『九十九奉納物詳録』卅六頁二項。

とある寺に奉納されし鏡の御業を顕現させる述。
鏡は老僧の行先を照らし、彼に降りかかる災いを祓ったと記されている。

御業を受けた者に、外敵を焼き貫く光条を与える。
WIZ544 1498ダメージ(3体) 【照明】 【ガードアップ】　No.254

『九十九奉納物詳録』八頁五項。

とある寺に奉納されし破魔弓の御業を顕現させる述。
かつて百鬼夜行が内裏を踏み荒らそうとした折、ときの陰陽師によって弓鳴らされ、百鬼を退けたと記されている。

御業を受けた者に、弓引く限り揺るがぬ音の結界を与える。
WIZ544 1844ダメージ(1体) 【防衛ライン】 【アヴォイド】　No.924

『永代御預品目録』四十頁三項。

とある寺にて蔵匿されし文箱の凶禍を顕現させる述。
文箱には淫蕩を極めた女四ノ宮の情念が宿り、近付く者を虜にすべく秋波を送ると記されている。

文箱の凶禍を受けた者は、麗しき女四ノ宮の繊手に魂尽きるまで縋り続けることになる。
WIZ544 1521ダメージ(2体) 【現の夢】 【ロストエナジー】　No.127

『永代御預品目録』十三頁二項。

とある寺にて蔵匿されし薬研の凶禍を顕現させる述。
薬研にはその不老性ゆえに害された薬師の怨念が宿り、欲に溺れし者に病魔を与えたと記されている。

薬研の凶禍は悪しき魂を持つ者を微塵に碾き裂き、善なる魂持つ者の傷を癒す。
WIZ544 1998ダメージ(1体) 【活性治癒】 【ドレイン】　No.805

『永代御預品目録』亖六頁五項。

とある寺にて蔵匿されし仕込杖の凶禍を顕現させる述。
杖には口消されし者の怨念が宿り、足音も衣擦れも杖音も無く物言わぬ軀だけがその場に残ったと記されている。

杖は月無き夜も持ち主を導き、その凶禍は相対する者の喉元に刃を走らせる。
SPD381 1574ダメージ(1体) 【完全視界】 【ダメージアップ】　No.253

『九十九奉納物詳録』三頁六項。

とある寺に奉納されし魚鉢の御業を顕現させる述。
この鉢の水がいっぱいに満ちている時、その邸は悪意ある者から身を隠し、また火矢さえ邸を避けたと記されている。

御業を受けた者に、悪意ある物から身を隠す光の加護を与える。
SPD381 1180ダメージ(3体) 【光学迷彩】 【リザレクション】　No.946

『永代御預品目録』六十二頁二項。

とある寺にて蔵匿されし絵巻物の凶禍を顕現させる述。
絵巻物には丙丸に魅入られた画師の魂が宿り、新たな画題を求めて罪なき者をもその凶禍にかけたと記されている。

画師の墨は首枷の如く、罪人を囚え刃の下に跪かせる。
SPD381 1574ダメージ(1体) 【託されし願い】 【ガードアップ】　No.947

『永代御預品目録』四頁三項。

とある寺にて蔵匿されし大葛籠の凶禍を顕現させる述。
神木を絞め枯らした木から作られた匣は、匣となって尚自らの内に抱えたものを絞め上げ、滴を啜ると記されている。

欲深き者が選んだ大きな葛籠は、そうしてまた大きくなってゆく。
WIZ544 1798ダメージ(2体) 【書物解読】 【ロストエナジー】　No.306

九十九奉納物詳録、十一頁二項。

とある寺に奉納されし鯨銛の御業を顕現させる述。
かつて鰭のひとかきで舟を返し、ひと跳ねで津波を起こした大鯨を、海神への祈りを以て射ち沈めたと記されている。

御業を受けた者に水雷の如き銛のひと射ちと、水を友と成す海神の加護を与える。
SPD381 1574ダメージ(1体) 【水中適応】 【ロストエナジー】　No.965

『九十九奉納物詳録』卅八頁四項。

とある寺に奉納されし麦縄の御業を顕現させる述。
かつて大羆が二つの邑を喰い荒らし、三つ目の邑に至らんとした折、巫女の手で編まれた其れは大蛇となって邑を救ったと記されている。

御業を受けた者に、枯葉を蛇縄とし意のままに操る巫女の神力を与える。
SPD381 1416ダメージ(2体) 【罪縛りの鎖】 【ガードアップ】　No.1000

『九十九奉納物詳録』百廿頁一項。

とある寺に奉納されし馬沓の御業を顕現させる述。
この沓を履いた牝馬は主を救うため、雪道や砂浜も風の如く駆け、谷も湖も飛び越えたと記されている。

御業を受けた者に、空を踏む力と風を切る瞬足を与える。
SPD381 1332ダメージ(1体) 【浮遊】 【ダメージアップ】　No.277

『九十九奉納物詳録』卅八頁五項。

とある寺に奉納されし刺繍針の御業を顕現させる述。
神にも愛された縫子の刺繍は、狼を刺せば月に吠え、鶏を刺せば暁東に鳴いたと記されている。

御業を受けた者に、針を通した布を生類の姿に変え操る比売の御手を与える。
SPD381 1416ダメージ(2体) 【動物の友】 【反撃アップ】　No.925

『永代御預品目録』廿二頁三項。

とある寺にて蔵匿されし髢の凶禍を顕現させる述。
髢には雪女の愛を裏切り鬢を奪った上皇への怒りが宿り、身に付けた女を、その髪に触れた男を悉く凍らせ命を奪ったと記されている。

雪女の怒りは裏切り者の熱を奪って燃ゆる。愛深き故に、決して消えることなく。
POW68 702ダメージ(1体) 【冷気の支配者】 【ダメージアップ】　No.971

『永代御預品目録』卅頁一項。

とある寺にて蔵匿されし筝の凶禍を顕現させる述。
筝には情を交わした男に四肢斬られし太夫の情念が宿り、手だけになっても絃を弾いて、その音を聴いたものを魅了したと記されている。

乞われ弾いた筝に残されたのは両の手のみ。絃の響は刃となり、己を弾く両手を求める。
WIZ544 1198ダメージ(4体) 【建造物分解】 【反撃アップ】　No.1090

『永代御預品目録』六十五頁五項。

とある寺にて蔵匿されし鳥笛の凶禍を顕現させる述。
地鳴を予知し鳴いた烏は、笛となりて地鳴を呼ぶものと成り、嘗て守った邑を沼と沈めたと記されている。

笛を吹けば地が鳴る。しかしその高らかな音色は、災禍の訪れを聴くものへと伝えるだろう。
WIZ544 1106ダメージ(4体) 【避難勧告】 【ダメージアップ】　No.902

必要なのは主人の号令一つ。地獄の底から迎えに来る火車の如く、黒い炎を纏った猫の群れが現れる。猫たちは鋭い爪で敵に襲いかかり、柔らかな毛並みとふわふわ肉球で主人を守る。
WIZ544 1268ダメージ(3体) 【猫変身】 【能力値アップ】　No.1186

『九十九奉納物詳録』百十七頁七項。

とある寺に奉納されし洞水門の御業を顕現させる述。
かつて数多の人々と神々を饗した庵は、その洞水門の音が鳴るときにだけ姿を現したと云われている。

御業を受けた者に、秋霖の神苑と不心得者を迷わせる槍竹の林を与える。
WIZ544 1521ダメージ(2体) 【泥濘の地】 【ダメージアップ】　No.132

『九十九奉納物詳録』一頁一項。

とある寺に奉納されし扇の御業を顕現させる述。
かつて水蓮泉の番人が授けられたこの扇は、東方と春を守護し、持つ者に幸福と繁栄を齎すと記されている。

御業を受けた者に、雨垂れや木葉をも刃となす風の力を与える。
WIZ544 1383ダメージ(3体) 【通信障害】 【能力値アップ】　No.986

『九十九奉納物詳録』一頁二項。

とある寺に奉納されし打掛の御業を顕現させる述。
かつて水蓮泉の番人が授けられたこの打掛は、南方と夏を守護し、持つ者に長命と良き変化を齎すと記されている。

御業を受けた者に穢れを払う火の加護を与え、其の袖に火の鳥の翼を喚び宿す。
SPD381 1574ダメージ(1体) 【クリーニング】 【リザレクション】　No.880

『九十九奉納物詳録』一頁三項。

とある寺に奉納されし羽衣の御業を顕現させる述。
かつて水蓮泉の番人が授けられたこの衣は、西方と秋を守護し、持つ者に幸運と財を齎すと記されている。

御業を受けた者に豊かな稔りと、仇なす者を斬り裂く虎爪の如き十四の刃糸を与える。
WIZ544 1798ダメージ(2体) 【植物活性】 【能力値アップ】　No.899

『九十九奉納物詳録』一頁四項。

とある寺に奉納されし櫛の御業を顕現させる述。
かつて水蓮泉の番人が授けられたこの櫛は、北方と冬を守護し、持つ者に長寿と繁栄を齎すと記されている。

火打石から彫り出したこの櫛は、御業を受けた者に刃を跳ね返す甲羅の如き守りの力を授ける。
WIZ544 1798ダメージ(2体) 【平穏結界】 【ダメージアップ】　No.280

『永代御預品目録』百二頁一項。

とある僧侶にて蔵匿されし木札の凶禍を顕現させる述。
札には百万に二人至らず潰えた演者達の念が宿り、恐を求めて人を閉じ込め彷徨わせると記されている。

百万に至り書物に封じられた今も、その恐を求めるこころは衰えを知らない。
WIZ544 1659ダメージ(2体) 【迷宮化】 【ガードアップ】　No.109