リプレイ
ピオニア・フィングストローゼ
全く、獣人姿の風上にも置けない連中ですね
誇り無き獣にやる餌はありません
知能が低く、女子供を好むならば
嘘も演技も挑発も、色仕掛けも活用しましょう
時間を稼がなければなりません
軍勢の前に姿を現し、肢体を見せつけてから、驚いたように悲鳴を上げて逃げてみせます
村から回り道させるよう駆けます
奴隷狩りなら、獲物は逃げる方が良いでしょう
樹や隠れる場所を辿りながら、鬼ごっこを引き延ばします
【狼変身】で狭い場所を潜り、また変身を解きます
ですが、音を立てたり、人の姿を見せたり、いずれ捕まる距離にしておきます
亜人達が迫ってきたら、振り返って挑発します
あなた達は、女一人物にできないのですか?
思ったよりもオコサマのようですね
私は、強い雄ならば喜んで従います
あなた達の中に、強い雄はいないのですか?
問いかけて、仲間割れを誘いましょう
あなたは小さくて弱そうなのでお呼びではありません
こちらの雄は見るからに強そうですね。この方ならばいいですよ
リュカーオーンには腕を組んで色仕掛けし、他のゴブリンに不満を抱かせ統率を乱しましょう
呉守・晶
チッ、此処にきてイスカンダルからの侵略かよ
そういや亜人はその特性上、他ディヴィジョンを攻め続けねぇと先細りするしかねぇんだからリグ・ヴェータ侵攻が頓挫したら残る隣接するディヴィジョンのロマノフに来るのは当然といえば当然だったか……アルタンウルクは論外だろうしな
だが、ディヴィジョン境界の霧が発生するとは……ロマノフの排斥力が想像以上に落ちてるのか?
鼻が利いて狡賢いゴブリン共か、だが生後間もなく経験も少なく知能も低いか……狡賢くて知能の低い馬鹿とは矛盾してる気がせんでもないが
【トラップ生成】でブービートラップを仕掛けていくぞ。非殺傷でも足を引っかけて転ばすワイヤーや、ちょっと落とし穴とか、進軍を遅延させる方法は幾らでもある
あとはまぁ、汗拭いたタオルとかを罠に傍に置いて俺の匂いに釣られて敵が罠にかかりやすくなるようにしとくぞ……身体は女だからな、アヴァタール級もトループス級も鼻が利くなら引っ掛かってくれるだろ
なんなら俺自身を囮にしてもいいしな……いい気はしないが一般人の安全には変えられんからな
●
「チッ、此処にきてイスカンダルからの侵略かよ」
呉守・晶(TSデーモン・g04119)は敵の進行が亜人の集団と聞いて悪態をつく。
「そういや亜人はその特性上、他ディヴィジョンを攻め続けねぇと先細りするしかねぇんだからリグ・ヴェータ侵攻が頓挫したら残る隣接するディヴィジョンのロマノフに来るのは当然といえば当然だったか……アルタンウルクは論外だろうしな」
地図上の勢力図を思い浮かべながら晶は状況を推察していく。
「だが、ディヴィジョン境界の霧が発生するとは……ロマノフの排斥力が想像以上に落ちてるのか?」
「全く、獣人姿の風上にも置けない連中ですね。誇り無き獣にやる餌はありません」
そこにピオニア・フィングストローゼ(一凛華・g11346)も合流する。
ウェアウルフのピオニアとしては、狼男のような風体の亜人の集団のボスに文句があるようだ。
「知能が低く、女子供を好むならば嘘も演技も挑発も、色仕掛けも活用しましょう。時間を稼がなければなりません」
「うげ、色仕掛けか……鼻が利いて狡賢いゴブリン共か、だが生後間もなく経験も少なく知能も低いか……狡賢くて知能の低い馬鹿とは矛盾してる気がせんでもないが」
「狡賢いのは性格や性質でしょう」
「ああ、馬鹿は馬鹿なのか」
そして二人は亜人の奴隷狩りゴブリンの集団の元へとすぐさま駆けつける。
『ヒャッハー!男は殺して、女は奪え! ヒャッハー』
『男は殺して、女は奪えぇ!』
村の方へと向かって騒ぎたてながら進んでいるところであった。
明らかに油断しきっており、自分たちの蹂躙の時間を楽しみにしている様子だった。
「あんなに大騒ぎしていたらすぐに見つけられましたね」
「よし。遅延作戦開始だ」
ピオニアと晶は頷き合うとそれぞれ行動を開始する。
まずはピオニアが……。
「きゃあああっ!!!」
軍勢の前に姿を現し、敢えて驚いたように悲鳴を上げて見せる。
しかもその際に露出度が高い和装風味の下から敢えて肢体を見せつけるようにして煽っていく。
『おぉっ!?女だぁ!ヒャッハー!』
『ヒャッハー!ついてるぜぇ!』
ゴブリンたちはピオニアの姿に大興奮。
オレが捕まえて孕ませるんだと、ピオニアの元へと駆け寄ってこようとする。
「いやー、助けてー……と、この程度でいいでしょう」
ゴブリンたちが自分に狙いを定めて動き出したのを確認するとピオニアはすぐさま反転。
森の方へと逃げ出すと村から回り道するように駆けていく。
「奴隷狩りなら、獲物は逃げる方が良いでしょう?」
『ヒャッハー!おれもついに女が手に入るぜぇ!』
『あれはおれが孕ませるぜぇ!』
思惑通りにゴブリンたちはピオニアに釣られて森の中に侵入してきて……一斉に転んだ。
『うげっ!?』
『あんっ!?なんじゃこりゃあ!』
(トラップ生成っと、ワイヤーだよ)
実は森の中は晶が使った【トラップ生成】によって仕掛けられた罠だらけ。
非殺傷な罠しか作れないが、進軍を遅らせるだけであるならば幾らでも方法はあるのだ。
「あなた達は、女一人物にできないのですか?思ったよりもオコサマのようですね」
「そ、そうだぜ!」
そしてそこに罠があるからと引き返さないように、ピオニアと晶が絶妙に近いがすぐには寄れない程度の距離で姿を現して挑発する。
「私は、強い雄ならば喜んで従います。あなた達の中に、強い雄はいないのですか?」
「そ、そうだぜ!……えっ!?」
罠に嵌めるため、一般人の安全のため、逃がさないように自分自身も囮にしてもいいと思って一緒に並んでいた晶も流れで同調する。
『ヒャッハー!おれ、つよい!おまえ、はらます!』
『ヒャッハー!ならおれ、もうひとり、貰う!』
女の匂いを直に感じ取ったゴブリンたちがそれぞれピオニアと晶を指しながらおっ立てて立ち上がる。
『リュカオーンさまぁ!いいですよねぇ!』
『ヒャッハー!当たり前だぜ!捕まえたヤツのモンだぁ!』
『ヒャッハー!』
そこに遂に亜人の群れのボスであるリュカオーンまでやってきた。
「それでは、このあとは……」
「おう。あのデカいのは任せたぜ」
ゴブリンたちが迫って来るのを見計らってピオニアと晶は揃って反転。
姿を樹に隠した瞬間に、狼変身を用いて人では通れない狭い場所を潜り身を低くしながら素早く移動する。
『ヒャッハー!ここだぁうひゃああっ!?』
先頭のゴブリンが先程まで二人のいた場所に辿り着くとそこには落とし穴が!
『ヒャッハー!隠れてもムダだぜ!おれたちは鼻がきく、うひゃああっ!?』
人が隠れられそうな茂みへと飛び込んだゴブリンはそこに置いてあった晶の汗を拭いたタオルに鼻を突っ込んだまま吊り上げられた。
「あなたたちでは小さくて弱そうなのでお呼びではありません。こちらの雄は見るからに強そうですね。この方ならばいいですよ」
そこに人の姿に戻ったピオニアが挑発してくる。
『ヒャッハー!だったらお前はオレが孕ませてやるぜぇ!』
『リュカオーンさまぁ!おれ、おれが孕ませる!』
ピオニアの色仕掛けによって、集団による狩りではなく亜人同士の競争へと変貌した事で完全に統率がなくなった。
各ゴブリンやリュカオーンが好き放題に追いかけて来る。
「バラバラで来るならこっちのもんだぜ」
しかしここはトラップ地帯。
狼変身で相手の思わぬ道を通って身を低くしながら移動し、相手の鼻は匂いの沁みついた布をばら撒くことで誤魔化し、二人は十分に時間を稼ぐのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狼変身】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
八千草・実
手が空いてたらて事ですさかい、お手伝いしますえ
こないな活動なら、うちにもできますやろ。がんばりますえ
遅滞戦術はお任せしましょ
うちは住民さんらに声をかけて、避難させますなぁ
運搬能力がいるなら、【フライトドローン】を仰山呼び出しましょ
これに移動が大変なお人らをのせていきますなぁ
病人さんや、足腰の悪いお人はいますやろか?
そういうお人らを探してのせながら、ドローンに命令を出して、一台ずつ動かしていくよ
当面亜人さんらに見つからへんような場所に運んだり、荷馬車を出してくれる人がいやはったら、そこまで運んでいって、乗せてもらいましょ
こわい亜人さんが、すぐそこまで来てますのや
けど、みんなで逃げたら大丈夫ですえ
走れるお人らは、子供さんや知ってる人をみんな連れて逃げていって
移動しにくいお人らがいたら教えて
元気のあるお人には、こっちも手伝ってほしいんよ
集落からできるだけ離れて、隠れててくださいな
最後の一人が逃げられるまで付き添いますえ
うちは置いていったりせぇへんよ
そう言うたら…大天使て聞いたことあります?
●
「手が空いてたらて事ですさかい、お手伝いしますえ。こないな活動なら、うちにもできますやろ。がんばりますえ」
八千草・実(温室の管理者・g05182)は依頼の話を聞くと救援に来てくれた。
「遅滞戦術はお任せしましょ。うちは住民さんらに声をかけて、避難させますなぁ」
のんびりおっとりとした口調ながらも、やる事をはっきりと決めた実は迷いなく進めていく。
「こわい亜人さんが、すぐそこまで来てますのや。けど、みんなで逃げたら大丈夫ですえ」
村に着くと住人を狙った存在がやってくる事を説明し、避難誘導を始める。
突然の話ではあるが、今までのディアボロスの活動もあって比較的素直に避難に応じてくれる。
「走れるお人らは、子供さんや知ってる人をみんな連れて逃げていって。移動しにくいお人らがいたら教えて」
運搬能力がいるならと実はフライトドローンを呼び出し活用する。
「病人さんや、足腰の悪いお人はいますやろか?1人ずつになりますけど、このドローンに乗せて運びますえ」
1人ずつという制限はあるものの、実の命令で簡単な移動は出来るドローンは非常によく働いた。
「元気のあるお人には、こっちも手伝ってほしいんよ」
実本人も手をかしながら、ドローンに乗せるのは他にも比較的元気な大人に手伝ってもらい、準備が出来たら運搬させる。
それに避難場所までいくのではなく、荷馬車を出してくれる人がいたのでそこまでの移動に使うなら大量に出したドローンは往復ではなく片道のみで使い捨てていけばかなり時間を短縮できた。
「集落からできるだけ離れて、隠れててくださいな。最後の一人が逃げられるまで付き添いますえ。うちは置いていったりせぇへんよ」
急ぎながらも実がゆったりした雰囲気で話しかけ続けることで慌てすぎるような事態にもならずに住人の避難は順調に進んでいくのであった。
「そう言うたら……大天使て聞いたことあります?」
そして荷台と一緒に運んでいる最中に、実はしれっと情報収集もこなそうとする。
「大天使?いや、このあたりでは、そのような話は聞いていない」
「いや、俺は聞いた事あるぜ!ウクライナでそんなヤツが現れたって話だ」
「へえそうなんやなあ。おおきになあ」
ジェネラル級ヴァンパイア『鮮血総主教ティーホン』が気にしていた大天使だが……。
どうも、いるにはいるようなのではあるが、それ程この地では馴染みはなさそうであった。
「それやと、別に新しいジェネラル級の大天使がいはる訳でもなさそうやですなあ」
もしジェネラル級程の敵が動いていならばもっと大きな話になっているはず……と実は推測できる情報をまとめるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
とりあえずもう少し避難を手伝う必要がありそうかしら?
先に来た仲間がだいぶ避難はさせてくれてるわね。
【猫変身】で猫になってどこかに隠れてる人たちがいないか探しておこうか。
逃げ遅れた人たちがもしいたら説得して一緒に他の人たちが逃げたところへ避難させないとね
最後まで全員逃げたか確認は怠らず逃げながら大天使の話をより詳しく知ってる人がいないか探してみる
もしいれば知ってる範囲、話せる範囲でいいから詳細を教えてほしい事を話してみる。
もちろん、避難が優先ではあるから情報集めは安全が確保できたタイミングで行っていく
●
「とりあえずもう少し避難を手伝う必要がありそうかしら?」
桜・姫恋(苺姫・g03043)は亜人の集団が来るという予定の村に逃げ遅れた人がいないか確認しに回る。
「先に来た仲間がだいぶ避難はさせてくれてるわね」
避難誘導は上手く行っていたようで姫恋が見ても大部分が移動済み。
少なくとも大きな通りや目立つ場所には人の気配はなくなっていた。
「【猫変身】で猫になってどこかに隠れてる人たちがいないか探しておこうか」
みょんとふかふかのネコの姿に変身すると姫恋は人だと通りにくい場所も素通りしていく。
すると、案の定逃げ遅れていた人を発見するに至った。
「ここに居たら危ないよ。一緒に逃げよう」
家の中に残っていたのは子供だった。
どうやら隠れてそのまま出遅れてしまったようだった。
姫恋が人型に戻って優しく声をかけると、子供も素直に言う事を聞いてくれた。
「さ、一緒に他の人たちが逃げたところへ避難しようね」
もう時間も残り少ないので、姫恋は子供を抱き上げると避難を開始する。
他にも逃げ遅れた人はいないか最後まで全員逃げたか確認は怠らず、無事に残っていた村人も送り届ける事に成功したのであった。
「あ、そうだ。知ってればいいんだけど。大天使ってみたことない?」
「だいてんし……?」
「そうそう。こう、私みたいのじゃなくて鳥の羽根が背中に生えてる人たちね」
その後、避難先で姫恋は大天使の情報をより詳しく調査してみた。
断片的な情報ばかりであったが、そこで分かったのはやはり大天使の目撃情報はあれども大きな活動はしている訳ではなさそうと言う事だった。
「うーん。たぶん、骸運びのブネの配下の大天使かなぁ。それか漂着してふらふらしてるのだけ、かなぁ」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【猫変身】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
ピオニア・フィングストローゼ
成果は上々ですね、よく釣れました
人参を目の前にぶら下げられた馬のようですね
ディアボロスの仲間と、けしからぬゴブリン共を退治しましょう
連携をとり、有利に戦います
ルナティックファングで攻撃です
瞬発力で踏み切り、ダッシュで一気に間合いを詰めて≪流麗銀爪≫で切り裂きます
駆け抜けてすぐに距離をとり
反撃の鎖をぶん回してきましたら
鉤爪で鎖を絡め取って、飛んでくる首輪を逸らします
首輪に捕まった場合は、こちらから距離を詰めて反撃です
根本の方で鎖を斬りましょう
腕を斬った方が速いかもしれません
仲間と同じゴブリンを狙い、撃破していきます
村の方へ視線を向けて
「あっ、女達はうまく逃げだしているようですね!」
よそ見をすればザックリです
挑発して隙を作りましょう
本当にオコサマだったようですね
そんな調子では、人間の女にも指さして笑われてしまいますよ
女子供にしてやられる気分はどうですか?
怒って一直線に向かってきたら、【トラップ生成】の落とし穴へ
すかさず鉤爪でサックリです
狩りは力と敏捷と美しさです
あなたたちの狩りは力だけですね
桜・姫恋
連携・アドリブ歓迎
さて、住民たちの避難は終わったわ
後は亜人たちが来るのを待つだけね
住人が残した服を借り念の為村人を装いゴブリンたちを油断させようとしておく。
また念には念を入れ【トラップ生成】と《罠使い》で自身の周りにトラップを作成しゴブリンたちが完全には近づけないように備えておく
もし、ゴブリンたちが騙されて近づいてきたら【契約召喚】にて大天使を呼び出す。
もし、大天使を認識していたりしたら少しは戸惑うかしら?
油断を誘ったところで大天使の放つ魔法でイチコロよね?
ある程度暴れてたら異変を感じた親玉も出てくるはずよね?
こんな若造のようなゴブリンになんて負けないわよ?
あなた達の浅はかな考えなんてお見通しよ?
生憎住人たちにはあなた達が来る前に全員避難してもらってる。
ここにいるのは亜人のお前たちとお前たちを狩りに来たディアボロスだけよ?
とゴブリンたちを煽り自身の周りに仕掛けた罠に敵を誘い込む
折角作ったからね。発動しないのも悲しいからね。
どう?これが本物の狩りよ?
又平・衣玖
遅れましたね。遅延作戦と避難誘導には間に合いませんでしたが、此処からは私も力をお貸しします
これはまた、ゴブリンらしいゴブリン達ですね
ふふっ、捕まったら薄い本が厚くなりそうですね
とりあえずは残留効果の【トラップ生成】をお借りして、物陰に私の洗濯前の下着なんかを餌として置いて罠を仕掛けていきますね
一度に大勢に襲い掛かられると流石厳しいので、こうやって数を分散しておきます
そうして、部隊からはぐれた個体に【傾国の妖女(タブー・ビッチ)】で誘惑して抱きしめてあげますよ
うふふっ、いいですよ?アナタになら首輪を付けられても……でも、私がアナタの奴隷になっても他のゴブリン達は私を奪おうとするかもしれませんね?
それに、私は強い男が好きなんです。だから、アナタが強いところを見せてくれたら……たぁ~ぷりイイコトしてあげますし、アナタの子を産んでもいいですよ?
ですから、アナタの女である私を奪おうとする悪いゴブリン達を倒してくれますか?
という風に誘惑して同士討ちをするように仕向けちゃいますね。いい夢見れましたか?
呉守・晶
アドリブ&連携歓迎
ふぅ、俺らが時間稼いでるうちに住民達の避難誘導は無事終わったみたいだな
これで後顧の憂いなく戦えるな……あとはこの亜人共ぶっ潰すだけだな!
大体よぉ、ヒャッハーとかテメェらは昭和の不良か世紀末の悪漢か?
ヤンキーデーモン共を思い出すが……あいつらだってテメェらに比べればまだマシだったのかもな
ともかく、変わらず汗拭いたタオルや【トラップ生成】で翻弄しつつ確実にこの害獣どもを処理していくぜ
魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して刀身を自由自在に操れる無数の鋼糸に変異させるぞ。でもって、トラップ生成の非殺傷罠に殺傷性抜群のアークイーターの鋼糸を混ぜてやる。どうせ罠では死なないと油断したバカはそれでお終いだろ
うぉっと!首輪をぶん投げてくるなよ
仮に避けきれずに、首輪付けられても「ご主人様ぁ♪」……なんて絶対服従の奴隷になると思ったら大間違いだ!
反撃で奴隷化されたように見せた一瞬の隙で巻き付けた鋼糸でバラバラに切り刻んで解体してから、不快気に首輪外して地面に叩きつけてから踏みつけてやる!
●
「さて、住民たちの避難は終わったわ」
「ふぅ、俺らが時間稼いでるうちに住民達の避難誘導は無事終わったみたいだな」
最後の一人まで住人の避難を行っていた桜・姫恋(苺姫・g03043)が確認を終えると、丁度遅延作戦を行っていたメンバーも村に到達するところであった。
「これで後顧の憂いなく戦えるな……あとはこの亜人共ぶっ潰すだけだな!」
「後は亜人たちが来るのを待つだけね」
呉守・晶(TSデーモン・g04119)は振り切ってきたゴブリンの集団が追って来るを待ち構えてパン、と拳と掌を当てる。
姫恋も戦いに向けて闘志を高めていく。
「遅れましたね。遅延作戦と避難誘導には間に合いませんでしたが、此処からは私も力をお貸しします」
「共にけしからぬゴブリン共を退治しましょう」
そこに又平・衣玖(お色気デーモンシスター・g09547)やピオニア・フィングストローゼ(一凛華・g11346)も合流し、4人の美しきディアボロスたちは戦いに挑むのだった。
『ヒャッハー!男は殺し、女は奪え!』
『ヒャッハー!こっちに、いい女どもの匂いがするぜー!』
「成果は上々ですね、よく釣れました。人参を目の前にぶら下げられた馬のようですね」
「これはまた、ゴブリンらしいゴブリン達ですね。ふふっ、捕まったら薄い本が厚くなりそうですね」
作戦通りに晶のお尻やピオニアの尻尾を追いかけてゴブリンたちがやってきたのを確認するとそれぞれ動き始める。
「とりあえず、一度に大勢に襲い掛かられると流石厳しいので数を分散させましょう」
「相手は鼻が利くって話だからな。さっきも上手くいったし今回も汗拭いたタオルを使って誘導して罠でも仕掛けようぜ」
「成程。それでは私は洗濯前の下着なんかを餌として置いて罠を仕掛けていきますね」
「そりゃあいい……下着ぃっ!?」
衣玖は飄々とした様子でシスター服の下からかなり際どい下着を盗り出すとそれを吊るして罠を張る。
晶も同じように、いや全然違うけど、汗を拭いたタオルを使って誘導できるように村の奥まった通路に配置したりする。
「ともかく、変わらずやトラップ生成で翻弄しつつ確実にこの害獣どもを処理していくぜ」
「罠に誘導されなかったけしからぬゴブリン共は私たちで退治しましょう」
「あんな若造のようなゴブリンになんて負けないわよ?」
ピオニアと姫恋も戦いやすい広い場所で迎撃準備を行う。
そして遂に奴隷狩りゴブリンたちがやってくる。
『ヒャッハー!女だ女だぁ!こっちから女の匂いがするぜぇー!』
『ヒャッハー!こっちからするぜぇー!』
案の定、ゴブリンたちは二手に分かれて進軍していく。
先に接敵したのは、罠を張っていた衣玖と晶の組み。
『ヒャッハー!ここだぁ!』
「ほんとに学習しねぇんだな」
下着とタオルに顔を突っ込んで、そのまま紐に引っ掛かってすっころんだゴブリンたちに晶は呆れた顔をする。
当然、それはトラップ生成によって作り出した罠である。
「いまですね」
「細キ散ラスモノっ!」
罠で態勢を崩した隙をついて二人はパラドクスを展開する。
『ヒャッハー!今度こそ女だぁ!』
『ヒャッハー!略奪だぁ!』
しかし当然ゴブリン側も反撃を繰り出してくる。
罠で転げた状態であったがそれでも鎖付きの首輪を投げつけて来る。
「うぉっ!?」
「あんっ」
避けようとした晶であったが意外と狙いは正確で二人の首にはゴブリンの首輪が嵌まってしまう。
そしてその瞬間に略奪の力が働き、絶対服従の奴隷に堕とす衝撃が二人の身体に走る。
「うわぁぁっ!?」
「んんんっ」
身体を仰け反らせると動きを止めてしまい、どさりとゴブリンたちの足元に倒れ伏してしまう二人。
『ヒャッハー!上玉の奴隷を手に入れたぜー!』
『ヒャッハー!おれが、孕ませるぜー!』
ゴブリンたちは鎖をぐいと引っ張って二人を引き寄せる。
「ご主人様ぁ♪」
「うふふっ、いいですよ?アナタになら首輪を付けられても……」
首輪をつけられた晶と衣玖はトロンとした目でゴブリンの元へといってしまう。
特に衣玖は引き寄せられるがままにゴブリンの元へいくと自然な流れでその豊満な胸にゴブリンを抱きしめそっと囁く。
「……でも、私がアナタの奴隷になっても他のゴブリン達は私を奪おうとするかもしれませんね?」
『ヒャッハー!……ハ?』
その言葉は、色香は、パラドクスの力を伴ってゴブリンの脳内に浸透していく。
「それに、私は強い男が好きなんです。だから、アナタが強いところを見せてくれたら……たぁ~ぷりイイコトしてあげますし、アナタの子を産んでもいいですよ?」
『お、お、おれ、はらます!!!』
すっかり衣玖の囁きに捕らわれたゴブリンがびくりと反応する。
「ですから、アナタの女である私を奪おうとする悪いゴブリン達を倒してくれますか?」
『ヒャッハー!』
『ぎゃふっ!?』
衣玖にたぶらかされたゴブリンは仲間を殴った。
「ご主人様ぁ♪……なんて絶対服従の奴隷になると思ったら大間違いだ!」
そして首輪を嵌められ奴隷化されたように見えた晶はぶちりと首輪を破って地面に叩きつけて踏みつけると己の剣の柄を振るう。
いつのまにか刀身がなくなっていたその剣は、無数の鋼糸になっておりゴブリンたちを包んで、刻む!
「大体よぉ、ヒャッハーとかテメェらは昭和の不良か世紀末の悪漢か?ヤンキーデーモン共を思い出すが……あいつらだってテメェらに比べればまだマシだったのかもな」
「ふふっいい夢見れましたか?」
こちらもことりと首輪を外した衣玖が笑みを浮かべており、分断されたゴブリンたちはそのまま倒されるのであった。
ところ変わって、別の集団。
下手に匂いに惑わされずにピオニアの尻尾を追いかけていたゴブリンたちも遂に広場に追い詰めていた。
『ヒャッハー!おまえを捕まえておれの子を孕ませてやるぜー!』
ゴブリンたちはピオニアを略奪しようと首輪を構えて来る。
しかしピオニアはそれをちらりと見ると、別の方向へ視線を向けて明るく叫ぶ。
「あっ、女達はうまく逃げだしているようですね!」
『なにぃっ!?』
思わずゴブリンたちは揃ってピオニアの視線の先に顔が向く。
「わ……っ!」
そこにいたのは住人が残した服を借りて村人を装っている姫恋であった。
驚いたような演技をしてみせる。
『ヒャッハー!こいつはおれが孕ませるぜー!』
ディアボロスとの戦いよりも略奪の方が得意で好きなゴブリンたちは村人っぽい姫恋の方へと殺到していく。
「きゃーっ!……なんちゃって」
しかしそれは当然罠。
近寄ってきたゴブリンたちはトラップ生成で作られた紐に引っ掛かって揃ってこける。
『ぎゃふっ!?』
「あなた達の浅はかな考えなんてお見通しよ?生憎住人たちにはあなた達が来る前に全員避難してもらってる。ここにいるのは亜人のお前たちとお前たちを狩りに来たディアボロスだけよ?」
「本当にオコサマだったようですね。そんな調子では、人間の女にも指さして笑われてしまいますよ。女子供にしてやられる気分はどうですか?」
完全に隙を晒しているゴブリンたちに対して姫恋とピオニアは更に挑発していく。
『ぐ、ぐぞぉぉぉ!ゆるさん!絶対にはらます!』
「今ね!契約召喚!出て来た大天使!」
怒りに我を忘れているゴブリンたちに姫恋は大天使を召喚!
そのまま強大な魔法を放たせて焼き払う!
「もし、大天使を認識していたりしたら少しは戸惑うかしらと思ったけど……若すぎて知らないのかしら」
『ぎゃーっ!?』
ゴブリンたちは一気に燃やされ倒されていく。
『ぐ、ぐぞ!せめてお前だけでも!ヒャッハー!』
ピオニアを最前線で追っていたゴブリンだけは大天使の攻撃から免れて、首輪を投げつけて来る。
「んんぅっ」
鉤爪で防ごうとしたピオニアであったが、意外と首輪を投げる技能は高いようで見事に嵌められてしまう。
するとすぐに絶対服従の奴隷に堕とそうとする力が流されそうになるが……。
「ルナティックファング!」
ピオニアはすぐさま首輪を投げたゴブリンへと飛び掛かり距離を詰めて斬撃!
『ぎゃふーっ!?』
相手の腕を斬り落とすと、獣性を解放した連続攻撃でそのまま相手を討ち取る。
「どう?これが本物の狩りよ?ある程度暴れてたら異変を感じた親玉も出てくるはずよね?」
「狩りは力と敏捷と美しさです。あなたたちの狩りは力だけですね」
こうして奴隷狩りゴブリンたちを見事に殲滅するのであった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【狼変身】がLV2になった!
【友達催眠】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
【トラップ生成】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
●
『ヒャッハー!男は殺して、女は奪え! ヒャッハー……って、くそゴブリンども、死んでんじゃねぇか!?』
遅れてやってきたアヴァタール級の亜人、狼人型のリュカオーンは配下が全滅している事に気付いた。
『人間狩りの手際ならあいつらに任せてもいいと思ってたが、まさかディアボロスがいやがったとは!?』
流石に先程までのゴブリン達程の知性の低さはない。
きちんと年を重ねて成長した亜人のようだ。
『こうなりゃオレ様が代わりに女を略奪してきてやるしかねぇな!ヒャッハー!』
ないが、粗暴で直情的な性格のようで、やはり亜人らしく脳みそ筋肉思考っぽかった。
「そうはさせないっす!」
『誰だっ!?』
「メイドっす!」
そこに現れたのはメイド。
そう、メイド姿のベランジェール・シモン(暁月夜の残響・g07433)であった。
「一般人を襲わせるわけにはいかないっすよ!シモンが相手っす!」
周辺の一般人は既に避難済み。
しかしこのリュカオーンは鼻が利く亜人だ。
時間を与えてしまえば、避難先まで辿り着いてしまうだろう。
そうさせないために、ベランジュールはリュカオーンの前に出て来たのである。
『ヒャッハー!いいぜぇ!だったらお前を略奪して孕ませてやるだけだけヒャッハー!』
「うわっす!?」
リュカオーンの咆哮によってベランジュールは吹っ飛ばされてしまう。
「うぅ……メイドなので戦うひとじゃないっす。やっぱり正面切ってクロノヴェーダとやり合うのには向いてないっすね」
ベランジュールはパラパラと落ちる頭に被った埃や塵を払いながらも反撃に出る。
元より彼女の今回の目的は足止め。時間稼ぎ。
ダメージを与えるには越した事はないが、どちらかと言えば一般人の元にいかせないようにするのがメインなのだ。
「だからこれっす!メイド呪法・十六夜(ジュサツ)!」
『ぐおおおっ!?なんじゃこりゃあっ!!』
「狼男にはこれっす!相手の今の状態を満月にしたっす!これからあとは欠けていくのみっすよー!」
それは呪い。
相手を『満月』に。完璧なものへと定義する。
完璧な者に許されるのは、ただ欠けゆくのみ。
メイドはまったく関係ない。
「あとは逃げたり隠れたりしながら戦うっす!」
『ヒャッハー!待てやこりゃぁああ!!!』
「あーーー、危ないっすーっ!!!」
どたんばたんとベランジュールは一般人が避難済みの村の中を駆けまわってリュカオーンを惹きつけるのであった。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【友達催眠】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
レイラ・イグラーナ
メイドです。
冗談です。
一通りの心得はございますが、メイドは本職ではございません。
革命家レイラ・イグラーナ。人民に害を為す者の排除を生業としております。
貴方がたの文化と知性では、ご理解頂けないことも承知しております。
しかし、貴方がたにご理解頂けなかろうと私の成すべきことは変わりません。
女性に見境がないようですし、リュカーオーンの注意を引き付ける役目を買って出ましょう。
【手製奉仕・幻】を使用し、足の速さで撹乱しようとする敵に対し、こちらは巧みなステップで残像を作り出すことで幻惑、敵の周囲を回るようにして撹乱し、戦闘経験の浅い敵を苛立たせて周囲への注意を更に疎かにさせます。
他の復讐者がリュカーオーンの隙を突き攻撃を仕掛けるときには私も合わせて攻撃。死角より【命中アップ】を用いてリュカーオーンの心臓を狙い、銀の針を突き立てます。
私の全ては人民のためにある。
吸血貴族も亜人も、人民に害を為すならば全て排除する、それが革命家としての生き方です。
ピオニア・フィングストローゼ
村人達の後は追わせません
リュカーオーンは村の中で追いかけっこ中ですか
惹きつけてもらったので、仲間を追いかける後背から足音を消しリュカーオーンに飛び掛かって暗夜の一撃、≪流麗銀爪≫を喰らわせます
喜んでください、ハーレムではないですか
ディアボロスの女ばかりですけどね
強い雄には強い雌が似合いです
服従を望むなら、力を示す事です
隙のある限り、連撃を喰らわせます
反撃の脚力で攪乱してきましたら、スピード勝負ですね
鋭い牙に注意して、噛みつかれないようにします
捕まりそうな瞬間に、地面に膝を折って「参りました」と言います
ですが、こちらにばかり気を取られていて良いのですか?
仲間に隙を突いてもらいます
おや、群れでの狩りが逆転しましたね
連携、アドリブ歓迎します
又平・衣玖
アドリブ歓迎
あら、ゴブリンだけではなくアヴァタール級も鼻が利くのですね
それにも目も沢山あるように見えますね。どちらも獲物を捕らえる為のものでしょうか?
その目と鼻の本来の使い道がなんにせよ、お望みの女を略奪することはもう不可能ですよ。私達がそれを許しませんから
ただ、最後に少しだけ良い思いをさせてあげますね?
【傾国の妖女(タブー・ビッチ)】で誘惑しますね
腕を振り上げて爪で引き裂いてくるのを紙一重で避けて、わざと戦闘用修道服が際どく破かれるようにして、振り下ろされた腕にしな垂れかかって胸で挟むように抱えますよ
あんっ、先程のゴブリン達よりもずっと逞しい方ですね。素敵です
他の女に目移りなんてしないで、私を見てください。それとも私では不満ですか?
狼王の爪を使おうとすれば腕にしがみ付いて胸を押し付け、狼王の牙には走り出す前に男性の大事な部分を手で擦ったり、狼王の咆哮には顔をこちらに向けさせて頬に口付けしたりして誘惑して味方への攻撃を妨害してみますよ
私に意識を向けさせて注意力散漫にしてみせます
桜・姫恋
アドリブ・連携歓迎
さて、残すはお前だけ
ゴブリンたちは倒したわよ?
女が好きなら私の出番かしらね?
サキュバスとして相手を誘惑するのは得意分野よ?
必要であればリュカオーンを惹き付けて皆の攻撃する隙を作るわ
ある程度仲間たちが攻撃を始めたらリュカオーンから離れこちらも攻撃態勢へ
桜の花びらを生み出し自身の血を混ぜた紅い桜の花びらをリュカオーンに向けて放っていく
お前の血は美味しいのかしらね?
私の花びらたちの栄養となるがいいわ?
お前はここで死ぬのよ?
避難した村人たちには手を出させない!
私達の力をとくと思い知りなさい
●
「リュカーオーンは村の中で追いかけっこ中ですか」
ピオニア・フィングストローゼ(一凛華・g11346)は同じディアボロスの仲間が惹きつけてくれたリュカーオーンが未だに村の中を探っているのを見る。
どうやら一般人のいる避難場所を探るよりも目の前にいるディアボロスを狩る方が好みのようだった。
しかし、放置していてはいつあの嗅覚で探り当ててしまうかわからない。
ピオニアは先に戦っていたディアボロスが戦線を離脱したのを確認すると、代わりに気配を消してリュカーオーンの元へと近寄っていく。
そして十分に近づいたところで、後ろから飛び掛かると……暗夜の一撃!
「村人達の後は追わせません」
『ぐはぁっ!?誰だぁ!?』
リュカーオーンは突然の奇襲に腕を振るいながら振り向く。
すでに飛び去っているピオニア。
代わりに立っていたのは……。
「メイドです」
レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)であった。
『あぁンっ!?またメイドだぁ!?』
先んじて戦っていたディアボロスもまたメイドであったので、リュカーオーンも何かあるのかと一瞬考えそうになったが、所詮は脳みそ筋肉亜人なのでもう忘れていた。
「冗談です。一通りの心得はございますが、メイドは本職ではございません」
礼儀正しくお辞儀をしながら、改めてレイラは名乗る。
「革命家レイラ・イグラーナ。人民に害を為す者の排除を生業としております。貴方がたの文化と知性では、ご理解頂けないことも承知しております。しかし、貴方がたにご理解頂けなかろうと私の成すべきことは変わりません」
『ヒャッハー!お前らがなんであろうが確かに関係ねぇぜー!お前らはオレに略奪されて孕まされるんだからよぉー!』
「その目と鼻の本来の使い道がなんにせよ、お望みの女を略奪することはもう不可能ですよ。私達がそれを許しませんから」
「さて、残すはお前だけ。ゴブリンたちは倒したわよ?」
そこにトループス級を撃破してきた又平・衣玖(お色気デーモンシスター・g09547)と桜・姫恋(苺姫・g03043)も合流するとリュカーオーンを包囲する。
「喜んでください、ハーレムではないですか。ディアボロスの女ばかりですけどね」
「女性に見境がないようですし、リュカーオーンの注意を引き付ける役目を買って出ましょう」
『ヒャッハー!いいぜぇ!まとめて孕ませてやるぜぇ!』
4人対1体という状況になったがリュカーオーンはこの程度であれば戦力的には勝算はあると考え(基本的に時先案内人は相手がそう思うくらいの戦力を投入するような依頼配分にしている)、さらに言えば見目麗しい4人の女性を目の前にして舌なめずりをしていたのだ。
4人もその欲望の視線を感じとってはいたが、一般人のいる避難場所に向かわせないようにそれぞれ女性である事を示しながらもリュカーオーンを逃がさないようにして攻撃を仕掛けていく。
「強い雄には強い雌が似合いです。服従を望むなら、力を示す事です」
「女が好きなら私の出番かしらね?サキュバスとして相手を誘惑するのは得意分野よ?」
「最後に少しだけ良い思いをさせてあげますね?」
そんな彼女たちに対してリュカーオーンも逞しい脚による脚力で跳び回りその牙や爪で反撃してくる。
「スピード勝負ですね」
「それは残像です」
ピオニアとレイラは相手の速度に対して自身も野生のスピードや巧みなステップで対応してみせる。
『ちぃ!ちょこまかとぉ!』
「貴方が言う!?」
『ヒャッハー!だがオレ様にはこっちもあるんだぜー!』
リュカーオーンは筋骨隆々の腕を振り回し鋭い爪による斬撃を周囲にばらまく!
「くっ」
「きゃっ」
「ああっ」
その攻撃にピオニア、姫恋、衣玖が巻き込まれ、紅の着物や戦闘用修道服が際どく破かれ、彼女たちの美しい肌が露になってしまう。
「くぅ……参りました……」
「あんっ、先程のゴブリン達よりもずっと逞しい方ですね。素敵です」
その攻撃を受けてピオニアは地面に膝を折って項垂れ、衣玖は振り下ろされた腕にしな垂れかかって胸で挟むように抱えこむ。
「強いひとって素敵」
それを見て察した姫恋も衣玖とは反対側の腕を取りにいく。
『ヒャッハー!やっとオレ様の凄さが分かったか!安心しな!順番に孕ませてや……』
リュカーオーンは美女3人のしおらしい態度と垣間見える肌色にだらしない笑みを浮かべて動きを止めてしまう。
そこを狙いすました背後からの攻撃が襲い来る。
「ですが、こちらにばかり気を取られていて良いのですか?」
『あ?』
「砂塵の清泉、水面の月光。揺らめく踵が虚を翳す」
レイラが背後よりリュカーオーンの心臓を狙い、銀の針を突き立ててくる。
「私の全ては人民のためにある。吸血貴族も亜人も、人民に害を為すならば全て排除する、それが革命家としての生き方です」
『グォォォ!?て、テメェ!?』
「他の女に目移りなんてしないで、私を見てください。それとも私では不満ですか?」
リュカーオーンは反撃に両腕を振り回そうとしたが、両腕にしがみついた衣玖と姫恋がその邪魔をする。
無論、邪魔だけではすまない。
「うふふっ、戦いなんて止めましょう?」
衣玖の傾国の妖女(タブー・ビッチ)による色仕掛けがリュカーオーンの動きを止めて、その身に殺意と熱愛の矛盾を産み出しダメージを与える。
「お前の血は美味しいのかしらね?私の花びらたちの栄養となるがいいわ?血桜(チザクラ)」
更には姫恋の召喚した血のように真っ赤に染まった桜の花びらがリュカーオーンを襲い、その血を吸い出していく。
『グォォォ!?テメェら、騙しやがったなぁ!?』
「おや、群れでの狩りが逆転しましたね」
「お前はここで死ぬのよ?避難した村人たちには手を出させない!私達の力をとくと思い知りなさい」
すくりと立ち上がったピオニアも鋭い一撃を繰り出し正面からリュカーオーンを鉤爪で裂く。
四方より攻撃を集中されたリュカーオーンはそのまま反撃に出る隙もなく、崩れて散っていくのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【神速反応】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【傀儡】がLV2になった!
【コウモリ変身】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!
【ガードアップ】がLV2になった!