『プロメテウス』の炎(作者 一条もえる
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#蹂躙戦記イスカンダル  #ボスポラス海峡、アッタロス撃破作戦  #イスタンブール  #カルケドン  #アッタロス  #プロメテウス 

●『蹂躙戦記イスカンダル』・ボスポラス海峡
 ビザンチウムからカルケドンへと向かうその船は、軍船というにしてもあまりに豪奢であった。
 船縁は貼られた黄金で意匠が描かれ、陽光を反射してキラキラと輝く。帆はその主を示したものか、燃え上がる翼が鮮やかに染め上げられていた。
 その主こそ、ジェネラル級亜人・アッタロスである。
「ビザンチウムの奴らの弱腰には、辟易するな」
 進行方向にある古代都市を睨んだまま、アッタロスは鼻を鳴らした。
「カルケドンはディアボロスの攻撃を受けているから、待つように……だと?
 馬鹿馬鹿しい! ディアボロスなど、『プロメテウス』の力を振るう、私の前には塵芥も同然」
 アッタロスは天を見上げ、炎の翼を大きく広げた。
「私自らが赴けばよいのだ!」
 アッタロスの翼が『黄金の光』を放つ。すると、炎の中に男神の顔が浮かび上がった。しかしそれは一瞬のことで、その顔は何も言わずにかき消えてしまう。
「しかし、アッタロス様」
 得意げに笑みを漏らすアッタロスに、傍らに控えていたオークファランクス兵が声をかけた。
「軍勢から先行しすぎているのは、危険ではないでしょうか?
 大王様は、全軍を率いてペルガモンに戻れと仰っていましたが」
 この軍船に乗っているのは、アッタロスの護衛を務めるファランクス兵のみである。時間を惜しんだアッタロスは他の部隊に進軍を知らせると、それらが慌ただしく準備を整えるのを待たずして出発したのだ。
 しかしアッタロスは配下の懸念を笑い飛ばし、
「あいつらは、私の指示通り後方からついてきている。つまり、私の指揮下にあるのだ。ならば全軍を率いているとも言えるだろう」
「ですが……」
「くどい! そもそも、軍勢がいなければ、この私が危険になるとでもいうのか? 戦いにかけては、イスカンダル大王に次ぐナンバー2である私が?」
「い、いえ」
「そのとおり。そんなはずがあるわけがなかろう」
 満足げに頷いたアッタロスは、再び前方へと視線を移した。

●『最終人類史』・新宿島
「やりましたな」
 ディアボロスたちの前に姿を現した許・伯隼(人間の無双武人・g03617)は、穏やかに微笑んだ。
「敵将・アッタロスが帰還する前に、古代都市カルケドンの要塞を制圧できたことは実に重畳。
 祝杯といきたいところですが、戦いはまだこれからです。茶でお許しくだされ」
 と、伯隼は香気の立ち昇る茶杯を勧めた。
「カルケドン市街の制圧にはまだ時間が掛かりそうですが、アッタロスを迎え撃つには十分な態勢と言えましょう。
 調べによれば、アッタロスはビザンチウムから船でカルケドンへと向かっている模様です。この途上で奇襲をかけ、かの将を討ち果たしましょう」
 そう言って伯隼は、絵図の一点を指し示した。その場所こそ、ボスポラス海峡の中間地点であった。
「海峡は広いところでも10里(約4000m)に満たず、狭ければわずかに2里(約800m)。
 この瞬間を見逃すわけには参りませぬ」

「敵将・アッタロスは自らをイスカンダル大王に次ぐ剛勇の持ち主だと誇っているようですが……」
 伯隼は苦笑しつつ、顎を撫でる。
「いや、侮れぬ敵だということに変わりはありませぬ。ただ、自身が豪語するほどの強者かといえば、どうでござろう?」
 というのは、アッタロスの強さを支えているのが、『プロメテウス』というギガントマキアの神の力らしい。
「これまで我々が戦ってきた他のジェネラル級亜人と比べて、格段に武勇に優れているということもありませぬ。むしろ『プロメテウス』がなければ、他のジェネラル級より一段劣るでしょうな。
 それがわからぬアッタロスは、自惚れが過ぎると言えましょう。我々の奇襲を受けても不利とは思わず、迎え撃つつもりでしょう。そこに付けいる隙があります」
 アッタロス自身は比較的に与しやすい相手とも言えようが、その麾下の兵を忘れてはならない。
「ビザンチウムには亜人どもの大軍が駐留しております。我々がアッタロスを襲撃したことに気づけば、亜人どもは全力で救援に向かうでしょう。
 その兵を退けることが出来なければ、アッタロスに逃走の機会を与えてしまうことにもなるでしょう。来援する敵兵を退けつつ、敵将へと向かわねばなりませぬ」

「アッタロスは、先の奪還戦のように大きな戦いでは常に後方に置かれています。これは、戦力としてはさほど期待されておらぬからでしょうか……?」
 伯隼はそう言って、またしても顎を撫でた。思案するときにも、この癖が出る。
「たとえ武勇において一段劣っていたとしても。これまでの戦いで多くの将を失い、イスカンダル大王とて余力はありますまい。それにも関わらずアッタロスを最前線に出さぬのは……その身の安全に気を配っている、とも見えますな」
 ディアボロスたちの視線が集まっていることに気づいた伯隼はかぶりを振り、
「いえ、根拠はありませぬ。
 しかし仮にそうだとすれば、アッタロスが重視される理由が、なにかあるのやもしれませぬ。それを聞き出せればよいのですが……」
 しばらく目を閉じた伯隼は、
「乗ずる隙があるとすれば、敵将が驕慢であるというところですか。
 もっとも、その悪癖はイスカンダル大王も承知しておるでしょうからな。果たして、敵将の話にどれほどの信憑性があるか……」
 それ以上は考えても詮無きことと、伯隼は一同に視線を向け直した。
「アッタロスを討ち果たせば、その救援に失敗した兵も彼の地に留まる理由はなくなり、ビザンチウムから撤退することでしょう。
 ビザンチウムを制圧する好機でもあります。くれぐれも、油断なされぬよう」
 そう言って伯隼は席を立ち、深々と頭を垂れた。

●『蹂躙戦記イスカンダル』・ビザンチウム
「アッタロス様は、ずいぶんとお急ぎのようね」
 ビザンチウムに籠もるアルテミス・アーチャーどもは、慌ただしく岸を離れたアッタロスの船を見送って首をかしげた。
「そもそも、アッタロス様の軍はどこにいるの?」
「軍は後からくるそうよ。でも、それなら私たちを護衛として連れてくださればよいのに」
「まったく。でも、アッタロス様から直々に『不要』と言われてしまっては……ね」
 そのようなやりとりをしていたところ、伝令が飛び込んできた。伝令はイスカンダル大王からの命令を携えている。
「大王様からの厳命である! アッタロス様の安全は、ビザンチウムの防衛よりも優先される、最重要命令である! 汝ら、くれぐれもアッタロス様を危険にさらすことなきよう!」
 その命令に、アルテミスどもはにわかにざわめいた。
「アッタロス様の船から、目を離すな!」
「何かあれば、すぐに助けに向かいます! 船の支度を!」
 アルテミスどもは忙しく駆け回り、停泊する無数の軍船はいつでも出航できるように準備を整えた。
「たとえ不要と言われ直接の護衛が出来ずとも、敵の襲撃があるのならば、救援に向かうのは私たちの責務! そして権利! 目の前でアッタロス様を討たれたとあっては、私たちアルテミス・アーチャーの名折れよ!
 総員、乗船して待機せよ!」


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【水源】
1
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【一刀両断】
1
意志が刃として具現化する世界となり、ディアボロスが24時間に「効果LV×1回」だけ、建造物の薄い壁や扉などの斬りやすい部分を、一撃で切断できるようになる。
【照明】
2
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【エアライド】
3
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【トラップ生成】
3
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【熱波の支配者】
1
ディアボロスが熱波を自在に操る世界になり、「効果LV×1.4km半径内」の気温を、「効果LV×14度」まで上昇可能になる。解除すると気温は元に戻る。
【断末魔動画】
2
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【スーパーGPS】
1
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【使い魔使役】
2
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【おいしくなあれ】
1
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。
【水中適応】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV6 / 【命中アップ】LV3 / 【ダメージアップ】LV8 / 【ガードアップ】LV2 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV2 / 【リザレクション】LV1 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【先行率アップ】LV3 / 【ドレイン】LV4 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

一条もえる
 こんにちは、一条です。
 古代都市カルケドンの要塞は、皆さんの迅速な攻撃でアッタロスが帰還する前に制圧することが出来ました。この機を逃さず、ペルガモンへと退こうとするアッタロスに奇襲を仕掛けましょう。
 この戦いは海上/船上での戦いとなりますので、相応の作戦をお願いします。
 まずは選択肢②から、ボスポラス海峡を航行するアッタロスの軍船に攻撃をかけましょう。護衛として引き連れているオークファランクス兵を撃破し、敵将・アッタロスへと迫ってください。
 しかしアッタロスの危機とみるや、ビザンチウムに駐留する守備隊アルテミス・アーチャーは、都市の防衛さえかなぐり捨てて救援に駆けつけます。このままでは、たとえ敵将を倒したとしても、この者どもによって身柄は確保され、逃走を許してしまうかもしれません。
 そうなってしまわぬよう、援兵を退けてください。敵は大軍ですが、そのすべてを討ち取る必要はありません。アッタロスへの救援が間に合わなければよいのです。
 選択肢④において敵将・アッタロスを撃破すれば、皆さんの勝利です。敵将の操る『プロメテウス』の力は脅威ですが、これまで数々の敵将と渡り合ってきた皆さんならば撃破できるでしょう。
 選択肢①は奇襲の成功後(選択肢②のリプレイがひとつでも執筆された後)であれば、いつでも選ぶことが出来ます。アッタロスに言いたいことや引き出したい情報があれば、活用してください。ただし、素直に答えてくれるとは限りません。うまく、敵将の口を軽くしてください。

 これが、一条もえるにとってちょうど100本目のシナリオとなります! たくさん書いたような、もっと書けというような……ともあれ、今後も燃えるリプレイをお見せできるよう、頑張ります。
 では、今回も燃えるプレイングをお待ちしています。
 いつも感想、ありがとうございます。一言でも長文でもとても励みになりますので、よろしければぜひ。
42

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


飛鳥・遊里
奇襲をかけるなら、相手がこちらに気が付いた時には大勢が決してる状況にしたいな。なので俺は、戦闘用バイク【テンザン】で、水面を『走って』強襲をかける(水面走行使用)

アクセルを全開で吹かし、最高速度で敵群を捕捉、その勢いのまま、まずは【レールガン】で号砲代わりに一撃をかます

敵がこちらを認識し、臨戦態勢をとるまでの間にレールガンを乱射し、敵の陣形をできる限り乱す

そのまま敵中に突入し、レールガンを投棄、【バトルスパナ】に持ち替え、乱戦に持ち込む。バイクの機動力を活かして敵を翻弄し、バトルスパナで片っ端からぶっ叩いていく。敵の反撃は多少のダメージ覚悟でバイクの車体そのものをぶつけて跳ね飛ばす。とにかく立ち止まったらダメだ。常に動き回り、連中に思考する時間を与えず、場を混乱に陥れる。こうしておけば、後続の仲間も戦いやすくなるだろう

戦闘中は、わざとアクセルを爆音で吹かし、敵を煽ることも忘れない。さあさあ、リサイクル屋のお通りだ!違法操業船をスクラップにしに来ましたってな!


エイレーネ・エピケフィシア
愛するクロエ様(g08917)をディフェンスし共闘

オリンポス。それがギガントマキアのクロノヴェーダ種族の名でしたか
人類に火を与え、文明の礎を築いたプロメーテウス神を騙る者……残滓とはいえ許せませんね
偽神の力を宿すアッタロスが更なる暴威を振るう前に、過たず討ち果たしましょう

【水面走行】状態で先行する仲間が注目を集める間に、【水中適応】で海中を泳ぎ密かに敵に接近します
真っ向からの突撃に応戦する間に海中から奇襲されれば、容易には対応できないはずです

戦闘の混乱に紛れて水中から姿を現すと共に『荒波起こす憤怒の暴風』を発動
吹き荒れる嵐で海を揺るがして荒波を呼び起こし、敵群を激しい波風で呑み込んで水底に沈めていきます
攻め立てる間もクロエ様と互いの背を護り合い、それぞれの死角からの攻撃を捌き、自分たちの損害を抑えながら敵には深い手傷を負わせましょう
恨むのなら、愚将の采配を恨むのですね!

伸び来るスパイクは≪神護の輝盾≫で防御
突撃の勢いが乗った棘に腕を貫通されないよう、受ける部分は盾の中心から少しずらします


クロエ・アルニティコス
愛するエイレーネ(g08936)をディフェンスし、共に戦います

予兆で見たイスカンダルの「オリンポスの利用」もその意味とすると、少し具体的になってきますね。
神を僭称する者もその力を振るう者も打ち倒し、オリンポスへと辿り着きましょう。

エイレーネとともに【水中適応】で水中を進みます。
水中からでも水上の様子がよく見えるよう、【完全視界】を発動させておき、水上の敵の不意を衝けるタイミングと場所を選び水面へと移動、攻撃を行います。
エイレーネが仕掛けた攻撃に続き、【イオニアンオウル】を使用、フクロウ型の水塊の突撃でまだ水上に残る亜人どもを沈めていきましょう。
奇襲後も油断はせずエイレーネへと背を任せて戦闘。フクロウを操り敵を攻撃するとともに、私の視界内でエイレーネへと向かう攻撃も打ち払い守り合います。

敵の反撃の伸縮するサリッサはイオニアンオウルを槍の柄へ突進させ逸らすか、私やエイレーネまで届きそうなら三相の杖で払い防ぎます。

のこのこと出てくるとは思っていませんでした。
この海峡が、お前たちの最期の地です。


シエルシーシャ・クリスタ
アドリブ・連携は歓迎、ヴェルチ(g03614)と一緒に参加

やたらカラフルに燃え盛ってる自信過剰なお猿さん、ってだけならいいんだけど、持ち合わせてる力自体は厄介なんだね。
殺せるときに仕留めておかないと。

まずは取り巻きを始末しよう。
ボス猿の性格的には余裕綽々で見てそうだから、横槍はそんなに気にしなくて良さそう。
【水面走行】【フライトドローン】を借りて、遊里が派手に戦ってる中、ドローンの群の陰に隠れて忍び寄ろうとしてる……という風に見せかけよう。
浅知恵の奇襲を見抜いたと調子に乗ってくれたら狙い通り。水中組が見つかる可能性がさらに低くなる。なるべく悔しがって見せてやろう。

一回見つかった後はせいぜい目立とう。ドローンを足場に【エアライド】も使って跳ね回って、密集陣形の頭上から強襲するよ。
妖精さんには強襲のタイミングで敵の陣形の中に滑り込んで暴れて気を惹いてもらって、纏まりを乱して少しでも反撃の危険度を下げてもらえたら。
盾があっても無策で突っ込むのは厳しいからね。


ヴェルチ・アリ
シエル(g01847)と共に参加。

どうやら、よっぽど自信があるらしい。良いだろう。その力、その炎。真正面から、文字通り試させてもらおう。

とはいえ、シエルの言う通り周囲の取り巻きがまずは邪魔だ。それを焼き払い、一気に本命までの道を開くとしよう。

【水面走行】を使い、脚から炎をジェット噴射させ、ジェットスキーの様に水面を走るように動く。
【火炎使い】を使い、敵を豪快に焼き払い、燃やし尽くす。
【フライトドローン】を使い、ドローンを展開。ドローンに気を取られた相手を奇襲しようとしている自分、を演出する。


ドローンを展開、そしてその影に隠れて僕達も突撃する!…ってのはまぁ、単純なブラフで。本命の奇襲は水の中だ。

だから、バレてしまったら、あちゃーって顔をした後に、こういえばいい。
「…なんてね」。

後は奇襲が成功してしまえば、広範囲を焼き払い、燃やし尽くす。銃弾を使う関係上、シエルの援護に回ろう。いざというときはカバーリングも出来るように。

アドリブ、絡みを歓迎します。


凍雲・雪那
ん。わざわざ孤立してくれるとは、助かるね。
その傲岸のツケは、貴様の命で支払って貰おうか。
まあ、まずは邪魔な雑兵からだけど。

【水中適応】を発動。どちらかというと、船上の戦いで、海に落ちてもリカバリが効くように、が本命だけど……
奇襲にだって、充分使える。
船上のファランクス兵に向けて、パラドクスを発動。
氷の投擲槍を海中から勢い良く投げ放ち、敵を貫くと同時に凍結させ、葬るよ。
盾で防ごうが槍で弾こうが、着弾と同時に周囲を纏めて凍結させる、このパラドクスの前では無意味。守りの上から、叩き潰すよ。

船上に乗り込んだ後も、氷の槍でファランクス兵とやりあうよ。
海に突き落とせば、海水を凍らせて檻に出来る。そのまま沈めば、二度と浮かび上がってこれまい。

御大層な炎だな。
オリンポスだか、プロメテウスだか。そんなもの、どうだっていいんだよ。
貴様は亜人だ。故に殺す。


「それ、急げ! 私が来たからには、カルケドンを奪ったつもりのディアボロスどもなど瞬く間に打ち破ってくれよう!」
 潮風を浴びつつ、アッタロスは旺盛な戦意をむき出しにしていた。その視線は海峡の対岸を見据えているが、脳裏にはすでにディアボロスを打ち倒し、その功をイスカンダル大王に称えられている自身の姿を思い浮かべていた。
 それ故に、前方の異常に気づいたのは配下のオークファランクス兵どもの方が先であった。
「なんだ、あれは!」
「奇襲をかけるなら、相手がこちらに気づいた時には大勢が決している状況にしたいな」
 戦闘用バイク『テンザン』に跨った飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)は呟きながら、アクセルを全開に敵船へと迫っていた。激しく波飛沫がたち、白く一直線に伸びる。
「飛鳥遊里、吶喊する!」
「敵……ッ!」
 ファランクス兵は「敵襲」と叫びたかったのであろうが、それよりも早く、遊里の構えた『レールガン』から砲弾が放たれた。ファランクス兵は喉元を貫かれ、口から出たのは血の泡だけであった。
「うぬッ!」
 ファランクス兵どもは急ぎ陣形を整えようとするが、再び放たれた杭状の砲弾は、その兵の肩肉をごッそりと抉り取る。
「敵襲ッ! 蹴散らせッ!」
 ファランクス兵どもは隊列を成して丸盾を構え、右舷へと向かった遊里を目がけて舷側からそれを繰り出した。飛び込まんとしていた遊里は車体をバンクさせてそれを避け、膝で海面をこすりながらUターンする。
 それと時を同じくして無数の銃弾が襲いかかる。敵群は慌てて丸盾を構えて身を竦めた。そして気づいたときには、周囲を【フライトドローン】に囲まれていた。
「むむッ!」
 ファランクス兵どもがサリッサを繰り出してそれを撃ち落としていると、アッタロスが声を張り上げる。
「気を取られるな! それ、忍び寄ってくる者がいるぞ!」
 敵将の言う通り、無数のドローンを目眩ましにして敵船へと迫っていたのは、シエルシーシャ・クリスタ(水妖の巫・g01847)とヴェルチ・アリ(GE-■■・SOL■■×××・g03614)であった。
 ヴェルチは銃弾を放ち熱を帯びた銃身に息を吹きつつ、敵に見つかると、
「あちゃーッ」
 と、首をすくめた。
「あぁ、見つかった……」
 シエルシーシャも大げさにかぶりを振って、肩を落とす。
「ははは、愚かなディアボロスよ! この私が、そのような稚拙な策にかかるとでも思ったか!」
 敵将が哄笑する様を見たふたりは、顔を見合わせて笑みを漏らす。ヴェルチは、意地悪く口の端を持ち上げた。
「……なんてね」
「なにぃ?」
 敵将が訝った、その瞬間である。
「dawn,break,inform,Yohualli Ehecatl,……Itzlacoliuhque」
 海中から飛び出したのは氷の槍であった。凍てつく灰焔を纏いながら飛ぶ槍はファランクス兵の喉元を貫き、そこから全身を一瞬のうちに凍結させた。その冷気の凄まじさたるや、落下した亜人の身体に触れた海水さえ、凍りついてしまうほどであった。
 海中から飛び出したのは、凍雲・雪那(報仇雪恨の皓巫姫・g07783)であった。
 雪那はそのまま船縁に飛び乗ると、
「ん。わざわざ孤立してくれるとは、助かるね」
 敵将・アッタロスを認めて目を細めた雪那は、続いてファランクス兵どもを見渡した。
「まぁ、まずは邪魔な雑兵からだけど」
 左舷からは、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)とクロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)が起った。
「女神の憤怒よ、荒波呼ぶ暴風となりて来たれ!」
 海中から姿を表したエイレーネは、高々と『神護の長槍』を掲げた。
 その祈りに応じて、荒ぶる女神は不埒な亜人どもへ怒りを表した。すなわち、凄まじい暴風が敵船を襲い、張られた帆を引き裂き、大きく船体を揺らす。そしてファランクス兵どもを吹き飛ばして、ある者は帆柱に叩きつけて頭蓋を砕き、あるいは上空から落下させて甲板に叩きつけた。
 風は大波も巻き起こす。その大波は、クロエの魔術によってさらに巨大に膨れ上がった。
 暴風に巻き上げられつつも海面に落下した者は幸いであるかと思われたが、そうではなかった。
 大きく膨れ上がった大波の姿は、フクロウの形を成していた。その嘴は、海面でもがくファランクス兵どもを散々に引き裂く。
「のこのこと出てくるとは思っていませんでした。この海峡が、お前たちの最期の地です」
「人類に火を与え、文明の礎を築いたプロメテウス神を騙る者……残滓とはいえ、許せません」
 クロエとエイレーネも、海面を蹴って船へと乗り込む。
「偽神の力を宿すあなたがさらなる暴威を振るう前に……過たず討ち果たしましょう!」
 と、エイレーネは槍の穂先を敵将に突きつけた。
 敵将はなにか言い返そうとしていたが、その言葉を爆音が遮る。
 盛り上がった海面を踏み台にして、遊里は『テンザン』をジャンプさせた。みごと甲板に着地した遊里はアクセルターンで敵群の方へと向きを変え、『レールガン』を放り投げると、長柄のスパナに持ち替える。
「さぁさぁ、リサイクル屋のお通りだ! 違法操業船をスクラップに来ました、ってな!」

 遊里は甲板を自在に走り回り、立ちはだかる兵を前輪を持ち上げて敵兵を轢く。そして傍らの兵にはスパナを叩きつけ、その額を割った。そのまま敵中を突っ切って駆け抜ける。
「ディアボロスどもめ! 者ども、下がっておれ! かくなる上はこの私が……!」
 自軍の混乱を見たアッタロスは、炎の剣を構えてディアボロスたちを睥睨した。
「お。アッタロスちゃん、やる気ですね?」
 仲間たちが奇襲する中、その囮となったヴェルチはシエルシーシャとともに敵船へと乗り込み、あとは強襲あるのみと暴れまわっていた。
 そのヴェルチが、火炎放射器の噴射口を敵将に向ける。
「どうやら、よっぽど自信があるらしい」
「やたらカラフルに燃え盛ってる自信過剰なお猿さん……ってだけならいいんだけど」
 シエルシーシャは、砕け壊れた数知れぬ砕片を手中で持ち遊びながら、肩をすくめた。
「持ち合わせてる力自体は、厄介なんだね。だから、殺せるときに仕留めておかないと」
「ですね。
 いいだろう。その力、その炎。真正面から、文字通り試させてもらおう」
 と、ヴェルチは目を細めたのだが。
「いけません! もしアッタロス様に万が一があっては……!」
 と、ファランクス兵どもがアッタロスを押し止める。
「私が、このような者どもに遅れを取ろうか!」
「万が一です、アッタロス様。本当に万が一……!」
「どうかお下がりを、ディアボロスなど、我々が!」
 と、盾を構えて槍を突き出し、将を守りつつ兵どもは押し寄せてくる。
「仕方ないね。まずは取り巻きをなんとかしよう」
「まぁ確かに、邪魔だしね」
 シエルシーシャとヴェルチが、敵群を迎え撃つ。
 不意を突かれたとはいえ、曲がりなりにもジェネラル級の護衛を務める精兵である。混乱の中でも密集隊形を作り、盾を揃えつつ襲いかかってきた。盾に据えられた棘は鋭く伸び、また盾と盾の間から、槍が繰り出される。
 それでもふたりは立て続けに襲い来る鋭鋒を防ぎ続けていたのだが……ついにその穂先が、シエルシーシャの脇腹を裂いた。
 敵はエイレーネとクロエの方にも迫っている。
 クロエの前に立ったエイレーネは、槍を振り回して次々と敵の槍を弾き返し、叩きつけられる盾の棘は、やはり盾を突き出して防いだ。
 しかし、踏ん張るためにわずかに足を止めた瞬間に、不運なことに敵の槍が繰り出されていた。肩から飛び散った鮮血が、背中合わせに敵を防いでいたクロエの頬に飛ぶ。
「エイレーネ!」
 敵兵のサリッサが伸び、ふたりに襲いかかろうとしていた。クロエは咄嗟に『三相の杖』を掲げ、それを弾く。
「大丈夫、浅手です」
 心配をかけぬよう、エイレーネは微笑んだ。
「さぁ、いきましょうクロエ様!」
 どうやら、クロエを安堵させるための嘘ではないらしい。エイレーネは勇躍して敵陣へと切り込んでいく。
 クロエも安心して、後に続いた。
 『蹂躙戦記イスカンダル』とオリンポスの関係も、少しずつ明らかになってきている。
「エイレーネ。神を僭称する者もその力を振るう者も打ち倒し、オリンポスへとたどり着きましょう」
「えぇ!」
 クロエの大波が敵兵を海へと叩き落とし、それでも踏みとどまった兵は、エイレーネの放つ暴風が吹き飛ばす。
 とうに帆は千切れ飛んでいる。そしてついに帆柱までもがへし折れて倒れ、アッタロスは慌ててそれを避けた。
「恨むのなら、愚将の采配を恨むのですね!」
 と、エイレーネは敵群を睥睨する。
 一方でシエルシーシャも、傷口を押さえながらも踏みとどまっていた。
 大丈夫、内臓までは傷ついていない。
「妖精さん!」
 自らを鼓舞するようにシエルシーシャは声を張り上げた。妖精は主の意図通りに敵の隊列へと飛び込み、それを追う敵兵どもの槍先は乱れた。
「シエル、援護する!」
 ヴェルチは敵兵の列に銃口を向け、引き金を引いた。
「持ってけ、フルバーストッ!」
 フルオートで発射される弾丸の反動は、容赦なく銃口を天へと跳ね上げる。しかしヴェルチはそれを押さえつけ、銃身が赤熱するまで引き金を引き続けた。その熱は炎となって燃え盛り、ヴェルチを昂らせる。
「さぁ!」
 その高揚のままに、声を張り上げた。
 シエルシーシャは空中を蹴って跳び上がり、敵陣へと飛び込む。
 呪詛はその掌中にあった砕片を繋ぎ止め、曲刀の記憶を引き出した。その名は『毀刀ディジー』。妖精に翻弄されて体勢を崩した敵兵を袈裟斬りにし、返す刀で、もう1匹の胴を薙ぐ。
「おのれッ!」
 敵兵は盾を叩きつけてきたが、身を翻したシエルシーシャはその腕を斬り落とし、喉元を貫いた。
「むむむむッ……!」
 配下が蹴散らされていくさまを見せられ、たまらず唸るアッタロス。
「アッタロス様のもとに、行かせてなるものかぁッ!」
 残されたオークファランクス兵は、体ごとぶつかるようにして雪那へと襲いかかってきた。
 煌びやかな兜は吹き飛んで禿げ頭が剥き出しになり、盾を持つ手には力がなくだらりと下がっている。
「うおおおおッ!」
「く……!」
 雪那の放った氷の槍が敵の右腕を凍てつかせ、粉砕した。しかし敵兵はそれでも前進し、両者はもつれ合うようにして海へと落下する。
 だが、海水は突如として凍てついて固まった。海中でもつれ合いながらも敵にとどめを刺し、船上へと戻ったのは、言うまでもなく雪那である。
「御大層な炎だな。オリンポスだか、プロメテウスだか……そんなもの、どうだっていいんだよ」
 雪那は敵将の放つ炎を横目に見て、鼻を鳴らす。
「貴様は亜人だ。故に、殺す。
 傲岸のツケは、貴様の命で支払ってもらおうか」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水面走行】LV1が発生!
【水中適応】LV2が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

 アッタロスの座乗する三段櫂船は、漕ぎ手でもあったオークファランクス兵どもを失い、帆柱をも失って海峡内を漂流し始めた。
 轟く砲声、鳴り響く銃声、吹き荒れる暴風、巻き上がる大波。そして怒号と断末魔の叫び……それはわずかに1kmほどしか離れていないビザンチウムに届かぬはずはなく、
「アッタロス様が危ない!」
 と、アルテミス・アーチャーどもは顔色を変えた。
「アッタロス様のお命は、なんとしても守らなければ! それが大王様のご命令でもある!」
 兵を満載した軍船が次々と岸から離れる。
「早く舫い綱を解け! ……えぇい!」
 中には出遅れた船もあり、アーチャーどもは綱をほどくのももどかしくそれを断ち切り、
「急げッ!」
 先を行く船を慌てて追いかけた。
飛鳥・遊里
「よし…動力チェック、エネルギーライン異常なしっと」

持ち込んだ動力甲冑を装備し次の戦闘に備える。増援が来るのは織り込み済み、連中が集結して陣形を整える前に電撃戦を仕掛け、各個撃破する!
フライトユニットのブースターに点火し、船上から【飛翔】で迅速に飛び立ち、空から強襲をかける

「出し惜しみはなしだ。最初から全力で飛ばしていくぞ!」

空に上がったら即座に【L-MAX】を発動。【レールガン】と【防弾シールド】を構え、こちらに駆けつけてきた敵に蒼い稲妻となって突撃をかける

【マルチレーダー】と動力甲冑の火器管制システムをリンクさせ、レールガンで精密射撃して敵を撃ち抜きながら縦横無尽に空を翔ける。時にはシールドで敵をぶっ叩き、時には電撃を纏った体当たりで吹っ飛ばし、敵に対応を絞らせないように飛び回る

反撃に対しては、シールド防御と、マルチレーダーと連動させた【迎撃ビット】を随伴させ対応。弓矢使いなら空中の俺はカモに見えるだろうけどな、空の俺に気を取られすぎて足元をお留守にしてると、痛い目を見るぞ?


エイレーネ・エピケフィシア
愛するクロエ様(g08917)をディフェンスし共闘

あの射手達もギガントマキアの遺産にまつわる者でしょうか?
正体が何にせよ……先走った将を追って、城壁を飛び出してくれたのは好都合です
狩猟の女神の名を穢す者どもに、どちらが獲物であるかを知らしめます!

慌ただしく軍船が動き出す間に【水面走行】で海岸に向けて疾駆
敵船が狭い海峡に入り込もうとして、十全に回避運動を取れない状況を狙って一気に叩きます
初撃の後は【パラドクス通信】で敵船の動きを仲間と共有
僚船に指示を出せるような練度の高い乗員がいる船を優先的に攻め、連携を絶ちましょう

船上の敵目掛けて≪神護の長槍≫を投擲し『降り注ぐ影の槍』を発動
甲板に次々と幻影の槍を降らせて敵群を頭上から貫きます
広いとは言えない船上に槍の雨が落ちれば対処は難しいことでしょう

放たれる矢は頭上に【フライトドローン】を作り出して一部の被弾を肩代わりさせます
ドローンの間を抜けた矢は、体の上に構えた≪神護の輝盾≫で防御
敵からの攻撃時には盾でクロエ様の姿も覆い隠し、共に身を護りましょう


凍雲・雪那
……へぇ。
随分、過保護に扱われてるんだね?ジェネラル級ともあろう者が。
水を差されるのも何だ、先に彼奴等を片付けるとしよう。

【水面走行】を発動。船から海上に飛び降り、敵船に向けて移動するよ。
【エアライド】も合わせて、最短距離で敵をパラドクスの射程に収める。
魔術師の花形は、遠距離戦にあるからね。まあ、ボクはそれだけじゃ、ないけど……

おっと、今は別だね。呼べよ風、荒れよ吹雪――アイスエイジッ、ブリザァーーーッドォ!!!
凄まじき吹雪で、敵の船ごと、海面すらも、氷漬けにしてやるよっ!

ボクの【殺意】、魅了如きで蕩かせるというなら、やってみるがいいさ。
貴様がどれ程舞おうが、弓引き絞り矢を放とうが、この氷嵐を越える事能わず。
この青い青い海が、貴様等の墓標だ。

どうせすぐに、アッタロスも後を追う。
道先案内人でも、務めてやれよ。雑兵共。


クロエ・アルニティコス
愛するエイレーネ(g08936)をディフェンスし、共に戦います。

廃神殿の女神像の中身はエニューオーに力を奪われた……と言っていました。
あるいはその系統の亜人かもしれませんね。
えぇ、面倒がわざわざ出てきてくれたんです。この機会を逃す手はありません。
アッタロスを仕留めるためにも、この後の戦いのためにも……残らず殺しておきましょう。

エイレーネとともに【水面走行】で敵船へと接近します。
敵が陣形を作るより先に【先行率アップ】で切り込み【カリュドーンボア・アルテミシア】を使用。カリュドーンの猪を象った植物の怪物を作り出し突進で敵船ごと蹂躙しましょう。
その後は各船ごとに指揮をする者や漕ぎ手など役割があるでしょうし、各船の指揮官から排除。
敵は多数、一つの船に集中し過ぎて他の船の対処が疎かにならぬよう他の復讐者と連携を。

敵が放つ弓矢へは守護の赤薔薇の防壁で身を守り、急所に突き刺さらないように。
俗な。女神の名を騙るだけの者などこんなものですか。
徒に神の名を口にし、其の名を貶める不遜の罪、その身に受けなさい!


ヴェルチ・アリ
シエル(g01847)と共に参加。

…まずは、一つ。そして、これで二つだ。

お仲間は多くが相手へ突貫してっているらしい。なら、僕達は、ここから援護する形、この船を護る形で行こうか。最終的には突貫するかもだけど、まぁそこはそれ。少しばかり付き合ってくれる、シエル?

【火炎使い】と【計略】と【完全視界】を使い、遠距離から灼熱の光線をもって相手を狙撃する。


お相手もおそらく、こちらからの遠距離攻撃にも律儀に反撃してくるはずだ。それをしっかり見極めつつ、場合によってはシエルをディフェンス。
熱と光を自分のパラドクスで生み出しながら、同時に生まれるだろう影で、シエルにサポートしてもらう。

…これを言うのは、お門違いかもしれないけどね。月の力を使うのなら、わかるだろ?ここにいるのが、なんなのか。お前たちが戦っている、これが一体何なのか。

知らぬか。気付かぬか。良いとも、ならば文字通り見せてやろう。灼熱の末、天をよりすべてを染め上げ照らす、原初の火。

ここに示す。太陽は、ここにあり。

アドリブ、絡みを歓迎します。


シエルシーシャ・クリスタ
アドリブ・連携は歓迎、ヴェルチ(g03614)と一緒に参加、ディフェンスもするよ

ん、よし。このくらいの傷なら支障はなさそうかな、大丈夫。さて、と。
せっかくこの船まで来たけど、さすがに二人だけで相手するのは荷が勝ちすぎるし。
大将の相手は援軍片付けて皆が来てからにしたいけど、大人しくしててくれるかなぁ?

それにしても増援部隊も必死だね。現状はよっぽどマズいみたい。
こんなに大慌てで要塞から出てきたらいい的なのに。
邪魔できないよう叩きのめそう。

ヴェルチの大技に合わせて、そっと『招き手』を発動。
敵の間近に開いた『門』は、海面に紛れて目立たない。
這い出た呪詛の『手』も、小太陽が生んだ影に紛れて忍び寄る。
気付いた時にはもう、遅いよ。

反撃は厄介ではあるけど……私もそれなりに呪詛とは付き合ってきた。
例え周りが呪詛で塗り潰されてても、【完全視界】でも見通せないかもしれない闇でも。
そこまで呪いに満ちた矢はさすがに判るよ。
ところでその闇の中……お前自身も気を付けるといいよ。
私の『手』が紛れるにも都合がいいから。


「ん、よし。これくらいの傷なら、支障はなさそうかな」
 シエルシーシャ・クリスタ(水妖の巫・g01847)は、先ごろ受けた脇腹の痛みを確かめながら微笑んだ。
 ヴェルチ・アリ(GE-■■・SOL■■×××・g03614)も口元をほころばせ、
「なら、よかった。……まずは、ひとつ。そして、これでふたつだ」
 と、後ろを振り返った。
 海峡は狭く、押し寄せるアルテミス・アーチャーどもの顔も、すでにはっきりと見える。
「いたわ、ディアボロスよ!」
「アッタロス様をお守りするのよ!」
 その言葉の端々まで聞こえたわけではないが、必死に船を向かわせていることはわかる。
 凍雲・雪那(報仇雪恨の皓巫姫・g07783)は、
「へぇ。随分、過保護に扱われてるんだね。ジェネラル級ともあろうものが」
 と、冷笑を浮かべた。
「アッタロスとの戦いに水を差されるのも何だ、先に彼奴らを片付けるとしよう」
「そうだな……動作チェック。よし、エネルギーライン異常なしッと」
 バイクと同様、紅に塗られた動力甲冑『火之迦具土』に身を包み、その感触を確かめた飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)は、
「連中が陣形を整える前に電撃戦を仕掛け、各個撃破する!」
 と、フライトユニットに点火して舞い上がった。そのまま速度を上げ、押し寄せる敵船へと迫る。
「『L-MAX』、発動!」
 特殊な磁場が、遊里の周りに形成された。
「あの射手たちも、『ギガントマキア』の遺産にまつわるものでしょうか?」
 エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は、水面を駆けながら目を細める。
 クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)もその傍らを走りながら、敵船を見やった。
「関わりはあるかもしれません。廃神殿では、女神像の中身が『エニューオーに力を奪われた』と言っていました。その系統の亜人かもしれませんね」
「ありえますね。その正体が何にせよ……先走った将を追って、城壁を飛び出してくれたのは好都合です。
 狩猟の女神の名を汚す者どもに、どちらが獲物であるかを知らしめましょう!」
「えぇ。面倒がわざわざ出てきてくれたんです。この機会を逃す手はありません」
 と、両者は得物を構えて水面を疾駆した。
 シエルシーシャとヴェルチも敵艦隊へと向かうが、
「さすがにふたりで相手するには荷が勝つし……大将の相手は、あの援軍を片付けて皆が来てからにしたいけど。
 大人しくしててくれるかなぁ?」
「おとなしくって、どっちが? アッタロスが? みんなが? ……それともボクが?」
 ヴェルチはニヤリと笑い、
「そのへんはわきまえてるよ。ボクたちは援護に回ろうか。最終的には、吶喊するかもだけど」
 と、周囲に漂うエネルギーの感触を確かめるように、指先を動かした。
「まぁ、そこはそれ。少しばかり付き合ってくれる、シエル?」
「えぇ」
 その返事を確信していたヴェルチは、敵群に向かって掌を突き出す。周囲の熱エネルギーはそこの集中し、凝縮されたそれは極小の太陽とも呼べる光球となった。
「月の力を使うのなら、わかるだろ? ここにいるのが、なんなのか。お前たちが戦っている、これがいったいなんなのか!」
 その一方で、雪那は【高速詠唱】を終え、ヴェルチとは対局とも言える力を現していた。その周囲には冷気が立ち込めている。
「魔術師の花形は、遠距離戦にあるからね。まぁ、ボクはそれだけじゃ、ないけど」
「それ、射殺せッ!」
 アーチャーどもは鹿の角を思わせる大弓を構え、そこに月光の矢をつがえる。
 ヴェルチは薄く笑い、
「……そうか、知らぬか、気づかぬか。ならば良いとも、文字通り見せてやろう。
 灼熱の末、天をよりすべてを染め上げ照らす、原初の火。
 ここに示す、太陽はここにあり!」
「おっと、今は別だね。
 呼べよ風、荒れよ吹雪! 『アイスエイジッ、ブリザァーーーッド』ォッ!」
 ヴェルチの掌から生まれた太陽は目を開けていられぬほどの眩い熱線を放ち、アーチャーどもに襲いかかった。
 あまりに小さな日輪は失敗作ではあろうが、確かな導きである。アーチャーどもは肌を焼かれ、その熱さから逃れようともがき、無駄にも関わらず海へと飛び込んで絶命する。
 対して、雪那の起こした猛吹雪は敵船の帆を引き裂くほどに荒れ狂い、敵兵どもを凍てつかせた。吹雪はそれだけに収まらず、船には氷が張り付き、海さえも凍らせてその進路を阻む。
「ナックラヴィー、呪え、縋れ、啜れ」
 日輪の輝きが消え失せぬ間に、シエルシーシャは狙いを定めていた。
 船縁に立つ敵兵の傍らに、突如として『門』が開く。海面に紛れたその門から出で立った水妖は異形の手を象って、
「……気づいたときには、もう遅いよ」
 敵兵を鷲掴みにして、その生命を啜り上げた。
 辺りには熱気と冷気が渦を巻いて、暴風が巻き起こっていた。その中を、蒼いプラズマに覆われた遊里が駆ける。その様は、さながら流星のごとくに。
 『レールガン』を構えた遊里はそれを立て続けに発射した。その弾体もまたプラズマに覆われ、三段櫂船の甲板からこちらを望んでいた敵兵は砲弾に貫かれ、あるいはプラズマに全身を焼かれて倒れていく。
 しかし。
「馬鹿ね、よい的よ!」
 上空を見上げたアルテミス・アーチャーどもは舌なめずりをしつつ、遊里に狙いを定めた。倒れた同胞の命を悼むよりも、獲物を狩る快楽の方が勝つらしい。
 遊里は次々と放たれる矢を『防弾シールド』を構えて弾き返したが、不意に辺りは闇に包まれたではないか。
 呪詛による暗闇の中を、敵兵の放った矢は襲いかかる。
「く……!」
 はじめの一矢は甲冑の肩に突き立っただけで済んだが、続く矢は身を捩る遊里を追尾して、脇腹を貫いた。さらに矢は太ももに突き刺さり、二の腕を裂き、今度は肩までも貫いた。
「このくらいは……覚悟してるよ!」
 遊里はなおも速度を落とさず敵船に乗り込まんとするが、その進路には敵兵が弓を引き絞り、列を成していた。

「いけません!」
 エイレーネは構えた長槍を大きく振りかぶり、投じた。
「聖なる槍よ! 悪しき者どもを、ひとりたりとも逃すことなかれ!」
 槍は空中で分裂したかに見えた。それは、今にも矢を放たんとしていた敵兵どもに襲いかかる。ひとつを除いて、残りは幻影の槍である。しかしそれらは敵兵を貫き、甲板には骸が積み重なった。
「おのれッ!」
 敵兵どもはエイレーネを睨みつけたが、
「種子に宿るは我が煩悶、芽吹け『カリュドーンボア・アルテミシア』!」
 クロエが魔力と煩悶の感情を注ぎつつ掌中の種を投じると、ヨモギの種は瞬く間に成長して、猪を思わせる巨体を成した。
 猪は敵船へと突進し、その船体をへし折りながらアーチャーどもに襲いかかる。
「よくも……かかれッ!」
「お前が、その船の指揮官ですね」
 クロエは目を細め、猪は他の兵に指図したアーチャーに向けて、低い姿勢から突進した。その牙に太ももを貫かれつつ、アーチャーは帆柱に叩きつけられた。
 その兵が、この船の中では最上位者だったらしい。他の兵は顔を見合わせ、戸惑いを見せた。
 しかしすぐさま、血に飢え、獲物を狙う狩人の本性をあらわにしつつ態勢を整え直す。
 だが、敵兵が見せたしばしの戸惑いの間に、エイレーネとクロエは迎え撃つ構えを見せていた。
「俗な」
 クロエは敵を睨みつけ、身につけた『守護の青薔薇』にそッと触れた。
 エイレーネは【フライトドローン】を傘として飛矢を防ぐ。無論、それだけで防げるようなものではないが、ドローンを撃ち落としつつその間を抜けてくる矢を、ふたりは寄り添うように……エイレーネは『神護の輝盾』を頭上に掲げ、クロエは青薔薇が生み出す結界で……互いをかばいあった。
「女神の名を騙るだけの者など、こんなものですか。
 徒に神の名を口にし、その名を貶める不遜の罪、その身に受けなさい!」
「狭い海峡です。十分な回避運動は取れないでしょうし、僚船の邪魔にもなるでしょう!」
 エイレーネは先頭の、すなわち他の船に先駆けて離岸し速度を上げる練度を持った船を狙い、再び槍を投じる。クロエの『猪』もその船の横腹に突進し、帆柱との間で敵兵を押しつぶした。
「ん。なるほどね……先頭を狙おうか」
 雪那も頷いて、敵船に狙いを付ける。
「ディアボロスなど、鹿にも劣る獲物よ!」
 しかし、敵兵どもは淫靡な笑みを浮かべながら身をくねらせた。その舞は妖艶であり、冒涜的である。それなのに、目を逸らせない。アルテミス・アーチャーどもの笑みは淫靡さを増し、雪那に向かって矢を放ってきた。
「ボクの殺意、魅了ごときで蕩かせるというなら、やってみるがいいさ」
 咄嗟のところで、かろうじて雪那は身をよじった。幸いにも矢は二の腕を裂いただけにとどまり、
「貴様がどれほど舞おうが、弓引き絞り矢を放とうが、この氷嵐を越えること能わず。
 この青い青い海が、貴様らの墓標だ」
 雪那の猛吹雪が船を揺らせば、敵船は互いにぶつかり合って進路を阻み、敵陣を乱した。
 雪那は鼻を鳴らし、冷眼を向ける。
「どうせすぐに、アッタロスも後を追う。道先案内人でも務めてやれよ、雑兵ども」
「そうはいかないわ!」
 それでも敵兵の戦意は衰えず……というよりも、
「私たちの命がいくら積み重なろうと、アッタロス様の命とは比べようがないわ!」
「そのとおり。アッタロス様だけは、なんとしてもお助けしなくては!」
 と、遮二無二ディアボロスたちの迎撃陣を打ち破ろうとしていた。
 矢は空を黒く翳らせるほどに……と、言いたいところだが。女神アルテミスの力で生み出された矢は、全天が月で覆われてしまったかのように、眩い光を海面に落としながら襲いかかる。
「シエル!」
 シエルシーシャをかばって立ったヴェルチの肩に、2本の矢が突き立った。それでもヴェルチはすぐにそれを抜き、投げ捨てる。
「光があれば、陰ができる。そうだろ、シエル」
「えぇ。……それにしても、増援部隊も必死だね。現状は、よっぽどマズいみたい。
 こんなに大慌てで出てきたら、いい的なのに」
 そんなシエルシーシャを、呪詛の闇が包む。
 しかし咄嗟のところでシエルシーシャは身を捩り、飛来する矢から逃れた。
「……その闇の中、お前自身も気をつけるといいよ。私の『手』が紛れるにも、都合がいいから」
 ヴェルチの太陽が敵を照らし、その陰からシエルシーシャの『手』が襲いかかった。
「放て、放てッ!」
 それでも敵兵の放つ矢は減ったように見えない。それが幾本も、ディアボロスたちに突き立った。
 空を駆ける遊里にも矢はさらに襲いかかり、動力甲冑に針鼠のように突き刺さっている。甲冑の隙間から滴るのは機械油ではなく、真っ赤な血である。
 しかし全ては避けきれないにせよ、『迎撃ビット』は当たるを幸いにビームキャノンを連射し、撃ち落とした。
 突進した遊里は肩タックルで敵兵を吹き飛ばし、
「弓矢使いなら、空中の俺はカモに見えただろうけどな。
 空の俺に気を取られすぎて足元をお留守にしてると……痛い目を見るぞ?」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【エアライド】がLV2になった!
【使い魔使役】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】LV2が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

アンゼリカ・レンブラント
救援機動力で現れ水面走行で海上を駆け
仲間と合流し共に戦うね

【パラドクス通信】を駆使し、
仲間と攻撃対象を合わせる等の連携を意識し
気合い十分にパラドクスの雷光斬撃で攻撃!

逆説連鎖戦では闇夜の如く暗くされたって反撃は届く、
暗闇から狙わても惑わされず、盾と障壁で凌いで
足を使って狙いを集中されないようダッシュで動きつつ
敵の数を減らせるよう、消耗の多い相手から攻撃を重ねるね!

敵軍が狙っている対象が分かれば通信で仲間と情報共有し、
狙われてない者が敵陣を崩す、消耗が多い仲間を一時避難するなど
臨機応変を心がけつつ動いていこう
敵は大軍、囲まれて集中攻撃されないよう
孤立する仲間を作らないよう注意!

今日もみんなで勝って帰るよ
大丈夫。私達の攻撃は届いている、負けるはずないよ!
重ねた【命中アップ】で確実に当て
鼓舞する言葉を常に口から出していくね

倒せそうな敵を最優先に、機動力のありそうな
(アッタロスに合流しそうな)敵も狙うよ
パワー全開っ!《雷剣波紋衝》で撃墜を続けていく
アッタロスはここで必ず仕留めるよ。いっけぇーっ!


シル・ウィンディア
また、凄い大軍だこと…。
大将を助けるためにってことみたいだけど、凄い人望なのかな?
つまり、ここで撃ち倒せば、こっちのペースに持ち込めるね。
…それじゃ、援軍行きますかっ!!

水面走行で水面を走っていって合流。
敵を確認したら、速攻を仕掛けるよ。
高速詠唱で隙を減らしてから、竜雪光風撃!
竜の息吹、遠慮せずに受け取ってっ!!

撃った後はあまり動かずに固定砲台モードに。
動き回るのは味方に任せて、敵軍を観察しつつ攻撃を仕掛けていくよ。
ダメージ量は多い方だから、味方が攻撃した敵を確実に倒すように動くね。

弱っている敵などがいたら、パラドクス通信を借りて味方へ伝達。
「弱っている敵がいるから、そっちはよろしくっ!」

攻撃対象は味方と重ねるようにして攻撃を仕掛けるよ。
数の多い敵は、確実に一体ずつ倒していかないとね。

数は脅威だし、あなた達もつよい。
でも、だからといってそれで怖気る理由にはならないよね。

…脅威は乗り越えてこそだから。
だから、あなた達も越えさせてもらうからっ!


ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!

『プロメテウス』、なんだか聞いたことあるけど、とにかく他のクロノヴェーダの力を借りてるってことなのかしら?
ま、考えてもしょうがないことね!
逃げられちゃ面倒なことになりかねないし、此処で叩くが吉!
そのためにも、増援を通すわけには行かないわ!

敵が早く駆けつけようと焦っている今がチャンスね!
そういう時は足元がお留守になるってもの!
【水中適応】で海中から船に忍び寄って、頃合いを見て一気に船上に飛び出すわ!

ふふん、ライブステージへの乱入はご遠慮頂いているわ!
此処から先へは行かせないわよ!

甲板上をダンスするかのように飛び回って相手を撹乱しつつ、パラドクスで攻撃していくわ!
敵の攻撃は動き回って不用意に当たらないようにしつつ、アイスシールドを展開して防御したいわね!

周りを暗くするんだったら、こっちから明るくしてやるわ!
【羨望と幻惑の最大光量!】で巨大ステージライトを召喚して照射!
光でくらくらしている間に、魔力弾でトドメね!
真のアイドルは暗闇でも光り輝いてるのよ!


フミラ・ヴィグリーノ
援軍の数の多い事これは流石に面倒ですね・・・・・とはいえこの者達を倒さねばアッタロスに逃げられますし、やっておきますか。
【水面走行】を借りて水上から迎え撃ちますよ。こう見えて早口には自信が溢れかえっていますよね。
こう見えても早口には自信がありますので敵が動き出す前に高速詠唱、全力魔法の一撃で纏めて氷漬けにしてあげます!
敵の舞は弓矢の挙動に注意しておきましょう、ダンスには惑わされませんよ。そして矢が放たれたら回避或いは杖で叩き落しましょう。
こちらを片付けてしまえば後はアッタロスのみ。
大詰めですね・・・・


伏見・逸
(連携アドリブ歓迎)(味方は苗字呼び)
必要に応じ、味方をディフェンス

この先に行きたきゃ、この禍を殺してみろ。できるもんならな
お仲間が沈んでくのを指くわえて見てろ、なんて事は言わねえ。先にいって待ってろ

周囲の味方と声を掛け合い連携
互いの隙や死角を減らす立ち回りを心掛け、突出しすぎて孤立しないよう注意
敵の動きや残数、味方の消耗状態等の情報を共有する
【水上走行】の力を借り水上戦メイン。ただし敵に囲まれたり集中攻撃を受けた時は、【水中適応】を使わせて貰い一時的に水中へ逃げ込む

【禍竜の凶舞】で攻撃。足技と尻尾メインの喧嘩殺法
戦場から離脱しようとする個体(援軍阻止)>撃破可能な敵個体(頭数を減らす)>消耗している敵個体>敵が多い所(敵の連携阻害)、の順に優先して狙い、できるだけ効率よく敵の数を減らす
「戦闘を手早く終わらせる事で、味方の消耗を抑える」を目標に
敵の攻撃は武器や翼、尻尾と【ガードアップ】で凌ぎ、状況によっては一時的に水中へ逃げるが、傷つき倒れてしまうような状態でない限りは攻撃の手は緩めない


呉守・晶
ちっとばかし遅れたが、ちゃんと間に合ったみたいだな
それにしても……チッ!随分な大軍勢だな!
亜人は数が武器なのは確かだが、数少ないはずの女性型亜人がこうも大量にいるとはな

残留効果の【水中適応】を借りて海中に潜んで、アルテミス・アーチャー達の軍船の一つが近くを通ったら水中から出て、船にお邪魔させてもらうぜ!
船上に弓兵を配置するのはまぁ普通のことだが、弓兵だけってのもまた極端だな!
魔剣アークイーターを構えて月光の矢を恐れずに突っ込むぞ!
【未来予測】で一秒先を見て致命傷だけは避けて吶喊して叩き斬ってやる!
ありきたりだが、懐に潜り込まれた射手は脆いもんだろうが!斬って斬って、斬りまくってやるぞ!
なんならアルテミス・アーチャーの射線上に帆柱や櫂を置いて、下手に射ったら自分達や味方の船に被害いくようにして立ち回ってやるぜ
ある程度片付けたら、また水中に飛び込んで次の軍船を狙うぜ。数が多いからな、この救援の船団に幾つの軍船があるやら……だが、一隻たりともアッタロスの下へは行かせねぇよ!


「空の俺に気を取られすぎて足元をお留守にしてると……痛い目を見るぞ?」
「なんですって?」
 遊里の言葉に、アルテミス・アーチャーどもは柳眉を寄せた。
 まさに、その瞬間である。
「早く駆けつけようと焦っている、今がチャンスね!」
 ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)が突如として、海中から飛び出した。
「な……ッ!」
 敵兵は咄嗟にそちらを振り向いたが、逆の、左舷からは呉守・晶(TSデーモン・g04119)が飛び出していた。
「ちっとばかし遅れたが、ちゃんと間に合ったみたいだな!」
「次から次へと邪魔をして……忌々しい!」
 アーチャーどもは右往左往しつつも弓弦を引き絞ったが、
「ふふん、ライブステージへの乱入はご遠慮いただいてるわ!
 ここから先へは行かせないわよ!」
「こっちから、お邪魔させてもらうぜ!」
 ふたりは海面を蹴って跳躍し、こちらに向けられた鏃もなんのその、恐れることなく船上に飛び移った。
「うおおおおッ!」
 力強い雄叫びを上げ、晶は魔晶剣『アークイーター』を振りかぶる。そして居並ぶ敵兵どもを、右に左にと刃を振るって斬り捨てていった。その肩には敵兵の放った矢が突き立って腕を血で濡らしていたのだが、
「致命傷じゃなければ、問題ないッ!」
 と、恐れることもなく懐に飛び込み、敵を薙ぎ払っていった。
 対してソラは、ひらりひらりと踊るようなステップで、敵に狙いを定めさせない。
 そしてニッコリと微笑むと、
「眩いステージライトは、誰もが憧れるわよね! あなたも一回浴びてみる?」
 その背後に巨大なステージライトが召喚された。最大光量で点灯した光は、アーチャーどもの瞼の裏にまで焼き付く。
「ぎゃあッ!」
 それは痛みさえ覚えるほどの凄まじさで、さすがのクロノヴェーダどもも弓を投げ捨て、手のひらで顔を覆った。
 その輝きを背に、ソラは拡声杖『レゾネイト』を振りかぶり、チャージした特大の魔力弾を叩きつけた。甲板に巨大な穴が空き、敵兵どもを巻き込みながら船は真っ二つに折れていく。
「おのれ、新手かッ!」
 他の船に乗り込んでいるアーチャーどもが色めき立つ。
 それを見渡しつつ、
「また、すごい大軍だこと……」
 白銀の杖を手にしたシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)はため息を付いた。
 その傍らでフミラ・ヴィグリーノ(未踏の沃野・g09477)も、
「この数は、流石に面倒ですね……」
 と、かぶりを振った。
 なんという敵の多さか。歴戦の強者であるディアボロスたちとて、一度にこれほどの敵と戦うことは滅多にない。
 それでもフミラは、愛用の杖をしっかりと握りしめた。存外に重量のある杖である。
 シルは頬に手を当てて小首をかしげた。
「そうね。大将……アッタロスを助けるためにってことみたいだけど、すごい人望なのかな?」
「どうだろうな。自信過剰で自儘が過ぎる……よほど下を可愛がってでもないかぎり、そうとも思えないが」
 伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)は白鞘の『長ドス』で肩をトントンと叩き、異見を口にする。
「良くも悪くも『普通』とも、思えるがな」
「よほど頼りにされてる将軍なら、ここで打ち倒せばこっちのペースに持ち込めるかなと思ったけど」
「どのみち、逃がすわけにはいきません。あの者たちを倒さねば、アッタロスに逃げられる恐れがありますし」
「そうだね。それじゃ……援軍、行きますかッ!」
「えぇ。やっておきましょう」
 シルとフミラはそれぞれに杖を構え、敵群へと突きつけた。
「竜よ息吹よ、暁の光よ、凍てつく水よ、吹きすさぶ風よ、我が前の障害を凍てつかせよッ!」
 詠唱とともに、シルの魔力は膨れ上がり、光と水と風。3種の精霊が応じて渦を巻いた。
「さすが、シルちゃん……ですが、こう見えても私、早口には自信がありますので」
 シルを上回る速さでフミラは詠唱を終えた。シルがこちらを振り向き、微笑む。フミラも目を細めて、笑みを見せた。
「竜の息吹、遠慮せずに受け取ってッ!」
「Frostigita kun tiu animo! 纏めて氷漬けにしてあげます!」
 敵中に、ふたりの放った凄まじい吹雪が出現し、襲いかかった。アーチャーども自慢の弓さえも凍てつかせて砕くほどの超低温と、敵を切り裂く凍てつく刃。それをまともに浴びた敵兵どもが、算を乱す。
「弱ってる敵は、よろしくッ!」
「任せてッ!」
「おう」
 シルの声に、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)と逸とが応じて飛び込んでいく。
「レンブラント、右は任せるぜ」
「了解!」
 アンゼリカが握りしめるの大剣の名は『Day Braek of Leo』。黄金で装飾された美しさと、それに似合わぬ分厚い刃を持つ大剣である。
「くッ! 薄汚いディアボロスどもめ!」
 アーチャーどもは呪詛の声を吐きつつ、アンゼリカを狙った。辺りは暗闇に包まれるが、それでもアンゼリカは盾を構え障壁を展開し、踏み込みに迷いはない。放たれた矢は、彼女が通り過ぎたところに突き立つ。
「雷光よ、我が剣に集いて敵を焼き払え!」
 分厚い刃に魔力とオーラが込められ、雷光を放った。その刃を、渾身の力で横に薙ぐ。その重量は1体の胴を真ッ二つにし、それだけにとどまらずもう1体も斬り裂き、3体目の背骨にガッと食い込んでやっと止まった。
「さぁ、てめぇらは俺と存分に踊ろうぜ」
 逸が無造作に振り上げたように見えた『安全靴』のつま先が、敵兵の腹に深々と食い込んだ。内臓を蹴破られた敵兵は血反吐を吐いて倒れる。
 傍らの兵は弓弦を引き絞ったが、その矢が放たれる前に逸はくるりと身を翻す。襲いかかったのは、長大な竜の尾である。その尾に顎を砕かれ、アーチャーは仰向けに倒れた。
「この先に行きたきゃ、この禍を殺してみろ。できるもんならな!」
 またしても竜の尾が襲いかかり、敵兵は体をくの字に曲げたまま海へと転落する。
 さらに先に進もうとするアンゼリカだったが、その手を逸がグイッと掴む。そして船縁を乗り越え、水面へと逃れた。
「なに?」
 逸が無言で顎をしゃくると、アンゼリカの腹には折れた矢が突き立ったままである。驚いたようにそれを見下ろしたアンゼリカは……本当にそのとき初めて気がついて、
「腹筋鍛えてるから、大丈夫!」
 と、『誓翼の闘魂障壁』で阻まれた矢を抜いて、海に投げ捨てた。
「やれやれ……なら、攻撃の手を緩める必要もないな。手早く終わらせるか」
 ふたりは新たな敵船を狙い、水面を蹴った。

 ……来るッ!
 殺気を感じた晶は、咄嗟にのけぞった。その眼の前を、矢が通り過ぎていく。外れた矢は、帆につながった縄を断ち切ってしまった。
「下手な狙いじゃ、船を壊すだけだぜ!」
 冷や汗をかきつつも晶はニヤリと笑い、矢を放ったばかりの敵へと飛び込んだ。
「弓兵だけってのも、また極端だな! 懐に潜り込まれた射手は脆いもんだ!」
 と、袈裟懸けに斬り捨てる。
「チッ、まだいるのか。ずいぶんな大軍勢だな!」
 乗り手を失って漂流する船から、敵の満ちる船へと飛び移る晶。
「いったい、いくつの軍船があるのやら……だが、1隻たりともアッタロスの元へはいかせねぇよ!」
「どうやら、俺たちを倒さずに通り抜けるのは無理だとわかったようだな」
 逸の見る限り、この戦場をすり抜けていこうとする者はいない。
「賢明な判断だ。……俺たちを倒すことが不可能だと気づかない以外は」
 ギロリと敵群を睥睨し、逸は飛来する矢を尻尾で打ち払った。
「お仲間が沈んでいくのを、指くわえて見てろ……なんてことは言わねぇ。先に行って、待ってろ!」
 叩きつけた尾が、甲板に大穴を開ける。
 晶と逸、そしてアンゼリカやソラが敵中を存分に駆けるなか、シルは後方に留まって吹雪を放ち、仲間たちを援護、あるいは自ら敵にとどめを刺していた。フミラも同様である。
「くッ……何としてもアッタロス様の元へたどり着かないと……!」
 もはや船団は2割残っているか、どうか。それでもアルテミス・アーチャーどもは船を単縦陣に並べ、その上で弓を構える。
 狙いは、どんな鹿よりも美しい獲物……シルとフミラである。
「あの女どもなら、生贄とするにもふさわしいでしょう!」
 蠱惑的な舞とともに、アーチャーどもが矢を放つ。
「そんな舞などに、惑わされませんよ」
 フミラは杖を振るって飛来する矢を叩き落とした。しかし、それをすり抜けた一矢が、シルの肩に突き立つ。
「深手じゃないッ!」
 痩せ我慢ではない。『風妖精の外套』が、その勢いを殺してくれた。
「数は脅威だし、あなたたちも強い。でも、だからといってそれで怖じ気づく理由にはならないよね。
 脅威は……乗り越えてこそだから! あなたたちも、越えさせてもらうからッ!」
 たとえ外套が血で汚れようとも、シルは一歩も引かなかった。
「そのとおり! 今日もみんなで勝って帰るよ! 大丈夫、私たちの攻撃は確実に届いてる! 負けるはずないよ!」
 アンゼリカは仲間たちを、そしてなにより自分を鼓舞する言葉を発しつつ、駆ける。
「パワー全開ッ! アッタロスはここで必ず仕留めるよ。いっけぇーッ!」
 薙ぎ払われたアンゼリカの剣が、またもや敵群を蹴散らした。
 気づけば、あれほどいた船団もほとんどが沈み、残っていたとしても船上にアルテミス・アーチャーの影はない。ただ、海峡を漂うばかりである。
「そんな、はずは……! ビザンチウムの軍勢が、あの大軍が、ここまで……!」
 絶句する、残兵ども。それでもクロノヴェーダどもには、撤退や降伏という選択肢はない。
 「獲物」を睨みつけつつ、アーチャーどもは矢を放った。辺りは闇に包まれ、ソラを殺意に溢れた呪いの矢が襲う。
 ソラはかろうじて、その矢をシールドで弾いた。弾かれた矢はソラの二の腕を傷つけるが、それでもソラは力強く愛らしくポーズを取り、「ばちこーん☆」とウインクしてみせる。
「そっちが暗くするんなら、こっちは明るくしてやるわ。真のアイドルは、暗闇でも光り輝いてるのよ!」
 眩いステージライトは呪詛の闇さえも光のもとに引き摺り出し、放たれた魔力弾が、最後の敵兵にとどめを刺した。

 船団を打ち破った12人の勇士たちが、思い思いの感慨を表情に浮かべ、敵将・アッタロスを見据える。
 大軍が打ち破られたにも関わらず、船上のアッタロスは悠然としていた。
「オークどもといいアルテミスどもといい、情けない者どもだ。ひとりで一個軍団にも匹敵する私の力を、ディアボロスどもに見せつけてやろう」
 と、その身に纏った炎をいっそう燃え上がらせた。
 その炎を認めたソラが、
「『プロメテウス』……なんだか聞いたことあるけど、他のクロノヴェーダの力を借りてるってことなのかしら?」
 と、首を傾げた。
「ま、ここで考えてもしょうがないことだけど!」
「えぇ。あとはアッタロスを討ち果たすのみ。そうすれば、おのずとわかることでしょう。
 ……いよいよ、大詰めですね」
 フミラが杖を握る手にも、力がこもる。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【友達催眠】LV1が発生!
【使い魔使役】がLV2になった!
【照明】がLV2になった!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】がLV2になった!

エイレーネ・エピケフィシア
愛するクロエ様(g08917)をディフェンスし共闘

アッタロスよ。あなたの言葉の真偽がどうあれ、一つだけ確かな事実があります
奪い取った力に溺れ、自己の錬磨を蔑ろにした者に、勝利はないということです
微かに名残を保った偽神の怨念ともども――傲慢の報いを受けなさい!

【水面走行】で海上戦を挑みます
大勲章の力で放つクロエ様の奥義がより高い効果を発揮するよう、主眼は彼女の支援に
前衛で≪神護の輝盾≫を構えて自身とクロエ様を護り、素早い攻め手で敵が大技に反応する余力を削ぎます

≪神護の長槍≫を『流星が如く燃え立つ投槍』として投擲
炎の尾を引いて空を翔ける槍を、敵の胸から蒼い炎が噴き出している部分目掛けて放ちます
体の内部が露出した急所を素早く狙う一槍で、無視できない圧力をかけます
槍が敵の胸を貫けば重畳。そうでなくとも必殺の機が熟せば十分です
クロエ様、今こそ勝利を!

反撃の剣に対しては盾を掲げて構え、炎剣を防ぐと共に身に降りかかる炎も可能な限り弾きます
延焼する炎は【水中適応】で潜水して消火し、次の応酬に備えましょう


「さぁ、かかってくるがいい! 貴様らのような雑魚を斬ったところで大した武勲にはなるまいが、それでも大王様のお耳には届くだろう!」
 自信満々にディアボロスたちを睥睨するアッタロス。
「アッタロスよ、あなたの言葉の真偽がどうあれ、ひとつだけ確かな事実があります」
「ほう?」
 首を傾げ、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)を振り返るアッタロス。
「言ってみろ」
 と、あくまで泰然とした態度を見せる。
 それに苛立ちを覚えないでもないエイレーネではあったが、ここで頭に血を上らせてはならない。
「奪った力に溺れ、自己の錬磨を蔑ろにした者に、勝利はないということです!」
 そう言い放つや、沈みつつあったアルテミス・アーチャーどもの船から飛び降り、海面を走る。
 槍を天高く掲げると、短槍ほどの長さであったそれは長く長く伸び、陽光を受けて煌めいた。
「輝ける槍よ、悪しき者の命を過たず穿たんことを!」
 信仰の力は加護を宿し、渾身の力で投じられた槍は空を斬り裂きながら飛ぶ。その摩擦は炎さえも生み出し、敵将へと襲いかかった。
「ぬおおッ!」
 同時に、アッタロスは炎でできた大剣を振るった。互いの炎がぶつかり合って渦を巻き、激しく飛び散った欠片は、傍らに漂っていた船に燃え移る。
 手元に戻った槍を握り直したエイレーネは、唇を舐めた。彼女とて、言葉ほどには容易い相手だとは思っていない。
「死ねッ! 新たな章を迎える私の英雄譚の、最初の犠牲者となれることを喜ぶがよい!」
 襲い来る炎の剣を、エイレーネは「避けなかった」。
 ゴルゴーンが描かれた盾を構え、その炎を受け止める。しかし敵の一撃はあまりに重く、腕が流れた。そこに、次なる刃が襲いかかる。
「ぐ……ッ!」
 大剣が黄金の鎧を砕き、肩に食い込んだ。鎖骨が折れ、裂けた肉が焼け爛れる。
 エイレーネは、苦痛に顔を歪めながらも槍を投じた。敵将はすんでの所で身をよじり、槍は肩を抉る。
「ぐぬ……」
「胸でも貫けば重畳でしたが……必殺の機が熟せば、十分です!」
「なにッ?」
「クロエ様ッ!」
 エイレーネは敵将を見据えたまま、背後に声を掛ける。避けなかったのは、そのためである。
「微かに名残を保った偽神の怨念ともども……傲慢の報いを受けなさいッ!」

『エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は重傷を負った』
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【トラップ生成】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!

クロエ・アルニティコス
愛するエイレーネ(g08936)をディフェンスし、共に戦います。

イスカンダルとその麾下の将が悉く討たれたことを知らぬわけでもないでしょうに、大した自信ですね。
奪った名と力を振るうだけのお前よりは、まだ厄介な相手でしたよ。
その不遜もろともに焼け落ちなさい!

【水面走行】で引き続き海上戦。
【三界巡る冥府の火】を使用し、三相の杖へと冥府の火を灯します。

エイレーネの攻撃に続いて三相の杖から冥府の火を放ち、大勲章と【火炎使い】の力で火の勢いを更に強化。
アッタロスが撒き散らした「天界の火」も呑み込む勢いで海面を燃やすかのように冥府の火を燃え広がらせます。
周囲を燃やしてアッタロスを炎で包囲し、飛び回りこちらの攻撃から逃げる隙間もないようにした上で、アッタロスと『プロメテウス』へと冥府の火を放ち焼き尽くしましょう。

偉大なる神々と己を同一視することも、神々の上に立てると考えることも、等しく不遜です。
魔術の女神ヘカテーよ。あなたを信じる者に目を掛けて頂けるなら、どうか私に、偽神の残滓と不遜なる怪物を葬る火を!


「えぇ、エイレーネ!」
 愛する者の名を呼びながら、クロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)はその背後から飛び出した。
 エイレーネの身を案じていないはずもないが、今は彼女が切り開いてくれた路を突き進むことこそ、報いることである。
「イスカンダル麾下の将がことごとく討たれたことを、知らぬわけでもないでしょうに。たいした自信ですね!」
「それだけの力が、私にはあるからな!」
 アッタロスは炎の翼を広げ、跳んだ。両者の間合いは瞬きするうちに詰まる。クロノヴェーダではあれ、その炎は美しく、しかしながらクロエを焼き尽くさんと襲いかかった。
 クロエは負傷したエイレーネを後ろにかばいながら、先が三叉に分かれた杖を振りかざした。その先端にはめ込まれた宝石には、それぞれ膨大な魔力が込められているという。
「偉大なる神々とおのれを同一視することも、神々の上に立てると考えることも、等しく不遜です。
 冥府の女神にして魔術の女神ヘカテーよ。あなたを信じる者に目をかけて頂けるなら、どうか私に、偽神の残滓と不遜なる怪物を葬る火を!」
 ヘカテーはその願いに応じ、杖には黒く黒く燃え上がる炎が灯る。
 クロエが杖を振るうと、冥府の炎はアッタロスへと襲いかかった。アッタロスの鮮やかな炎と、クロエの黒く燃える炎。両者がぶつかり合って、炎が四方に激しく飛び散る。
「むむ……!」
 アッタロスがよろめく。クロエの炎はアッタロスのそれを圧倒し、決して認めはすまいが、敵将はのけぞって退いた。
 敵将は船から船へと飛び移って逃れ、いや、襲いかからんとするが、冥府の炎は空を焦がし続け、また海上でも消えることなく燃え続ける。
「逃しはしません」
 クロエ自身もまた、アッタロスを追って跳ぶ。その周囲は、完全に冥府の炎に包まれていた。
「他の将たちも、奪った名と力を振るうだけのお前よりは、まだ厄介な相手でしたよ。
 その不遜もろともに、焼け落ちなさい!」
 クロエが再び杖から炎を放つと、それは四方で燃え盛る炎も巻き込みながら勢いを増し、アッタロスへと襲いかかった。
「ぐおおッ……!」
 全身を冥府の炎に包まれたアッタロスが、海中へと転落する。海中にあってさえクロエの炎は敵将を焦がし、海面はボコボコと激しく泡だった。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!

ヴェルチ・アリ
んまぁまぁまぁまぁまぁまぁ。シエル落ち着いて。容赦ない。容赦なさすぎる。もうちょっとこうなんというか、手心というか。うん。ね。相手が何であれ、あんまり言うべきじゃないってコトあると思うの。…実際、あの炎は凄いものだと思うしね。

ねぇアッタロス。その炎、実際どうしたの?あんたはそれを手に入れて、実際強くなったといってるけど。その炎を御するには、与えられましたはい終わり、じゃすまないよね普通?強すぎる炎は、普通にその器も焼き焦がしてしまうから。

だとすると…あんた、その武勇を誇る割に、いや、誇るからこそか?結構イスカンダル大王から大事にされてる。今回も、前からもそうらしいじゃないか。その理由は…その炎って、案外使うと収まりが効かないんじゃないか?文字通り、制御不能になっちゃうヤバイやつとか?


なんか大王様から聞いてないのそういうの?大王様は戦のエキスパートらしいし、何かはそっちに言ってるはずなんだけど。ほら、そういうのを知っといた方が、武勇も誇りやすいし。

アドリブ、絡みを歓迎します。


シエルシーシャ・クリスタ
連携・アドリブ歓迎
少し煽って怒りで口を滑らせるの期待


そうだ。戦う前にお礼言っとかないと。

お前が精鋭を連れていったからペルガモンの攻略は楽に進んだ。
お前が精兵を残さなかったからロクな部下のいないクラテロスも被害なく倒せた。
お前がまともな将を置かなかったからカルケドンも簡単に落とせた。
お前が呑気に舟遊びをしてるからビザンチウムの精兵も自分から出てきてこの有様。
お前ひとりがいてくれるだけで、この辺りの攻略はすごく捗った。
イスカンダルの大事な戦力を削るのに物凄く貢献してくれてとても嬉しい。
ありがとう。
でも、だからちょっと心配になる。
私たちには凄く役に立ってくれてるけど、大王の役には立ててるの?

戦力?
冗談キツイよ。アンティパトロスみたいな文官まで出陣してたグランダルメにも連れてって貰えなかったのに。

プロメテウス?
他人の力だから武器みたいなものだよね。玩具貰ってはしゃいでると大王の役に立てるの?
イマイチ、利用する方法を自分で発見できるような顔には見えないし……
あ、分かった。単に運が良かっただけじゃ?


エイレーネ・エピケフィシア
【水面走行】で足場となった海に≪神護の長槍≫の石突きを突き立て、体を支えます
息を整え、傷など無いかのように毅然と、アッタロスが海面に浮かんでくるのを待ちましょう
実際には立つのがやっとですが、余裕を装って敵の心を挫き「余計な言葉」を引き出すのです

対話の中で「アッタロスがプロメテウスの力を得た方法」を探ります
断片の王は『アーレスの玉座』で亜人にオリンポスの力を与える算段です
では、既に偽神の残滓を宿すアッタロスはどのようにしてそれを得たのでしょうか?
その方法を潰さねば、玉座の儀式を止めても敵が強化されるかもしれません

ようやく水底の散歩から戻ってきましたか
猫の一匹も仕留めきれない力で「イスカンダル大王に次ぐ」とは、大きく出たものですね
偽神の力が強大でも、使い手があなたでは宝の持ち腐れと見えます

それに、肝心のオリンポスの残滓にも問題があるはずですよ
あなたは最悪死んでもよい実験台として、不完全な方法で残滓と融合したのですからね

不完全である、との主張への反論として敵が力を得た方法を語るのを誘いましょう


 受けた傷は深い。骨は砕け、焼け爛れた肉は炭化しているところさえある。
 それでもエイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は気丈にも、海面に槍を突き立てて握る手に力を込めた。体重をそちらに預けるしかないが、それでもしっかりと脚を踏ん張り、立つ。
 海中から手が飛び出した。アッタロスは船縁に手をかけ、その身を持ち上げる。
 大きく深呼吸したエイレーネは悠然と……それを装って……敵将が甲板に立つのを見守った。
「ようやく海底の散歩から戻ってきましたか」
「ははは、まぐれというのは恐ろしいものだ。私のようなイスカンダル大王に次ぐ力の持ち主であっても、時には不覚を取る」
 その言葉にエイレーネは鼻を鳴らし、
「猫の1匹も仕留めきれない力で、大きく出たものですね。偽神の力が強大でも、使い手があなたでは宝の持ち腐れと見えます」
「そうだね。戦う前に、お礼を言っておかないと」
「礼だと?」
 視線を向けられたシエルシーシャ・クリスタ(水妖の巫・g01847)は、「そう」と頷く。
「お前が精鋭を連れて行ったから、ペルガモンの攻略は楽に進んだ。
 お前が精兵を残さなかったから、ロクな部下のいないクラテロスも被害なく倒せた。
 お前がまともな将を置かなかったから、カルケドンも簡単に落とせた。
 お前が呑気に舟遊びをしてくれるから、ビザンチウムの精兵も自分から出てきて、この有り様」
「んんん! んまぁまぁまぁまぁ!」
 ヴェルチ・アリ(GE-■■・SOL■■×××・g03614)が、咳払いしつつ慌ててシエルシーシャの袖を引く。
「シエル落ち着いて。容赦ない、容赦なさすぎる!」
「そう? でも実際、こいつひとりがいてくれただけで、このあたりの攻略はすごく捗った。
 イスカンダルの大事な戦力を削るのに、ものすごく貢献してくれてとても嬉しい。
 どうもありがとう」
 と、ヴェルチの制止など意にも介さず、慇懃に頭を下げた。
 アッタロスは顔を歪めはしたものの、
「私がおらぬと、この有り様ということよ。情けない奴らだ。やはり、私こそ大王様に次ぐ勇士ということであろう」
 と、嘯いた。ディアボロスたちを歯牙にもかけず、それゆえに泰然とした態度を見せている。
「ふぅん? 私たちにはすごく役に立ってくれてるけど、それで大王の役には立ててるの?」
「シエル。もうちょっとなんというか、手心というか……うん。ね? 相手が何であれ、あんまり言うべきじゃないコトってあると思うの」
 ヴェルチはそう言いつつ、もはや諦め気味にかぶりを振る。
「役にだと? 当然だ。私はイスカンダル大王に次ぐ、重要な役割を果たしているとも!」
「戦力として? 冗談キツイよ。アンティパトロスのような文官まで出陣していた『断頭革命グランダルメ』にも、連れて行ってもらえなかったのに」
「うむ。私の武勇を大王にお見せする機会がなかったのは、無念なことだ。
 しかし、私にはそやつらとは比べ物にならぬ重要な役割があるからな。この街の要塞化もそうだが、それ以上に『プロメテウスの炎』を使いこなせるのは私だけだからな!」
 アッタロスは得意げに、炎を燃え上がらせる。
「……実際、その炎は凄いものだと思うけどね」
 ヴェルチは口元を曲げ、
「ねぇアッタロス。その炎、実際どうしたの? あんたはそれを手に入れて強くなったと言ってるけど。
 あんた、武勇を誇る割に、いや誇るからこそか? とにかく、イスカンダル大王から大事にされてる。今回も、前からもそうらしいじゃないか」
「誇らしいことだ。さすが、大王に次ぐ勇士」
「そーいうのいいから。
 大事にされてる理由……その炎って、扱いにくいんじゃないか? 文字通り、制御不能になっちゃうヤバいやつとか……?」
「肝心のオリンポスの残滓にも、問題はあるのではありませんか?。
 あなたは最悪死んでもよい実験台として、融合させられたのでは? いったいどのようにしてその力を得たのです?」
 と、エイレーネも問うた。 
 エイレーネの頭には、断片の王たるイスカンダルが、『アーレスの玉座』で亜人どもにオリンポスの力を与えるという懸念がある。その方法がわかれば、阻止できる可能性は上がるかもしれない。
 しかしアッタロスは大笑する。
「実験台などと、とんでもない。どのようにだと? ならば聞かせてやろう。大王は並み居るジェネラルたちの中で私だけがこれを扱うことができると仰せになり、その場で手ずからこの炎をお与えになったのだ。 
 私はその栄誉に胸が打ち震え、必ずや大王を至尊の位につけんと決意を新たにし……!」
「いえ、そういうことではなく……」
 エイレーネは顔をしかめた。儀式の方法でも聞ければよかったのだが、誇らしさで満たされていたアッタロスは、その詳細を気にしてはいなかったらしい。
「無論、大王がお使いになる『ゼウスの雷』は別であるが、それを除いた他のクロノオブジェクトなど、この炎に比べれば大したものではない」
「でもけっきょく、他人の力だよね。玩具もらってはしゃいでると、大王の役に立てるの?
 イマイチ、利用する方法を自分で発見できるような顔には見えないし……」
 シエルシーシャはことさら冷淡な目を向けるが、自尊の極みであるアッタロスに、その皮肉は通じない。
「ははは。確かに、この力の真価は大王より聞かされたものだが」
「そこんとこ詳しく聞きたいな。戦のエキスパートらしい大王様から、どういうの聞いたの?」
 と、ヴェルチが前のめりになる。
「ほら、そういうのを知っといた方が、武勇も誇りやすいだろうし……」
「ははは、確かに『プロメテウスの炎』は武器としても素晴らしいが……私だけが『プロメテウスの炎』を賜ったということは、大王は私に『ファロスの光』を設けよと仰せになったということだ!
 数合わせの文官どもなどとは、わけが違う。文武ともに大王をお支えするのが、この私よ!」
「それは、どういう……!」
 顔色を変えるディアボロスたち。
 しかしそのとき、アッタロスの乗っていた船が激戦の影響もあり、沈み始めた。アッタロスは傍を漂っていた軍船に飛び移り、
「いつまでも問答もあるまい。さぁ、次にこの炎で焼かれたいのは誰だ!」
 と、ディアボロスたちを睥睨した。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
効果2【ダメージアップ】がLV6になった!
【能力値アップ】がLV5になった!

シル・ウィンディア
アンゼリカさん(g02672)と共に対峙するよ。
ディフェンス指定:アンゼリカさん(g02672)

一個軍団の力、ね。
強いのは間違いないだろうね。実際一対一とかじゃ勝てないと思うし。
でも、わたし達は個であなたと戦うわけじゃないんだ。
…ディアボロスとして、しっかりお相手してあげるっ!

水面走行で海上をダッシュで移動し、アッタロスを挟み込むようにして動くね。
挟撃の位置を取ると見せかけつつ、パラドクス通信で合図を送ってから攻撃。できれば敵の背後を取ってから攻撃を仕掛けたいけど、相手が誘いに乗らない時はわたしの方からアッタロスに攻撃を仕掛けるよ。

使うのは十芒星精霊収束砲。
出し惜しみなし…。
これがわたしの全力全開だよ。
遠慮せずにもってけーーーっ!!

敵の反撃や攻撃に対しては、パラドクス発動時に発現する光の翼で体を覆って防御。
ガードアップはこのために重ねているのっ!
致命傷じゃなきゃ何とでもなるっ!

これが絆の力。
個の力じゃない、みんなで積み重ねた力の結晶だよ。
…あなたが押されている理由はただそれだけだから。


アンゼリカ・レンブラント
相棒のシル(g01415)をディフェンスし共に戦うよ!

酷く自信家だね
でもそうした亜人の将達をディアボロスは次々に攻略し
今お前にも痛打を与えてのけた!

海を水面走行を駆使しダッシュで移動し、
アッタロスをシルと挟み込む形で間合いを詰める
初動は此方からは仕掛けず、相手が動いたところを
私かシルのどちらかが背後を取り攻撃を狙いたいけど

敵が誘いに乗らない時は、シルが攻撃するのに重ね波状攻撃の形で斬りこむよ
振るうは私の最大火力の光焔剣
出し惜しみなんてない
私のありったけを…受け取れぇーっ!
能力値アップ等で向上した身体能力で叩き込むよ
みんなで重ねた残留効果は決して裏切らないんだ

叩き込んだ後は、相手の反撃を盾と障壁で、それから腹筋とガードアップの恩恵で、根性で!
しっかり凌いでそのまま近接戦を続ける

わかるまい!奪った力をひけらかし、先に戦った仲間を情けないと蔑み、
己のみを誇示するお前に、私達が培ってきた絆の力は!

みんなの想いと、心の光よ、今最大まで輝き勝利を掴め
全身全霊の《神焔収束斬》を叩き込み両断を狙うよぉ!


飛鳥・遊里
【動力甲冑装備で出撃】

大した力だ。けどさ、俺にはどうにも分不相応な力に【使われてる】ように見えるんだけどな?確かめてみるか?

【バトルスパナ】と【防弾シールド】を構え、水面走行で正面から突撃…と見せかけて【エアライド】を駆使してヤツの周りをバッタみたいに飛び回りながらバトルスパナで叩きまくる。これは相手の動きの癖を観察するためと、ヤツの頭に血を登らせミスを誘発させて隙を作るのが目的だ

決定的な隙を見出したら、バトルスパナを投棄し、その手に電撃エネルギーをチャージし【轟雷撃】の発動準備。この際、動力甲冑に【操作会得】を使用。製作者の思念…つまり俺自身の思念を動力甲冑に上乗せし機能を向上させ、敵の攻撃と反撃に対応できるようにする

【自分自身】という唯一無二の力すら満足に使いこなせず、奪った力に頼り切った大馬鹿野郎に、最大最強の一撃を見せてやるよ!

シールドを前方に構えながら最大速度で体当たりを敢行、シールドで抑え込みながらヤツの頭を鷲掴みにし、そのおめでたい頭に【轟雷撃】を最大出力で叩き込む!


凍雲・雪那
エイレーネ、さん……っ!?
――落ち着、け。この怒りも、焦りも、全て殺意に変えて、今は腹の内に沈めるべし。
抑えろ、抑えろよ、ボク。
解き放つのは、奴を捉えたその瞬間、だ。

海面スレスレを【飛翔】で飛行。【水中適応】も発動し、水中に落下したアッタロスを追撃する準備を整える。
突撃後、味方が作った隙を更に抉じ開けるが如く、パラドクスを発動。溜め込んだ【殺気】を全開で叩き込んで強引に動きを止め、或いは鈍らせる。
【未来予測】も併用して、確実なタイミングを狙い撃つよ。

加速は無意味。如何なる速度を以てしても、パラドクスとは必中故に。
撒き散らされる炎も、ボクの斬撃を止める事、能わず。
【エアライド】で最適な移動経路を見出し、いざ吶喊。

さあ、これなるは雷霆殺し。猛き雷セレウコスに痛打を刻みし、我が執念の大斬刀。
喰らってくたばれアッタロス!
いざ、天壌無窮の果てまでも――ぶった斬れろォ!!!


ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!

奪った力を「私の力」だなんて、面白いこと言うじゃない!
だいたいディアボロスに押されているようじゃ、そのご自慢の力も大した事ないかもしれないわね!
まあ、どうにせよ此処でアナタはラストステージよ!

とはいえ、ジェネラル級の力は侮れないわ!
アタシは【飛翔】で大きく動き回って、空から攻撃していこうかしら!
上からの攻撃と、レゾネイトで挑発することで敵の気を逸らすのが目的ね!

ほらほら、ご自慢の『プロメテウス』の力はどうしたのかしら?
『プロメテウス』が弱いのか、それともアナタ自身が弱いだけ?
そんなんじゃ何時まで経ってもアタシたちは倒せないわよ!

敵の炎はアイスシールドと【ガードアップ】に頼ってなんとか耐えるわ!
ダメージを負っても、笑顔は忘れないわよ!
そんな炎、痛くも痒くも熱くもないんだから!

味方の攻撃で敵の気が逸れたら、こっちからも攻撃よ!
「高速詠唱」からの【熱狂と湧然の四元光芒!】!
「全力魔法」で叩き込んであげる!

自分の力を磨いてきたアタシ達に、奪った力なんて通用しないわ!


伏見・逸
(連携アドリブ歓迎)(味方は苗字呼び)
必要に応じ、味方をディフェンス

…あんまり調子に乗るんじゃねえぞ、てめえ。潰されてえか。
そうじゃねえ、って言われても容赦しねえがな
(具体的に言葉には出さないが、味方の負傷を見て頭に血が上っている)
潰されるか、砕かれるか、ぶった斬られるか。どれが好みだ?

【水面走行】を使わせて貰っての水上戦
必要に応じて【パラドクス通信】を借り、周囲の味方と情報を共有し連携。互いの隙や死角をできるだけ減らすように心掛ける
攻撃は【禍竜の雷霆】。【エアライド】を交えた立体的な動きから、長ドスや蹴りを叩き込む
【命中アップ】【ダメージアップ】の力も借りて、より効率よく敵の体力を削る
敵に張り付き、声掛けで挑発。敵の視野と行動の選択肢を狭め、味方が攻撃する為の隙を作る

敵の攻撃は武器や翼で受けるか、残留効果を借りた一時的な【飛翔】で回避にかかる
【ガードアップ】も利用して消耗を抑えるが、基本的に自分の負傷は気にせず
「味方の消耗を抑える」「できるだけ手早く敵を倒す」事を重視し、攻撃を優先する


フミラ・ヴィグリーノ
連携アドリブ可
随分な自信家です事・・・・引き際を誤るくらいにはプライドが高いようですね。
とは言え実力は確かですか。逃がさないように確実に仕留めましょうか。
【水面走行】で水上を漂いながら【パラドクス通信】に耳を傾けてタイミングを伺いましょう。相手の死角に回り込みながらタイミングを計り
皆様の攻撃に合わせて高速詠唱、全力魔法の一撃で吹き飛ばしてあげます!
相手の炎の翼は結界術で受け止めながら身を捻って直撃を回避して少しでも被害を減らしましょう。
背を見せて逃げるほうがましな時もあると思わなかったのが貴方の敗因です。
まぁ、悔やむ暇もないでしょうが


呉守・晶
ハッ!戦いではイスカンダル大王に次ぐNo2だぁ?随分と大きく出たもんだな!
神話の大英雄を名乗ったヘラクレスやアキレウス、そいつらと比べても上だと言えるのか?
まぁ言うんだろうな。だが、今のそのザマで吠えられてもなぁ?

そう挑発はしても油断はしねぇぞ
プロメテウスの力を使う。それで自慢するのは情けねぇ奴だとは思うが大雑把に考えてジェネラル級2体分の力があると思えば慢心するのも理解できるからな
だからこそ、弱者としてその隙を突かせてもらうぜ!

魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して巨大な牙と口のような異形の大剣に変異させつつ【水面歩行】で突っ込むぞ
【未来予測】で炎の剣を振りあげたり巨大化させる前兆を見せた瞬間に力強く跳んで【エアライド】で方向転換や再加速したり【飛翔】で移動速度を変えたりして振り下ろしの一撃のタイミングを外させてやる!仮に完全に避けきれずとも致命傷や剣持つ右腕が無事ならそれでいい!
そのまま炎の剣を振り下ろした隙を突いて叩き斬る!
その傲慢と慢心のツケを払いな!喰い破れ、アークイーター!


ヴェルチ・アリ
シエル(g01847)と共に参加。



…こうして色々、言いたいことは言ったけどさ。こっちだって、そっちにはやられちゃってるんだ。そして、僕の目的は変わってないし、これからも変わらない。

お前に、その炎は、勿体ないの一言に尽きる。
寄越せ。お前の、その炎を。原初の火、天よりもたらされた、その焔を…!!!


【エアライド】と【フライトドローン】を使い、ドローンを足場として機能させることで、回避行動に役立てる。
【未来予測】と【パラドクス通信】を使い、周囲の味方、特にシエルと連携し、確実に相手に攻撃を命中させる。
【火炎使い】を使い、相手の炎を上回る火力で焼き尽くし、燃やし熔かす。

シエルへの攻撃はカバーリングし、呪詛操作の邪魔はさせない様に。

元よりそれは、武を誇るだけの焔にあらず。人の灯、知恵の火だ。
お前の炎は、俺の炎を超えられない。
お前の炎は、シエルの呪詛を、焼き払えない。


貰い受ける。
火炎の槍で貫いた後、相手の内部にある炎を、手で掴んで引きずり出そうとする。


アドリブ、絡みを歓迎します。


シエルシーシャ・クリスタ
アドリブ・連携は歓迎、ヴェルチ(g03614)と一緒に参加
カバーリングもする

正直、強い。言うだけの事はあるよ。

それだけ強いのに頭が残念とか、大王もさぞ扱いに困っただろうね。
命令は曲解する。そもそも言ってもいない事をする。ペラでも散々怒られてきたんじゃない?
その全部が悪い方に転がった。私たちが既にここまで来てるのは大王の計算外だよ。頭を抱えるだろうね。

そしてお前は軍を置いてきたから、ここで死ぬ。
お前が一個軍団に匹敵するとしても、私たちはグランダルメ制圧軍を叩き潰してきた。もっと警戒すべきだったね。
お前自身の油断、傲慢、浅慮がお前を殺すんだよ。


海から甲板から、呪詛の『手』を伸ばす。ヴェルチが上なら私は下だね。
敵の剣戟は可能な限り、避け、盾や武器で受け逸らし、なんだったら自分から吹き飛んで、とにかく直撃を避けてダメージを抑える。
私の姿勢は『手』には関係ない。だから守りだけを考える。
その『手』からは逃げられない。その『手』は焼き切れない。お前が海を乾せない限り。
どこまででも縋り付き、命を啜るよ。


クロエ・アルニティコス
まさか、この期に及んで生きて帰れるとでも思っているんですか?
お前に次の戦いなどありません。

「お前が亜人であること」を除いたとして……お前の罪は3つあります。
1つ、背のそれが人間に火と叡智を授けた偉大なる神の名を騙っていること。
2つ、それに勝っただけのお前が偉大なる神の炎を使役できるなどという思い上がりをしたこと。
3つ。私の大切な人を傷つけたこと。
神々へと捧げるため、私のため……お前は殺します。

トリカブトの種を触媒に【ヘカテー・アコニタム】を使用、冥府の女神ヘカテーへと祈りを捧げ、一時的にこの身を女神の代行者とします。

敵の背後に冥府の門を開き、飛び回ろうとする敵を冥府の門より伸びる腕で抑えつけ、生命力を奪い取って抵抗する力を奪いそのまま冥府へと引きずり込みましょう。
こちらへと放たれる炎は守護の青薔薇で軽減し、炎で焼かれるよりも先に、敵を撃破しきることを狙います。

お前が真に神々を越えられるというならば、冥府も恐れることはないでしょう。
そうでないならば……そのまま永遠に奈落の底で暮らしなさい。


 問答を終えたエイレーネは、緊張の糸が緩んだように膝をついた。
「エイレーネ、さん……ッ!」
 凍雲・雪那(報仇雪恨の皓巫姫・g07783)が慌てて駆け寄る。
 たしかに傷は深いが、致命傷ではない。新宿島に戻れば回復するだろう。帰還する彼女を見送った雪那は、敵将・アッタロスを振り返って睨みつける。
 そこには怒りが、そして同時に焦りが渦巻いていたが、
「……落ち着、け」
 激情にかられてはいけない。すべてを殺意に変えて、今は腹の中に沈めるのだ。
「抑えろ……抑えろよ、ボク」
 その傍らで伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)も眉間に深々と皺を刻み、
「……あんまり調子に乗るんじゃねぇぞ、てめぇ。潰されてぇか?」
 と、凄んだ。
「そうじゃねぇって言われても、容赦はしねぇがな!」
「容赦しないだと? 戦いとなればイスカンダル大王に次ぐ私を前に、容赦しないと言ったか?
 ははは、愚か者どもは力量の差さえわからぬ!」
 哄笑しつつ、迎え撃つアッタロス。その言葉に、
「ハッ!」
 と、鼻を鳴らしたのは呉守・晶(TSデーモン・g04119)である。
「魔剣『アークイーター』、第二封印解除。変異開始、コード捕食剣『貪リ喰ラウモノ』ッ!」
 晶は魔晶剣『アークイーター』の封印を一部解除し、敵将を覗き込んだ。
「ずいぶんと大きく出たもんだな! 神話の大英雄を名乗ったヘラクレスやアキレウス、そいつらと比べても上だと言えるのか?」
「そうとも。ヘラクレスらも、なかなかにやる。が、やはり大王の信任がもっとも厚く、頼みとされておるのは私よ!」
「ほざけ」
「まぁ、やはりそう言うんだろうな!」
 逸は竜の翼を大きく広げて跳び、抜き放った『長ドス』を叩きつけた。封印を解かれた晶の剣も、異形の大剣と化して敵将に喰らいつかんと襲いかかる。
 敵将が振るった炎の剣が、逸の刃とぶつかり合う。そこから敵将はさらに剣を突きこんで、晶の剣を弾いた。
「ち」
 炎の熱に炙られた晶は舌打ちをしつつも、
「だが、今のそのザマで吠えられてもなぁ?」
 と、肩をすくめる。
 ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は腰に手を当てて胸を張り、自信に満ち溢れた表情で敵将を「見下す」。
「そうよね。奪った力を『私の力』だなんて、面白いこと言うじゃない!
 でもディアボロスに押されているようじゃ、そのご自慢の力も大したことないかもしれないわね!」
「ひどく自信家のようだけれど。でも、そうした亜人の将たちを私たちディアボロスは次々に攻略し、今! お前にも痛打を与えてのけた!」
 そしてアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は、「よくもその細腕で」と思えるほどに分厚い大剣を片手で持ち上げ、敵将に突きつけた。
 ところが敵将は首を傾げ、怪訝そうな顔をしている。
「その傷よ、傷!」
 ソラがしびれを切らし、エイレーネとクロエがつけた傷を指さした。しかし敵将は、
「こんなものはただのマグレ、ちょっとした私の油断よ。その傷を、そこまで喜ぶとはな。哀れな奴らだ!」
 アッタロスは哄笑し、炎の剣、そして翼。2つの炎を燃え上がらせながら襲いかかってきた。
 炎の剣はアンゼリカの大剣とぶつかり合い、互いに正面から相手を見据えながら押し合う。一旦退いたのは、アンゼリカの方であった。
「ははは、一個軍団にも匹敵するこの私が、たかだか10人程度のディアボロスで止められるものか!」
「ずいぶんな自信家ですこと……引き際を誤るくらいには、プライドが高いようですね」
 と、フミラ・ヴィグリーノ(未踏の沃野・g09477)は嗤笑しつつ愛用の杖を強く握る。必要とあらば打ち合うことさえ出来る、重厚な造りの杖である。
「でも正直、強い。言うだけのことはあるよ」
「そうね。実際、1対1じゃとうてい勝てないと思うし」
 シエルシーシャ・クリスタ(水妖の巫・g01847)の頷きに、シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)も同意するしかない。
「一個軍団の力……本当にそれくらいはあるかもしれないね。
 でも、わたしたちは個であなたと戦うわけじゃないんだッ!」
 と、シルは白銀の長杖を構えて水面を蹴る。
「いろいろ言いたいことは言ったけどさ。こっちだって、そっちにはやられちゃってるんだ。僕の目的は変わってないし、これからも変わらない!」
 ヴェルチ・アリ(GE-■■・SOL■■×××・g03614)の両手が、炎を発した。それは、2本の槍となる。

 激しく燃える敵将の炎は、離れていてもこちらの身を焦がす。
「大した力だ」
 全身を動力甲冑に包んだ飛鳥・遊里(リサイクラー・g00512)は、感嘆の声を漏らした。その右手には長柄の『バトルスパナ』そして左手には『防弾シールド』を構え、激しく波飛沫を立てながら突進する。
「けどさ、俺にはどうにも分不相応な力に『使われてる』ように見えるんだけどな?」
「それは、お前の目が節穴だということよ!」
「だったら、確かめてみるか?」
「小癪なッ!」
 敵将の剣が遊里の肩を割る……かに見えた瞬間、遊里は大きく横に跳躍した。敵将の剣はそれを追って、大きく横に薙ぎ払われる。しかし着地点に遊里の姿はない。彼は空中を蹴って、さらに向きを変えていた。
「くらえッ!」
 渾身の力でスパナを振り下ろす。スパナは敵将のこめかみを打った。
「ははは、効かぬ!」
 敵将は笑いながらも怒りを露わに、さらに剣を叩きつけてくる。遊里がまた、跳ぶ。そしてスパナが、腰を打つ。
 効かぬのも道理、遊里が振るっているスパナはパラドクスによるものではないからである。しかし、遊里はその「攻撃」を繰り返す。
「いい加減、鬱陶しいぞ!」
 周りを跳び回る遊里に耐えかねたか、敵将は大きく剣を振り回した後、それを横薙ぎにした。襲いかかった炎が遊里の胴を焼く。
「く……!」
「下がりな」
 よろめく遊里の前に、逸が飛び出した。
「呉守」
「わかってる。突っ込むぞ!」
 逸と晶とが、海面を蹴って敵将に躍りかかる。
「よい的よ!」
 アッタロスはそれを迎え撃ち、炎の剣を振り上げた。すると剣は数倍にも大きさを増し、ふたりに向かって叩きつけられた。
「来るッ!」
 それが振り上げられようとしたときには、すでに晶は叫んでいた。それに逸も応じている。
 ふたりはかろうじて左右に跳び、恐るべき炎から逃れる。炎の熱は海水さえ一瞬で蒸発させ、海面が割れたようにさえ見えた。
「次は両断してくれる!」
 それでもふたりは恐れなど見せず、宙を蹴ってさらに跳ぶ。逸は高く、そして晶は低く。
「『プロメテウス』の炎を自慢するのは情ねぇ奴だとは思うが。
 大雑把に数えてジェネラル級2体分の力があると思えば、慢心するのも理解できるからな。
 だからこそ、弱者として隙を突かせてもらうぜ!」
 晶の大剣は巨大な牙と口を持つ異形の怪物と変じ、アッタロスの肩に喰らいついた。
「ぐぬッ!」
 薙ぎ払われた炎の剣が晶の脇腹を焼くが、
「剣を持つ右腕が無事なら、それでいい!」
 晶は激痛に顔をしかめながらも、剣を手放さなかった。
「傲慢と慢心のツケを払いな! 喰い破れ、アークイーターッ!」
「ぐおおッ!」
 異形の牙が、敵将の肉を引き裂く。
「潰されるか、砕かれるか、ぶッた斬られるか……どれが好みだ?」
 上からは逸が襲いかかる。表情は憮然としたままだが、仲間が重傷を負わされたことで、血が登っていた。しかし、その血は荒れ狂うことなく「いかに敵を屠るか」を冷たく見据えている。
「砕けて裂けて、塵にでもなれ!」
 叩きつけた蹴りは、雷霆の響きのように海峡に轟いた。その衝撃は、骨の1本や2本は砕いたであろう。
 それでも、
「効かぬ、効かぬ!」
 逸を跳ね飛ばしたアッタロスは嘯き、怒鳴り声を上げた。
 逸は翼を広げて空中でくるりと体勢を立て直し、
「痩せ我慢に見えるがな」
 と、口の端を持ち上げる。
「黙れッ!」
 小癪なディアボロスにその報いを与えんと、アッタロスは大剣を大きく振り回したのちに叩きつけようとした。
「そこだッ!」
 隙を見た遊里が、スパナを投げ捨てて一直線に飛び込んでくる。
「自分自身という唯一無二の力すら満足に使いこなせず、奪った力に頼り切った大馬鹿野郎に、最大最強の一撃を見せてやるよ……Dischargeッ!」
 シールドを前方に構えたまま、遊里は敵将に体当たりを敢行した。その瞬間に、叩きつけたシールドから発した超高電圧が敵将を焼き払う。
「うおお……!」
 甲板から吹き飛ばされた敵将は、叫び声を上げながら海中に没した。

 アッタロスの大きな水柱とほとんど同時に、小さなそれが起こる。
 雪那である。
 雪那はすぐさま海中に飛び込んで敵を追った。仲間たちが作った隙を、さらに抉じ開けんと。
 腹の中に沈めた怒りをぶつけるときは、今、ここである。
「さぁ、これなるは雷霆殺し。猛き雷セレウコスに痛打を刻みし、我が執念の大斬刀……!」
 放たれた雪那の殺気は、剛勇を誇る敵将さえも一瞬たじろがせた。雪那の魔力はさらに膨張し、蒼氷の巨剣を生み出す。
 しかし膨大な魔力は彼女自身の肉体さえも傷つけ、剣を握る手の血管はあちこちが裂け、海には血が漂った。
「この私が……気圧されるはずがない!」
 敵将は海中でありながらも炎の翼を広げ、爆発的に加速して雪那へと迫る。だが雪那はそれを正面から見据え、
「加速は無意味、いかなる速度をもってしても、パラドクスとは必中ゆえに!」
 敵将の動きを追い、剣を振り上げる。
「撒き散らされる炎とて、ボクの斬撃を止めること能わず……喰らってくたばれ、アッタロス!
 いざ、天壌無窮の果てまでも……ぶッた斬れろォッ!」
 振り下ろされた剣は狙いを違わず、敵将の肩に食い込んだ。
 だが、美しく輝く炎もまた雪那に襲いかかる。劫火は一瞬にして海水を沸き立たせ、爆発を起こした。雪那の体が、海上に打ち上げられる。
 雪那の剣は、立ち塞がるあらゆる障害とともに敵を両断するという。襲い来る炎もそのひとつであったか、雪那は幾多の火傷を負いつつもすぐに身を起こした。直撃していれば、この程度では済まなかったろうが……。
 飛び散った火の粉をしばらく眺めていたヴェルチは、またしても船に這い上がってきた敵将を見据え、
「お前にその炎は、『勿体ない』の一言に尽きる」
 と、口をへの字に曲げた。
「なんだと?」
「もとよりそれは、武を誇るだけの焔にあらず。人の灯、知恵の火だ。
 寄越せ。お前の、その炎を。原初の火、天よりもたらされた、その焔を……ッ!」
「ぬかせ。確かにこれは、武を誇るためだけのものではない。我々亜人にとって実に有用なもの。
 それだけに、私こそがふさわしいのだ! ディアボロスなど、そこらの燃えさしで遊んでおれ!」
 敵将は高々と笑い、火の粉を振り撒きながら加速する。
 ヴェルチは舌打ちしつつ、後ろに呼びかけた。
「シエル!」
「わかってる。ヴェルチが上なら、私は下だね」
 【フライトドローン】を足場に、ヴェルチが跳んだ。ならばとシエルシーシャは、甲板へと飛び移る。
「ぬおおッ!」
 敵将は炎の大剣を縦横無尽に振るい、シエルシーシャに打ち掛かる
 砕け壊れた数しれぬ砕片は呪詛によって繋ぎ固められ、シエルシーシャの手元で盾となる。名付けるならば、『割盾ヒルズ』。
 シエルシーシャはかろうじて大剣を避け、あるいは盾で打ち払った。とはいえ、それも時間の問題ではあろうが。
 苦戦しつつもシエルシーシャは、
「それだけ強いのに頭が残念とか、大王もさぞ扱いに困っただろうね」
 と、嘲笑を浮かべた。
「なにッ!」
「だって、ね。命令は曲解する、そもそも言ってないこともする……ペラでも、さんざん怒られてきたんじゃない?」
「むむむ……?」
「気づいてないのが、また凄いね。
 とにかく、お前のやったことの全部が悪い方に転がった。私たちがすでにここまで来てるのは、大王の計算外だよ。きっと頭を抱えてるだろうね」
「黙れッ!」
 薙ぎ払われた剣が、盾ごとシエルシーシャの腕を焼く。シエルシーシャは叩きつけられた勢いのまま跳び下がって、船縁にもたれかかった。
「シエル!」
 追撃しようとするアッタロスに、ヴェルチは炎の槍を投じた。敵将の剣と槍とがぶつかり合い、激しく炎が散る。
 舌打ちしつつ一歩退いたアッタロスは、
「貴様らに、大王様のお心がわかろうか!
 大王様は私の手を取ってこの炎をお与えになり、『頼みにしている』と仰ったのだ」
 と、見得を切った。
「……果たして、それは武勇を褒めてのことか、どうか」
 戦列に復帰したクロエ・アルニティコス(妖花の魔女・g08917)が、かぶりを振る。
 確かにアッタロスは油断のならぬ強敵だが、これまでディアボロスが戦ってきたイスカンダルの将どもと比べて強敵か、ジェネラル級2体を相手にするような、イスカンダル大王に次ぐ剛勇かと言うと……そこまでとは思わない。ディアボロスたちは負傷しながらも、敵将にも少なからぬ傷を負わせている。
 イスカンダル大王が頼みにしているのは、むしろ武勇ではなく……。
 ディアボロスたちの思考を遮るように、
「大王様のお側に戻れば、私がどれだけ頼みにされているかわかるであろうよ!」
 と、アッタロスは大笑する。
 しかしクロエは、
「まさか、この期に及んで生きて帰れるとでも、思ってるんですか?」
 クロエは敵将の眼前に、3本の指を立てた手を突きつける。
「お前に次の戦いなど、ありません。
 『亜人であること』を除いたとして……お前の罪は3つあります」
 彼女にとってこの『蹂躙戦記イスカンダル』は故郷である。それを踏みにじった亜人どもへの憎しみは、存在さえ許せぬ程に深い。
「ひとつ、人間に火と叡智を授けた偉大なる神の名を騙っているということ。
 ふたつ、偉大なる神の炎を使役できるなどという思い上がりをしたこと。
 そしてみっつ……」
 クロエは懐に逆の手を差し込み、そこからトリカブトの種子を取り出した。
「……私の大切な人を傷つけたこと。
 神々へと捧げるため、私のため……お前は殺します」
「できるものか! 私は一個軍団にも匹敵する、随一の猛将よ!」
「お前が一個軍団に匹敵するとしても……」
 シエルシーシャが身を起こす。
 彼らディアボロスは、『断頭革命グランダルメ』奪還戦でも、その軍団を叩き潰してきたのだ。恐れることはない。
「それなのにお前は、その軍さえ置いてきた。もっと警戒すべきだったね……お前自身の油断、傲慢、浅慮がお前を殺すんだよ」
「よくも回る舌だッ!」
 激昂したアッタロスが、剣を振り上げた。
 しかしその剣鋒が迫るよりも早く、
「ナックラヴィー、呪え、縋れ、啜れ」
「種子に宿るは我が復讐、狂い咲け『ヘカテー・アコニタム』!」
 アッタロスを囲んで、無数の腕が伸びる。
 一群はシエルシーシャの呪具に封じられた水妖、海辺の死を象徴するナックラヴィーの呪詛であり。
 もう一群は、昏い復讐心と投じたトリカブトの種子を触媒にして、冥府の女神の代行者となったクロエが開いた『冥府の門』から生じたものである。
「えぇい!」
 敵将は炎の剣でそれらを打ち払うも、無数の水たまり……呪詛のみを通す『門』から這い出てきた水妖の手は、触れただけでアッタロスの活力を啜り上げていく。
「その『手』からは逃げられない。その『手』は焼ききれない。お前が海を乾かせない限り」
 そして無数の手は、門の中、すなわち冥府へとアッタロスを引き込もうとした。
「お前が真に神々を超えられると言うならば……冥府も恐れることはないでしょう。
 そうでないならば……そのまま永遠に奈落の底で暮らしなさい」
「うおお、うおおおおおッ!」
 自信過剰な敵将だが、その声はさすがに引きつったものに聞こえた。それでも敵将は炎を倍以上に燃え上がらせ、無数の手を薙ぎ払いながら踏みとどまった。
「消し炭となれッ!」
「ッ!」
 クロエが身につけた『守護の青薔薇』が結界を発し、炎を受け止める。
「ヴェルチ!」
 シエルシーシャは再び『手』を放ち、敵将を牽制した。その隙に、ヴェルチが上から躍りかかる。
「お前の炎を上回る火力で焼き尽くし、溶かしてやる!」
 ヴェルチが投じた槍が、アッタロスの太ももを貫いた。叩きつけられた槍は爆炎を生み出し、串刺しにしたまま敵将の身を焼いていく。
 槍はもう1本。そちらは、脇腹に食い込んだ。
「炎よ、焼き払えッ!」
「ぐおお……ッ!」
「お前の炎は、俺の炎を超えられない。お前の炎は、シエルの呪詛を焼き払えない。
 ……貰い受けるッ!」
 ヴェルチは手を伸ばして、敵将の内部で燃え盛る炎を掴み取ろうとした。
「貴様らごときに、イスカンダル大王より賜りし炎が扱えてなるものか! この私こそ、資格を持つ者なのだ!」
 アッタロスは炎をさらに燃え上がらせ、その手を振り払う。そして、
「この程度の攻撃で悦に入るとは……雑魚どもめ!」
 と、ディアボロスたちを睥睨した。

 しかし、
「あれあれー? そんなこと言って、アナタの炎はそんな程度?」
 と、ソラは上空から笑いながら挑発する。拡声杖『レゾネイト』を通したその声は、ボイストレーニングを積んでいる甲斐もあって、風の音、炎が船を焼いていく音に包まれた中でもよく響いた。
「小賢しい蝿め!」
 アッタロスは翼を広げて跳躍し、小生意気な娘を焼き払わんとするが、ソラは笑いながら飛び回り攻撃を避けていく。
「ほらほら、ご自慢の『プロメテウス』の力はどうしたのかしら? その程度?」
「ちッ!」
 美しく輝く炎が、ソラのすぐ横を突き抜けた。毛先を焦がされたソラはびっしょりと冷や汗をかきつつも挑発的な笑顔を崩さない。
「『プロメテウス』が弱いのか、それともアナタ自身が弱いだけ? そんなんじゃ、いつまでたってもアタシたちは倒せないわよ!」
「ほざけ!」
 アッタロスは炎の剣を改めて構え直したが、その炎は心持ち勢いを弱めているようにも見える。
「貴様らごとき、全力を出す必要もないということよ!」
「どこまでも自信過剰な方ですね……」
 フミラが小首をかしげて笑う。吐き出された息が艶めかしい。
「ですが、背を見せて逃げるほうがマシなときもある……そう思わなかったのが、貴方の敗因です」
 重い杖を抱えながら、水上を駆けるフミラ。
「自分の力を磨いてきたアタシたちに、奪った力なんて通用しないわ!」
「わたしたちは、個であなたと戦うわけじゃないんだ。わたしたちが持つ、絆の力……ディアボロスとして、しっかりお相手してあげるッ!」
 ソラとシルが、それぞれの杖を構えて敵将に突きつけた。
 敵将はふたりを見据えて、炎の翼を広げる。
「シル……ッ!」
 アンゼリカはその身を案じながらも、その逆、敵将の背後を取るように駆けた。
「世界を司る六界の精霊たちよ、宇宙に集いし天体の守護者たちよ……ッ!」
 6つの属性がぶつかりあった際に、膨大な消滅エネルギーが生じるという。シルはそれを純粋な魔力として形成し、魔法陣でそれを増幅させていく。
 シルの背には一対の光の翼が生じ、ふわりと彼女を包んだ。それが、敵の炎をいくぶん和らげたが、それでも灼熱がシルの全身に襲いかかる。シルは顔をしかめつつも、
「……致命傷じゃなきゃ、なんとでもなるッ!」
 と、詠唱を止めない。
 炎はソラにも襲いかかったが、
「そんな炎、痛くも痒くも熱くもないんだから!」
 と、笑顔を見せて強がった。
 杖を天に掲げると、上空には魔法陣が出現する。
 詠唱が終わったのは、フミラが一番早かった。
「逃げなかったことを悔やむ暇もなく……全力魔法の一撃で吹き飛ばしてあげます!」
 フミラが描き出した魔法陣から、おびただしい魔力が奔流となって溢れ出た。その激流は海峡の潮の流れさえ逆流させるかのようで、時を遡っていくような錯覚を覚える。
「ぐ、ぐぬぬ……」
 そのせいでもあるまいが、魔力に貫かれたアッタロスの炎も、まるで幼子のような弱々しさに見えた。
 一瞬遅れて、
「過去と未来を繋ぐ時よ、集いて力となり全てを撃ち抜きし虹光となれッ!
 出し惜しみなし……これがわたしの全力全開だよ。遠慮せずに、もってけーッ!」
「これはアタシのとっておき! 4つの力、まとめて一気に喰らいなさいッ!」
 シルの放った膨大な魔力が、凄まじい反動を生む。彼女を包んでいた翼が大きく広がって、それを押し留めた。
 ソラの背後からは間欠泉のように水柱が立つ。四大元素のなかでも、特に水の魔力が強く現れて水源を生んだのである。
 二筋の魔力は、それがあまりにも膨大であるがゆえに直視できない光芒となって、互いに干渉し合って捻れながら敵将に襲いかかった。
「ぐああ……!」
 その閃光の中に敵将は消えた……かに思えたが、
「この私が不覚を取るなど……ありえんッ!」
 敵将はまだ倒れず、剣を振り上げた。
「させるものかッ!」
 だが、満身創痍のアッタロスの動きは鈍い。アンゼリカが、その背後から躍りかかる。渾身の力で叩きつけた大剣が、炎の剣を弾き飛ばした。
「わかるまい! 奪った力をひけらかし、先に戦った仲間を情けないと蔑み、己のみを誇示するお前には。
 私たちが培ってきた、絆の力は!」
 オーラと魔力が込められたアンゼリカの剣が、眩い光を放つ。
「裁きの光と共に輝け、生命の焔よ! みんなの想いと心の光よ、いま最大まで輝き、勝利をつかめ!
 受け取れ、私のありッたけをーッ!」
 全身全霊を込めた刃は敵将の肩から食い込んで、その身を両断しつつ脇腹まで抜けた。

「やった……!」
 アンゼリカは肩で息をしながら、歓声を上げる仲間たちを振り返った。
 すると、足元で息絶えたはずのアッタロスの炎が勢いを増す。
 いや、それはアッタロスのものではなく、『プロメテウス』の炎である。
 燃え上がった炎の中に、朧気ながら顔が浮かんでいた。
 顔は微かに口の端を持ち上げ、
「この愚か者から、やっと解放された。……感謝する」
 それだけを言い残し、顔は炎とともに消滅した。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【断末魔動画】LV2が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
【水源】LV1が発生!
【エアライド】がLV3になった!
【クリーニング】LV1が発生!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
【トラップ生成】がLV3になった!
【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV6になった!
【先行率アップ】がLV3になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV8になった!
【ドレイン】がLV4になった!
【リザレクション】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年08月02日
宿敵 『アッタロス』を撃破!

ボスポラス海峡、アッタロス撃破作戦

 ヨーロッパとアジアの境界の都市「イスタンブール」の東側、古代都市カルケドンの要塞は、ディアボロスの迅速な攻撃により、ジェネラル級亜人『アッタロス』の帰還前に制圧できました。
 これにより、カルケドンを経由してペルガモンに撤退しようとする、アッタロスを奇襲して撃破する作戦が実行可能となります。
 アッタロスは、速度を優先したためか、軍勢から先行し、供回りの配下のみを連れて「イスタンブール」の西側、ビザンチウムからカルケドンに向かっているので、その中間点であるボスポラス海峡で、アッタロスを奇襲攻撃し撃破を目指しましょう。

 ディアボロスが戦闘を開始すると、ビザンチウムから、アッタロスを救援する為の大軍が送り込まれてくるので、その対応も重要となるでしょう。

アッタロス

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選択肢『アッタロスとの会話』のルール

 ジェネラル級亜人『アッタロス』との会話を行います。
 アッタロスは戦闘力こそ高いものの自信過剰で思慮が足りず、危機感に欠けています。
 ストレートに質問するだけでは真偽不明の情報を回答されて終わるでしょうが、褒めたたえる、挑発するなど、会話の流れを工夫することで、情報を引き出す事は可能だと思われます。

 ただし残念ながら、アッタロスが信じている『正しい情報』は、その正確性に疑問がある為、引き出した情報が正しいかどうかの保証はありません。
 あくまで、『アッタロスがそう思っていただけ』の情報である事を忘れず、参考程度に留めるようにしてください。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

※補足
 ギガントマキアのジェネラル級オリンポス『プロメテウス』の残滓は、意志を保つだけのエネルギーが無いため、会話などは行えません。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『👿または👾で出現する敵との会話に専念する。戦闘行動は行わない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『オークファランクス兵』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾ビザンチウムからの増援の阻止『アルテミス・アーチャー』のルール

 アッタロスを救援するためにビザンチウムから派遣される救援部隊を阻止します。
 救援部隊の阻止を行えなかった場合、撃破したアッタロスに逃走されてしまう可能性が高くなります。
 敵は、ビザンチウムから海峡に向け攻め込んでくるので、海岸付近で迎撃する事で有利に戦えるかもしれません。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【撃破】この選択肢の🔵が👑に達した状態で、シナリオが成功で完結すると、宿敵を完全に撃破できる。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿ボスポラス海峡の決戦『アッタロス』のルール

 ビザンチウムからカルケドンに向かう、ジェネラル級亜人『アッタロス』を、ボスポラス海峡で奇襲、決戦を挑みます。
 アッタロスは、自分の力を過信している為、取り巻きだけを連れて身軽に移動していますが、いざ戦闘となれば、アッタロスの身を守るために、ビザンチウムから大軍の救援部隊が派遣されてくる為、アッタロスに確実にとどめを刺す為には、援軍への対応が必須となるでしょう。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「シメオン・グランツ」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。