鏡面世界

【1:1専用】花見酒を共に

天照・葵依 2022年4月3日
さくらの花道
花のかげ
白いほんぼり
灯がとぼる

夜の桜道
気付けば人気は無くなって
大きな傘の下で女が一人酒を飲む
視線が合えば無邪気に笑い
言の葉を唇から零す



知人・初見問わずどなたでも、先着1名様
2週間以上途切れたら〆




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天照・葵依 2022年4月3日
こんばんは、良い夜だな
桜の花と月明りを浴びながら一杯どうだ?
(さも当たり前のように声をかける。 こんな日に一人で飲むなんて勿体ない、と)
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薬袋・夜紺 2022年4月3日
(――ゆらり、ゆらり。尾が揺れる。夜の散歩は心地よくひたひたと地を打つ足裏が冷たくて心地よい)
(散る桜の見事な美しさ。それに映える大きな傘の下に人影が見えた、と同時に声がかけられて)

……はて、天女やなかね。
(夜桜の精かね、とからかうような声音で話しかけながら近寄ってゆく)
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天照・葵依 2022年4月4日
天女? 桜の精?
(首を傾げ、それから納得したように頷いて)
嗚呼!確かに現れても驚かない
寧ろお会い出来れば光栄だ
(座っていた隣を指して席を勧め)
うん、ここで待っていれば本当に出会えるかもしれないな
(そう言えば御猪口を3つ用意する。一つは自分に、一つは客人の貴方に。最後の一つは天女か桜の精へと酒を注ぐ)
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薬袋・夜紺 2022年4月4日
は、は。お前さんの事さね。夜桜に映えるおなごやなと思ったのやけど。
(愉快そうに笑いながら勧められた席に腰を下ろす。尾を振って散り桜を払いながら)
…まあそうやね、こんな見事な夜や。
本当に現れるかもしれへんな。
なんや、馳走になってえぇんか。
(注がれた酒を眺めて、次に視線を彼女へ向ける)
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天照・葵依 2022年4月5日
なんと素敵な誉め言葉か
私には勿体ないくらいだが
(ふふふ、と笑みを零し)
勿論だとも。 桜に酔うことが出来るのもあとわずかなのだから
(頷き、御猪口を持って乾杯、と上に上げて)
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薬袋・夜紺 2022年4月5日
せやねえ。そろそろ散り頃や。
儚い春の夢さね。けど今年も綺麗に咲いてくれはってありがたいことや。冷たい雨も似合うんが困りもんやけど…
(御猪口を持ち揃いのように上にあげる)
乾杯。……うん、ええ呑み心地。うまいなあ。贅沢な時間や。
……あー…そういや桜の嬢ちゃん、お名前は?
我は薬袋・夜紺。酒の肴に教えてくれん?
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天照・葵依 2022年4月5日
その呼び名は気恥ずかしいから喜んで答えるとも
天照・葵依だ
(苦笑を漏らして名を告げる)
口に会ってよかった
立派な尾を持っているのだな
狐や狸に化かされたことは一度もないが会う機会もなかなかなかったからこの出会いに感謝しよう
(盃を傾け、嬉しそうに呑み)
うん‥‥美味いな‥
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天照・葵依 2022年4月5日
今日という日に桜を見れてよかった…
雨も似合うが、やはり月明りに照らされ、咲いて散りゆく様をこうして眺めるのが楽しみの一つだったから
(目を細めて見上げる。この光景を焼き付けようと)
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薬袋・夜紺 2022年4月5日
なんや、桜の嬢ちゃんは気に入らんか?
(分かっていて揶揄う声音)
天照の嬢ちゃんやね。なんや、そっちの名の方が大層なもんやないの。
うん?ああ、これか。……いつの間にか増えるわでかなるわ、で手入れも大変やけど…
妖狐は珍しいかね。まあ良い出会いには同感や。
(また一口喉を潤し、視線を追うように桜を眺め)
……嗚呼、ええね。
春の楽しみや。
咲き誇る陽の華やかさもええけど、夜の月明りも幻想的で悪ない。
また来年も変わらず見れたらええな。
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天照・葵依 2022年4月15日
恐れ多いと言ってるのに‥‥

うむ‥‥ここにきてから言われて「そうなんだな」と自覚した‥
(拗ねるように口をとがらせる。 外のことに疎かった1年前までは当たり前だと思っていたから)
(物知らずなことに少し言い淀んで)
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天照・葵依 2022年4月15日
山で狐をよく見かけることはあっても妖狐は此方にきてからだな
ふわふわふかふかしていてとても美しい

ふふふ、見れるとも
日ノ本の民たち…子孫たちがずぅぅぅっと、こうして守ってくれていたのだから
私たちで終わらせるわけにはいかない

【私事で返信が遅くなってしまったこと、深くお詫びいたします】
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薬袋・夜紺 2022年4月18日
【ご丁寧に手紙を頂いたにも関わらず返信できず申し訳ないさね。返事はゆるりやりとりすればよかろうて、お気になさらず】
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薬袋・夜紺 2022年4月18日
ははあ「外」を知るンは面白かろ。
刻逆の影響で出て来た子ぉなんやね。悪いところもあるやろけど、ええところも沢山あるさね、ゆるり体験しい。
(穏やかな口調で語る。人の真似事とはいえ過ごした時間は長い。まるで爺のようないなし方)
そうさね。ここで終わらせるんは勿体ないし申し訳ない。
まあ自然は人よりずぅっと強いもんや。きっと大丈夫やろうけど。

天照の嬢ちゃんは山育ちやったんね?
(過ごした時代は似ているだろうか、装いを眺めながら)
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天照・葵依 2022年4月19日
うむ、実に面白い!
復讐者という名目で、いろんな場所に行くことが出来るようになって、初めて見るものにいつもわくわくしてしまう
‥‥たまに、帰りたくなる時がないわけではないが…

ああ、私が思っている以上にきっと自然は強い
それでもそれを残すことが出来る努力は惜しまないようにしたいと思う

うむ、私が神宮から出るのが許されたのは山だけだったから
それでも自由にはできなかったけれど
今思えば、もっと…もっと民たちの生活を学ぶべきだったと思う
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薬袋・夜紺 2022年4月19日
さよか。
確かに復讐者は便利さね。色々な所に行く手段がある。
電車に乗ったらあっという間に他の世界や。なんや御伽噺みたいや思てしまうわあ。
まあ故郷が懐かしいんは仕方ないやろね。

自然を狩るんは容易い事やけど、増やすんは時間かかるさね。そこが問題やわ。
便利な世ぉやと思うけど、随分鉄の建物が増えてしもた…。

(神宮と聞けば、納得したように。衣装を上から下まで眺める。)
天照の嬢ちゃんはどこぞの巫女さんやったかね。
おひぃさんのようやけど。
どないしよ、我の故郷のお偉いさんやったら……戻っても野焼きにせんでな?
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天照・葵依 2022年4月20日
うむうむ!
風景写真集、だったかな?
異国のものを眺めたりして早くいってみたい、といつも思う

‥‥そうだな‥匂い‥匂いが全然違うんだ
雨が降った時の匂いも、風が吹いた時の匂いも‥‥
人の記憶に「香り」は深い結びつきがあるから

ふふふ、そんなことはしないとも
我が慈母は生きる命の母なのだから
(怯える様子に笑みを零して)
故郷は出雲の国‥‥慈母の名は、私の「大層な」名から察せるだろうか?
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薬袋・夜紺 2022年4月21日
嗚呼、ええね。地元が落ち着くんやけど外の世界に出かけたくなるもんなあ。
今一番行ってみたいところは何処なん?

匂い、な。匂い。わかるわあ。せやね。記憶の底に根付くのは匂いやろな。
安心してまうもの。穏やかな気持ちになれるさね。

そりゃお前さんの名前聞いてわからんはずやなかろ。(けらけら)
有難いやら寂しいやら出雲の方は行ったことないのやけど、有名やしな。
我は稲荷のところで気付いたらおったな。
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天照・葵依 2022年4月21日
沢山ありすぎて選べないな
自然の美しさに評価はつけられないから…
けれど‥‥そうだな、敢えて上げるならば宇宙(そら)だろうか‥
この大地、地球というものを見てみたい

現世は実に便利だ。 平安に戻ったらその不自由さに生きづらくなるだろう
けれど‥‥此処は灯が強すぎる
あの星空が見れる場所が余りにも少ない
私が愛し、愛してくれた民たちもいない
「今この時」は、夢物語で十分だ

そうか倉稲魂神の使いであったか
人々の命を支える大切なお役目なのだな
(盃を置いて、向き合うように座り直し指を揃えて深々と頭を下げ)
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薬袋・夜紺 2022年4月22日
贅沢な悩みやね。は、は、よお悩むとええ。
ははあ。随分遠い場所に憧れとるんやなあ。
…然し其れは我も興味がある。嗚呼、美しいと聞いた。青い大地。お前さんの髪みたいな澄んだ青色やろか。

せやなあ。刻逆の影響がなくなってもうたら還らんとあかんもんな。
便利になれるんはええことやない、けども…
故郷を思う時間が長なるのも寂しいな。
(手の中で揺れる酒を眺める。水の流れ。嗚呼あの穏やかな流れに良く似ているようだ。)

……て、ちょお、そんな頭下げんと!
(慌ててぺしょりと地を這う。彼女より頭を下げて覗き込もうと)
そんな大層なお役目なんぞもってへんよ!?
我はただのしがない妖狐や。薬師のええお人に優しゅうしてもらって人様のフリしとるだけやぞ。
なぁんも持ってへん。あるんは教えてもろた薬の知識だけや。
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天照・葵依 2022年4月23日
この地が丸いと聞いた時は驚いたものだ
海の向こうがどうなっているのか、気になったことがないわけではないが
写真で見た限りでは宝石のように美しかった
(くすくす笑い)

絶対に、還る日はくるとも
今は一時的な旅の様なものだ
(自信を持って言葉にして)

十分だ、十分すぎるとも
無知で死ぬことはあっても、知識で死ぬことは無い
ほんの少しでいい、気まぐれでもなんでも
生きとし生ける者たちのために、これからもその知識で支えてやって欲しい
(顔を上げて焦る彼に微笑み、願いを伝えて)
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薬袋・夜紺 2022年4月24日
嗚呼、せやね。我はまだ見たことはないけどまぁるいなんて、…果てのない地平線のように平らやと信じておったわ。
世界の端っこまで泳いだら宙に落ちていくんやと。
(暗い暗闇の水底へ真っ逆さま、なんて怖い怖いと愉快そうな声音。)

せやね。還る場所は一つや。……まあまだだいぶ先なんやろうけど。
ようやっと世界の切れ端を取り戻し始めたばかりさね、刻逆から。

…そうや。人は脆い。すぐ欠けて損なわれる。
優しゅうしてくれたあのお人が愛した人らを我も守りたいと、そう願ったんが始まりやもの。
嗚呼、勿論。我の手管で掬えるものは救おう。人の為りを覚えたんや、せっかくな。
お前さんもきっとその微笑みと真っすぐな言葉で多くの人を救うんやろね。
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天照・葵依 2022年4月25日
憶測だけで決めつけて、更にはそれで争う愚かな生き物だけど‥‥

次の子孫のためにも、我々が踏ん張らないといけないな

(首を振って)
私は誰か救うなんて、大層なことは出来ない
現世に来て自分の無力さを痛感した
誰かが笑えば春の木漏れ日のように、誰かが温まることを祈るだけ
真摯に向き合えば、それに応えてくれる人がいるかもしれないと
ただ願うことしか知らないちっぽけな存在

折角新しい世界を見れたのだから、何かできることは無いかと探してはいるのだが、な…
(すぐには見つからない、と小さな溜息を零して)
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薬袋・夜紺 2022年4月26日
和やかに暮らせばええものを、苦労を作って押し付け合う不思議な生き物さね。
まあええ人もおる、悪い人もおる、生き物やし仕方なかろか。

は、は。せやねえ。我らが食いつぶしてしまうには惜しい、否、譲ってやりゃなあかんものな。

(否定の様子に苦笑を零し、)
それで諦めんかったのやろ。
それで充分やないか。
無力さを思い知ったんやったら、どうすればええか考えればええ。
誰にもできる役割があるんや。見つければいいさね。
願うが全ての始まりや。
天照の嬢ちゃんが願うから始まる未来もあるやろうて。

は、は、ゆるりお探し。焦っても仕方なかろ。
見て回ってる内に自然と見つかるやろし…
ほれ、おなごなら恋の一つや二つもしてみせえ。
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天照・葵依 2022年4月28日
現世で素敵な言葉を聞いた
「人は祖先から地球を継承するのではない。子供たちから預かっているのだ」と‥‥
此方に来て、世界を見て納得した
私たちの苦は無駄ではなかったことを

嗚呼‥‥嗚呼そうだな‥‥‥
祈りこそが力となるのだろう
ならば私は諦めることなく祈り、願い続ける
誰かの希望になることが出来れば、それはなんと誇らしいことだろうか

うむ、そうだな
足元から1つずつ片づけていけば、探し物も見つかるだろう
恋‥‥平安では、そんなことを考える暇もなかったな
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薬袋・夜紺 2022年4月29日
ははあ、そら名言さね。
食い潰して我らだけエエ思いしたら罰が当たるっちゅーもんや。
…嗚呼、良かった。それは。
どんなに無償の奉仕やろうと、報われる瞬間がある事は幸いやもの。
(その安堵した様子を肴に酒を一口。美味く感じるのは仕方ない事だ)

きっと大丈夫や。天照の嬢ちゃんの願いが人を救うんは遠くないかもしれんぞ?
この新宿島じゃ復讐者は仕事に追われてるみたいやし。
……我もなんかせんとなあ。

そりゃそのくらいの時期やと、あまり自由な思いも難しい事はあろうな。
好いた相手と添い遂げられるんは、何時の時代も奇跡みたいなもんや。
今のうちに心を焦がした相手が見つかるとええけど、……還る頃つらいか…
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天照・葵依 2022年5月1日
先読みの能力が欲しくないと思ったわけではないが‥
思いもよらない贈り物を貰えた気持ちだ
(同じく嬉しそうに笑って酒を飲み干し)

貴方が言うのなら私も貴方に「大丈夫」と伝えよう
こうしてただ言葉を交わすだけでも人は支え合えるのだから…

見えない物に人は必要以上に怖がるからな、闇にも未来にも
私にもよくあることだが今に感謝することを忘れないことが大切だと常に言い聞かせなければ‥
(小さな灯がいくつもこちらに向かってくるのを見て、迎えが来たことを察して)



ありがとう、薬袋‥‥実に楽しい時間であった
(礼を言って立ち上がれば静かに迎えの方へ歩いていく)

‥‥桜の精にも、喜んでもらえたようだ
(聞こえるか聞こえないかの呟き。酒が入っていた3つの盃が『全て』空になっていることに気づくだろうか)
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薬袋・夜紺 2022年5月3日
ああ、こらええ土産話や。
天照の嬢ちゃんの「大丈夫」は効きそうさね。

……?
(ちらちらと灯りが揺れる。立ち上がる彼女へと視線を移し、嗚呼と頷いて)
おお、ほんま馳走になった。
美味い酒をありがとさん。
気ぃ向いたら我の店にもおいで。お茶しかあらへんけど、健康の手伝いくらいはしたろねえ。
……おや、いつの間に。
(店主らしく宣伝しながら見送り手を振る。背が桜の向こうに消えていったあと、空いた杯に微笑んで。短い時間だったら悪くはなかったと穏やかな花見酒の会場を後にふらふら帰路へ。)
(ありがとさん、そう静かな夜に呟いた。)
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天照・葵依 2022年5月3日
【 とても素敵な時間を過ごすことが出来ました!
  長いお付き合いありがとうございました!   】
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