記憶と記録をぬくぬくと食みながら
棹物・打菓子 1月8日20時
(こたつに半身を埋めてとろけている)
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棹物・打菓子 2月7日20時
最近はどうも……誰かと一緒に居ることに慣れてしまったなぁ。
一人での遊び方を忘れてしまっておるのかも知れん、困ったもんじゃ
棹物・打菓子 2月8日21時
(ぼろ本の外れかかっていた頁をぺたぺた糊付けする)
棹物・打菓子 2月9日23時
(はたきでぱたぱたと埃を落とす)
そいやぁ前に会った巫女さんがこれと同じようなの持っとったなぁ。
紙が付いていて、わさわさーっとしおった、ありゃあなんというんじゃったか……四文字だった気がするんやが……
(ぱたぱた)
棹物・打菓子 2月10日21時
(はっ)
そう、たしかたこわさじゃ。
(ぱたぱた)
棹物・打菓子 2月11日21時
いや、たこわさではなかったかも……でも、わさわさしとる感じの名前のはずなんじゃ。んーむむ……
(ぱたぱた)
棹物・打菓子 2月12日23時
(「世界の巫女百選」と書かれた本を読んでいる)
棹物・打菓子 2月13日22時
お、あった……んー、ちょっと形が違う気もするが、でもきっとこれじゃ。
おおぬさ、おおぬさか。たこわさにちょっと似とるね。
棹物・打菓子 2月15日21時
(ぬさぬさと音を立てながら埃を払う)
棹物・打菓子 2月16日21時
(上製本の表紙を叩くと、ぽんと良い音がする)
棹物・打菓子 2月17日21時
(別の上製本の表紙を叩くと、やはりぽんと良い音がする)
棹物・打菓子 2月18日20時
(本を並べて、ぽんぽんと一つずつ叩いていく)
棹物・打菓子 2月19日19時
ちょっと音が違うんじゃあ。
こっちのは少し高め、こっちはちと低めかの……(ぽんぽんと聴き比べながらあれこれ並べかえる)
棹物・打菓子 2月20日19時
(ぽん、ぽぽん、ぽぽん、と微妙に音の違う本たちを軽快に鳴らしながら、それに合わせてたかたかと足音を鳴らす)
棹物・打菓子 2月21日21時
手と違って足を思うように鳴らすのはなかなか難しい。
他人がやってるのを見た時は簡単そうに見えたんやが、ありゃあ凄いことしとったんじゃねぇ。
(たん、たん、たかたん、たかたんたん、と足を鳴らす)
棹物・打菓子 2月22日22時
んー、足音を上手に鳴らせるようになる本は無いもんかのぉ。
ここには色んな本があるはずじゃが、その手の本はあんまり興味がなかったからなぁ。
あったとて、どこに埋まっておるやら……
棹物・打菓子 2月26日22時
足音を鳴らすのもなにか言い方がありそうじゃが、それがわからんことにはなぁ……楽器の本はたまに見かけるが、楽器とも言い難い。
わしにゃあわからんことだらけじゃあ。(勘定台にごろんと横になってだるまを抱き)
棹物・打菓子 2月27日22時
こやって天井や壁を眺めるだけでも、名前を知らんもんが沢山あるものなぁ。
あの金具とか、なんて名前なんじゃかねえ。
(だるまの顔をじっと見て)
お前の顔も、なんちゃら模様って名前があったりするんかな。
棹物・打菓子 2月28日19時
お前、髭とまゆげがなけりゃあ案外可愛い顔しとるんじゃないか、のぉ。
棹物・打菓子 3月1日20時
(ちょきちょきと白い紙を切っている)
棹物・打菓子 3月2日23時
もちっと小さいか……(ちょきちょき
棹物・打菓子 3月3日22時
(目以外の部分が隠れるように切った紙をだるまの顔に当ててやり)
……思った以上に間抜けな顔になってしまった。
んー、口まで隠してしまうのがいかんのかのぉ。
棹物・打菓子 3月4日20時
(紙に口を書き足す)
棹物・打菓子 3月5日20時
んふっ……失敗じゃ。
((◯_◯)こんな顔になってしまっただるまを見て笑う)
棹物・打菓子 3月6日21時
やっぱりこの模様は大事なんじぇねぇ。
お髭が一杯ある人は厳つい印象を受けるものな。
世の中にゃあ付け髭なんちゅうものもあるらしいが、わしも今度つけてみようかの。
少しは大人っぽく見えるかもしれん。
棹物・打菓子 3月7日23時
おや、なんか挟まっとる……四つ葉の栞じゃ。前の持ち主のじゃなぁ。
そいやぁ四つ葉が生えてるのは見たことない気がするのぉ。三つ葉ばっかりじゃ。
棹物・打菓子 3月8日16時
(訝しげに四つ葉の栞をじっと見て)
んー……これ、前に見たことあるような。
そうじゃ、前にもこうやって本に挟まっとったんじゃ。思い出したぞ。
抜かずに戻したんじゃったかなぁ、抜いたような気もしたんやが……
わしも歳じゃねぇ。
棹物・打菓子 3月9日18時
今年もそろそろお洒落自慢の催しが告知されるじゃろうか。
また盛り上がるといいのぉ、皆おしゃれするのが好きだものね。
わしも嫌いじゃあないが……普段着てるもんが一番しっくり来るもんじゃから、んはは。
棹物・打菓子 3月10日20時
む……(天井をじっと見る)
棹物・打菓子 3月11日19時
たまになんじゃら気配がするのは、動物でも入り込んでおるんかなぁ。おばけかも知れんが。
棹物・打菓子 3月12日19時
前の誕生日に貰った本も、何やら曰く有り気な雰囲気じゃったしなぁ。
おばけの一人や二人住み着いとったっておかしくはないの。
かいらしい子ならいいんやが。おっかいのはごめんじゃ。
棹物・打菓子 3月13日19時
(何も居ないけど何か居そうな場所をはたきでぱたぱたしてみる)
棹物・打菓子 3月14日22時
(何も居ないけど何か居そうな場所をはたきでぱたぱたしてみる)
棹物・打菓子 3月15日19時
(何も居ないけど何か居そうな場所をはたきでぱたぱたしてみる)
棹物・打菓子 3月16日19時
ふぇ……へっぶし!
うぅ、こんな埃っぽい場所じゃあお化けも寄り付かんか。
時折掃除はしておるはずなんやがなぁ、この埃っちゅうのは一体どこから湧いてくるのやら。
棹物・打菓子 3月17日21時
(宣伝用の紙を眺めている)
やっぱり今年もあるんじゃなぁ。皆のお洒落する姿が楽しみじゃね、んはは。
棹物・打菓子 3月18日18時
それにしても、あっという間に春になったもんじゃなぁ。
この調子なら、あっという間に夏になりそうじゃね。
冬も嫌いじゃあないが、やっぱり一番は夏じゃ。
ぽかぽかじりじりしながら散歩することほど気持ちの良いことはないものな、んはは。
棹物・打菓子 3月19日19時
(こぽこぽこぽ……と温かいお茶を椀に注ぐ)
棹物・打菓子 3月20日20時
(こくこく)
棹物・打菓子 3月21日19時
(ぷはー)
棹物・打菓子 3月22日20時
こういう時間を満喫出来るのは、とってもとってもいいことじゃ……が、
やはり家でほたっとしておるのは性に合わんのぉ。どこかお出かけでもしようか。
棹物・打菓子 3月23日21時
(「おでかけちゅう」と紙に書き、横にあまり上手ではないねずみの絵を添える)
棹物・打菓子 3月24日21時
(黒い中折れ帽を被った大きなだるまに「おでかけちゅう」の紙を貼り、入口から見える場所に置く)
んむ、何度見てもいい留守番具合じゃ。
棹物・打菓子 3月25日19時
むぅ……(不安げな顔でじっとだるまを見つめて)
やっぱり誰も入れんように戸締まりしたほうがいいかのぉ。
誰かがお前を持ってかんとも限らんものなぁ。
帰ってきてお前が居なくなってたら、泣いてしまうかもしれん。
棹物・打菓子 3月26日20時
(だるまを抱いたまま、気力なさげに椅子に座り込み)
やれやれ、困ったのぉ……最近はあまり気にならんようになっとったのに。
とうとうだるまにまでこんな気持ちを抱くようになるとは。
棹物・打菓子 3月27日20時
(足を振り、体を揺らし、物思いにふける)
棹物・打菓子 5月31日13時
(こっくり、こっくり)
棹物・打菓子 6月1日18時
(はっ)
棹物・打菓子 6月2日22時
いかんいかん、ついぼーっとしとった。やっぱりどっか遊びにでも出かけんといかんねぇ。
棹物・打菓子 6月3日19時
鍵どこにしまったかの。あんまり使わんもんじゃから。
棹物・打菓子 6月4日19時
(かちかちと戸に鍵をかける)
ま、この程度じゃあ入ろうと思えばいくらでも入れるじゃろうが……一応な。