【蹂躙戦記イスカンダル奪還戦】猪の縄張(作者 志羽)
#蹂躙戦記イスカンダル
#【蹂躙戦記イスカンダル奪還戦】猪の狩場
#蹂躙戦記イスカンダル奪還戦
#⑬カリュドーンの猪
#アテネ
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●猪の縄張
緑深い森の中――その中を狩人が歩む。
いや、正しくは狩人のような装備を纏った亜人、『ステュムパーリデスの鳥』だった。
隠れつつ慎重に進む。それは獲物を探しているのか、それとも森に踏み込んだものを警戒するためか――時折葉擦れの音がざわめく。
森は静かにたたずみ、内に亜人たちを潜ませていた。
●前哨戦
またひとつ、奪還戦前の戦いを頼みたいと藤臣・明鶴(白雷・g03329)は紡ぐ。
イラン高原の決戦および、断頭革命グランダルメ奪還戦で、多くのジェネラル級を失った、断片の王・イスカンダルは、起死回生の為に、神威断罪ギガントマキアの力を使って、ディアボロスとの決戦を挑もうとしている。
なかでも『ゼウスの雷』は、新宿島を破壊するだけの破壊力を持つ為、侮る事は出来ないと明鶴は紡ぐ。
けれど、いろいろと幸いなこともあると。
「攻略旅団の方針が功を成したため、蹂躙戦記イスカンダル奪還戦では、融合世界アルタン・ウルクからの侵攻は無く、蛇亀宇宙リグ・ヴェーダも、現在の占領地から動く事は無いようなんだよな」
この好機を生かし、蹂躙戦記イスカンダルから、歴史と大地の奪還しようぜと明鶴は言って、向かってもらう場所について続ける。
その場所は森――カリュドーンの猪の軍勢が守りを固めている場所だという。
「敵は森に潜んでて、隠れるように部隊が警戒や見回りをしてるっぽい。それを確実に叩いてくるのを皆に頼みたいんだ」
狩人のように息をひそめている敵は、先に此方を見つけたらもちろん攻撃をかけてくるだろう。
しかし、油断しなければ無理なく倒せると思うと明鶴は続ける。
「蹂躙戦記イスカンダルは、隣接するディヴィジョンを滅ぼすごとに、繁殖により戦力を飛躍的に増大さていく。状況によっては、アルタン・ウルクを越える脅威となる勢力だ。けど、獣神王朝エジプト奪還戦で多くの地域を強奪することがなかった」
もし、多くを強奪されていたら状況は変わっていたと明鶴は言う。
「ゼウスの雷をはじめとした、オリンポスの遺物やオリンポスの残滓は、二度は使えない必殺の兵器っぽい……イスカンダルはリグ・ヴェーダとの決戦の為に温存してたみたいだが、俺らが追い詰めた事で使用せざるを得なくなったんだとおもう」
今、蹂躙戦記イスカンダルは、劣勢。けれど勢力を盛り返す危険性は常にある。
ここでしっかり撃破してしまおうぜと言って明鶴はパラドクストレインへと誘う。
奪還戦の前の、前哨戦へ。
リプレイ
天破星・巴
辻連携アドリブ歓迎
防衛の手段を用意しているとはいえ新宿島を攻撃する手段を毎回持ちだされては面倒な事じゃ。
我らを応援するため新宿島に残ってくれている皆を危険にさらすわけにはいかぬまずは露払いといくのじゃ。
空を飛んでいる敵などいい的じゃ!
鬼道・操血術『魔䰠銃』
鬼の力の開放を拳に集中し握力を高め、血でライフル弾の形状に生成し指弾をマシンガンの様に連続で放つ。血液は液体錬成で増やした自分の血液を入れた瓢箪から使用。以前は派手に打ちすぎて貧血になっていたが今は問題無い。
蹂躙される戦記イスカンダルの終焉を嘆きながら地獄の底で待つが良い。
わらわ達ディアボロスが断片の王もジェネラル級もまとめて地獄に送ってやるのじゃ。
あくまで目的は露払い頃合いを見て撤退
ジェネラル級の出現を警戒し現れた際は少しでも情報を持ち替えるべく相手を観察しつつ直ちに撤退
猪ということはPOWに優れた力押しの猪武者かのう?イスカンダルのジェネラル級は力に優れた固体が多いが、予想に拘らず冷静に見極めて見せるのじゃ

白石・明日香
空舞う鳥の群れか
・・・・・随分とデカいけど出てきた以上狩るだけよ。
狩人のつもりなんでしょうけど貴方達が狩られる側だと教えてあげる!
空飛んで優位になっているんでしょうけどだったら撃ち落とせばいいだけだし
受けなさい貴方達が蹂躙した人々の呪詛が籠ったこの弾丸の嵐を!
目にも止まらぬ早業で狙いをつけて視界に入る全てを撃ち落としてあげる!
相手の反撃は動きを見切ってダッシュで懐に潜りこむように躱し嘴の一撃は武器で弾いて軌道を逸らして直撃を避けるよ。
おまけに躱すついでに銃弾を撃ち込んで無理やり軌道を変えてあげるか。
どうかな?狩られる気分は?ま、貴方達に語るだけ無駄か・・・・全部狩るだけだし
鴻・刃音
※アドリブ、連携可
飛んで火にいるなんとやら……飛んでいるから有利だと言わんばかりに見下していて。
確かに私は剣士。遠くに、それも高く離れた相手に攻撃手段はない。普通ならば。
復讐者を舐めないでいただきたい。
その翼、引き千切らせてもらう。
敵陣をかき乱し錯乱させ、後からくる味方が各個撃破しやすい様に相手の視線と攻撃を引き付けたい。
また、撤退の時期を見定め、皆に促すことも考える。撤退の際は殿となる事も視野に。
雷を纏い反応速度を上げ、同時に得物に雷撃を乗せる。
剣士だと思って侮りました?最近の剣士はこの位の距離なら十分に刃圏です。
相手が空に居る状態ならば、雷の斬撃を飛ばすことで攻撃手段とする。
可能なら上空からの攻撃は避けたいが、基本は敵の数を削ることを優先したい。
滑空してくる攻撃の際は確実に仕留めたい。ぎりぎりまで引き付け、その翼を切り飛ばす。
使用武器は一刀一対の柳葉刀。
基本的に致命傷にならない限り、傷は気にしない。
ジズ・ユルドゥルム
森を縄張りとする狩人か。
しかし森が隠してくれるのは亜人だけではない。我らの姿もまた、枝葉が隠してくれる。
どちらが獲物になるか。あとは戦いで決めるとしよう。
敵は森の中を徒歩で移動しているようだ。
ならば飛行より小回りの効く【エアライド】で木々を飛び移り移動しよう。
敵が飛行していたなら、【エアライド】で地面の茂みに飛び移っておく。
隠れたまま接近しつつ、「迅禽脚」を起動。
敵の視界外から「守護者の斧」を投擲し、先制攻撃を試みる。
初手の攻撃は可能な限り仲間と合わせよう。
戦闘開始後は派手に剣戟の鳴る音を立て、獲物はここだと他の亜人に伝える。
増援がやって来たなら、そいつらが次の獲物だ。
機動力を強化して一気に間合いを詰め、
攻撃範囲(対象数)の広さを活かし、敵集団に蹴撃と光刃を喰らわせて斬り裂いてやろう。
反撃の貫通攻撃には、こちらも槍の刺突攻撃で対抗する。
仲間と自分の状態を鑑み、戦闘継続が厳しければ無謀な戦いはせず撤退を。
奪還戦では森のヌシが出て来るそうじゃあないか。
楽しみは後に取っておかねばな。
不知火・紘希
イスカンダル奪還戦への大事な戦いだね。少しでも作戦を成功させやすくするためなら、たとえ木の中、森の中。みんなと連携を組んで多くの敵を倒すのに頑張るよ。
アートの力も使って、森の保護色に紛れるように外着を羽織って移動しながら攻撃が通りやすいところにつくよ。オペラグラスで敵を観察、届く位置まで敵が近づいてきたのがわかったら、魔法のクレヨンを構えてパラドクス「リアライズ・ブルー」を発動しよう。
頭上からでも届くように、ちゃんと笑顔で敵を見据えて。
いい? よく僕の手を見てて。
さあ、深い青の世界へようこそ。
相手の攻撃は光る靴のダッシュで臨機応変に駆け回って回避しながら、出来る限りダメージを軽減するように猛毒を実体化した海水で浄化しながら敵の足を取るように水流で迎え撃って行動を妨害するよ。
あえて大きく水の渦を僕中心に描き出すことで敵の位置を仲間に知らせながら、倒せる敵が増えるように動くよ。
とはいっても本番までに力尽きないように、危なくなったら撤退も大事。仲間にも声をかけるね。
アレンジや連携はおまかせ!
「空舞う鳥の群れか……随分とデカいけど出てきた以上狩るだけよ」
時折、森の上を飛びまた降り立つ。それを白石・明日香(弔いの狩人・g02194)は視線で負っていた。
「狩人のつもりなんでしょうけど貴方達が狩られる側だと教えてあげる!」
空を飛んで優位になっているんでしょうけど、と明日香は紡ぐ。でも、それならと、その手に銃火器を握る。
「撃ち落とせばいいだけだし」
握ったその銃火器を、明日香はステュムパーリデスの鳥へと向けた。
「受けなさい貴方達が蹂躙した人々の呪詛が籠ったこの弾丸の嵐を!」
想いと共に乱射される弾丸。射手の執念が乗り移ったかのように、弾丸は迷うことなく突き抜ける。
その弾丸は飛び立とうとしていたステュムパーリデスの鳥の翼を撃ち抜いて地に落した。
視界に入る全てを、撃ち落とす。明日香はその動きを見ながら乱射を続ける。
すると一体が明日香目がけて、その鋭い嘴て突進を駆けてきた。
その動きは明日香に見えていた。逆に走り込み懐に潜り込めば、その嘴は明日香を捉えることはなかった。
「おまけよ!」
すれ違いざまに叩き込まれる銃弾。頭を、喉を撃ち抜かれたステュムパーリデスの鳥は地に落ちる。
「どうかな? 狩られる気分は? ま、貴方達に語るだけ無駄か……狩るだけだし」
それにもう、何も言う事はできないかと明日香は一瞥する。
もうすでに事切れているのだから。
落され、倒された敵の姿を目に鴻・刃音(偽女子学生・g06022)も瞳細め。すでに敵の姿があると集っているステュムパーリデスの鳥たち。
刃音のすがたを見つけ、上から狙いを定めようとしていた。
「飛んで火にいるなんとやら……」
飛んでいるから有利だと言わんばかりに見下していて、と己の得物に触れる。
確かに私は剣士。遠くに、それも高く離れた相手に攻撃手段はない。普通ならば、と刃音は心内で紡ぐ。
「復讐者を舐めないでいただきたい」
全身に電気を纏えば筋力の強化、反応速度の上昇を刃音に齎す。一歩、大地を踏み抜けば正しく雷の如く。
「その翼、引き千切らせてもらう」
そしてその雷は、一対一組の柳葉刀に宿り、振り抜けば雷の斬撃が飛ぶ。
それはまさに一閃。
「剣士だと思って侮りました? 最近の剣士はこの位の距離なら十分に刃圏です」
空から落ちるステュムパーリデスの鳥はそのまま動かなくなる。
それをみて、早く仕留めなければと向かってくる別の個体。滑空してくるそれを見て刃音はぎりぎりまで引き付ける。
その嘴が射程に入るか、入らないか。それよりも早く再び刃音は刃を振り抜きその翼を切り飛ばした。
その身に僅かに、突進の威力が掠る。けれど致命傷でなければ問題ない。
次、と刃音は再び構えた。
奪還戦に備えて、天破星・巴(反逆鬼・g01709)も森の中にそっと潜み機会を伺っていた。
「防衛の手段を用意しているとはいえ新宿島を攻撃する手段を毎回持ちだされては面倒な事じゃ」
ふ、と吐き出されるため息にも似た言葉。巴が思うのは――新宿島の人々のこと。
「我らを応援するため新宿島に残ってくれている皆を危険にさらすわけにはいかぬ。まずは露払いといくのじゃ」
この森にいる敵を少しでも減らす。それが奪還戦の為に今できる事だから。
そして、巴はその標的を見つける。
ステュムパーリデスの鳥――木々の上を飛んで移動したりと、周囲の偵察をしているようだ。
その木から木へと飛び移る瞬間を狙って。
「空を飛んでいる敵などいい的じゃ!」
巴は鬼の力の開放し、拳へと集中させる。握力を高め、血で弾丸を生成する。それはライフル段の形をしており、連続で放たれた。
その弾丸となる血液は、事前に瓢箪に入れたもの。
「派手に打ちすぎて貧血になる……なんてもうないのじゃ!」
この瓢箪での備えがあるから十分に戦える。
「蹂躙される戦記イスカンダルの終焉を嘆きながら地獄の底で待つが良い」
それはステュムパーリデスの鳥にとっては不意打ちだった。打ち放たれた弾丸を受けたステュムパーリデスの鳥は巴を見つけ滑空し突進してくる。
しかしその攻撃は届く事は無く、再び向けられた弾丸に打ち抜かれた。
「わらわ達ディアボロスが断片の王もジェネラル級もまとめて地獄に送ってやるのじゃ」
そう言いながら巴は、周囲に気を向ける。ジェネラル級が現れたなら、情報を持ち帰るべく撤退をすぐするつもりで。
「猪ということは優れた力押しの猪武者かのう?」
イスカンダルのジェネラル級は力に優れた固体が多いが、予想に拘らず冷静に見極めて見せるのじゃと森を進む。
戦いの音が聞こえる――その音を耳に、ジズ・ユルドゥルム(砂上の轍・g02140)もまた動いていた。
「森を縄張りとする狩人か」
しかし森が隠してくれるのは亜人だけではない。我らの姿もまた、枝葉が隠してくれる――ふ、とジズの口端には笑みが乗る。
「どちらが獲物になるか。あとは戦いで決めるとしよう」
飛んでいるものもいれば徒歩で移動しているものも。なら、とジズは軽やかに木々を飛び移る。
軽やかに空を蹴ってジズは潜む。それは視線の先にステュムパーリデスの鳥を見つけたからだ。
ジズは鷹のジン「ケレイ」を自身の脚部に憑依させ、その手に守護者の斧を。その斧を、ステュムパーリデスの鳥へと投擲する。
それは痛手にはならないだろうが虚をつくには十分。ジズは間合いを詰めると共に蹴撃と光刃を喰らわせ斬り裂いた。
そして戦闘の音に、新手もあらわれる。
しかしその新手には不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)の攻撃が。
イスカンダル奪還戦への大事な戦いだね。少しでも作戦を成功させやすくするためなら、たとえ木の中、森の中――紘希は光る靴で臨機応変に駆けまわって気を引き、その攻撃をかわしつつ動いていた。
森の保護色に紛れるように外套羽織って、紘希は魔法のクレヨンの青色を走らせる。その表情は、笑顔。それはステュムパーリデスの鳥へ向けても同じ。
「いい? よく僕の手を見てて」
描き出すのは、海だ。紘希が描いた海は実体化し、具現化した水流がステュムパーリデスの鳥へと向かって撃ち出される。
「さあ、深い青の世界へようこそ」
押し流す動き。ステュムパーリデスの鳥をその海が捕まえたなら、大きな渦を紘希中心に描いて、敵の位置を知らせる。
そして、仲間の前へも押し流していくのだ。
その渦からどうにか抜け出したステュムパーリデスの鳥は猛毒の液体が入った甕を掴んで飛び、頭上を旋回する。
振りまかれる毒。それを、海水で浄化するように紘希は浴び、水流でその足を捉えて再び呑み込む。
そしてくるくると渦で回して、仲間のもとへ。
目の前に運ばれてきたステュムパーリデスの鳥へ、ジズが蹴撃を手向ける。
反撃とその嘴で貫く一撃をかけるステュムパーリデスの鳥。ジズの身を掠っていくその鋭さがあるが、ジズもまた槍を握りこみ突き立てた。
甲高い鳴き声の叫び声と共に倒れるステュムパーリデスの鳥。
「まだいけるか?」
ジズが問えば、うんと頷きひとつ。
大きな渦は目にもつく。次の敵がやってくる様を紘希は指さして、きたよと示した。
「本番までに力尽きないように危なくなったら撤退するけど……まだ大丈夫!」
ではあともう少しとジズは再び攻撃の態勢をとる。
「奪還戦では森のヌシが出て来るそうじゃあないか」
ステュムパーリデスの鳥の絶命の声。それを耳にしつつジズは森の奥を見詰める。
「楽しみは後に取っておかねばな」
今はこの場で戦力を削ぐのが第一。無理な戦いをせず、程々の所で撤退を。
十分、この森での敵を削ったディアボロスたちは、傷を負わぬうちに離れていく。この後の戦いに備えるために。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!