リプレイ
無堂・理央
今のイスカンダルは勝つ為に形振り構っていられないって所かな?
それだけ追い込めてる状況ならこの儀式を潰せばチェックメイト、になれば良いな。
無双馬『クロフサ』に騎乗して突っ込めー!
パラドクスでボクとクロフサが雷を纏ったら、手近な所から敵集団に斬り込んで行って槍で突き刺し薙ぎ払い、クロフサの蹄で踏み潰し、纏う雷を放って焼き払いながらアーレスの玉座に向かうよ。
トループス級とは言え強化されると厄介だし、速攻で片をつけてか無いとね。
倒した相手から力を奪うなら、トループス級同士がトドメを刺す前にボクがトドメを刺せば強化はされないはず。
各個撃破の定石も合わせて、弱ってる個体やトドメを刺されそうな個体を積極的に狙って敵の数減らしと強化阻止を同時にこなしてこう。
乱戦になりそうだし、クロフサに戦場を縦横無尽に駆けて貰っても死角に回り込まれての反撃が来そう。
死角には時折、パラドクスの雷を放ってカウンター的な防衛対策をすれば少しはダメージ軽減につながるかな?
●血の儀式
無差別殺戮会場と化したオリュンピアの儀式場へ、無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は無双馬クロフサに騎乗して突入した。
(「今のイスカンダルは勝つ為に形振り構っていられないって所かな?
それだけ追い込めてる状況ならこの儀式を潰せばチェックメイト、になれば良いな」)
そして、同じ様な思いの仲間は多いのかもしれない。
「クロフサが斥候兵の方へ抜けていくなら、私はちょうどいい囮扱いにしてちょうだい!」
さっき、ディアナがそう言うやゴブリン音楽隊に向かっていった。
「……ボクは奴らを」
理央は仲間の意図を汲み、そのままテウメッサの斥候兵の群れの排除にとりかかる。クロフサを駆って殺戮会場へ踊り込んだ。
愛馬の背で理央の三つ編みが跳ねる。
『駆け抜けるよ!』
詠唱とともに理央は自分にもクロフサにも、パラドクスの力である雷が宿るのを感じる。そして理央の手にした槍からも力がこぼれて弾けた。まずは殺戮に狂うトループス級の、手近な一団に攻撃を放つ。
理央は駆け巡りながら、馬上で忙しく槍をふるった。突き刺し、薙ぎ払い、時にクロフサを駆り、その蹄で踏みつぶす。そのクロフサの脚も雷撃をまとって敵を焼き払った。
反撃をものともせず、理央は奮戦する。時に放たれた雷光は敵の反撃を弾いてその懐まで届いた。
理央は急いでいた――トループス級とは言え強化されると厄介だし、速攻で片をつけてか無いとね。
奴らが倒した相手から力を奪うなら、狙うべき相手は自ずと定まる。
「そこ、もらった!」
トループス級同士の戦いに積極的に介入し、理央はトドメを横からかっさらった。槍で敵のナイフを裁き、その勢いで首を取る。
(「各個撃破は定石。弱っている個体を狙って敵の数減らしと強化阻止を同時にこなす」)
迅雷が轟き、閃光が戦場を眩しく灼いた。殺し合うトループス級をもろともに焼き払いながら、理央はある一点を目指していた。
「それっ! クロフサ、アーレスの玉座を目指そう」
乱戦は激しさを増す。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
ディアナ・レーヴェ
がむしゃらに向かってきてくれるっていうなら、堂々姿を現すわ!
その方が他の皆とも連携して同時攻撃とかしやすいでしょう?
クロフサが斥候兵の方へ抜けていくなら、私はちょうどいい囮扱いにしてちょうだい!
(音楽が聞こえる。意外と素敵。……でも、)
……どんなに美しい音楽だって、その汚い手で奏でてるなら台無しよ。
(「それは一体何人の女の人を苦しませてきた手?」とどうしても思ってしまう。音がきれいなのはまあ認めるけれど――)
……。
(パラドクスは【Wiegenlied】。敵の音楽をかき消すように砲撃していたつもりが、いつの間にか無意識のうちに敵の音楽に合わせて歌っている。 合わせているうち乗っ取って、乗っ取った歌で取り殺していく。)
…
……? あら、いつの間にか音楽がやんじゃった。
ふしぎね。
よし。次。
行きましょう。(ふわり。嗤った)
一方、ディアナ・レーヴェ(銀弾全弾雨霰・g05579)も自分の選んだ役割を果たすために邁進した。
「クロフサが斥候兵の方へ抜けていくなら、 私はちょうどいい囮扱いにしてちょうだい!」
「……ボクは奴らを」
理央の声が背中に聞こえ、すぐに戦場に雷がとどろきはじめた。
(「まずは、ここは分業、同時攻撃というところになるかしら」)
ディアナが敵と定めたのは、ディアボロスを何が何でも狙うと決めたらしい、こちらもイッてる瞳のゴブリン音楽隊だ。
がむしゃらに向かってくるというのだから……堂々とディアナは姿を現した。とにかく「ディアボロスコロセ」なので、ある意味容易い敵ともいえる。
ディアナは呟いた。
『……えぇ、《その夢の中に、天国がありますように》――』
それでパラドクスが発動するが、ディアナは砲撃しながら敵が奏でる音楽を聴いていた。
(「意外と素敵。……でも、」)
心を引き裂くほどの情動を敵は演奏に込めようとするが、簡単にディアナの精神はなびかない。
……どんなに美しい音楽だって、その汚い手で奏でてるなら台無しよ。
(「それは一体何人の女の人を苦しませてきた手?、とどうしても思ってしまう。音がきれいなのはまあ認めるけれど――」)
Wiegenlied(ヴィーゲンリート)。
それがディアナのパラドクスの名だった。
敵の奏でる音楽に、旋律がもう一本絡む。ディアナはいつの間にか、砲撃を繰り返しながら音楽に合わせて歌っていた。
パラドクスの力が歌に染み入る。やがて一つの旋律がもう一方を乗っ取り、取り殺してゆく。
ただ無心に歌唱される歌が反撃を相殺し、ついにはゴブリン達の表情をなくして、生気を奪った。
殺戮の戦場で、ふとディアナは我にかえる。
「……ん?」
確かに自分は砲撃していたはずで、そしてさっきの意外にきれいな音楽はもう聞こえない。
「……? あら、いつの間にか音楽がやんじゃった。ふしぎね」
その辺にゴブリン音楽隊が倒れている。
「よし。次。行きましょう」
ディアナはふわりと嗤い、次の標的を探した。
ああ、また音楽が聞こえてくる……。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
ベアトリクス・ライスター
儀式を放っておくと、敵がべらぼうに強化されるみたい
無差別に同士討ち、戦神アーレスとは血も涙もないな
倒れた亜人の武具や儀式場の破片を拾って≪ストリートストライク≫で叩きつける
向かってくる敵にはぶん投げる
テウメッサの斥候兵の「バトル・オブ・レウクトラ」に対し、囃して連携攻撃させないようにしよう
2体1組になってる暇があるのか?
そら、隣にライバルがいるぞ
私などより強そうだし、余程アーレスの玉座に近そうだ
隙を見つけて、追い詰めから逃れる
同士討ちを始めた奴を背後から狙って≪ストリートストライク≫で攻撃していく
弱った敵からトドメを刺していく
他のトループス級の影からも武器を投げる
乱戦で生まれる隙を狙っていく
おっと、私にアーレスの加護はないぞ
他のディアボロスとの連携は歓迎だ
可能なら【パラドクス通信】も使って援護する
血で血を洗う玉座の争奪戦……いい絵が撮れそうだな
こういう建物もそそられる被写体だ
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎)(味方は苗字呼び)
…何、やってんだ、てめえら。
(「兄貴と戦いたくない」と聞こえた事と、同士討ちの様子、「仲間を倒す事で力を得る」という状況に、酷く腹を立てる
あの群れの誰が誰を襲おうが、どう手酷く裏切ろうが、どうせ全部潰すのだから関係ない…と考えはするが、怒りと苛立ちを抑えきれない)
周囲の味方と連携、互いの隙をカバーする動きを心掛け、敵の残数等の情報を共有する(必要に応じ【パラドクス通信】を借りる)
跳躍して上から戦場を見て、撃破可能な敵個体を優先・複数巻きこんで倒せそうな所を最優先で狙い、自分の重量に落下速度を乗せて地面ごと敵を砕く(【禍竜の鉄槌】)
【泥濘の地】で敵の動きを鈍らせ、より状況を見極めやすくする
敵の攻撃は長ドスや翼・尻尾で受け流すが、自分の負傷については「動きが鈍って殲滅能力が落ちるのは拙いから、深い傷は負わないように気を付ける。動ける限りはどうでもいい」程度の認識
「敵を効率よく殲滅する」事を最優先にする
…胸糞悪いもん見せんじゃねえよ。さっさと潰れろ
「……何、やってんだ、てめえら」
伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)は戦場の惨状を見てまずそう呟いた。同じパラドクストレインで着いたベアトリクス・ライスター(スカーレットレイライン・g11365)は思わず、彼の顔を見る。その言葉に深い怒りを感じたからだ。
ベアトリクスは赤茶のロングヘアを少し揺らして彼を見た。
「……全くだな。儀式を放っておくと、敵がべらぼうに強化されるが、その方法は無差別に同士討ち。戦神アーレスとは血も涙もないな」
チッ、と舌打ちして逸は同意を表す。殺戮に狂う敵の姿に逸は怒りと苛立ちを抑えられなかった。先刻聞いた「兄貴と戦いたくない」という言葉とそれに続く同士討ちの様子、仲間を殺して力を得るというこの状況が、どうしようもなく癇に障った。
「あの群れの誰が誰を襲おうが、どう手酷く裏切ろうが、どうせ全部潰すんだから関係ねぇ……はずなんだがな」
低い呟きが漏れる。逸の鋭い視線は目の前の血の戦場に向いていた。
今度はベアトリクスは黙っていた。戦に赴けば、人それぞれの感情に刺さるモノを見る事もある、そういう事だろう。……なら、今必要なのは戦いの狼煙だ。
「伏見、やろうか」
「ああ。いくぜ、ライスター」
ベアトリクスはいち早く飛び出した。鮮烈な赤毛を儀式会場になびかせて、彼女は速やかに攻撃に移った。髪と同色のライダースーツに包まれたボディーがしなやかに跳ぶ。赤い閃光の如く、ベアトリクスは手にした何かをぶん投げた。
「そらっ!」
それはおそらく倒れた亜人の武具の欠片だった。閃きと幸運に任せてベアトリクスのパラドクスが炸裂する。
「うおっ!」
「何だ?!」
同士討ちに忙しい奴らだが、確りと反撃は返ってくる。
(「バトル・オブ・レウクトラ」か……囃してやるか」)
「2体1組になってる暇があるのか? そら、隣にライバルがいるぞ」
ベアトリクスは敵の憑りつかれた様な眼が鈍く瞬くのを見る。
「私などより強そうだし、余程アーレスの玉座に近そうだ」
「アーレスの玉座」
「奪え……コロセ」
本当に狂ってるんだな――全く……。
精神をヤられて自分の行動の自覚さえないのかもしれない。ベアトリクスは隙を見計らって致命傷からは逃れた。
間髪を入れず、そこに味方の声がする。連携攻撃ってのはむしろ味方の十八番だ。
『砕けて吹き飛べ』
逸は荒々しいガタイでもって鉄槌のごとく吶喊した。その背では竜の翼が風を斬る。
「よし」
倒れた亜人には目もくれず、ここで逸は泥濘の地を発動する。
「これで敵の動きは少しは鈍くなるか。攻撃や反撃には関係ねえから油断は禁物だがな」
「わかっている」
それでも状況は見極めやすくなったと逸は感じた。まあそれでも、足元など一切構わず同士討ちに集中する敵の姿にはまさに狂気の二文字しかない。
その後も二人は機会があればパラドクス通信も用いながら、血濡れの戦場で協力して戦った。
(「血で血を洗う玉座の争奪戦……いい絵が撮れそうだな。こういう建物もそそられる被写体だ」)
カメラのファインダー越しにこの世界を見たならば――ベアトリクスの脳裏にそんな感想がよぎる。戦いはディアボロス側に有利に運んでいた。
ストリートストライクが冴える。
「今度はそこだな」
敵が敵に相まみえる、その瞬間に背後から狙い、あるいは弱りはてた敵のトドメをさしてやる。反撃に晒されるのは仕方ないが……。
「おっと、私にアーレスの加護はないぞ」
敏捷に身を捻りながらベアトリクスが揶揄する。
その隙に逸が高空へと跳んでいた。次の瞬間、そいつは逸のパラドクスをくらって敢え無くひしゃげる。
「……胸糞悪いもん見せんじゃねえよ。さっさと潰れろ」
吐き捨てるように逸が呟き、断末魔の反撃を次々に長ドスで受けた。
「こっちももらった!」
生き残った狐も頭部に一発くらって倒れる。背後にはベアトリクスがいて瓦礫を脇に投げ捨てた。
「あともう少しだな、いけそうか」
逸が長ドスを白鞘におさめながら声をかける。二人ともさすがに無傷とはいかなかった。
「もちろんだ。そっちこそ、大丈夫か」
「このくらいの手傷、動ける限りはどうでもいい。敵を効率よく殲滅する、ただそれだけだ」
「そういう意味なら私も問題ないな」
それから間もなく、二人は、倒すべきテウメッサの斥候兵をすっかり片付けていた。
「何というか、本当に同士討ちばっかしてた奴らだったな」
「……ああ。だが、向こうにまだ倒さなきゃならないのがいるみたいだぜ」
逸は相変わらず不機嫌そうに眼光鋭く視線を飛ばし、その先にはアーレスの加護を得たアヴァタール級、テウメッサの狐がいた。
ベアトリクスは別の方向に視線を転じる。
「その前に邪魔者がいるけど……そっちは大丈夫そうだな」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
無堂・理央
同士討ちしてる残りは他の人にお任せできそうだね。
なら、ボクはこっちに来てるディアボロス狙いのを叩いちゃおう。
引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して迎え撃つよ。
パラドクスで騎兵隊型操り人形を呼び出したら、人形には敵に直ぐ向かわせる。
人形は敵の周囲を駆けさせながらマスケット銃で随時射撃して敵の数を減らしてく。
隙あらばサーベルを抜いての騎兵突撃を加えるけど、基本は射撃による一撃離脱で丁寧に数を減らしていこう。
ボクの方に敵が来てくれるといいけど、アーレスの玉座方面で戦ってる味方へ流れていきそうなら背中を討つなりして優先撃破だね。
敵の反撃と言うか音楽、耳栓で防げればいいんだけどね~。
逆説連鎖戦での音楽とか音に関わる精神攻撃って地味に凌ぐ手段が少ないのが難儀な所。
ダメージ自体は【グロリアス】で癒しながら戦う事で対応するけど、ダメージは軽減するに越した事はないよね。
手で耳を押さえてあーあ―聞こえない―とか古典的な事でダメージ軽減狙ったりできないかな?
時間は少し戻る。
無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は後続の二人が駆けつけた時、戦況を鑑みてクロフサをもう一方の敵へと向けた。
(「残りは他の味方にお任せできそうだね。なら、ボクはディアボロス狙いのあいつらを叩いちゃおう」)
ゴブリン音楽隊――。
理央は素早く最初の標的を定めてクロフサを駆る。
「まずは、味方に向かうやつからだね」
ゴブリン音楽隊はディアボロスとみれば襲い掛かってゆく。だから理央としては、アーレスの玉座方面で戦っている味方の支援を、まずは優先した。この作戦を成功へと導く為、最善を尽くすのだ。
理央はパラドクスの力で騎兵隊を召喚し、命令を下す。
――まっすぐに、あの敵を攻撃。撃て!
騎兵型操り人形はマスケット銃を携え高速で攻撃を開始した。味方へ向かおうとしたゴブリン音楽隊の背に銃弾が突き刺さる。
「よし! 次だ!」
理央はクロフサの背から騎兵隊を操り、着々と殲滅していった。基本は射撃での一斉攻撃、時にはサーベルを抜いての突撃と、戦況を見ながら、今日の理央はいわば愛馬に跨った軍師である。
ただ……無論攻撃すれば反撃があるので、アレには少々参っている理央である。
(「この反撃というか、音楽! 耳栓で防げればいいんだけどね~」)
全く、そんなぼやきも出ようというもの。
敵の演奏する「中毒性のある楽曲」とやらが、心地良いわけなかった。ダメージについてはグロリアスで対策しているが、この不快感はどうしようもない。
パラドクスの反撃なので、一般常識的な方法で防げないのはわかっていたが、理央はやってやった。
ボェェー(?)な音楽に対して、耳を両手でふさぎ、怒鳴ったのだ。
「あーあ―聞こえない―!」
少なくとも気持ちはスッキリするし、クロノヴェーダも気が狂っていて、特にとがめる者もなかった。いい感じである。
理央はその調子で、ゴブリン音楽隊をスムーズに倒していった。
そして無事に仕事を終えると、クロフサの首を軽くたたいてねぎらう。
「よし、掃討完了だね! これであとは……」
その時分には、トループス級の掃討も完了していた。
ディアボロス達は次の敵であるアヴァタール級、テウメッサの狐へと向かった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【神速反応】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
ベアトリクス・ライスター
残るはあいつだけか
む、流石に気持ちのいいものではなかったな
これだけ多くの亜人を狂わせる『アーレスの玉座』は、ロクな匂いがしない
戦闘用オートバイに騎乗して戦闘だ
またも倒れた亜人の武具や儀式場の破片を拾って≪ストリートストライク≫で叩きつける
隙ができれば顔面を狙おう
お洒落好きそうだし、顔には気をつかってそうだ
鎧を狙うのはフェイントにしておこう
駆け回って投げつけて動きを止めれば、仲間がいい攻撃を喰らわせてくれるか
テウメッサの狐の「豊穣の黄金杖」に対し、拘束は戦闘用オートバイで逃げ回って、座席に手をつきジャンプして避ける
仲間との連携を意識して、テウメッサの狐を囲い動きを封じる
儀式ごとぶっ壊す!
他のディアボロスとの連携は歓迎だ
【パラドクス通信】も使って、可能なら援護する
「残るはあいつだけか。む、流石に気持ちのいい戦いではなかったな」
ベアトリクス・ライスター(スカーレットレイライン・g11365) が少し乱れた朱色のロングヘアにさらりと指を通す。
(「これだけ多くの亜人を狂わせる『アーレスの玉座』は、ロクな匂いがしない……」)
その玉座に座る亜人を出さぬために、この戦場でやるべきことはまだあった。
ベアトリクスは、戦闘用オートバイに騎乗して最後の敵を目指す。
テウメッサの狐は狂乱状態にあって、既にその精神を確りと保ちつつあるようだ。
「お前達の犠牲は無駄にしない、必ずや、この俺が玉座を手に入れてやる。お前達は、この俺の力となり、永遠に生きるのだ」
いい気なもんだ、とそれを聞き流し、ベアトリクスはパラドクスを発動する。
仲間の血にまみれ恍惚をたたえた、その顔面にビシリと礫をお見舞いする。
「……元もとお洒落好きそうに見えるし、顔は大事だろう?」
ベアトリクスのストリートストライクがきっちりと決まった。そして敵の反撃は同じ属性POWのパラドクスが襲いかかってくる。
この狐は通常のアヴァタール級とは違って強化型だ。恐怖の目を持つ怪物の牙を逃れるべく、ベアトリクスは戦闘用オートバイを操る。
「おっと!」
それでも襲いかかってくる牙から、寸前で身を翻し座席に手をついて逃す。ライダースーツに血の筋が滲むが致命傷には程遠い。
そのままふわりと再びオートバイに跨ると、ベアトリクスは再びテウメッサの狐へと向かった。
「なかなかやるな。だが、あいつはこの儀式ごとぶっ潰す!」
――駆け回って投げつけて動きを止めれば、仲間がいい攻撃を喰らわせてくれるか。
ベアトリクスはパラドクス通信を使い、再び真紅の風となって戦闘用オートバイを駆った。
狂い暴れるテウメッサの狐の、鎧をめがけて鋭く一投。
(「だがこれは陽動……そこだ!」)
敵の一瞬の隙をついてパラドクスをのせた壊れた武具を投擲し、それは空気を斬り裂いて頭部に命中した。
――連携して敵を囲い、動きを封じて仕留めたい……。
ベアトリクスは声をあげた。
「次、狙ってくれ……!」
戦闘用オートバイを駆るベアトリクスは、クロフサを駆る理央を見た。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【強運の加護】がLV2になった!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!
無堂・理央
あーあー聞こえないー!やって気分はすっきり。
残る敵を倒してここの戦いを終わらせちゃおう。
引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して敵を撃退だね。
敵に向かって放つ言霊、今回だと『オリュンピアの勝者に禍あれ』になっちゃうかな?
ともあれ、言霊で敵をロックオンしたら呪詛で出来た槍や剣を大量に発射ー!
回避からの反撃がパラドクスだって言うなら、回避しても追い縋るパラドクスでザクザク刺したげる!
呪詛で出来た槍と剣はどんどんお代わり作ってあげるし、遠慮なく受け取ってよね!
………この敵とやり合うのは初めてなんだけど、基本的に攻撃必中の逆説連鎖戦でどうやって回避してるんだろ?【アヴォイド】持ち?
呪詛で槍や剣を作って撃ち出してる間にもクロフサには戦場全体を縦横無尽に駆け巡って貰う。
常に移動してるなら立ったままでいるよりも反撃の直撃する可能性は低くなるからね。
進路に先回りしてくるようなら跳躍や急激な進路変更で対応、クロフサを完全に捉えようとか歩兵じゃ無理だって教えたげるよ!
……これであとは、残る敵を倒すだけだね。
無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)は、クロフサとともに一陣の風になった。「あーあー聞こえないー!」をやって気分はスッキリ。背中ではねる三つ編みも軽やかだ。
理央はクロフサを駆り、戦闘用オートバイに騎乗したベアトリクスに続いて仕掛けた。
呪告暗剣殺(カースド・ブリンガーズ)発動。
この場合の言霊は……『オリュンピアの勝者に禍あれ』になっちゃうかな?
言霊で敵をロックオン!
理央は呪詛で出来た槍や剣を大量に発射した。
テウメッサの狐は「何者にも捕らえられない運命」で反撃する。
その妙に狂った目をみつつ、理央は煽ってみる。
「呪詛で出来た槍と剣はどんどんお代わり作ってあげるし、遠慮なく受け取ってよね!」
しかし、事前に得た敵情報によればこれは、相反するパラドクスの皮肉なぶつかり合いになると理央は思った。
(「この敵とやり合うのは初めてなんだけど、そんな、敵の思惑どおりにさせるわけにはいかないからね……」)
現実として、毎度毎度、字面にした理想どおりに結果を得るのは難しい。戦いには様々なファクターがあるのだし……。
何よりこの場合、敵にそんなことさせてやらないと、理央はクロフサを駆る。
クロフサを操り、標的を狙って呪詛をこめた槍を放ち、剣を投擲した。
攻撃をかわそうとするテウメッサの狐にダメージが突き刺さる。が、同時にクロノヴェーダが態勢を崩しながらも反撃を放つのを理央は見た。
「クロフサ、走って。直撃はさせない」
愛馬は理央と一体になり、縦横無尽に駆け巡る。自分も全く無傷とはいかなかったが、敵にくらべればずっと傷は少ない。
攻防は続き、敵が眼前に飛び出してくる。
クロフサがグンと地を蹴り、馬上の理央は無双馬と一体となって風を巻いた。
「クロフサを完全に捉えようとか歩兵じゃ無理だって教えたげるよ!」
敵と交錯する時空でパラドクスがぶつかる。
理央は手ごたえを感じながらも、呟いた。
「うーん、さすがは強化アヴァタールだね。まだ立ってるか」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【悲劇感知】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
ディアナ・レーヴェ
ふぇっ!?(※前段の自分のパラドクスのせいで少しぼーっとしていたが、お隣の「あーあー聞こえないー!!」でびっくりして正気に戻った!)
わーっなになに!? って敵全滅してるう!!? いつの間に
!!!!!
え、えーと残るはあの狐さんだけなのね?
(咳払い)――了解、バッチリ仕留めましょうっ!
(そう。コントしてる場合じゃない。何せ敵は強化型だ)
使うのは【Polarstern】。
威圧する怪物の瞳は、あえて真正面から見据えるわ。
……ねーえ。そもそも「怪物」の定義ってなんでしょうね?
人殺しを日常とする事?常識と異なる倫理観を持つ事?喰われるより喰う存在であること?
もしもそうなら、実は私も怪物だわ。
(睨むでもなく、怒鳴るでもなく、ただいつもの調子でカラリと笑った。それだけの事で『威圧』し返して、その反撃への対抗策とした)
さて、私のパラドクスとしては「堂々と撃つ」――それだけよっ!
でも目立つ事でしっかり敵を釘付けにしてみせるし、実は味方からも合わせやすいように仕向けてるの。
誰か一緒に挟撃しちゃってくれない?
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎)(味方は苗字呼び)
必要に応じ、味方をディフェンス
後はてめえだけか、金ぴか狐
生憎、俺は今、胸糞悪いもん見せられて機嫌が悪い
てめえをぶっ潰せば少しはすっきりするかねえ?
付近の味方と声を掛け合い、互いの隙を減らすように連携して動く
敵を観察し、消耗状況などの情報を共有する
出来るだけ敵に張り付き、声掛けで挑発して引き付ける
【禍竜の鋭刃】使用。長ドスでのシンプルな斬撃
自分の負傷は気にせず攻撃を優先
「敵に張り付いて隙を作り、そこを味方に攻撃して貰う」方針を基本とするが、味方が作った攻撃の好機があれば見逃さず、【命中アップ】【ダメージアップ】の力を借りた全力の攻撃を叩き込む
てめえ、何だその目は。俺を食う気か。やれるもんならやってみやがれ。
腹を壊しても知らねえぞ
…いや、これから潰すってのに、腹具合の心配もねえか
敵の威圧には威圧を返し、攻撃は長ドスや尻尾・翼で受け流す
食いつかれたら、そのまま組み付く・長ドスを突き刺すなどして
敵の動きを止めにかかる
なんなら俺ごと吹っ飛ばしてくれて構わねえぞ
さて、戦場には各人の戦いのストーリーが紡がれているわけだが。
トループス討伐後、
「ふえっ?!」
ディアナ・レーヴェ(銀弾全弾雨霰・g05579)は戦場にあるまじき声を出して正気に戻った……味方の大声に驚いて、自分のパラドクスの余韻から我に返ったらしい。
「わーっなになに!? って敵全滅してるう!!? いつの間に
!!!!!」
実は自分でもさんざん殺ってたわけだが……。
「おい、レーヴェ。大丈夫か?」
伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)は声をかけた。少々胡乱な目をしてしまったかもしれない。
「え、えーと残るはあの狐さんだけなのね? (コホン)――了解、バッチリ仕留めましょうっ!」
「いくぞ」
咳ばらいを交えて言い訳をするディアナに、逸は短く答えて敵に目を向けた。
(「そう。コントしてる場合じゃない。何せ敵は強化型だ」)
改めて気合をいれなおしているらしい仲間を後目に、逸はテウメッサの狐へズカズカと近づき、挑発した。アーレスの玉座に亜人を座らせるわけにはいかないのだ。
「後はてめえだけか、金ぴか狐。生憎、俺は今、胸糞悪いもん見せられて機嫌が悪い。てめえをぶっ潰せば少しはすっきりするかねえ?」
そして戦いの火蓋は切っておとされ――テウメッサの狐は相当ダメージを食らったはずなのに、現状まだ立っていた。
それどころか、アヴァタール級はこの後に及んで酔った様な眼であさって方向の宣言をした。
「俺はまだやれる。オリンポスの獣神アーレスの力で最強になるのだ! 玉座は俺様のものだ!」
「はあ? そうなる前に、てめぇは撃破されるんだよ!」
逸は凄い気炎をあげ、ディアナは同意とばかりに、仲間に言った。
「うん。仕留めなきゃ、伏見」
「俺は敵に張り付く。隙ができたら狙え」
「わかった」
薄く頷くと逸は長ドスを抜いた。
――真っ二つにしてやらあ。
気合十分に逸が仕掛けた。鋭く速い斬撃でアヴァタール級を抑えにかかる。同時に反撃が発動し、逸は怪物の目と対峙した。
本能的な「恐怖」で威圧し餌食にしようとする狐の怪物だ。しかし眼光鋭く威圧感という点では逸も己に頼むところがあった。
「てめえ、何だその目は。俺を食う気か。やれるもんならやってみやがれ。腹を壊しても知らねえぞ」
怪物を威圧し、長ドスを握って機を窺う。
「……いや、これから潰すってのに、腹具合の心配もねえか」
双方のパラドクスが正面からぶつかった。逸は怪物の牙を腕で受けながら、同時に長ドスを敵に突き刺した。
血が飛沫く。ぬるりとした感触が肌を伝うのを感じながら、逸は言葉を吐いた。
「捕まえたぜ?」
レーヴェ、と彼の声を聞く間もなく、ディアナはテウメッサの狐の背後から追撃した。
――Polarstern(ポラースシュテルン)!
パラドクスの発動を感じたか狐が反撃する。敵が見たのは銀髪の麗人が威風堂々、高威力、予備動作の目立つ重キャノンを構える姿だったろう。
ディアナの前にもやはり現れた反撃の怪物……だが彼女とて怯むことはなかった。威圧してくる怪物の瞳をあえて真正面から見据える。
時空のうねりの中で、ディアボロスとクロノヴェーダが対峙する。
「……ねーえ。そもそも「怪物」の定義ってなんでしょうね? 人殺しを日常とする事? 常識と異なる倫理観を持つ事? 喰われるより喰う存在であること?」
「……」
返事はない。期待してもいない。ディアナは続けた。
「もしもそうなら、実は私も怪物だわ」
ディアナはただ、いつもの調子でカラリと笑ってみせた。ただそれだけで、威圧をかえしてみた。
「私としては、堂々と撃つ――それだけよっ!」
「なんなら俺ごと吹っ飛ばしてくれて構わねえぞ」なんて仲間の声が聞こえるが。
怪物の牙が迫る。
ディアナは慎重な構えから怪物の牙ごと、特大の一発を放った。
(「よし……けど……あと一撃」)
今この時の自分が道標のように輝けることを願って仲間に告げる。
「伏見、挟撃して?」
勝利への道標となれ――砲撃が轟音とともに炸裂する。
逸は身を翻した。砲撃の余韻が消えぬ僅かな刻に、長ドスが鞘走り、閃光のごとく敵の命を狩った……。
逸は倒した敵を見下ろして、自分の感情を呑み込もうとしたが、そこに明るい声がした。
ディアナが元気に微笑んだ。
「うまくいったわ!」
「ああ。……帰るか」
長ドスは白鞘へ。
ディアボロス達は新宿島へ――ひとまずは、帰るべき場所へ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!