かざはな寮

【個】壊れたラジオに再び音を

天城・冬樹 2021年10月12日
◇◆◇

とある日の放課後。
先日の約束を果たすため、まずやってきたのは彼の部室。

並んだ道具に感心したような、わくわくするような視線を向けた後、向かうのは冬樹が住む寮の部屋。
工具箱を手に提げてのんびりと歩いて向かっていると――――

◇◆◇

*場所:寮への道・冬樹の部屋
*時刻:放課後

#十埼・竜
#天城・冬樹




そしてそして
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天城・冬樹 2021年10月12日
……。(驚いたように口をつぐんで)
聞きたかったから、さ。最初話聞いてからずっとね。だからこれからはラジオで聞けるのも楽しみなんだ。 (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月12日
あってるあってる。ほら、あんな暗い夜に声で道案内って、灯台っぽくない?
(ね、と付け足して)
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十埼・竜 2021年10月12日
(口を噤む様子に振り向いて、不思議そうに首を傾げ)……そんなにヘンなこと、言った?(ひととき顔を覗き込み) (無効票)
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十埼・竜 2021年10月12日
……ああ!(納得したように、声を上げて笑う)……あまぎさん、ほんと鋭いなあ。そのとおり、うちの局の設立者……父さんは、灯台業務の補足で天気予報とか航行案内とか流し始めたらしいからさ。
正解者にはステッカーでも送った方がいい?
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天城・冬樹 2021年10月12日
(近づいた顔。少し驚いた様子でその顔をじぃっと。ぱちぱちと目を瞬いて)
……いや、変じゃないさ。そんなに楽しみにしてもらえてたんだ、って言うのが嬉しかっただけで。
(なんて、小さく) (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月12日
えっ!?(純粋に連想ゲームだったのだ、その言葉には驚いて)
そっか、灯台の業務の一環だったんだね、あのラジオ。船と交信っていうとたしかに灯台のお仕事だなぁ。
お、ステッカーもらえちゃうの? 楽しみにしてようかな。
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十埼・竜 2021年10月12日
(驚きにまばたくその顔を、指をフレームにして切り取った) (無効票)
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十埼・竜 2021年10月12日
よぉし、きみのラジオに貼って帰ってやろ。ステッカー。
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天城・冬樹 2021年10月12日
(やめてくれよぉ、とばかりに手をパタパタと。片方は工具箱を持っているから触れなかったけれど)
仕返し早くない?
(なんて苦笑して) (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月12日
自分の顔写真付きラジオはどうなのさ。
(なんて楽しげに笑う) (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月12日
(ただいまぁ、なんて声を響かせて)
(やってきたのは自身の部屋。それなりに物の多い、白や青をベースにした涼しげな配色で揃えられたシンプルなスペース。テンプレ通りの、出来すぎたくらいに男子中学生の部屋だ) (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月12日
ささ、入って入って
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十埼・竜 2021年10月12日
いやステッカーの柄に自分の顔を使う度胸はないなあ……(そういうのってちゃんとしたタレントの冠番組がやるんだよ、なんて) (無効票)
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十埼・竜 2021年10月12日
おじゃましまー………す(ちょっと緊張気味に、頭を半端に下げながら。きみの後ろをついて扉をくぐり)
おお……!!(一瞬、ここがきみの実家なのかと錯覚する)
すごいね、なんか…(あちこち、見回しながら)…きれいに片付けてるんだね。さっすがあまぎさん。

(……あるいは)
(まるで、家具のカタログに載ってる「男子学生の部屋」みたいだな、なんて。)
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天城・冬樹 2021年10月12日
そ、そうやって写真、みたいなことするから誤解したんでしょ?
あるんだ、ラジオのロゴとか。
(なんてわいわいわらいながら) (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月12日
どうぞどうぞいらっしゃい、好きなとこ座ってていいよ。
せっかく来てもらったから、物のほかにお礼も用意してるんだけど……。手が汚れちゃうからあとがいいかな、うん。
でしょ? 人を呼ぶのに汚いと怒られちゃうかなぁって思ってさ)
(頷いて)
(机の方からラジオをもってくる。中身が壊れているようで、電源も入らない)
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十埼・竜 2021年10月12日
ありがとね。……いいよいいよ、お構いなく。
……なんて、友達の家行ってこんなセリフ言うのもほんっと久しぶりだなあ(笑いながら)
あ、それ?(持ってきてもらったラジオを横目に、工具箱の蓋を開く)これ、結構昔に買ったやつ?
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天城・冬樹 2021年10月12日
いやいや、遠慮せずに。まぁまぁ、持って帰って食べてもらってもいいし。
(ハンバーグと被っちゃうし、なんて笑って)
誰かを自分の部屋に、なんてちょっとわくわくするよね。

そうそう、随分前にお年玉ためてかってさ。捨てられなくてもってきたんだよ。
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十埼・竜 2021年10月12日
お年玉貯めて、かあ……(微笑ましい話だ)(けれど。)……そんなに高価なラジオなら、気合入れて直さないとね。
(電源も入らないんだったらまずは通電テストからだなあ。床を汚さないようにシートを広げ、ひととおり準備を終えて)

じゃあ、貸して。ちょっとよく見せてくれる?
(ラジオに手を伸ばす。)
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天城・冬樹 2021年10月12日
そうそう、初めて音が聞こえた時は嬉しかったなぁ。チューニングすらしなかったから本当にノイズだったんだけどね、それでも嬉しかった。そこから人の声がするチャンネルを探してみたりして。
(はい、と差し出してそのようすをじぃっと)

うん、おねがいするね。
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十埼・竜 2021年10月12日
あはは、あるある。電源入れたらザーーって音がしてくるだけで、何か、生きてる!って感じがしちゃってさ。
(お預かりしたラジオをくるくる眺め回し、軽く振る……ガタつく音はしない。じゃあ、とドライバーを手に、慣れた手付きでくるくると裏蓋を外していく。)

捨てられなくて持ってきた……ってことは、あまぎさんって新宿島に実家あったの?
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天城・冬樹 2021年10月12日
そうそう、わくわくしちゃうんだよね。音がした!ってうれしくなっちゃってさ。人の声に変っていくのもまたひとしおだよね。
(大丈夫そうかな、とその作業をジィっと。内側ってこうなっていたのか、とふたの中を覗き込んで)

あ、ううん。捨てられなくて、ずっと持ち歩いてたんだ。流れ着くときも一緒だったから、塩かぶっちゃってるかも。
(苦笑いを)
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十埼・竜 2021年10月12日
ラジオ抱えて流れ着いたんだ。……じゃあ、結構大事なやつじゃん。(塩。ああなるほど、白と緑の混じった錆がへばりついている。群青の瞳を真剣に細めて、本格的にバラしに入り始めた)コンセント借りていい?(なんて言って取り出すのは半田ごて。色とりどりの血管のような銅線を、丁寧に張り替えていく)

……ぼくは……ノイズイーターと、モーラットだったな。一緒に流れ着いたの。
……入院してた病院着そのままだったし、他には何も持ってなかった。何が起こったか、全然わかんなかった。
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天城・冬樹 2021年10月12日
そうそう、結構大事な奴。だからこれでちゃんとラジオが聞きたくて。
あ、もちろんもちろん。ここにあるよ。
(部屋の隅、借りるねとコンセントの先を握って歩いていって、差し込んで)
……器用だね。やっぱりやりなれてるの?
(その手先を見て) (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月12日
そっか、モーラットと一緒に。ノイズイーターもその時から一緒だったんだね。
病院着……。体は強くなかったんだっけ。

天城さんも、そのラジオとかを入れてたでっかいリュックと。
(そっと指先に、普段は戦う時に呼び出す月を模した宝珠を呼び出して)
これがあったくらいかな。服は普段着だったよ。
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十埼・竜 2021年10月12日
発信から受信までラジオに関わることは、ひととおり父さんに教わったからさ。こういうのを玩具にして育った、みたいなもんだよ。
……まさか14で親元放り出されるとは思わないよねー、手に技術はつけとくもんだ……(じじ。ノイズと、焦げ臭い匂い。)
あまぎさんって、医療系(シロ)でしょ。家も? (無効票)
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十埼・竜 2021年10月12日
そうそう、ちょうど一年ちょっと前から結構大きい病気を……
(ふう……細かい作業から一息吐いて顔を上げ)
(たらなんか指先に月みたいなのを浮かべてるし!?)
お、おう!? なにそれ、魔法のやつ!?
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天城・冬樹 2021年10月12日
そっか、お父さん仕込みだったんだ。どおりで手馴れてるわけだ。……鮮やかだなぁ、本当に。
…………びっくりだったよね、まぁまったく技術もなかったから苦労したけど。(変わった匂いがする。どんな工程なんだろうかと興味津々)

いやいや、全然関係ないんだよね、実は。どちらかというと、恩師みたいな人の影響。 (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月12日
大きな病気。だから、快気祝いだったんだね。(この間の肉の会を思い出しつつ、くすっと思い出し笑い)
(くるくると月を動かしたり、満ち欠けを再現させてみたり)
そう、天城さんの力。魔法の杖みたいなものだね。
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十埼・竜 2021年10月12日
ええー魔法……ほんとにミニチュアの月みたいだなあ。それ……どうやって使うの?まさか……投げるとか?
(自分も魔法寄りではあるけど。興味津々で暫く見つめて、) (無効票)
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十埼・竜 2021年10月12日
恩師。……あまぎさんももやし仲間って話は、前聞いたけど。体、弱かったんだっけ?

……っと。(余計なことをしてる場合じゃない。作業に戻る。きれいに錆を落とし、ダメになったパーツを取り替えた内部機構を一旦函に収めて)
これでうまく繋がればいいんだけど。
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天城・冬樹 2021年10月12日
そうそう、魔法。月から連想されるような力を使うから、こんな風になってるんだ。
あはは、投げてぶつけてもいいんだけれど。
(じゃ、お試しでという言葉と共に、欠けていた月が満ち始める。と同時に周囲に白い光が散って、今の作業に打ち込めるような集中力だったり、活力だったりを振りまいて) (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月12日
そうそう、病弱ってほどの病弱じゃなかったけど、保健室にはよくお世話になってたから。
おぉ、もう一区切り?

(ごくり、と大きく息をのむ。真剣にその様子を見やって)
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十埼・竜 2021年10月12日
おゎ!?(投げてぶつけられるのかとマジで身構えた!!こちとら筋金入りのもやしだぞもやしに筋金入ってないけど)
………。(月が満ちていく)(ごくり……) (無効票)
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十埼・竜 2021年10月12日
………ん。
(白い光は、思ったよりずっと優しかった。温かい羽毛で撫でられてるみたいな、ちょっとほっとする感覚。目の奥に感じていた重さや、背中に凝り固まる疲れがほどけていく、ような。)
……ふふ。なるほど、そうやって使うんだ。…………いや投げて使うなよ(突っ込む) (無効票)
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十埼・竜 2021年10月12日
保健室にお世話になる側が、今じゃぼくをお世話してくれるもんね。(あざーす、なんて笑いながら。
ダイアルを77.7MHzに合わせて、ぱちんとスイッチを入れる────)

(────今の時間はちょうど、自動で音楽をランダムに掛けている。少し昔のポップスが、きれいな音でスピーカーから流れ出した)

(無言で、ぐ、親指を立てて見せる。)
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天城・冬樹 2021年10月13日
大丈夫、投げない投げない。(なんておかしそうに笑った、ぶつけたりなんてしないとも。こうしてせっかく来てくれたお客さんなんだから)
そうそう、こうやって使うんだ。

やっぱり投げるのがお望みだった?
(ぶん、と手を振ると部屋の隅に飛んでいく月。弧を描いて帰ってきた) (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月13日
そうそう、気づいたらそっち側になれてさ。やっぱりうれしいものだよね。恩返しみたいな気がして。
(いつでもどうぞ、なんて笑って)

(聞こえる音に耳を澄ませる)
……やったね。ありがとう、感慨深いな。
(嬉しそうに目を細める。ぐぐっとサムズアップを返して)
(えい、と拳同士を当てるように)
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十埼・竜 2021年10月13日
やっぱ飛ぶんだ!?(衛星軌道にしては鋭くない!?)
あ、ああでも……射程って、大事だよね…… (無効票)
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十埼・竜 2021年10月13日
(拳を軽くぶつけ返して)……んじゃー、仕上げだ。(元に戻したカバーの隅に、落書きみたいな首長竜の印刷されたステッカーをぺたり。)
はい、お大事に! 
……また何かあったら、ぼくを呼んでよ。修理も改良も任せて。
これ、かなりいいラジオだからさ。直しながらでも、大切に使って欲しいから。(声音に、少しの熱意を潜ませて。)
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天城・冬樹 2021年10月13日
おぉいい反応貰った。そんな風に言ってもらえると嬉しいな。
(くるんくるんとまた飛ばしてみたり、指先に合わせてくるくる高速回転させてみたり)
今日は余計に回っております、なんていってみちゃったりしてさ。
そうそう、射程は大事さ。近づかれる前に、ってやつで(ぐぐっ) (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月13日
(こんと重なった拳には嬉しそうな笑みを)
待ってました
(ぱん、と手を打てば竜のステッカー、なるほどそれが)
それが竜さんとこのマークなんだね。
(覚えておこう、その竜を目に焼き付けて)
ありがとう、ってそのセリフを君に言われる日が来るなんてね。
改良まで出来ちゃうの? それはいいね、頼もうかな。
……ほんと? 一目ぼれしてよかったかもしれない。大事にするよ。
(うん、うんと何度もうなずいて)
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十埼・竜 2021年10月13日
近づかれるとどうしようもないのは、ぼくも課題だからなあ。……そもそも戦闘、苦手だし。

……これでも一応黄色クラスだからね、その手の専門家には敵わないけど。(何度も頷くきみが、とてもうれしそうで。ああ、よかったな、って目を細めながら) (無効票)
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十埼・竜 2021年10月13日
そ! これからもRadio-DINOをよろしく!

(────つけっぱなしのラジオから、夕刻を告げる時報。)

ん。……もうそんな時間かあ。そういえばお腹空いたかも。
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天城・冬樹 2021年10月13日
まぁまぁ、得意って子の方が珍しい……と思ってたんだけど、けっこうみんなこなしてるよね。
もっとしっかりしないとなぁ。

本当に、本当にありがとう。とっても嬉しいし助かったよ。
このラジオで放送聞くのが楽しみだ。
(嬉しそうな笑みでまた大きくうなずいて) (無効票)
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天城・冬樹 2021年10月13日
次の放送も楽しみにしてるよ。
おっと、もうこんな時間か。ちょっと今日の夕飯はゴメンナサイして、さっきのところ行ってみようか。

ラジオのお礼も、したいしね。
(どうかな、と笑う)
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十埼・竜 2021年10月13日
聴いてくれるのも……リクエストも、いつでも大歓迎だよ。
また、気が向いたら是非。[玉兎]さん。(その名前は、ちょっと照れくさそうに呼んで。) (そしてそして)
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十埼・竜 2021年10月13日
ハンバーグ!(きらきらきら)

よぉし、そうと決まれば(がちゃがちゃぱたぱたくるくるばったん!!)
(すべてをきれいに工具箱に仕舞って。)
行こうぜ!(準備万端だ!)
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天城・冬樹 2021年10月13日
……改めてそう呼ばれるとちょっと照れてしまうね。
おっけー、またこれって曲が見つかった時にでも贈らせてもらおうかな。よろしくね、Radio-DINO…………DJのほうがいいかな。
(冗談めかせながら、そう呼んでみて) (そしてそして)
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天城・冬樹 2021年10月13日
おお、いい心意気だ。この間の食べっぷりをまた天城さんに見せてくれるのかな。
(なんて笑って、ラジオを大事そうに机の上に。うん、と頷いて)

それじゃぁいこう。
そう、せっかくだから――
(なんてしゃべりつつ、外へと向かっていったのでした)
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