《七曜の戦》聖女と教皇

ターン開始時の攻略可能戦場

①新宿島【制圧済み】

 ディアボロスの本拠地、新宿島です。
 火刑戦旗ラ・ピュセル内のオルレアンの北東に出現しています。
 ディアボロスは効果1【飛翔】【フライトドローン】等、またはルートを繋ぐことで出現する「新宿島と各戦場の間を移動するパラドクストレイン」によって、戦場間を移動できます。
 今回の戦争では、新宿島は攻撃を受けません。
・新宿島は複数の術式やクロノ・オブジェクトを応用した「新宿島大結界」で覆われ、敵の攻撃から守られています。
・天正大戦国で入手した『カラクリ罠』で妨害を行い、突入された際の被害を軽減可能です。

②パリ【制圧済み】

 オルレアンから北に130kmほど離れた、断頭革命グランダルメのパリです。既にディアボロスはこの地の防衛に成功し、《七曜の戦》後の最終人類史への奪還が確定させました。今回の戦争でも、攻略開始地点として利用可能です。

③シャルル・アンリ・サンソン

 フランス革命期の死刑執行人の名を持つ、ジェネラル級自動人形です。全身に装備されたギロチン刃による近接戦闘を得意とします。
『サンソン型自動人形』の進化型とも言える一体であり、処刑による人命を使ったエネルギー回収で、より大きなエネルギーを生むため、フォンテーヌブロー宮殿でピウス7世と共に研究に当たっていました。
 医学的な見地からリターナーやマミーにも興味を持っていたようです。

特殊ルール:消耗(小)

 この戦場の敵は兵力を消耗しています。
 ファーストアタック開始時点の敵残存率が「80%」となります。

④ピウス7世

 史実において、皇帝ナポレオンと激しく対立した教皇の名を持つジェネラル級自動人形です。
「感情エネルギーの収集効率が悪い」という自動人形の種族的欠陥の改善を目指し、フォンテーヌブロー宮殿で『信仰』に関する研究を行っていました。
『復讐心』を利用可能なキマイラウィッチとの協力関係に活路を見出し、断片の王ジャンヌとの交渉に打って出ています。玉座型移動装置により、超高速で戦場を駆け巡りながら放たれる説法は強烈な精神破壊力を発揮します。

特殊ルール:消耗(小)

 この戦場の敵は兵力を消耗しています。
 ファーストアタック開始時点の敵残存率が「80%」となります。

⑤ハーピィ・インクイジター

 シスターを連想させる姿のキマイラウィッチです。相手が教皇型の自動人形ということで、断片の王に会う前にピウス7世との取次を行っています。なおピウス7世の反応は微妙でした。おそらく服装に原因があるものと思われます。

⑥キメリエス

 悪魔キメリエスの名を名乗るキマイラウィッチです。火刑戦旗ラ・ピュセル内でディヴィジョン形成当初から魔女として動いていた1体で、多数の少年少女を生贄に捧げる邪悪な儀式を繰り返した末、ディアボロスを相手に「火刑」されました。その後、惨めな灰の姿で雌伏の時を過ごした後にジャンヌの謀略を経て復活を遂げ、逆恨み的な『復讐心』を燃え盛らせています。

⑦糸紡ぎ姫

 蜘蛛人間「アラクネ」の姿をしたキマイラウィッチです。
 製糸業を行う女性を捕らえ、自分に相応しい織物を織らせようとする『魔女』として悪行を繰り返した末、ディアボロスにより「火刑」に処されました。

⑧ギヨーム老

 人間がライオンや蠍と融合した、いわゆる「マンティコア」のような姿のキマイラウィッチです。重々しい喋り方をし、話が通じるような振る舞いを見せますが、その知恵はもっぱら人々やディアボロスを苦しめ、いかにして『復讐心』を稼ぐかにのみ向けられています。

⑨人間城塞

 リクガメと融合した肉体を持つ騎士のキマイラウィッチの中でも、特に巨大な体躯を持つ個体です。
 朴訥な性格の騎士として振る舞いつつ、裏で非道を働いていた『魔女』で、「火刑」の後に復活しました。
 動きは鈍重ですが、断片の王に近づこうとする敵を身をもって叩き潰さんとします。

⑩鎧豚デュ・ゲクラン

 史実における百年戦争初期のフランス王軍司令官も務めた騎士、ベルトラン・デュ・ゲクランの名を持つジェネラル級キマイラウィッチです。
史実におけるゲクランは「鎧を着た豚」の異名を持ちましたが、キマイラウィッチとして現れたゲクランは、文字通り「鎧を着た豚」そのものというべき姿をしています。
 見た目に違わぬ怪力の持ち主で、戦槌を用い、相対する敵を叩き潰していきます。

特殊ルール:封鎖

 この戦場は「強行突破」できません。先の戦場に進むには、この戦場を制圧する必要があります。

⑪ジャンヌ・ダルク

 ディヴィジョン『火刑戦旗ラ・ピュセル』の断片の王、ジャンヌ・ダルクです。
 広いとはいえないディヴィジョンの戦力でどうにかして《七曜の戦》を乗り切るため、『復讐心』を活用し、可能な限り個体戦力を上げる道を選び、現地ディアボロスを利用した計画を立案、成功させています。
 なお、捕らわれての火刑でなくパラドクスで普通に死んだ魔女も多数いる、シャルル7世らディアボロスが記憶を消した自分をうまく『処刑』してくれるかが不明など、彼女の計画には運任せとしか思えない部分も多く存在します。
 悪辣な計画を立てる部分と、不確実性を許容する刹那的な性格を併せ持っているといえるのかもしれません。

特殊ルール:断片の王

 ジャンヌ・ダルクはディヴィジョン『火刑戦旗ラ・ピュセル』の断片の王です。撃破できれば、『火刑戦旗ラ・ピュセル』全域を最終人類史に奪還できます(※第3ターン終了時に新宿島は元の位置に帰るため、今回は撃破は不可能です)。