【個】10分後に中庭で
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月21日
まばらに雲が泳ぐ夜。
「陸」
「暇ですか」
ナントカ流星群が見頃らしいので、
流れ星を空から見てみたい。と、言った。
#竜城・陸
#鬼叉羅魏・アンジェリカ
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竜城・陸 2021年10月21日
ま、今の時代でいう“神官”とは少し違って、どっちかというと魔術師だけどね。
俺のいた頃は、そういうものが広く罷り通っていた。
そう、シンプルなところだろ。うちの学園みたいだ。
だから俺、番長という立場は余り嫌いじゃないよ。
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竜城・陸 2021年10月21日
妖精の粉。へえ。……何かの寓話かな。
(不思議な話だね、なんて言いながら、翼を慎重に羽搏かせて、空に浮き上がり、)
承った。寒かったら言ってね、俺ちょっと寒さには疎いものだから。
(ゆっくり、高度を上げていく)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月21日
おお(ちょっと文明レベルが下がった)
……あの学校は蛮族の集まりって言いました?
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月21日
(そして浮遊感。)
……なるほど。チャリのケツに乗ったときとちょっと似てますね、この感じ。
こうした方が楽です?(陸との隙間がなくなるように、ぺたっと寄りかかる)
竜城・陸 2021年10月21日
後世じゃ魔術師は研究者だったらしいけれどね。
俺たちの時代、魔術師は政治家であり、裁判官であり、文字通りの祭司であり、時に薬師や占い師でもあった。
……うん、間違いではないと思わない?
俺何回喧嘩売られたかわからないよ。(ちょっと「喧嘩」では語弊のある表現にあたる手合わせもあったが、さておき)
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竜城・陸 2021年10月21日
チャリの……ケツ……?(未知の単語である)
(少しずつ。量の屋根を追い越して。学校の屋上も越えただろう)
(それでもこの新宿には高いビルがまだいくつもあって、空はまだかなり遠いのだが)
うん、何――――
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竜城・陸 2021年10月21日
(ぺたりと寄りかかられて)
(思わず呼吸を忘れ……かけて、ゆっくり息を吸い込んだ)
(多分、寄りかかった方は一瞬だけ、ひやりとした冷気を感じただろう)
……、いや、うん、君の楽なようでいいよ。
俺よりそっちの方が、自由に動けない分体勢がきついだろうし。
(少しだけ目線が逸れた)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月21日
ああ……そういう。あれですね、頭使って、責任取る席。
あの学校は……まあ、正直、もっとお行儀のいいところかとは思ってましたけど。
(否定はできなかったのだった)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月21日
(あ、屋上。とか、商店街ですよねあれ、とか、知ってる建物を見かけては、ちょっと楽しげな声をあげつつ)
チャリ……自転車。乗り物ですよ。カゴがついてる二輪の……見かけたことありません?
(それでもって、ひやり)
……空は寒いってマジなんですね。
(お言葉に甘えて風を除けるように少しちぢこまる)
竜城・陸 2021年10月21日
そうだね、そういう立ち位置かな。部族によっては、神官たちの言葉が絶対であることも多かったらしい。
……俺としては構わないんだけどね。
父と同じ立場にいるのだと思うと、不謹慎だけど少し嬉しくは感じる。
(その父の生きる未来が消えてしまった結果、ではあるけれど)
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竜城・陸 2021年10月21日
アンジェ、目がいいね。
俺はこれかけてても、この距離じゃぼんやりとしか見えないな。
(戦闘時以外は、目の疲労を魔術で肩代わりしているだけのド近眼である)
(眼鏡をかけていても、きらきらと明るい街灯やネオンの光はぼやけて、輪郭がわからない)
ああ、アイが持ってるあれか……バランス悪そうだよね、あの乗り物。車よりもっと足が少ないし。
……ああ、いや、今のは俺のせいだな……ごめん。
(冷気が漏れていなければ、体温は人並みだ。縮こまって身を寄せていれば、それなりに暖かいだろう)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月21日
陸の親父はなんです、族長?それとも魔術師の方……ってマジですか。星流れてもわかんないじゃないですかそれ。
(うぇ、って顔をして顔を上げて)
……?
(俺のせい、とは。 と、尋ねる視線)
竜城・陸 2021年10月21日
父は部族の戦士長……まあ族長でもあまり変わらないかな。母は一番偉い神官の娘だったらしいよ。
……ああ、いや、ほら地上は明かりが密集しすぎてるから、輪郭がぶれてわからないというだけで。
空の星はあまり一か所に固まっていないから、さすがにわかるよ。一つの星が三重に見えたりするくらい。
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竜城・陸 2021年10月21日
(低いビルはもうすっかり足元。同じ高さにある建物は、だいぶ数を減じてきた)
(寒くなってないだろうか、と視線を彼女の方へ移して、)
(目が合った)
……うん? どうかした?
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月21日
すげーお坊ちゃんじゃないですかそれ
……いや、見える星が増えてお得、じゃないんですよ。
(呆れ半分の視線になった)
…、休憩したいとか、寒いとか、あります?
竜城・陸 2021年10月21日
そうかもしれないね。
(さらりと答えつつ、)かなり目が悪いからね、俺。……まあ、綺麗に見る方法もないわけじゃないから。
……うん? 俺は大丈夫だけど、アンジェの方は?
寒かったりしない?
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月21日
言われてみれば坊ちゃん顔してますね……
眼鏡の意味ないじゃないですか……いや、かけてそれ?良い場所に着いたらその方法してくださいよ。
(目の真ん中をじーっと見てから)
大丈夫ならいいです。
寒いですけど、テンション上がる感じですし
(ぱたぱたと足を揺らしてみせて。)
竜城・陸 2021年10月22日
それってどんな顔なんだい……。
いや、意味はあるんだよ。目が疲れないっていうね。よく見える方法とはいうし、確かにそれを常時やっていることもできるけど、目に負担をかけるから。
ん、そちらも大丈夫ならいい。……テンション上がる感じ?
(高いビルも追い越して)(そうすると周りに見えるのは、遠い稜線と、夜の空くらい)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
褒め言葉っちゃ褒め言葉なんで大丈夫です。
ふうん?それじゃあいざってときにやる感じですか。
……そろそろいざってときじゃあないですか
(上から下に流れていくビルに視線を移し、見送ってから、周囲を見て、そう言って。)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
あれ、寒い夜ってそわそわしません?
それに……うん、やっぱり、良いですね。眺め。
流れ星、見えますかね――……。
竜城・陸 2021年10月22日
そう? ならいいのだけれど。
――そうだね、主には戦う時とか、そのくらいだったけど。こういう平和な利用もたまにはいいかな。
……ん、そうだね、もう建物の影もない。
(では、と、目を閉じて)(それから、開く)
(と言っても、見かけはまるで変わらない。単に自分の意識を切り替えるだけだ)
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竜城・陸 2021年10月22日
そういうもの? ……あまり考えたことなかったな。
どちらかというと、小さい頃は怖かったし。
大きくなってからは、慣れてしまって。
(地上を、見る)(きらきらと煌めく明かりの一つ一つまで克明で)
(それから、空へ目を向けた)
……どうかな。どっちの方角に見える、とかわかる?
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
そうですよ。せっかくこんな、滅多にない景色見れるんですから。ばっちり見て冬樹に自慢してやりましょう。
もっと言えば落ちてきたら良いんですけど。
(落ちてきたものをキャッチするジェスチャー)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
なんででしょうかね。
寒い夜ってなにか楽しいことがあるって、そんな気がするんですけど……(なんて言いつつ、じーっと遠くの空を見て)……んん。
なんだっけ、あの、あー……オリオン座?そう、多分そっちの方です
(思い出した。オリオン流星群なんていうくらいだからきっとそうだろう。)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
(陸の胸元を軽く掴んで、あっちこっちにキョロキョロと)
竜城・陸 2021年10月22日
流星っていうのは、どこか遠くから飛んでくるものなんだったっけ。
……燃え尽きずに落ちてきたら、すごいだろうな。
(やっぱり熱いのかな? なんてちょっとずれたことを言いつつ)
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竜城・陸 2021年10月22日
俺は寒くても、そうでなくても、部屋から出たことはなかったから。
……余りそういう感覚がないんだ。
オリオン座。ええと、……(この間、とある子から星座の話を聞いて、少し教科書なんかを見てみたのだけれど)
(確か――――)
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竜城・陸 2021年10月22日
(なんて、考えながら、空を見上げていて)
(ふと)
(長く、尾を牽く光が、見えた気がして)
アンジェ、あっち。
(肩を支える手を少し伸ばして、指差して)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
流れ星が落ちてくるやつ、彗星は落ちてこない。覚えてます、ちゃんと(ふふん)……取れたの熱かったら冷やしてくださいね。 持って帰って寮の屋根から落としたら願い事し放題ですよ。
あら、ひきこもり。
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
えっ、どこどこ――(なんて猶予をくれるなら、願い事なんて簡単に叶ってしまうので。)
……。
(ちかちか星光る空、それをさす指、顔と視線でたどって)
(無念と希望の頷き)
こっちですね……方向は押さえました。
ナイスオリオンです陸。
竜城・陸 2021年10月22日
…………(記憶力は人並みにあるんだな……)(やればできるだろうに……)
(と、思ったのはさておき)
そうだね、取れたらそうしよう……願い事。アンジェ、星に願って叶えたい願い事とか、あるんだ?
(ちょっと意外そうに、首を傾げて)
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竜城・陸 2021年10月22日
……そう、引き籠り。見ての通り細いだろ?
(とか、言いながら)
お役に立てたかな?
(なんて。同じく、星が流れた――ように、見えた、その方角を、見る)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
そりゃありますよ。
人にしてもらった方が嬉しいことってあるじゃないですか。誕生日プレゼントとか、なんか作ってもらったりとか。
それにほら、あの寮はチビも結構いますし、喜びそうじゃないですか。
(それはそれとして、なにか八つ当たりしたくなる感じの気配がしたので おもむろに陸の脇に手を突っ込んでみる)
(視界はしっかりさっきの方角)
竜城・陸 2021年10月22日
…………、それは。
(ちょっと、わかるな。)(小さく呟いて)
そうだな、小さい子たちが喜びそうなのもわか――――
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竜城・陸 2021年10月22日
――――!
(さすがにびっくりして)(手が緩みかけた、のを――)
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竜城・陸 2021年10月22日
(――――どうにかこらえた)
……アンジェ。不意打ちはダメだってば……。
(非難がましげな視線)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
(小さな呟きだって聞こえる距離。なので、「でしょう」と返そうと……したら)
(驚く気配と、ほんの僅かに感じたスリルの予感に視界を戻して)
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
……
(無効票)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
(にま)
……そういえば、結構、かなり高いですね、ここ。
竜城・陸 2021年10月22日
………………?
うん、そうだね。かなり高いね。
(首を傾げつつ)(その様子を見遣って)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
高いとこから下見ると、なんかわくわくするんですよね。
こう、ぴょんといってみたくなったりして。
(目がきらっとしている)
竜城・陸 2021年10月22日
アンジェ、あの。
さすがにこの高さ、「ぴょんといく」くらいじゃ済まないと思うんだけど。
それに、ほら、流れ星まだ見てないだろ?
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
そうですけど、陸がいるなあ、と思って。
(ちょーっと上半身を起こしてみたりしたけれど)
……流れ星。
……。
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鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
そうだった。まだでした……
(ぺたり、元の位置に戻ったのでした)
竜城・陸 2021年10月22日
……。
(身構え)
…………。
(あ、大人しくなった)(よかった)
………………。
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竜城・陸 2021年10月22日
……星を見終わったら、ビルの上から飛び降りてみるくらいならいいよ。
それなら、受け止められるし。
(妥協案)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
…… ……。
(どうせならびっくりさせたい悪戯心と、やってみたい気持ちが戦っている)
(…)
鬼叉羅魏・アンジェリカ 2021年10月22日
とりあえず、流れ星。
(ということにしましょう。頷く。)
……ていうか、疲れてないですか。
戻ったらあったかいの淹れますんで、もうちょっと頑張ってくださいね。
(なんて言いつつ、流星を探しにふたたび)
(いつもよりずっとずっと高い場所から夜空を見た。)
竜城・陸 2021年10月22日
…… …………?
(そんな様子を、首を傾げて見守って)
(…)
竜城・陸 2021年10月22日
了解、お嬢様。
(なんて、ちょっと悪戯っぽく頷いてみせて)
……ああ、大丈夫だよ。
飛ぶのそんなに体力使わないしね。アンジェこそ、寒かったらいつでも言って。
(風よけにくらいは慣れるしね)(なんて、言って)
(一人では、あまり来ることのない高い高い空で)
(いつもよりずっと近く見える星空を、見上げていた)