【蹂躙戦記イスカンダル奪還戦】白き獅子、再び(作者 天宮朱那)
#蹂躙戦記イスカンダル
#【蹂躙戦記イスカンダル奪還戦】ヒリッポイの獅子
#蹂躙戦記イスカンダル奪還戦
#③勇猛なるリシュマコス
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●紀元前319年――蹂躙戦記イスカンダル・マケドニア東部の港町ヒリッポイ
『――ディアボロスは強い』
白き獅子の頭部を有するジェネラル級亜人『勇猛なるリシュマコス』は重々しく配下を前にして告げる。
彼自身、四月のグランダルメにおける戦いに参戦し、その戦いぶりを強さを間近に見て来たのだ。
『だが、最後に勝利するのは我々亜人だ。我らが役目は、大王が奴等を撃ち滅ぼす準備を整えるまで、この地を守る事』
ゼウスの雷を制御すべく、オリンポスの断片の王の力取りこんだ自分達の王を守る壁となる事こそ使命と胸に抱き。
『襲い来るディアボロスどもを正面より迎え撃て。そしてその全てを撃退するのだ。さすれば――』
我らの王が――イスカンダル大王が勝利をもたらして下さるであろう。
その言葉に、配下の亜人達は雄叫びを上げてその戦意を高揚させる。
またリシュマコスも、命変えても王を守る――その決意を固めるのだ。
●西暦2024年8月――最終人類史・新宿島
「向こうの王様の前に立ちはだかる将、それが『勇猛なるリシュマコス』と言うジェネラル級亜人」
最上・奨(止奏の羽・g03230)は集まったディアボロス達に説明を始める。
春にあった断頭革命グランダルメ奪還戦でもその姿を見、交戦した者もいるかも知れないが。彼は断片の王イスカンダルがゼウスの雷を制御出来る様になるまでの間、大王を守る様に布陣しているのだ。
「逆を言うと、此処か、もしくは別のルートを突破しないと断片の王イスカンダルには挑めないって事」
道が開けば、断片の王は制御が不十分な状態であったとしてもゼウスの雷を使い出す。それは新宿島を破壊するだけの威力を持つ、神威断罪ギガントマキアの遺物。
「早く辿り着けば、制御不十分な弱い雷を何度も撃ってくる。時間をかけると回数は少ないけど一撃一撃は重くなる――難しい所ではあるとは思うけど」
攻略旅団の方針が功を奏した事で、アルタン・ウルクの侵攻は心配無用であり、リグ・ヴェーダも更なる侵攻はなさそうなのでそちらに戦力を振り分ける必要は無い。
「つまり、ほぼ全力を亜人殲滅に傾けられるって事だよな」
その為にも、少しでも先にファーストアタックで敵の戦力を削ぐ事は重要だと奨は笑みを見せていた。
「七曜の戦でのバベルの塔とか、グランダルメへの参戦とか、様々な要素で大きな戦いを奴等と繰り広げてきたけど」
それらが無かったら、亜人の蹂躙という能力はある意味アルタン・ウルクを越える脅威だっただろうと奨は告げる。
「長い戦いだったけど、亜人の連中もここらで年貢の納め時だぜ。皆、気を引き締めて頼むな!」
人類全てが応援してくれる戦いを。奨はそう告げて列車が待つホームへと皆を案内するのであった。
リプレイ
アドル・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
ふむ、先日の遠征軍の生き残りか。
流石に戦況を心得ている軍の士気は侮れんが、此方も勝算のない戦いはしない主義でな。
小細工なしでぶつかるとしようか。
戦闘ではサンダースパイクを発動し、雷を纏いながら敵集団に突撃。
その勢いのまま、周囲に放電しながら敵集団を攪乱する。
ただし突出し過ぎる危険がある敵を狙う場合は雷撃を飛ばす。
俺の手が接近戦だけだと思うなよ?
数減らしが優先となれば、孤立しているか、他の味方と連携しやすい敵を優先して狙うとしよう。少しでも敵を減らせば、その分敵の隙も大きくなる。そうなれば付け入る隙も出来よう。
しかし敵も陣形を組んで盾を構えるとなると防壁としては侮れんな。
槍は懐に入れば小回りが効かなくなるが、盾は受け流す必要があろう。
盾の軌道を横に逸らして懐をがら空きにし、その隙に雷撃を叩き込む。
物理的な防御は出来ても魔法的な防御はどうだろうな?
頃合いを見て此方が攻勢限界になったら、周囲の味方に警告しながら撤退を提案か。
欲張りすぎて本戦前に怪我するなど、つまらんからな。
天破星・巴
辻連携アドリブ歓迎
防衛の手段を用意しているとはいえ新宿島を攻撃する手段を毎回持ちだされては面倒な事じゃ。
我らを応援するため新宿島に残ってくれている皆を危険にさらすわけにはいかぬまずは露払いといくのじゃ。
盾を構えたところでわらわの弾は防げぬ!
鬼道・操血術『魔䰠銃』
鬼の力の開放を拳に集中し握力を高め、血でライフル弾の形状に生成し指弾をマシンガンの様に連続で放つ。血液は液体錬成で増やした自分の血液を入れた瓢箪から使用。以前は派手に打ちすぎて貧血になっていたが今は問題無い。
蹂躙される戦記イスカンダルの終焉を嘆きながら地獄の底で待つが良い。
わらわ達ディアボロスが断片の王もジェネラル級もまとめて地獄に送ってやるのじゃ。
あくまで目的は露払い頃合いを見て撤退
ジェネラル級の出現を警戒し現れた際は少しでも情報を持ち替えるべく相手を観察しつつ直ちに撤退
勇猛なるリシュマコスはグランダルメ奪還戦の時はPOW・SPD・WIZ平均的に優れたジェネラル級じゃった。前回より強くなっていないか見極めるのじゃ。
ワシリーサ・ヴォレシア
心情
亜人に関しては本当に好きになれないけど、今回は絶対に許す訳にはいかないね
新宿島の人々は私達をずっと支えて来てくれた人達なんだ
其れを狙うって言うのなら……全力で打ち倒さないと、ね!
地形を利用しつつ戦闘
敵に囲まれない様に、敵が他の敵の攻撃を遮る位置に居る様に誘導しながら〇バットストームで攻撃
攻撃の優先順位は一番自分に近い敵>既に負傷している敵>攻撃を仕掛けようとしている敵>その他の順
〇ドレインで回復しながら可能な限り粘って敵の戦力を削っていく
バットストームで放つ吸血蝙蝠はワシリーサに嘗て憑いていたイワンワシリーに由来してか輝く霧を周囲に漂わせている感じで
伸縮自在だったとしても槍は槍
味方ごと貫かないと攻撃しにくい状況に追い込まれたらやりにくいでしょ?
敵が多くいるのなら、其れを活かして戦う
其れだけの話だよ!
貴方達は多くの人を虐げ蹂躙してきた
なら今度は貴方達の方が蹂躙させ滅ぼされる番だよ?
……少しでも長く戦場に立って倒し続けるよ
そうする事で勝利がより近付いてくるものね!
そう、少しでも長く……!
クローディア・ベネット
海賊の参上だ!港町を襲って、けちな王様の軍隊を蹴散らせると聞いたんでね!
特に略奪するものはないが、今回は勝利を奪えれば大儲けさ
それにゼウスの雷を撃たせるタイミングの判断次第じゃ、ここの将を最初に殺ることになるかもしれない
どう転んでもいいように、今のうちから仕込んでおこうじゃないか
――『野郎ども、一気に雪崩れ込むぞ!』
号令一下、銃と剣を手にした多数の海賊の霊達を召喚
整然と陣形を組んで並ぶファランクス兵に一斉に突撃させよう
ん? 密集軍を相手に正面衝突は分が悪いって?
まぁ見てろ。真っ向から行った奴らに注意を引き付けた上で、別動隊の海賊達を敵から見て右側に突っ込ませてやる
左手に盾を持って並び正面に槍を向けるファランクスの弱点は、右手側からつつかれることだ
アレキサンダー大王も確かそれを狙った戦術を使ってたよな?
敵が盾をぶつけてきたら≪聖遺の護符≫の弾く力で対抗し威力を弱める
槍は≪探索者の鉤縄≫で絡め取って引っ張り、狙いを外させよう
ある程度敵を倒したらさっさと退散だ
戦果は十分だ!そろそろずらかるぞ!
ザッザッザ……足並み揃えて行軍するは大きな盾を構え槍を手にしたトロルのファランクス兵達。
壁の様に展開するトループス級の軍勢を前に、アドル・ユグドラシア(我道の求道者・g08396)は、ふむ……と小さく唸りながら彼らの向こうに居るであろう将を思う。
「先日の遠征軍の生き残りか――流石に戦況を心得ている軍の士気は侮れんが」
アドルとて、勝算無き戦いはしない主義だ。しかし敵将の性質を思うと搦め手を狙う気は何故か起きない。
「小細工なしでぶつかるとしようか」
相手はディアボロスの持つ力を知っている。そこから更に強くなったのだと見せつけてやる為にも。
「しかし……防衛の手段を用意しているとはいえ、新宿島を攻撃する手段を毎回持ちだされては面倒な事じゃ」
天破星・巴(反逆鬼・g01709)は前回前々回の奪還戦を思い出し、肩を竦めた。大陸軍による砲撃、聖剣による斬撃――とクロノヴェーダ達は新宿島の存在を知っており、そこがディアボロス達にとっての本拠地であり大動脈だと知られているが故……と思えば仕方無い部分もあるのだが。
「我らを応援する為に新宿島に残ってくれている皆を危険に晒す訳にはいかぬ……まずは露払いといくのじゃ」
「そう、新宿島の人々は私たちをずっと支えて来てくれた人達なんだ」
ワシリーサ・ヴォレシア(船好き少女・g09690)は祈る様に両手を組んで、大きく頷いた。刻逆が起こったその時からずっとディアボロス達を信じ、だからこそ島に残って戦いに同行してくれる人々。それを狙うと言うのならば。
「全力で打ち倒さないと、ね! 亜人に関しては本当に好きになれないけど、今回は絶対に許す訳にはいかない!」
ワシリーサは改めて周囲を見回し、地形などを確認する。特に遮るものの無い平地。囲まれる事の無い様に敵の陣形の動きに注視し、いつでも動ける様構えた。
「それにゼウスの雷を撃たせるタイミングの判断次第じゃ、ここの将を最初に殺る事になるかも知れない」
クローディア・ベネット(黒き旗に矜持を掲げて・g10852)は港町であるヒリッポイを前に不敵なまでに口の端を上げて笑ってみせた。
「海賊としてはケチな王様の軍隊を蹴散らして……特に略奪の代わりに勝利を奪ってやれば大儲けさ」
「ああ、頼もしい限りだ。それでは――」
行くか、とアドルは地を蹴り出し、裂帛の気合いと共に雷を身に纏って敵陣に突っ込んだ。
『ディアボロス共が来たぞ!』
『総勢、構え!!』
陣形保ったまま盾で身を守るトロル兵であったが、アドルの勢いを止める事など出来ない。周囲に放電しながら振るわれる雷鳴の剣は盾越しに敵に強い衝撃を与え、喰らった数体は立ち続ける事すらままならず崩れ落ちて陣の一部もまたそこから乱れかける。
周囲のファランクス兵達も応戦せんと盾を叩き付けてくるも、それは予想済み。振り下ろしてくる軌道を逸らし、槍の内側に入り込んでしまえば穂先を向けるのは困難になる。
「物理的な防御は出来ても魔法的な防御はどうだろうな?」
がら空きになった懐に向けて電撃が放たれれば。トロル兵は敢え無くアドルの返り討ちで崩れ落ちて行くのだ。
「野郎ども、一気に雪崩れ込むぞ!!」
次いでクローディアの号令一つ、ピストルとカトラスを手にした大勢の海賊達の魂がパラドクスの力で召喚され、整然と陣形組んで並ぶファランクス兵に向けて突撃を開始した!
『『うおおぉぉぉぉ
!!!!』』
互いに上がる鬨の声。士気の高さが充分窺えよう。集団と集団がぶつかるかの様相は正に戦。
無論、クローディアとてただ無闇に正面衝突なぞさせる真似はしない。先程アドルが突撃した所で敵の注意はあちらに向いていた。彼女の放った海賊の霊達は敵から見て右手側より突っ込んでいったのだ。
「左手に盾を持って並び正面に槍を向けるファランクスの弱点は、右手側からつつかれることだ」
史実におけるアレキサンダー大王も確かそれを狙った戦術を使ってたよな?と彼女は笑う。乱戦を得意とする彼女の海賊達はトロル兵を斬り伏せ撃ち殺して行く。
『おのれ、あの女を狙え!』
術者であるクローディアに向かうトロル兵。しかしぶつけてきた盾は彼女の持つ護符が弾くような力で威力を殺され、その間に鉤縄で絡め取って引く事で狙いを外させる。反撃としてくれてやるのは荒くれ海賊共の放つ鉛弾。
更に別のトロル兵が盾と盾の隙間から抜けて飛来した血の弾丸に脳天を撃ち抜かれていく。
「盾を構えたところでわらわの弾は防げぬ!」
二人の攻撃に続く様に――巴もまた離れた位置より拳に鬼の力篭めて己の血をライフル弾と成し、指でマシンガンの如く連打する攻撃を放っていた。彼女の拳こそが砲身、徹甲弾の如く貫通力高めた血弾は次々とファランクス兵達の盾を貫いてその向こうにいる亜人をも撃ち抜いていく。
「そんなに血を使って……貧血になりませんか!?」
「心配は無用よ。以前は派手に撃ちすぎて眩暈を起こす失態もあったが、今はほれ、予備があるのでな」
大丈夫かだろうかと問うワシリーサに、巴は腰にぶら下げた瓢箪を掲げてニッと笑って応えた。最終人類史では使い放題な残留効果『液体錬成』にて増やした自分の血液のストックがこの操血術の残弾数となるのだと。
そしてワシリーサも遠距離よりの攻撃を仕掛けていく。自分より一番近くにいるトロル兵に向けて容赦無く繰り出されていくのはオーラで象られた吸血コウモリ達。輝く霧を纏ったコウモリ達は盾の守りを押しのけてその生命力を奪い、仲間の攻撃で弱っていた個体の命を奪うとドレイン効果が彼女の体力を回復させていく。
『おのれ、小娘の分際で!!』
長く伸びる魔法の長槍が次々と彼女に向けられるも、彼女は素早くトロル兵達が直列に並ぶ位置を取る。伸縮自在とて槍は槍――真っ直ぐ敵に向かう線上の味方は邪魔になる。
「流石に味方ごと貫く程、バカじゃないよね?」
敢えて持ち込んだやりにくい状況に伸びてくる槍の軌道は読みやすい。
「敵が多くいるのなら、其れを活かして戦う――其れだけの話だよ!」
反撃の吸血コウモリが襲い掛かり、離れた位置からアドルのパラドクスが、雷撃が飛んで痺れる痛みと共に亜人はその意識を失っていく。
「俺の手が接近戦だけだと思うなよ?」
優先すべきは敵の数を減らす事。となれば彼の狙いもまた自然と孤立した敵や仲間が攻撃や反撃して弱った敵となる。数が減れば減るだけ、統率された陣を組んだ敵であっても隙は大きくなっていく。
「貴方達は多くの人を虐げ蹂躙してきた。なら――」
ワシリーサの攻撃の手は止まらない。止める訳には行かない。少しでも長く立って倒し続けることで、勝利がより確実に近付いてくるのだと信じている、
「今度は貴方達の方が蹂躙させ滅ぼされる番だよ?」
「蹂躙『される』戦記イスカンダル――の終焉を嘆きながら地獄の底で待つが良い」
敵を仕留めればその分、ドレインの効果で多少なりとも受けた傷は塞がっていく。巴は己の血が漲る感覚を覚えながらも更に魔䰠銃を以て敵の守りを穿っていく。
「わらわ達ディアボロスが断片の王もジェネラル級もまとめて地獄に送ってやるのじゃ」
この目の前の軍団を倒せば倒しただけ奪還戦で敵将の顔を拝めると言うものだ。
だがあくまで自分達の役目は露払いと巴は心得ていた。警戒していたジェネラル級が出て来る気配は今の所無い。その顔拝んで強さを見極めておきたいとも思ってはいたが、出て来ぬならば仕方が無い。それに引き際の見極めは肝心である。
「戦果は十分だ! そろそろずらかるぞ!」
「ああ、そろそろ頃合いだな――欲張りすぎて本戦前に怪我するなどつまらん」
クローディアが叫び、アドルも頷いて応じた。四人ともある程度の敵は倒せたと手応えを覚えていた。
撤退していく四人を敢えて追いかける気力を残した亜人は最早そこにはあらず。
奪還戦にて『勇猛なるリシュマコス』は王を守る大きな障壁となるだろうが――決着は暫しお預け。
間も無く大きな戦場となるヒリッポイの港を背に、ディアボロス達は最終人類史へと帰還するのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【コウモリ変身】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV2が発生!
【ドレイン】LV1が発生!