リプレイ
ジェーン・コーネリアス
ヤ・ウマトだろうとエルドラードだろうと最終人類史だろうと、海は変わらないね
それじゃあ変わらない海を荒らしに来る奴らを迎え撃つ準備をしようか!
さて、エルドラードのアビスローバーどもがやってくるなら、間違いなく東からだろう
まずは東の海岸に向かおう。西で準備をして待ってても来なけりゃ仕方ないからね
作りたいのはこっちの姿を隠してくれるバリケードだ
敵の船が見えたらバリケードでこっちの姿を隠しつつ、先制でドカンとデカいのを撃ち込んでやれるようにね
高い樹や岩とかの自然物で資材とできるものはあるかな?
あとは土で盛り上がった丘を遮蔽として利用できるようにして……せっかくだしモアイもバリケードとして利用させてもらおう
【アイテムポケット】に資材は入れて来たけど、バリケードを完璧に作るには量が心もとないからね。できるだけ島にあるものは使わせてもらう
姿を隠してこっちの居る場所を特定されないってのが大事だからバリケードは厚みや頑丈さよりも横に広く作ることを意識するよ
よーし、これで準備万端だ
クローディア・ベネット
こうして眺めてみると、イースター島には木がほとんど生えてないんだな
あのバカでかい像を運ぶためのソリを作ったり、海岸までの通り道を開けるために全部伐っちまったのか?
おかげで身を隠すには不便だね。こりゃ私たちの手でどうにかするしかなさそうだ
【アイテムポケット】の中にバリケードを隠すための砂色や草色のシートを畳んでねじ込もう
イースター島東部の小山、ポイケ山周辺の地形を利用して、起伏に身を隠したり高い視座から敵の位置を探る
東から来た時に最初に見るモアイはポイケ西側の南北岸の両方にあるが、どっちから来られても潰せるように構えるぞ
今回作るのは本格的な防衛線というよりは、逆説連鎖戦を有利にするための初撃の奇襲を確実にするためのものになりそうだ
最終人類史から持ち込んだ折り畳み式のバリケードを並べて、それをシートで覆うことで身を隠す壁を作ろう
壁の内側から、双眼鏡を使って気付かれないように索敵して、敵がモアイの威容に釘付けになった所を始末するんだ
残念だったな。ここにいるのは杓子定規の水兵じゃない、海賊だ!
「ヤ・ウマトだろうとエルドラードだろうと最終人類史だろうと、海は変わらないね」
アビスローバー、マーレ・パシフィカム海賊団より先んじてイースター島に上陸し、海岸から海を眺めて呟くのは銀髪に赤と青のメッシュが美しく、スタイルの良いセイレーンの女海賊、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)だ。
「それじゃあ変わらない海を荒らしに来る奴らを迎え撃つ準備をしようか!」
そう言ってやる気を出してジェーンは立ち上がる。この海が『黄金海賊船エルドラード』だろうと『冥海機ヤ・ウマト』だろうと、それを荒らすものを許す道理はないのだから。
「さて、エルドラードのアビスローバーどもがやってくるなら、間違いなく東からだろう」
そう推測を立てて、ジェーンは移動を始める。『黄金海賊船エルドラード』の領域はイースター島から見て東側にあり、わざわざ回り込んでくるとは思えないので、この考察はおそらく正しいだろう。
「まずは東の海岸に向かおう。西で準備をして待ってても来なけりゃ仕方ないからね」
かくして、ディアボロス達は東へ向かう。
「こうして眺めてみると、イースター島には木がほとんど生えてないんだな」
ジェーンに続いて東側の海岸まで移動してきた黒髪に色黒の肌が映えるスタイリッシュな人間の女海賊、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)が呟く。
「あのバカでかい像を運ぶためのソリを作ったり、海岸までの通り道を開けるために全部伐っちまったのか?」
諸説あるが、実際そういう説もあるらしい。ソリではなくてコロという説などもある。
「おかげで身を隠すには不便だね。こりゃ私たちの手でどうにかするしかなさそうだ」
「あぁ、だから、作りたいのはこっちの姿を隠してくれるバリケードだ」
クローディアがそう呟くと、ジェーンもそれに頷く。
「敵の船が見えたらバリケードでこっちの姿を隠しつつ、先制でドカンとデカいのを撃ち込んでやれるようにね」
「いいね。今回作るのは本格的な防衛線というよりは、逆説連鎖戦を有利にするための初撃の奇襲を確実にするためのものになりそうだ」
ジェーンの提案にクローディアも頷く。
二人は【アイテムポケット】やパラドクストレインを用いて、最終人類史から資材を持ち込み、バリケードを作り始める。
また、冥海機が作った後破棄した防衛設備の瓦礫もバリケードを作る資材になりそうだ。
さらに土で盛り上がった僅かな丘なども活用し、なるべく自然に溶け込んだバリケードの作成を試みる。
クローディアの持ち込んだバリケードを隠すための砂色や草色のシートなども自然に溶け込ませるのに大いに役立った。
「壁の内側から、双眼鏡を使って気付かれないように索敵して、敵がモアイの威容に釘付けになった所を始末するんだ」
完璧なバリケード群が完成し、クローディアがそのうち高い視座から敵の位置を探れる場所に陣取りながら、頷く。
「残念だったな。ここにいるのは杓子定規の水兵じゃない、海賊だ!」
「あぁ、これで準備万端だ」
これで、迎撃の準備は整った。
あとは敵の到来を待つのみだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV2が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
「いくぞ! 突撃!!」
トループス級アビスローバー『パイレーツランサー』がイースター島東岸に上陸する。
「密集陣形を崩すな! 冥海機どもを血祭りに上げるぞ!」
密集した陣形をとったまま、『パイレーツランサー』がイースター島を攻め上る。
その先に、ディアボロスの作ったバリケード群とその背後に隠れるディアボロス達がいるとも知らずに……。
ジェーン・コーネリアス
へぇ、敵が見えないからって油断して上陸する奴らばかりだと思ってたけど、中々規律の取れた集団じゃないか
いい船員だし、いい船長もいるんだろう
だけど悪いね、上陸した時点で罠の上だ!
バリケードの隙間から敵を見据え、敵が射程に入ったら二丁のピストル「Badhbh」と「Nemain」から赤と青の弾丸を放つ『葬笛の丹青』でパイレーツランサーたちを狙い撃ちにしよう
不意を撃てる最初の一撃はしっかり狙いを定めて、先頭にいる奴をきっちり仕留めたいね
その場しのぎのバリケードだけど、一発攻撃を食らうまでは姿を隠す壁として役に立つだろう
バリケードが壊されるまではバリケードに身を隠して銛の狙いを定められないようにして、バリケードが壊れたら飛び出し戦闘
Ahoy!
遥々ようこそ、僕らの島へ
歓迎の準備はばっちりできてる
存分に喰らっていくといい!
バリケードから飛び出た後は戦場を駆けながら銃を連射。毒銛が急所に当たるのを避けながら、他の復讐者と標的を合わせ敵の数を減らしていこう
クローディア・ベネット
ふぅん、ありゃ海賊というよりは古代の兵隊みたいだな
しっかり統制されてるのは厄介だが、ちょっとばかり意気込みすぎだ
真面目一徹の冥海機とだったらいい勝負になったんだろうがね
バリケードに身を隠しながら、敵が上陸してくる様子を注視
パラドクスの射程に入ったら仲間とタイミングを合わせて仕掛けよう
『戦慄の鮫嵐』を発動し、盾がない「敵から見て右側」から嵐に乗ったサメの霊を襲撃させる
槍じゃ吹き荒れる風を前に役に立たず、密集した隊列が災いしてすぐに全員が旋回するのも難しいだろう
巨体の質量を叩きつけ、隙を見せた相手は牙で噛み付いて大口の中に呑み込むことで、敵を殲滅していくよ
正面以外の方向から攻めることで、バリケードの位置が分かりづらくもなるかもな
待たせたな、かわいいやつ。お待ちかねのおやつの時間だ!
初撃で敵の数を大きく減らすことで、密集陣形に穴を作り攻防の力を削減
反撃の銛は≪聖遺の護符≫の力を纏った≪船長のサーベル≫で弾き、凌いだらまた鮫を突入させて敵群を叩き潰そう
どうだい、こいつが海賊流の歓迎ってやつさ!
「いくぞ! 突撃!!」
トループス級アビスローバー『パイレーツランサー』がイースター島東岸に上陸する。
「密集陣形を崩すな! 冥海機どもを血祭りに上げるぞ!」
密集した陣形をとったまま、『パイレーツランサー』がイースター島を攻め上る。
「へぇ、敵が見えないからって油断して上陸する奴らばかりだと思ってたけど、中々規律の取れた集団じゃないか」
その様子に関心した様子を見せるのは迎撃のためにバリケードを作ったうちの片割れ、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)だ。
「ふぅん、ありゃ海賊というよりは古代の兵隊みたいだな」
同じくその様子をそう評するのはやはり同じく迎撃のためにバリケードを作ったうちの片割れ、クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)だ。
「いい船員だし、いい船長もいるんだろう」
「しっかり統制されてるのは厄介だが、ちょっとばかり意気込みすぎだ。真面目一徹の冥海機とだったらいい勝負になったんだろうがね」
ジェーンの言葉に、クローディアが笑う。
「だね。上陸した時点で罠の上だ!」
クローディアの笑いにジェーンも頷く。
その間にも敵は進撃を続けている間も無く、攻撃に最適の位置につく。
「覚悟しな、一度死んだ程度じゃ、こいつは飢えを忘れないよ」
まず動いたのはクローディア。
突如として大嵐がその場を支配し、進撃を続ける『パイレーツランサー』から見て右側から暴風に吹き飛ばされるようにホオジロザメが飛来する。
アンボイナガイの盾を構えて密集陣形を取り、高い防御力を誇る『パイレーツランサー』だったが、盾を構えていない右側は比較的守りが薄い。
「うわ!?」
「敵のパラドクスだ!」
「落ち着け、密集陣形を崩すな!」
とは言え、まだ敵の影が見えないというものあり、彼らはどうしても浮き足立つ。
油断も一つの一因だが、他にも理由があるとするなら、冥海機を仮想敵と想定していた彼らは、砲撃や雷撃によるパラドクスを警戒していた、というもの大きいかもしれない。
「待たせたな、かわいいやつ。お待ちかねのおやつの時間だ!」
当然、ホオジロザメはただ質量としてぶつかるだけに留まらず、『パイレーツランサー』を捕食しにかかる。
残念ながら飛んできたのは冥海機の砲撃パラドクスでも雷撃パラドクスでもなく、ディアボロス、クローディアのパラドクス『戦慄の鮫嵐』であった。
「Ahoy! 遥々ようこそ、僕らの島へ。歓迎の準備はばっちりできてる。存分に喰らっていくといい!」
そして、密集陣形が崩れたその隙をジェーンが見逃してやる理由は一つもない。
腰に下げた血のように赤い魔力を纏うカトラス「Macha」と妖しく艶やかな青い魔力を纏うカトラス「Mórrígan」から魔力供給を受け、黒と白の銃身を持つ「Badhbh」と「Nemain」から赤と青の弾丸を放つ。
鮮やかな弾幕が予想外の二つの出来事の前に浮き足だった『パイレーツランサー』に襲いかかる。
パラドクス『葬笛の丹青』だ。
「冥海機じゃない!」
「ディ、ディアボロスだ!!」
「瓦礫の向こうに隠れてやがった!!」
『パイレーツランサー』は毒銛で反撃を敢行するが、それらは全てダメージ0。バリケードに防がれる。
ディアボロスは終始有利なまま、上陸部隊である『パイレーツランサー』達を殲滅したのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV2が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
「やれやれ、驚かされますね。まさか冥海機ではなくディアボロスが現れるとは」
『パイレーツランサー』がいなくなり、空っぽとなった小型海賊船からアヴァタール級アビスローバー『フランシスコ・ザビエル』がその姿を現す。
「その瓦礫、自然に置かれたものではありませんな。迎撃のために準備されたというわけですか」
なるほど、と『フランシスコ』が頷く。
「なぜ冥海機がいないのか、なぜ我々に対する迎撃体制を立てられたのか、気になることは色々ありますが、我々の目的はこのイースター島。とりあえず、ご退場頂きましょうか」
『フランシスコ』が十字架型杖の石鎚を地面に叩きつけ、鋭い爪を鳴らす。
クローディア・ベネット
邪神獣の浮島は以前の依頼で、アビスローバーから「様」付けで呼ばれてた
つまり浮島にも自我があって、立場は下っ端どもより偉いんだろうが……その上で、結局どういう存在なんだ?
ジェネラル級アビスローバーか、意思を持つクロノ・オブジェクトか、それとも私の想定を越えた何かか
気になるな。探ってみるとしようか
遥々エルドラードからご苦労なこった!
今までずっと、境界が緩むのをコソコソ嗅ぎ回ってたのかい?
それにしても、邪神獣の浮島の野郎から主導権を奪うとは、マーレ・パシフィカム海賊団は中々やり手じゃないか
あいつは単なる基地じゃない。ヘンリー・ハドソンと同じで、バカでかいジェネラル級アビスローバーだろ
自分で作戦を指揮することだって可能だったろうに、今は浮島の行き先を決めてるのはモビィ・ディックだ
全く恐ろしい女だよな。ヤ・ウマト本格侵攻の大事な一番槍に選ばれるのも頷けるってもんさ
だからって、イースター島を譲る気はないがな
「邪神獣の浮島はジェネラル級アビスローバーだと知ってる」かのような物言いで、相手の出方を伺うよ
(「邪神獣の浮島は以前の依頼で、アビスローバーから「様」付けで呼ばれてた」)
アヴァタール級アビスローバー『フランシスコ・ザビエル』と睨み合いを演じながら、そう思案するのはクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)だ。
(「つまり浮島にも自我があって、立場は下っ端どもより偉いんだろうが……その上で、結局どういう存在なんだ?」)
気になるのは、ジェネラル級アビスローバー『モビィ・ディック』が本拠にしていると言う、邪神獣の浮島のこと。
(「ジェネラル級アビスローバーか、意思を持つクロノ・オブジェクトか、それとも私の想定を越えた何かか。気になるな。探ってみるとしようか」)
覚悟を決めた、クローディアは『フランシスコ』に向けて話しかける。
「遥々エルドラードからご苦労なこった! 今までずっと、境界が緩むのをコソコソ嗅ぎ回ってたのかい?」
その言葉を『フランシスコ』は安い挑発と判断し、聞き流す。
「それにしても、邪神獣の浮島の野郎から主導権を奪うとは、マーレ・パシフィカム海賊団は中々やり手じゃないか」
続く言葉に、『フランシスコ』はやや興味を示す。
「あいつは単なる基地じゃない。ヘンリー・ハドソンと同じで、バカでかいジェネラル級アビスローバーだろ。
自分で作戦を指揮することだって可能だったろうに、今は浮島の行き先を決めてるのはモビィ・ディックだ。
全く恐ろしい女だよな。ヤ・ウマト本格侵攻の大事な一番槍に選ばれるのも頷けるってもんさ。
だからって、イースター島を譲る気はないがな」
興味を示したと見るや、クローディアは流れるように続く言葉を紡ぐ。
「ふふふふふふ、何を言い出すかと思えば」
言い終えたクローディアに向けて、『フランシスコ』が笑う。
「何を勘違いしているのか知りませんが、邪神獣の浮島は、『モビィ・ディック』様の為の移動拠点に過ぎないものですよ。確かに、でかくて強いですが、考える力など持っていないですからね」
とはいえ、と『フランシスコ』は続ける。
「浮島の行き先を決めている『モビィ・ディック』様が恐ろしい方だ、と言うのは素晴らしい着眼点ですよ。邪神獣の浮島の言うことを聞かせられるのは『モビィ・ディック』様を除けば、他には数人しかいません。シンプルに、邪神獣の浮島に気に入られているから言うことを聞いてもらえている『カテリーナ』様と比べて、『モビィ・ディック』様は邪神獣の浮島を力で従えているのですからね」
自慢げに『フランシスコ』は言い切った。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防空体制】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
ジェーン・コーネリアス
考える力はないけど、力で言う事を聞かせられる、気に入った相手の言う事は聞く……邪神「獣」って名前の通り、獣みたいな奴なのかな?
いや、どのみちこいつらを沈めてこっちから邪神獣の浮島に会いに行けば分かることか
邪神獣の浮島、興味が沸いてきたよ
君らの首を手土産にして見学でもさせてもらおうかな!
右手にカトラス「Macha」、左手にピストル「Nemain」を持ち戦闘
接近してカトラスとピストルの高速連撃を放つ『海嵐の極み』でフランシスコ・ザビエルを切り刻み撃ち抜く。頑丈そうな甲羅だけど、同じところを集中的に狙って砕くよ
邪神獣の浮島ってのは随分と恐ろしい奴なんだね
僕らの言う事を聞かせるっていうのは難しそうだ
それじゃあ仕方ない、君らの指揮官のモビィ・ディックだけじゃなく、邪神獣の浮島も一緒に叩き潰させてもらおう!
接近戦で戦い絶え間なく攻撃を仕掛けることで、敵が満足に杖を振る動作をできないようにして攻撃を妨害、振ってくる光の十字架は直撃するものはカトラスで切り払ってダメージを抑える
クローディア・ベネット
モビィ・ディックには、じゃじゃ馬を強引に飼い慣らすだけの力があるってか
そして邪神獣の浮島自体も強いと来た!
全く、こいつは直接やり合う日が楽しみになってきたな!
よし。あんたを叩き潰して、マーレ・パシフィカム海賊団の本隊に切り込んでやる!
――『野郎ども、大騒ぎの時間だ!』
カトラスを手にした海賊の霊達を召喚して率い、私自身も《船長のサーベル》を手に駆け出す
海賊の一人にカトラスで切りかからせてハサミや杖によるガードを誘った上で、他の海賊や私が横合いから攻撃するのを繰り返す
肩の関節や頭と胴体の繋ぎ目といった、比較的甲殻が薄そうな部分を狙って切っ先を突き入れ、深い傷を負わせよう
ハサミが飛んできたら、《聖遺の護符》の力を纏わせたサーベルを叩きつけて接触前に吹き飛ばす
命中時の衝撃分のダメージは受けても、爪に両断されることで致命傷を負うってのは無いようにしよう
できればハサミが腕がくっつく前に素早く次の攻撃を行い、分厚い殻を盾にされる前にラッシュをかけるよ
じゃあな、偽宣教師。最期は「海神様」にでも祈ってろ!
「考える力はないけど、力で言う事を聞かせられる、気に入った相手の言う事は聞く……邪神『獣』って名前の通り、獣みたいな奴なのかな?」
クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)とアヴァタール級アビスローバー『フランシスコ・ザビエル』とのやりとりを聞いて、1人考察するのはジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)だ。
「あぁ、しかも、モビィ・ディックには、じゃじゃ馬を強引に飼い慣らすだけの力があるってか。そして邪神獣の浮島自体も強いと来た!」
その言葉にクローディアが頷く。
「まぁ、どのみちこいつらを沈めてこっちから邪神獣の浮島に会いに行けば分かることか」
「あぁ、全く、こいつは直接やり合う日が楽しみになってきたな!」
2人の興味はすっかり、邪神獣の浮島に向いているようだ。
「僕も邪神獣の浮島、興味が沸いてきたよ。君らの首を手土産にして見学でもさせてもらおうかな!」
「あぁ、あんたを叩き潰して、マーレ・パシフィカム海賊団の本隊に切り込んでやる!」
かくして、2人の戦意は『フランシスコ』の方へと向くことになる。
「私を越えて『モビィ・ディック』様に迫ろうと? そう簡単にはいきませんよ」
『フランシスコ』が鋭い爪を鳴らし、クローディアに向ける。
「――『野郎ども、大騒ぎの時間だ!』」
最初に動いたのは、クローディア。カトラスを手にした海賊の霊達を召喚し、『フランシスコ』に向けて襲撃をかける。
「死霊術、と言うやつですか。死者を蘇らせるなど、私の名の元になった人間が見れば、卒倒してしまいますね」
そう言いながら、『フランシスコ』は反撃として、巨大なカニバサミ型の右腕を身体から分離させる。その断面からは青い体液が勢いよく吹き出き、それを推進剤として右腕はロケットのように射出されていく。
クローディアはその一撃を『聖遺の護符』の力を纏った『船長のサーベル』で受け止め、衝撃波受けつつも、爪による両断攻撃を防ぐ。
そのまま、クローディアは駆け出し、ハサミが腕へと戻っていく隙を狙って、『船長のサーベル』でラッシュをかける。
周囲の海賊達の攻撃を左手に握った十字架型の杖でなんとか防御している『フランシスコ』にはこの一撃は防げない。
「剣と弾、好きな方で斃れていきなよ!」
そして、その一撃によって隙を晒したところを、ジェーンは見逃さない。
血の様に赤いカトラスを右手に、白い銃身のピストルを左手に、一気に接近しパラドクスを発動、ピストルとカトラスを組み合わせた連続攻撃を叩き込んでいく。
その名も、パラドクス『海嵐の極み』。
「邪神獣の浮島ってのは随分と恐ろしい奴なんだね。僕らの言う事を聞かせるっていうのは難しそうだ」
攻撃を加えながら、ジェーンは軽口を叩く。
防戦一方の『フランシスコ』は応じる暇がない。
「それじゃあ仕方ない、君らの指揮官のモビィ・ディックだけじゃなく、邪神獣の浮島も一緒に叩き潰させてもらおう!」
接近戦による絶え間ない攻撃で、『フランシスコ』は杖を十分に振ることが出来なかったが、それでも黙ってやられるわけにもいかない。『フランシスコ』は強引に腕を振るって十字架型の杖を振るう。
同時、ジェーンの周囲に光で作られた十字架が降り注ぐ。
だが、しっかりと張り付いているジェーンに対し、無理矢理に振るった『フランシスコ』のその一撃は十分に有効打を与えるには至らない。
血の様に赤いカトラスによって阻まれる。
戦闘は終始ディアボロスの有利に進み、『フランシスコ』はほぼ一方的に痛打を負ったのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV2が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!
アンゼリカ・レンブラント
終始圧倒しているね、流石お姉さま方!
浮島やモビィ・ディックの大物を相手にする為にも、
きっちりこいつを仕留めていこうっ
『フランシスコ』が防戦しているところに切り込み、
パラドクスの光剣を思いきり叩き込むっ
お前たちを許さない復讐者はまだまだいるよ!
叩き込んだらそのまま近接戦を挑んでいくね
仲間が切り込む方向と逆向きから、
挟み込むような位置取りを狙い攻撃を重ねていくよ
相手パラドクスのハサミは障壁全開にして
防御を高めた盾でしっかり受け弾き飛ばすよ
違う個体とはいえ、同じアヴァタールと
経験もしっかり生かして痛打を受けないよ
もちろん油断はけしてしないけどね
この先に大物との闘いがあり、そして奪還はさらに先
止まってなんかいられない!ここはフルパワーで倒し切るっ
POWで仲間をディフェンス積極的に行い、
反撃の機会を得てさらに痛撃を叩き込む
そうして攻撃を、反撃を重ねて追い詰めたなら
さぁ今がフィニッシュ!
呼吸を整え、最大まで力を溜めた《光剣収束斬》で
両断を狙うよっ
既にお前のクロノスも倒されている、完全にさよならだよ!
「終始圧倒しているね、流石お姉さま方!」
ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)とクローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)による戦いを見て、そう呟くのは金髪に金の瞳が美しい美形のディアボロス、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)だ。
「浮島やモビィ・ディックの大物を相手にする為にも、きっちりこいつを仕留めていこうっ」
アンゼリカは2人とは逆方向、アヴァタール級アビスローバー『フランシスコ・ザビエル』から見れば後方の方向へと位置取る。
そして。
「裁きの光よ、我が手に集いて剣となり、全てを斬り裂けぇっ!」
魔力とオーラを操作し、身の丈以上のおきさの巨大な光の剣を構築し、一気に『フランシスコ』へと肉薄する。
終始有利に進む2人のディアボロスを捌くのに必死になっている『フランシスコ』は、後方からのその攻撃に気付かない。
豪快に振るわれた巨大なる光の剣による一撃、パラドクス『光剣収束斬』が、『フランシスコ』にクリーンヒットする。
「馬鹿な、背後からですと」
『フランシスコ』はアンゼリカにカニバサミ型の右腕を向け、射出する。
しかし、アンゼリカはその動きを見越して、光のオーラを全開にして、その一撃を受け止める。
光のオーラとカニバサミ型の右腕が拮抗し、時空が軋みを上げる。
所詮は咄嗟に放った一撃。カニバサミ型の右腕がアンゼリカを傷つけることはなく、カニバサミ型の右腕はそのまま『フランシスコ』の元へ向かっていく。
「この先に大物との闘いがあり、そして奪還はさらに先。止まってなんかいられない!ここはフルパワーで倒し切るっ」
連携した3人は、そのままディフェンスを交えて、反撃でダメージを重ねつつ、確実に『フランシスコ』を削っていく。
「くっ……ここで……このような……」
「さぁ今がフィニッシュ!」
最大まで溜められた『光剣収束斬』が放たれる。
『フランシスコ』も抵抗として、再びカニバサミ型の右腕を分離させ、勢いよく吹き出す青い体液を推進剤としてロケットのように射出する。
一瞬拮抗する両者のパラドクス。
だが、それも一瞬のことだった。
「完全にさよならだよ!」
鋭い光の剣の一撃が振り下ろされ、『フランシスコ』は見事に真っ二つに両断されたのであった。
斬り抜けたアンゼリカが光の剣を消滅させ、振り返る。
そこには真っ二つになり、物言わぬ大きな人型カニと化した『フランシスコ』がただ倒れているのみであった。
またここに、イースター島の防衛は一つ成ったのである。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【エイティーン】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!