明けない夜を
佐野・埜之子 2024年11月5日
夜の後に夜が来る。その後にもまた夜が。
終わらせる事が出来ないのなら、それは永遠に続き苛み最後には
夜を消せ。
夜を殺せ。
夜を
・夜(ネガティブな思考や詰る言葉、懊悩その他)を打ち倒すスレッドです。
・【】で囲われて描写される『夜』を、気が向いた人が何らかの形で倒して下さい。反論でも受容でも暴力でも否定でも何でも構いません。囚われてしまいさえしなければ何でも構いません。そうすれば夜は消えます。
・倒される都度『夜』は補充され、殺される都度『夜』は補充され、消される都度『夜』は補充されますが、別に放置でも構いません。でも、気が向いたならどうぞ。
・『夜』が何であるかは分かりません。別に、どうでも、良いのでは?
・だって消すだけなのだから。
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佐野・埜之子 2024年11月5日
【どうしてあなたは死なないのどうしてあなたは死んだのに死んでないのどうしてあなたは死んだ癖に生きてるのどうしてわたしは死んだのに死んでそのままなのにもう生きていけないのにあなたは生きていけるのどうしてずるいずるいずるいでしょうずるいずるいずるいのにどうしてずるいどうしてどうしてそんなに光が明るくてここは暗いのにそこは明るいのどうしてずるいずるいわたしとあなたなにが違うと言うのあなたはなにをもってそんな幸福を幸運を灯かりを温もりを生を。どうして。わたしではなくてわたしではなくてあなたなのわたしではなくてあなたなの】
ディアナ・レーヴェ 2024年11月6日
(「夜』を歩いている。歩きながら時折頷いて、言葉を聞き受けながらまた歩いて、やがて夜の最奥まで進むと静かに足を止めた)
(手を広げて笑う、無防備に親しげに)じゃ、交代してみる?
でも、交代するからには『良いトコ』だけ持ってくなんて許さないからね!
……? だってそうでしょう?
代われるものなら好きになさいよ全て罪業も愛情も責務も厭悪もぜんぶ代われて生きれるならやればいいじゃない? 待ってるわよ?
おいでったら。
おいで?
ほら。早く。
はやく。
佐野・埜之子 2024年11月6日
(返事はない。示されたすべてを受け終える覚悟があるのなら、すべて代われる度量があるのなら、そもそも復讐者になるか、なれずとも無念の思いの欠片となって漂着する復讐者に混ざっていただろう。そうならなかった、ならなかった上で羨み嫉み怨んでいる時点で。答えは始めから分かっていたような物だ。夜は、差し出された全ての重みに耐えかねて消えた)
佐野・埜之子 2024年11月6日
【たすけてほしかった】
佐伯・啓志 2024年11月6日
誰も、助けてはくれなかったな。
(言葉だけなら同調。然し、それはただ「事実としてそこにあった」ことを示しているだけ)
誰もいなかったんだよ。この夜みたいに。
あるいは、誰もいないと思い込んでいた。
見えるのは一面の――……
そんな中で。たすけてほしかったなあ、なんて。
己を救うのは己自身なのに。(機械仕掛けの手を握り開く、駆動音。慣れてはきたが、満足行かぬ体の不自由と「自由」)
……そも。誰かが救おうとしても自分が「まだ足りない」と思ってしまえば、己はずっと救われない。助からない。
だからね。思い込みも、たまにはいいものだよ。
「自分はここにいる。たすかったんだ」と、自分自身の立ち位置を定義付けて。
「でも、たすけてほしかったな」と、そう思いながら……生きるのも。
「たすからなかった」わけじゃないから。
佐野・埜之子 2024年11月6日
【ああ、そうだ。そうだった。そうだったね。いなかった。たすけてくれるひとがいなかった。じぶんもふくめて、いなかった。じぶんもじぶんをたすけるひとじゃなかった。たすけれたはずなのになあ。なんでたすけなかったんだろう。なんでたすかったとおもなかったんだろう……あなたみたいに。おもえばよかったのに。なんで。なんで、かなあ……】
(夜は、納得した様に。けれど悲しそうに。ほんの少しだけ晴れやかに。それから何よりもとても、とても、寂しそうに。そう言って、消えた)
佐野・埜之子 2024年11月6日
【どうせ無理だよ出来ないよ。可能性なんてほとんどない。勇気も力も時間もお金も空気も命も全部全部足りない本当は知っている失敗するって届かないってそうして酷い事になる酷い目に会うそれ位なら逃げれば良いし止めれば良いしそうすれば何も怖い事にはならないだって無理だから無理だもの。ねえ、分かっているんでしょう?】
リゲル・アンティキティラ 2024年11月6日
それでも、叶えたよ。
(きらり、青い星粒が爆ぜて 燃える髪が常闇を照らす)
すべてが足りなかった。同じだ
師に突き落とされた 暗い夜の海の底で あの人の歌を唄って過ごしていた
けれど俺は逃げられず 『鳴き声を上げる』ことしかできなかった
けれど それに呼応する声があったんだ
同じ歌を唄って 同じ『底』まで訪って
共に 笑い、悲しみ、怒り、喜んでくれる同胞
声を上げなければ、得られなかった群れだ。
今なら届く。だから俺は、星に手を伸ばして――こうして。
掴み取ったんだ
(揺らぐ、揺らぐ燃える髪、『繋がれている』のは、己の罪への自覚。あの人の焔が、ここにある)
星に願って、それが叶った 稀有だと思う?
俺は 必然だと思う
足を止めてもいい
ただ、声を上げて 手を伸ばして
同じ歌を唄うなら 俺は、君の手を取って
そこから 引き上げてあげよう。
唄わないのなら
燃やし尽くしてあげる。
佐野・埜之子 2024年11月7日
【……………良いなあ。わたしも、それだけ……ただその分だけ、強ければ…………、……。………………………………】
(夜は、消える直前に最後小さく、聞き取れない位小さく笑った様な気がする。それは自嘲の笑いなのか。それとも……)
佐野・埜之子 2024年11月7日
【憎い憎い憎い憎い憎い望む通りにならない思い通りにならない願う通りにならない何一つ叶わない敵わない適わない全部欲しいのに全部じゃないから全部いらない全部手に入らなかった望む通りにも思い通りにも願う通りにもそれは誰のせいでもなくてそれは自分のせいでしかなくてそんな事は知っているそんな事はどうでもいいそんな事よりも憎いただただ憎い。憎い】