リプレイ
ア・ンデレ
【魔王軍】の友達と一緒に戦うよ!
「アンデレちゃんたちが、きた!」
アンデレちゃんは大砲を掲げて名乗りを上げる。
そしてドカンドカンと派手に敵に向けて撃つよ。
敵が突っ込んできたら大砲で殴りつけて対抗。
これぞ大砲の正しい使い方。
アンデレちゃんは戦いが大好き。
撤退まで笑顔で敵をいっぱいいっぱい殺しまくるよ。
撤退時「うんがよかったね。じゅみょうがせんそうまでのびたみたいだよ。それじゃあ、またね。」と敵に挨拶してすたこらさっさ。
パルサティラ・ブルガリス
【魔王軍】の皆様と
アドリブ歓迎
戦争とはなにも決戦のみで全てを決するわけではございません。事前に戦力を削り正面戦闘力を減らすこともまた戦争なのです。古代の戦士たちに現代の戦争というものを教育してやりましょう。
敵は数ばかり多いオークたち…そのすべてを撃滅することは叶わないでしょうが、正面に立つ彼らを減らすことで決戦におけるディアボロスの負担を減らすことができるはずです。
詰所ともなれば本格的な防衛設備ではないとしてもある程度の防御力はある施設なのでしょう。正面から数を減らしに行くお味方が苦戦するとも思いませんが、障害は排除するに限ります。PD『CAS』を発動し空中から施設に向けて掃射して《建造物分解》によって詰所施設を破壊してオークをあぶり出し、味方の狩りを援護するといたしましょう。
敵は略奪を楽しみとする蛆にも劣る害獣どもです。容赦はいたしません。
「一方的に殴られる痛さと怖さをおしえて差し上げましょう」
ミルル・ドラゴノーツ
【魔王軍】
魔王軍、全軍出撃じゃ!!魔王軍の名を知らしめるのじゃ!!ということで、我は空から魔王軍の指揮をとりつつカバーに入り、撤退をスムーズにさせるべく、遅れてるもののフォローに入るのじゃ
吉音・久美
【魔王軍】
アドリブ連携歓迎
力こそパワー!単純だけど嫌いじゃないぜ☆
だが久美ちゃんは非力なのでガッツリ引き撃ちさせていただきまする
選択PDによって作り出すのは【光使い】と【オーラ操作】の技能から作り出した蛍、それらと一緒にアンデレちゃんの砲撃に合わせてパルサティラちゃんがあぶり出した相手を【(全身の)目からビィィイム!!】を放って敵を遠くから蹂躙してやるっす
でも相手のパラドクスはどれだけ距離が離れていようと時空を超越してこちらに届く理不尽、とりあえず【極光の炎】を全力で燃やして丸太を焼いて【切断】するとかして威力を軽減しましょ
撤退の際は蛍に殿を任せて自分たちはさっさと退散退散、ありがとう蛍……それしか言えない……
●魔王軍の進撃
砂浜に波が打ち寄せる。太陽光を受けて寄せる白波は、キラキラとダイヤモンドのように輝いていた。
むさ苦しい亜人さえいなければ、この場所は絶景だったかもしれない。
波は穏やかだが、浜にいる亜人……『オーク攻城兵』は荒々しく、戦に備えて訓練に励んでいる。
浜辺には木造の詰所があり、その内にも多くの亜人たちが集っていることだろう。
パラドクストレインから降り、海辺へと訪れた魔王軍一行。彼女らは、海辺で群れる亜人へと目を向けた。
「わー、亜人がいっぱい。とっても殺しがいがありそう!」
これから始まる戦いに胸を躍らせるのは、ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)だ。
満面の笑みで大砲を抱える彼女の横で、吉音・久美(未来はここから始まる・g09562)もハイテンションに紡ぐ。
「まさに『力こそパワー!』な敵だね! 単純だけど嫌いじゃないぜ☆」
丸太を振り回すオーク攻城兵たちは、まだディアボロスたちに気付いていない。
じきに気付くだろうが、その前に先制攻撃を仕掛けたい。
パルサティラ・ブルガリス(感情豊か系無表情メイド・g08376)が『SAKURA XM520「マーシーガン」』を構える。
「戦争とはなにも決戦のみで全てを決するわけではございません。事前に戦力を削り、正面戦闘力を減らすこともまた戦争なのです。古代の戦士たちに現代の戦争というものを教育してやりましょう」
彼女の言葉に、ミルル・ドラゴノーツ(魔王軍四天王「知将のミルル」・g08848)が力強く頷いた。
「無論!! 魔王軍、全軍出撃じゃ!! 魔王軍の名を知らしめるのじゃ!!」
此度の戦争は、魔王軍の存在を知らしめるのに最適と言えよう。その先駆けとして、まずは前哨戦において戦果を上げるのだ。
パルサティラが、詰所をXM520の射線上に入れる。
「あれが詰所ですか。見た所、特殊な素材ではありません。破壊できそうですね」
「中にも亜人がたくさんいそう。壊したら、おもしろいことになるかも」
わくわくしながら、アが賛同する。この後、多くの亜人の死体が転がることになるだろう。
魔王軍が、この場を蹂躙する。ミルルは竜の翼を広げ、堂々と宣言した。
「うむ、先陣はおぬしらに任せるのじゃ! 案ずるな、指揮は我がとる! 安心して戦うが良いのじゃ!」
かくして魔王軍による、対オーク攻城兵戦が幕を開ける。
先陣を切るのは、パルサティラだ。彼女は詰所へと狙いを定めた。
正面から数を減らしに行く味方が苦戦するとは思わないが、障害は排除するに限る。
敵は数ばかり多い。そのすべてを撃滅することは叶わないだろう。それでも一匹でも多くの敵を倒し、今後の負担を減らしたい。
「こちら《オキナグサ》、敵目標の破壊を行います。……一方的に殴られる痛さと怖さを、おしえて差し上げましょう」
『CLOSE AIR SUPPORT』を発動し、施設に向けて掃射する。
破壊された詰所から、ゾロゾロとオーク攻城兵たちが飛び出してきた。
「敵襲か!? 敵襲だ!!」
「ブヒイイィッ! ディアボロスだ! ディアボロスだぜッ!! 殺せぇ!!」
彼らはディアボロスの存在に気付き、興奮と激昂の赴くままに向かってくる。まさに猪突猛進だ。
そんな彼らから距離を取るように、久美は後方へと飛び退いた。
「力こそパワー! なノリは嫌いじゃないと言ったな。だが久美ちゃんは非力なのでガッツリ引き撃ちさせていただきまする」
好き嫌い以前に、戦い方には向き不向きがあるのだ。そしてそれは、魔王軍の指揮官たるミルルも十分に理解している。
「好きに戦うと良いのじゃ。己に合った戦い方をしてこそ、最大の力を発揮できるものじゃ!」
すべての戦法を認め、熟知してこその指揮官である。ミルルの言葉に、久美は強気な笑みを浮かべてみせた。
海辺の敵、そして詰所から炙り出された敵。迫り来る数多の敵へと、己の存在を誇示するようにアは大砲を掲げる。
「アンデレちゃんたちが、きた!」
高らかに名乗りを上げて、敵群へと砲口を向けた。直後、空気を震わす轟音と共に、砲弾が放たれる。
波をも揺らす砲弾は、真っ直ぐにオーク攻城兵らへと撃ち出され、猪の体を容赦なく吹き飛ばした。
「ブホオオオオッ!?」
敵兵の汚い叫び声が木霊する。その叫びよりもずっと大きな声で、アは楽しげに笑ってみせた。
「はい、どっかーん! なぐって! うって! おおもうけ! たくさん死んでいってね!」
戦いを楽しむ彼女とは逆に、一方的に痛め付けられているオーク攻城兵たちは激怒する。
「ブヒイイッ!!」
「てめえこの野郎! ぶん殴ってやる!!」
ありきたりな台詞を吐き、丸太を手に突進してくる。
突っ込んでくる敵をしっかりと視界に捉え、アは大砲を全力で振るった。
「ホームラン!」
大砲で殴り付ければ、折れた丸太と共に敵が吹っ飛んでゆく。砂浜にドシャッと崩れ落ちる敵兵を見つめ、アは満面の笑顔を湛えた。
「これぞ大砲の正しい使い方。丸太も体も、ぜんぶ壊しちゃおうね」
振り撒くは笑顔と『死』。亜人たちに突き付ける絶望である。
彼らへと死を振り撒くのはアだけではない。
「これが久美ちゃんのパラドクス、産めよ増やせよ地に満ちよー」
久美の詠唱と共に、『顕現術式・異貌活動』が展開される。極光の炎から召喚された異形は蛍の形を成した。
「極光の輝きで蹂躙してやるっす!! (全身の)目からビィィイム!!」
手足の『目』がカッと見開き、極光の蛍は溢れ出す。光線が如く解き放たれた蛍の光は燃え盛り、アの砲撃に合わせて宙を飛んだ。
着弾点にいるオーク攻城兵へと直撃した瞬間、猪の体を炎上させ丸焼きにする。
「ディアボロスがッ、好き勝手やりやがって!」
「好き勝手やってた亜人に言われたくないっすねぇ!!」
「うるせー
!!!!」
オーク攻城兵は乱暴に丸太を振り回し、久美を叩き伏せようとする。距離など一切関係ない理不尽アタックである。
「出たな理不尽! 理不尽には同じく理不尽で対応するぜ!」
パラドクスでの戦い即ち理不尽。術式により生じた極光の炎を全力で燃やし、丸太が接触する前に焼き切った。
「ギャアッ!? オレの大事な武器が! なんてことしてく」
敵が喚き終わる前に、アの砲撃が敵の横っ面を吹き飛ばした。
「久美ちゃん、キレッキレ。この調子でどんどん殺してこ」
鼓舞するアに、久美はビッ! と指でOKサインを出す。
「オッケー! 久美ちゃんの極光の炎で敵を灰にしてやりますぜ!」
ディアボロスたちの猛攻はまだまだ続く。
倒しても倒しても減る気配のないオーク攻城兵の群れを、パルサティラは冷めた眼差しで見据えていた。
「蛆のように湧き出てきますね。……いえ、この表現は蛆に失礼でしょうか?」
表情は無に等しいが、声色は本気で考えている時のそれだ。
「さっきから、邪魔くせえんだよ!」
散々詰所から炙り出され、業を煮やした敵兵がパルサティラへと反撃を繰り出した。
パルサティラは側面へと旋回し、突き出された丸太を回避する。
「反撃が来ることも視野に入れておりますゆえ。猪に突進された程度で、崩される私ではございません」
紡ぎながら、XM520の照準をオーク攻城兵へと合わせた。
「近距離からの射撃に、耐えられますか」
寸分の狂いすらない正確な射撃が、敵の頭を貫いた。絶命したオーク攻城兵が、砂浜へ転がっていく。
敵味方両軍の状態を見極めていたミルルが、よく通る声で戦うディアボロスたちへと呼び掛けた。
「我らの武勇は示した! 今日のところは撤退じゃ! これ以上は消耗が激しかろう!」
撤退を問題なく行うため、ミルルは味方と敵の間に位置取った。指揮を執る者として、味方を無事に撤退させることも、役目のひとつである。
彼女へと、パルサティラがこくりと頷いた。
「本戦も間近に控えておりますからね。撤退するのが最善でございましょう」
戦線離脱の態勢を取るディアボロスたちを、頭に血が上ったオーク攻城兵たちが追おうとする。
「ブヒイィッ! 逃げんなッ!」
「待て!!!」
諦めが悪い猪たちへと、ミルルは鋭い眼差しを向けた。
「ふぅむ、しつこい猪じゃのう」
壮麗な竜翼を広げ、ミルルは上空へと舞い上がる。エネルギーを翼へと集束させ急降下、目にも留まらぬスピードで敵へと急襲を仕掛ける。
「我が『竜翼翔破』を受けるが良い!」
その急襲に強い衝撃とダメージを受け、仲間を追おうとしていた敵も足を止めざるを得ない。
苦し紛れに丸太を繰り出すも、逞しい翼に弾かれる。
「無駄じゃ」
「チイッ……」
オーク攻城兵が悔しげに舌打ちする。上空から敵兵たちを見下ろしながら、ミルルは威厳に満ちた声色で紡いだ。
「おぬしらも引き時くらい弁えるがよかろう。此度は前哨戦。おぬしらも、これ以上消耗はしたくないはずじゃが?」
「チイッ……」
敵兵たちが完全に足を止めた。彼らが追ってくることはもう無いだろう。
撤退の言葉を聞き、アも構えていた大砲を下ろす。まだ殺し足りない感情が、その表情から見て取れた。
「うんがよかったね。じゅみょうがせんそうまでのびたみたいだよ。それじゃあ、またね」
久美もミルルのフォローに乗じて、戦場から離脱する。
戦闘を最初から最後まで助けてくれた極光の蛍へと、久美はお礼の言葉を呟く。
「ありがとう蛍……それしか言えない……」
彼女の術式が生み出した存在であるが、それでも礼を言わずにはいられなかった。
こうして、ディアボロス――魔王軍は、戦場から無事に撤退する。新宿島へと戻った彼女たちは、本格的な戦争へと備えるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
ジョルジョ・ストレッポーニ
※連携・アドリブ歓迎
蹂躙された故郷のイタリア南部を取り返せると思ったら、今度は妻の故郷のロシアが連中に蹂躙されようというのか
うーむ、亜人よりは吸血貴族(猟奇大好き主流派は除く)の方がかろうじてマシか……?
よし、遠慮なく殺そう!
品性下劣極まりない亜人に慈悲はいらないな
とにかく敵の数が多いので【泥濘の地】で足を鈍らせ、大群に囲まれる事態は避ける
できるだけ少数で孤立してる敵から『王佐土砂計』で狙って行く
旺盛な戦闘意欲を挫くように泥水を叩きつけてやろう
攻撃対象が2体と少ない分、マメに素早く攻撃を連発して行きたいところだ
敵の反撃は魔力障壁を展開してダメージを抑えるが、可能なら飛んで来る丸太を土石流で撃ち落とす
自分や味方の消耗に注意し、撤退する判断は早目にする
●守るために
――時を少しだけ遡る。オーク攻城兵を倒しに来たのは、前者の四人だけでは無い。
ジョルジョ・ストレッポーニ(Il Voce Grande・g10013)も海辺へと足を踏み入れ、愛する者の故郷のために力を振るおうとしていた。
「蹂躙された故郷のイタリア南部を取り返せると思ったら、今度は妻の故郷のロシアが連中に蹂躙されようというのか」
亜人よりは、吸血貴族の方がかろうじてマシかもしれない。もちろん、猟奇大好き主流派は除くが。
最終的には吸血貴族にも居なくなってもらうつもりだが、今は亜人への対処が優先ということか。
時間にすればほんの数秒。考えを巡らせた後、敵を見据えるジョルジョの眼差しには確固たる意志が在った。
「……よし、遠慮なく殺そう! 品性下劣極まりない亜人に慈悲はいらないな」
先陣を切った仲間たちとタイミングを合わせ、ジョルジョはオーク攻城兵へと攻撃を仕掛ける。
とにかく敵の数が多い。大群に囲まれるような事態を避けるため、ジョルジョは『泥濘の地』を展開する。
僅かでも敵の移動を遅らせることができれば、複数からの集中攻撃を逃れることはできよう。
(「仲間も大いに暴れているな。これだけ混乱を招くことができていれば、孤立している敵もいるだろう」)
ジョルジョは視線を周囲へと巡らせる。狙うべき敵を見つけるまでに、そう時間は掛からなかった。
(「――やはり居たか。さっそく、潰れてもらおう」)
『王佐土砂計』を発動し、引き起こした土石流でオーク攻城兵たちを押し流す。
押し流された敵は土砂に埋め尽くされる。彼らは内側から掘り起こし、息を切らしながらも這い出てきた。
「……ブヒイイィ!」
「立ち上がってくるか。まあ、いかにもしぶとそうな見た目をしているから無理ないか」
率直な感想をジョルジョがこぼせば、オーク攻城兵たちは怒りに鼻息を荒くする。
「殺す! 殺してやるぞ!!」
殺すと連呼し続ける彼らへと、ジョルジョは呆れたように息をつく。
(「何とも語彙がない……いや、亜人に求めるものではないな」)
オーク攻城兵たちが丸太を勢いよく投擲した。丸太は巨大な槍の如く、ジョルジョへと迫る。
ジョルジョは槍の動きを見極めると同時、再び王佐土砂計の土石流を喚び寄せた。
「スピードはあるが、軌道は単純だ。この程度ならば防げるとも」
土石流で飛来する丸太を受け止め、そのまま敵の方へと押し流す。再び土石流に巻き込まれたオーク攻城兵が、再び這い出てくることはなかった。
時を同じくして、仲間が撤退するという報せが届いた。ジョルジョは戦闘を中止し、戦場から離脱する。
「さて、今日のところは帰らせてもらうとしよう。また戦場で会おうじゃないか」
本戦まであと僅か。眼前のオーク攻城兵たちにも、スパルトコス2世にも、妻の故郷は蹂躙させない。
ジョルジョは心にそう強く刻むのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!