リプレイ
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
単に個体として強いのではなく、高度な技術や知識を携えた亡命者でありますか。
放って置くと、敵軍全体を強化してしまうのが厄介でありますね。早めに仕留めないと。
この世界の一般人の扮装をして、街に潜入します。
サンパウロの市街地図などを求めて、工場の場所を探します。
材料の搬入や商品の搬出の為には、流通の整った場所に建てられているんじゃないでしょうか。あたりをつけて探ってみます。
怪しまれない程度に、聞き込みもしてみます。
昔の友達がこの街の大きな工場で働いていると聞いたので会いに来た。待遇が良さそうなら、自分も仕事を貰いたい。
食堂や酒場など、人の集まる場所で【友達催眠】を使って友好を深めながら、そんな話をして情報を集めます。
出来れば、実際にそこて働いている人に会って、勤務状況などを聞けたらと思います。
嵐柴・暁翔
工場施設をただ破壊すればいいというものでもないなら先に出来るだけ情報は集めておきたいところだな
……今更ながら、陳のおやっさんは現地で生活している人間についても気にしてくれるというのは有難いもんだ
時先案内人によってもその辺りのスタンスは違うからな…
クロノヴェーダも含めてそれなりの人数が働いている工場となるとそれなりの規模の建物で人や物資の出入りもかなりのものの筈
それに黄金海賊船エルドラードではまずなさそうな機械部品を扱っていたり常時工作機械の稼働音が聞こえてきたりするとなれば、色々と噂にもなるだろう
アビスローバーがいるというだけでも結構目立つだろうしな
給付食料があるなら関わっている業者も多い筈だし、労働者も仕事の後は飲み食いするだろうから飲食店や酒場、食料を扱っている店なんかを中心に話を聞いてみるとするさ
理由を聞かれれば職探しとでもしておくさね
首尾よく工場を見付けられたなら離れた場所から様子を窺い、勤務時間や警備体制、他にも定期的に出入りしている納入業者等がいないかも確認しておきます
「ふうむ…本来の歴史上にあった「この時代のサンパウロ」とは、そもそも位置からして相当に違ってるみたいだな」
パラドクストレインから黄金海賊船エルドラードディヴィジョンのサンパウロ郊外に降り立った嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は、まず小高い丘茂る比較的背の高い灌木に登って街を一望し、最終人類史東京で手に入れた時代の異なる何種類かのサンパウロの地図と照らし合わせる。
「本来のサンパウロは内陸都市で、大発展するのは鉄道が敷かれてから後らしい。だが、この街には自然の河だか運河だか知らないが、水路が通じていて港というか船着き場がある。まあ、そうでなけりゃ、アビスローバーにとっちゃ不便で仕方ないんだろうが……」
「もしかすると、アークデーモンが作った品物を積み出しするために、アビスローバーの力で水路を造ったのかもしれませんね」
現地の人の力だけではとてもできない事業でも、クロノヴェーダが力を使えば簡単にできますから、とバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が告げる。
「だとすると、品物を作る工場の位置は船着き場の近く…あ、あれじゃないですか?」
「…たぶん、あれだろうな」
眼下に見える街の一角、バトラが指摘した船着き場のそばに設けられた大きな建物を見やり、暁翔は苦笑混じりに頷く。何しろ、遠望一瞥しただけでも、いくつもの煙突からもくもくと煙が吐き出されており、機械の作動音らしき轟音が郊外の丘の上まで響き渡っている。まあ、アークデーモンやアビスローバーの側には工場や実験場の所在を特に隠す気はなかっただろうし、ディアボロスが襲撃してきたからといって効果的な隠蔽工作を行うような頭の働きもたぶんないだろう。
「とはいえ、突入するのはもう少し詳細を調べてみてからでもいいだろう。街へ降りるとしよう」
「了解です」
暁翔に促され、二人は灌木から降りて丘を下り、サンパウロの街へ入った。歴史上のサンパウロは、スペインとポルトガルの係争地になっていた時期もあり、砦を中心にした武装開拓集落だったようだが、このディヴィジョンではアビスローバー配下の街に攻撃を仕掛けようなどと目論む者は(ディアボロスを除けば)いないので、野獣よけらしい木の柵や石垣が適当に巡らさているだけだ。
それでも暁翔とバトラは人目を避けて慎重に石垣を乗り越え、サンパウロ市内に入る。当初は手分けして探索するつもりだったが、見たところ(一人でも複数でも男性同伴でも)女性が街路を歩いている様子がまったくないので、とりあえずトラブル避けのため、バトラはフード付きポンチョで顔を隠し、二人一緒に行動することにした。
「船着き場や工場近くまで行くと、トループス級が巡回しているようだな。このあたりで聞き込みをしてみるか」
「そうしましょう」
小声で言い交わし、二人は船着き場や工場(?)からは少し隔たった、小さな宿屋兼居酒屋のような店舗に入る。
「いらっしゃい…おや、見ない顔だね?」
店の主人らしい中年男に訊ねられ、暁翔は用意の口実で応じる。
「ああ、リオから船で来たんだ。向こうで仕事にあぶれちまってね」
「ほう? いい若い者が、リオならいくらでも働き口はありそうなもんだが……わけありかい?」
中年男の質問に、暁翔は苦笑して肩をすくめてみせる。もしも【友達催眠】を発動させてなかったら、怪しまれて追い払われていたか、下手すると巡回のアビスローバーを呼ばれていたかもしれない。
しかし幸い【友達催眠】が効果を発し、店主は暁翔が親しい友人であるかのように、訳知り顔でうなずく。
「なるほど、訳ありかい。で、そっちのチビさんは、もしかして訳ありの娘さんかい?」
「……ああ、まあ、ね」
暁翔は苦笑混じりに曖昧に応じ、バトラは少々わざとらしくフードをぐいと引き下げる。すると店主は、少し声を落として告げる。
「だったら、悪いことは言わない。荒くれの船乗り連中を避けて二人で教会に行きな。あんたたち、字の読み書きとか数字の計算とかはできるかい?」
「…ああ、まあ、一応は」
更に曖昧に応じる暁翔に、店主は再びうなずいて告げる。
「だったら、教会へ行って領主様に雇ってもらうのが一番だ。領主様は、字の読み書きができて、できれば帳面付けもできる者を募っているからな。まあ、あんたは力仕事でもいいだろうが、そっちの娘さんも領主様に雇ってもらえれば、荒くれ者からちょっかい出される恐れがなくなるぞ」
「そいつは有り難い。恩に着るよ」
まあ、俺達ディアボロスが領主様…おそらく『探求悪魔ハーゲンティ』に雇ってもらうわけにはいかないけどな、と、暁翔は内心苦笑しながら応じる。
(「しかし、工員や会計事務員の募集は教会でやってるのか。ならば、そこと工場の間の人の流れを見張れば、だいたいのことはわかりそうだな」)
たぶんアビスローバーがいるだろうから、教会にも工場にも、あまり近づくわけには行かないが、と、暁翔はバトラと目配せをした。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
そして、観察と(多少の)聞き込みで、次のようなことがわかった。
船着き場の近くにある大きな建物は「領主様の工場」で、トループス級アビスローバー『パイレーツランサー』が日夜周囲を巡回している。それ以外にアヴァタール級『船乗りシンドバッド』とトループス級『波の乙女達』が工場に常駐している。
「領主様の工場」で働く者は、サンパウロに住んでいるなら自宅から、そうでなければ教会付属の宿舎から、毎朝工場へ出勤する。日が沈んだら作業は終わりで、日当と配布食料をもらって帰宅する。
「領主様の工場」では火気厳禁。目に付く機械は木製で油にまみれていて火をつければ燃える(クロノ・オブジェクトではない)ので、タバコを吸おうとした工員が小火を起こし処刑されたことがある。
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
働いている人達を巻き込まない様にする必要がありますね。
帰宅して敵しかいない時間帯を狙いましょう。
物陰に隠れて巡回部隊の動きを観察します。
隠れている場所になるべく全隊が近寄ったタイミングで奇襲を仕掛けてみます。
出来れば工場内の敵に気付かれない方が良いですね。
【平穏結界】を使ってみます。パイレーツランサー達だけを半径30mの効果範囲に入れられる様な位置取りで戦い、結界の外に異常が知られない様にします。
【三明の剣】で攻撃します。召喚した剣を投擲して撃ち倒していきます。
反撃は、展開した魔力盾スクトゥムで受け流してダメージを減らして耐え抜きます。
工場内の敵に気付かれる前に倒しきらないと。多少の被害は覚悟して、攻撃重視で早期決着を狙います。
逆叉・オルカ
火気厳禁……なるほど。
そして教会はハーゲンティの実験場でもあったりするのかな?
しかしまずは工場だ。確実に制圧しておきたい。
気合を入れた後は、落ち着いて冷静に対応していこう。
夜に一般人工員が帰宅するのを待とう。
それまでに巡回ルートを確認し、隠れやすそうな場所を見繕っておく。
TOKYO勢がいるなら、通信機器とかパイレーツランサーに持たせてないかな? って警戒。ちょっと考えすぎか?
基本的には物陰に隠れて……敵が通り過ぎる瞬間を狙って奇襲攻撃したい。
タイミングが合いそうなら仲間と挟み撃ちを狙う。
パラドクス通信を使い、連携するよ。
仲間に連絡を取られては困るんでね。
さぁ、氷の中で眠れっ。
先制攻撃で【神を貫く氷の弾丸】で敵を凍らせてしまおう。
特に連絡役や仲間に指示を出す個体を優先して攻撃。
敵が混乱してる間に迅速な撃破を目指そう。
敵の反撃はよけずに武器で受ける。建物を壊したくはない。
さーて、あとは中の奴らと資料だな……。
もしパイレーツランサーが裏口の鍵とか持っていたら借りておくか。
アドリブは歓迎だ。
嵐柴・暁翔
パイレーツランサーは市内も含めて巡回しているのなら、わざわざ工場付近で仕留めて工場内にいる方々を警戒させる必要もないだろう
まあ巡回範囲や経路、時間帯がある程度決まっているのかにもよるけど、どこか目立たない場所でうまくパイレーツランサーを暗殺して、それが発覚する前に工場を襲撃できれば好都合ではあるな
工場を襲撃するのは夜にした方が無難そうだけど、まだ聞き込みをしただけで実際に見てはいないんだし、まずは離れた場所から暫くは工場を見張って警備体制や事前に聞いた情報に間違いがないかの確認だな
攻撃には《伝承顕現》でアポロの弓を作り出して離れた場所から狙撃します
一応【通信障害】も発動しておきます
「工場の外の警備は、一隊の『パイレーツランサー』がずっと休みもせず飽きもせず、ひたすらぐるぐる回っているようだ。一般人が出勤した時と退勤した後、それから正午と夜中に、たぶん定期報告に行くのだろう。一体が離脱してそのうち戻って来る」
工場警備のトループス級アビスローバー『パイレーツランサー』の動きを観察していた嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が【パラドクス通信】を通じて淡々とした口調で告げる。
それに対して、後から合流した逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)が訊ねる。
「なるほど、報告のために伝令を出しているのか。原始的だな。すると夜中に伝令が出て、一体減っているところを襲うのか?」
「いや、戦闘中に戻ってこられた場合、戦闘に参加されても参加せずに通報に走られても厄介だ。むしろ伝令が戻ってきたところを襲撃する方がいいと思う」
暁翔が応じると、バトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が告げる。
「襲撃のタイミングは、それで決まりですね。敵が一隊だけで回っているなら、この三人で同時に襲えば手早く潰せると思います」
「そうだな。襲撃の際にはくれぐれも、火や雷を使ったり爆発を起こしたりするような派手なパラドクスは控えてくれ」
暁翔の注意に対し、バトラが質問する。
「気づかれにくくなるように【平穏結界】を張ろうと思うのですが、問題ないでしょうか?」
「ああ、もちろん構わない。ただ【平穏結界】はあくまで、外から気づかれる確率を半減させる効果しかない。【平穏結界】を当てにして派手な行為をするのは絶対にナシだ」
クロノヴェーダに対してどの程度効果があるかもわからないしな、と、暁翔は言葉には出さずに続ける。そしてオルカが、付け足しのように告げる。
「もしパイレーツランサーが裏口の鍵とか持っていたら借りておくか」
「どうかな。工場の扉は明らかに普通の木製だし、確認したわけじゃないが戸締まりは閂を掛けていると思う。鍵を持っていないか卜ループス級の死体を探るよりは、パラドクスを使わない通常の斬撃で切り破った方がたぶん早い」
そもそも警備の『パイレーツランサー』は外を巡回していて工場内には入っていかないようだしな、と、暁翔は内心続ける。鍵を持っている確率は、あまり高くはなさそうだ。
するとオルカは、少し懸念するような声を出す。
「扉を切り破るか…考えすぎかもしれないが、荒っぽい真似をして、はずみで機械とか資料とかをダメにしてしまうのは怖いな」
「そうは言っても、工場内にも敵はいるのだから戦闘は避けられないだろう。それに目当ての「ダンジョンの宝をエネルギーに変換するクロノ・オブジェクト」は、クロノ・オブジェクトだから通常の荒事では傷はつかないはずだ。パラドクス攻撃を撃つ時は注意しないといけないけどな」
むしろ、普通の機械とクロノ・オブジェクトを判別するためにパラドクスを使わず斬って回るという手があるかもしれない、と、暁翔は内心呟く。
「他に質問はあるか? なければそれぞれ身を隠して、夜中の襲撃に備えてくれ」
「了解だ」
「了解であります」
そして三人は、それぞれ夜を待つ。ちなみに暁翔は、工場の煙突の上の物陰に陣取って、下の様子を随時窺っている。
そして、夜半。
どうやって時を測っているのか、もしかすると大雑把な感覚で決めているのかもしれないが、工場の外周を黙々と巡回している『パイレーツランサー』の隊伍から一体が離れ、教会へ行ったのか、それとも街の中央あたりに聳える「領主の館」へ行ったのか、しばらくすると戻ってくる。考えてみれば工場の管理は名目上アヴァタール級『船乗りシンドバッド』がやっているはずで、そこへ一言の断りもなく他の場所へ警備の者が報告に行くというのもおかしなものだが、まあ、アビスローバーによる「管理」などというのは、管理者の性格にもよるが、だいたいそんなものなのだろう。
そして伝令が戻ってきた瞬間を狙い、暁翔がパラドクス「伝承顕現(レジェンダリーウェポン)」を発動。疫病を撒くという伝承を持つ「アポロの弓」を顕現させて、銀の矢を射放ちながら【パラドクス通信】で告げる。
「襲撃開始だ」
「……凍てつけ!」
オルカがパラドクス「神を貫く氷の弾丸(フロスト・インパクト)」を発動。データ粒子化していた【ガジェットライフル】を具現化し敵を狙撃する。
「!!!!!!」
不意の攻撃に『パイレーツランサー』は成すすべもなく銀の矢に射抜かれて斃れ、特殊ガジェット弾でもある冷凍ビームに貫かれて凍りつく。それでも警戒態勢を取っていただけあって、潰れる寸前に反撃のパラドクス「シェルファランクス」と「ヴェノムジャベリン」を発動するが、ファランクス隊形を保って押し出す余裕などはないため、どちらも毒銛を発射する形になる。不意討ちに対する死に際の咄嗟の反撃で狙いは定まらず、暁翔もオルカも銛に貫かれることはなく、一、二本が掠めた程度で済む。また、卜ループス級の「毒」は高レベルのディアボロスにはほとんど効果がなく、掠めた傷の多少ダメージを増した程度で留まる。
そして、狙撃攻撃で討ち漏らした少数の『パイレーツランサー』に対して飛び掛かったバトラがパラドクス「三明の剣」を発動。通力自在の三振りの剣を具現化し、敵へと投げつけ的確、かつ容赦なく貫く。卜ループス級は瞬時に絶命、全滅するが、反撃の「シェルファランクス」で毒銛を飛ばし、バトラを掠めて小ダメージを与える。
「よし、すぐに工場突入だ」
煙突の上から飛び降りてきた暁翔が周囲を見回して告げる。夜半だが月が明るく、とりあえず視界に不自由はない。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【平穏結界】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
嵐柴・暁翔
月が明るいとはいえ工場内でどこまで見通せるのかは分からないし、工場突入前に【完全視界】を発動させて視界を確保します
工場の扉は『風牙』で斬り開けます
悪・即・斬!…なんてな
工場の機械はパラドクスを使わずに適当に斬り付けながら起動装置や動力源らしき個所を探します
クロノ・オブジェクトがあるとすれば多分その辺りだろう
……しかしまあサイズも形状も分からない、下手をすればそもそもないかもしれないものを回収しろとは、随分な無茶振りだねぇ…
波の乙女達を見かければ速やかにおっぱいダイブを敢行…もとい《落ちる男再現》で攻撃します
工場の外まで聞こえるような大声でも出されて余計な騒ぎになるのは不味いしな
アヴァタール級が近付いてくる気配がしてまだクロノ・オブジェクトを回収できていなければ近くの機械に火を点けて燃やします
火事になれば悪目立ちして無関係な方々まで呼び込みかねないけど、機械を放置して再利用されるのは問題だしな
延焼の有無でクロノ・オブジェクトを焙り出せれば好都合ではあるけど、それは状況次第だな…
逆叉・オルカ
残るは工場内の敵、だな。
案内人の話ていたクロノオブジェクトはぜひ回収したい。
攻略旅団の事もあるが、ガジェット好きゆえの好奇心のが大きいな。
派手に暴れすぎて他の工場から増援を招きたくはない。銃にサプレッサーをつけ、音を消しておくよ。
扉は通常弾で破壊し開けてしまおう。あとは【完全視界】を使い臨機応変に行動。
事前の情報と合わせ、溟海残響で音の反響を使い、周囲の機械や建物の内部を把握。
脆いものと特別『頑丈なもの』を区別して、クロノオブジェクトを看破できないかやってみる。場所を絞り込むだけでも仲間の為になればいい。
戦いに巻き込んで傷つけないよう、常に立ち位置に気をつけよう。
可能なら奇襲。
仲間のダイブとかツッコミは入れても止めないよ。
溟海残響の音波で敵を攻撃。クロノオブジェクトから離すよう惹きつけながら戦おう。
反撃には防御ガジェットで水の壁を作り対応。
戦闘後は迅速にクロノオブジェクトを回収。研究資料もあれば回収しておきたい。
……なんだか俺たちの方が賊らしい事してるかもなぁ。
連携、アドリブ歓迎だよ。
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
敵に気付かれていなければ、密かに潜入する事も出来るでしょうか。
なるべく身を隠しながら、音を立てない様に工場に忍び込みます。
追加任務であるクロノオブジェクトの回収についても行動しておきます。
【完全視界】を借りて機械を詳しく「観察」し、怪しい装置が取付けられていないか調べます。
それらしい物体に【隔離眼】を使っていきます。消えれば解除、消えなければクロノオブジェクトなので回収であります。
敵がいれば戦闘に専念です。
屋内戦用に縮めたサリッサと円形盾ホプロンを構え【ヴォイドアイズ】で攻撃です。視線で動きを止め、間合いを詰めて突き倒していきます。
必要以上に施設を破壊しない様に注意します。
反撃は、巻き付く蛇を槍や盾で食い止めダメージを抑え耐えます。
「さて、どこから入る? なんだか、あっちにもこっちにも鎧戸を下ろした入れそうなところがあるが?」
逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)が【完全視界】を使い、工場の壁(?)のうち月光の影になっている箇所も見渡して訊ねると、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は軽く肩をすくめて応じる。
「水路に面した製品搬出口がいいだろう。正門っぽいところから入って、いきなりアヴァタール級と鉢合わせするのだけは避けたい」
「そうですね。こちらの目当ては機械に繋がれたクロノ・オブジェクト。クロノヴェーダと出くわす前に、製品を作成している機械を調べたいですね」
バトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が告げ、一同は工場の水路側へと回り込む。暁翔は製品搬出口の閂を斬り落とすつもりだったが、オルカが先にサプレッサーを付けた銃で無雑作に撃ち抜く。
(「…そうだよな。パラドクス攻撃なら斬撃も銃撃もほとんど差はないけど、普通に破壊するなら剣で斬るより銃で撃つ方がよっぽど早いよな」)
言葉には出さずに呟きながら、暁翔は製品搬出口の重い扉を引き開ける。そこには、たぶん搬出船に乗せるタイミングに合わなかったのだろう。木箱に詰められたボルト、ナット、レンチが山と積まれている。
「…これは、クロノ・オブジェクトじゃないとは思いますが、一応確かめてみますね」
バトラが告げ【鑑識眼】を使って木箱を隔離してみる。おそらく人力で船積みする木箱は1LV【鑑識眼】の重量制限(100キロ)内で、かつクロノ・オブジェクトではなかったらしく、隔離に成功する。
「違いましたね」
「そうだな」
隔離した木箱を元に戻して律儀に告げるバトラに、暁翔は曖昧にうなずく。
(「……しかしまあサイズも形状も分からない、下手をすればそもそもないかもしれないものを回収しろとは、随分な無茶振りだねぇ…」)
内心の思いを口には出さず、暁翔は木箱が積まれた区画(通路?)を抜けて奥へ進んだが。
「曲者!」
「卜ループス級か!」
侵入者を待ち構えていたのか、それとも状況がわからず集まって様子を窺っていたのか、ずらっと並ぶ大型機械を背にして大勢のトループス級アビスローバー『波の乙女達』が居並んでいることに気付いた瞬間、暁翔はパラドクス「落ちる男再現(リライト)」を発動する。
(「俺の道はおっぱいダイブ、そして落下と共にある!」)
さすがに高らかに宣言する状況ではないので、胸の中で万感を籠めて呟きながら、暁翔は『波の乙女達』の胸部に向かって、まるで高空から落下するような凄まじい勢いの体当たりをキメる。哀れにも、トループス級の身で高レベルディアボロスの容赦ないパラドクス攻撃を受けた『波の乙女達』の身体は一撃で粉砕四散されて盛大に鮮血がぶちまけられるが、同時に反撃のパラドクス「ブローズグハッダ」が発動。執念と憎悪の籠もった血まみれの手斧が暁翔の身体を打つ。普通人なら間違いなく致命傷だが、高レベルディアボロスの暁翔の身体は、女性に深々と背中を刺されても生命を取り留めた某プロレスラーよりも更に頑健強固で大したダメージにはならない。
「うわ! 突っ込んで来やがった!」
「怯むな! 仕留めろ!」
他の『波の乙女達』は、さすがに驚愕混乱して声を交わすが、そこへオルカがパラドクス「溟海残響(エコー)」を容赦なく叩き込む。
「……響けっ!」
「くあっ!」
データ粒子化していたガジェットを具現化し、オルカが放つ強力な超音波に脳を侵食され『波の乙女達』は耳から血を噴いてバタバタと斃れる。しかし斃れながらも反撃のパラドクス「ビルギャ」を発動。トループス級の首に巻かれていた海蛇が怨念を引き継ぐように飛び、オルカに襲いかかる。とはいえ、海蛇も超音波に侵食されていることに変わりはなく、多くは宙を飛ぶ間に破裂して墜落し、オルカに当たってダメージを与えたものはごく少なかった。
そして、わずかに残った生き残りのトループス級に対しては、踏み込んでいったバトラがパラドクス「ヴォイドアイズ」を放つ。バトラの瞳に見据えられた『波の乙女達』は漆黒のエネルギーで動きを止められ、屋内戦用に縮めたサリッサで突き倒される。しかしこちらも死に際に「ビルギャ」を発動。海蛇が飛んでバトラを襲う。円形盾ホプロンをかざして叩き落とすが、間合いが近いため何匹かに掻い潜られ、体当たりを受けるがダメージは大きくない。
そして『波の乙女達』が全滅するが早いか、オルカが昂奮した口調で告げる。
「溟海残響(エコー)の超音波反響でわかったんだが、この大型機械の背部に、明らかに反響が違うガジェットが取り付けられている! おそらくそれが、目当てのクロノ・オブジェクトだ!」
「ふむ……」
本来、戦闘用のパラドクスで生じる効果を戦闘以外の用途に用いる(サーヴァントではない召喚存在に索敵や運搬をさせる等)のは通常物質や一般生命体への影響が予測しきれないので禁じ手なのだが、今回は結果オーライ(?)ということで利用させてもらおう、と内心呟き、暁翔はオルカが示した大型の木製機械をパラドクスではない普通の斬撃で両断する。すると機械の背部から、微光を放つ異質な部品が現れる。
(「…これは、ミキサーか?」)
たぶん、暁翔が見たことのある機械で最も形状が似ているものは、現代のコンクリートミキサーではないだろうか。大きさからしてディアボロス個人で運べないものではないが【アイテムボックス】の用意がないので、多少手嵩張りになりそうだ。
「逆叉…さん、これ持っていってもらえますか?」
オルカが外見通りの年齢ではないと聞いたことを不意に思い出し、暁翔は少々ぎこちなく訊ねる。そしてオルカは全然気にせず、嬉々としてクロノ・オブジェクトミキサー(?)を抱え込む。
「ああ、いいともいいとも。これは、ダンジョンの宝が詰まっているのかな? さて、近くに何か説明書とか資料とかがあるといいのだが…」
オルカが言いかかった時、工場の奥側から足音も荒く何者か……おそらく名ばかりの工場管理者、アヴァタール級アビスローバー『船乗りシンドバッド』が大声で喚きながら殺到してきた。
「この、クソ泥棒ディアボロスどもめ! よくも俺様の工場に潜り込んできやがったな! 一匹たりとも生かして帰さないから覚悟しやがれ!」
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!
逆叉・オルカ
荷を運ぶならこちらの姿のが良いか。ネメシス化して大人の姿になろう。
最後まで気を抜かずに戦おう。せっかく入手したクロノオブジェクトを失いたくはないからな。
……ところでダメ元で訊ねるが、これの研究資料はあるか?
まぁ飾りの工場長が知るわけないな。
クロノオブジェクトにディフェンス。戦いに巻き込まないよう注意。
【衝撃】で生み出した水のシャチを操り、敵へ攻撃を行う。
その際に不要な機械も一緒に破壊し、今後の研究を行えないようにする。
素早く敵を噛みちぎり、不規則な【一撃離脱】を繰り返しながら挑発。
幸運や勇気だけで倒せるほど、俺の生み出した怪物は甘くない。
若造よ、降参するなら今のうちじゃが?
敵を怒らせ注意をひけば、その隙に仲間がトドメを刺してくれるはず。若い世代が頼もしいのは嬉しいものだ。
反撃には防御ガジェットで作る水の壁で守る。
【ガードアップ】【反撃アップ】で耐えよう。
帰る時はクロノオブジェクトを忘れず持って帰る
…ところでミキサーみたいなクロノオブジェクトの名前は何にするんじゃ?
連携、アドリブ歓迎
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
後はアヴァタール級を倒して帰るだけでありますね。
工場内では騎馬突撃は活かせないかもしれません。
歩兵として、長槍サリッサと円形盾ホプロンを構えて立ち向かいます。
敵との間に盾を構えながら、槍を引き絞って【槍撃ち】のパラドクスで攻撃します。全身の捻りを加えて、ライフル弾の様に旋転させながら槍を投射して攻撃します。
反撃は、構えた盾で受け流して防御します。
クロノオブジェクトを壊されないように庇いながら戦います。
嵐柴・暁翔
昼寝ばかりしている名ばかりの管理役なら、夜もしっかり寝ていてくれても良かったんだけどな…
……まあ、睡眠も不要な筈のクロノヴェーダだし、暇潰しに昼寝していただけなのかもしれないけど…
まずは【アイテムポケット】にクロノ・オブジェクトを収納します
相手が取り返そうとしたり盗られる位なら破壊しようとしないとも限らないし、戦闘の余波で壊れても敵わないしな
《感染拡大》を発動
七度の航海でも得られなかったであろう『チョコミントアイス』をたっぷりとご馳走します
流石に狭い屋内でロック鳥はないだろうけど、遭遇した脅威は他にも色々あった筈だし、何が飛んでくるのやら…?
(「…とにもかくにも、クロノ・オブジェクトを確保しとかないとな…相手が取り返そうとしたり、盗られる位なら破壊しようとしないとも限らないし、戦闘の余波で壊れても敵わないしな…」)
姿を現したアヴァタール級アビスローバー『船乗りシンドバッド』を見やって言うに言われぬ不穏さを感じた嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は、咄嗟にパラドクス「感染拡大(グルメ・デ・フォアグラ)」を発動させ、残留効果【アイテムポケット】を発生させる。
「爺さん、ブツをしまってくれ!」
「う、うむ…」
発見したクロノ・オブジェクトを抱えてネメシス化で本来の年齢(79歳)の「矍鑠たる老爺」姿になった逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)に一声かけて、暁翔は『船乗りシンドバッド』に飛びかかる。
「君がッ チョコミン党になるまで 食べさせるのをやめないッ!」
「ぬわっ、な、なんだこりゃ! 途方もなく、うめぇぞっ!?」
まさか攻撃ではなく(…いや、実際には強力な凍結効果がある歴としたパラドクス攻撃なのだが…)甘くて爽やかな神のお菓子チョコミントアイスを口に押し込まれるとは予想もしていなかった(…そりゃそうだ)アヴァタール級は、不覚にもというべきか、美味いチョコミントアイスを口に押し込まれるままばくばくと喰らう。なぜ口に押し込まれているのに感想が言えるのかはよくわからないが、そこはやはり上級クロノヴェーダだからだろう。
「チョコミントアイスハオイシイ…チョコミントアイスハオイシイ…チョコミントアイスハオイシイ…チョコミントアイスハオイシイ…」
「ぬわっ、ちょ、ちょっと待ちやがれ! 冗談じゃねえ! 身体が凍ってきたぜ!」
さすがに身体の異変に気づいたらしく『船乗りシンドバッド』は強引に暁翔を払い除け、憤怒に満ちた声で叫ぶ。
「ふざけやがって! 美味い食い物に毒を仕込んで魔法をかける悪辣な魔物には、これまでの航海でも出会った覚えがあるぜ! だが、俺様にはそんなふざけた罠は効かねえ!」
さんざんチョコミントアイスを食べて相応の凍結ダメージも受けているのに効かないも何もないものだが、そこはアヴァタール級の耐久力で倒れることなく『船乗りシンドバッド』は反撃のパラドクス「七航海の脅威」を発動する。
「目には目を、歯には歯を、魔物には魔物だ! ロック鳥よ、こいつらを蹴散らせ!」
「うわっ、マジかっ!?」
まさか屋内で巨鳥ロックを召喚するとは、なんて見境のない奴だ、と、内心呆れ返りながらも、暁翔はいきなり出現したロック鳥の猛攻を必死で躱す。ロック鳥はその巨体でまったく遠慮会釈なく工場をぶち壊しながら、ちょこまかと逃げる暁翔を猛然と追い回し、直撃で潰すには至らないもののダメージを与える。
「ギャハハハハハハ! 俺様の工場を狙う野郎は、ロック鳥に潰されて死んじまえ!」
「な、なんという無茶苦茶な奴じゃ! 配下が起こそうとしなかったのも無理はない!」
共有した【アイテムポケット】にクロノ・オブジェクトをしまい込んだオルカが、工場が崩壊するのをものともせずに高笑いする『船乗りシンドバッド』を見やって呆れ返った声を出す。とはいえ、実はオルカも仲間(原則として同行中のディアボロス)にしか使えないディフェンスを(勘違いで?)クロノ・オブジェクトに使おうとしていたので、あまり他人のことは言えない。
「こんな派手なことになってしまっては、いつ新手が来るか知れたものではない。さっさと倒さねば!」
言い放って、オルカはパラドクス「衝撃(レクゥィエスカト・イン・パーケ)」を発動。魔法で水のシャチを作成し、アヴァタール級へと突撃させる。
「幸運や勇気だけで倒せるほど、俺の生み出した怪物は甘くない。若造よ、降参するなら今のうちじゃが?」
「はっ! 笑わせるな! 七度の航海を制した俺様の幸運を甘く見るなよ!」
言い放つと『船乗りシンドバッド』はパラドクス「七度の航海を制した者」を発動。勇気ではなく幸運を誇るのかい、と、突っ込むオルカを尻目に、水のシャチの苛烈な攻撃を幸運にも紙一重で躱し、ダメージは負いながらも深刻な傷は受けない。同時に、延々と暁翔を追い回し続けている巨鳥ロックの攻撃が『シンドバッド』にとっては幸運にも、オルカを巻き添えにする位置へと振り下ろされる。
「ぬわっ!」
必死の思いでオルカはロック鳥の爪を躱し、潰されはしなかったが衝撃波でダメージを受ける。もしもクロノ・オブジェクトを【アイテムポケット】に収納せずに抱えていたら、自分が直撃されるか、あるいはクロノ・オブジェクトを壊されていたかも知れない。
「ギャハハハハハ! 死ね、死ね、どいつもこいつも死んじまえ…ぬわっ!」
「…外したか」
高笑いする『シンドバッド』に、バトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)がパラドクス「槍撃ち(ライフリングスピア)」を発動させて長槍サリッサを叩き込んだが、おそらくパラドクス「七度の航海を制した者」の効果によって紙一重で外れてしまう。とはいえ、凄まじく旋回する槍の勢いは直撃はできなくてもアヴァタール級の半ば凍りついた身体をえぐり砕き、相当に大きなダメージを与える。そして、バトラにもロック鳥の巻き添えが飛ぶが、円形盾ホプロンをかざして落ち着いて凌ぎ、ノーダメージとはいかなかったが深刻な損傷は受けずに済んだ。
「ぐう…何の、まだまだ…俺様は負けねぇ…このシンドバッド様が負けるはずがねぇ…」
大きく砕かれた脇腹を抑え、アヴァタール級は口から血を垂らしながら呻く。身体が半ば凍りついているので見た目の出血は少ないが、受けているダメージは大きい。そして一方、暁翔を追い回し続けるロック鳥の大暴れによって、工場は無惨にもほとんど壊滅状態になっている。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【水中適応】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
嵐柴・暁翔
クロノ・オブジェクトの予備でも持ってこられて工場の再利用をされても厄介だし機械は破壊しておくつもりだったから手間が省けたな…
……実は主要部分だけは無傷で残しているとか、派手に破壊しているのは何かの策略かと思わないでもなかったんだけど、その心配もなさそうだな…
『GUMP』を構えて悪魔合体プログラムを起動させて《悪魔合体》を発動
意図的に工場の機械を巻き込むように火炎魔法を放ち攻撃します
逆叉・オルカ
特殊な弾丸を銃に詰めなおす。
なるほどな。
飾りの工場長がなぜあんただったのか、だいたい理解した。
侵入者がおる時は研究ごと破壊するよう始めから手配されておったのだろう。他の工場もそうだったようだしな。おかげで省けた手間もあるが……
……正直、シンドバットを倒しておかないと、俺の気分が晴れんな。
さて、これで戦いも終わりにしようか。
音響弾の【溟海残響】で攻撃を行う。
標的はシンドバット。
脳への攻撃で冷静な判断を狂わせる。
暴れるロック鳥などは極力回避。防御ガジェットや武器でガードもするが、倒せそうなら先にシンドバッドへの追撃を優先しよう。
負傷することは覚悟の上だ。
外は騒ぎになっておるだろうし、建物もそろそろ限界だ。速度重視で奴を倒さねばなるまい。
常にクロノオブジェクトがアイテムポケットごと壊されないよう留意しておく。
敵を倒したら増援が来る前に、さっさと荷物ごと撤退しよう。
連携、アドリブ歓迎だ。
「なるほどな。飾りの工場長がなぜあんただったのか、だいたい理解した。トループス級を全滅させるほど強い侵入者に襲われた時には研究ごと破壊するよう、始めから手配されておったのだろう。他の工場もそうだったようだしな。おかげで省けた手間もあるが……」
満身創痍で苦しげに呻くアヴァタール級アビスローバー『船乗りシンドバッド』と、対照的に元気いっぱいに大暴れを続ける召喚獣のロック鳥を等分に見やって、ネメシス形態により本来の年齢(79歳)になっている逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)が渋く呟く。やはり、この渋みは若者にはなかなか出せない。
「……正直、シンドバットを倒しておかないと、俺の気分が晴れんな。さて、これで戦いも終わりにしようか」
これほどの騒ぎになれば、他所に配置されている敵も集まってくるはず。ヘタにロック鳥召喚を解かせて新手に飛び込んでこられては厄介だ、と、オルカは敢えてWIZパラドクスの「溟海残響(エコー)」を発動させる。これでアヴァタール級を潰せればよし、潰しきれなくても召喚獣のコントロールは(最初からあまりやっているようには見えないが)困難になるはずだ。
「……響けっ!」
「ぐわあああああああああああっ!」
データ粒子化していたガジェットを具現化し、超音波を波紋の如く広げて『船乗りシンドバッド』の脳を侵食する。アヴァタール級は耳を押さえて絶叫し、一瞬、召喚が解けてロック鳥の姿が消えるが、すぐにまた反撃のパラドクス「七航海の脅威」により召喚される。
「ロック鳥! ロック鳥! 盗人どもを、潰せ! 潰せ! 潰せぇぇぇぇぇぇぇ!」
「そのように闇雲に命じられても、ロック鳥とて困るだろうにな…いや、困るほどの知恵はないか」
誰をどう攻撃してよいのかさっぱりわからないが、とりあえず潰せと言われたから何でもかんでも潰してみよう、という感じで暴れまくる巨鳥の闇雲な攻撃を、オルカは外見年齢からは意外なほど素早い動きで躱す。さすがに相手が大きすぎるので、衝撃波までは躱しきれずに多少のダメージは生じるが、直撃さえしなければ問題はなく、アイテムポケット内のクロノ・オブジェクトが損傷を受けることもない。
一方、再召喚されたロック鳥の(漠然とした)標的がオルカに変わったので、ずっと逃げ回っていた嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は、やっと一息ついてパラドクス「悪魔合体(フュージョン)」を発動させる余裕を得た。
(「……それにしても、まあ派手に壊したもんだ。手間が省けたと言えば言えないこともないが、排斥力による強制帰還がなかったら逃げるのも大変だったろうな、この状況は」)
声には出さず呟きながら、暁翔は拳銃型召喚具「GUMP』を構えて悪魔合体プログラムを起動させ、契約している大天使姉妹と一時的に合体。妹大天使アリスティアが得意とする火炎魔法を、姉大天使セレスティアの補助強化魔法とミックスし、息も絶え絶え状態の『船乗りシンドバッド』を中心に、もはや残骸というか瓦礫の山状態の工場を広く焼き払う。
「ぐわあああああああああああああああっ! ロ、ロック鳥…!」
断末魔の叫びとともに、アヴァタール級はほとんど反射的に「七航海の脅威」を再発動したようだが、オルカを漠然と追い回していたロック鳥が消え、新たな個体が召喚されるかされないか、というところで姿が消える。そして、工場(?)の外側に集まってきていたトループス級が、ロック鳥は消えたものの代わって広まる魔法の炎に怯んでいるうちに、アヴァタール級の絶命による強大な排斥力が発生。作戦に参加したディアボロス全員が、新宿島へ帰還するパラドクストレインへと無事に強制移送された。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【修復加速】がLV2になった!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV3になった!