【拠点外RP】シャバウォーク(25・12)
奴崎・娑婆蔵 12月7日21時
●所:新宿島内 又は 新宿島外・奪還済地域
>奪還した地域への移動
>ディアボロスが改竄世界史ディヴィジョンに奪われていた大地を最終人類史に奪還すると、その土地に向かうパラドクストレインが新宿島に定期的に現れるようになります。
>ディアボロスはこれに乗ることで、新宿島と奪還した大地を任意に往復できます。
https://tw7.t-walker.jp/html/world/cp_manual02_1.htm
●奪還済地域参考
「現在の奪還地域一覧」参照
https://tw7.t-walker.jp/history_book/main/1
※
~あそびかた~
・メタ薄め&リアタイでお送りするスレ
・行き合った面子でダベったりする
・インする時は、
【新宿区/歌舞伎町(21:00)】
↑みたいにシチュエーションを提示してね
シチュエーション提示者がその場からハケるまでそのシチュは継続するよ
〓人数制限〓
・入室時は【入室:3人まで】【4人まで】【5人まで】のどれかのアンケートを選んでね
・全員が退室するまで、それが人数制限になるよ
・途中から入室した人は、最初に入った人が選んだアンケートと同じのを選んでね(わかりやすいように)
・退室時はもちろん【退室】のアンケートを選んでいってね
・人数制限に到達してても【通りすがった(一言通過)】を選択しながらワンアクションだけしていってもよい
●前スレ
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=61253
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=61254
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=61255
【入室:3人まで】
【入室:4人まで】
【入室:5人まで】
【通りすがった(一言通過)】
【退室】
2
奴崎・娑婆蔵 12月7日21時
【新宿区/歌舞伎町(21:30)】
(どでかい通りの真ん中をブラブラ歩く)
(天正大戦国奪還前の景気付けとばかりに、そのへんを謳ったセールののぼりが散見される――)
逞しくてよろしいこッて。…新宿島民は重ねて強ェなァ。
(【通りすがった(一言通過)】)
鴻・刃音 12月14日20時
【石川県 輪島市 とある市街地のはずれ(20:22)】
(無効票)
鴻・刃音 12月14日20時
――つい先ほど奪還された土地。石川県は輪島市。
特別大きな町でもない、よくある地方都市。
今は人っ子一人いない、異様な静けさに包まれた場所。
文字通り時を切り取られた土地。
そんな場所に、"鴻"にゆかりのある二人が市街地のはずれ。
林の奥の方へ続く道の前に立っていた
鴻・刃音 12月14日20時
大体6年くらいか。この土地から逃げ出たのは……
二度と戻って来るまいと思っていたけれど、不思議と懐かしさを覚えられているのはすべてが清算されたから、かなぁ……
(全く変わっていない、記憶通りの場所。
間違えなく嫌な記憶しかないはずのこの場所。
それでも帰ってきたかった場所)
鴻・御伽 12月14日20時
ワタシはちょっとだけピンとは来てないけれどね。貴女の中で見ていただけだから。
けれど懐かしさという意味では何となく分かるわ。
良くも悪くも思い出ってところかしら。ワタシ達、この激動の6年で随分と成長したのかもしれないわね。
(元は同一の存在、されど魂は全く別の姉妹。
小柄な姉は先に林の道に足を踏み入れる。それが姉の役目だからだ)
(人がつい最近まで通っていたかのように道は綺麗に手入れをされている。
手すりも金属のモノになっているところを見るに、人は"居た"ようだ)
鴻・刃音 12月14日20時
腐っても名のある道場って事だったんじゃない?
私たちがいたころも門下生は幾らか居たし。あの感じを考えるに、人数は増やしていったんだと思うよ。
(杉の木々が道を囲む様は、目的地に導くかのよう。
道のりも登りも含めて200m程度。話していればあっと言う間についてしまう距離だ)
鴻・御伽 12月14日20時
でもまぁ……公的な舞台では出ずらかったでしょうね。建て替えも本当はしたかったでしょうし。
けれど家宝もだし"あれ"も持ち出された。終いには現当主の夫婦が二人とも死んだ。その理由がとなれば世間体もよくないものねぇ……
(語られるのは二人だけが把握していた事実。
妹は物理的にではなく、立場的にもここを終わらせようとしていた――
とは公には言いにくかったのでもある)
(これは記憶の整理。
そんなことを軽くしていればすぐに見えてくる。
古く、それなりに歴史のある道場。看板には――)
鴻・刃音 12月14日20時
【鴻剣術道場】。変わってないどころか、寧ろ新しくなっている気もする。
よくもまぁ取り繕って上手いことやってる。きっと地元の工務店とか幅を利かせていたお得意様にお願いしたんだろうね。
世界の歯車は自分がいなくとも回っていくとはよく言ったものだけれど……なんか腑に落ちちゃった。
(よくある武術道場のような佇まい。外観に対して看板だけが妙に新しく感じるのは、本当につい最近に変えられたことを表しているのだろう)
(そして不思議な事なのか、その当時の状況のままなのだからか。
道場の門は人を受け入れるように大きく開いていたのだった)
鴻・御伽 12月14日20時
見た目だけは気にするような性質は無駄に引き継がれてしまったのかもしれないわね。
大事なのは中身、剣術を行うのに見た目だけ綺麗にしても意味はないのにね。
でも完全に変わっていないのであれば、ワタシ達の記憶とも中身は変わっていないのでしょう。
長居しても意味はないから、さっさと入っちゃいましょう。
(ここも姉が先導するように先に門を潜っていく。
――何も変わっていない。配置も、部屋の構造すらも同じ。
ならば目指すのは一番奥の広い部屋。ほかの部屋には目もくれず向かっていく)
鴻・刃音 12月14日20時
私たちが言うのも変だけれど……大分見栄っ張りだったんだろうね。
道着とかも妙に頻繁に新しくしていたっけ。ほかの門下生は。
にしても……気持ち悪いくらいに何も変わっていない。
どこに何があったのか、鮮明に思い出してくるよ。
……いや、私のモノ。もともと碌になかったわ。
(待機部屋、着替え部屋と続き奥の大きな扉に繋がっていく。
二階に向かう階段も見受けられたが、現在は誰も立ち入っていないようで厳重に施錠されていた)
さて…………
ここが始まった場所。すべての運命はここで決まっていたのかもと思った場所。
それも今日で終わり。しっかりと終わる時が来たんだよ。
(軋む扉に手を掛け、一瞬の逡巡の後一気に開いた)
鴻・御伽 12月14日20時
……当然というか。綺麗にされているわね。
流石にあの惨劇のままで道場を再開は出来ないでしょうから。
壮絶な殺人現場といっても差し支えなかったもの。
(当然ながら人っ子一人いない道場はがらんとしてた。
土地が奪われる直前まで、そして帰還してからはまた当たり前のようにここも人で溢れるのだろうと思う。
確かに綺麗になった道場。しかしあの光景だけはありありと思い出せてしまうのだ)
鴻・刃音 12月14日21時
あれ、今でこそわかるけれど未必の故意ってやつだよ。
だって絶対殺してやりたいって心のどこかで思っていたし。
……正当化をするつもりはないけれどね。どう考えてもやりすぎてたし。
それに。多分あれで人の斬り方を覚えちゃったんだと思う。
全く……復讐者としてはいいのかもしれないけれど。人としては、ねぇ?
(思うところは当然ある。紛れもなく悪人であるということも理解はしている。
それでも。しっかりと向き合えるようになったのは成長した証でもあるのだろう。
罪は清算しなければならない。今日のこれも、その一つなのだから)
鴻・御伽 12月14日21時
ワタシとしては痛いほど理由はわかっているからどう言われようと貴女を擁護するけれど。
だけど悪であることは否定しないわ。ワタシも片棒を担いでいるのだから、その責務も同時に背負っていくの。
人の道を踏み外したのは分かりきってる。けれど道に戻ることも出来る。
人としての責務を背負い、復讐者としての責任を果たせば、いつかは。
(直接ではないにしろ、視覚と感覚、そして音はずっと覚えている。
向き合えたとしても、それは一人で背負えるものではない。
だからこその姉妹、体を分けた双子なのだと思っているのだ)
鴻・刃音 12月14日21時
言われるまでもなくわかっているよ。
人の命を奪ったその清算は、人を救うことでしか果たされない。
例え復讐の果てに何が待ち受けていようとも、私は受け入れるし姉さんが横で支えてくれるって分かってる。
それが例え何年……いいや、幾つの人生を経て行くものだとしても。
ごめんね。私は良いとして、姉さんの人生も同時に縛っちゃうことになって。
一応聞くけれど。人並みの幸せとか興味ないの?
鴻・御伽 12月14日21時
ワタシがこうして受肉して生まれ直した最大の理由が、貴女を支えて生きていくことなのよ。
だって姉妹なのよ?姉なのよ?貴女の周りには姉がなぜか何人かいるけれど……一番の姉は私!そこは誰にも、悪いけれどイロハにも譲れない…………
思いっきりお願いされたら悩むけれど!簡単には譲らないわ。
だから覚悟も何もないわ。
人並みって恋愛とか結婚とかってことでしょう?必要ないわ。別に経験がなくとも生きていけるもの。
……あった方が人生経験に深みも出るのでしょうけれど。ワタシ達の我儘に付き合わせるわけにはいかなもの。
鴻・刃音 12月14日21時
うわぁ…………激重感情じゃん。我が姉ながら重すぎる。
まぁでも。そう言ってくれると少しは救われるよ。
それに人並みの部分は同意。きっと私たちの道行は果てしなく長くなるはずだから。
そこに付いて来てもらうのはあまりにも酷だろうからね。
さて……昔話に花を咲かせるのはこの程度にしておこう。
ここに来た理由、忘れたわけじゃないでしょう?
鴻・御伽 12月14日21時
勿論。わかっているわ。
ワタシは準備を進めるから、貴女はそっちのを片付けなさい。
といっても時間は掛からないからすぐ終わるけれど。
(そういって姉は道場の中心に向かった)
鴻・刃音 12月14日21時
うん。
(そう言うと、妹は逆の壁の方へ向かう。そこには何かを掛けられる場所があり、今は何もなく空白の状態であった。
固定具の感覚を見る限り、長いもののようだが)
持ち出したはいいけれど、結局一度も使わなかったや。
けれどもう必要はない。
――だからここに返還させて頂きます。
"こっち"も一緒に。
(パッと手に呼び出したのは一振りの刀。この道場の家宝とされていた黒鞘の太刀。
それを壁掛けに収めると同時、懐からとある書類一式も分かるよう同じ場所に収めたのだ)
土地の権利書。なんだかんだこれもいらなかったなぁ。
鴻・御伽 12月14日21時
……ちゃんと返せたみたいね。
後は帰ってきた人たちがどうにかするでしょう。
さぁ。ここからが本番よ。
誰もいない。邪魔されない場所だからこそ、ここに選んだ。
あらゆるものを捨て、そのあらゆるものを拾いに来た場所だから。
だからここは一番適しているはず。
さぁ。入りなさい。
(返還が行われている間に、道場の中心には大きな魔方陣が描かれていた。
今はまだ淡く光っている程度。合図とともに起動が行われるのだろう)
鴻・刃音 12月14日21時
全て任せっきりになっちゃったね。しかもこれが正しいかもわからない。
けれど他の人に聞いたら止められるかもしれないから。
でもきっと大丈夫なはず。逆説を用いる私たちだからこそ、いいんだと思う。
……よし。頼むよ。
(陣の中に向き合うように二人が立つ。
互いの手を握り、目を閉じると魔方陣の光が強く増していくのだ)
鴻・御伽 12月14日21時
――起動さない。
(術者の声とともに陣が完全に起動する。
正しいかなんてわからない。これは我流で、願い。
『いつかの結果』にたどり着く為、ここに想いを重ねるのだ)
『ᛇ』(生死)『ᚢ』(試練)
『ᚷ』(愛情)『ᚹ』(幸福)
『ᛃ』(循環)『ᛝ』(結末)
『ᛞ』(夜明)『ᚪ』(信念)
『ᚫ』(変容)『ᛢ』(儀式)
(姉妹たちが抱えていくもの。
生死が繰り返されようとその試練は続き、愛情と幸福を多くの民に巡らせる。
それを循環させるためには結末を迎えなければならない。
まるで夜明けのような繰り返し。姉妹は信念を抱え再び廻る。
己たちは変容せず、変わっていく皆を支え救う儀式を遂行するのだ)
鴻・刃音 12月14日21時
(淡い光はすべての文字が告げられると同時に強い光を放ち、二人を包み込む。
これを以て成功とするのか、失敗となるのか。それの答えは果てしない先でしかわからない。
――だが、なぜか根拠のないものだが。成功したと思えていたのだ)
(光が収まり、魔方陣も消えると二人は見計らったように目を開けた。
互いの身に変化はない。力が強くなったとか、そういうのも無い。
これは姉妹だけの"祈り"なのだから)
鴻・御伽 12月14日21時
……未だに!成功したかどうかも分からないわ!
ルーン魔術って秘められた力は強いのだけれど、それをただの人間にすべて引き出せるわけないし!
そもそも命を跨いで効果がある術なんて知らないもの!
(姉はよくわからない怒りを覚えていた。要はここまですべて感覚なのだ。
たぶんできる。大丈夫。この妹にしてこの姉……存外直観肌なのだ)
でも貴女の希望通り、なにかは残せているわ。それだけは分かる。
後は……死ぬときにでも確認しましょう。それしかないわ。
鴻・刃音 12月14日22時
最悪失敗していたとしてもいいよ。
内容も大事だけれど、こうして二人で、二人だけの祈りを捧げたってことが大事なんだから。
大丈夫。例え何があろうとも、私たち姉妹が別たれることはない。
ずっと一緒なんだからさ。
ありがとう。我儘聞いてくれて。
(どうなるかもわからない未来の話なのにもかかわらず、妹の顔は明るい。
何が起こるかわからない先の話ですらも、今は楽しみであるかのように)
さぁ。帰ろうか。一日中ずっと戦ってたから流石に疲れたよ。
一緒にお風呂入って、一緒に寝よ。明日は仕事も休みだからさ。
鴻・御伽 12月14日22時
妹の我儘を聞くのが姉の務めよ。今まで碌に何もしてあげられなかったのだから、これくらい安いものよ。
(本来ならば生を得られる身ではなかった。それが果てしない運命を課せられた。
そんな状況なのにも拘らず、妹同様に表情は明るかった。
家族がいる。その優しさに変えられるものはないと知っているから)
そうねぇ……もうくったくたよ。帰りましょう。
……というか、お風呂も寝るのもいつもでしょ。わざわざ言わなくても分かってるわよ。
(そうして姉妹は道場を後にしていく。
いつか近い未来、人が戻ったのなら正しく生徒を導いてほしい。
二度とあんなことが起こらないようにと願いながら。)
(【退室】)
鴻・刃音 12月14日22時
(足取りは軽い。前までのよりもずっと重い試練を自ら課したのにも拘らずだ。
一人では苦しい道のりも、支えあえる誰かが横にいるから笑っていられる。
二人で一人。それは体が一緒だった時も、今こうして別れているときも変わらない。
これからは未来を向いて歩いて行ける。その些細なことが、何よりもうれしいのだ)
(二人が道場を後にした後、門は一人でに閉じる。
まるで意思があったかのように、そしてその役目を終えたことを示したかのように)
鴻・刃音 12月14日22時
『――ニシシ。わざわざ見に来る必要も、ましてや手を貸す必要もなかった。
囚われの姫たちは無事に自分の足で歩いているようだね』
『これで本当にお話は終わり。
後は彼女たちが紡いでいく。いやぁ、楽しみだね。
どうか、永久に続く道先に幸せがあらんことを』
(真っ暗闇の道場の真ん中。
いつか、どこかで見た"にやけ顔"が浮かんだかと思えば。
その吊り上がった口角をさらに吊り上げ、満足そうに消えていった)
(【退室】)