【蹂躙戦記イスカンダル奪還戦】猪の狩場

 このシナリオは【蹂躙戦記イスカンダル奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 蹂躙戦記イスカンダルのジェネラル級及び、パキスタン、アフガニスタンを強奪しようとしている『蛇亀宇宙リグ・ヴェーダ』、亜人の配下となっている『TOKYOエゼキエル戦争の大天使とアークデーモン』の軍勢に対して、戦闘を仕掛けます。

 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は、【カリュドーンの猪】の軍勢です。
 『カリュドーンの猪』は、ギリシャ神話にある強大な猪の名を持つジェネラル級亜人で、森を縄張りとして守りを固めているようです。

「成功したシナリオ数×5%」だけ、「⑬カリュドーンの猪」の敵残存率を低下させます。

【蹂躙戦記イスカンダル奪還戦】実は樹木って燃えにくい(作者 残念矜持郎
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 ザッ、ザッ、ザッ……小さな足音が、森の中に響く。
「……」
「……?」
「……ッ!」
 周囲を警戒して、復讐者達の到着を今か今かと待ち構えているクロノヴェーダ部隊。彼らは静謐に潜み、気配を殺し、音もなく襲撃を……。
「ヒャッハー!もう我慢ならねぇ!!」
「さっさと来いよディアボロス共ォ!皆殺しにしてやるぜぇ!!」
 お前等さぁ……。

「諸君、お集まりいただき感謝する」
 ダスク・ノーライズ(サイボーグの破軍拳士・g03370)は一礼すると資料を広げる。
「イラン高原の決戦および、断頭革命グランダルメ奪還戦で、多くのジェネラル級を失った断片の王・イスカンダルは、起死回生の為に神威断罪ギガントマキアの力を使って、我々との決戦に挑もうとしている。なかでも『ゼウスの雷』と呼ばれる存在は、新宿島を破壊するだけの破壊力を持つ為、侮る事は出来ない」
 しかし、情報は悪いものばかりではない。
「攻略旅団の方針が功を成し、蹂躙戦記イスカンダル奪還戦では、融合世界アルタン・ウルクからの侵攻は無く、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダも、現在の占領地から動く事は無いようだ。この好機を生かし、蹂躙戦記イスカンダルから、歴史と大地の奪還を成し遂げてほしい」

 説明を終えた時先案内人は地図を広げてとある森林地帯を示すと。
「君達に襲撃を依頼したいのは、ジェネラル級亜人、カリュドーンの猪が指揮を執っている森で、ここに潜んでいる亜人部隊の撃滅を依頼したい。敵は静かな森に潜み、時に奇声を上げるが……その声が聞こえた時にはもう手遅れだと思ってくれ。隠密行動を得意とする奴らは気配を殺して森の中を歩き回り、君達を発見するなり木に登る。そして手製の飛行具で木から木へ飛び移りながら、木々の枝葉に隠れて襲撃を仕掛けてくるため、後手に回らざるを得ない上に敵の視認が難しい。撃墜する手段を用意した方がいいだろう」
 説明を終えて、時先案内人は一礼すると。
「それでは諸君、武運を祈っているぞ」
 復讐者達を見送るのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。
【防空体制】
1
周囲が、飛行する存在を察知しやすい世界に変わる。ディアボロスが屋外を飛行中の敵を発見するまでに必要な時間が、「効果LVごとに半減」する。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【ガードアップ】LV1 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV1

●マスターより

残念矜持郎
ヒャッハー!『ファーストアタック』だァ!!

残念です

今回は奪還戦に関わるアレですって

判定はいつものひらっとした感じで、中身は……もう、楽になってもいいよね?

敵さんが使っているハングライダーは夜なべして作った手作りなご様子

パラドクス以外の飛び道具でも撃墜そのものは可能かもしれません
(相手を撃ち落した後、お互いの姿が見える状態で改めてパラドクスで殴り合う事になります)

なお、ファーストアタックは成功数が重要なため、人数が集まりすぎた場合は不採用が発生する可能性がある点にはご了承ください

ではでは、皆さまの撃墜プレをお待ちしております
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


麗・まほろば
さあ《奪還戦》の始まりだ!
おりんぱす? とかはわかんないけれども、世界を脅かす敵ならまほろばがでないわけにはいかないよねぇ!
そう、私には“真秀ろばの国”を護る義務があるのだ!
往くぞ、戦場に集いし英雄たちよ!!

仲間と連動して、作戦を遂行するよ!
【51センチまほろば砲】! 三式弾『草那藝之大刀』を装填!
三式弾は、炸裂させてることで高速で飛ぶ戦闘機を投網のように覆いつくす弾丸だ
まさに今日うってつけな弾だよねぇ
本物は頼んないなーんて評されてるけど、パラドクスとなった三式弾は一味違うよ?
だってこの弾丸は、クロノヴェーダを焼き尽くすことができるんだから!
砲撃開始ぃ!

敵の反撃には【15.5センチまほろば砲】を盾にして致命傷を避けよう
こーんなに大見えを切って、着底だなんてかっこ悪いからね!
弾道を逸らし、射線を開き、真正面から狙いをすましてお返しの三式弾をお見舞いするぞ!

掃討が完了しても油断はしない
まほろばの油断を狙ってる敵がまだまだいるかもしれないからねぇ
みんな無事? さぁ、次の戦場だ!


獅子城・羽鳥
『父さんが〜夜なべ〜をして〜♪グライダー縫ってくれた〜〜〜♪』
適当に歌ってみたが、ヒャッハークソ亜人どもは母体をブチ殺して産まれてくるので、母親に夜なべをしてもらうことはまずありえない
色欲と暴力しか能のない亜人がちまちま夜なべで作った作品を一瞬で蜂の巣にするなんて……カ・イ・カ・ン♥
(手芸が趣味の同居人は俺以上の亜人嫌いで情け容赦なしだから、怒られる心配はないだろう)
包装用のプチプチを潰すのとは正反対の方向の快感だな♪

後手に回ざるを得なくてもできるだけの事はやっておくか(索敵)
俺もスエニョも森林迷彩のマントを羽織り、俺は消音ブーツ着用してできるだけ静かに待ち伏せ
【完全視界】で視界を確保し、音や気配にも注意して索敵だ。ワンコはこういうの得意だし
先手を取れなくてもグライダーを狙って『バレット&ラッシュ』発動して銃火器を連射
地面に叩き付けたら近接攻撃でゴブリン本体をザクザク切り刻む
ボロ雑巾化したグライダーの後をすぐに追わせてやるから感謝しろ


御守・樹
うーん。
木々に隠れて襲撃は確かに理にかなってるんだが、攻撃手段が火炎瓶、もとい火炎壺なのは火炎の効果が無いんじゃね?とは思うが最終人類史と同じ季節なら地中海って今乾季なんだよなぁ。
燃えにくいとは思うけど過信しすぎないようにしとこう。

上からの襲撃が主だってんなら不自然に落ちてくる木の葉や枝のしなる音に注意を払っておく。
某戦争のように木々を枯らした方が姿を隠されない可能性が高くなるけど、さすがにのちのち出てきた問題もあってやりたくない。そんなことしたら亜人の蹂躙とかわらない。
些細な変化を感知したら最寄りの気に向かって破軍衝を叩き込む。
うっかり折れてしまったら申し訳ないが、銛を禿げさせるわけじゃないので許してほしい。
折れたらゴブリンたちは足場にできないし、折れなくても振動で墜落狙い。
ハングライダーで攻撃してきたとしても、揺れるという十分なでない足場から跳ばれたところで精度はたかが知れてる。
再度破軍衝で迎撃してとどめを刺してやる。


北條・頼人
手作りハングライダー……滑空タイプかあ。普通に空飛べるクロノヴェーダがいる中で慎ましいなあって。

上を取るのは戦場の定石だとはよく聞くけど、そんなに揚力あるの?クロノオブジェクト故のやつ?まあ、なんだろうと撃ち落とすのには変わらないけど!

先に火を放ったり斬り飛ばしたりして森を無くせれば楽に倒せるんだろうけど、正しいことをしている側にいたいからやめとこう。
声のする方向や影や風切音に注意して、シャチユニットを射出して落とそうかな。
本体に直撃しなくても、ハングライダーを破壊できればうんと楽になるはず!
落ちてきたら、草を燃やして上昇気流起こして再び飛ばれたりしない内に追撃!
えっ、そういう上昇方法無いの?じゃあ落下中に敵を狙うと感覚がスローモーションになったりもしない?ないかあ。

飛ばしてぶつけてもよし、腕に付けて斬ってもよしと遠近両用の使い道が出来るのがこのシャチユニットの利点だね!

ひとしきり暴れ終えたら深追いせずに即撤退!
連携・アドリブも大丈夫!


「さあ『奪還戦』の始まりだ!」
 静寂の森に復讐者の号令が響く。部隊を率いて先陣を切るは麗・まほろば(まほろばは超々々々弩級戦艦ですっ!・g09815)。
「おりんぱす?とかはわかんないけれども、世界を脅かす敵ならまほろばがでないわけにはいかないよねぇ!そう、私には『真秀ろばの国』を護る義務があるのだ!往くぞ、戦場に集いし英雄たちよ!!」
 とまぁ、意気揚々と部隊を引っ張るからさぞや凛々しい軍人様なのかなって思ってたら、艶々に煌く赤みがかった金髪で、結果的に真珠のような輝きを放つ薄紅の髪をたなびかせるちみっ子なんですよ、まほろばちゃん。
 そんな彼女の後ろでポロン……竪琴を鳴らす獅子城・羽鳥(メタリックトルバドゥール・g02965)が息を大きく吸うと。

 ――父さんが〜夜なべ〜をして〜♪グライダー縫ってくれた〜〜〜♪

 静かな森の中に歌声が響いていく……まほろばといい羽鳥といい、隠れるつもりは毛頭ないな?
「適当に歌ってみたが、ヒャッハークソ亜人どもは母体をブチ殺して産まれてくるので、母親に夜なべをしてもらうことはまずありえない」
「わふっ」
 キリッ☆羽鳥と相棒わんこ、スエニョがキメ顔をしているが、二人共装備の方は迷彩マントに消音ブーツと、準備はしっかりしてきた……いやほんと、なんでいきなり歌ったんだよお前?
「フッ……歌声で敵をおびき寄せ、姿を潜めて迎撃する。これこそが森林戦の定石!」
「探すのが難しいなら、こっちを見つけてもらった方が早いもんね!」
 ドヤ顔の羽鳥とまほろば……そんな二人の後ろで首を捻っているのが御守・樹(行雲流水珪化木・g05753)。彼は周囲に立ち並ぶ木々を眺めて。
「うーん……木々に隠れて襲撃は確かに理にかなってるんだが、攻撃手段が火炎瓶、もとい火炎壺なのは火炎の効果が無いんじゃね?とは思うが、最終人類史と同じ季節ならこの辺りって、今乾季なんだよなぁ。燃えにくいとは思うけど、過信しすぎないようにしとこう」
「手作りハングライダー……滑空タイプかあ。普通に空飛べるクロノヴェーダがいる中で慎ましいなあと思うんだけど……上を取るのは戦場の定石だとはよく聞くけど、そもそもそんなに揚力あるの?クロノオブジェクト故のやつ?まあ、なんだろうと撃ち落とすのには変わらないけど!」
 木の方を気に掛ける樹に対して、グライダーの方を警戒(?)する北條・頼人(人と機械の狭間を駆けて・g04414)だが、細かい事は気にしたら負けだ!!
 頼人が戦闘に向けてシャチユニットを連結した腕をブンブン振り回しては、木にぶつかりそうになって立ち回りには気を使う必要がある事に渋面しながら、上を見上げれば枝葉に編みこまれた影が広がっている。
「先に火を放ったり斬り飛ばしたりして森を無くせれば楽に倒せるんだろうけど、正しいことをしている側にいたいからやめとこう」
「そうだな……某戦争のように木々を枯らした方が姿を隠されない可能性が高くなるけど、さすがにのちのち出てきた問題もあってやりたくない。そんなことしたら亜人の蹂躙とかわらない」
 と、樹と頼人は森は大切にしないといけないぞって発言をしている所だったのだが、頭上から微かに聞こえた枝が擦れる音に反応したのは樹。
「うっかり折ったら申し訳ないが、森を更地にするわけじゃないから許してくれよ……!」
 誰に向けてというわけでもなく謝罪を述べながら、素早く回り込んで木の幹に掌を添える。続いたのは海中に大きな気泡が噴き出したような、くぐもった異音。樹木そのものは微動だにしていないが頭上で枝葉が大きく揺れて、折れた小枝や葉っぱが降り注ぐ中、一緒に落ちてきたものは……。
「ヒィーヤッハー!?何が起こったってんだー!?」
「出やがったな……!」
 火炎瓶を握りしめたゴブリン。その腹に拳を叩き込むと同時に全身に筋肉を震わせて、衝撃波を叩き込み、打ち上げる。
「兄弟!?一体どうし……いってぇ!?」
 樹上にいたもう一体をゴブリンに叩きつけて、木から叩き落せば両の掌を落ちてきたゴブリンの背に押し当てて。
「これで仕留める……!」
「ゴッ……ハァ……!?」
 叩き込まれた衝撃は皮膚の形状を保ったまま臓腑をかき乱し、地面に落ちたゴブリンの目口鼻耳からドロリ、血が零れだした。
「ひゃはっ!?野郎共、なんてことしやがる!!兄弟の仇だオラーッ!!」
 バッ!視界の悪い頭上で、風に乗って何かが飛び立った音が聞こえる。襲撃に備える復讐者達だったが。
「ふっふっふー……その程度でこの超々々々弩級戦艦まほろばの砲撃から逃れられると思ったか!どっかーん!!」
 まほろばが腕を振るった瞬間に地面を突き破って現れたのは、国の未来に向けて新造を計画されるも、ついぞ実現する事のなかった船の名を冠した艤装。本来の物よりも一回り大型化して火力を求めた浪漫武装である。
「主砲!砲撃よーい!!」
 重々しい音を立てて砲身が仰角をあげる。まほろぼの両目に映るレティクルが引き絞られ、見えずとも予測はできる敵の高度に合わせて装填された砲弾のタイマーをセット……するまではよかったんだけども。
「いや、木が!思いっきり倒しちゃってるんだけど!?」
 樹と頼人が自然は大切にねって言ってたのに、こんなデカブツを呼び出したもんだから、そりゃー、巻き添えも出る。
「で、でもまぁ、森に対してこの数なら、きっとそんなに被害は出ないし……」
 ツッコミを入れてしまった頼人に樹が慣れないフォローを入れようとするも、まほろば本人はドヤァ。
「木々を倒したら植林する!軍人とは、奪った物に対して責任を負う者なのだ!!その為にもまずは敵をやっつけーる!砲撃開始ぃ!!」
 ビーッ!!
「うわっ!急に何!?」
「なんかの警告音か……?」
 まほろばの号令に続いて突然響いたブザーに、頼人は耳を塞いで樹は身を伏せて警戒するが……次の瞬間。

 ――ッドン!!

「おわぁああぁああぁあ!?」
 砲撃の余波を受けて、頼人がコロコロ転がっていき、吹っ飛びそうになったスエニョを羽鳥がキャッチ。樹のわらびは彼自身がしゃがんだ際に抱え込んでいた為、無事だったもよう。
「あ、超々々々弩級戦艦は砲撃の反動で船員に影響が出ないように、発射前にブザーが鳴るから身構えてねっ!」
「「「もっと早く言って欲しかったなぁ!?」」」
 三人からクレームをつけられてしまった物の、砲撃そのものは正確。打ち上げられた砲弾は樹上で飛び立った直後のゴブリンを斜め後方から捉えており。
「本物は頼んないなーんて評されてるけど、パラドクスとなった三式弾は一味違うよ?だってこの砲弾は……」
 ボッ。規定時間に到達して、砲弾内の雷管が起動。敵に命中する前に爆発してしまうものの、三式弾の本領はここから。
「クロノヴェーダを焼き尽くすことができるんだから!」
 ばら撒かれ、爆風に押し出されて加速する弾子は空気に触れた瞬間に燃焼し、炎の帳となって敵を背後から包み込む。それだけには飽き足らず、一拍遅れて爆ぜた砲弾そのものの破片がグライダー諸共皮膚を焼かれ、燃焼するゴブリンをメッタ刺し。地に落ちる頃にはもはや原型をとどめぬ肉塊と化してしまっていた。
「こーんなに大見えを切って、着底だなんてかっこ悪いからね!」
 来るならこいやー!と言わんばかりに副砲を召喚。主砲に比べれば小型な砲塔を上空に向けて、口径を下げた三式弾を装填。反撃に備えるのだが。
「安心してくれ、これだけ視界が開かれていれば、奴等にターンは回さない」
 まほろばがデカブツを呼び出した為に、一部の木々が薙ぎ倒されて頭上にはぽっかりと、丸い空洞ができている。そこから敵を視認した羽鳥は右腕からサブマシンガンの銃口を露出させると。
「色欲と暴力しか能のない亜人がちまちま夜なべで作った作品を一瞬で蜂の巣にするなんて……カ・イ・カ・ン♥」
 こってりしたゲス笑みを浮かべて、ズダダダダダ!!
「アーッ!一週間かけて作った俺様の力作がー!?」
「包装用のプチプチを潰すのとは正反対の方向の快感だな♪」
 グライダーの羽に穴を開けられたゴブリンが涙しながら落下してくると、その背中をガッ!足蹴にして押さえつけた羽鳥がグライダーの支柱をへし折りながら銃口をジャキッ☆
「ボロ雑巾化したグライダーの後をすぐに追わせてやるから感謝しろ」
 至近距離でサブマシンガンをぶっ放した挙句、ソードハープでザックザック……最後に膝からグレネードをぽいちょ、ズドーン!
「うーん、ハンバーグより酷いな!」
 でしょうねぇ!?
「な、何だこいつ等……?」
 ゴブリンの現状をまとめると、ウィンナー(意味深)、肉そぼろ、ハンバーグ。栄養の偏りまくった朝ご飯かな?
「こ、こんな戦場にいられるか!俺は撤退させてもらう!!」
 ゴブリンがグライダーに乗って、逃走を図ろうとした瞬間、バッチィン!
「いってぇ!?」
 尻を強打されて上空に打ち上げられて、落下してきたところをシャチユニットがガブゥ。
「うわー……シャチの狩りって、獲物を殴り飛ばしてから噛みつくんだ……落ちてきたら、草を燃やして上昇気流起こして再び飛ばれたりしない内に追撃すればいいんだよね!」
 ユニットを分離射出していた頼人がシャチが戻って来る前に火種を探すが、そんなもんはない。ていうかお前は何を言っているんだ?
「えっ、無いの?じゃあ落下中に敵を狙うと感覚がスローモーションになったりもしない?」
 マジで何の話?ねぇよ!!
「ないかあ」
 なんで残念そうなのかなぁ!?
「何はともあれ、シャチは海のハンターだからね。調理なんかせずに獲物は直接食いちぎる!」
 戻って来たシャチユニットを再び接続すると、ゴブリンに食らいついたシャチの牙が高周波振動を引き起こして。
「いただきます!……なんちゃって」
 グシャァ!!ゴブリンは真っ二つに食い破られ、物言わぬ肉塊と化してしまった。周囲には生命が焼け焦げる異臭と金属臭を放つ液体が散らばっているが、物音はしない。まほろばは艤装を送還すると周囲を見回して。
「まだまだ油断はしないよ。まほろばの油断を狙ってる敵がまだまだいるかもしれないからねぇ……みんな無事?さぁ、次の戦場だ!」
「ゴブリン共の苦労を水泡に帰すこの快感……やってる事だけ見たら外道かもしれないが……まぁ、あいつは俺以上の亜人嫌いで情け容赦なしだから、怒られる心配はないだろう」
 ずんずん進んでいくまほろばに、趣味が手芸で、手作りの苦労を知っている同居人を想起する羽鳥が続く。その後をシャチユニットを連れた頼人がついていくのだが。
「どうしました?」
「……俺、来る依頼を間違えたかな?」
「あはは……そんなことは……ないと思うよ……多分?」
 周りのトンチキ具合に頭痛を覚えたらしい樹に、苦笑してしまう頼人なのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【防空体制】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年08月15日