蹂躙戦記イスカンダルVSアルタン・ウルク
~決戦時空・イラン北東部~

 シュゴォォォ……シュゴォォォ……!

「アルタン・ウルクども、砦に籠もる守備部隊を相手に、閉所戦闘用の小型個体を出して来たか。
 だが、あれは『魏延』か? 奴らに取り込まれるとは無様な。
 伝令、ゴブリン兵団に前進の指示を出せ。己の命を以て、イスカンダル王の領土を守らせろ。
 トループス級など幾ら死んでも構わん。この《七曜の戦》を乗り切り、また好きなだけ増やせば良かろう」