リプレイ
エイレーネ・エピケフィシア
グランダルメでの戦いの後、断片の王イスカンダルはペラに戻っていたのですね
彼の地への道はビザンチウムから切り開かれようとしています
しかし王都へ迫れたとしても、オリュンピアの儀式を阻止しなければ勝利は至難の業となるでしょう
奪還を成し遂げるために、必ずやこの作戦を成功させましょう!
【通信障害】で離れた敵集団同士の連絡を封じ、一気に合流して包囲されるのを防ぎます
近現代のディヴィジョンの技術を学んだ者達ですから、狼煙や喇叭以上の通信手段を備えているかもしれません
合流を防いだら、手近な敵集団を『雷光旋舞斬』で殲滅しましょう
≪ニュンペーの剣≫の刀身に稲妻を纏わせ、剣を振るう度に弾ける雷撃で少し離れた敵も巻き込みながら、近くにいる者の首を刎ねます
反撃のレンチは盾を構えて受け止め、得物を弾かれた敵に隙が出来たなら即座に攻勢に転じましょう
これから待ち受ける強力な敵との戦いに向けて、【グロリアス】で傷を癒し、なるべく余力を保てるように努めます
技術を模倣しても、正しい使い方を自ら考えることは出来ないようですね!
クロエ・アルニティコス
同じ加護を持つ者を殺す事で統合、強大な力を得ることができる……
先の儀式も、「雷」に縁を持つ神の名を騙る「オリンポス」の力を用いたものだったのでしょうか。
などと、お前たちに聞いても分からないことでしたね。
元より期待もしていませんし、問答をする気もありません。
ここで死ぬのはお前たちだけです。
【ゲーリュオーン・エッジワーシア】を使用。ゲーリュオーンを象った植物の怪物を作り出します。
こちらが乗り込む形になりますし、正面からの乱戦になりそうですね。
複数を一度に薙ぎ払えるゲーリュオーンの多腕の攻撃を【ダメージアップ】で底上げ、大量のモンキーモデルメーカーズが集まってくる前に片端から撃破を行います。
他の復讐者より先に動く場合は足元を薙ぎ払うようにして敵の態勢を崩して味方の攻撃に繋ぎ、他の復讐者より後に動く場合は叩きつけるようにして痛打を狙います。
手りゅう弾による攻撃はゲーリュオーンを盾にしつつ、「守護の青薔薇」の防御結界で多少なりとも弱めます。
己の知性を誇るより、無知を知ることから始めるのですね。
「グランダルメでの戦いの後、断片の王イスカンダルはペラに戻っていたのですね」
時先案内人からの情報を聞き、そう言って頷くのは魅力的な琥珀色の瞳を持つウェアキャットのディアボロス、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)だ。
「彼の地への道はビザンチウムから切り開かれようとしています。しかし王都へ迫れたとしても、オリュンピアの儀式を阻止しなければ勝利は至難の業となるでしょう」
故に。
「奪還を成し遂げるために、必ずやこの作戦を成功させましょう!」
そう堂々たる宣言を告げるエイレーネの一方。
「同じ加護を持つ者を殺す事で統合、強大な力を得ることができる……。先の儀式も、「雷」に縁を持つ神の名を騙る「オリンポス」の力を用いたものだったのでしょうか」
と思案するのは銀髪色白の肌に青い瞳が美しい妖狐のディアボロス、クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)だ。
「などと、お前たちに聞いても分からないことでしたね」
と敵であるトループス級亜人『モンキーモデルメーカーズ』に視線を向ける。
なにせ……。
「絶対命令! ディアボロス殺す! 絶対に殺す!」
二人が戦場に降り立つのと同時、『モンキーモデルメーカーズ』の様子はずっとこんな調子で、会話など成立する様子などなかったのだから。
それでも互いの出方を伺う睨み合いが成立しているあたり、戦闘に支障がないレベルの理性は残っているらしい。
「元より期待もしていませんし、問答をする気もありません」
「ディアボロス殺す!」
「ここで死ぬのはお前たちだけです」
その言葉と同時、クロエが動き出す。
「種子に宿るは我が嘆き、芽吹け『ゲーリュオーン・エッジワーシア』!」
ミツマタの種に魔力と感情を注ぐと同時、その種は急速に成長を始め、一対の足に3つの胴体とそれぞれ2本ずつの合計6つの腕を生やした異形の怪物の姿へと変じていく。
ギリシャ神話の怪物『ゲーリュオーン』を象った植物の怪物であるらしい。
それは【ダメージアップ】の効果を纏つつ、一気に『モンキーモデルメーカーズ』を薙ぎ払った。
足元を薙ぎ払うようにして敵の体勢を崩したその隙を、クロエを導きの魔女と仰ぐエイレーネは決して見逃さない。
「雷霆よ、人々を脅かす慮外者どもに裁きを下したまえ!」
一気に『モンキーモデルメーカーズ』に肉薄し、魔術によって稲妻を発するようになった『ニュンペーの剣』で攻撃を仕掛ける。
「くっ、電光石火のスピード! 絶対命令命令命令! ディアボロス殺す!」
恐るべしスピードで次々とすれ違いざまの体勢を崩した敵を撃破していくエイレーネ。
ちなみにエイレーネは油断なく【通信障害】の効果を発動することで予期せぬ連絡手段による増援との合流を防ごうとしている。
「絶対に殺す!」
当然、対する『モンキーモデルメーカーズ』も黙ってやられはしない。
モンキーレンチを振り翳し、エイレーネに襲いかかる。
エイレーネは油断なくゴルゴーンの睥睨の図像が描かれた円形の盾でその一撃を防ぐ。
一方クロエに対しても、『モンキーモデルメーカーズ』は手榴弾を投げることで攻撃を仕掛ける。
「絶対命令命令命令! 我々ならディアボロスの知性にも負けないっキー!」
だが、『ゲーリュオーン』を象った植物の怪物がその爆発を受け止める。パラドクス同士がぶつかり合い、手榴弾と植物の怪物が拮抗する。
「技術を模倣しても、正しい使い方を自ら考えることは出来ないようですね!」
「己の知性を誇るより、無知を知ることから始めるのですね」
しかし、2人の連携の前には敵の反撃などダメージのうちにも入らない。
2人はエイレーネの用意した【グロリアス】で傷を癒しながら、ディアボロスを狙う『モンキーモデルメーカーズ』達を確実に殲滅していったのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
ディアナ・レーヴェ
駆けつけるや否や速攻で戦闘に介入して、「数が多くて加護が弱い集団」を狙いにいくわ!
作戦は、そうね――当たるを幸い突っ込んでは弾バラ撒いて、射止められる前に駆け抜けちゃう!(【全弾雨霰の計】)
縦横無尽にすばしっこく飛び回って、敵が狙いを定めにくいように、また混乱させて玉座へ向かう速度が少しでも緩むように。
時にはわざと敵に体当たりして、他の敵が撃った弓矢が敵を掠めるように仕向けてみてもいいわね!
逆説連鎖戦である以上は「誤射」っていうのはないでしょうけど――これだけ冷静さを失ってる相手だから「近くを射たれて腹が立つ!」くらいでも割と気が逸れるかなと思ってね!
まあそれで同士討ちして強化されても面倒だから、気が逸れたその背は速攻で撃ちに行くんだけどーっ!
……ちなみにねえ。ディアナっていう私の名付けの由来、たぶんギリシア神話から来てるのよ?
そしてギリシア神話のディアナに相当するローマ神話の女神は、……うーん。
(何かこう複雑な気分ーって顔でもにょもにょ)
「我らが姉妹よ、どうしたというのです、姉妹同士戦うなど……」
「力! お前の力も、私の力だ!」
トループス級亜人『アルテミス・アーチャー』同士が殺し合いながら、玉座へと向かっている。
加護が弱い集団は加護が弱い分か狂乱状態も弱く、中には突然味方同士で殺し合う状況に発展した事に困惑する者達もいるようだ。
だが、それも僅かな刻の事。そう言った者もすぐに狂乱に飲まれるか、そうでなければ絶好のカモとして殺されるだけのこと。
そんな集団の殺し合いの現場に駆けつけてきたのは、天真爛漫な表情の銀髪少女デーモン、ディアナ・レーヴェ(銀弾全弾雨霰・g05579)だ。
(「作戦は、そうね――当たるを幸い突っ込んでは弾バラ撒いて、射止められる前に駆け抜けちゃう!」)
軍師を自称するディアナ。此度も自分で作戦を立て、その通りに遂行を開始する。
構えるは愛用の改良型軽機関銃『MG13-G機関銃』。
一気に地面を蹴って悪魔の翼で縦横無尽に高速移動しつつ、『アルテミス・アーチャー』に軽機関銃を向ける。
「物量が大きいほど戦闘力が向上するのは、基本中の基本っ!」
とにかく縦横無尽に移動し続ける事に注力しつつ、ひたすらに『アルテミス・アーチャー』を軽機関銃で撃破していく。
「お前の力も私のものだ!」
乱入してきたディアナもまた、玉座を取り合い加護を奪い合う敵と認識した『アルテミス・アーチャー』が一斉に反撃を開始する。
月光で出来た矢が空中に浮かび上がる。その様はまるで矢衾の如く。
そのうち一つを弓に番え、狙うは縦横無尽に飛び回るディアナ。
番られた矢が放たれると同時、空中に浮かび上がった矢もまたディアナに向けて放たれ、恐るべし矢の弾幕となってディアナに迫る。
ディアナは敵陣の中を通り抜けながら、矢による攻撃を甘んじて受ける。
自分がこうして攻撃の対象、狙撃の対象になっている間は、玉座へ向かう速度が落ちているはずだから。
また、敵陣の中を通り抜ける事で、外れた矢が他の『アルテミス・アーチャー』の側に着弾するように仕向け、『アルテミス・アーチャー』同士の戦いも激化させる。
(「逆説連鎖戦である以上は『誤射』っていうのはないでしょうけど――これだけ冷静さを失ってる相手だから『近くを射たれて腹が立つ!』くらいでも割と気が逸れるかなと思ってね!」)
そうして、醜い同士討ちが再び始まるの見て、ディアナはふと、嘆息する。
「……ちなみにねえ。ディアナっていう私の名付けの由来、たぶん神話から来てるのよ?」
ディアナ、もしくはディアーナといえば、ローマ神話に登場する狩猟、貞節と月の女神だ。
「そしてディアナに相当するギリシア神話の女神は、……うーん」
複雑そうな顔でその戦いを見つめるディアナ。
ギリシア神話における狩猟、貞節と月の女神といえば、アルテミス。つまりは今、眼下で醜い戦いを繰り広げている連中の名前の由来なのであった。
だが、ディアナとてのんびり複雑な気持ちに浸ってはいられない。同士討ちの最中でも、ディアナを狙うものは存在する。
ディアナはすぐさま回避する動きを取りつつ、次なる攻撃に備えるのであった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
凍雲・雪那
敵の数、多少は減ってきてる、だろうけど……
うん、ボクも狙いは、「数が多くて加護が弱い集団」で行くよ。
狂気を、狂乱を。血に酔った獣を、甘く見てはいけない。
まだ、理性のある内に、仕留める方が、楽。
魔術の吹雪、アイスエイジブリザードを起動。
発生箇所を、敵陣のド真ん中に設定。内側から包囲を喰い破るよう、広げていくよ。
舞いと弓矢による攻撃は、まず吹雪で射撃を吹き飛ばす。
舞いの魅了は……うん。自分自身に氷の刃を突き立てて、その痛みで強引に魅了を防ぐ、よ。
我ながら、下策も下策。強引な手だけど……今は、一刻も早く、儀式を中断させなきゃ、だから。
……それでも、痛いのは、嫌だな。
おのれ、亜人共め。面倒な儀式ばかり、だよ。
「敵の数、多少は減ってきてる、だろうけど……」
そう思案しながら、相対するべき敵集団を選定するのは、ややぼんやりして見える、スタイルの良い少女のディアボロス、凍雲・雪那(報仇雪恨の皓巫姫・g07783)だ。
「狂気を、狂乱を。血に酔った獣を、甘く見てはいけない。まだ、理性のある内に、仕留める方が、楽」
故に、彼女は「数が多くて加護が弱い集団」を狙うことを選んだ。
「なぜなのです、我が姉妹達よ正気に戻りなさい」
「力! 私の力だ!」
トループス級亜人『アルテミス・アーチャー』。その弱き加護の集団は依然混乱状態にある。
その集団のど真ん中に向けて、そのパラドクスは放たれた。
そのパラドクスは魔術の吹雪、『アイスエイジブリザード』。
出現した凍てつく吹雪は瞬く間に敵群を覆い尽くし、世界を白く染め、敵集団に負傷を与えていく。
「くっ、ディアボロス! 姉妹達が大変なこんな時に!」
「この舞いで、戦いを止めます!」
その攻撃を受け、ディアボロスの接近に気付いた『アルテミス・アーチャー』が慌てて反撃を始める。
繰り広げられるは妖艶かつ淫靡なる舞い。しかしどこか冒涜的なその舞いを見て、雪那も思わず魅了されてしまいそうになる。
雪那は抵抗の意志を完全に奪われるより前に、氷の刃『GlacialBlade』を自分自身に突き立て、その痛みで以て魅了から回復した。
「我ながら、下策も下策。強引な手だけど……」
舞いに含まれる弓矢を射る動作と同時、矢が放たれ、雪那に向かって迫る。
『アイスエイジブリザード』の吹雪を操作し、矢の射撃を吹き飛ばそうと試みる。
吹雪と矢。二つのパラドクスがぶつかり合い、時空が軋みを上げる。
「今は、一刻も早く、儀式を中断させなきゃ、だから」
攻撃の手は緩めない。すぐにでも次の攻撃が出来るよう、雪那は攻撃終了と同時に、もう次なる攻撃の機会を計り始めていた。
「……それでも、痛いのは、嫌だな。おのれ、亜人共め。面倒な儀式ばかり、だよ。」
戦いのため、儀式を止めるためと正当化してはいても、やはり自分の体を己の得物で突き刺して痛い思いをすることが快いわけもなく。
雪那は油断なく次なる攻撃の機会を伺いながら、そう呟くのだった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
ディアナ・レーヴェ
さーて、だいぶ敵の数も減ってきたかしら!
なら今まで突っ込んでいたのを少し後衛に引いて、冷静に盤面を見つめ直すわ。
さっきまでの雪那の戦闘を思い返せば舞のパターンもそろそろ読めてきた頃合かなって思う。
だったら、舞の軌道と火砲の着弾地点を全力で計算しての【Licht fällt】でいく!
…その、最終的には運頼みの部分がないとはいわないんだけどね??(苦笑)
あ、でも私は別に神様に祈ったりはしないわよ!
(ただし装備の【錫細工のお守り】はそっと握りしめている。これは大事な貰い物。大切な女の子から受け取った、小さく確かな【幸運1】だ)
(……この贈り物を見ていたら、もしかしたら魅了とかの感覚も少しは和らぐかもしれないわね?)
降り注ぐ弓矢は、火砲の砲身で利き手の分くらいは逸らそうとしてみる。
でも基本的には私、守るより攻めて攻めて早くこの集団を壊滅させようと思ってるのよ?
ほら、乱痴気騒ぎはさっさとお開きよーっ!
「さーて、だいぶ敵の数も減ってきたかしら!」
攻撃と攻撃の合間、そう呟くのはトループス級亜人『アルテミス・アーチャー』との戦いで先陣を切ったディアナ・レーヴェ(銀弾全弾雨霰・g05579)だ。
ディアナは敵陣に突っ込んで当たるを幸いを繰り返し、敵の数を確実に漸減してきた。
だが、ここでディアナは一度後衛に下がり、冷静に盤面を見つめ直すことにした。状況の更新にあたって一度盤面を見つめ直すのは優れた軍師として必要なことだろう。
(「さっきまでの雪那の戦闘を思い返せば舞のパターンもそろそろ読めてきた頃合かなって思う」)
ディアナも——自称軍師なので当然かもしれないが——ただただ目の前の敵に当たるを幸い攻撃してきたわけではない。
きちんと周囲の様子も見ていた。なので、凍雲・雪那(報仇雪恨の皓巫姫・g07783)が戦っていた様子もきちんと把握している。
(「だったら、舞の軌道と火砲の着弾地点を全力で計算しての【Licht fällt】でいく!」)
敵の舞の軌道が分かっているなら、効果的な打撃が出来るはずだ、とディアナは考える。
(「……その、最終的には運頼みの部分がないとはいわないんだけどね??」)
と可愛らしく苦笑しつつ。
加護の弱い『アルテミス・アーチャー』同士が争う中、その敵集団に当たりをつけて、利き手に『火砲』を構える。
(「神様に祈ったりはしないわよ」)
もう片方の手でそっと握りしめるのは番犬ガルムの絵図が刻まれたお守り『錫細工のお守り』。大切な人からの愛情が込められた大事な貰い物だ。
そして、真上に向けてディアナが『火砲』による砲撃を放つ。
『アルテミス・アーチャー』は砲撃の音に警戒し、ディアナを見るが、砲撃の軌道を追いかけても、その先には太陽があり、目がくらむだけだ。
よく分からないが、攻撃されるくらいなら反撃で潰してしまえ、と『アルテミス・アーチャー』が舞いを踊り始める。
それは妖艶かつ淫靡で何処か冒涜的な舞い。ディアナにしてみれば、既に雪那との戦いで見たものだ。
『錫細工のお守り』を握り締め、魅了に対抗しつつ、飛んでくる矢を火砲の砲身で受け止めることでなんとか利き手を守る。
「基本的には私、守るより攻めて攻めて早くこの集団を壊滅させようと思ってるのよ?」
直後、彼らの頭上に砲撃が落ちる。
砲撃をした後、忘れか頃にいつの間にか敵が砲撃の落下地点に来てしまう不可思議なパラドクス。それが『Licht fällt』である。これが彼女の軍師として実力なのか、ただの幸運なのか、不思議パワーによるものなのかは分からない。舞いの動きを見た上でやっているので、やっぱり実力なのかもしれない。
ともかくディアナは攻撃の隙を見つけては真上に砲撃を行いつつ、敵の攻撃に耐える戦いを続けるのだった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
クロエ・アルニティコス
方針:加護が弱い大勢の敵を倒す
神々に力を乞うのであれば、そこには敬意と畏怖があるべきです。
その心無しに神々と対話をすれば、その不遜へと罰が下る。
……と、「オリンポス」のような偽神に勝利しただけで、自らを神々よりも上だと吹聴するお前たちには馬耳東風ですね。
【カリュドーンボア・アルテミシア】を使用し、カリュドーンの猪を象った植物の怪物を作り出します。
カリュドーンの猪の突撃で未だ数の多いアルテミス・アーチャーをまとめて轢き潰し、蹂躙しましょう。
狩猟の女神の名を騙るだけのお前たちなど、怪物に踏み潰されるのが似合いです。
数が多い相手には【グロリアス】が効果的。弱った敵を倒し、反撃の傷は【グロリアス】で癒すことで長時間戦い、残りを殲滅しましょう。
反撃の魅了は愛する人から貰った「不朽薔薇の花冠」の加護を胸に、矢を三相の杖とカリュドーンの猪の牙で弾きます。
「アーレスの玉座」まではあと僅か……このまま殲滅しましょう。
「神々に力を乞うのであれば、そこには敬意と畏怖があるべきです。その心無しに神々と対話をすれば、その不遜へと罰が下る」
敵集団に向けて堂々とそう宣言するのは儀式場外苑部の護衛を殲滅したうちの片割れ、クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)だ。
「何を言うかと思えば、私達姉妹は女神の力を使える存在だぞ。そうだろう、我が姉妹よ! なぜ答えない!」
「ははは、お前の力も私の力となれ!」
「くっ……」
クロエの言葉にトループス級亜人『アルテミス・アーチャー』は嗤う。とはいえ、仲間同士の相争う中なので、その言葉がさらに続くことはなかった。
「……と、「オリンポス」のような偽神に勝利しただけで、自らを神々よりも上だと吹聴するお前たちには馬耳東風ですね」
その言葉その様子を見て、クロエは嘆息しつつ、そう言った。
であれば、もはや言葉を交わす意味もない。
「種子に宿るは我が煩悶、芽吹け『カリュドーンボア・アルテミシア』!」
故に、クロエはパラドクスを発動する。
掲げられたヨモギの種子に注がれるは魔力と煩悶の感情。
それを受けたヨモギの種子は急成長を始め、瞬く間にギリシャ神話の生物『カリュドーンの猪』を象った植物の怪物へと変じていく。
「狩猟の女神の名を騙るだけのお前たちなど、怪物に踏み潰されるのが似合いです」
『カリュドーンの猪』を象った植物の怪物が素早い動きで突進し、『アルテミス・アーチャー』を薙ぎ倒し、轢き潰さんと迫る。
「くっ!」
『アルテミス・アーチャー』は素早く舞いを踊りながら弓を射かける。
その恐るべし舞いによる魅了をクロエは英雄と仰ぐ愛する人からもらった『不朽薔薇の花冠』に触れて、愛する人を思い出すことで抵抗する。
続く矢が『カリュドーンの猪』を象った植物の怪物と衝突し、時空が軋みを上げる。
弾かれた矢が僅かにクロエを掠め、ダメージを与えるが、直後、『アルテミス・アーチャー』を『カリュドーンの猪』を象った植物の怪物が吹き飛ばすことでその傷は僅かに回復する。
これもまた、彼女の愛する人が用意した残留効果【グロリアス】の賜物である。
「『アーレスの玉座』まではあと僅か……このまま殲滅しましょう」
こんなところでは止まっていられない。
故に『カリュドーンの猪』を象った植物の怪物は『アルテミス・アーチャー』を蹂躙する事を止めない。
周囲のディアボロスとも連携しつつ、確実に『アルテミス・アーチャー』は殲滅されていったのであった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【照明】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
玉座まで接近してきたディアボロス達。
その前にある一体のアヴァタール級亜人が姿を現す。
「ディアボロスね……。あなた達も私が玉座を手に入れる邪魔をしにきたのね」
その目は血走り、狂乱に満ちている。
だが、流石はここまで進化をしているだけのことはあるのだろう、まだ僅かに自我が残っているようだ。
「あぁ、哀れな我が同胞達。あなた達の犠牲は無駄にしない。この力こそオリンポスの戦神アーレスの力! この力さえあれば、私はもう誰にも殺されずに済む!」
だから、玉座への道を阻もうとするディアボロスにも負けない、と。
その亜人は武器を構える。
彼女の名は『タウリケのイーピゲネイア』。
彼女を玉座に至らせないためにも、ここで彼女を倒してしまわなくては。
ディアナ・レーヴェ
「誰にも殺されずに済む」なんて発言に首を傾げ、そして一拍遅れて納得する。
タウリケのイーピゲネイア、そして牝鹿――そっか、あなたってそもそもこの儀式がなくても『生贄』なのね。
(呟く。少しだけ憐れむように。…父親に殺される娘ってのは、そうよね。……嫌、ね)
(でも)(撃たない理由には、ならない)
【悪路難渋の計】使用。ただでさえ狂乱に満ちた相手、挑発して冷静さを失わせる事は容易いんじゃない?
――殺されたくないなんて、結構あなた臆病なのね!そんな事を恐れるなら、大人しく女神アルテミスにでも祈って震えていれば?
…哀れねえ。こうして私達の前に自ら姿を現すなんて、あなたって生来の『生贄』気質――。
(我ながら悪役めいた挑発は、どうあっても『殺す者』である自分を自分に再確認させる意味もある。例え聖水の力に苛まれても私は「敵を殺す」存在であり、いつか力及ばず「殺される」事こそありえても、間違っても大人しく贄になる女ではない!)
(滴る水を払い)あら、液体洗剤ありがとね!おかげで軍服のシミが綺麗になりそうっ!
「あぁ、哀れな我が同胞達。あなた達の犠牲は無駄にしない。この力こそオリンポスの戦神アーレスの力! この力さえあれば、私はもう誰にも殺されずに済む!」
アヴァタール級亜人『タウリケのイーピゲネイア』。ディアボロスを見て発言した一連のセリフ。その最後の一言はディアボロス達に様々な感情を与えた。
「タウリケのイーピゲネイア、そして牝鹿――そっか、あなたってそもそもこの儀式がなくても『生贄』なのね」
一瞬首を傾げてから、一拍遅れて納得の表情をしながらそう呟くのはディアナ・レーヴェ(銀弾全弾雨霰・g05579)だ。
ギリシャ神話に語られるイーピゲネイアといえば、生贄に捧げられる悲劇の王女だ。勿論、これはその名前を冠した亜人に過ぎないが。
(「……父親に殺される娘ってのは、そうよね。……嫌、ね」)
しかし、とディアナは思う。
(「撃たない理由には、ならない」)
だから、ディアナは戦いの準備を開始する。
「――殺されたくないなんて、結構あなた臆病なのね!そんな事を恐れるなら、大人しく女神アルテミスにでも祈って震えていれば?」
ディアナが口を開く。
「えぇ、私は臆病。この儀式でもなければすぐに死んでいたでしょう。ですが、今は違います」
ディアボロスにだって負けない、と『タウリケのイーピゲネイア』はその刃を手に戦闘態勢を取る。
「……哀れねえ。こうして私達の前に自ら姿を現すなんて、あなたって生来の『生贄』気質――」
挑発は効いている、とディアナは挑発を続ける。
自分でも悪役めいた挑発だと思うこれは、ディアナが自分自身がどうあっても『殺す者』である自分を自分に再確認させる意味もある。
ディアナに向けて突撃する『タウリケのイーピゲネイア』。その進路に待ち受けるのは雷管と爆薬をくみわせた簡易トラップ群。
「罠!?」
「誘い込まれた時点であなたの失策よ!」
驚愕する『タウリケのイーピゲネイア』。その隙を逃さず、ディアナの『火砲』による砲撃が飛ぶ。
「くっ、こ、こんな……、私は強くなったのに……」
『タウリケのイーピゲネイア』は儀式の開始を告げる清めの水をディアナへと振りかける。
それは「亜人のために生贄に捧げられるのは栄誉あることである」という強い意識を植え込むもの。
けれど。
(「例え聖水の力に苛まれても私は「敵を殺す」存在であり、いつか力及ばず「殺される」事こそありえても、間違っても大人しく贄になる女ではない!」)
悪役めいた挑発による自己暗示の効果もあり、ディアナにはほとんど効かなかった。
「あら、液体洗剤ありがとね!おかげで軍服のシミが綺麗になりそうっ!」
滴る水を払いながら、ディアナがそう言って笑う。
『タウリケのイーピゲネイア』の狂乱は高まり、頭に血が上り、その狙いがディアナへと収束していく。
今が攻撃のチャンスだ。
🎖️🎖️🎖️🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
神坂・雷
(連携アドリブ歓迎)
(「誰にも殺されずに済む」と聞いて、少し複雑そうな表情を見せる)
(…でも、そう願うのはおかしくなくても、これは多分、やっちゃダメなやつだ。ダメなんだと、思いたい)
よーし、ジャマするぞー。
いっしょに戦う仲間とは、声かけたりして協力するぞ
おたがい、見えないとことかカバーしあって動く
敵のまわりをうろちょろして、動きとかもよく見て、クセとか見つけたら仲間に教える
そんで、ぶん殴れるチャンスをみつけたら【狼突猛進】で思いっきりぶんなぐるぞー!
【ダメージアップ】【能力値アップ】も使わせてもらって、全力だ!
って、わー!なにすんだよう!…水?
(浄めの水を振りかけられて、ふっと表情が抜け落ちる)
…そっか。おれ、――を、おなかいっぱいに、してあげないと。
おれを全部あげたら、よろこんでくれる…?
(無防備に敵の前に出て、武器を落として、跪いて首を垂れたところで我に返る)
(それは、「やっちゃダメなやつ」だ)
…おまえヤなヤツだな!おれおこった!すごくおこった!
ゆるさねーぞ!おもいっきりぶんなぐる!
凍雲・雪那
……誰にも、殺されずに、済むだと?
それを。貴様が。
多くを踏み潰し、多くを刈り取り、悉くに死を振り撒いた、貴様等亜人が、宣うか。
例え、貴様が何処の誰の名を冠そうが、知った事では無い。
――死に晒せ、亜人。ボクが、貴様の死だ。
激情のまま、ネメシス形態に変貌。
憤りはあれど、逸りはしない。味方との連携は、ボク達の立派な武器の一つ、だからね。
味方と息を合わせて、敵が隙を晒す瞬間を待つ。
この氷の巨腕を振り回せば、それだけで十分な威圧と阻害になる。
ほんの僅か、一瞬の隙でも、それで充分。
その間隙に、殺意を叩き込んで強引に動きを封じ、この巨腕に見合ったサイズの氷の剣を生み出し、吶喊。
祭壇への拘束があったとしても、強引に引き千切って接近するよ。
そして、斬り潰す。死ね。
僅かに時間は遡り、アヴァタール級亜人『タウリケのイーピゲネイア』が発した件のセリフへ。
「誰にも殺されずに済む」と言う言葉に少し複雑そうな表情を見せるのは元気いっぱいなウェアウルフのディアボロス、神坂・雷(赤雷・g11092)だ。
(「……でも、そう願うのはおかしくなくても、これは多分、やっちゃダメなやつだ。ダメなんだと、思いたい」)
だから。
「よーし、ジャマするぞー」
そう決めた雷は攻撃の機会を伺う。
それはすぐに訪れた。ディアナ・レーヴェ(銀弾全弾雨霰・g05579)が挑発によって敵の行動を宣言し罠にかけたのだ。
「ぶっとべー!」
巨大な『つるはし』の一撃を雷は『タウリケのイーピゲネイア』に叩き込む。
「こちらにもですか……」
咄嗟に『タウリケのイーピゲネイア』は生贄の儀式の始めとなる浄めの水を振りかける。
「って、わー!なにすんだよう! ……水?」
ふっと表情が抜け落ちる雷。
「……そっか。おれ、――を、おなかいっぱいに、してあげないと。おれを全部あげたら、よろこんでくれる……?」
無防備に敵の前に出て、跪き、首を垂れる。からんと、『つるはし』が取り落とされる。
直後。
(「それは、「やっちゃダメなやつ」だ」)
その音で意識を取り戻した。
「…おまえヤなヤツだな! おれおこった! すごくおこった! ゆるさねーぞ! おもいっきりぶんなぐる!」
「なに、このディアボロスにも、効かない?」
ディアナに注視していた状態からの咄嗟のパラドクスはそれだけ威力が落ちると言う事なのだが、頭に血が上り狂乱する『タウリケのイーピゲネイア』には分からない。
そして、その困惑こそが、致命的な隙だった。
「いざ、天壌無窮の果てまでも――ぶった斬れろォ!!!」
肉体が自壊する程の魔力による身体強化を己に付与し吶喊してきたのは凍雲・雪那(報仇雪恨の皓巫姫・g07783)。
「……誰にも、殺されずに、済むだと? それを。貴様が。多くを踏み潰し、多くを刈り取り、悉くに死を振り撒いた、貴様等亜人が、宣うか」
ディアナや雷と違い、雪那のその表情に同情の色はない。むしろ、激情により、その姿はネメシス形態へと変化し、大きな角に皮膜の翼、そして先端の凍った尻尾、何より目を惹くのは氷でできた巨大な右腕の爪、とその姿はまるで氷の悪魔のよう。
「例え、貴様が何処の誰の名を冠そうが、知った事では無い。――死に晒せ、亜人。ボクが、貴様の死だ」
巨大な氷の腕に見合うだけの蒼氷の巨剣。それが、彼女のパラドクス『鏖滅弑䨩斬 ‐雷霆殺し‐』だ。
「く、くるな!」
『タウリケのイーピゲネイア』も咄嗟に反撃のパラドクスを発動し、祭壇を召喚。そこへ雪那を縛りつけようとするが、やはり咄嗟のパラドクスでは意味は薄い。
時空が軋みをあげ、雪那はそれを強引に引きちぎる。
「そして、斬り潰す。死ね」
鋭い蒼氷の巨剣の斬撃が、『タウリケのイーピゲネイア』に強烈な痛打を与えた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
エイレーネ・エピケフィシア
力さえあれば誰にも殺されはしない、などという儚い期待は捨て去りなさい
敵がどれだけ強かろうと、わたし達は命を救うために戦い、勝利します
断片の王やそれに比する力を持つ者であっても同じことです
尤も、この儀式を見逃す理由はありません
怪物よ!望んだ力を得ることなく果てなさい!
儀式をここまで生き延びたアヴァタール級は強敵でしょう
仲間と敵を取り囲み、常に違う方向から攻め立てられるように
誰かが集中攻撃を受けそうな時はすぐに攻撃を差し込み、注意を惹き付けます
《神護の長槍》の穂先に雷光を灯し、『邪悪を砕く雷霆の槍』として投擲
敵にまだ余力があり直撃を外される場合でも、雷の拡散で確実に手傷を
敵が消耗してきているなら、隙を見て胸に槍を突き刺し、体内を稲妻で焼き払い決定打を与えます
敵が振り掛ける水は《神護の輝盾》で防ぎ、勇気と闘志を奮い起こして精神への干渉を乗り越えます
ふむ、確かに生け贄は名誉なのかもしれません、が……
暴君の支配を破り、都市と人々の平和を護り抜くための戦いの栄光と比べれば、大したことはありませんね!
クロエ・アルニティコス
お前の言うことはある種正しい。
力を持つ他者よりも強い力を持ち、殺しに来る者を殺し、奪いに来る者から奪い。そうして生きていけば何者にも害されることはありません。
そんな生き方が続くはずがない、という前提を除けばですが。
力を誇り、殺し、奪って生きる者はより強い力を持つ者に殺し奪われる。
それがこの蹂躙戦記イスカンダルに振りかかっている。
それでもなお殺し奪って生きようと言うのであれば……お前もこの蹂躙戦記イスカンダルとともに滅びなさい。
【ヒュドラ・アマランサス】を使用。ヒュドラを象った植物の怪物を作り出します。
仲間とは別の方向から攻撃を行い、他の復讐者が注意を引き付けた時には効果的な一撃を狙い、こちらに注意が向いている時には他の復讐者が効果的な一撃を入れられるよう大ぶりの攻撃で更に注意を引くようにして戦います。
タウリケのイーピゲネイアの刃で切られようと私の魔力で再生を続けるヒュドラの多頭でタウリケのイーピゲネイアに食らいつかせ、呑み込ませましょう。
人も魔女も、隣人を蔑ろには生きていけないのですよ。
一連の攻撃が終わり、一瞬の睨み合いの時間が生まれる。
「お前の言うことはある種正しい。力を持つ他者よりも強い力を持ち、殺しに来る者を殺し、奪いに来る者から奪い。そうして生きていけば何者にも害されることはありません」
そんな時間の中、先程のアヴァタール級亜人『タウリケのイーピゲネイア』の言葉にクロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)が首肯する。
「そんな生き方が続くはずがない、という前提を除けば、ですが」
だが、クロエの肯定には続きがあった。
「力を誇り、殺し、奪って生きる者はより強い力を持つ者に殺し奪われる。それがこの蹂躙戦記イスカンダルに振りかかっている」
より強いものに『蹂躙戦記イスカンダル』も殺し奪われるのだ、と。
「えぇ、力さえあれば誰にも殺されはしない、などという儚い期待は捨て去りなさい。敵がどれだけ強かろうと、わたし達は命を救うために戦い、勝利します。断片の王やそれに比する力を持つ者であっても同じことです」
その言葉にエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)も頷く。
「それでもなお殺し奪って生きようと言うのであれば……お前もこの蹂躙戦記イスカンダルとともに滅びなさい」
「尤も、この儀式を見逃す理由はありません。怪物よ! 望んだ力を得ることなく果てなさい!」
クロエとエイレーネの言葉が終わる。
2人は周囲の仲間と連携し周囲を囲むように広がりつつ、攻撃の機会を伺う。
「種子に宿るは我が憎悪、芽吹け『ヒュドラ・アマランサス』!」
先手を取ったのはクロエ。
というのも、2人の言葉にすっかり精神的優位を失った『タウリケのイーピゲネイア』は狂乱に身を任せつつ周囲を警戒しており、攻撃の隙を作り出すのが難しかったため、自ら攻めることで、攻撃の隙を作り出そうとしたのだ。
掲げられたアマランサスの種子に魔力と憎悪が注ぎ込まれ、急成長を始める。
その姿はギリシャ神話で語られる怪物 『ヒュドラ』を象った植物の怪物へと姿を変じさせていく。
クロエは『ヒュドラ』を象った植物の怪物にあえて大袈裟な大ぶりの攻撃を披露する。
こうすることで、『タウリケのイーピゲネイア』の注意を惹きつける作戦だ。
「こ、こちらからくるのですね!」
その作戦は見事にハマり、『タウリケのイーピゲネイア』はまんまとクロエの方に向き直った。
『タウリケのイーピゲネイア』も反撃としてパラドクスを発動、クロエを祭壇に拘束し、手にした刃で襲いかかる。
だが、クロエと『タウリケのイーピゲネイア』の間には『ヒュドラ』を象った植物の怪物がおり、道を阻む。
『ヒュドラ』を象った植物の怪物と手にした刃がぶつかり合い、時空が軋みを上げる。
「聖なる槍よ、邪悪を砕く雷光を灯せ!」
そして、その攻防が生み出す一瞬の隙をエイレーネは見逃さない。
『神護の長槍』の穂先に雷光を灯し、パラドクス『邪悪を砕く雷霆の槍』が発動する。
隙をついて投擲された槍は綺麗に『タウリケのイーピゲネイア』に直撃する。
その穂先からは激しい雷撃が放出され、『タウリケのイーピゲネイア』の体内を猛烈な放電で蹂躙し、その身を焼き尽くしていった。
「人も魔女も、隣人を蔑ろには生きていけないのですよ」
もしクロエが、エイレーネが一人なら、この勝ち方は出来なかっただろう。
だが、二人だから出来た。
この勝利はディアボロス達の連携による見事な勝利と言えるだろう。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!