カリマンタン島以西調査

 攻略旅団の提案により、グアムに戦力を集中させた冥海機が放棄した、東南アジアのカリマンタン島以西の調査を実行します。
 基地施設の多くは、放棄時に破壊されている可能性が高いですが、なにか残された情報などがあるかもしれません。
 この調査任務は、東南アジア西部の偵察を行っていた、クロノ・オブジェクト輸送艦『しんじゅく』を利用して行います。
 東南アジア西部の海域から、カリマンタン島に向けて航行しながら、場所を指定して調査を行ってください。

 ただしカリマンタン島だけでも日本列島の2倍以上の面積があり、「全域調査」は不可能です。
 今回の調査では、『2カ所』を指定できます。
 調査地域は、自由に設定できますが、範囲が狭いほど詳細に調査できます。
 それぞれ全く別の地域を指定しても良いですし、最初の調査で広い範囲を調査し、その調査で得られた情報を元に、より地域を絞った詳細の調査を行うといった事も可能です。

カリマンタン島以西を調査せよ!(作者 メリーさんのアモル
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#冥海機ヤ・ウマト  #カリマンタン島以西調査  #輸送艦『しんじゅく』 


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●カリマンタン島以西を調査せよ!
「攻略旅団の提案により、グアムに集結した冥海機が放棄した、カリマンタン島以西の東南アジア地域の調査を行う事になったよ!」
 と報告するのは時先案内人の有馬・福栄(零式英霊機のボトムマリナー・g09820)だ。
「この地域からは、冥海機の戦力は撤退しているけど、一般人の住人は残されているので、接触して情報を得る事も可能かもしれないね」
 ちなみに、東南アジアの島々は自然も多く、人口を賄うに十分な食料生産も期待される為、冥海機が撤退した後も生活に困窮している事は無いようだ。
「今回の調査はリグ・ヴェーダ海域を探索してきた輸送艦『しんじゅく』を利用して、この地域の調査を行うよ」
 とはいえ、カリマンタン島以西は広い。日本列島の二倍近い広さがある。その全てを探索しきる事は難しいだろう。
「だから、今回の調査では、『2カ所』の調査を行う事とするよ。まずは、『どの地域を、どのような理由で、どうやって調査するかを指定』し、調査する場所を決定しようね」
 一般人が多く住む町や港では、一般的な情報を得る事ができますが、機密情報などを得る事は出来ないだろう。
 一方、探索により、秘密基地のようなものを発見出来れば、一般人との会話は出来ないが、機密情報やクロノ・オブジェクトなどを得る事が出来るかもしれない。
 どう選ぶかは、ディアボロス達次第だ。

「改めて作戦の手順を説明するよ」
 まず、一ヶ所目に調査を行う場所を決定し、その場所の調査を行う。
 次に、二ヶ所目に調査を行う場所を決定し、その場所の調査を行う。
 といった流れとなる。
「攻略旅団の提案による調査だから、調査の精度が上昇しているようだよ」
 これは、実際の調査だけでなく、調査地域の決定にもかかわっており、多くの調査候補があれば、それだけ、有益な情報を得る地域を選び出す事が出来るだろう。
「同じ地域でも、調査の仕方や重視する物などが違えば、得られる情報は変わってくるだろうからね、色々工夫して調査を行ってみてね」

「これから調査する海域からは冥海機は完全に撤退したみたい。交戦の可能性はないだろうね」
 攻略旅団からは制圧するという方針も出ていたようだが、制圧すれば内政の業務が生じるので、攻略に影響が出る可能性がある、と福栄が警告する。
「幸いにして、東南アジアの地域は自給自足が可能で、冥海機が一般人を軍事教育して利用していたため、普通に生きていくことはできるみたいだ。『吸血ロマノフ王朝』のように餓死者・凍死者が大量発生するようなことはないから、問題が起こらない限りは、一般人の自主性に任せるのが良いんじゃないかな」
 そう言って、福栄は話を締め括った。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【無鍵空間】
1
周囲が、ディアボロスが鍵やパスワードなどを「60÷効果LV」分をかければ自由に解除できる世界に変わる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV1 / 【リザレクション】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

メリーさんのアモル
 調査範囲を実際調べたら思ってたより広くて、これはどこを選ぶのか考えるのは大変だなぁ、と感じました。
 こんにちは、アモルです。

 皆さんがどこをどう調べるのか私もワクワクしております。

 選択肢については見たままですので、解説は致しません。
 ①→②→③→④の順番に処理していきます。

 各選択肢についてですが、「その選択肢に最初のプレイングが確定した翌々日の8時30分までに来たプレイング」を有効として判定をさせて頂く予定です。
 1日目8時30分:最初のプレイング確定。
 2日目8時30分:様子見。
 3日目8時30分:このタイミングで確定したプレイングまでで判定。
 と言ったイメージです。
 プレイングが一つ確定したら、その翌日中にはプレイングを提出頂く必要があるイメージですね。

 それでは、皆さんのプレイング、楽しみにしております!
13

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


ラキア・ムーン
ふむ、カリマンタン島か以西……
確かにこれだけ広ければ、敵も処理し忘れた拠点の1つはある……か?

これだけ広大である以上、一箇所目は聞き込みを行ったほうが良いだろう
先ずは人口の多い場所で、冥海機の足取りを追おう
とはいえ、それでもまだ候補は多い

……ふむ先ずはシンガポールの人口密集地で、冥海機の動きを聞き込もう
リグ・ヴェーダの攻略が開始され、かのディヴィジョンにシンガポールが含まれて居ないことが分かった
であれば、そこは大淀達対リグ・ヴェーダが駐屯していた拠点があるのでは?
無論、残っているかは不明だが……それでも探ってみる価値はありそうだ

先ずはシンガポールの一般人にかつて此処に居た冥海機達について聞き込みを行う
当然一般人相手であるから、目ぼしい情報は少ないだろう
本命は2度目だ
1度目の調査は広く情報を集め、その後精査し基地情報などの精度を上げ探る
私のプランはこれだ

……正直ボルネオ湾も史実的に考えれば捨て難いのだが
境界付近の調査は捨て難いな

アドリブ連携等歓迎


「ふむ、カリマンタン島か以西……。確かにこれだけ広ければ、敵も処理し忘れた拠点の1つはある……か?」
 輸送艦『しんじゅく』の甲板上で調査可能な範囲を確認しつつ、そう呟くのは、銀の髪を纏めたスタイリッシュなデーモンのディアボロス、ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「これだけ広大である以上、一箇所目は聞き込みを行ったほうが良いだろう。先ずは人口の多い場所で、冥海機の足取りを追おう」
 そうは決めても、まだ聞き込み出来る場所の候補は多い。
 その中からどこを選ぶか。
「……ふむ。先ずはシンガポールの人口密集地で、冥海機の動きを聞き込もう」
 結論として、ラキアはこのように提案する。
 そのままラキアは自身の提案理由を続ける。
「リグ・ヴェーダの攻略が開始され、かのディヴィジョンにシンガポールが含まれて居ないことが分かった」
 であるならば、とラキアは続ける。
「そこは大淀達リグ・ヴェーダが駐屯していた拠点があるのでは? 無論、残っているかは不明だが……、それでも探ってみる価値はありそうだ。
 当然一般人相手であるから、目ぼしい情報は少ないだろう。本命は2度目だ。1度目の調査は広く情報を集め、その後精査し基地情報などの精度を上げ探る」
 この場には他に何人かのディアボロスがいたが、反対意見は出なかった。
 むしろ、積極的にシンガポール行きを支持した上で、もし推測が違った場合――例えば、シンガポールが『冥海機ヤ・ウマト』に含まれなかった場合など――に、代わりの案を提示している程度であった。
「ならば、出発だ。目標はシンガポール。先ずはシンガポールの一般人にかつて此処に居た冥海機達について聞き込みを行う」
 ベトナム沖に停泊していた『しんじゅく』が進路を南南西に取り、シンガポールへと向かう。

 やがて目標であるシンガポールが見えてくる。シンガポール以外のマレー半島は『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』の領域であるため、シンガポールは独立した島となっている。
 ディアボロスの間では既にシンガポールが『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』に奪われていたり、他のディヴィジョンであったりする可能性が危惧されていたが、幸い、その心配はなさそうだ。当初の目標通り、シンガポール島に向かう。
 シンガポール島の面積は舞鶴市と佐世保市を足したくらいの広さであり、台湾島の5分の1程度の広さだが、東洋艦隊の拠点となっていただけはあり、多数の一般人も住む軍港都市として機能していたようだ。
 『しんじゅく』がその軍港都市へ接近すると、その様子が少しずつ分かってくる。
 目につく港湾施設などは全て破壊されているようで、海には一般人が木製の漁船などを出して魚を獲っていたり、畑を作っていたり、などして自給自足を行っているようだ。
 また、破壊された港湾施設にはバラック小屋が作られ、一般人が暮らしている様子が見て取れる。
 さぁ、ここから何を探っていくかは、ディアボロス次第だ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

ラキア・ムーン
ふむ、シンガポールはやはり東洋艦隊の拠点だったか
奴等が撤退するには十分な余裕があった、やはり目立つ部分は破壊されているな
だが少なくとも、完全な更地にはしていないようだ
何かしら残っているやもしれんな

港湾施設、バラック小屋付近の一般人に話を聞こう
プラチナチケットを使用
台湾島方面よりやってきた、軍関係者を名乗り接触しよう

名目としてはある程度戦況が安定した為、利用できる物資の回収と一般人の生活調査……だろうか
一般人から聞き取りをし、破壊される前の港湾施設配置図を起こしていこう
あれば司令室、倉庫、どの辺りに随伴艦が沈められたか等
何かしら回収出来そうな手掛かりとなる情報や、東洋艦隊がまだ在籍していた頃の様子も聞き込む
敵の行動と施設を照らし合わせれば、見えてくるものもあるかもしれん

後は余裕があれば、この近辺で戦闘があったかどうか
何か見慣れぬ漂着物等あったか等も聞いておこう
リグ・ヴェーダとの方針は関わらないこと
だが、向こうからのアクションがあったやもしれんしな

アドリブ連携等歓迎


「ふむ、シンガポールはやはり東洋艦隊の拠点だったか」
 ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は、明らかになった事実を再確認しつつ、輸送艦『しんじゅく』からシンガポール島へと降り立った。
「奴等が撤退するには十分な余裕があった、やはり目立つ部分は破壊されているな。だが少なくとも、完全な更地にはしていないようだ。何かしら残っているやもしれんな」
 そう言いながら、ラキアは【プラチナチケット】の効果を発動し、港湾施設に築かれたバラック小屋の一般人に近づく。
 ラキアは、台湾島方面からやってきた軍関係者だ、と名乗って声をかける。【プラチナチケット】の効果により、一般人からラキアは関係者に見ている、そこに名乗りを加えることで、相手の認識を自分に都合の良いように誘導する。
「おぉ、外からのお客さんか」
 ただ一般人は外の様子をあまり把握してはいないのか、とにかく外からのお客さん、と飲み把握したようだ。
「みんな、外からお客さんが来たぞ!!」
 ラキアが言葉を続ける前に、一般人は周囲にそう呼びかける。
 一般人達は外から来たと言うラキアに群がり、口々に問いかける。
 曰く。
「外の様子はどうなっているか」
「冥海機の皆さんは、いつ頃戻ってきてくれるのか」
「敵が攻めて来たりしているのか」
 ラキアは一瞬面食らった末、冷静に返事をする。
 曰く、ある程度戦局は安定してきている。利用できる物資の回収と皆さんの生活調査に来た、と。
 そう言って、ラキアはまずは生活の様子を尋ねることにした。
「食べていく事はできるが、いろいろ足りない者は多いな。燃料も足りないので、明かりは諦めて、日の出と共に起きて、日の入りと共に寝る健康的な生活さ」
 やや自嘲の色の混じったそんな返事をもらえた。
 事前情報通り、生きていけてはいるようだが、やはり物資の不足はあるようだ。
 ラキアは続けて、物資回収のため、破壊される前の港湾施設配置図を作りたい、と申し出る。司令室や倉庫などの配置を知りたかったのだが。
「俺達がそんな情報を持っているわけないだろ? それとも台湾島だとそんなところまで軍属が関われるのか?」
 と、残念ながら有力な情報は得られそうにない。
「そもそも、持ち出せる物は全て運び出したと聞いている。新たに回収とかは無いんじゃないか?」
 と、一般人の男。
(「ほう、『持ち出せる物は』、と来たか……」)
 ラキアはその言葉に興味深いものを感じつつも、さらに問いを重ねる。
 続いての質問は、この辺りで戦闘があったかどうか、だ。
 『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』との戦闘可能性を考慮しての問いだったが。
「戦闘? いや、この辺りは平和なもんだったよ」
 とのことだった。
「そうだ。施設の配置は無理だが、この島の地図で良ければあるよ。よかったら持っていくかい?」
 と差し出したのは島のどの辺に「一般人が知るレベルの施設」があるかを示した、手製の地図だ。
 ラキアはそれにお礼を言ってその地図を受け取ることにした。

 シンガポール島での最初の調査はこのような結果となった。
 これを受けて、シンガポール島での次の調査はどのようなことを行おうか。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!

月鏡・サヨコ
リグ・ヴェーダが、境界地帯のシンガポールにまだ侵攻していないとはな
まだ排斥力が落ち切っていないから、だろうか……?

受け取った地図を見つつ、シンガポール島の北岸方面に向かう
ジョホール海峡を隔ててマレー半島と向き合うそこは、まさに最前線
一般人も知る大規模な防衛施設や工廠、或いはその中の特殊な機材の発見に期待できるかもしれない
また、過去に報告されていた「リグ・ヴェーダからのクロノ・オブジェクト漂着」が起きている恐れもある
以前は冥海機が見つけては破壊していたけれど、もしこの島にも流れてきているなら、今は放置されていそうだ

双眼鏡を持って海岸沿いを歩き、目当ての軍事施設や、ディヴィジョン境界付近の海浜に異常がないか探そう
例のクロノ・オブジェクト以外にも、境界の揺らぎや敵が侵入を試みた痕跡が見て取れれば重要な情報になる
軍事施設があれば中に入り、台湾島の船舶製造装置のような有益な道具の有無を調査
屋外でも施設内でも、何かしらクロノ・オブジェクトを発見した場合は【操作会得】で使い方が分からないか試そう


「リグ・ヴェーダが、境界地帯のシンガポールにまだ侵攻していないとはな。まだ排斥力が落ち切っていないから、だろうか……?」
 と、『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』との戦闘が発生していないことに疑問を覚えながら、貰った地図を片手にシンガポール島を北へ北へと歩いているのは灰色の髪に紫の瞳を持つミステリアスな零式英霊機のディアボロス、月鏡・サヨコ(水面に揺らぐ月影・g09883)だ。
 辿り着いたのはシンガポール島の北岸。
 本来であればジョホール海峡、若しくはジョホール水道と呼ばれる海峡がある場所だ。
 実際には海峡の向こう側にあたるマレー半島は『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』の領域に含まれているため、『冥海機ヤ・ウマト』では広大な海が広がっているにすぎないが。
 見た目はどうあれ、この海の向こう側にあるのは『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』のマレー半島が存在する。
 言うなれば、ここは『冥海機ヤ・ウマト』と『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』の最前線である。
 実際、一般人から貰った地図には北岸に冥海機の軍事施設が存在することが示されている。
 サヨコは北岸に到着した後は、双眼鏡を片手に、その軍事施設の方へ向かって海岸沿いを歩き始めた。
 真っ直ぐに軍事施設を目指さず、まず一度真っ直ぐ北へ向かい、北岸に出たのは理由があった。
(「境界の揺らぎや敵が侵入を試みた痕跡が見て取れれば重要な情報になる」)
 気になるのは、やはり『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』の動向であった。
(「また、過去に報告されていた「リグ・ヴェーダからのクロノ・オブジェクト漂着」が起きている恐れもある」)
 それは以前は冥海機が発見次第破壊していた代物。今もなお流れ着いているなら、今は放置されており、流れ着いたままになっているはずだ。

 だが、結論から言えば、リグ・ヴェーダからの漂着物は、発見できなかった。新たな漂着は発生していないのかもしれません。
(「とすると、『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』の戦略に何か変化があったのかもしれないな」)
 やがて、サヨコは軍事施設へと到達する。
 軍事施設を捜索すると、そこには、台湾島と同様の造船施設を発見することが出来た。
 だが、台湾島と違い、中枢が破壊されている為、再利用は難しそうだ。
(「台湾島は取り戻すつもりがあったが、シンガポールはそうではない……という事かもしれないな」)
 サヨコはそう考察しつつ、破壊された造船施設を眺める。
 よく観察すると、中枢を破壊して利用不能としている関係上、破壊のされ方が、台湾島とは大きく違う事が分かる。

 シンガポール島での大まかな調査はこれで完了だ。
 次はどこかを重点的に調査するのか、それとも全く別の場所を調査するのか。
 ディアボロスの二度目の調査地点を決める時だ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【操作会得】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

ラキア・ムーン
ふむ、流石に海沿いの施設はおおよそ破壊済み……か
まあ、十分な余裕をもって撤退出来ているのだから当然か
このままシンガポールを探るか、いっそ別を探るか……それが問題だな

……ふむ、台湾島のそれとは破壊の仕方が異なるか
破壊された施設を調べる事で、台湾島クロノオブジェクトについての理解が深まるやもしれん
そうでなくとも最優先で奴等が壊したかったものを推測出来るのは、今後の攻め手を打つ上での指針となるやもしれん

引き続きシンガポールで、軍事施設を重点的に調べる事を提案しよう
他にも気になる地域はあるにはあるが……手広くやるよりは、とりあえずシンガポールの調査を済ませてしまおう
敵の……リグ・ヴェーダの戦略がどうであれ、地理的に見れば最前線である事には違いあるまい
追調査し、何もなければ何も無いと言うことが分かる
地域の戦略的重要性を調べるのもまた、有用だ
ハワイ攻略だけに集中出来るしな

別所はまた次に調査で赴けば良いさ
機会があれば、の話にはなるが
そういう意味でも此処での調査を徹底しよう

アドリブ等歓迎


「ふむ、流石に海沿いの施設はおおよそ破壊済み……か」
 シンガポールの大枠での調査が終わった結果について、呟くのはラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「まあ、十分な余裕をもって撤退出来ているのだから当然か。このままシンガポールを探るか、いっそ別を探るか……それが問題だな」
 そうなると悩むべきは次の方針だ。
 シンガポールにはまだ深掘りするべき箇所があるのか、それともシンガポールは十分と判断し、別の場所を捜索するのか。
「……ふむ、台湾島のそれとは破壊の仕方が異なるか」
 そこでラキアが気になったのは破壊された施設についての情報だった。
「破壊された施設を調べる事で、台湾島クロノオブジェクトについての理解が深まるやもしれん」
 その浮かんだアイデアは正しいように思われた。
 なので。
「引き続きシンガポールで、軍事施設を重点的に調べる事を提案しよう」
 ラキアの提案はシンガポールの軍事施設を重点的に調べる、というものになる。
「他にも気になる地域はあるにはあるが……手広くやるよりは、とりあえずシンガポールの調査を済ませてしまおう」
 続けてラキアは提案理由を続ける。
 もちろん、一番の理由は最初に触れた台湾島のクロノオブジェクトについてなのだが。
「敵の……リグ・ヴェーダの戦略がどうであれ、地理的に見れば最前線である事には違いあるまい。追調査し、何もなければ何も無いと言うことが分かる。
 地域の戦略的重要性を調べるのもまた、有用だ。ハワイ攻略だけに集中出来るしな」
 故に、シンガポールの軍事施設を重点的に調べる、とラキアは改めて自身の提案を告げる。
「別所はまた次に調査で赴けば良いさ。機会があれば、の話にはなるが。そういう意味でも此処での調査を徹底しよう」
 そう言って、ラキアは自身の提案を締め括った。

 かくして、ディアボロスはシンガポールに留まり、今度は軍事施設を重点的に調べることになった。
 改めてシンガポールの軍事施設に立ち戻る。
 軍港としての設備、規模とも、台湾島に勝るとも劣らないものである。
 また、全体的に、イギリスっぽい建築物が多いのも特徴と言えそうだ。
 いずれも、東洋艦隊の本拠地であった影響だろう。東洋艦隊のボスは『プリンスオブウェールズ』だったという話だ。
 軍港の施設については、一回目の調査で軽く調べた通り、基幹部分が完全に破壊されているので、修復するのはやはり不可能のようであるが、逆に、基幹部を破壊すれば利用が不可能と言う事で、それ以外の部分の破棄は徹底されていないようだ。
 再利用する前提で基幹部分を破壊しなかった、台湾島の軍事基地とまさに反対の破棄の仕方といえるだろう。
 さぁ、何から調べようか。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【無鍵空間】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!

ラキア・ムーン
台湾島の施設は基幹部分を残しての破壊
対して此方は基幹部分を中心に破壊か
さてもう少し小振りなものならニコイチ修復に使えそうだが、この規模の施設ではな
まあ、出来る範囲でだな

さて規模として同程度であれば、配備している設備も似ていよう
台湾島の施設情報が多少なりとも役に立つやもしれん……か?
ま、あまり期待はせずに何かあれば儲け物と考えるか

怪力無双を使用し、邪魔になる瓦礫等あれは除去していこう
確実なのは、台湾島建造設備と同型施設を探る事かな
思えば手探りで使い方を探ってきた、基本マニュアル等あれば設備の拡張移設等出来るやもしれん
……まあ、使い道があるかどうかは知らんが

後は台湾島に残された設備、その基幹部分と組み合わせて使えそうなものを探そう
とはいえ時代的には通信設備程度にはなるか
分解し、トレインや艦船に乗せられそうなものを探っていこう

後は期待は薄いが、台湾島封印施設
あれに似た設備があれば一応見ておこう
今更有用なものがあるとは思えんが、開いていない宝箱は気持ちが悪いからな
何か開封のヒントでもあれば幸運だ


「台湾島の施設は基幹部分を残しての破壊。対して此方は基幹部分を中心に破壊か」
 現状を確認しながらそう呟くのは提案者であるラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)だ。
「さてもう少し小振りなものならニコイチ修復に使えそうだが、この規模の施設ではな。まあ、出来る範囲でだな」
 そう言って、ラキアは早速、軍事施設の探索を始める。
「さて規模として同程度であれば、配備している設備も似ていよう。台湾島の施設情報が多少なりとも役に立つやもしれん……か? ま、あまり期待はせずに何かあれば儲け物と考えるか」
 そんな方針を元に【怪力無双】の効果を発動し、邪魔な瓦礫などを除去しながら軍事施設を覗いていく。
「確実なのは、台湾島建造設備と同型施設を探る事かな」
 思えば、ディアボロスはあれらの造船施設を手探りで探ってきた。マニュアルが見つかれば設備の拡張など、出来るようになるかもしれない。
 ラキアは共に来た仲間のディアボロスと協力し、軍事施設を探っていく。
 残念ながらマニュアルは見つからなかったが、造船施設にの残骸については、使えそうなものもありそうだ。
「よし、台湾島に残された設備、その基幹部分と組み合わせて使えそうなものを探そう」
 ラキアは共に来た仲間のディアボロスに指示を始める。
 最初からしていたように造船施設の瓦礫を除去し、その中に存在する複雑で再現が難しいと思われる部品を優先して取り外してパラドクストレインに積み込んで、行く。
 また、持ち出せなさそうな部品についても、新宿島の有識者達なら、破壊されてどうなっているかわからなかった部分の解析に使ってくれるはずなので、写真などでデータを取ることとした。
「規模的に難しいかと思ったが、これだけの部品や情報があれば、攻略旅団の方針によっては、台湾島で大型艦船の建造などもできるかもしれないな」
 大型船舶、例えば戦艦などを作ることも不可能ではないかもしれない。ラキアはそんな風に感じた。あくまで攻略旅団の方針次第だが。
「後は期待は薄いが、台湾島封印施設だ」
 翔鶴から示唆された台湾島の封印された施設だ。
「恐らくだが、台湾島の施設の封印とやらも、破壊はしないが厳重に使用できないように細工を施したものだろう。この施設には、そういった封印は無いのだから、こちらでデータや部品を取る事は有益だろうな」
 そう判断し、造船施設に拘らず、施設全般の部品の持ち帰りや写真を撮っていく。
 これもうまくすれば台湾島の封印された施設をどうにかするのに役立つかもしれない。
 ラキアはそうして、有益な情報を集めていった。
 あとはこれを活かすも殺すも、ディアボロス次第だろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!

シル・ウィンディア
基幹部分以外が残っているなら、細かい情報とかそういうのがありそうだよね。
例えば、書庫とかそういうものがあったらいいんだけどね。

持ち運びできる大切なもの自体は持って行かれているってことだけど、例えばメモとか、軍事行動に必要じゃない書類なんかはあるかな?
もちろん、必要な書類があればそれに越したことはないけど…。
書類などがあれば、書物解読の効果も使って解読していくよ。

あとは、軍事基地の施設全体を見回ってみるよ。
持ち運びできない大切なものは壊されてたり、持ち運びできるものは持って行かれたりしていると思うけど、それ以外でも、役に立ちそうなものはあると思うし。

…例えば、リグ・ヴェーダとの交戦記録の断片とか残っていたらいいんだけどね~。持ち去られてそうな気もしないでもないけど。

書類や気になる部品、もしあればだけど、小型のクロノ・オブジェクトなどがあれば鞄やリュックに詰めて最終人類史に持ち帰るよ。


「基幹部分以外が残っているなら、細かい情報とかそういうのがありそうだよね。例えば、書庫とかそういうものがあったらいいんだけどね」
 そう言って、シンガポールの軍事施設に降り立つのは大きな青い瞳が魅力的なシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)だ。
 シルは先のラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)の指示に従って軍事基地の施設全体を見回ってみて、部品や写真資料収集に協力しつつ、自分なりに探したいものを探していた。
「持ち運びできる大切なもの自体は持って行かれているってことだけど、例えばメモとか、軍事行動に必要じゃない書類なんかはあるかな? もちろん、必要な書類があればそれに越したことはないけど……」
 それは、書類だ。
「……例えば、リグ・ヴェーダとの交戦記録の断片とか残っていたらいいんだけどね~。持ち去られてそうな気もしないでもないけど」
 そう言って、シルはラキアの手伝いをする傍ら、書類を探し始めた。
 まず、書庫などの資料は持ち出されているか破棄されていた。
 施設すべてを破壊するのは大変でも、書籍くらいは簡単に処分できるので、処分していったのだろう。
 恐らく重要でないものは残されていたり、ゴミ箱に捨てられた書類などは確認出来たが、レベル1の【書物解読】では大した情報は得られそうにない。
 だが。
「【書物解読】というのは良いかもしれないな」
 その様子を見ていたラキアが呟く。
 【書物解読】は効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
 今、ここで読んでも意味はないが、新宿島に持ち帰れば、最大レベルの【書物解読】により、様々な関連知識を得られるはずだ。
「そっか。その情報をコンピューターや専門家が解析してくれれば……」
 その言葉にシルも頷く。
 効果的な情報が得られる可能性はある。
 あとは攻略旅団の方針次第で、有効活用出来る可能性は跳ね上がるだろう。
 シルは有用性の判断を自分でせず、ひたすらに見つけた書類を集めることに専念することにした。
 その過程で、気になるものは箱に詰めて押収することにした。ラキアの集めている部品や写真資料ともども何かの役に立つことだろう。

 かくして、シンガポール島の終始したカリマンタン島以西の探索は終了した。
 あとはこれらの結果を如何に活かすか、それだけだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【書物解読】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年09月26日