希望の未来へ、また一歩
神楽・のぞみ 2021年9月21日
ここはいつもの寮のお庭
少女が強くなりたいと願った日から
時間があるときは、修行を付けてもらっていたのでした
#ミーレ・ベルンシュタイン
#神楽・のぞみ
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神楽・のぞみ 2021年9月21日
……ええと、えと…………(少し悩む……悪いことをしました、と言ってるような形になったなと)
たぶん……黒ししょうと……喧嘩ちゃったから……だと思う……けど……(ばつの悪さから、声がどんどん小さくなっていく)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
――あらま。(ちょっぴり、驚いた声)
わざわざ紹介したの、わたくしですし……ちょっと責任感じちゃいますわね。
事情、聞いても?(ひょい。あかい瞳が、顔を近付け、すぐ近くで覗き込んで)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
…………ん……んぅ……(ほんの少し、顔を逸らす)
たぶん、黒ししょうには……何か、考えがあったんだと……思う……のと……もしかしたら、知らない間に……のぞみか、神様が……怒らせちゃったのかも……だけど……
(無効票)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
えっと……なんで、そうなったのかは……のぞみも……ちょっと、分からない
ししょうが……神様に向けて……何か……力を使った、みたいで……神様が……びっくりして……怒っちゃった……の。
のぞみも……それで、ちょっと怒って……めうえのひとに……ばかって言っちゃった……(怒られる、かな……と、下から見上げるようにミーレの目をみる)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
……はい? 力……攻撃ですか。
…………、あ〜……。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
(ぽふ、と)
(大丈夫ですよ、というように、のぞみの頭に手を置いて)
……確認なんですけれど。
黒ちゃん、何かこう……自分で抑えろ、とか、制御しろ、とか、そういうこと、言ってませんでした?
神楽・のぞみ 2021年9月21日
(頭に当たる手を感じて、本音の部分を話しやすくなったようで)……言ってた……けど……(とっても納得いかない顔で)
何もしてない神様を……怒らせて……それをのぞみに、抑えろっていうの……なんか、ずるい……って思った(ずっと引っかかっていた部分で、子供らしい感想になった)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
うん、確かに。
それは正しい感想です。
(と、頷いた)(実際。やりたいことは、まぁ分かるんですけど。ちょっぴり乱暴ですわよね――と、胸中で呟いた。まあでも、あの子なら仕方ないかな、とも思うし、自分の失敗でもあるな、と、思う)
――まず、一つ。
ごめんなさい。わたくし、のぞみちゃんに大事なことを教え忘れてました。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
覚えておいて下さい。
黒ちゃんはね、面倒見が良くて責任感が強い、
番長の中でも落ち着きのある優しい子で――
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
――わたくしなどより余程、恐ろしい怪物ですのよ。
神楽・のぞみ 2021年9月21日
ん、ん……ミルク、いつも出してくれるし……教え方も……丁寧だし……のぞみも……優しい、人だと……思ってるけど
ん……?
(無効票)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
…………(恐ろしい怪物……という評価が、自分の知ってる、黒の番長の姿と繋がららず、不思議そうな顔でミーレの顔を見返す)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
(きょとんとした顔に、くすりと笑って)
黒ちゃん、いつも合羽着てるじゃないですか。かわいーやつ。
あれ、なんでか知ってます?
神楽・のぞみ 2021年9月21日
……ん…… ええと、えと……そういえば、黒ししょうと会う時……雨の日が、多い……かも
合羽が……似合ってて、かわいい、と思います……?(いつも付けてる理由は分からず、普通の感想になった)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
うふふふふ。わたくしも、そう思いますけど(くすっと、笑って)
彼女、「雨女」なんですって。水を操り雨を降らせる超能力者。
自力で制御しきれないから、あの合羽で能力漏れを抑えてるんだとか。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
青ちゃん……陸くんは、分かりますよね。
青ちゃんの力は、番長の中でも一等派手。全てを凍てつかせる氷の嵐、神話に片足突っ込んだドラゴンの戦いを見て、あの子、こう言いました。
「拘束具でも付けたら?」「天災を人災に抑えるのが拘束具でしょ、私みたいに」って。
――ねえ、分かりますか、のぞみちゃん。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
あの子にとって。
・・ ・・・・・・・・・・・・
天災は、道具を使えば当たり前に支配できる程度のものなんです。
それはもう、人間の視点ではありませんのよ?
神楽・のぞみ 2021年9月21日
ん、ん……お洗濯するの……たいへん、そう……(どうでもいいところが気になった)
……ええと、青の番長さん……寮でも、ちょっと会ったこと、ある…………どらごん……?(思ったより、怖い人だった……人を食べると噂になったのは……もしかして)
(無効票)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
…………ん、ん……天災……を、道具で……支配……(少し難しかった、師匠たちの話は、いつものぞみにはちょっと難しい)
……ええと、黒ししょうは……恐ろしい、怪物を相手にしても……知恵とか工夫で、なんとかしちゃう……怪物……?(自分なりに、こういう事、かなあと)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
いえ。
もしかしたら本人はそう思ってるかもしれませんが、まず、力です。
本来、知恵や工夫では超えられない壁ですもの。
……ね。わたくしがすごい魔法使いなのは、もう知ってますわよね?
で、番長って、卍器が選びますのね。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ミーレ・ベルンシュタインを差し置いて、黒の卍器に選ばれた超能力者なんですよ、あの子は。
その視点は、強者の側に立っている。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
(そこまで、言ってから、)(頬を、緩めて)
――だからきっと、ただ、わたくしの思ってた以上に、心配しちゃったんだと思います。
あの子にとって、自分の力は、自分で従えるものだから。
のぞみちゃんが神様の力の向く先を抑えられないのなら、いつか周りを、自分を傷つける、って。剥き出しの刃物をぶら下げて歩いてるように見えるんじゃないですか?
……これは、まぁ。
力との付き合い方を教えてあげて、と言ったわたくしの責任でもあるかもしれませんけど。(そう、ちょっと、頬をかいて)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
…………ん、ん……番長さん……は、やっぱり……凄い人、ばっかり(普通そうに見えて凄い人、なんだなあ……という少し失礼な感想を浮かべて)
……ん、白ししょうが……リップせんぱいと戦ったの、見てた……凄かった(こうまで言われると、二人が戦ったらどうなるのかな、とか考えてしまう……見てみたいような、遠くで隠れてたほうがいいような)
(無効票)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
のぞみは……知恵とか、工夫でなんとかする……お話も、好きだけど……ん、ん……(復讐者相手に普通の人間が勝てないように、力の差が大きすぎればそれは超えられない壁なのだろう)
ん、ちょっと難しいけど……分かった所はある……かも
(無効票)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
…………でも、ししょう達も……神様のこと……あんまり、しらない……から……そういう風に……言われるのは……ちょっと、悲しい
(のぞみにとって、神様は誰かを傷つけたりするモノじゃなく、いつも自分と、周りの人を守ってくれるモノだったから)
……傷つけたり……しないんだよ、ってのぞみが一生懸命、お話したら……分かってもらえたり……しない、かなあ
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
はい。そこは間違いなく、黒ちゃんのやり方が乱暴だった部分ですね。
わたくしは解説しただけのつもりなんですけど、そう思われたなら、ごめんなさい。
――ただ。そう思うなら、それは同時にのぞみちゃんの足りなかった部分でもある、って、わたくしは思います。(そう、言うと)
(そっと顔を近付けて、ヒントを囁くような顔で――)
たとえば、ですけど……
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
いきなり喧嘩売られてムカついたんでしょう? のぞみちゃんも、神様も。
じゃ、殴り返してやれば良かったんですよ。顔を一発(ひそひそと)(言った)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
ただし。神様が勝手に暴走する、のではなくて。
神の言葉を代弁する巫女としてその怒りを中継し、一発、代行して借りを返す。
そういう形なら、防ぎはするでしょうけど、手打ちにはしてくれたと思いますよ、黒ちゃん。先に仕掛けた非礼くらいは侘びてくれたんじゃないですか?
……ほんと、例えばですけれどね。
人を傷つけるような神様じゃない、っていうなら、別のやり方もあると思います。……見たかったの、そういう返し方だったんじゃないかな。
神楽・のぞみ 2021年9月21日
…………ん、ん(思った以上に乱暴な解決手段に目を丸くする)……ん(ずっともやもやしていた、自分の感情が、すっと言葉になったようで)……むかついた……ずっと、むかついてたの……かな……分かってもらえない、こと……信じてもらえないこと
(無効票)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
…………のぞみも……神様も……むかついたからって、殴ったりは……しない……けど(想像してみても、殴ってる姿は、なんだか似合わないなって思い)
もっと、ちゃんと……言い返す……べきだったんだ……抑え込んで、逃げちゃったから……ずっと不機嫌なのが……続いてた……のかも
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
――成る程?(ふむ、と、一つ頷いた)
(気分を損ねれば害をなす、というのであれば、少し危険度の認識をあげようかと思っていたが。その言葉は、少し印象が違って)
想像ですけど……のぞみちゃんは、「神様」にとって唯一のチャンネル……世界とつながる窓口のようなもの……なんですわよね、多分。
だとすれば――そうですね。謂れなき害意、誤解には、きちんと反論すべきだったのかもしれません。(その、のぞみ自身の感覚は、ある程度信用に値するだろうから)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
と、わたくしは思いましたけれど。いかがですか、「神様」さん?
(なんて、口にする。何かが感じ取れているわけではない。話しかける向きも、のぞみのままだ)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
ん、ん……神様は……いつも側にいて……のぞみがお願いすると……力を貸してくれる……の。
唯一の……窓口……(そうだったら、少し寂しい……他の誰にも見つけて貰えない、信じてもらえない、孤独な神様)
神様は……他の人と話したり、しないから……ん、ちゃんと……のぞみが、悪くないんだよ、って言わなきゃ、駄目だったんだ
(無効票)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
…………ええと……ん……最初より……だいぶ、機嫌が良くなってる……かも?(少し横、誰もいない空間に視線を向ける) 白ししょうのお陰、だね
…………えっとね、えと……一個だけ、お願いが……あるかも?
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
ふぅむ。……この間も思いましたけど、信徒を増やす、という行動原理ではないんですわね、やっぱり。
――あら。なら、良かった。
なんです?(ふわりと、笑って)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
信じてくれる人が……増えたら、嬉しいけど……のぞみが何かをして、増やすっていうのは……違うんだと、思う
ええと、ね……神様は殴ったりしないし、正当な理由のない、暴力はだめ、っていう決まりも……あったりするけど……
のぞみが、すごく……むかついた時、ちゃんと殴れるように……殴り方も、教えて……(自分の力で殴る、それならきっと、ごめんなさいですむ範囲だろう)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
ふぅむ? それが存在に関わるとすれば悠長にも感じますが……神様ですしね、何かしら宗教的なルールがあるのかしら(興味深げに首を傾げて、さきほどのぞみが見ていた辺りを見つめつつ)
――――成る程。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
……実際を言うとね、のぞみちゃん。
わたくし、身体の動かし方くらいは見られても……別に拳法ができるわけじゃないので、良いししょうではないと思います。
――でも、うん。
のぞみちゃんは素直で、「神様」を認識する感受性がありますし……身体で覚えれば、見えるようになるかもしれませんわね。
今日は少しだけ、本格的に教えてみましょうか。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
いいですか? ベルンシュタインの魔術では、こう教えます。
万物は流転する。どんな概念にも流れがある。生命、魔力、時間、そして単なる力にも。どんなものでもです。
そして、その流れを理解さえすれば、「触れて」「操る」ことができる。
魔力の流れに触れるのは魔力だけですが、「ただの力」の流れに触るには、「ただの力」だけでいい。
つまり――
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
(ひゅ、と)
(その音さえも置き去りに放った拳が、のぞみの顔のすぐ脇を通過して)
(――ぱぁん、と、空気が弾けた音が、びりびりと)
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月21日
その、力の流れさえ使いこなせば。
女の子の細腕でさえ、剛力の一撃を受け流すも、岩を砕くも、自由自在……というわけです。
(どやぁ)
(ね、簡単でしょう? と顔に書いてある)
神楽・のぞみ 2021年9月21日
そん…ざい……? ん、神様は……たぶん、のぞみだけいれば……ずっと、いる……世界が元に戻ったら……分かんないけど
……ん、良いししょうかどうかは……弟子がどう育つかで……決まる……と思う(今日も、大切なことを教えてもらった気がしたので)
……だから……のぞみが……いい、弟子になる
(無効票)
神楽・のぞみ 2021年9月22日
おー……(ちょっと難しいけど、とっても師匠の教え、っぽい)……流転……触れて……操る……ええと、相手と同じ力で……流れを……
(言葉を理解しようと考えてる所に、なにか恐ろしく早いものが飛んできて)…………ひ、ひぇ…………(驚きぺたんと座り込む)
(無効票)
神楽・のぞみ 2021年9月22日
…………ん、ん……教えてくれるの、とっても嬉しいけど……ええと、もしむかついても……ししょうは、のぞみを殴っちゃ、駄目(足ががくがく震えながら、立ち上がる)
すぐに出来るようにはならない、弟子だけど…………頑張って練習…する……みててね、ししょう(ろくに見えもしなかった一撃を真似て、誰も殴ったことのない、へろへろの突きを……それでも必死に繰り返す)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月22日
えっ。ん〜、まぁ、わたくしに殴られ続けても覚えるのは大変だとは思いますけれど……(どうしました? なんて顔で手を伸ばし……かけたのをやめて、立ち上がるのを見守って)
……………、ふふ。
(無効票)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月22日
そうですわね。
いいですか、のぞみちゃん、続けながら聞いて下さい。
体力作りと、その練習の繰り返し。
それは一人の時も続けながら――
(演出継続)
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月22日
じゃあ、一緒の時はわたくしを殴ってみましょうか。
――受け流して庭に転がしますから、手を抜かないように。
思い切り打った拳の力をひたすら逸らされ続けたら、ええ。のぞみちゃんにセンスがあれば――何万回か繰り返せば、きっと、少しは流れも見えて。
受け流しかパンチのどちらかくらいは、モノになる………………かもしれませんし。
(不穏なことを言いながら)
(ひょいと、へろへろの拳の前に歩み出て――)
神楽・のぞみ 2021年9月22日
…………ん……むかついてないけど……これは、修行だから……殴る……(人を殴ることに抵抗はあるものの……目の前の少女相手に、のぞみの力で殴った所で……という現実的な判断もある)
(演出継続)
神楽・のぞみ 2021年9月22日
……………え、えい……(引いた拳の前に来たミーレ相手に……思い切り拳を突き出す……そのまま、力を流されて)………わ、わっ……!?
ミーレ・ベルンシュタイン 2021年9月22日
(天地がぐるりと裏返り)
(地面に叩きつけられた――割に背中があんまり痛くないのが不思議なくらい)
(魔法のような、魔法でない技)
(何回やっても)
(何回やっても)
(何回やっても)
(腕白番長は、さぁもう1回、と変わらぬ笑みを浮かべてのぞみを待ち受けるのだった――)