リプレイ
ハニエル・フェニックス
もー、またアークデーモンがよそで変な事してるー!
ウォーターバイクって言うのは楽しそうだけど、あいつらのやる事だから多分ほっといたら碌な事にならないよね……うん、とりあえず見に行こう!
まず見に行くならやっぱり研究施設や工場とその隣のプールかな。
目的が施設の破壊なら、どこから侵入できるかを探さなきゃね。
ウォーターバイクの実験するなら作ってる所から出すんだろうし、そこから侵入出来るかな?
それか搬入口みたいなのがあるかも。
工場で何か作るにしても、外から何も持ち込まないって事は無いよね。
そーゆーの運び込む所があるはず。
誰がどんな風にウォーターバイクをプールに持って行くのか、または材料を運び込むのか。
その辺りの状況を把握して、きっちり実験記録や設計図を処分出来るように動きたいね。
まぁ普通に見に行ったら多分追い払われたりすると思うから、ここは猫変身していこう。
猫なら小さくてジャンプ力もあるから、きっと色んな所に忍び込みやすいはず!
頑張るにゃん!
●猫、工場を探る
「もー、またアークデーモンがよそで変な事してるー!」
作戦に参加したハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)は、準備を進めながら独りごちる。
「それにしても、ウォーターバイクかー。なんだか楽しそう」
実験している物に興味は尽きない。
だがそれを実験しているのがアークデーモンとなれば、放置していたら碌なことにならないはず。
「……うん。とりあえず見に行こう!」
そうと決まれば、まず見に行くならやっぱり研究施設や工場とそのプールかなとハニエルは考える。
今回の目的が施設や研究物の破壊なら、どこか侵入できる場所を探さなければならない。
ハニエルはある程度目星をつけると、【猫変身】を使い猫に姿を変えて工場のある方向へと歩きだした。
住宅地を抜け、工場が密集して建てられている区画へとやってきた。
軽い足取りで、屋根から屋根へと跳び移る。
雰囲気としては戦前の日本の町工場といった所。
その中でも一際高い壁に囲われた建物。中の様子は窺えないが、微かに水の音が聞こえる。
ここが実験の行われている工場だろう。
(「工場で何か作るにしても、外から何も持ち込まないって事は無いよね。そーゆーの運び込む所があるはず」)
そう考え、壁沿いに周囲を調べる。
路地裏をしばらく歩くと、扉があり、そこに複数の人影を見つける。
ハニエルは咄嗟に物陰に身を隠した。
物陰から様子を窺っていると、扉が開き、いくつもの箱が中へと運び込まれていった。
見た所、ウォーターバイクが入るほど箱は大きくない。
運び込んだ部品を工場内部で組み立てて、プールで実験を行うのだろう。
(「うーん。このまま中も見ておきたいところだけど……」)
ハニエルが壁を見上げると、扉の方で大きな声が響いた。
「おい! サボってないだろうな?」
「は、はい。荷物の搬入以外変わったことはないです」
「ならいい。上から警備を強化しろとの連絡だ。しっかりやれよ」
巡回に来たヤンキーデーモンが警備の人間に声をかけ去っていく。
(「警備の強化か……これ以上は危険だね……」)
ハニエルは去っていくヤンキーデーモンを見送ると、その場を後にした。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【猫変身】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
ラウム・マルファス
宝もクロノ・オブジェクトも、まだまだ研究が足りないからネ。人の研究を奪うのはチョット複雑だけど、壊すくらいなら貰っておきたいナ。
市場のようなところがあったら仕切ってる人に許可をもらって、お店を出すヨ。軽食と薬品中心に、時代に違和感ないものをアイテムポケットも使って持ち込もウ。
工場で働かされてる人も多いみたいだしネ。怪我や疲労は多いだろウ。本人が労働中でも、家族や知り合いには話が聞けるハズ。
「ボクはちょっと出稼ぎでネ。こっちに沢山工場ができたって聞いて、売り物持ってきたんダ。1つどうカナ?」
「このあと工場の方にも売りに行こうと思ってるんだけどサ、工場の責任者とか、搬入してる人とか知らないカイ?お昼ご飯くらいは持ち込まれると思うんだケド」
休憩中に使うくらいの自由はあるとイイナ。
違和感は与えにくいだろうけど、よそ者を警戒してるようなら直接は聞きださず愚痴やうわさ話に耳を傾けよウ。見つかりにくい侵入経路が上手くみつかるといいナ。
●情報は人が集まる場所で
ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は、情報を得る為に、市場で許可を貰ってお店を出していた。
【アイテムポケット】から軽食や薬品を取り出して並べると、いざ営業を開始する。
工場が近くにある為、人口も多く、工場で働く者の家族もちらほらとラウムの店に訪れてきた。
「工場で働いていると、怪我とか疲労とか多いでショ? この薬なんて良く効くヨ」
怪我が多い。帰りが遅い等、客からは様々な愚痴がこぼれる。
話を聞き、丁寧に対応していると、工場の従業員らしい格好の男を見つけ、ラウムは声をかけた。
「ねーねーそこの人」
「なんだ、あんた……」
急に声をかけられ、訝し気に見つめてくる男に、ラウムは笑顔で言葉を続けた。
「ボクはちょっと出稼ぎでネ。こっちに沢山工場ができたって聞いて、売り物持ってきたんダ。1つどうカナ?」
「へぇ……どれどれ」
商人だとわかると、男は表情を緩めて、並べてある商品を見始める。
「このあと工場の方にも売りに行こうと思ってるんだけどサ、工場の責任者とか、搬入してる人とか知らないカイ?」
「工場に? やめとけ、やめとけ」
「それまたどうしテ?」
「最近なんだか工場内がピリピリしててな。近付くだけで不審者扱いされちまうぜ」
「何かあったノ?」
「さあな。まあ売りに行ったところで、休憩時間は家に戻るか、市場に来る奴が多いから売れないと思うよ」
男は「ほら」と、増えてきた同じ様な格好の男たちを指さした後、軽食を買って去っていった。
商品が売り切れ、ラウムは店じまいをしながら呟く。
「宝もクロノ・オブジェクトも、まだまだ研究が足りないからネ。人の研究を奪うのはチョット複雑だけど、壊すくらいなら貰っておきたいナ」
その為にも、工場に潜入する方法を考えなければ。
今得た情報を皆に伝える為に、ラウムは市場を後にする。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
小心・結城
施設は警備が厳重で近づけなさそうですね…。
で、でもクロノヴェーダーを工場から遠ざけられれば他の皆さんの手助けになる…かも?
こ、怖いですけど…研究施設に正面から行って囮になろうと思います。
施設で働いている一般人は【避難勧告】で逃がして巻き込まないようにしたいです。
それから、ヤンキーデーモンを《屠竜撃》で…こ、攻撃します。この時、ヤンキーデーモンを吹き飛ばすことができればそのまま施設の機材にぶつけて施設の破壊も狙います。
戦闘は正直怖い。で、でもボクの行動が誰かの助けになるのなら…!
戦闘が続けば増援が来ると思います。敵の数が増えたら逃げながら研究施設の外側に誘導します。
ハニエル・フェニックス
プールと工場とどっちがいいか迷ってたけど……動きがあったね、私も乗っちゃおう!
私としてもアークデーモンの方をやっつけたいしね。
まずは避難勧告で逃げる人をきっちり外に誘導しなきゃね。
人間絶対働かせるデーモンに阻まれてたりしたら困るもん。
そんな時はトルピードで敵を撃って隙を作ろうかな。
皆を逃がせたら本格参戦。
囮を買って出てくれてる結城君(g11455)をディフェンスしておかなきゃね。
まぁ余計なお世話かもだけど、無いよりは良いはず!
場合によっては飛翔して私の方に注意を引き付けるのも良いかな。
大丈夫、私は結構タフだから多少集中攻撃されてもやられたりしない!多分!
バットはすっごい痛そうだけど、ロッドで受けたりして何とかしよう。
後はトルピードをばりばり撃って、敵を攻撃しながら大事そうな機械をこわしちゃえ!
なんか紙とか記録媒体とか、軽くて持って帰れそうなものは持って帰ろうっと。
何かの役に立つかもだしね!
●正面、陽動作戦
工場の正面入り口。
そこには、誰一人も通さないと、何人もの『ヤンキーデーモン』が警備として立っていた。
「警備が厳重で近づけなさそうですね……」
その様子を窺っていた小心・結城(小心者な機剣使い・g11455)が呟く。
正面突破を図ろうものなら、あっという間に取り押さえられ、内部に入るのはおろか、外壁すら碌に破壊することは出来ないだろう。
結城は考えを巡らせる。
「で、でもクロノヴェーダを工場から遠ざけられれば、他の皆さんの手助けになる……かも?」
敵の気を反らせ、警備の数を減らせたならば……。
後続の仲間が動きやすくなるはず。
そう結論付けた結城は自ら囮になることを決めた。
囮として動く前の準備として、まずは休憩時間となって工場から出てきた従業員を【避難勧告】を使って、戦闘に巻き込まれないように避難させた。
避難を終え、いざ囮作戦を開始する。
結城は駆けだすと、門を抜け、ヤンキーデーモンに【屠竜撃】を食らわせる。
顔面に一撃を受け、吹き飛んでいくヤンキーデーモン。
それに気が付いた他のヤンキーデーモンが声を上げた。
「し、襲撃だ! 応援を入り口に回せ!」
応援の要請と共に、すぐさま警報が鳴り響く。
ぞろぞろと集まってきたヤンキーデーモンが結城を睨みつける。
だが、それも一瞬。ヤンキーデーモンは結城の様子を見て、笑いだした。
「なんだ、一人か? ってオイオイ。こいつ震えてやがるぜ」
「戦闘は正直怖い。で、でもボクの行動が誰かの助けになるのなら……!」
馬鹿にされようと構わない。それで油断してくれるならば、好都合だ。
結城は拳をギュッと握りしめると、嘲笑を浮かべるその顔面に拳を叩きこんだ。
戦闘が始まって数分。
未だに途切れることなく、次々と集まってくる敵。
目の前の敵を倒した瞬間、別の場所から結城の眼前に釘バットが迫る。
来たる衝撃に、結城は身構え目を閉じた。
だが、いつまでたっても痛みはやって来なかった。
その事を不思議に思い、恐る恐る目を開ける。
そこには、ムーンロッドで釘バットを受け止めるハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)の姿があった。
「プールと工場とどっちがいいか迷ってたけど……動きがあったからね、私も乗っちゃう!」
「ハニエルさん……」
「やっほー結城くん。余計なお世話だったかな?」
「いいえ……助かります。けど、どうしてこっちに?」
「私としてもアークデーモンをやっつけたいしね」
「それじゃあ、工場の破壊が……」
「大丈夫。私達が引き付けてる間に、仲間が何とかしてくれるはず」
ハニエルはそう言って笑顔を浮かべた。
「なら、囮としてしっかり引き付けないと」
「そう気負わないで。ここからは二人で行くよ!」
ヤンキーデーモンは乱入者を一瞥すると、声を上げて笑い出した。
「たかだか二人になったくらいで、俺達に勝てると思ってるのか?」
数の差に、余裕を見せるヤンキーデーモン。
「そんなのやってみなきゃ、わからないでしょ!」
ハニエルは叫ぶと【エンジェリック・トルピード】を放った。
光のオーラで形成された大きな杭が油断していたヤンキーデーモンを刺し貫く。
すると、ヤンキーデーモン達に緊張が走った。
それを見たハニエルは注意を引きつける為【飛翔】で空中へと移動する。
敵の視線が一気に空中のハニエルへと注がれる。
「大丈夫、私は結構タフだから多少集中攻撃されてもやられたりしない! 多分!」
そう言いながら、ハニエルは地上と空中を行き来しながら攻撃を繰り返した。
攻撃を繰り出しつつ、二人は劣勢で押されている風を装い、徐々に後退していった。
ヤンキーデーモンはその事にも気付かずに、調子に乗って二人を追いかけていく。
工場からどんどんと離れ、警備が手薄になっているのも知らずに……。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
ラウム・マルファス
注意深く観察されればバレちゃうし、エゼキエルの文明を参考にしてるなら入口ゲートとかあるかもしれないから、正面からコッソリ潜入は難しそうカナ
正面から突入の味方がいるみたいだから、ボクは攪乱へ回ろウ
敵の監視に引っかからないよう注意しつつ、まずは窓から中の様子を伺いタイ
高所ならフライトドローンを足場にしよウ
窓から見た様子から、重要な装置の場所や研究用データ、マニュアルの位置を推測
マニュアルは各機械類の近くで、研究用データは宝を使っている重要装置と、完成品の近くにあるだろウ
試験中なら完成品のマニュアルは、無いか簡易なモノだろうネ
ネズミ型ドローンに爆薬搭載
爆煙の量を調整しておくヨ
開いてる窓や通気口から潜入させよウ
正面で騒ぎが起こると同時に、周囲の壁を何か所か爆破すル
煙の多い所から潜入、煙の少ない所は人間の脱出口サ
バレる前に研究データとマニュアルをアイテムポケットに回収、宝を使ってる機械が特定できるならフライトドローンに乗せて安全な場所へ持ち出そウ
邪魔する敵はネズミ型ドローンで爆破するヨ
●工場潜入
工場を見つめ、ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は正面からコッソリ潜入するのは難しそうだと考えていた。
だが、仲間二人が暴れてくれたおかげで、今や敵の注意は工場の入り口へと集中していた。
ラウムは入り口で暴れている結城とハニエルに感謝し【フライトドローン】を足場にして、中の様子を窺った。
今の所、人の気配はない。
それからラウムは、窓から見た様子から、重要な装置の場所や研究用のデータ、マニュアルの位置を推測し始める。
「マニュアルは各機械類の近くで、研究用データは宝を使っている重要装置と、完成品の近くにあるだろウ。試験中なら完成品のマニュアルは、無いか簡易なモノだろうネ」
もう少し考えを巡らせたいところだが、仲間が敵を引き付けているとはいえ、悠長にしている時間はない。
ある程度の目星だけつけ、破壊工作に取り掛かることにした。
「換装完了。さァ、行っておいデ」
ネズミ型のドローンに爆薬を搭載すると、窓や通気口からそのドローンを潜入させた。
未だ聞こえてくる騒ぎに乗じて、壁を何か所か爆破すると、ラウムはその中の煙の多い場所から潜入を開始した。
頭の中で目星をつけた場所を思い浮かべ、ラウムは歩みを進める。
扉を開け目的の場所へと辿り着く。
部屋の中には、いくつものテーブルが並べられ、その上には資料らしき束が、乱雑に積み上げられていた。
「ウーン……」
けたたましく鳴り響く警報。
所々で巻き起こる爆発。
これだけの騒ぎとなれば、戻ってくる者も出てくるはず。
資料の束のどれが目的の物か、選別する暇はない。
ラウムは溜息を吐くと、目的の物がある事を祈りつつ、資料の束を【アイテムポケット】へと手あたり次第に突っ込んでいった。
目的を果たしたラウムは爆発音が響く中、そそくさと工場を脱出した。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
ラウム・マルファス
さて、後はプールの方に何かあるカナ?
物陰に隠れてざっと観察。見慣れない機械や、資料があったらそっちを狙ウ。無さそうならウォーターバイクを狙うヨ。
敵が近くにいないなら、狙いのモノをフライトドローンに乗せて施設外へ飛ばス。ウォーターバイクでも1台ならギリギリ乗る大きさだと思うケド、どうカナ。安定し無さそうならいったん諦めるヨ、敵を倒してから回収しよウ。
書類は濡れそうな場所にはおいてないだろうから、近寄らず無茶な攻撃をしなければ、汚しちゃう心配はないネ。ウォーターバイクを傷つけないよう気をつけつつ、パラドクスで半魚人の首から上を空気に変換。ウォーターバイクがそのまま突っ込んでくるなら、ナノマシンを網状にして受け止め減速。そのまま確保するヨ。
敵の反撃は、ウォーターバイクに乗ったままなら速度やハンドルの動きで動きを予測し幻惑されないようにスル。水上や水中を直接移動してくるなら、プールサイドを移動して敵の行動ルートを単純化しよウ。
●工場からプールへ
工場の破壊工作を終え、ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)はウォーターバイクの稼働実験を行っているプールへとやってきた。
「さて、後はここに何かあるカナ?」
敵に見つからないように注意して、物陰に隠れながらプールの様子を観察する。
工場横に併設されている実験用プール。
その大きさは約200m四方と広く、ウォーターバイクが動き回るには十分だ。
今現在もノロノロとウォーターバイクが水上を走り回っている。
実験の遅延によって上から怒鳴られるのが、余程嫌なのだろう。
工場が爆発したことを気にしつつも、海賊半魚人らは実験を優先させていた。
海賊半魚人達が実験に集中しているのをいいことに、ラウムはまだプールに入れていないウォーターバイクに目を付けると、運び出す為フライトドローンに乗せようと試みた。
「ん、なんだ?」
「おい、あそこ……誰かがウォーターバイクの側にいるぞ!」
「ヤバ、ばれタ」
フライトドローンに上手く乗せられずにもたついていた所を、海賊半魚人に見つかってしまった。
ラウムは敵を倒してから改めて回収しようと考え、海賊半魚人へと向かって行く。
「敵だ! さっきの爆発もこいつの仕業に違いない!」
「丁度いい。ウォーターバイクでの戦闘実験データも取っておくか」
戦闘態勢に入った海賊半魚人は、そう言うとウォーターバイクに乗りラウムへと突撃してくる。
これはチャンスと考え、ラウムは咄嗟に体を捻り突撃を躱すと、ナノマシンを網状にしてウォーターバイクを受け止めた。
「くっ、こいつ……狙いはウォーターバイクか!」
「させるかっ!」
奪われるくらいならばと、後続の海賊半魚人がウォーターバイクに殴り掛かる。
すると、ウォーターバイクはバラバラに砕け、プールの底へと沈んでいった。
「やってくれるネ」
沈みゆくウォーターバイクを見つめると、ラウムは敵の撃破を優先し、プールサイドを移動しながら海賊半魚人へとパラドクスを放った。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【無鍵空間】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
ハニエル・フェニックス
うん、まぁ施設破壊も上手く行ったって事で!
せっかく下がったんだし、この際実験用プールの敵もやっつけちゃおう。
と言うか、これだけ暴れたら見逃してはくれなさそう。
プールでだって色々やってるんだし、私には分からなくても研究内容を知るのに役立つ何かがあるかもだよね。
ついでにそれもいただいちゃおう!
それじゃ引き続き、飛翔して戦うよ。
敵がプールの上でウォーターバイクに乗ってても良い感じに対応出来そうだし、空から攻めよう。
そのまま空中から翼を羽ばたかせて、瘴気の風でばさーっと攻撃!
ウォーターバイクより泳ぐ方が速いのなら、いきなり襲われたら咄嗟にプールに飛び込む敵もいるかも。
水中は相手のフィールドだから、私はそこまでは追いかけずにプールサイドか空にいよう。
尻尾で殴られても落ちないようにしなきゃね。
上手く行ったらここでも情報収集は出来そう。
機械のパーツとか、データを取った書類か何かとか……アイテムポケットならウォーターバイクそのものかその一部でも入れられないかな?
試してみよう!
小心・結城
援護、ありがとうございます。
正直今でも心臓がバクバクしてます。こ、怖かったぁ~。
自分の手を握りこみ気合を入れなおします。
ボクも…ボクにできることを…!
プールへに向かいます。ここは水場…な、ならこれが効くはず…!
ボクの武器のメカリヴァーを射撃モードに変形させて《フリージングミサイル》をプールの水面に打ち込みます。
ど、どんなに水中で強くたって…凍らせちゃえば無意味なはず…。
それから敵の尻尾攻撃はメカリヴァーを大剣モードに変形させて大剣を盾にして受けます。
こ、今度からは盾モードも作っておこう…。
情報収集は…えっと、余裕があれば凍らせて動けなくなったウォーターバイクからパーツが取り外せないか試してみます。
氷の上を通れば敵からの追撃も少なく済ませられる…といいなぁ…。
パーツは【アイテムポケット】に入れて持ち帰ります。
●プールの敵もやっつけちゃう
工場の外へと警備を引き付けていたハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)と小心・結城(小心者な機剣使い・g11455)の二人。
撒いたのか、それとも工場の異変に気付き引き返したのか。
辺りには追手の気配は既になかった。
「援護、ありがとうございます」
「うん、まぁ施設破壊も上手く行ったって事で!」
作戦の成果に、二人は笑顔で頷きあった。
「正直今でも心臓がバクバクしてます。こ、怖かったぁ~」
結城は自身の手を握り込むと、気合を入れなおした。
その様子を眺めていたハニエルは、パンッと手を合わせる。
「よし、この際実験用プールの敵もやっつけちゃおう」
「そう……ですね。ボクも……ボクにできることを……!」
「プールでだって色々やってるんだし、私には分からなくても研究内容を知るのに役立つ何かがあるかもだよね。ついでにそれもいただいちゃおう!」
二人は来た道を引き返し、プールへと向かった。
ハニエルと結城がプールに辿り着くと、そこでは既にラウムが戦闘を繰り広げていた。
その様子を見た二人は急いで戦闘へと参加した。
プール上空に金の風が舞い上がる。
「あまりやりたくはないけど……受けてみなさい!」
プールを見下ろすと、ハニエルは背中の翼を羽ばたかせ、瘴気を帯びた風を起こした。
「新手か……邪魔だ!」
海賊半魚人が一度水中に潜る。そして上昇する勢いに乗って上空へと飛び上がると、体を捻り腰から伸びる魚の尾でハニエルに殴り掛かろうとした。
しかしハニエルは高度を上げそれを回避する。
「ここは水場……な、ならこれが効くはず……!」
結城は手にした可変武器メカリヴァーを射撃モードへと変形させる。
「ど、どんなに水中で強くたって……凍らせちゃえば無意味なはず……」
発射された冷気を封じたミサイルが次々とプールに着弾していく。
着弾した場所から水が徐々に凍り付く。
凍り付き、動けなくなったウォーターバイクから飛び降りた海賊半魚人の魚の尾が結城に襲い掛かる。
「う、うわっ」
結城は咄嗟にメカリヴァーを変形させた。
自身の身長ほどある大剣で攻撃を受け止める。
しかし衝撃に耐えきれずに吹き飛ばされ、結城の体は地面に叩きつけられた。
「大丈夫?」
「な、なんとか……」
心配そうに声をかけるハニエルに、結城は返事をしながら立ち上がる。
「それじゃ、もう一度攻撃行くよ!」
「は、はい」
ハニエルが再び上空へと飛び上がる。
そして、出された合図に結城はメカリヴァーを射撃モードへと変形させ【フリージングミサイル】を発射。
海賊半魚人はたまらず凍り付いていくプールから飛び出す。
「そこ。待ってたよ」
ハニエルは笑みを浮かべると、翼を羽ばたかせ【デーモニック・ウィング】を放った。
逃げ場をなくした海賊半魚人達は、巻き起こった瘴気を帯びた風に薙ぎ払われ、命を落としていった。
風が止み、プールに静寂が訪れる。
「やりました」
「上手くいったね♪」
結城とハニエルは勝利を祝いハイタッチを交わした。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【断末魔動画】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
●怒りのオヤジ
プールでの戦いが終わり、ディアボロス達は周囲の捜索をしていた。
そんなディアボロス達の元に怒鳴り声が響く。
「ディアボロスめ。よくもやってくれたな!」
声に振り向くと、そこには崩れる工場を背にした怒れるオヤジデーモンの姿があった。
ハニエル・フェニックス
結城君(g11455)、後はあのおじさんみたいなデーモンだけだよ!
頑張って行こー!
作戦があるみたいだし、結城君(g11455)をしっかりディフェンスしながら戦って行こう。
大丈夫、私こう見えて結構タフな天使だからね。
アークデーモンの理不尽な雷になんて、私のオーラは負けないもん!
とゆー事で、まずは飛翔して挑むよ。
これで敵の目は私に向くはず。
雷だって高い所にあるものの方に落ちやすいもんね。
まぁ私達の戦いにはそーゆーのあんまり関係無いと思うけど、そこは気分気分。
上空から急降下しながらキックをお見舞いしちゃうよ!
顔面を踏んづけてやったら余計に怒らせちゃうかな?
でもそれこそがチャンス!
敵の目を引き付けたまま地面に降り立って選手交代。
さぁ出番だよ、結城君!
その一撃でやっつけちゃえ!
小心・結城
ハニエルさん(g00897)と協力します
あれがアヴァタール級…が、頑張ります!
作戦のためにもハニエルさん(g00897)、頼りにさせて頂きます。
メカリヴァーを射撃モードにして牽制射撃を行います。弾丸をばら撒きメインアタッカーをハニエルさんだと思わせるように動きます。
そして、敵の死角に回り込み攻撃のタイミングを伺います。
正直怖い…本当にボクの攻撃が通用するんだろうか?ううん、それでも…ボクは何もできないほうが嫌だから戦うんだ…!
敵の注意がハニエルさんに向かうタイミングに合わせて死角から【魔動機剣・限界駆動】を起動し切りかかります。
ハニエルさんが作ってくれたこの刹那…必ず決めます!
もし、敵の反撃で雷を落とされた時はメカリヴァーで受けてみます。
すごく痛いかもしれないけど…が、我慢して雷ごとメカリヴァーを敵にたたきつけます。
怖いし痛い…けどボクだってディアボロなんだ!いっけぇ!
●天地挟撃
ディアボロスの前に姿を現したのは、この工場の長アヴァタール級『オヤジデーモン』だった。
何時でもキレて怒っているオヤジデーモンではあるが、今回の怒りの度合いは一際高い。
自分の管理する工場を破壊され、実験を台無しにされたとなれば当然と言える。
しかし、オヤジデーモンの怒りなど気にもせず、ハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)は明るい声を上げた。
「結城君、後はあのおじさんみたいなデーモンだけだよ! 頑張って行こー!」
「あれがアヴァタール級……が、頑張ります!」
ハニエルに釣られるようにして、オヤジデーモンを見た小心・結城(小心者な機剣使い・g11455)も気合を入れた。そして、思いついた作戦をハニエルへ耳打ちする。
作戦の内容を聞いたハニエルは了承したと頷く。
「うん。いいんじゃないかな」
「作戦のためとはいえ……む、無理はしないでくださいね」
「大丈夫、私こう見えて結構タフな天使だからね。任せて!」
「はい、頼りにさせて頂きます」
軽く言葉を交わすと、作戦開始とばかりにハニエルは翼を広げ、空へ向かって飛び上がった。
上空からオヤジデーモンを見下ろすと、ハニエルは声を上げる。
「アークデーモン、覚悟しなさい!」
「ハニエルさん、援護します」
結城はガジェットのメカリヴァーを射撃モードに変形させると、銃弾をばらまきオヤジデーモンを牽制する。
オヤジデーモンは、脅威にならない攻撃を無視し、主力である上空のハニエルを警戒する。
注意が上空へと向いたその隙に結城は敵の死角へと回り込んだ。
「くらえぇぇぇ!!」
怒鳴り声と共にハニエル目掛けて雷が落ちる。
「まだまだ……アークデーモンの理不尽な雷になんて、私のオーラは負けないもん!」
オヤジデーモンはハニエルの攻撃を捌きつつ何度目かの攻撃を放つ。
既にオヤジデーモンの中では結城の存在などとうに忘れ、実質ハニエルとの一騎打ち状態になっていた。
「どうした、その程度か?」
余裕を見せるオヤジデーモンに、ハニエルは焦りの表情を浮かべる。
「まだまだっ! エ・ン・ジェ・ル……キィーック!!!」
半ばやけになって攻撃したように見えるハニエルの蹴り。
オヤジデーモンは顔面に迫る蹴りに対して、首をひねり肩で受け止めた。
だが、その一撃は今までと比べ物にならない力が込められていた。
威力を見誤り受けた一撃は、オヤジデーモンの体勢を崩すには十分。
「正直怖い……本当にボクの攻撃が通用するんだろうか? ううん、それでも……ボクは何もできないほうが嫌だから戦うんだ……!」
次の瞬間、結城がメカリヴァーをブレードモードへ変形させ、オヤジデーモンの背後に迫る。
初めから本命の一撃はハニエルではなく、結城の方だったのだ。
まんまと作戦に嵌ってくれたことに、ハニエルの表情は焦りから笑みへと変わる。
「さぁ出番だよ、結城君! その一撃でやっつけちゃえ!」
ハニエルは地面へと着地し、攻め手はハニエルから結城へ。
「ハニエルさんが作ってくれたこの刹那……必ず決めます!」
限界に稼働したメカリヴァー・ブレードが高温により赤く輝く。
「いっけぇ!」
「ぐおおおおおおおおっ!?」
赤い閃光が走り、オヤジデーモンの背中に強烈な一撃が浴びせられた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
ラウム・マルファス
ソラ(g00968)と
せっかくのウォーターバイクがもったいナイ。まぁ最初に乗せようとしたヤツとか予備はあるだろうし、無くても残骸だけでも回収しよウ。戦いが終わったあとでネ。
「いや、ウォーターバイク壊したのはキミの部下だヨ?管理不行き届きってやつだネ」
って挑発。一瞬意識が逸らせれば充分サ。
ソラの突撃に合わせて太極扇を開き、凍気で出来た黒い鳳凰を飛ばすヨ。挟み撃ちの形になったら、敵がソラに向かうなら鳳凰を飛ばして攻撃。ボクの方へ来るなら牽制するように鳳凰を飛ばして注意を惹きつけるヨ。
敵の反撃は飛翔で上空に逃げて炎の勢いを軽減しつつ、手持ちの薬品で消火剤を投げて鎮火しよウ。上空でもパラドクスは届くだろうから油断しないヨ。
戦闘が終わったら、宝の残りを回収しに行こウ。工場は壊れたとはいえ、資料の目星をつけたときにざっと見てるからネ。コンベアのスタート地点、資材が出てくる場所付近の残骸を怪力無双で除けて宝を回収、フライトドローンに乗せるヨ。なければ資材を生み出すミキサーか、見慣れない部品を回収しよウ
ソラス・マルファス
兄貴(g00862)と
残るはこの悪魔だけか。さっさと倒してお宝もいただきたいところだな。
兄貴に気を取られた隙に大剣に風を纏い、地面スレスレの飛翔で一気に距離を止めるぜ。そのまま横なぎに斬りつけて、敵の背後に抜けよう。そのまま挟み撃ちだ。
敵が俺を狙うなら、工場の残骸を怪力無双で投げつけて牽制。反撃を誘発しないよう、足元やスレスレを狙おう。兄貴を攻撃するようなら、背後から斬りつけるぜ。
戦闘が終わり、無事なウォーターバイクがあれば怪力無双で担いで持ち帰ろう。壊れたウォーターバイクの残骸や、近くに回収できそうな資料があればアイテムポケットに入れておくぜ。
●前後挟撃
「あー、どいつもこいつも!」
ふらつきながらも、なんとか体勢を立て直すオヤジデーモン。
ハニエルと結城の連携攻撃を浴び、更に怒りを募らせ地団駄を踏む。
その様子を見ていたソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)が口を開いた。
「残るはこの悪魔だけか。さっさと倒してお宝もいただきたいところだな」
その言葉に更にイラついたオヤジデーモンが食って掛かる。
「お前らが来たせいで、工場は壊されるわ、ウォーターバイクは壊されるわ。碌なことがない!」
それに対し、ラウム・マルファス(研究者にして発明家・g00862)は呆れ口調で言う。
「いや、ウォーターバイク壊したのはキミの部下だヨ? 管理不行き届きってやつだネ」
「うるさいうるさいうるさい! お前らが来なければ、こんなことになってない。全てディアボロス、お前らのせいだ!」
敵が良からぬことを企んでいる所に仕掛けるのは、ディアボロスとしては当然の事。
対策不足の結果をこちらのせいにされても困るというものだ。
ソラスはオヤジデーモンの言い分に、呆れを通り越して憐れみを感じた。
「はあ……こりゃ救いようがねえな。兄貴……」
「うん。何を言っても無駄だネ。いい感じに頭に血が上ってるみたいだシ。さっさとやっつけよウ」
「よしきた!」
これ以上の問答は時間の無駄だと判断し、ソラスとラウムは攻撃を開始した。
呪詛の大剣を手に低空飛行で突撃するソラス。
ソラスの突撃に合わせるように、ラウムは太極扇・瑞鳥示現を開くと、パラドクス【吉兆:鳳凰の舞】を放った。
振られた扇から、黒い鳳凰が現れると、オヤジデーモンの周りを舞うように飛び、その体を凍てつかせる。
ラウムの攻撃に怯むオヤジデーモンに、ソラスはすれ違いざまに大剣を横に薙ぎ、斬りつけると背後へと抜けていく。
結果、ラウムとソラスはオヤジデーモンを前後で挟むような形になる。
いくらでも反撃が出来るとはいえ、前後の相手を同時に警戒することは難しい。
ラウムに向かえばソラスが。ソラスに向かえばラウムが攻撃を背後から浴びせ、常に挟むように位置を保ち戦い続ける。
兄弟である二人にとって、この程度の連携は朝飯前だった。
手痛い一撃を浴びていたオヤジデーモンが限界を迎えるのに、それほど時間はかからなかった。
ラウムとソラスは目配せすると、一斉に構える。
「押し留め、切り開ク」
「風纏い、旋風!」
二人の放つパラドクスが同時に襲い掛かる。
トドメの一撃を浴びたオヤジデーモンは、その場に倒れ込むとそのまま動かなくなった。
戦いが終わり、改めて回収できるものがないか、辺りを調べて回る。
「兄貴、これを運べばいいのか?」
「うん、お願イ」
見つけた実験結果のメモをとりあえず【アイテムポケット】に突っ込むと、ソラスはラウムに確認を取り【怪力無双】で無傷で残っていた組み立て途中のウォーターバイクを担ぐ。
ラウムはその辺に散らばっている部品を【フライトドローン】に乗せていった。
目に付いた物を粗方回収し終えると、二人は新宿島へと帰還した。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV2になった!