォンデュは発祥には近年にスイスから広まったと言う説が有力ですが、私としては古代ギリシャのイリアスにもチーズフォンデュらしい物が描写されてたので、こちらを支持したく」
「古代ギリシャ、そんな昔からあるんですか?」
「チーズは人類が作った最も古い食品だと言われていますが、その発祥は西アジアの古代モンゴル族が家畜の乳を利用して作ったものが最初だという説が有力です。そしてフェタチーズがその最古のものだとされていますが、これも実は古代ギリシャのオデュッセイアなどに登場するのですよ。なのでイリアスに登場する、羊のチーズを入れたお酒がチーズフォンデュのはじまりであるという説を、私は有力視しています。それでチーズに関して、面白い話があるのですが……」
 ばっちり期待にこたえて蘊蓄を語る燕。
 そしてチーズフォンデュと一緒に、シャルロットがお願いするのは。
「あとは飲み物と、凪都さんのオススメもいただきたいわ。椿野さんはやっぱりワインかしら」
「あ、私は赤ワインで」
「私はレモネードをいただきます。モラさんはりんごの炭酸割り?」
「もきゅ!」
 聞いたおすすめと、皆の分の飲み物を。
 そして蘊蓄をわくわく聞きながら。
「パンにヴルスト、ほくほくじゃがいも!」
 どれもチーズにくるりと包めば、熱々なのけれど。
 でも濃厚な味わいはとても美味しくて。
 シャルロットは自分で食べながら、モラさんにもふーふーしてあげて。
「熱々なので舌を火傷しないように気を付けましょう」
 燕もシャルロットやモラさんと一緒に、溶けたチーズに色々な食材を試してみながらも、火傷には気を付けている……のだけれど。
 やはり熱々が美味しいから、ハフハフとしながらも食べ進めて。
「赤ワインの起源は、紀元前6000年頃、またはそれ以前のコーカサス地方……現在のジョージア付近ですね、そこにまで遡ると言われています。ここでひとつ、赤ワインに関する奇妙な話がありまして……」
 お酒も入っていつもより少し饒舌に、蘊蓄も絶好調。
 そしてシャルロットも、蘊蓄がたくさん聞けて嬉しくなりながらも。
「ほうほうリンゴとチーズのケーキですか。とても良い締めですね」
「りんごとチーズがこんなに合うなんて」
「すっきりとしたリンゴと濃厚なチーズがよく合います」
 締めのデザートはモラさんも一緒に、アプフェルケーゼクーヘンを。
 そして口にすれば……椿野さんも私もほっぺが落ちそう、って。
 幸せいっぱいな心地に浸っていた、シャルロットだけれど。
 もきゅぅ、と声がした方を見れば、瞳をぱちり。
「あ、モラさんが食べすぎてまんまるに」
「ふふ、いつも以上にまんまるですね。あちらでやってるチーズ転がしに混ざらないように注意しましょう」
 まんまるころころしているモラさんの姿に、そう燕とふたりで顔を見合わせて笑ってから。
「もーきゅー」
 ちょっぴり苦し気に鳴くモラさんを起こしてあげつつも、シャルロットはこう続けるのだった。
 ……これじゃあチーズ転がしならぬ、モラさん転がしになっちゃうわ! なんて。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【プラチナチケット】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!

イツカ・ユメ
【ガレージ】

大好きな友達とチーズのお祭りへレッツゴー!
わかるよ、兄貴(クーガ)!チーズはとろとろも、ふわふわも、
乗せると何でも美味しくなっちゃうよね♪
わたしのイチオシはチーズ揚げ!熱々とろーりで美味しいよ。
しぃ(子火)ちゃんがゲットした素敵なワインとも合うと思うのだよ。
ふふふー、かんぱーい♪


むむむ?なんだか楽しそうなイベントの予感。
チーズを転がすの?
これはもうやるしかないね!
にゃんと歌えば大変身!【猫変身】してチーズを追いかけるよ。
大丈夫、チーズ愛があればきっと追いつけるはず!

四つ足でにゃんにゃか、チーズ目指して一直線!
にょわっ!?円盤チーズが転がってきた……って、にゃんこ兄貴!?
これは受け止めにゃいとにゃぁあああん!(巻き込まれて一緒にごろんごろん)
なご(和月)くん、にーげーてーっ!

チーズの香りに包まれて、ごろごろ転がる大車輪。
チーズが回ればお空も回って、皆も回って、仲良くくるくる楽しい気持ち。
最後はきっと、しぃちゃんが受け止めてくれると信じているのだよ。にゃーん!


篝・子火
【ガレージ】

イッカと兄貴(クーガ)、なご(和月)と祭りに来た。
種類が多いがチーズにも食べ方があるのか。
……ほう、ラクレット。気になるな。たくさんチーズかけて食べ食べよう。
そしてな、せっかくだからな。こんな素敵なものを手に入れてしまった(ワイン瓶掲げ)
お酒苦手さん用と酔い覚ましに、ぶどうジュースも貰ってきたぞ。乾杯しよう。

なんだか騒がしいが……おい、チーズが転げていってるぞ。そういう行事?やろう。やりにいこう。目指せ一番。

競技はキャッチの方で。開始音と共に、全力で下る。下りつつ拾い上げるの難しいな!
皆は………猫!に!なってる。可愛いな?と、見蕩れながら走っていたら足が止まらなくなった。チーズたちを追い越してしまったな。

こうなればすることは一つ。麓で振り返り皆を待つ。が、すごい大車輪だ。猫兄貴、諦めが早すぎる……イッカにゃんも巻き込まれた!
よし、こい。なごも一緒に抱っこして受け止める!
全員キャッチするぞ。

ところで、チーズはキャッチできたか?子火はひとつもダメだ。


霧崎・和月
【ガレージ】

チーズを惜しみなく使ったお祭り…!
イッカさん、クゥ(クーガ)さん、しぃ(子火)さん、チーズはお好きですか?
俺は、あんまり意識して食べたことなくて…
ラクレット?とか食べてみたいです
溶かして削ぎ落とすなんて、見慣れないなと…
チーズ揚げも、美味しそうです
……確かに、チーズはどう食べても美味しい、かも

ワインにチーズは合うと聞きました
飲みすぎないように気をつけなくては…
何はともあれ、乾杯、です

チーズが転が?……?なんか、早くないですか…?
楽しそう、ですが…(少し不安)

皆でキャッチに参加を
開始の合図を聞き…しぃさん早…!?
俺も自信はないですが、頑張りたい…
が、駆け下りながらキャッチは、難しい…!
重心が…!

なんとか一つ拾い上げ
もうひとつ………猫!?2匹!?
待ってそれはまずうわああああ!!(受け止めようとして巻き込まれる)

ごろごろ転がり、しぃさんのもとへゴール
これをキャッチするしぃさんの安定感…さすがです……
イッカさん、クゥさん、お怪我はなかったですか…?


クーガ・ゾハル
【ガレージ】

チーズの祭りなんて、あるんだな
おれはチーズ、すごく好きだぞ
とけたやつも、ふわふわのやつも、かたいやつも
のせるとだいたい、なんでもうまいぞ
この100ってかいてあるぶどうジュースも、うまそうな色だな
カンパーイ

エモノがいるなら、おいかけないとな
ヨーシ、いくぞ、みんな
チーズがころがりだしたら
タイヤみたいにでかいのを狙って、ダッシュ
すごい、はやい、はやすぎるぞシィ(子火)
おれもまけていられない
2本でダメなら4本足だ

猫変身ダッシュで人を縫ってチーズを縫って
ねらいのでっかい円盤にはっしと飛びつく
よし、つかまえ――止まらない、な?

ごちん、ごろごろ
円盤チーズとひとつになって大車輪
と、止めてくれイッカ、なg目がまわる~
ま、まきこんでしまった
たいへんなことになってすまないいいい(ごろろろ)

これはもうどうしようもない
まわる世界でみんなの声をききながら
たのんだぞ、さいごのキボー
ゴールキーパー・シィ


 皆でやって来たのは、ドイツ中部にある小さな町。
 けれど、のんびりとした長閑な町は、人々の楽しそうな声で満ち溢れている。
 だって今日は、町の名産品を存分に味わって貰おうと、町民の皆が催してくれている秋のお祭りだから。
 だがお祭りと言っても、ただの秋祭りではなくて。
(「大好きな友達とチーズのお祭りへレッツゴー!」)
 そう心躍らせながら町を訪れたイツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)のお目当てはそう、チーズ!
「チーズの祭りなんて、あるんだな」
「チーズを惜しみなく使ったお祭り……!」
 クーガ・ゾハル(墓守・g05079)と霧崎・和月(彷徨う器・g06070)も、チーズ尽くしなチーズ祭りが開かれると聞いて、足を運んだのだけれど。
「イッカさん、クゥさん、しぃさん、チーズはお好きですか?」
 俺は、あんまり意識して食べたことなくて……と、和月が続ければ。
「おれはチーズ、すごく好きだぞ。とけたやつも、ふわふわのやつも、かたいやつも。のせるとだいたい、なんでもうまいぞ」 
「わかるよ、兄貴! チーズはとろとろも、ふわふわも、乗せると何でも美味しくなっちゃうよね♪」
 クーガの言葉に、イツカもうんうんと頷いて。
 ふたりの言うことを聞けば、和月も納得する。
「……確かに、チーズはどう食べても美味しい、かも」
 そして篝・子火(天高し・g02594)は、沢山の種類のチーズを見回してから。
 チーズは何に乗せるにしても、それだけで美味しいのだけれど。
「種類が多いがチーズにも食べ方があるのか」
 食べ方はチーズの種類によって異なるし、色々と美味しい食べ方もあるようで。
 和月は、気になっているチーズ料理を告げてみれば。
「ラクレット? とか食べてみたいです。溶かして削ぎ落とすなんて、見慣れないなと……」
「……ほう、ラクレット。気になるな。たくさんチーズかけて食べ食べよう」
「わたしのイチオシはチーズ揚げ! 熱々とろーりで美味しいよ」
「チーズ揚げも、美味しそうです」
 やはりどんな食べ方でも美味しくいただける……それがチーズ!
 それから……そしてな、せっかくだからな、と。
 子火がしゃきんと掲げるのは、そんなチーズと相性ぴったりな戦利品!?
「こんな素敵なものを手に入れてしまった」
 それは、瓶に入ったワイン。
 それを見たイツカは、うんうんと首を縦に数度振ってから。
「チーズ揚げは、しぃちゃんがゲットした素敵なワインとも合うと思うのだよ」
「ワインにチーズは合うと聞きました」
 和月はそっとこうも思う――だからこそ、飲みすぎないように気をつけなくては……と。
 それから子火は、ワインと一緒に。
「お酒苦手さん用と酔い覚ましに、ぶどうジュースも貰ってきたぞ」
「この100ってかいてあるぶどうジュースも、うまそうな色だな」
 濃厚な葡萄ジュースもゲットです!
 そしてワインや葡萄ジュースをグラスに注いで、それぞれ掲げて。
「乾杯しよう」
「何はともあれ、乾杯、です」
「カンパーイ」
「ふふふー、かんぱーい♪」
 チーズ祭りを目一杯楽しみつつも――皆で、乾杯!
 そして子火は、チーズをひとつ口に放り込んでみた後。
 ひときわ人の声で溢れている場所があることに気づく。
 その視線の先は、急勾配な丘になっていて。
「なんだか騒がしいが……おい、チーズが転げていってるぞ。そういう行事?」
 丘の上から勢いよくごろごろと転がっているのは、チーズ!?
「むむむ? なんだか楽しそうなイベントの予感。チーズを転がすの?」
「チーズが転が? ……? なんか、早くないですか……?」
 面白そうだと言うイツカの隣で、思わず瞳を瞬かせる和月。
 チーズたちが何故転がされているかもわからないし、有り得ないスピードで沢山のチーズが転がっているから。
 そして子火は、あの転がるチーズが一体なんなのかを店の人に聞いてみれば。
「やろう。やりにいこう。目指せ一番」
「これはもうやるしかないね!」
 子火とイツカはすでにやる気満々……?
 あの転がるチーズは、チーズを使ったレースに使う、作り物のチーズらしいけれど。
「楽しそう、ですが……」
 そう言いつつも、少し不安そうな和月。
 いや、何となく不安な気配を感じているのは、自分だけのようであるし。
「エモノがいるなら、おいかけないとな」
 クーガも気合十分、続ける――ヨーシ、いくぞ、みんな、と。
 というわけで、チーズキャッチレースに子火は参加する旨を催しの責任者に告げ、皆でレースのスタート地点に立って。
 はじまるのは、スタートまでのカウントダウン。
 そして、開始音と共に。
「……しぃさん早……!?」
「すごい、はやい、はやすぎるぞシィ」
 和月とクーガが思わずそう口にするほど、全力で丘を下る子火。
(「下りつつ拾い上げるの難しいな!」)
 そしてあっという間に小さくなって駆け下りていくその背中に、少しでも追いつけるようにと。
 クーガはチーズがころがりだしたのを確認すれば、タイヤみたいにでかいのを狙ってダッシュ!
 そして――おれもまけていられない、と。
「2本でダメなら4本足だ」
 ということで、うにゃにゃっと展開するのはそう、猫変身ダッシュ!?
 いや、クーガだけではない。
 ――にゃんと歌えば大変身!
 イツカも猫変身して、にゃにゃーっとチーズを追いかけはじめる。
(「大丈夫、チーズ愛があればきっと追いつけるはず!」)
 チーズへの愛さえあればきっと、にゃんとかなります……??
 それからふと子火は、皆のことを振り返ってみて、ようやく状況に気づく。
「皆は………猫! に! なってる」
 そして、可愛いな? と見蕩れながら走っていたら。
(「足が止まらなくなった。チーズたちを追い越してしまったな」)
 いつの間にかチーズを追い越し、しかも勢いが強すぎて足が止まらなくなるも。
 けれど、取り乱すことなども全くなく、子火は解決法を見出す。
 ……こうなればすることは一つ、と。
(「麓で振り返り皆を待つ」)
 足が止まらないのならば、下り切って止まったところで待ち構えればいいと。
 そんな爆速で駆け下りていく子火に続きながら。
「俺も自信はないですが、頑張りたい……」
 さらに不安を覚えてしまいつつも、そう和月も皆と一緒に丘をくだるのだけれど。
(「……が、駆け下りながらキャッチは、難しい……!」)
 急勾配すぎて、重心が……! とぐらぐら。
 そして猫変身ダッシュしたクーガは猫の身であることを最大限に発揮し、人を縫ってチーズを縫って――はしっと。
 飛びつくのは、ねらいのでっかい円盤。
 それからそのチーズを捉えれば。
(「よし、つかまえ――止まらない、な?」)
 ――ごちん、ごろごろごろごろー。
 円盤チーズとひとつになって大車輪!?
 そしてもう1匹の猫さん姿なイツカも、四つ足でにゃんにゃかと。
 チーズ目指して一直線! ……に、駆けていたのだけれど。 
(「にょわっ!? 円盤チーズが転がってきた……って、にゃんこ兄貴!?」)
 ごろごろと転がってくる大きな円盤チーズと一緒に、ごろごろ回っているにゃんこ兄貴に気づいて。
(「これは受け止めにゃいとにゃぁあああん!」)
 子火は振り返りつつも、状況を口にする。
「が、すごい大車輪だ。猫兄貴、諦めが早すぎる……イッカにゃんも巻き込まれた!」
 大車輪状態のチーズにごろんごろん、巻き込まれているのは猫2匹。
 いや、そんなチーズが速度を上げて向かう先には。
 なんとか一つチーズを拾い上げることができ、もうひとつ………と。
 手を伸ばした和月は、ハッと気が付く。
「猫!? 2匹!?」
 ――と、止めてくれイッカ、なご目がまわる~。
 ――なごくん、にーげーてーっ!
「待ってそれはまずうわああああ!!」
 ということで、受け止めようとして巻き込まれる和月。
 そんなふたりとともに、ごろろろろと転がっていきながらも。
(「ま、まきこんでしまった、たいへんなことになってすまないいいい」)
 クーガはそう申し訳なく思うも、チーズは鬼の様に加速するばかりで。
 チーズの香りに包まれて、ごろごろ丘を転がる大車輪。
 そしてチーズが回ればお空もぐるんぐるんと回って、皆も回って――こうなったらもう、仲良くくるくる楽しい気持ち!?
 そんなイツカと同じく、クーガも悟りを開く――これはもうどうしようもない、と。
 だが、うにゃああ、うわああぁという、まわる世界でみんなの声をききながらも。
 皆は決してあきらめたわけではなく、信じているのだ。
(「たのんだぞ、さいごのキボー。ゴールキーパー・シィ」)
(「最後はきっと、しぃちゃんが受け止めてくれると信じているのだよ。にゃーん!」)
「よし、こい。なごも一緒に抱っこして受け止める!」
 ――全員キャッチするぞ、と。
 下り切ったゴールでようやく止まった子火は、満を持して待ち構えて。
 ごろごろものすごい勢いで転がってくる円盤チーズを、しっかりと受け止めました……!
 ということで、猫2匹とともに、子火に抱っこされ受け止められながら。
「これをキャッチするしぃさんの安定感……さすがです……」
 ようやく何とか無事にゴールできたことに安堵しつつも。
「イッカさん、クゥさん、お怪我はなかったですか……?」
 そうふたりを見遣れば、くるくる回りすぎて、のびーっとなっている猫さんたち。
 けれど怪我などはないようでホッとすれば。
「ディアボロス、すごい!!」
 一連の超次元な行動や力に、周囲の人々が感激して拍手を……!?
 何だかすごい人たちだ! という好感の印象をどうやら持たれたようで、結果オーライ! なのだけれど。
 子火はふと、3人にこう訊くのだった。
「ところで、チーズはキャッチできたか?」
 受け止めた巨大車輪チーズも、皆を保護した際に転がってどこかにいってしまったようで。
 ……子火はひとつもダメだ、と。
 そして3人がゲットしていたチーズもぐるぐる回っている間に、全部落としたみたい。
 ということで、チーズ獲得数はゼロだったけれど……楽しかったし、人々の心を掴めたから、それで良し! なのです。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【猫変身】LV2が発生!
【動物の友】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!
【グロリアス】がLV2になった!
【ドレイン】がLV3になった!

誘樂・春祝
🐈‍⬛祝祝

祝或姉、チーズフェスタだって
楽しそうだね
うきうきな祝或姉とポヌを頭にのせた子ペンギンのアサがどこかへ行ってしまわないように見守り
たい焼きにもチーズ餡は合う…チーズたい焼きにピッタリなチーズを見つけられたらいいと思って──え?
チーズ転がしにエントリーしてきた!?
いつの間に
いやいいけど…祝或姉…大丈夫なのか?
君は走るのがあまり得意ではないだろう
あ、俺ね
俺が頑張るのね
任せてくれ

いよいよ始まるな
緊張してきた…しかし、無様は見せられない!

一目散に駆け──祝或姉!?
即転んだ祝或姉を助け背に背負う
こうした方が多分速い
く!!チーズ……!!速いな……!
ポヌが飛び出していった!!よし!俺の代わりにチーズを捕まえて─あ!!
ポヌがチーズに轢かれた!
ポヌの仇をとるが如く駆け道中チーズを捕獲し背の祝或姉に渡していく
大きなチーズ!任せろ!捉えてみせる!!

飛び込むように捕まえ─転ぶ
背の祝或姉が飛び出して見事キャッチしてくれた!

コンビネーションの勝利だね
色々あっても満開に笑う彼女が楽しそうなので
俺も大満足だ!


咲樂・祝或
🫧‪祝祝

チーズのお祭りだよ、シュー!
わたしチーズすきー!
うきうきわくわく!きょろきょろ!
アサちゃんもポヌを帽子みたいに被ってうきうきなんだから
シューったらこんな時までたい焼きの事を…真面目な所もいいけど
て、ことでチーズ転がしにエントリーしてきたよ!
え?嫌?
わたしを心配してくれるの?わたしはあまし足が強くないから…
ふふー!大丈夫!シューが頑張ってくれるでしょ!

スタートをわくわく待って…はじまったと同時に走る!
アサちゃんはチーズと競争するように駆けていった!チーズと競争じゃないぞ!
なんて油断したからか速攻で転んだ!
うー〜シュー…わたしの分まで強くいきて…
遺言を残そうとしたところシューはイケメンなのでわたしを背をおって走ってくれる

よーし!シューが捕まえたチーズはわたしが持つ!
歌うように鼓舞をする
ポヌまで犠牲に!しかたない
一緒に仇をとる!
あっちに大きいのある!

うぬー!任せろ!
転んだシューの背から飛び出すようにして、チーズをキャッチ!
高々とかざし勝利宣言さ!

ふふー!絆の勝利!
すごい楽しかったや!


 訪れたのは都市部から離れている、それほど大きくもない、長閑な風景が広がる町だけれど。
 ドイツ中部に位置するこの町には今日、沢山の人たちが足を運んでいて、とても賑やかだ。
 それは秋風が纏う、食欲を刺激されるような良い香り。
「祝或姉、チーズフェスタだって」
「チーズのお祭りだよ、シュー!」
 ――わたしチーズすきー! って。
 そう、うきうきわくわく! と。
 心躍るまま、きょろきょろしているのは、咲樂・祝或(『忘却の匣舟』・g00552)。
 そして誘樂・春祝(招喜猫・g10644)はそんな姉の様子に、楽しそうだね、と視線を向けて。
「アサちゃんもポヌを帽子みたいに被ってうきうきなんだから」
 そんなうきうきな祝或姉と、ポヌを頭にもふんとのせた子ペンギンのアサがどこかへ行ってしまわないように見守りつつも。
 春祝なりに、このチーズ尽くしのチーズ祭りへと赴いた理由はちゃんとあったりもする。
「たい焼きにもチーズ餡は合う……チーズたい焼きにピッタリなチーズを見つけられたらいいと思って――」
 それは、たい焼きに最高に合うチーズを求めて――来た、はずなのだけれど。
「シューったらこんな時までたい焼きの事を……真面目な所もいいけど」
 次の瞬間、祝或から告げられるのは、こんな事後報告。
「て、ことでチーズ転がしにエントリーしてきたよ!」
「チーズ転がしにエントリーしてきた!?」
 というわけで、謎のレース、チーズ転がしに参加します!
 そして、いつの間に……と紡ぐ春祝に、祝或はこてりと首を傾けて。
「え? 嫌?」
「いやいいけど……祝或姉……大丈夫なのか? 君は走るのがあまり得意ではないだろう」
「わたしを心配してくれるの? わたしはあまし足が強くないから……」
 エントリーが嫌なわけではなく、主に祝或のことが色々と心配で不安であった春祝だが。
 次の姉の言葉で、全て理解する。
「ふふー! 大丈夫! シューが頑張ってくれるでしょ!」
「あ、俺ね。俺が頑張るのね」
 そうとわかれば……任せてくれ、と。
 何気に張り切る春祝であるが。
「いよいよ始まるな、緊張してきた……」
 丘の上のスタート地点に立てば、ちょっぴり緊張するも。
 ……しかし、無様は見せられない!
 そうぐぐっと気合を入れなおせば、隣の祝或もスタートを町ながらわくわく。
 そして――はじまったと同時に走る!
 走るのが得意ではない祝或にしては、めっちゃロケットスタートを決められて。
「アサちゃんはチーズと競争するように駆けていった! チーズと競争じゃないぞ!」
 なんて、そうえっへん、即油断したからか。
「……!?」
 速攻で転んじゃいました!
 そしてスタートと同時に一目散に駆けていた春祝も、一瞬足を止めて。
「──祝或姉!?」
「うー〜シュー……わたしの分まで強くいきて……」
 そうガクリと、早速遺言を残そうとしたのだけれど。
 でも春祝はイケメンなので!
 即転んだ祝或を助け背負って、そして走り出す!
 いや、こうした方が多分速いから。
 だが相手も、そうやすやすと掴まってはくれない。
「く!! チーズ……!! 速いな……!」
 むしろ急勾配を利用して、ぐんぐん速度を上げてごろごろ転がっていく。
 そんなチーズを必死に追いかけていれば――ふにゃん!
 一気に飛び出していったのはそう、ポヌである!
 その姿に、春祝はすかさず声を掛けて。
「よし! 俺の代わりにチーズを捕まえて――あ!!」
「!!?」
 ――ごろごろごろー。
「ポヌがチーズに轢かれた!」
 そんな状況の中、勇ましくも立ち上がったのはそう!
「よーし! シューが捕まえたチーズはわたしが持つ!」
 ……ポヌまで犠牲に! しかたない、一緒に仇をとる! と。
 春祝に背負われている祝或。
 だがすかさず春祝が捕まえたチーズを受け取り、歌うように鼓舞をして。
 ポヌの仇をとるが如く駆けながらも、春祝も道中転がるチーズを次々と捕獲しては、背の姉に渡していく。
 そして刹那、祝或はハッとして声を上げる。
「あっちに大きいのある!」
 ごろんごろんと猛スピードで転がってくる、巨大チーズを見つけて。
 そして姉の声に反応し、飛び込むように。
「大きなチーズ! 任せろ! 捉えてみせる!!」
 春祝は巨大チーズを捕まえ――そして、転ぶ。
 このままでは、折角掴んだ大きなチーズを逃してしまう……!
 そう春祝が思った、瞬間。
「うぬー! 任せろ!」
 転んだ自分の背から飛び出すように手を伸ばした姉が、見事にチーズをキャッチ!!
 そして祝或は、高々とゲットしたチーズをかざして、勝利宣言!
 結果も、誰よりも一番大きなチーズを捕まえて、見事に参加したレースの中では文句なしの優勝!
「ふふー! 絆の勝利!」
「コンビネーションの勝利だね」
 そして色々と大変ではあったけれど、でも春祝はこう胸を張って返せる――俺も大満足だ! って。
 だって、自分のすぐ目の前で。
「すごい楽しかったや!」
 満開にそう笑う彼女が、とても楽しそうだから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【プラチナチケット】がLV3になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!

枸橘・蕙
らい(g04625)といっしょにチーズころがし!けだまもいっしょだ!
おれたちのころがしパワー、見せてやるぜ!

かーちゃんには、『たべものはだいじに』っていわれてたけど……ニセモノチーズならセーフ!

丘からかっ飛んでいくチーズ、それをおれたちが追っかけるんだっけか
へへ、ディアボロスかっけーアピールできるな。つむじ、おれのせなか思いっきり押してくれ!地べたでドタバタするより、こっちの方がはやくて楽ちん!……のはず!
空からびゅーんって飛んで、チーズをごろごろ回してやるんだ

らいも早くこいよ-!今ならすっごくはやくいけ――あっ(けだまアタック見ちゃった)
け、けだまのうらぎりもっ、わぁあああああ!?(転がる莱がどーんとぶつかり)
(とっさにチーズにしがみついて、ごろごろごろ~と爆速で転がっていく)

(そのままゴール)
あぅ、あうぅ……ご、ゴール……?
ま、まって、め、めが、めがまわ……ディアボロスじゃなかったら、おれたちがチーズになってるぐらい、に…………
かちどき、むりー……けだま、おぼえてろよー……!


葉古森・莱
蕙くん(g02980)と参加

今回は蕙くんとけだまと3人でおでかけ
迷子になったりけがをして帰ったらみんな心配しちゃうだろうから、それには気をつけなくちゃ
でも、食べ物をころがすのは…ちょっとだけ、ううん、すごく楽しそうかも…!

蕙くんも気になっているみたいだし、チーズ転がしレースっていうのに参加してみよっか
食べ物で遊んじゃいけませんってよく言われるけど、このお祭りは特別なんだよね
…あ、よく見たらこれにせもの?
だからけだまが反応しなかったんだ…

坂道で丸いものを転がすのってちょっと大変そう
勢いが付きすぎないようにも気を付けて…蕙くん!?
いくら速いからってそんな無茶をしたら怒られちゃ…あっ(けだまの体当たりを背中に受けてバランスを崩す)
ちょ、待って、ぴゃあああ!?(勢いよく転がる)
(楽しそうに追いかけるけだま)
蕙くん逃げてぇぇぇ!!

気がついたら完走ってことになっていたし、あのままみんなで転がり落ちたみたい…?
少し休ませてもらったけど、まだぐるぐるするよぉぉ…!
ぼくたち、チーズになっちゃったのぉ…?


 きっと、帰還したばかりの人たちは不安に思うことも色々あるだろうから。
 秋祭りの話を聞いて、ドイツ中部の小さな町へと颯爽とやって来たのは、枸橘・蕙(そらを描く・g02980)。
 町では今、名産品であるチーズ尽くしな祭りがおこなわれていて。
 そしてこの祭りの催しのひとつが気になって、葉古森・莱(迷わし鳥・g04625)とけだまの3人で、足を運んでみたのだが。
 そんな蕙が興味をそそられたのは。
「おれたちのころがしパワー、見せてやるぜ!」
 ……らいといっしょにチーズころがし! けだまもいっしょだ! と。
 並々ならぬ気合でわくわく臨む、チーズ転がしレース!
 そして、やる気満々な蕙の様子を確りと見守りつつも。
(「迷子になったりけがをして帰ったらみんな心配しちゃうだろうから、それには気をつけなくちゃ」)
 でも、食べ物をころがすのは……とも、莱は気になりながらも。
 蕙と一緒に、そわりとしちゃう。
 ――ちょっとだけ、ううん、すごく楽しそうかも……! って。
 だから、色々と食べられるらしいチーズも美味しそうではあるのだけれど。
「蕙くんも気になっているみたいだし、チーズ転がしレースっていうのに参加してみよっか」
 やはりお目当ては、蕙も張り切っているチーズ転がしレース!
 とはいえ、楽しそうと思いつつも、莱はやはり気になってしまう。
「食べ物で遊んじゃいけませんってよく言われるけど、このお祭りは特別なんだよね」
 チーズを転がすことは、食べ物を粗末にする行為なのではないか、と。
 けれど蕙の言葉で、ハッとする。
「かーちゃんには、『たべものはだいじに』っていわれてたけど……ニセモノチーズならセーフ!」
「……あ、よく見たらこれにせもの?」
 本物そっくりに作ってあるから、言われるまで気づかなかったけれど。
 レースに使うチーズは、作り物のチーズです!
 そうわかれば、莱は色々と腑に落ちる。
「だからけだまが反応しなかったんだ……」
 思えば、美味しいチーズを前に、けだまが無反応なはずはないから。
 そして晴れて、レースにエントリーすれば。
「丘からかっ飛んでいくチーズ、それをおれたちが追っかけるんだっけか」
「坂道で丸いものを転がすのってちょっと大変そう」
 莱は色々な大きさの偽チーズを見遣り、首を傾ける。
 急勾配でうまく丸いチーズを素早く転がせるかも、なかなか大変そうであるし。
 かといって、力任せに転がしてもダメな気がして。
 どうすべきか色々と考えている間に、レーススタート!
「へへ、ディアボロスかっけーアピールできるな」
 蕙はそう口にしたあと、描き出した旋風巻き起こす空飛ぶイタチの妖怪のつむじへと、こう言い放つ。
「つむじ、おれのせなか思いっきり押してくれ!」
「勢いが付きすぎないようにも気を付けて……蕙くん!?」
「地べたでドタバタするより、こっちの方がはやくて楽ちん! ……のはず!」
 ……空からびゅーんって飛んで、チーズをごろごろ回してやるんだ、って。
 それを聞いた莱は、ぱちりと思わず瞳を瞬かせて。
「いくら速いからってそんな無茶をしたら怒られちゃ……あっ」
「らいも早くこいよー! 今ならすっごくはやくいけ――あっ」
 ふたり同時に短く叫んで、大きく目を見開く。
 そう――勢いよく、きゅうぅーっ!! っと。
 莱が背中に受けたのは、けだまアタック!!
 そんなけだまの体当たりに、ぐらりとバランスを大きく崩して。
「ちょ、待って、ぴゃあああ!?」
 チーズのように勢いよく転がる莱と、楽しそうにその後を追いかけるけだま。
 そして、ごろごろと転がる先にいるのは勿論。
「蕙くん逃げてぇぇぇ!!」
「け、けだまのうらぎりもっ、わぁあああああ!?」
 そう――蕙へとまっしぐら!?
 逃げてと言われても、すでにものすごい勢いだから。
 避ける間もなく――どーん!!
 蕙は莱と激突しながらも、咄嗟に転がるチーズにひしっとしがみつくのだけれど。
「ぴゃああぁぁ!」
「うわぁああぁぁ!?」
 ごろごろごろ~とチーズもろとも、爆速で坂道を転がっていく。
 それからようやく坂も終わって、ごろごろと転がるのもおさまれば。
「あぅ、あうぅ……ご、ゴール……?」
「あのままみんなで転がり落ちたみたい……?」
 いつの間にか気がついたら、完走ってことになっていて。
 おそらく転がったまま、ゴールしていたようなのだけれど……ふらふら、ぐるぐる。
「少し休ませてもらったけど、まだぐるぐるするよぉぉ……!」
「ま、まって、め、めが、めがまわ……ディアボロスじゃなかったら、おれたちがチーズになってるぐらい、に…………」
 もしかして、本当にチーズになっちゃったんじゃないかと。
 そう思うほどに、世界はまだぐるんぐるん回っているから。
「ぼくたち、チーズになっちゃったのぉ……?」
「かちどき、むりー……」
 ふたりでぐてっとしながらも、もきゅっと楽しそうに跳ねている元凶に、蕙は思うのだった。
 ――けだま、おぼえてろよー……! って。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV2になった!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV9になった!

雪定・千草
【羽根車】

やるからには本気で
えいえいおー
無表情で拳を空に向ける
櫻田さんの気合に触発され俺も気合十分
チーズ美味しいですよね、どんな料理にも合うし
想いを高めたところで、いざ
いっぱいキャッチしますよ

急勾配とても走り辛いです…
百合さん転ばないようにしてくださいね、
と言った矢先に自分が転がってました
あわわ…でも転がったお陰かチーズに手が届くかも
えーい
あっ、百合さんのお顔にチーズが…!
俺にお任せください…っ
ころころ明後日の方向に転がり迷子

これは水蓮寺さんも転んだら
ころころが止まらなそうな…あ、やっぱり
何もかも早過ぎて追いつけません
俺の手が届かないチーズは、そっち行きましたよと皆さんに伝えます
一角さんの翼キャッチ凄い…
チーズキャッチウイングの称号を差し上げます
櫻田さんもキャッチ力負けていませんね
ゴールまでファイトですよーと応援送りつつ
自分がキャッチしたチーズを落としそうでお手玉状態

(競争結果お任せ)
誰も転がりすぎて丸くなっていませんか?
ご無事で何より
俺もお腹が空きました
どんなチーズ料理を頂きましょうか


犬神・百合
【羽根車】

転がってくるチーズを追いかけて受け止める……
うふふ、何だか絵本のネズミさんになったきぶんですわ
がんばりますわよー!えいえいおー!

櫻田様はアグレッシブ……!
水蓮寺様は……あわわ気をつけてくださいましー!
転がってくるチーズより周りの皆様が気になってそわそわ
一角様様〜水蓮寺様がピンチですわ、エスコートしてあげてくださいな
千草ちゃんも……って、あっころんでる……けど、いいところにチーズが転がってきたわ!
一生懸命手を伸ばしてキャッチ……勢い余って顔にチーズが!
あいたっ!
うう……高速で不規則なチーズに翻弄されてあっちこっち

千草ちゃん〜助けてぇ〜
って、千草ちゃん〜が転がり迷子さんに……!
フラフラになりながら千草ちゃんを追いかけゴールまで…いけるかしら?

はふ、すごいお祭りでしたわね
こんな風にチーズを楽しむなんて思いもしませんでしたわ
でもとっても楽しかったし、わたくしもお腹ペコペコです
この後のお料理が楽しみですわね、うふふ


櫻田・結依
【羽根車】

皆のことは名前呼び

対抗戦だ、勝負だ、絶対に勝つ!!

っと腕まくりして気合十分
食べても美味しいチーズをキャッチするなんて、簡単だね!と余裕を見せる

私の作戦はとにかく転がってくるチーズを叩き落として
失速させたり倒したり、上に飛んだところをキャッチ

力技作戦

ちょ、猪突猛進じゃないし!

しなやかに体を動かして、まずは大きいのから

やぁぁぁ!!
っとタイミングを計って横から体当たり

なんかタイミングずれる!?なんでっ!!

千草が転がってる、颯も転がってる!!
私は、なんとか、持ちこたえ……たい

なんかチーズ飛んできた!?

百合は運がある
ラッキーさんだ

キャッチの方は、おっととってなりつつもドッヂボールの感覚でキャッチ
この速度なら……って、でかーーい!!負けない!!

両手で大きく抱えてこれどこ置くの?

實生の体を張ったプレイもナイスファイト

勝敗が分かる結果発表にはドキドキ
汗だくで汗を拭いつつ
勝っても負けても大きな声で感想

でも、楽しかったからいいや!これ楽しいっ
お腹も空いたね!


水蓮寺・颯
【羽根車】
呼び方は名前+さん

一般の参加者さん達もいらっしゃいますし、親しみを持ってもらえるよう楽しんで…
気合い充分な仲間を見て苦笑し
…えっと、頑張りましょう!えいえい、おう!

チーズ大好きなので、作り物と分かっていてもわくわくしてしまいますね!
え。こんな大きなのをキャッチするんですか?
…僕、転がらないようにするだけで精一杯かも

急勾配を必死にチーズを追って走る
千草さん!?…は、大丈夫そうですね。良かった…
誰かが取り損ねたのか飛んできた小さめのチーズを捕まえようと手を伸ばし
わ、っと、届い…きゃああ!?
案の定急には止まれず、坂を転がり落ちそうになり
た、助けて實生さぁん!
ひゃえっ!?あ、ありがとうございま…えっは、はい!
チーズを必死に抱え
ええっ!?こ、このまま行くの!?

(赤い顔を冷ましつつ)
うう、皆さんすごかったですね…誰も怪我しなくて良かったです
あはは、僕もです。すごいお祭りがあるものですね!
それにしても、作り物と分かっててもすごい数のチーズですね!チーズ料理もさぞ…
ぎゅう、とお腹が鳴りまた赤面


一角・實生
【羽根車】5名

ドイツは出身国
耳に届く人々の言語も懐かしく
誇らしげにスタート地点に立つよ

目指すは入賞。えいえい、応(翼シャキーン)

合図で踏み出す
かなりの急勾配……油断すればあの人のように一瞬で転がる

スタート直後で速度の出ていないチーズをまずはゲット

うわ、雪定さん大丈夫かい
犬神さんも角度が危なっ、!
ナイスファイト
走りながら二人へサムズアップ
うん。行ってくる

チーズの群れと共に転がる水蓮寺さんに急ぎ近づく
死角からのチーズ襲撃を仲間のおかげで察知、片手で受け止め
もう片方の手で水蓮寺さんを捕まえ――
痛って!
屈強チーズの背面攻撃を喰らい全開の翼
櫻田さんが巨大チーズを持つ姿に入賞を確信しながら膝をつく

転がって来た人や追撃チーズを翼に受け満身創痍
いや。チーズキャッチウイングの称号を得た身は挫けない
水蓮寺さんこれ持って
過積載で震える翼を気合で動かし、のっかるチーズを彼女へ跳ね上げる
そのまま水蓮寺さんを抱え坂を駆け下りよう
最後は力尽き転倒

お疲れさま
はは、運動したし良い匂いもするものな
みんなで何か食べに行こうか


 訪れたドイツ中部の小さな町の名産品、それはチーズ。
 だが、ひとことにチーズと言っても、様々な種類があって。
 とろけて伸びるチーズ、カリカリ香ばしいチーズ、クリーミーなチーズ。
 そして――転がすチーズ……!?
 いえ、この転がすチーズは、チーズを模して作られた、元々食べられない作り物のチーズなのだけれど。
 チーズ祭りが開催されているこの町で催されているのは、この偽チーズを使ったレースだという。
 飛び入り参加もOK、人数が集まればスタート、それぞれのレースで沢山チーズを掴めた人が優勝。
 言ってしまえば、ルールもふんわりな、ノリと勢いのお祭りレースであるのだが。
 その適当さ故にか、結構過酷だという話なので……レースに参加して交流しつつ、ディアボロスの力を知ってもらう良い機会!
 ……かもしれないから。
「一般の参加者さん達もいらっしゃいますし、親しみを持ってもらえるよう楽しんで……」
 水蓮寺・颯(灼がて白く・g08972)は、帰還したばかりの人達にディアボロスのことを知ってもらいつつ、自分達も楽しめればと。
 そう、思っていたのだが。
「対抗戦だ、勝負だ、絶対に勝つ!!」
 櫻田・結依(人間のカースブレイド・g01624)は腕まくりして、めっちゃ気合も十分に。
「食べても美味しいチーズをキャッチするなんて、簡単だね!」
 やる気満々ながらも、そんな余裕さえ見せるほど。
 そしてそんな結依の気合に触発されて。
「やるからには本気で、えいえいおー」
 無表情ではあるけれど、拳を空に向ける雪定・千草(霞籠・g03137)も実は同じく、めっちゃ気合十分で。
「転がってくるチーズを追いかけて受け止める……うふふ、何だか絵本のネズミさんになったきぶんですわ」
 犬神・百合(ラストダンス・g05341)も、千草と顔を見合わせて、こくりと頷き合えば。
「がんばりますわよー! えいえいおー!」
「チーズ美味しいですよね、どんな料理にも合うし。いっぱいキャッチしますよ」
 チーズへの想いを想いを高めたところで、いざ出陣!
 いや、そんなやたら気合充分な仲間を見て、颯は苦笑してしまうのだけれど。
 何気に一番張り切って、誇らしげにスタート地点に立つのは。
(「ドイツは出身国」)
 耳に届く人々の言語も懐かしく、気持ちも自然と昂れば。
 そう、この地がある意味ホームである一角・實生(深い潭・g00995)にとって、これは負けられない戦い。
 一見すると、その表情からはわからないけれど。
 ということで、目指すは入賞!
「えいえい、応」
 翼もシャキーン、かなりのやる気です……!
 そんなやる気満々な實生を見れば、颯は何度も瞳を瞬かせるも。
「……えっと、頑張りましょう! えいえい、おう! チーズ大好きなので、作り物と分かっていてもわくわくしてしまいますね!」
 皆に合わせて、気分を高めようとしてみるも。
 瞬間、レースのスタッフがごろごろと転がしてきたそれを見れば。
「え。こんな大きなのをキャッチするんですか?」
 押し寄せるのは、大きな不安。
 だって颯は、他の人よりも小柄だから。
「……僕、転がらないようにするだけで精一杯かも」
 転がらないように――なんて、そう思っていた時もありました、ええ。
 というわけで、それなりに参加者も集まったから――いざ、レーススタート!
 合図で踏み出した實生は、早速速度を見誤って、チーズよりも先に転がっていく一般参加者を目にして。
(「かなりの急勾配……油断すればあの人のように一瞬で転がる」)
 すかさず視線を巡らせれば、転げないように慎重に地を蹴って。
 冷静に状況を見極め、スタート直後で速度の出ていないチーズをまずはゲット!
 そして次のチーズを探す瞳は真剣そのもの、めちゃガチです。
 そんな實生同様、絶対に勝つとやる気を滾らせまくっている結依も。
 すかさず転がってくるチーズをとにかく叩き落として、ぽーんと上に飛んだところをキャッチ!
 そう、結依の戦法は、力技作戦!
(「ちょ、猪突猛進じゃないし!」)
 いや、本人はそう思っているかもしれないけれど。
「やぁぁぁ!!」
 しなやかに体を動かして、まずは大きいのから、と。
 タイミングを計って横から体当たり! 完全なる力技です。
 けれどチーズだって、そう易々と思い通りにはならない。
 丘の勾配や凹凸、その他様々な要素が重なれば。
「なんかタイミングずれる!? なんでっ!!」
 その動きは不規則で、まさに予想斜め上。
 さらにひとつのチーズだけに意識を向けていれば。
「なんかチーズ飛んできた!?」
 やはりガチな結依はすかさず躱せたものの、他のチーズからの襲撃に合いかねないのだ。
 そんなチーズが殺人的な動きになる元凶は、この地形にある。
「急勾配とても走り辛いです……百合さん転ばないようにしてくださいね」
 だがそう言った矢先、ごろごろーっと。千草自身が転がっていました……!?
 この急勾配は、駆ける人々の足をもつれさせ、尚且つ転がるチーズにえぐい速度を与えるという凶悪なもので。
「千草さん!?」
「うわ、雪定さん大丈夫かい」
 急勾配を必死にチーズを追って走りながらも、転がっていく千草に気づいた颯と實生が思わず声を上げるけれど。
 ただ転がるだけではありません、ええ。
(「あわわ……でも転がったお陰かチーズに手が届くかも」)
(「千草ちゃんも……って、あっころんでる……けど、いいところにチーズが転がってきたわ!」)
 転がる彼に駆け寄りながらも、百合はそうチャンスを見出せば。
 千草もその機を逃すまいと――えーい、とその手を伸ばしてみて。
「千草さん……は、大丈夫そうですね。良かった……」
 その様子を見た颯は一瞬ホッとするも……今度は。
「犬神さんも角度が危なっ、!」
 百合の角度がかなり危険に!?
 けれど諦めずに一生懸命手を伸ばして――チーズをキャッチ!
「百合は運がある。ラッキーさんだ」
「ナイスファイト」
 結依と實生がそう声を掛けた、瞬間。
「……勢い余って顔にチーズが! あいたっ!」
「あっ、百合さんのお顔にチーズが……!」
 ぽこんとチーズの強襲を顔に受けてしまう百合だけれど。
「俺にお任せください……っ」
 千草がそうきりり、地を蹴れば――ころころー。
「って、千草ちゃん〜が転がり迷子さんに……!」
 明後日の方向に転がって、迷子になっちゃいました。
 百合もそんな彼を探すべく、姿が消えた方向へと駆けながらも。
 うう……と、高速で不規則なチーズに翻弄されてあっちへこっちへ。
 そして颯は転がらないよう気を付けつつも、ハッと気づく。
 誰かが取り損ねたのか、小さめのチーズがいい感じに飛んできていることに。
 それから、そのチーズを捕まえようと手を伸ばせば。
 千草はころころ転がりながらも、ふと視線に入ったそんな颯の姿を見て思う。
「これは水蓮寺さんも転んだら、ころころが止まらなそうな……」
「わ、っと、届い……きゃああ!?」
「……あ、やっぱり」
 ということで、案の定急には止まれずに、颯も坂を転がり落ちそうになって。
 千草も何気に転がっているから、何もかも早過ぎて追いつけません。
 そして千草を追いかけてきた百合も、そんな颯の姿を目撃すれば。
「水蓮寺様は……あわわ気をつけてくださいましー!」
 転がってくるチーズより周りの皆様が気になってそわそわ。
「千草が転がってる、颯も転がりそう!!」
 結依もそんな状況を見遣りつつ、ぐっと気合を改めて入れ直して。
 ――私は、なんとか、持ちこたえ……たい。
 そう踏ん張りながらも、やっぱり力技で何とかしていきます。
 それから百合は、實生の姿を見つけて。
「一角様様〜水蓮寺様がピンチですわ、エスコートしてあげてくださいな」
 ――た、助けて實生さぁん!
 そんな自分を呼ぶ声も耳にすれば、走りながらもサムズアップ。
「うん。行ってくる」
 そしてチーズの群れと共についに転がり始めた彼女に急ぎ近づけば。
「一角さん、チーズがそっちに行きましたよ」
 死角からのチーズ襲撃を仲間のおかげで察知し、片手で受け止めて。
 もう片方の手で颯を無事に捕獲! ――した、瞬間。
「痛って!」
 屈強なチーズの背面攻撃を喰らい、ばさりと全開の大きな翼。
 そして転がって来た人や追撃チーズを次々と翼に受ければ。
「一角さんの翼キャッチ凄い……」
 ――チーズキャッチウイングの称号を差し上げます、と。
 そう千草が称号を授与するほど、意図せずに、色々なものをキャッチしまくる實生の翼。
 ちなみに勿論、めちゃ痛いです。
 そして満身創痍になり、心身共に折れそうになるけれど。
 ふるりと實生は首を小さく横に振る。
 ――いや。チーズキャッチウイングの称号を得た身は挫けない、と。
 それから改めて、颯を確りと捕まえれば。
「ひゃえっ!? あ、ありがとうございま……」
「水蓮寺さんこれ持って」
「……えっは、はい!」
 渡されたチーズをぎゅっと、颯が必死に抱えれば。
 實生は過積載でぷるぷる震える翼を気合で動かし、のっかるチーズを彼女へと最後の力を振り絞って跳ね上げてから。
「ええっ!? こ、このまま行くの!?」
 そのまま驚く彼女を抱えて、坂を駆け下ります!
 結依は、そんな實生の体を張ったプレイにも、ナイスファイト! と称賛の声を送るも。
「この速度なら……って、でかーーい!! 負けない!!」
 ひときわ大きなチーズが転がってくるのを見つけ、おっととっ、となりつつも。
 ドッヂボールの感覚でキャッチ!!
 そのやっぱり力技に、周囲もおおっとどよめくも。
「……これどこ置くの?」
 両手で大きくチーズを抱えたままぽつりと紡ぐのは、至極当然な疑問。
 けれどそんな結依は、希望の星。
「櫻田様はアグレッシブ……!」
 百合は彼女の見事なキャッチに、拍手を送らんとすれば。
「櫻田さんもキャッチ力負けていませんね。ゴールまでファイトですよー」
「千草ちゃん〜助けてぇ〜」
 千草は結依へと応援送りつつ、百合の声に振り返れば。
 自分がキャッチしたチーズを落としそうで、お手玉状態に。
 そんな彼の姿をやっと見つければ、百合はフラフラになりつつ、彼に突っ込んでいく勢いのまま思うのだった。
(「千草ちゃんを追いかけゴールまで……いけるかしら?」)
 それから實生もついに膝をつくも、その表情が疲れ切った中でも晴れやかなのは。
 結依が巨大チーズを持つ姿を見届けて、その入賞を確信したから。
 ということで。
「!!」
 ――ころころー。
 最後は力尽き転倒して、転がってゴールする實生であった。
 そんな壮絶なレースもようやく終わり、ついに勝敗が分かる時。
 結依は汗だくで汗を拭いつつも、やはりドキドキと祈るように結果を待って。
 そして結果は――圧倒的なチーズの大きさで、優勝!
 周囲の人たちも、その力技……いや、勇姿に、ディアボロスすごい! と称賛の声を上げて。
 そう褒められれば、照れてしまうけれど。
「でも、楽しかったからいいや! これ楽しいっ」
 無事にレースを終われば、こう口にする……お腹も空いたね! って。
 いや、かなり激しかったものの。颯は赤い顔を冷ましつつ、くるりと皆を見回して。
「うう、皆さんすごかったですね……誰も怪我しなくて良かったです」
「誰も転がりすぎて丸くなっていませんか? ご無事で何より」
 誰よりもずっと転がっていた気がするが、千草もそう皆が丸くなっていないことを確認しつつ。
 百合もようやく彼の隣に落ち着いて、改めて振り返ってみれば。
「はふ、すごいお祭りでしたわね。こんな風にチーズを楽しむなんて思いもしませんでしたわ」
「あはは、僕もです。すごいお祭りがあるものですね!」
 颯も頷きつつ、思わず笑っちゃう。
 そして、皆がゲットしたチーズに改めて目を向けて。
「それにしても、作り物と分かっててもすごい数のチーズですね! チーズ料理もさぞ……」
 ――ぎゅう。
 そうお腹が鳴ってしまえば、また赤面するけれど。
「お疲れさま。はは、運動したし良い匂いもするものな」
 實生の言葉に、千草と百合も頷いて。
「俺もお腹が空きました。どんなチーズ料理を頂きましょうか」
「でもとっても楽しかったし、わたくしもお腹ペコペコです。この後のお料理が楽しみですわね、うふふ」
 結依の活躍や皆の奮闘を称えるべく、實生は腹ペコな面々へとこう声を掛ける――みんなで何か食べに行こうか、って。
 ちなみに、優勝賞品はといえば。
「だから……これどこ置くの?」
 レースでゲットしたものと同じ量の、チーズです!
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】がLV4になった!
【士気高揚】LV2が発生!
効果2【ドレイン】がLV5(最大)になった!
【ダメージアップ】がLV10(最大)になった!
【グロリアス】がLV3になった!

不惑・明日法
【嫉妬団】で参加。
なるほどディアボロスの力を見せつけろと。常日頃から悪(=クロノヴェーダとリア充)を憎み正義(独り身的な意味での)を示す嫉妬戦士として戦っている私にとっては嫉妬戦士の正義と力を広く世に知らしめるのはまさに使命。今回のお祭りはその絶好の機会と言えるだろう。がんばるぞ。

ということでチーズ転がしに参加。
どーせこういう祭典だ。アベックで参加しているリア充野郎もいるだろう。そんなディアボロスの力を見せつけるという重大な使命も忘れて公衆の面前でイチャつく事だけを考えているようなクロノヴェーダにも等しい不埒者に負けるわけにいかないと持てる全力以上のものを出して全力でチーズを転がす。
もしそういうのがいなくて健全な人たちばかりなら……途端にやる気をなくす。あーはいはいてきとーにやろうてきとーに。ただ人の目は結構気にするのでディアボロスの力を見せつけるという最低限の目的からは逃げられないなんとも気弱な感じではあるが。
さて嫉妬団の他のみんなは……うん。みんながんばってるでいいんじゃないかな。


一騎塚・喜一
【嫉妬団】で参加です
素朴な疑問なんですが、なんでチーズを転がそうと思ったんでしょうね
転がしてみたら気持ちが分かるのかもしれません
まぁディアボロスのおもろい…じゃないや凄いところを見せるという体で
チーズをリア充と思って全力で転がします
一般人にだって我々の同士が居るはずですもんね?そんな方々にアピールチャンスです

深呼吸で息を整え気合を入れて転がします
地の底まで転がり落ちろやーー!
ん?これを追いかけるんです?
思ったより早ない?勢いヤバない?
まさにイチャつくリア充の如しですね?!
くそっ、追いつけそうで追いつけない…!常に我々の一歩も二歩も三歩も先を行く…!
まさに順風満帆な人生を送るリア充の如しですね?!
何とか追いついて……あ、足がもつれ……
勢い余ってすっ転んだ挙げ句顔から地面にダイブしてそのまま滑り落ちたとしても
平然と立ち上がり「効いてませんよ?」という顔でディアボロスのタフさをアピールです
…眼鏡が無ければ即死だったかもしれません
うぅ、不惑さん、九条さん…私の分まで頑張ってください…!


九条・桜雪
【嫉妬団】で参加。
チーズ転がしレースでいい成績を残せば、わたし達(リア充死ね死ね団)の仲間になってくれる人がいるかも!
わたしだってディアボロスの端くれ!
そこそこの成績は収められるはず!

と言う心意気と、チーズをリア充に見立てて「リア充爆発しろー!」と言う気合と共に、スタートの合図でチーズ(リア充)を思いっきり転がし……
……たのはいいんですが、え、待ってこれ、坂道ハード過ぎないですか!?
転がるチーズ(リア充)に付いていくのがやっとと言うか……、やっとなのですが!(必死過ぎて同じ事を二度言った)
むぅ。
つまり、所詮リア充(チーズ)には勝てないと言う天啓なのでしょうか?
いえいえ、こんな事で負けませんよ!
(と言いつつ、結局始終チーズに翻弄されて終わる予感しかしません)

万一ご一緒に参加した明日法さんのやる気がなければ、「なんでですか!? もっとやる気を出してください!!」と叱咤激励(?)を。
滑り落ちた喜一さんには「大丈夫ですか!?」と心配しながらも、急には止まれず走り去ります。

アドリブ・絡み等歓迎。


 訪れたドイツ中部の町は長閑で牧歌的で、洗練された都市部とは印象が違うけれど。
 だが、そんな小さな町がとても賑やかなのは、名産品のチーズ尽くしな秋祭りが開かれているから。
 いや、チーズといえば、美味しい食べ物であるのだが。
「素朴な疑問なんですが、なんでチーズを転がそうと思ったんでしょうね」
 一騎塚・喜一(一騎刀閃・g04498)が見つめる先には、何故かチーズを転がしている人々の姿。
 そう――この秋祭りの催しのひとつがこの、チーズ転がしレースなのである!
 が、確かによく考えてみれば、何故チーズを転がす必要があるのか。
 とはいえ、百聞は一見にしかずというもの。
(「転がしてみたら気持ちが分かるのかもしれません」)
 もしかして、転がした人にしかわからない何かがあるのかもしれないし。
 それに、これは絶好の機会でもあるのだ。
 帰還したばかりの欧州の一般人にとって、ディアボロスは超人的な力を持った未知の存在。
 中には、そんな復讐者達のことを警戒したり、怖がったりしている人がいても不思議はない。
 けれど人々の応援や信頼の気持ちが、ディアボロスの大きな力になるし、人々の協力がなければ帰還した後のその地の生活基盤を整えることも叶わないし。
 九条・桜雪(Полнолуние・g08800)も、ぐっと気合十分。
「チーズ転がしレースでいい成績を残せば、わたし達の仲間になってくれる人がいるかも!」
「一般人にだって我々の同士が居るはずですもんね? そんな方々にアピールチャンスです」
 ドイツにだって、自分達のような非リア充な仲間だって、必ずいるはず。
 いや、不惑・明日法(放送禁止・g02378)にとっては、まさに使命。
「なるほどディアボロスの力を見せつけろと」
 常日頃から悪……クロノヴェーダとリア充を憎み、独り身的な意味での正義を示す嫉妬戦士として日々戦っている明日法。
 そんなに彼にとって、そして、彼らリア充死ね死ね団にとって。
「今回のお祭りはその絶好の機会と言えるだろう。がんばるぞ」
 この祭りはいわば、嫉妬戦士の正義と力を広く世に知らしめる良い機会なのだ。
 だから三人、顔を見合わせ、頷きあって。
「わたしだってディアボロスの端くれ! そこそこの成績は収められるはず!」
「まぁディアボロスのおもろい……じゃないや凄いところを見せるという体で、チーズを転がしましょう」
 全力でチーズを転がしまくります! チーズをリア充と思って!
 ということで、謎のチーズ転がしレースに参加してみる三人。
「どーせこういう祭典だ。アベックで参加しているリア充野郎もいるだろう」
 そう、明日法は負けるわけにはいかないのだ。
 ディアボロスの力を見せつけるという重大な使命も忘れて、公衆の面前でイチャつく事だけを考えているような……そんなクロノヴェーダにも等しい不埒者には、決して!
 だから、持てる全力以上のものを出して全力でチーズを転がす――それが嫉妬戦士として今、自分達がやるべきこと。
 ということで、深呼吸して息を整え、改めて気合と私怨を込めて。
「地の底まで転がり落ちろやーー!」
「リア充爆発しろー!」
 スタートの合図とともに、思いっきりチーズを転がします!!
 同時に、勢いよく坂を転げていくリア充……に見立てたチーズ。
 けれどその姿を見遣りながら、喜一はハッと気が付く。
「ん? これを追いかけるんです?」
 チーズを転がすだけでなく、それを追いかけてキャッチしなければ、レースの勝者にはなれないということに。
 それに気づけば、チーズに続いて慌てて丘を駆けだす面々だが。
「思ったより早ない? 勢いヤバない?」
「え、待ってこれ、坂道ハード過ぎないですか!? 転がるチーズに付いていくのがやっとと言うか……、やっとなのですが!」
「まさにイチャつくリア充の如しですね!?」
 まるで非リア充をあざ笑うかのように、物凄い勢いで転がっていくリア充……に見立てたチーズたち。
 そして必死過ぎて同じ事を二度言いつつも、そんな仮想リア充たちを見遣る桜雪。
「むぅ。つまり、所詮リア充には勝てないと言う天啓なのでしょうか?」
「くそっ、追いつけそうで追いつけない……! 常に我々の一歩も二歩も三歩も先を行く……! まさに順風満帆な人生を送るリア充の如しですね!?」
 喜一も、非リア充とリア充の差をまざまざと見せつけられたようで、思わず歯噛みするも。
 リア充を爆発させる――その試練と使命を果たすために奮い立たせるのは、非リア充としての嫉妬心!
 けれど何せ相手は、人生勝ち組みたいな顔をしている厚顔無恥なリア充ども……に見立てたチーズだ。
 嫉妬心を燃やし、ようやく追いついたかと思った刹那。
「いえいえ、こんな事で負けませんよ! ……!?」
「何とか追いついて……あ、足がもつれ……」
 後続から勢い良く転がってきたチーズの襲撃に遭う桜雪と、勢い余ってすっ転んだ挙げ句顔から地面にダイブする喜一。
 いえ……正直、何となくわかってはいたのだ。結局、始終リア充という名のチーズに翻弄されて終わる予感しかしないと。
 けれど、リア充に屈する気など、非リア充としてさらさらないから。
 顔ダイブした喜一は平然と立ち上がり、「効いてませんよ?」という顔をしてみせて。
 ディアボロスの、そして非リア充のタフさをアピール!
 こんな程度で倒れるわけありません、非リア充舐めるな案件です、ええ。
 とはいえ。
(「……眼鏡が無ければ即死だったかもしれません」)
 歪んだ眼鏡をくいっとさり気なく掛けなおしつつ、そんな事実は秘密です。
 そしてチーズを追いかけながらも、桜雪は豪快に滑り落ちた彼に心配げに声をかけるも。
「喜一さん、大丈夫ですか!? 大丈夫ですかぁぁー……」
 急には止まれず、走り去っていきました。
 そしてそんな翻弄されまくっているふたりを後目に、何だかやる気をなくしている明日法。
 いや――よくよく考えれば、今相手にしているのは、リア充ではなくチーズである。
 リア充はきっと今頃チーズ祭りでデート中で、このような謎レースにそもそも参加していないのではないか。
 中にはリア充もいるかもしれないが……明日法がふと見回してみたところ、健全な人たちばかりな気がして。
(「あーはいはいてきとーにやろうてきとーに」)
 途端にやる気をなくしてしまったというわけである。
 とはいえ、ただ人の目は結構気にしてしまうし、一般人の観客も沢山いる手前。
 途中で参加を辞めてしまえば、ディアボロスの力を見せつけるという重大な使命も忘れて公衆の面前でイチャつくリア充と同じ穴の貉だ。
 というわけで、最低限の目的からは逃げられないというなんとも気弱な感じで、適当にレースに参加し続けている明日法であるが。
(「さて嫉妬団の他のみんなは……」)
 そうふと仲間の様子を見遣れば目に入ってきたのは、勢いよく地面ダイブして滑り落ちている喜一と、勢いよく急勾配を駆けていく桜雪の姿。
 そして、眼鏡のおかげで一命こそとりとめたものの。
「うぅ、不惑さん、九条さん……私の分まで頑張ってください……!」
 顔が半端なくじんじんする喜一は、そうふたりへと想いを託して。
「……うん。みんながんばってるでいいんじゃないかな」
「なんでですか!? もっとやる気を出してください!!」
 明日法のやる気のなさに叱咤激励しながらも、引き続き止まれぬまま、チーズと共にゴールへと駆け下りていく桜雪であった。
 いや……この地にだって、非モテなリア充はきっと必ずいるはず。
 だから、リア充死ね死ね団がこのレースで示した、不屈の非リア充精神は。
 帰還した非リア充達の共感を得て、彼らの希望になったに違いありません、きっと多分……!
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【通信障害】LV1が発生!
【活性治癒】がLV5になった!
【強運の加護】がLV2になった!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV3になった!
【ダブル】がLV4になった!

四葩・ショウ
なんだか緊張しちゃうけど
いつも通りに、やわらかに微笑んで

はじめまして
わたしは復讐者のショウです

今日はすてきなチーズ尽くしのオータムフェスト
とってもたのしく過ごせました! 有難うございます
皆の故郷の、皆の大好きな町にこうして訪れることが叶って
はじめて尽くしのおいしいチーズや料理に出逢えて
この日常を護っていきたいって
頑張っていこうって、改めて感じました

わたし達復讐者は
皆の想いもいっしょに擁いて、立ち向かっています
誰しもの胸にある
大切なものを奪われた怒り
とり戻したいと希う気持ち
託して貰ったたくさんの想い、
そして応援してくれる言葉のひとつひとつ
――皆さんの想いはわたしが、わたし達が
時空を羽搏く原動力になるんです

わたしは去年の夏、
刻逆で奪われた家族と再会しました
だから、今度は誰かのためにって――そう、思うんです

まだ、帰ることが出来ない故郷
再会することが叶わない大切な存在
希う『いつか』を叶えるため
皆の想いといっしょに
わたしは困難に立ち向かい続けます

だから、これからも
どうかよろしくお願いします


 頬までとろけるような美味しさに舌鼓を打つ、人々の幸せそうな顔。
 秋風が運ぶんでくる食欲をそそるチーズの香りや、そこかしこから聞こえる楽し気な乾杯の声。
 チーズと一緒に共に坂道を転がる人々達の悲鳴や歓声が聞こえる、ちょっと変わったチーズレースも大盛り上がり。
 けれど、今はこんなに賑やかな町も、再び時間が動き出したばかりで。
 これからの生活への心配事や、そして不思議な力を持つというディアボロスに不安をおぼえる者達もいただろう。
 だが、沢山のディアボロス達がこの祭りに参加してくれたことで、復讐者達のことを欧州の帰還者達にも知って貰えて。
 その不思議な力を心強く思ってもらえたり、自分達と一緒に楽しんでくれたことで親近感をもってもらえたりと。
 交流を深められた良い機会だったことには間違いない。
 だからチーズ祭りもフィナーレを迎える頃、ディアボロスからも是非何か言葉をもらいたいと、そうお願いされたから。
(「なんだか緊張しちゃうけど」)
 いつも通りに、やわらかに微笑んで。
「はじめまして、わたしは復讐者のショウです。今日はすてきなチーズ尽くしのオータムフェスト、とってもたのしく過ごせました! 有難うございます」
 町の人々に挨拶するのは、四葩・ショウ(After the Rain・g00878)。
 ショウの言葉に、人々からも拍手が沸き起こって。
 その様子からも、祭りが始まった当初の、ディアボロスに対しての警戒のようなものが薄くなっていることを感じるし。
 何より、参加している皆がとても楽しそうで、ショウ自身も楽しかったから。
「皆の故郷の、皆の大好きな町にこうして訪れることが叶って、はじめて尽くしのおいしいチーズや料理に出逢えて。この日常を護っていきたいって、頑張っていこうって、改めて感じました」
 思ったこと、感じたことを素直に言葉にしていく。
 だって、ショウにも……復讐者にも、わかるから。帰還したばかりの人たちが不安におもう気持ちが。
 自分達も突然、当たり前であった日常を――あの日、奪われたのだから。
 だからショウは、その気持ちに寄り添う。  
「わたし達復讐者は、皆の想いもいっしょに擁いて、立ち向かっています」
 そして、ディアボロスが敵と戦える力を持っていることを知ってもらえた、今だからこそ。
 もうひとつ――帰還した人々に、ショウは知っておいて欲しいことを伝える。
「誰しもの胸にある、大切なものを奪われた怒り、とり戻したいと希う気持ち。託して貰ったたくさんの想い、そして応援してくれる言葉のひとつひとつ――皆さんの想いはわたしが、わたし達が、時空を羽搏く原動力になるんです」
 そう――帰還した人々の応援や信頼の気持ちが、ディアボロスの大きな力になるのだということを。
 復讐者と帰還者が手と手を取り合ったからこそ、この地の奪還も果たせたのだし。
 これからも協力し合っていかなければ、奪われたものを取り戻すことは成せないだろうから。
 それに、不思議な力を持つディアボロスとはどのような存在だろうと不安に思う人々に、知って欲しいって思ったから。
「わたしは去年の夏、刻逆で奪われた家族と再会しました。だから、今度は誰かのためにって――そう、思うんです」
 まだ、帰ることが出来ない故郷。
 再会することが叶わない大切な存在。
 直接敵と戦う力はあれど、それ以外は自分達は、貴方達と何ら変わらない存在なのだということを。
 そしてだからこそ、こうショウは人々と約束する。
「希う『いつか』を叶えるため、皆の想いといっしょに、わたしは困難に立ち向かい続けます」
 ……だから、これからも、どうかよろしくお願いします、と。
 自分の話に耳を傾けてくれた町の人達に、そう頭を下げれば。
 刹那、向けられるのは――沢山の拍手とあたたかな声。
「もちろんディアボロスの皆さんのこと、応援します! こちらこそよろしくお願いします!」
「あんなにすごい力を持っているディアボロスがいるんだもの、安心だわ!」
「またこの町にも遊びに来てくださいね!」
 だって、これだけ沢山のディアボロスが、小さな町の秋祭りに参加してくれて。
 自分達と一緒に祭りを楽しんでくれたのだから、不安に思うような存在ではないと、人々もわかってくれたのだ。
 そして、挨拶を終えたショウや、他のディアボロス達にも沢山差し出されるのは。
「チーズは栄養バランスも良くて、何より美味しいからね!」
 そう――抱えきれないほどの、大量のチーズ!
 それは、町の人達の信頼と親しみの気持ちがぎゅっとこめられた、美味しいお土産。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2024年10月20日