第4試合:🔀反転紅勢・Wake dis
緋野・氷織 2022年10月17日
ステージ:仮想学園
戦 場:中庭
爆煙と礫塵。戦場を頒つ壁は崩れ落ち、愛と希望の星が巡れば。
打ち立てた優位は瞬く間に砂上の楼閣と化す。
戦場は引き続き仮想学園・中庭。
散らばる破片を、作り上げた優位を、すべてを踏みつぶして。
薄らぐ煙の向こう、訪れたのは──
「選手交代のお知らせだよ。よろしく」
愛を語る、怪物殺しの騎士だった。
いつから自分たちが狩る側だと錯覚していた?
書き込み可能
#スィーリ・ラウタヴァーラ
#波瑠乃・あわゆき
#リップ・ハップ
1
リップ・ハップ 2022年10月17日
(また一瞥)
(てこたー壁創ったのがあわゆき。かな。)
(付かず離れず距離を維持して戦いたいだろう銃士と、フォローの援護役。相手取る二人――狩るべき獲物の情報をざっくりと頭に入れ)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(……あとは戦いながらでいーや。)
(刃の程近く、大鎌『子爵』の柄を片手で保持し悠然と歩きだす)
(よろしくの挨拶は済ませてある。狩りの場に御託は要らない)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(打ち壊された壁。その先に現れた、先までとは異なるシルエット。
もちろん、ロキシアが戦っていた相手が誰かは、ちらりと見て把握していたのですが……)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
リップ。
(戦う覇気に満ちた相手を前に、少女は、緊張感なく、にっこりと笑いかけました。
そして、「よろしく」とあいさつされたのなら、)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
はい。よろしく。ね?
(そのように、屈託なく、ご挨拶を返すのでした)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
(先ほどまでの善戦ムードは一瞬で霧散)
(目の前の存在はそれほどの強者であり、真っ向からぶつかるなど勘弁願いたい相手だ)
(しいてこちらの有利をあげるならば、2対1という数の差だが)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
(ちらり、後方のあわゆき様を確認する)
(にこりと笑みを浮かべる姿を見て)
はぁ……。
(私も覚悟を決めるしかなさそうですね)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
リップ様、どうぞよろしくお願いいたしま……すっ!!!
(挨拶と同時に、袖口から手の中に収めた拳銃を発砲)
(メイドも今は、卑怯にならざるを得ません)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(ロキシアとあわゆきならいざ知らず、スィーリに限っては)
・・・・・・・・・・・・
(リップしか相手にできない)
(ウィチカの背後を打ち抜くことそれ自体は出来るだろう。しかしそれが利益になるのは今ウィチカと相対しているロキシアであり、彼とチームを同じくするあわゆきであり)
(スィーリとスィーリのチームの利には成り難い。ロキシアがフリーになればゴールデンプチギガースの出現位置にこの場で最も近く、だから共闘とはいえチームの思惑は働いていて然るべきだ)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(だから――)
(大鎌を携えた少女の身体がブレて感じられたかもしれない。その刹那後には消えても)
(――ロキシア相手には選べなかった避ける選択肢が、今の彼女には取れる)
(袖口がこちらを向いたのに反応してか。それとも銃声を耳にしてか。硝煙の上がるのを目にしてか。……或いは迫る銃弾を知覚してか)
(その悉くの後手を取りながら弾丸を躱すのはフィジカルとセンス。人生の大半を闘争に置き、そこで磨き培ってきたもの)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(足音が一つ、スィーリの背後方向から)
(一足で回避と移動を行い、また一足で反転したのだろう)
ヤイバ
(大きく開かれた大鎌の咢を向け突撃してくるようだ。腕力でなく、脚力によって。その速力によってすれ違い様に斬ろうという力任せ、押し通すだけのポテンシャルは既に肌身で感じているだろう)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(少女は──
目の前の紅と白銀の少女たちと違い、戦闘にあまりにも縁遠い道を辿ってきたために、戦うセンス、というもの。そして、瞬発力や動体視力──。
そう言った戦いに必要な諸々の感覚が『欠如』と言っていいレベルで、持ち合わせていないのでした)
(瞬きの間に、スィーリの背後へと移動したリップを追う視線は、一泊の間を置いて……あまりにも遅く)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
スィーリ……っ!
(盾を作ろうにも、それは間に合いません。
呑気な空気を纏っていた少女も、何とか足りない判断力で考えます。
この状況、自分が行うべきは障壁等を作る援護よりも、スィーリへのリソース譲渡による回復、そして強化の方が良いでしょう)
(接触を必要としないリソースの譲渡は、スィーリに、光の粒子が降り注ぐ形で行使されます)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
くっ……!
(牽制目的で撃った一発だ。元々まともなダメージが通るとは思っていない)
(いなかったが……これだから復讐者は!一瞬の躊躇もなく避ける上に──)
(ぞくり)
(背後からの足音。背筋に悪寒が走る)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
(振り返り確認する余裕はない、今取れる行動は)
ぐ、がっ……!!!?
(逆手に持ったナイフを大鎌と自分の身体の間に滑り込ますので精一杯だ)
(不安定な体勢に加え、速度の乗った一撃を受け)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
(ごきり)(右腕に嫌な音が響く)
(この程度で済んだのは、遠くあわゆき様からのサポートがあったとは。本人は露知らず)
リップ・ハップ 2022年10月17日
……お?
(射手としての目の良さ。彼女の持つ、彼女だけの、彼女の経てきた経験。ナイフが滑り込んだ要因は様々あるだろう。後から分かっていけばいいと判じた部分でもある)
(だから不思議に思ったのは手応え。そして結果)
(ガードがあろうと致命の一撃を見舞うつもりでいたが、どうやら収穫は腕一本)
(ざりざりと中庭の土を踵で押し退けるブレーキ、視線で背後を確認しながら)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
あわゆきか。
(彼女の何らかによって不思議が齎されたのだろうと察し)
(右腕をスイング。柄の握りを緩め、また締めて。刃近くから後端へと握りの位置を、得物のレンジを変える)
(振り向きに合わせて抉るのは土塊。学園中庭として構築され、幾年月踏み固められてきただろうそこへ、プディングにスプーンでも通すように軽々と切っ先を入れ)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
……そォらッ!!
(力任せに吹き飛ばす。土塊の向かう先は当然あわゆきだ)
(回復、保護、身体強化――彼女の行った何かを絞り切れはしないが、速攻を掛けるならそのどれもに仕事をさせたくはない)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(傷ついた人を見たことは、数えきれないほどありました。が、
『目の前で、これほど人が激しく損壊される』場面に出逢うのは初めてでした。
通常ならば、スィーリの腕に癒しを与えるべきでしょうし、常の少女なら、それを優先させたでしょう。
けれど、……追撃に追撃を与えるリップを前に、一時的にでも彼女と距離を取るための盾を生み出した方が良いのではないか、とも、思ってしまったのです)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(咄嗟の時、判断に迷う──。
そういうところが、少女の経験の薄さから生じるものであり、未だ本人すら自覚のなかった未熟さでもあるのでした)
(その躊躇はこの戦場においては言葉通りの“致命”に直結しています)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
!
(急速に飛来する土塊を把握して避ける──目の前の二人には容易い、ただそれだけの行動を、少女は取ることができません。
ドッ!!と大きな音と共に、少女の体は弾かれ飛びます)
(受けた胴体から、リソースが流出し始めます。が、直に止まります。
通常ならば、流出を止める方法は限られていますが、同じ白のクラスであるリップには察せられるでしょう。
体の修復、それが彼女の白のクラスとしての能力であることが)
(暫し、震えるようにうつ伏せに倒れていましたが、よろけながらも何とか立ち上がります。
まだ、倒れるわけには、いかないのです、から)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
(ペインブロック、だったか。想定していたよりも痛みは少ない)
(というよりも、生き残れた。これは──)
あわゆき様、ですか。
(小さく感謝の言葉をこぼし)
(だが、確実にリソースは削れている。そして右腕に力ははいらず、もう使い物にならない)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
(目の前の暴風は止まらず)
(その顎を戦闘のせの字も知らなそうな少女へと向けているのが見える)
……っ。
(スカートの中から大型のショットガンを取り出して)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
せめて、足止めぐらいはしたいものですね!!!
(土塊を飛ばすリップ様の背中へと、散弾の嵐を放つのでした)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(力任せのバンカーショットの行方、その確認はそこそこに)
(あらゆる立ち居振る舞いが、まだ少ないとはいえ学園で得た限りの情報が、彼女が矢面に立つようなタイプではないと教えている)
(フィジカルにしろ、メンタルにしろだ。立ち上がるための間と次を選ぶための間。それを稼げたという確信があった)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(ぐるりと一周させた刃を操り、屈みこめばすっぽり。その幅広の影に身体を隠す)
(鈍い衝撃、甲高い音。斜に構えた刃の盾に銃弾が叩きつけられ――)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(重々しい大気の揺らぎと唸るような轟音が後に続いた)
(それらは校舎A棟から。戦闘の余波なのは明らかだが)
(……派手にやってんねぇ。)
(規模が明らかに大きい。一つの決着を示すには十分なほどに)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(こちらも突破せねば。そう尻を蹴られるには十分なほどに)
(屈み、小さくなった影が助走なく高々と跳ねる)
(目にするのは脚力任せのそれの、宙での連鎖だろう)
(赤く彩られたリソースが動き回り足場となり、空中に力の伝達経路を生み出している)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(――刃の一振りでビームを放つことも出来なければ、概念だ何だを斬り伏せることも今後ないだろう)
(彼女に有るのは常軌を逸したフィジカルであり)
(磨いてきたのはそれを伝える業。大鎌を介して獲物に力を叩き込む。そのことに多くを割く)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(図るのは当然力技の、強引な突破だ)
(近づく手段があり、鎌を振る腕があり、刃が鈍く輝いているのなら)
(何度でも叩きつける)
(足場を跳ね、銃の照準を掻い潜るよう乱反射し、スィーリに向かって刃を振う)
(何度でも)
(何度でもだ)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
(そこらの一般人なら簡単に挽肉にできる散弾の嵐も)
そよ風にもならず、ですか。
(だが、一歩足を止めることはできた)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
(突如響き渡る轟音と大地の揺れ)
(方角的に……校舎A棟からでしょうか。あちらも盛り上がってるようで)
(一瞬の意識の間。その隙間を縫うように、眼前の影が宙へ舞う)
(無効票)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
(視線で追うソレは、人を超えた動きをまざまざと見せつけてきて)
はっ……どうやら私はここまでのようです、シエロ様、文月様。
(右腕から止めどなく流れでるリソースは、死を感じさせるものではなかったが)
(上下左右、縦横無尽に跳ねては刃をふるう目の前の存在からは致命の香りしかしないのだ)
(、)
スィーリ・ラウタヴァーラ 2022年10月17日
申し訳、ございませ……。
(悔しいことに今回の私は)
(狩られる側の獲物だったようです)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(そう。リップの判断は正確でした。
少女は、自分が矢面に立つという“発想”それ自体を持ち合わせていません。
いえ、持つように育てられていないという方が正しいでしょう。
しかし、この状況下において……はるのあわゆきという名を冠した少女は、やはり、笑っていました)
(紅の少女は知る由もありません──少女は矢面にこそ立てませんが……、
誰かのためならば、自身の命を微笑みながら二つ返事で捨てる事に
聊かの躊躇もないのです)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
.
(それは、春先に起こりやすい現象です)
.
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(雪緩む春。
融解によってその自重を保持できなくなった雪は、最大速度分速30~50m。新幹線に匹敵する速度で表層を滑り降ります)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(── この二人を、決して、体育館に向かわせてはいけない ──
それが少女の、この戦いで与えられた役目と言えるでしょう)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(『ええ』)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(『そのために、わたくしは、全てを捧げましょう』)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(少女の全身が淡く光を発し始めます。
光はあっという間に少女の体をエネルギーへと分解し、風に攫われ、散っていきます)
(もし、生徒会の彼女が少女の行動に気付き、一瞬の間に鎌を振おうと……その手には何も残りません。
なぜなら、狩ろうとする彼女の“命”は、既に形を残していないのですから。
儚く散った光の粒は風に乗って、“A棟の基礎と土台”のあちこちへと付着しました。丁度、綿毛が何かに引っかかるときのように──)
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(そして、その瞬間、粒子同士が共鳴し合うように、爆発的な速度で建物を分解したのです。
光が光を求め、手を伸ばし、繋ぎ、
そうして、皆で揃って身を投げます。
地鳴りに似た音が、二人の頭上から響き始めました)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
_ ア ポ ト ー シ ス
(生かすための死)
『 連 鎖 分 解 』
.
(無効票)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(残るリソースの全てを注いだ、自己犠牲の貴き輝き。
それは分解した箇所から更に分解を引き起こし、建物の壁面を割るように亀裂を奔らせます。
先に起きていたA棟での戦い(
https://tw7.t-walker.jp/club/thread?thread_id=25322 )で校舎の反面が大きく崩れていたことは、少女にとっては幸いで、生徒会にとっては不幸であったでしょう。
仮想空間の校舎は完全に倒壊し、それは相応の速度と質量を伴って、崩れ落ちていきました。
ちょうど【雪崩】の如く、中庭から体育館への道を遮るように──)
(、)
波瑠乃・あわゆき 2022年10月17日
(轟音と共にコンクリートの礫が流れ込み)
(ガララ……ゴト……)
(最後の破片が動かなくなる頃には、除去するには割に合わないリソースを必要とする瓦礫の山と生徒会の二人だけが、その場に残されたのでした)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(手応え。スィーリを仕留めた感触を手に感じ、向かう先は当然あわゆきのもと)
(跳躍。疾駆。切っ先を滑らせ、一刀)
(しかしそれは空を斬り――いや光を撫でただけで)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(齎された変化は当然すぐ目に入る。いや入れざるを得ない。それだけ注意を引く振動であり音だ)
おいおいおい。そりゃー……マジか。
(崩れ、滑り、行く手を塞ぐ瓦礫流。あわゆきのリソース総てを用いて引き起こされた妨害の一手)
(無効票)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(効果は覿面と言わざるを得ない)
(彼女の身体に子爵の咢を喰らいつかせるための時間と、この変化した地形でウィチカと共に体育館へたどり着く着くための時間)
(どちらがより時間を使うかは明白で)
(故にあわゆきは自身のリソースを最高効率で使用したと言えるのだろう)
(、)
リップ・ハップ 2022年10月17日
(挟撃、足止め。それによりタイトになったタイムスケジュールが、校舎と共に崩れたようなものだ。三分に間に合うか怪しい。怪しいと精査しているこの時間さえ、思考の一拍さえ惜しい)
ウィチカ! 身体借せ!
(今はとにかく前へ。同僚を抱えて行くのが最速だろうとそこだけは判断を下し、がむしゃらに脚を動かすこととした)