🍁最終人類史の秋祭り2024
今年も秋祭りの季節がやってきました。
最終人類史に奪還し、人々が帰還した多くの地域で、秋祭りを実行しましょう。
奪還した日本の地域に加え、オーストラリアをはじめとした国々でも、地域の住民がディアボロスと一緒に楽しもうと秋祭りを開催してくれているようです。
最終人類史の人々と共に、秋祭りを堪能しましょう。
!🍁秋祭りアイコンフレーム!
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オーストラリア・ファームフェス(作者 凪未宇)
#最終人類史(新宿島)
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涼やかな風と共に、新宿島に秋が到来しオーストラリアには春が来る。
「秋祭りの季節なのです」
今年は、奪還した日本各地だけでなく、オーストラリアなどでも、秋祭りが開催されるみたいだと蒼狐・珠萌(猫狐な天使・g03640)がスケッチブックを開き説明する。
「オーストラリアは季節的には春だけど、日本と同じで浴衣で過ごしやすい気候なのです。祭りを楽しむには、最適の季節なのです」
多くの住民達は、ディアボロスと祭りを楽しむのを期待しているようなので、良ければ祭りに参加して一緒に楽しんで欲しい。
ディアボロスが共にいてくれるという事実は、人々に安心感を与え、ディアボロスをより強く応援してくれ。そうした人々の心は、歴史の奪還戦(ディアボロス・ウォー)におけるディアボロスの力ともなる。
祭りの準備などは、既に奪還されて生活が再建されていた地域の市民の協力などで行われるので、気軽に文化交流も兼ねて参加するといいだろう。
「ボクが皆さんに紹介するのは、オーストラリアから自然と触れ合うお祭りなのです」
オーストラリアと言えば、何を想像するだろうか。
ファームフェスの文字と一緒に珠萌がスケッチブックに描くのは、農場というより森林公園の規模だ。
「ここでは魚釣りと、夜の動物ふれあいが楽しめるのです」
敷地内の天然の池ではサケやマスの養殖を行っており、夕方ぐらいから気軽に魚釣りを楽しめるらしい。
虫の形をした毛バリを使ったフライフィッシングを体験し、釣り上げた魚は屋台で焼いたり捌いたり調理してもらえるらしい。
更に農場の森林にはコアラやワラビーといったオーストラリアの生き物や、鶏や羊といった農場の動物たちが過ごしふれあったり、ロデオ体験にダックレースを楽しむこともできる。
「普段は寝ている夜行性の動物も、この時間なら元気に動いているのです。餌やりや抱っこすることも出来るので聞いてみるといいのです。それから……」
「肉があるぞ! うまい!!」
「雷皇様、それでは何も伝わりませんよ。申し訳ありませんお騒がせして」
豪快な串焼きを頬張る雷皇を慌てた様子でルゥルゥラナが退場させていく。手旗でそれを誘導するのは、ダンジョンペンギン『フラート』だ。
広場には和風の櫓を中心に、多くの屋台が並ぶ広場となっており、オーストラリアの屋台料理が楽しめるようになっている。
豚ひき肉を大きく厚めの生地に詰めて包んだ餃子を、点心風に揚げた、ディムシム、スティック状のホットドッグソーセージをサクサクの衣でコーティングし、トマトソースを添えた、ダグウッドドッグスに。グリルしたソーセージを白パンに挟み、グリル玉ねぎと好みのソースをトッピングした、ソーセージのシズル。
オーシャントラウトのグリルやスモーク。オイスターバーに、大きな肉やエビや魚など様々な串焼きに、ミートパイ。
ドーナッツや、スポンジケーキをチョコレートでコーティングしココナッツパウダーをまぶした、ラミントン。
「他にも新宿島で定番のお祭りフードが沢山あるのです」
ドリンクは定番のものは一通りあるので、自由に楽しむと良いだろう。勿論アルコールは20歳以上からとなる。
「オーストラリアで行われるお祭りだけど、交流会も兼ねてるので是非浴衣姿で参加して欲しいのです」
そうすることで、帰還した人々も楽しんでくれるし、ディアボロスも一緒に楽しむ事で連帯感も生まれるはず。
「最終人類史の仲間同士、一緒に楽しむことが大事なのです。思いっきり楽しむのです」
そう言って、珠萌はスケッチブックを閉じるのであった。
まるで森林公園のように広い農場が、祭りの色に。
春を迎えたオーストラリアを美しい花飾りと提灯が彩る。
あちらこちらで、数々の動物たちが楽しそうに駆け巡りお客さんを出迎え。
広場には新宿島から用意した祭り櫓が建てられ、その上では雷皇が和太鼓を打ち鳴らし、珠萌がテーブルセッティングやお客様の案内を手伝っている。
日豪交流。ふれあいをテーマに開催されたお祭りは、周りの屋台もオーストラリアと日本のフードが満載。
大きく竿を振り、本物のカゲロウのようにフライを水面に誘い、ルゥルゥラナは魚釣りのお手本を披露し、フラートも池に飛び込み魚を誘導し魚釣りのお手伝い。
「わぁっ、釣れた! お、重い……」
両親に手伝って貰い少年が釣り上げたのは大きなサケ。
そのままフライフィッシング体験をした子供達は、屋台会場で釣って来たサケを刺身と塩焼きで堪能し大満足。
とあるグループは公園の散策をしながら動物とのふれあいに。
夜行性のコアラは元気に森の中を歩き、ワラビーが元気に走り出す中、ユーカリの葉を差し出せば思いがけないコアラの洗礼を受け、歓喜の声をあげ。
新宿島から遊びに来た青年は、初めてのロデオに驚きながらもチャレンジし。友人達に落下する動画をSNSにアップされたり。
新宿島とオーストラリアの屋台料理に舌鼓し、人々は笑顔を零す。
大いに楽しみ、大いに自然を感じよう。
マチルダやアセアニア民謡が、盆踊りに変わればそれに合わせ雷皇が和太鼓を鳴らす。
少々雷撃が発生しているが、それも御愛嬌というもの。
「ふははははっ! 今宵は楽しみ尽くすのだ。余も最後まで付き合うぞ!」
何故だか誰よりもやる気満々の彼に苦笑しながら、珠萌とルゥルゥラナは現地の人達とディアボロスを歓迎する準備を整える。
祭りはこれからが本番――。
リプレイ
安藤・優
フライフィッシング体験……楽しそうだし参加してみようかな?
なんだか普通のルアー釣りとかと色々違うみたいだし、操作会得で知識とか学びつつ釣りをしよう。何も知らなくて釣れないより、やっぱり釣れた方が楽しいからね。……浴衣着ながら釣りするってのもなんだか不思議な感じするけど…。
それと沢山釣りたいけど別に沢山食べたい訳じゃないから……サケとマス、それぞれ釣れた中で一番大きい奴以外は逃す事にしよう。美味しくなれよ〜
どう調理されどんな料理になるのか楽しみだ。
●洗練された英知に
森林と一体化した大きな農場が、祭りの色に染まっていく。
軽く傾いた日差しと涼やかな風が通りぬける中、安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)は案内所の人に動画を見せてもらいフライフィッシングの光景を興味深そうに眺めていた。
「フライフィッシング体験……楽しそうだし参加してみようかな? なんだか普通のルアー釣りとかと色々違うみたいだし」
若草色の浴衣に身を包み、のんびり屋台を巡っても良かったが射的や的あての前に釣りを楽しんでいるのも面白いかもしれない。
フライフィッシングは、欧米式のフライと呼ばれる毛針を使い、川面に近付くいたり流れるカゲロウなどの水棲昆虫を捕食する魚の修正を使って釣る方法だ。
起源となる英国では、今でも格調高い紳士のスポーツとして楽しまれているらしい。
飛んでいる虫の動きを再現するように、フライをヒュンヒュンと振るいながら糸を伸ばし投げる動作が特徴的だ。
他の釣りと違い、重りがないので投げるというよりは、ロッドを振るいながら風に乗せるようにフライを遠くへ運ぶ。
「……操作会得で知識とか学びつつ釣りをしよう。何も知らなくて釣れないより、やっぱり釣れた方が楽しいからね」
もしこの技術を極めたいなら、これから時間ある時に出掛けて挑戦してみてもいいだろう。
「……浴衣着ながら釣りするってのもなんだか不思議な感じするけど」
足元が滑らないよう固い岩を足場に、早速挑戦。
水面を滑るようにフライを飛ばし、本物の虫と間違えた魚が飛び出し食らい付く。
後は魚との引き合い。力勝負というか駆け引きだ。
ディアボロスでなければ、うっかり引き摺り落とされるものも居るかもしれないが、その辺りは万全。
「釣れるのはサケとマスだったかな……」
魚の力に負けないよう、ここだと思ったところで一気に引き上げれば立派な鮭が宙に踊る。
「おぉ?」
大きいとは思っていたが、優の背丈の半分は余裕であるのではないだろうか。
「沢山釣りたいけど別に沢山食べたい訳じゃないから……それぞれ釣れた中で一番大きい奴以外は逃す事にしよう」
これ以上の大物も居るかもしれないなんて楽しそうに、再びフライを飛ばす。
その後も数匹釣りあげ気が付けば、借りて来た大きなクーラーボックスは釣った魚できつそうだ。
予定通り一種類一匹ずつ手元に残し、後は湖に帰してやる。
「立派な魚になれよ~」
さて、後は釣果を屋台に預けて、仕上がりを待つだけ。
「美味しくなれよ〜。どう調理されどんな料理になるのか楽しみだ」
サラダやフライにしていいかと聞かれたので、カルパッチョやサーモンフライが出てくるのだろう。
調理を待っている間に、他の屋台も眺めてこよう。
祭太鼓の音を聞きながら、優は狐面を頭にかぶり楽しそうな声に紛れていくのであった――。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【操作会得】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
薬袋・透
我々丸(g03156)と
関係:夫
呼称:ががさん
今年の浴衣姿で参加
折角だしオーストラリアにちなんでコアラの根付けを帯留めに使ってみたり
フライフィッシングかあ、普段は素潜りで手づかみだからそれとはまたちょっと違う感じになりそうで新鮮だわ
精神を落ち着かせて心を無にして、指先に感覚を集中させて
本物みたいに見えるように揺らして……
来た!振り切られないように踏ん張りつつ力をいなして……一瞬の隙をついて一気に引き上げる!
よし、今のでコツは掴めたし二匹目行こっと
よしよし、さっそくかかったわね
っと、さっきより力が強い、これは期待できそうね……!
わっ、とと……ががさんヘルプヘルプ!
釣った魚は料理して貰えるらしいし、そっちも楽しみだわ
赤峰・我々丸
薬袋・透(g02087)とフライフィッシング体験
関係:妻
呼称:透
旅暮らしの頃、釣りやら狩りやらは一通り嗜んだもの。
今は気負い過ぎずにのんびり釣り糸を垂らしつつ、浴衣姿の透を眺める。
年上の妻がはしゃぐ様が愛らしくて仕方がない。
助けを求められたら自分の竿は置いといて、すぐにヘルプに向かう。
後ろから透にくっつきつつ、一緒に竿を持って「そいやー!」っと釣り上げる。
ちょっとにわかには信じがたいくらいの大物が釣れたな。
見事なもんだ。
記念に写真を撮ってから屋台のおっちゃんに渡す。
食べ応えがありそうで楽しみだ。
●美しい変化
髪も紅葉の一部であるかのように、夜のように流れる濃い藍に紅の紅葉が散らばる。
そんな浴衣姿の薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)を眺めながら、のんびりと赤峰・我々丸(鉄火拳の継承者・g03156)は糸を垂らしている。
透の帯留めには、ここで買ったばかりのコアラの根付をあしらえており、何だか可愛らしい。
灰色の生地に袖と裾に黒い縞模様をあしらった落ち着いた色合いだが、時折垣間見える裏地の赤が粋な浴衣を着ている。
「普段は素潜りで手づかみだから、それとはまたちょっと違う感じで新鮮だわ」
フライフィッシングかあと釣り方の説明と一緒に貸してくれた端末の動画を見ながら、本物の虫のように見えるだろうかと、何度か試してみる。
こうだろうかと動かしているうちに透の操る毛ばりはキレイに水面の上を飛び、空を飛ぶ虫に見えるよう操り、狙った場所に落とす。
上手くいったと嬉しそうにはにかむ透の姿が可愛らしく、思わず我々丸も笑顔を零す。
差し込む夕陽と、水面の煌めきに飾られた透の姿は綺麗で。ちょっと開けた浴衣の裾にどきりとしながら眩しそうに目を細める。
旅暮らしだった頃、我々丸は釣りやら狩りやらは一通り嗜んだが今日は妻と一緒だ。
たまにはサポートする釣りというのもいいだろう。
精神を精神を落ち着かせて心を無にして。
頬を撫ぜる風を感じ、僅かな水面の揺れを察するように。
釣り竿と手繰る釣り糸の動きを、指先に感じられるように感覚を研ぎ澄まし。
誘われた魚が、疑似餌のフライに食らい付き潜るのを待って……今。
「来た!」
一瞬の隙をついて一気に引き上げれば、それは30㎝近くある立派なニジマス
「わぁ、釣れたよ。ががさん!」
嬉しそうに喜ぶ彼女に、我々丸は網を差し出し最初の釣果をキャッチ。
思っていたより大きな魚にも驚いたが、何より嬉しそうにはしゃぐ透の姿が眩しい。
愛らしい。
年上だとか関係なく、素直にそんな言葉が出てくるのは妻だからこそだろうか。
少しだけ。寄り添う距離が深くなったと感じるのも、気のせいではないだろう。
本当に、愛らしくて仕方がない。
優しく透のことを我々丸が見守る中、次の釣りの準備がはじまる。
「よし、今のでコツは掴めたし二匹目行こっと」
もっと大きいのを狙おうと、透はやる気だ。
ここでの大物といったらやはり鮭……サーモンではないだろうか。
時折、水面近くを飛ぶ虫を狙い大きく水が跳ねるのを何度か見ている。
きっと、あの辺りに獲物は居るだろうと狙いを定め透は釣り竿を振るう。
水面を滑るかのように流れるフライと、それを操る透。
ここに他の者が居れば、たぶん我々丸はそっと彼女を隠したかもしれない。
軽く乱れた浴衣姿も愛おしく、自分の釣りより妻の釣りへと注力し。
彼女の可愛らしさも勇ましさも全て瞳に焼き付ける。
手繰るフライに、指先に透は感覚を集中させ。
「本物みたいに見えるように揺らして……」
その動きにつられた一匹が、大きく水音をたて食らい付く。
「よしよし、さっそくかかったわね」
待ちきれず水に落ちる前に飛び付く程だ。相手もこの餌を奪っていく気満々だ。
湖に潜り込むなり魚は全力で糸を引っ張る。
「っ、と!? 振り切られないように踏ん張りつつ力をいなして……」
一瞬の隙をついて一気に……は、引き上がらない!
「っと、さっきより力が強い、これは期待できそうね……!」
魚と格闘する透が、その動きに翻弄され始める。
力任せで良ければ簡単なのだが、それでは糸が切れてしまうかもしれない。
「わっ、とと……ががさんヘルプヘルプ!」
助けを求められ答えない旦那はきっといない。
自分の釣り竿はその場に固定し、すかさず我々丸は透を助ける。
ディアボロスである彼女が本当に魚に引き摺り落とされることは無いが、魚と糸を気遣っていたら、それは分からない。
後ろから抱きしめるように。そっと身体をくっつつけ我々丸は透の腰に手を回し。釣り竿を持つ彼女の手に、自分の手を重ねる。
伝わる体温の熱さが、大物への期待なのかこの状況からなのか二人とも良く分からないまま、まずは獲物を釣りあげる方へと意識を向ける。
「あわせて……そいやー!」
二人で一気に引っ張り上げれば、それは100㎝を越える大物。
立派な鮭、タスマニアサーモンが水中から宙へと釣りあげられ激しく尾びれを揺らし暴れた。
思いがけない大きさに二人は一瞬目を奪われ、陸の上に転がった姿に慌てた。
咄嗟に二人で抑え込みに向かう程だ。
「ちょっと、にわかには信じがたいくらいの大物が釣れたな」
「すごいね。ががさんが手伝ってくれたおかげだよ」
「ああ、見事なもんだ」
その後、更に数匹ニジマスを釣りあげ二人は嬉しそうに釣果を手に、祭り会場へと戻っていく。
「釣った魚は料理して貰えるらしいし、そっちも楽しみだわ」
「ああ。折角だ、記念に写真を撮ってから屋台のおっちゃんに捌いて貰おう。食べ応えがありそうで楽しみだ」
それから、二人掛りで大物を抱え写真に収めると、この後の時間は料理を待つだけ。
焼き魚に、刺身。あれだけの大きさがあれば、フライにムニエル、色々と料理のしがいもあるだろう。
大漁の野菜や他の食材が運び込まれていったので、屋台の店主も張り切ってくれそうだ。
去年とは違う。共に肩を合わせる距離に。
流れてくる賑やかな祭りの音を聞きながら、これからもこうして想い出を刻んでいくのだろうと、そっと微笑み合う。
君と一緒に。愛しい時間を――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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【エイティーン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
イツカ・ユメ
古安くん(g02347)とお祭りに。
ふぁーむ、ふぇす……つまり、たっぷり自然を満喫できるお祭りってことだよね!
去年仕立てた、オーストラリアの海みたいな青い浴衣で。
大好きな人とお祭りデートを楽しむのだよ。
屋台から漂う美味しい匂いも気になるけれども、オーストラリアと言えばコアラだよね!わたしコアラ見たーい!
……え?コアラもカンガルーも夜行性なの?
なるほど。だから昼間の動物園で見た時は寝ていたのだね。
ナイトツアーは夜の探検みたいでわくわくするし、動物達の夜の姿を見る機会はあまり無いからとても新鮮。
ふむふむ、可愛いに加えて力強い……つまり、古安くんみたいってことだね!
ほら、戦争の時とかは力強くて頼もしいけれども、普段は結構可愛いところがあるし。
特に照れた時がとても可愛いの。
コアラも可愛いけど、ワラビーも元気いっぱいで良いね。
古安くん、見て!あそこにいるのは、もしかして赤ちゃんかな?
うわぁ、ちっちゃくてかわいい!抱っこできないかな?
世界に取り戻した、ふわふわな命のあたたかさを堪能できたらいいな。
九重・古安
イツカ(g02834)と参加だ。
自然豊かなオーストラリアでの秋祭り、恋人との息抜きにはもってこいだな。祭りを盛り上げるためにも去年仕立てた矢筈模様の浴衣を着ていこう。
見どころは沢山あるが、その中でも動物とのふれあい体験……特にナイトツアーが気になる。
俺が普段知っている動物の姿というのは大体昼間のものだからな。そもそもカンガルーやコアラが夜行性というのも今回のツアーで知ったくらいだ。
のんびりと寝ている昼間の姿も良いが、活発な夜の姿も野性味があってよい。こうして間近で見てみると、カンガルーはもちろんコアラも結構筋肉質なのだな。
なるほど可愛いに加えて力強い……いや本当に餌への食いつきが力強いぞ。思った以上にぐいぐい来るのだが。
お、俺が可愛い? いやその、普段からそうというより、イツカの前だから、だと思うぞ。うん。
おや、子供のワラビーもいるのだな。こういう時は脅かさないよう向こうから寄ってきてくれるのをじっと待とう。
安心して興味を持ってもらえれば、触れさせてくれるかもしれん。
●夢で遭えたら
桔梗を始めとし、青い花にも色々と言葉はある。
不思議な事に誠実さや変わらぬ愛といった、信じあう心とか。不思議と愛情深い言葉が多い。
イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)がそんな言葉を思い選んだかは分からないが、青い浴衣を揺らし手招いた九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)は矢筈模様の浴衣だ。
矢筈は破魔矢の意もあり、近付く魔を……余計な虫を払うともいう。
「ふぁーむ、ふぇす……つまり、たっぷり自然を満喫できるお祭りってことだよね!」
「自然豊かなオーストラリアでの秋祭り、恋人との息抜きにはもってこいだな」
愛しい人と楽しむデートは、どこであっても特別。
軽く腕を組み、祭りに彩られた農場を歩けば、見慣れた屋台だけでなくオーストラリアならではの大きなかたまり肉の串焼きや、ポテトが目を引く。
「屋台から漂う美味しい匂いも気になるけれども、オーストラリアと言えばコアラだよね!」
「見どころは沢山あるが、その中でも動物とのふれあい体験……特にナイトツアーが気になるな」
イツカはどうだと古安が尋ねれば、イツカが嬉しそうに目を輝かせる。
「わたしコアラ見たーい!」
「俺が普段知っている動物の姿というのは、大体昼間のものだからな。そもそもカンガルーやコアラが、夜行性というのも今回のツアーで知ったくらいだ」
「……え? コアラもカンガルーも夜行性なの?」
驚いたようにイツカが聞き返すが、実はそうなのだ。
コアラに関しては、昼間は完全に寝ている姿の方が多いがカンガルーも良く休んでいないだろうか。実は彼らも暑さから逃れ、日中は休み夕方など涼しい時間から動き始めることが多いのだ。
「なるほど。だから昼間の動物園で見た時は寝ていたのだね」
暗くて足もとがあまり見えないので、逸れないようにとしっかりと手を繋ぎ合い。
入口の案内で、森林の歩き方を教わり進んでいれば早速、目の前を駆けていくカンガルーの親子と遭遇。
お腹の袋から顔を出す小さな顔が印象的だ。
そして、近くの木の上をしっかりと歩くコアラとバッタリ。
「のんびりと寝ている昼間の姿も良いが、活発な夜の姿も野性味があってよいな」
「ナイトツアーは夜の探検みたいでわくわくするし、動物達の夜の姿を見る機会はあまり無いからとても新鮮だね」
さっそくユーカリの小枝を差し出せば、手を伸ばしそのまま奪い去ってしまいそうな勢いだ。
「なるほど可愛いに加えて力強い……いや本当に餌への食いつきが力強いぞ。思った以上にぐいぐい来るのだが」
苦笑気味に古安が振り返ると、間近でもこもこ身体を揺らすコアラをイツカは嬉しそうに眺めている。
そんな中、目の前にフッと現れたカンガルーがのっしりと間近を横切っていく。
立派なカンガルーは古安と目を合わせるとノシノシと歩き、その足の強靭な筋肉にも目がいったが、上腕もアスリートが鍛えているような筋肉がついている。
そうしてゆっくりと見上げるイツカなどは気にせず、カンガルーは木々の向こうへと消えていく。
体勢ではっきりとは分からないが、今のカンガルーはもしかすると古安より背が高かったかもしれない。
「こうして間近で見てみると、カンガルーはもちろんコアラも結構筋肉質なのだな」
考えて見れば木を登ったり、大地を走るのだ。それだけの身体が備わっているのだろう。
「ふむふむ、可愛いに加えて力強い……つまり、古安くんみたいってことだね!」
「お、俺が可愛い?」
思いがけない言葉に思わず古安が聞き返すと、その隙にコアラはユーカリの枝を奪い去ってく。
「ほら、戦争の時とかは力強くて頼もしいけれども、普段は結構可愛いところがあるし。
特に照れた時がとても可愛いの」
「いやその、普段からそうというより、イツカの前だから、だと思うぞ。うん」
身体を寄せるように下からイタズラっぽく覗き込むイツカの視線に、古安はそういうとこがと視線を泳がせ軽く照れる。
熱くなった頬に、今が夜で良かったと内心思いながら向こうから聞こえて来た草の揺れる音に、見に行こうと先を進める。
きっと指先から鼓動は伝わっているのだろうが、そこはお互い様。
「あれはワラビーか」
カンガルーにも似ているがどこか丸っとしたフォルムと何より、大きさが小さい。
そんなワラビーが数匹集まり、低い木の葉を食べている。
「コアラも可愛いけど、ワラビーも元気いっぱいで良いね。古安くん、見て!あそこにいるのは、もしかして赤ちゃんかな?」
「おや、子供のワラビーもいるのだな」
お腹が空いているのか、辺りが安全だからだろうか親のワラビーの影に小柄のワラビーがちょこちょこあるいている。
もしかするとお腹の袋は卒業したのかもしれない。
「うわぁ、ちっちゃくてかわいい! 抱っこできないかな?」
「こういう時は脅かさないよう向こうから寄ってきてくれるのをじっと待とう」
確か預かったワラビーの食べ物があったはずと、古安がトウモロコシやリンゴを取り出す。
まずは安全確認と大人のワラビーから、そっと近付いてくるので声を潜ませそっとイツカに話しかける。
「安心して興味を持ってもらえれば、触れさせてくれるかもしれん」
「世界に取り戻した、ふわふわな命のあたたかさを堪能できたらいいな」
互いに囁き合う声をくすぐったそうに感じながら、動き始めた子供のワラビーに、イツカはリンゴを差し出せば。
小さな顔が、ちょこちょことイツカの方へと歩き出すのであった――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【リザレクション】がLV2になった!
【ダブル】LV1が発生!
喩・嘉
幸児(g03876)と一緒に「アニマルふれあい体験」をする
朝顔の柄の落ち着いた印象の浴衣を着て、手を繋ぎながら森の中を歩く
友人たちがよく言っているコアラを見てみたいな
出会えたら、ユーカリの葉っぱをあげて、許されたら触ってみたい
見た目からはふわふわしていそうなんだが
どんな毛質なんだろう
オーストラリアにいると話に聞いた
クアッカワラビーを見てみたい……というか幸児に見せたいな
幸児はきっと気にいると思う
いつも笑っているように見える動物だって
餌は何を食べるかな。農場の者に聞いて、気にいる餌をあげたい
動物たちの可愛い姿を見ていると癒される
そして動物と触れ合っている幸児の姿も、純粋に可愛いなーと思う
クアッカワラビーは笑顔の幸児と並ぶとより一層……なんだかこう、面白い
スマホで撮影しておく
せっかく訪れることができたオーストラリアだ
この土地の自然と文化をいっぱい堪能しよう
守都・幸児
喩嘉(g01517)と一緒に「アニマルふれあい体験」をするぞっ
朝顔の柄の落ち着いた印象の浴衣を着て、手を繋ぎながらのんびり歩く
オーストラリアの獣たちに大興奮の俺だぞ
京の山でも見たことのねえ不思議な獣がいっぱいだ
あれが音に聞くコアラか…っ
喩嘉、すごい、もこもこだぞ、コアラもこもこっ
触らせてもらえるかな
俺の手は硬いから噛んだり引っ掻いたりされても平気だが
コアラを驚かせないか緊張するぞ
そーっと、そーっと、慎重に…
無事に触らせてもらえたら嬉しいぞ
毛皮がどんな感触か、喩嘉と感想を言い合おう
クアッカワラビーを初めて見て衝撃を受けるぞ
こいつが喩嘉の言ってた、にこにこしてる獣かっ
かっ…わいいなあ…っ
きっと縁起がいい獣に違いねえ
喩嘉と一緒に餌やりに挑戦しながら、俺もつられて笑顔になるぞ
視線を感じたら、クアッカワラビーと一緒ににこにこ笑顔で喩嘉を見つめ返す
獣たちに餌をやる喩嘉を綺麗だなあって思いながら
オーストラリアの自然を堪能できて大満足な俺だぞ
喩嘉と一緒だからいっそう楽しい
ここは命が元気な、いい土地だなあ
●結束の華咲く
祭り飾りに彩られた農場が暮れていく。
ランプと提灯の灯りが揺れる中、片方は草履をもう片方は下駄を鳴らし颯爽と歩いて行く。
美しい艶やかな黒髪を緩く編み、喩・嘉(瑞鳳・g01517)は灯る炎のような色の瞳を細め、並ぶ守都・幸児(祥雲・g03876)は深い青の双眸で嬉しそうに見つめ返す。
今宵は祭り。
オーストラリアの地に遊びに来た彼らも、それぞれ朝顔柄の異なる浴衣を纏い。
喩嘉は、紺から熨斗目花色に縦縞、その上に朝顔が花開く浴衣。
幸児は、紺と黒の市松模様にレトロな朝顔柄を重ねた浴衣。
どちらも落ち着いた大人っぽい雰囲気の浴衣で、互いに手を繋ぎ森林の方へと進んでいく。
「京の山でも見たことのねえ不思議な獣がいっぱいいるんだよな」
京の山だと何が見れるだろうか。ニホンジカ、ホンドギツネ、イノシシ、ムササビといったとこか。
期待に目を輝かせながら幸児はここに来るまでに聞いた、オーストラリアの動物たちを思い浮かべる。
「友人たちがよく言っているコアラを見てみたいな」
そんな風に喩嘉が微笑む。
え、友人ってあの大地を潤すとか耳で空を飛ぶとか、ぶっとんだコアラに憧れている人達だろうか。違うかなと思ったが、違わなかった。
なるほど。
だが、ここでしっかり愛でて正しいコアラを記憶していって欲しい。彼らは決して、彼らの言うようなとんでもコアラでは。
そう思った矢先。暗い森の中から物凄い勢いで走ってくる灰色の物体。
コアラだ!
「あれが音に聞くコアラか……っ!」
大興奮気味に前のめりで幸児が声を上げれば、コアラも来客に気付きピタッと動きを止める。
「見た目からはふわふわしていそうなんだが、どんな毛質なんだろう?」
だが良く見ると手の爪は以外に鋭い。木登りをする生き物だから仕方ないか。
「喩嘉、すごい、もこもこだぞ、コアラもこもこっ。触らせてもらえるかな」
見知った動物に接するように、おどろかさないで近づけるだろうか。
「俺の手は硬いから、噛んだり引っ掻いたりされても平気だが。驚かせないか緊張するぞ」
出来るだけ大きな体を小さく見せて、そーっと、そーっと。
もし会えたらとファームの案内で貰った、新芽の葉がついたユーカリの枝を喩嘉は取り出し、幸児に渡す。
そーっと、そーっと、慎重に……。ある程度距離を詰めたところでしゃがみ。
「大丈夫だぞ、ちょっと遊びに来たんだ」
敵意がない事を伝えるよう優しい声音で話しかけながら、幸児はユーカリを差し出せばコアラの方から近付いてくるではないか。
「お、おぉ?」
目の前に来たコアラは、始めはそろそろとユーカリの葉を口にし、安全を確信するとどっしりとその場に座り込み、じっくりと葉を食べ始める。
「触っても大丈夫かな?」
そろりと幸児が手を伸ばすと、意外としっかりとした弾力というかモコモコ。
喩嘉も追加のユーカリの葉を差し出し、食事の邪魔にならないようそっと背に触れ、頭と耳と軽く触れていく。
なるほど、確かに全体的に弾力のある短毛種の犬が近いだろうか。だが耳の辺りなどはこれでもかというほどフワフワの毛が揺れて愛らしさを強めている。
手触りのいいカーペットと言ってもいいか。
「モコモコしてるぞ」
「確かにそうだな」
フワフワよりモコモコだと納得してると立派な腕を木と間違えたのか、コアラが幸児の肩まで登り何とも微笑ましいツーショットが。
折角なので、そんな微笑ましい姿も、コアラを間に挟んだみんなの姿も喩嘉はいくつか写真におさめ想い出を増やしていく。
こうしてコアラはそのつぶらな瞳と姿で人を魅了してくのだろう。
もしも、彼らがあのとんでもコアラを追い求める人達に合流しても、きっと許されるはずだ。
一緒に散歩をするかと尋ねればコアラは頷いたようで、しばらく幸児の肩に捕まりユーカリをのんびりと堪能しはじめる。
少し戸惑った様子の幸児に構わないコアラの落ち着きっぷりと、彼には見えないであろうコアラのふわふわ尻尾の揺れる様に、喩嘉は笑みを零す。
暫く、夜の森林をコアラをお供に散歩していれば今度は前方の草叢が揺れ、ヒョコッと顔を出したのは新たなコアラ?
ではなく。良く見れば耳の形も毛色も違う。
後ろ足で立ちあがれば、やわらかなフォルムの身体と顔に笑顔のように見える口元。
「クアッカワラビーだ……」
幸児に見せたいと思っていたがと喩嘉が隣を見れば、目を輝かせた幸児とそれを見守りユーカリを食べるコアラと眼が合う。
「こいつが喩嘉の言ってた、にこにこしてる獣かっ。かっ……わいいなあ……っ」
「いつも笑っているように見える動物だって」
「きっと、縁起がいい獣に違いねえ」
本当に笑っているようにその顔は見え、世界一幸せな動物と言われるだけはある。
衝撃と共に、その何とも憎めない姿に幸児が和んでいると、クアッカワラビーの目はコアラが食するユーカリの枝にロックオン。
そういえば、好物は木の葉や木の芽。それもオーストラリアに自生しているであろう種類ともなれば、同じ草食動物が同じ草を食べる可能性は高く、目の前に食べやすいものがあれば気になっても仕方がない。
飢える視線を察したのか、コアラは素早く幸児の肩から近くの木へと飛び移ると、たちまち枝を伝いどこかへと消えていってしまった。
それこそ昼間寝ていた姿が想像つかないくらいの素早さで。
立ち去ってしまったコアラは残念だが、新しい友人に喩嘉はクアッカワラビーに、ユーカリの枝やリンゴをあげれば嬉しそうに頬張り始めてくれる。
さすが農場の人に事前に聞いてきたので、そのあたりはバッチリなようだ。
獣たちに餌をやる喩嘉は、どこか愛しむような姿にも見え。照らす灯りが、幻想的に彼の翅を輝かせ、夜をさらに美しく見せる。
素直に綺麗だなあって幸児は見惚れながら、同じようにクアッカワラビーに餌やりをしていれば。いつの間にか喩嘉の視線は幸児に。
クアッカワラビーと同じような笑顔で並んで、「どうした?」と振り返ればパシャリ。
そして癒されると喩嘉が嬉しそうに微笑む。
「幸児は、きっと気にいると思ってた。動物たちの可愛い姿を見ていると癒される。そして動物と触れ合っている幸児の姿も、純粋に可愛いなーと思うよ」
「そうか?」
「クアッカワラビーは笑顔の幸児と並ぶとより一層……なんだかこう、面白い」
「面白いのかよ」
嬉しそうに笑う幸児の笑顔は、クアッカワラビーよりもキラキラの笑顔で。
想い出の枚数はどんどん増えていく。
「せっかく訪れることができたオーストラリアだ。この土地の自然と文化をいっぱい堪能しよう」
「オーストラリアの自然を堪能できて大満足な俺だぞ。喩嘉と一緒だからいっそう楽しい」
今宵は祭り。まだまだ夜は長い。
次は何の動物に会えるだろうか。手を繋ぎ、彼らはゆっくりと二人っきりの道を歩いて行く。
「ここは命が元気な、いい土地だなあ」
「あぁ、そうだな」
大地の命も。そして、それに触れる者も全てが、明日もさわやかに迎えられるようにと美しく輝くのであった――。
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