リプレイ
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
ミウ・ミル……せっかく手に入れて使えるようにしたものを破壊されたらたまったもんじゃないわ
トロルだかなんだか知らないけどお前たちの思い通りになんてさせてあげないわ
【パラドクス通信】にて味方との連絡は密に取るようにする
人形兵たちがお前たちの相手になるわ
トロル兵団の前にパラドクスにて人形兵たちを召喚し少数ずつを確実に仕留めていく。
ある程度の数を削るか趙雲が出てきたら【パラドクス通信】にて仲間たちに即時撤退の連絡を入れ撤退する
今ここで無理する必要はない
決戦は戦争でやればいいだけよね?
李・飛龍
よぉ、蟲野郎。
香港、未だ戻らず。
あの三国志での戦争のときは香港があるところが邪仙境とかいう連中の陣地とは思わなかった。
だが、今、はっきりした。
貴様らが今ついているリグ・ヴェーダとかいう連中の領域と化しているんだな。
だから、今度、安泰と思うなよ。
いや、その前に、三国志から逃げた貴様ら全て殲滅してくれる。
我々が取り戻すべきは地球そのものであるからな。
…なんだ貴様らは。亜人だな。
図体デカいだけで木偶の棒か。
トロそうだし、こっちで行くか。
当たらなければどうってことは無い。
素早い一撃を確実に急所に当ててやる。
デストロイガントレットや蹴りで心臓に直接打撃を喰らわす。
その棒に当たらないように立ち回ろう。
「香港、未だ戻らず」
静かに、過去の戦争を思い出し、呟くのは李・飛龍(エンター・ザ・ドラゴン・g04698)。
「あの三国志での戦争のときは、香港がある場所が邪仙況とかいう連中の陣地とは、思わなかった」
大戦乱群蟲三国志との戦争を思い出す飛龍。ディアボロスの戦いは、様々な情報を集めて、そこから考察を重ね、そしてディヴィジョンの奪還を目指す。全ての情報を得られ全てを知る事が出来ない。
「だが、今、はっきりした。貴様ら蟲野郎が今ついているリグ・ヴェーダとかいう連中の領域と化しているんだな」
大戦乱群蟲三国志との戦争の時には、詳しい情報など少なかった。戦い続ける事により、他のディヴィジョンの情報が、増える中で飛龍は考察する。
「だから、今度、安泰と思うなよ……」
静かに蛇亀宇宙リグ・ヴェーダの方向を見ながら決意を胸にする。
「いや、その前に、三国志から逃げた蟲野郎の全て、殲滅してくれる」
そういいながら、偵察へと戻る飛龍。どこかに蟲将・趙雲が派遣した部隊がいるはずなのだ。それを発見し、撃退するのが今の目標。
「我々が取り戻すべきは、地球そのものであるからな……」
最終的な目標はある。しかし、目の前の目的を見据え、敵部隊の捜索を行う飛龍だった。
「ミウ・ミル……せっかく手に入れて使えるようにしたものを破壊されたら、たまったもんじゃないわ」
別の場所を偵察しているのは桜・姫恋(苺姫・g03043)。パラドクス通信を展開しているから、飛龍とも連絡が可能。しかし、敵が発見出来なければ防衛も何もない。
加えて、『ミウ・ミル』はディアボロスたちが色々と工夫して手に入れ、そして使えるようにするまで様々な苦労があったのだ。姫恋が防衛に気合いを入れるのもよく分かる。
「……いたよ」
対応に当たっているディアボロスの数は多くないものの、事前に時先案内人から貰った情報もある。『ミウ・ミル』へと進軍する亜人を発見したのは姫恋だった。
「トロルだかなんだか知らないけど、お前たちの思い通りなんてさせてあげないわ」
すぐに飛龍へパラドクス通信で連絡し、自身は奇襲を行う。
「人形兵たちがお前たちの相手になるわ」
トロルたちを包囲するように召喚した人形歩兵部隊が大砲と銃を構える。
「一斉射撃よ!」
姫恋の合図に合わせ、人形兵たちが砲撃と銃撃を繰り出す。
「ガガガ!」
「テキカ!」
周囲の仲間が倒されようが、怯む様子も無く棍棒を振り回し、地面ごと抉り飛ばし反撃を繰り出してくる。
「……なんだ貴様らは。亜人だな」
姫恋の奇襲を受け、足が止まった機会に回り込んだのは飛龍。
「図体デカいだけのデグの棒か」
趙雲が率いているのだから、蟲将の可能性を考慮していた飛龍だったが相手が亜人であっても、その動きが鈍る事は無い。
「トロそうだし、こっちでいくか」
「オマエ、オレサマ、ブッツブス!」
突如現れた飛龍に棍棒を振り回すトロル。それを華麗に避けてから、少しだけ深く地面を踏む。
「疾きは疾風の如し!」
次の瞬間、トロルの視界から飛龍の姿が消え、刹那トロルの巨体が宙を舞う。
「当たらなければ、どうってことは無い」
飛龍の攻撃は素手。しかし、その素手を覆う闘気がトロルの巨体を軽々と投げ飛ばし、拳で打ち抜き、肘打ちで穿つ。
「飛龍疾風撃」
最初のトロルの遥か後方で、静かに息を吐く飛龍。次の瞬間、数体のトロルが膝を付き、背中から倒れ、地面に叩きつけられる。
「がガァァぁ!」
銃撃砲撃による奇襲を受け、理解不能な疾風の如き攻撃を受け、混乱するトロルたち。
「今、ここで無理する必要はない。決戦は戦争でやればいいだけよね?」
「そうだな」
混乱し、出鱈目な攻撃を行うトロルから距離を取り、姫恋が飛龍に通信を送る。
必要な戦果は上げた。二人はタイミングを合わせ、撤退するのだった……。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
エイレーネ・エピケフィシア
イスカンダルを駆け抜けてきた砂上船は、インドから中国の一部に及ぶリグ・ヴェーダの攻略においても役立つに違いありません
趙雲の策など打ち破って、ミウ・ウルを境界の向こう側に届けてみせます
わたし達と共に旅する仲間を奪わせるものですか!
『精霊たちの召喚』を用いて、ミウ・ウルに迫る敵を迎撃します
呼び出した蛇の精霊を周囲の砂地や茂みの中に潜り込ませ、密かに敵に肉薄させます
ミウ・ウルの破壊に意識が向いている隙を突いて、眼が向きづらい足下で蛇に暴れて貰いましょう
鋭い牙を脚の肉に突き立て、その混乱で船に迫る速さを鈍らせ
更に蛇の出現による混乱に乗じて梟をけしかけ、頭上から放つ破壊光線や首を狙った蹴りで攻撃
足下と頭上と言う正反対の領域からの挟撃で、効果的な対処をしづらいように攻め立てます
反撃で撒き散らされる土塊や岩塊は≪神護の輝盾≫で防御
敵群に飛び込んだ蛇や梟たちが狙われるようなら、居並ぶトロルの巨躯を立てにするように動き回って凌ぎます
敵が船に近づきすぎた時は【防衛ライン】を引いて迂回させ時間を稼ぎましょう
ガーベラ・アルストロメリア
アドリブ、連携歓迎
敵も痛い所を攻めてきますわね。
大事な『ミウ・ミル』を破壊させる訳にはいきませんわ。
仲間と連携してトロル達が『ミウ・ミル』に
到着する前に仕掛けますわよ。
【冷気の支配者】でトロル達の足を鈍らせてから
氷結の薔薇で本体を凍り付かせて差し上げますわ。
トロルの分厚い脂肪は簡単には凍らないでしょうが、
それでも弾丸を撃ち続けて周囲を凍り付かせることで
トロルの怪力を封じてみせますわ。
『ミウ・ミル』に攻撃が向かわないよう挑発して
狙いを反らしますわね。
その鈍い動きなら決して捕まりませんわと言い放ちますわ。
傲慢な言葉は放っても油断はせずに最悪、
形成した氷が投げつけられることも想定して、
死角に回り込んだり周辺の地形を利用して回避しますわ。
「これ以上先には進ませんわよ!」
『ミウ・ミル』を守る為に、動いているディアボロスは姫恋と飛龍だけではない。
「敵も痛い所を攻めてきますね」
「わたし達と共に旅する仲間を奪わせるものですか!」
ガーベラ・アルストロメリア(緋色の双華・g08775)とエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)が二人に続いて、トロルたちへ攻撃の機会を伺う。
「イスカンダルを駆け抜けてきた砂上船は、インドから中国の一部に及ぶリグ・ヴェーダの攻略においても役立つに違いありません」
蹂躙戦記イスカンダルにおいて、様々な局面でディアボロスたちと共に戦ってきた『ミウ・ミル』。
「趙雲の策など打ち破って、ミウ・ウルを境界の向こう側に届けてみせます!」
「大事な『ミウ・ミル』を破壊させる訳にはいきませんわ」
実際、現在は蛇亀宇宙リグ・ヴェーダから趙雲の侵攻を阻む為に運用されている。だからこそ、この機会に破壊したいと趙雲が派兵したのだろう。
「仲間を傷つけさせるものですか!」
『ミウ・ミル』を『仲間』と呼ぶエイレーネ。それだけ、共に戦ってきたのだ。それを破壊しようとするトロル兵団へ先回りする。
「女神に仕える聖なる獣よ……」
静かな詠唱と共に、蛇や梟を象った精霊たちを召喚し、蛇の精霊は茂みの中に、梟の精霊は高い木の影へ潜ませる。
「テキ……イナイ」
「オレ……コワス!」
最初の奇襲による混乱から回復しはじめたトロルたちは再び『ミウ・ミル』へ移動を開始した。
「穢れし者らを狩りたまえ!」
そんな移動するトロルたちへ、エイレーネの召喚した精霊たちが奇襲を仕掛ける。
死角の足元から蛇の精霊が鋭い牙を脚に突き立てる。
「……イタイ!」
「シタ……ダ!」
一瞬反応が遅れたのは、その巨体故の反応の鈍さか。加え、トロルたちの注意が足元へと集中したタイミングで梟の精霊たちが上空より破壊光線を放ち、足下と頭上からの挟撃を繰り出し、敵を撹乱する。
「テキ……ウエ?」
「テキ……シタ?」
上下の連続攻撃に混乱するトロルたち。
「これ以上先へは進ませんわよ!」
そこへ、連携を重ねるガーベラ。彼女専用ガン・グロックXXを構え、氷の魔力が込められた弾丸を放つ。
「ガハァ!」
頭を貫かれたトロルに氷の薔薇が咲き、そのトロルを中心に氷薔薇の花畑が広がり、トロルたちの進軍を止める。
「トロルの分厚い脂肪は簡単に凍らないとおもっていましたが……」
予想よりも効果的だった自身の攻撃に戸惑いながらもガーベラは弾丸を撃ち続け、トロルとその周囲を凍結させていく。
「どうやら、本当に破壊専門だったのでしょうか?」
エイレーネが精霊に攻撃を継続させながら呟く。トロル兵団の中でも巨兵である彼らだが、はっきり言ってディアボロスとクロノヴェーダとの戦いで大きさは優劣に関わらない。
なので、ただ『トロル兵団・巨兵』の中でも単純に破壊が得意なトループス級を選び派兵された可能性が考えられる。
「その鈍い動きなら、決して捕まりませんわ!」
それが本当なら、尚更『ミウ・ミル』へと近づけさせる訳にはいかない。ガーベラは挑発するように言い放ち、注意を自身へ引きつける。
「オマエ……コワス!」
「ブッコワス!」
ガーベラの挑発は、低い知能にも有効だったようで、残っていたトロルたちがガーベラへと集まってくる。
「人形兵たち、一斉射撃よ!」
「疾きは疾風の如し!」
トロルたちが集結しているタイミングで、一度距離を取っていた姫恋と飛龍が攻撃を仕掛ける。
「ウガガァァ!」
「ガガガァァ!」
ディアボロスたちに包囲されたトロルたちは、さらに混乱し出鱈目に地面を破壊したり、棍棒を放り投げたり、暴れ始める。
「ここは通しません!」
暴走し混乱する戦場から一体でも逃す訳にはいかないし、万が一にも『ミウ・ミル』へと近づける訳にはいかない。エイレーネは防衛ラインを構築し、戦線を維持しながらトロルへと攻撃の手を緩めぬように精霊へと指示を出す。
同時に暴れ回るトロルが撒き散らす土塊を『神護の輝盾』で弾き飛ばす。
「これで終わりにしますわ!」
四人のディアボロスたちの連携を受け、壊滅したトロル兵団。最後の一体をガーベラの弾丸が貫くと同時に、その身体を氷薔薇が覆う。
その薔薇が、周囲の気温と共に溶けて消えると、周囲は静寂を取り戻すのだった。
趙雲が仕掛けた『ミウ・ミル』破壊作戦の一つを防ぐ事に成功した。今回の戦争でも様々な場所で多数のディアボロスたちがファーストアタックを成功させたと報告が上がっている。
しかし、本番はこれからだ。気を引き締めながら撤退するディアボロスたちであった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!